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『好き』
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1:
愛華
2005年1月13日
この日は愛華の運命を変える1日となった
2006-06-28 19:02:00 -
2:
愛華
ミナミの夜は騒がしい。終電が近いのか赤ら顔のサラリーマンやOLが足早に駆け抜けて行く。
『仕事行きたくないなぁ』琴梨が化粧直しをしながら言う。さっきまで飲んでいたのだが今日は0時〜仕事なのだ。仕事は風俗。今日じゃなくても行きたいなんて思ったことは1度もない。でもお金は確実に稼げる。稼ぐと言うのは麻薬みたいなものだ。初めは少しでも嬉しいが日に日に欲が増え、稼いでも稼いでももっとお金が欲しいと思うのだ。2006-06-28 19:05:00 -
3:
愛華
『今日休むぅ?』愛華がだるそうに答える。風俗のメリットは稼げることともう一つ、当日欠勤をしても遅刻をしても罰金もない。
『お金ないし休まれへん』琴梨はマスカラをつけながら答えた。二人は当時れっきとしたホス狂いだった。毎日嫌な思いをして稼ぎその日のうちにホストクラブで使い果たす。1日仕事を休むということはその日はホストクラブに行けないということだ。2006-06-28 19:07:00 -
4:
愛華
『私やっぱ今日はやめとくわ。適当に初回でも行ってくるぅ〜』愛華は仕事に行くのがいつも以上に辛く思えて、とても飲みたい気分だった。
『そっか。店の人に言っとくから又連絡してょ』琴梨は準備をして会計をすまし席をたった。2006-06-28 19:09:00 -
5:
名無しさん
[初回って言ってもどこ行こかなぁ〜何か知らん人としゃべるのも面倒やし帰ろかなぁ〜]
愛華も席をたつ。外に出ると雪が降りそうな位寒くスカートとブーツの間が寒い…
『どこ行くん?』即効ホストが声をかけてきた。2006-06-28 19:10:00 -
6:
愛華
『別に』愛華は冷たく言い放ち歩き始めた。
『飲みに行かん?』
『……』無視をして大通りまで歩く。そのホストはしつこくついてくる。大通りに出てタクを探すが見当たらない。
『はぁ…どこの店?しつこいしタクもおらんし行くわ』愛華は諦めて初回に行くことにした。2006-06-28 19:12:00 -
7:
愛華
『club1って店やねんけどopenまでまだ時間あるから飯行こ』
面倒な奴やなぁと思いながらびくどんでご飯を食べる。その間彼はずっと自分のことについて語っていた。彼の名前はゆう。昼は専門学校に通い夜はホストをしている。プチ自慢をするのが好きで無邪気な一面を持っている。2006-06-28 19:13:00 -
8:
愛華
『そろそろ行く?』ゆうは満足した顔で言った。
店に向かうまでに他の従業員に会った。ゆうが話し掛けみんなが輪になって話をしている。
[寒いねんから早く行こうょ]そんな時輪の真ん中にいる人と目が合った。茶色く大きな目、全てを見透かしているような目。愛華はその目に吸い込まれそうになり立ちすくむ。2006-06-28 19:15:00 -
9:
愛華
『あいたん行こ』ゆうの声で現実に戻され店に向かった。
まだ開店直後で店内は誰もいない。二人で貸し切りでまたゆうが自慢話を始める。
『なぁさっきの従業員の真ん中にいてた大きい目の人誰?』愛華がゆうの話を遮って質問する2006-06-28 19:16:00 -
10:
愛華
『タカさんのこと?』
彼の名前はタカ。club1のナンバー1だ。
その日は1時間で店を後にし帰路についた。愛華の脳裏に焼き付いたあの目…
何だか不思議な気分になり眠った。2006-06-28 19:18:00 -
11:
愛華
次の日から愛華はゆうのイロカノとしてclub1に通いつめた。毎日行きシャンパンを卸し、ゆうではなくタカに飲ます。タカはよくヘルプについてくれた。
トークも楽しく仕事もできる。初めて本物のホストに出会った。カフェパよりドンペリが似合うホストで毎日ドンペリを卸した。2006-06-28 19:19:00 -
12:
愛華
2月に入り寒さもピークに達しゆうのイロカノ生活も半月が過ぎた頃ゆうがホストを辞めると言いだした。
4月から就職するので2月いっぱいでホストをあがると言いだしたのだ。愛華は反対も賛成もしなかった。
2006-06-28 19:21:00 -
13:
愛華
『応援はするけど私貯金できひん性格やで?』
『今日ボトル卸して今迄通り毎日来てセット代だけで帰るやん?で残りのお金を俺に預けてくれれば俺が貯金するわ。名付けてゆう貯金!』
2006-06-28 19:24:00 -
14:
愛華
『そのままやん!わかったぁ〜』
それから送りだしの時に給料明細とお金を渡す生活が始まった。もちろん偽の給料明細を渡して手元にお金が残るように工夫はしていた。
2006-06-28 19:25:00 -
15:
愛華
2月27日 club1締日
ゆうのライバルはたけしさんと後輩の翔だ。翔のエースは本当にすごい。毎日毎日何十万と使っていた。
『今日の給料は?』ゆうが聞く。オラ営も通り越してここまで来るとかっこいいな…
2006-06-28 19:26:00 -
16:
名無しさん
↑訂正
×たけし
〇タカ2006-06-28 19:27:00 -
17:
愛華
『はい。今日いくら使うん?』愛華が給料を手渡す。
『今日のんと俺のお金も少し足して130万ちょうど』ゆうは勝ち誇った顔をしていた。
2006-06-28 19:29:00 -
18:
愛華
それから愛華のテーブルにはドンペリ、クリューグ、ピンドンなどが卸された。もちろん飲むのはタカさん。
タカさんの早飲みは本間にあっという間だ。きっとミナミ1早いと思う。
タカさんのテーブルでも翔のテーブルでも他の従業員のテーブルでもシャンパンが卸されコールが止むことはない。
2006-06-28 19:30:00 -
19:
愛華
ラストになり従業員は全員酔っ払い、客も酔っていた。チェックをすまし愛華は店を出る。
『今日はありがとう。1日に給料もらって最後の出勤やからまた明後日顔だしてな』
『はぁい』お酒を飲んでいない愛華は素面で答えて家に帰った。帰り道いろんな思いが込み上げて涙した。
2006-06-28 19:31:00 -
20:
愛華
涙を流しながら帰るのはいつものことだった。ゆうではなくタカさんのことでいつも泣いていた。
その日はゆうが翔に負けたこともありいつも以上に涙を流しながら帰った。
[明後日で終わりかぁ〜辞めたらやっぱりもう店には行かれへんよなぁ〜タカさんに会うのももう最後かぁ〜]
2006-06-28 19:33:00 -
21:
愛華
3月1日 ゆうの最後の出勤日
その日のゆうの客は愛華だけ。もう全ての客を切ったらしい。他にかぶっていないのでゆうはずっと愛華の席にいる。
[タカさんこ−へんかなぁ。最後位ゆっくり喋りたかったなぁ]
2006-06-28 19:34:00 -
22:
愛華
『あいちゃんおはよう!』そう言いながら愛華のほっぺたを触る。タカだ!
愛華の顔はぱっと明るくなり答える
『おはよう!もういっつもほっぺた触るやろぉ〜今日はついてくれへんの?』
『後で来るわ』
2006-06-28 19:35:00 -
23:
愛華
タカは約束は必ず守る。ゆうが少し席を外したすきにタカがついてくれた。
『タカさん。これからも頑張ってな』
『もう会われへんみたいな言い方やなぁ』
愛華は何て返せば言いかわからずに黙る。それを見てタカは話を始めた。タカの話はいつも面白い。物知りで知的で聞いてて飽きることはない。話が盛り上がり愛華の誕生日の話題になった。
2006-06-28 19:36:00 -
24:
愛華
『私3月24日で19歳なんねん!タカさん祝ってよぉ〜』
『任せろ!絶対店おいでな』
守れない約束だ。その頃にはゆうもいない。今日で終わり…
2006-06-28 19:37:00 -
25:
愛華
ラストが近付き愛華は席を立った。タカと目が合った。
『バイバイ』愛華は精一杯笑顔で言ったがきっと悲しそうだったのだろう。
『また会えるょ』タカの笑顔が目にやきついた
2006-06-28 19:38:00 -
26:
愛華
略部分何もなしです
2006-06-28 19:39:00 -
27:
愛華
3月24日 愛華 19歳の誕生日
[タカさんに会いたいなぁ]
愛華はあれ以来club1には行っていない。ゆうは別れを告げることもないので付き合いは続いていた。
[行こっと!]2006-06-28 19:40:00 -
28:
愛華
『いらっしゃいませ』
口座がいない店に入るのは何か緊張する
『あいちゃん!おはよう!来てくれたんや』
タカが愛華を見付け声をかけてきた2006-06-28 19:42:00 -
29:
愛華
『うん誕生日祝ってくれるって約束したやん!今日やで』
『ほんまやなぁ〜入り〜』
席につきタカが隣に座ってくれた。2006-06-28 19:44:00 -
30:
愛華
『何飲む?』
『ビール』
愛華はいつもここで梅酒しか飲んでいなかった。酔わない為にゆうが梅酒しか飲ませてくれなかったのだ2006-06-28 19:45:00 -
31:
愛華
『ビールなんてめずらしいね』
『うん。だって口座クンが飲ませてくれなかったからねぇ』
愛華が笑顔で答えるとタカは苦笑いをした2006-06-28 19:47:00 -
32:
愛華
それからオーナーからカフェパとタカからドンペリをもらった
初めてこの店で酔っ払った。
チェックをしたことも記憶になく気付いたら家だった2006-06-28 19:49:00 -
33:
愛華
[やってもうたぁ〜タカにお礼言いたいけど連絡先知らんしなぁ]
当時club1は雑誌にも載せていなかったので店に行かない限り連絡先はわからなかった2006-06-28 19:51:00 -
34:
愛華
それから1ヵ月が過ぎ事件は起きた
♪〜ゆう 着信中〜♪
『はぁい?』愛華が寝起きの声で電話に出た
『あいたん真剣に聞いて?俺……』2006-06-28 19:53:00 -
35:
愛華
ゆうは肺癌になったと告げた。まだ初期で手術をすれば命は助かるらしい。それで手術代を工面してほしいとのことだった
愛華は返事を保留し電話をきった2006-06-28 19:55:00 -
36:
愛華
[直引きかょ…もうちょっとまともなゥソ思いつかんかったかょ…でもゆうはそんなことするような奴じゃない…]
愛華は色々考えたがゆうを信じきることはできなかった。2006-06-28 19:58:00 -
37:
愛華
一人で悩んでも仕方ないと思い琴梨に電話をする
『こっちゃん?聞いて』
琴梨に全てを話しおわるときには何故か涙がでていた
2006-06-28 19:59:00 -
38:
愛華
その日は仕事をする気にもなれずに早めに仕事をあがって琴梨と会うことにした。
二人で喫茶店で話をするがらちがあかない
『あいちゃん?タカさんに相談してみたら?』琴梨が二人で話すよりタカさんに話した解決法が見つかると言いだした2006-06-28 20:02:00 -
39:
名無しさん
続き気になる?
2006-06-28 20:43:00 -
40:
愛華
琴梨と愛華はタカに相談する為に店のドアを開ける
『いらっしゃいませ!』
やっぱり緊張する…
『あいちゃん!久しぶり〜どうぞ』愛華の顔を見るなり代表が席に案内してくれる
『タカさん呼べる?』愛華は声をふるわせながら代表に聞いた。
『もち。待ってて〜』2006-06-29 18:13:00 -
41:
愛華
↑略部分
『もち。待ってて〜』2006-06-29 18:14:00 -
42:
愛華
『おはよう!』タカが愛華の頬を触りながら席についた。
[何て言おう…]
愛華が黙っているのを見兼ねて琴梨がタカに言う
『あいちゃん今日相談あるねんて。聞いてあげて』2006-06-29 18:17:00 -
43:
愛華
『どうしたん?ゆうのこと?』
[図星……]
『あのな、ゆうが…』
愛華は涙をこらえながら肺癌のこと、お金のことを話した。
『色ってことは初めからわかっててん。でももし本間に癌やったら助けてあげたい…でも信じていいんかな…』2006-06-29 18:20:00 -
44:
愛華
タカはいつも優しそうで、どこか寂しげででも全てを見透かしたような目をする。この時はそれに哀れな子を見るような目で話し始めた『ゆうは色のないホストやった。あいちゃんにはホスト時代お金の面精神的にも無理もさせてたけど、あいつは本気やったと思うで』
2006-06-29 18:23:00 -
45:
愛華
タカは愛華をなだめるように話を続ける
『証拠に最後の方は痛客とか切ってたし最終日なんてあいちゃんしか来てなかったよ。』
そんなことは愛華だって知ってた。でも今ゆうを信じていいのかわからない…2006-06-29 18:27:00 -
46:
愛華
愛華が黙っているとタカはまた話を始める
『信じられへんねやったら病院に問い合わせてみたら?病院名わかる?』
『うん…でも個人情報やし教えてくれるかな?』
『家族とか言ったら?本名知ってるやろ?』2006-06-29 18:29:00 -
47:
愛華
その日は病院に電話すると言うことで話は終わり琴梨とタカと愛華はラストまで飲んだ。タカは心配してくれたのかずっと席についてくれていた。
チェックを終え送り出し2006-06-29 18:31:00 -
48:
愛華
『今日のんから俺口座になるけどいい?』
『あぁうん。でも営業電話とか嫌いやからやめてな。』その日はタカのメアドを聞いてまた来る時にメールすると言う約束をして琴梨と家に帰った2006-06-29 18:34:00 -
49:
愛華
次の日朝
ゆうが言っていた病院に電話をする
『はい。大阪府立病院総合案内所です』
『あっすいません。そちらに田中ゆうきが入院したと聞いたんですけど病室って教えてもらえます?』
『はい。少々お待ちください』2006-06-29 18:37:00 -
50:
愛華
ゆうの名前はなかったらしい。
[嘘やったんやぁ〜]
愛華は怒りと悲しみが混ざり気が狂いそうになりながらゆうに電話をかける2006-06-29 18:39:00 -
51:
愛華
『はい』
『あっゆう?私ら別れよ?私ゆうのこと信じられへんからお金も貸されへん。信用がないのに付き合うなんておかしいやん?』
ゆうは黙っている
『じゃそゆことやから!バイバイ』ガチャ…2006-06-29 18:41:00 -
52:
愛華
いつでも別れは突然で切ない。例え相手を愛していなくても別れは辛い…辛さに耐えきれずタカにメールをする。
《明日店行ってもいい?飲みたいから付き合ってや》2006-06-29 18:44:00 -
53:
愛華
それから愛華はまたclub1に頻繁に顔を出すようになった。タカに会いに行く為に…
タカは愛華の話を聞き全てを受けとめてくれる。愛華にとってホストと言うより理解ある友達のような頼れる兄のような存在になった2006-06-29 18:47:00 -
54:
愛華
愛華はタカの極極細客となり1年がたった。
2006年4月
愛華は平日に受付嬢としてバイトを始めた。土日のみ風俗は続けているが前みたいな裕福な生活はできず節約生活を始める2006-06-29 18:50:00 -
55:
愛華
タカとは相変わらず月1位で連絡をとり心境を報告するだけだったが6月に入りその関係が崩れ始める
2006-06-29 18:52:00 -
56:
愛華
タカは愛華に対して甘い言葉をかけるようになったのだ。タカからの連絡も増し、店外で遊ぶことが増えた
[タカは絶対色は使わんよなぁ〜サイトでそんな事書かれることもないしなぁ〜じゃあ何がしたいんやろ…]2006-06-29 18:54:00 -
57:
愛華
愛華は今までタカに対する気持ちを隠し通してきた。ゆうの先輩だからというよりゆうの事件以来ホストも一般の男も信じられなくなったのだ。
強がることを覚え愛を封印して過ごしてきた。2006-06-29 18:56:00 -
58:
名無しさん
頑張って?
2006-06-29 18:57:00 -
59:
愛華
[タカのことは大好きだよ。今まで片思いしてきたし会える日はほんまに嬉しい…でもこうゆう気持ちはもう封印するって決めたやん!]愛華は自分に言い聞かす。そんな時愛華は大きなミスをすることになった
2006-06-29 18:59:00 -
60:
愛華
酔っ払った勢いでタカに電話をかけたのだ
『タカ〜淋しいよぉ〜毎日戦場で必死で頑張ってもう疲れたよ〜癒してぇ〜』
『酔ってるの?俺仕事終わってから一緒に寝よっか』[はぁ?寝るって…]2006-06-29 19:01:00 -
61:
愛華
『寝るって何よぉ?色?またそうゆう事言って期待させるやろ。つけあがるから他の客には言うなよぉ〜』『じゃあもういい』タカが怒ってる…愛華は一気に目が覚める
『ごめん!一緒に寝て?仕事終わったら連絡してね』2006-06-29 19:04:00 -
62:
愛華
[やってもうたぁ〜寝るって寝るだけやんな?枕とかする人じゃないもんな…]色々考えながらまた愛華はお酒を飲みだした。
2006-06-29 19:06:00 -
63:
愛華
家に帰ると朝5時
[タカ仕事終わるのは11時位として仕事行かなお金ないしなぁ…]
愛華は二日酔いの薬を飲んで出勤した
『早いですね!11時半〜60分と12時半〜60分予約入ってますよ今日何時までですか?』
2006-06-29 19:10:00 -
64:
愛華
[やばっ!早くても1時半なるやん]
『あの…一応その予約で帰らせてください』
タカに急いでメールする
《仕事予約入ってて早くても1時半になるねん…どうする?》2006-06-29 19:12:00 -
65:
愛華
《どっちでもいいよ》
タカはいつもどっちでもいい、何でもいいと言う。たまにこれを言われるときれそうになる…
《待ってれるなら待ってて?無理やったら今日は諦めよう》
[諦めるって言って!タカと寝るとか…寝るだけですむはずないやん…お願い]2006-06-29 19:15:00 -
66:
愛華
《待っとくわ》
はぁ……
愛華は仕事中ずっとタカのことを考えていた。今日やってしまうってことはきっとタカに対する気持ちが封印を解くことになる…スキになってしまってまたホストにはまることになる…2006-06-29 19:18:00 -
67:
愛華
仕事が終わりタカに電話をするが出ない…
[寝たかな…寝てればいいのにな]そう思った瞬間電話が鳴った『ごめん!今終わったけどどうする?今どこ?』
『ゲーセン。ミナミは顔さすし梅田にせーへん?』 『はぁい』2006-06-29 19:21:00 -
68:
愛華
待ち合わせでタカにあうなりタカは機嫌が悪い
『遅くなってごめんね。どうしたい?』
『帰りたい』
[は?こいつ…ちょっと腹立つ。帰るなら仕事早く終わらす必要とかなかったやんけな!]
『待たされて外は暑くて…誰だって帰りたいやろ?』2006-06-29 19:24:00 -
69:
愛華
『ごめんって!一緒に寝るんやろ?ホテルでいい?適当に入ろや』愛華は覚悟を決めていた。枕であれこうなったのも運命。それに別に一緒に寝るって約束しただけやし寝てしまえばいい
2006-06-29 19:26:00 -
70:
愛華
ホテルの部屋に入り愛華は適当に騒ぐ。
『シャワーあびるわ!あいちゃんも一緒に入る?』
『遠慮しとく』
『言うと思った』2006-06-29 19:28:00 -
71:
愛華
タカがシャワーを浴びてる間に愛華はテレビをつけ寝たふりをする…
ガチャ…タカが出てきた
[寝たふり寝たふり…]
でも愛華は少し気になって目を開けてしまった2006-06-29 19:30:00 -
72:
愛華
『起きてたん?』
[何で目あうかなぁ…]
『うん』
………沈黙が続き愛華はまた目を閉じた
ドサっ2006-06-29 19:32:00 -
73:
愛華
タカが愛華に抱きついた。
[うわぁ〜もうここまで来て断るとかないよなぁ〜嫌われたくないしなぁ〜]
タカが寝たふりの愛華のおでこにキスをした
『ん?』愛華が目を開けたとたん唇をふさがれた2006-06-29 19:34:00 -
74:
愛華
そのまま愛華とタカは最後までして、愛華はタカの腕に包まれながら眠りにつく
が、愛華は眠れない
タカの寝顔を見て愛しいと思う
[タカはホスト。スキになったら負け。でも今だけ…今だけ幸せな気持ちにひたらせて]2006-06-29 19:36:00 -
75:
愛華
タカは眠っている間ずっと愛華を抱き締めていた。愛華が離れようとすると強い力で抱き寄せた
たとえタカが本気じゃなくても愛華はそれだけで幸せな気分になれた2006-06-29 19:38:00 -
76:
愛華
タカが目を覚ましシャワーを浴びて仕事に行く用意をして二人でホテルを後にする…
『じゃあね!また家ついたら連絡してね』タカはそう言い残しタクに乗った
2006-06-29 19:40:00 -
77:
愛華
[やってもうたぁ〜でも幸せやったなぁ〜]
愛華はこの事を誰かに聞いてほしくて琴梨に電話をした
琴梨に全て話すと琴梨は愛華が考えたくないことを聞いてきた2006-06-29 19:42:00 -
79:
愛華
『それってタカさんと付き合うってこと?』
『いや違うよ!スキとか付き合おうなんて言われてないもん!』
『じゃあ何でやったん?タカさんは枕するようなホストちゃうやろ。タカさんがスキって言わんのはあぃちゃんの性格知ってるからやろ?あいちゃん強がりで追い掛けられると避けてしまうの知ってて言わんだけやろ?』2006-06-29 19:45:00 -
80:
愛華
『いや、ただやりたかったんちゃう?私だって一回やったからって付け上がる程痛い女ちゃうよー!』
[正直付け上がってる…付き合うのももう少しやとか思ってる自分もおる]2006-06-29 19:48:00 -
81:
愛華
『何て言えばいいんょ?』『スキやから付き合ってって言うだけやん』
[スキかぁ〜久しくそんな言葉口にしてないなぁ] 『言えるわけないやん!恥ずかしい!それも色やったら私ただのアホやん』
2006-06-29 19:53:00 -
82:
愛華
『もう色とか考えるのやめたら?素直になれよ…』
愛華は考えるとだけ言って電話を切った
[期待してもいいの?色じゃない?信じてもいいの?]いろんなことを考えてなかなか眠れない2006-06-29 19:55:00 -
83:
愛華
♪〜ゆう 着信中〜♪
『久しぶり元気?最近club1行ってるん?』
『まぁちょいちょいやな』『タカさん口座やろ?』
『うん。何でわかったん?』2006-06-29 19:57:00 -
84:
愛華
『あいちゃん俺がホストしてる時からタカさんスキやったやん!気付いてたわぁ〜俺なんかよりタカさんとしゃべってる時の方が楽しそうやったし目が恋する乙女なってたもん!でもタカさんには近付かん方がいいで!』
『何で?』2006-06-29 20:00:00 -
85:
愛華
『タカさんは金の為やったら何でもする。客を信じさせて甘い言葉かけて枕して客全員に特別って思わす。サイトで潰しがないのはみんなゥチだけって思ってるから書いたらタカさんにバレると思ってるねん!客切る時も絶対憎まれるような切り方はせーへんから切れた客でもつぶしをするような人はいてないねん。とりあえずあの人はあいちゃんの事も枕でひっぱれると思ってるからはまる前に切りやぁ』
2006-06-29 20:04:00 -
86:
愛華
[もうやっちゃいましたけど?すでにはまってますけど?]
『そっかぁ〜でもゆうの事もあるしタカさんはそんなことせ−へんやろ!
それに私金ないのも知ってるし枕なんかするだけ無駄ってわかってるって!』
2006-06-29 20:07:00 -
87:
愛華
『金なんかはまらせたらなんぼでも稼げるやん!俺がこんなこと言うのはあいちゃんの為やで?あんな終わり方して傷つけて…だからせめてもうこれ以上傷ついてほしくない』
2006-06-29 20:08:00 -
88:
愛華
『何で今なん?別れて1年以上経って今わざわざ何でそんなん言うん?』
『別れた時言いたかったけど電話拒否られてたし…それにタカさんがもし仕掛けるならそろそろと思ったから!あの人は半年以上友営で信じさせてから色にかわるねん!でも俺のこともあったし…そろそろ仕掛けてきてもおかしくないから』2006-06-29 20:11:00 -
89:
愛華
『ご心配ありがと。また連絡するわ』
電話を切って愛華は一人考える
[ゆうのこと信じる?タカのこと信じる?タカのこと信じたいけどゆうの言ってることは間違ってない気がする…]2006-06-29 20:13:00 -
90:
愛華
愛華はタカの言葉を思い出した
[自分で決めた答えなら後悔しない]
愛華は一つの決断を下す2006-06-30 01:24:00 -
91:
愛華
『いらっしゃいませ!』
タカに話をしようと愛華は店に行った。でも店内はトランスが流れてうるさい。
[送り出しの時に言おう]送り出し…
店を出てタカがエレベータの前に立つ2006-06-30 01:26:00 -
92:
愛華
『何か言いたそうやね』タカの笑顔をみると切なくなる。
『何もない。帰るわ』
『待ってて。ミーティング終わってから会える?』
タカの目を見ると答えに困る。でももうこんな関係終わりにしなきゃ。1度の過ちなら許してもらえても2度目は神様も激怒する。2006-06-30 01:30:00 -
93:
愛華
『やめとく。ここでいいよバイバイ』
エレベータが閉まって愛華は涙した。最後に『好き』って言いたかったのに…結局強がって言えなかった…たった2文字の言葉を口にできなかった…
2006-06-30 01:32:00 -
94:
愛華
2006年6月25日
暑さも本格化してきた今日愛華の人生最大の恋が幕を閉じた…
この先どれだけの人に出会い恋に落ちても愛華は『好き』と言う言葉を発することはないだろう。これはタカの為の言葉だ。この2文字と一緒にタカの思い出を愛華は胸の奥へとしまい歩きだした。昇ったばかりの太陽がまぶしく愛華の心につきささる。 完2006-06-30 01:37:00 -
97:
名無しさん
結局タカとどないなったん?
2006-06-30 06:20:00