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愛 o r 恋

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  • 1:

    あんたと初めて逢ったのは、ほんのり夏の香りが漂い始める6月の終わり。

    2006-03-24 19:54:00
  • 32:

    名無しさん

    あたしも自分の好きな人の一番になりたいよう…(((;Д\)))主さん頑張って??

    2006-03-25 00:23:00
  • 33:

    名無しサン?
    1番になるのッて普通の事なのに、難しいですよね?片思い中なのかな?頑張るのでよろしくです?

    2006-03-25 02:17:00
  • 34:

    「どおしたん?無理なったん?」
    「うん、なんや都合悪なったみたい。みんな彼氏彼女おるしなぁ(笑)」
    「弘くんは作らんの?」
    「ん‐…今は仕事も軌道のってきたし、女おってもなぁ…。ずっと美容師やりたくて、やっと自分の店持てたんやん。今は店だけでいっぱいいっぱいやわ」
    ふぅんって返事したけど、なんとなく寂しかった。

    2006-03-25 02:25:00
  • 35:

    「これからどうする?飯でも行くか?」
    「華菜あんまりお腹すいてない…」
    「ほなウチ来るか?」
    「へっ?」
    いきなりの提案にびっくりして、アホみたいな顔で弘樹を見つめた。

    2006-03-25 02:27:00
  • 36:

    「いや、やらしい意味ちゃうくて(笑)実は片付けたい書類があんねん。」
    少し考えたけど、あたしは弘樹に確実にハマっていた。もっと一緒にいたい。これを逃がしたら次いつ逢えるかわからない。
    変な焦りもあって、「行きたい」と返事をした。
    Hするんかな…とか、そんなハレンチな事を悶々考えているうちにすぐ家についた。

    2006-03-25 02:32:00
  • 37:

    弘樹は実家に住んでいたけど、なかなか立派なお家で、弘樹の部屋は離れにあった。
    駐車場も別になっていたし、家族と鉢合わせ‥なんて事は万に一つもなさそうだった。
    26歳の弘樹の部屋はしっとりした部屋だった。
    広めの部屋にフカフカの絨毯、オシャレな照明にセミダブル。ほんのり匂うアロマが心地よかった。

    2006-03-25 02:37:00
  • 38:

    部屋につくなり弘樹はおもむろに服を脱ぎだして、マジで焦った。部屋着に着替えただけなんやけど(笑)
    暗めの照明に照らされた弘樹の背中はゴツくて、20歳そこらの男にはない変な色気があって、なんか恥ずかしくて目をそらした。
    「何みてるん?H(笑)」
    「見てないわ!!」
    キョドりながらも絨毯の上に腰をおろした。

    2006-03-25 02:42:00
  • 39:

    片付けたい書類ってのは嘘じゃなかったらしく、部屋着に着替えるなり弘樹は部屋の隅にあるパソコンの前に座ったまま動かなくなってしまった。
    しばらくはその辺に転がってある雑誌をパラパラ読んでいたけど、酔いと活字のせいで眠たくなった。
    クッションに頭をもたげながらウトウトしていたら弘樹がそれに気付いたらしく、「ベッド使っていいで。帰り起こしたるから」と言ってくれた。

    2006-03-25 02:47:00
  • 40:

    ?さん?お返事見逃してました?わざとじゃないのでこれからも見て下さい?
    読みやすいとか嬉しいです?ありがとです?

    2006-03-25 19:20:00
  • 41:

    「うん、ごめんな」と言ってベッドに潜りこんだ。
    あたしの部屋のベッドは安物のシングルだから、弘樹の部屋のフカフカのセミダブルはやたら寝心地がよくて、すごく大きく感じた。
    無意識に片方に寄ってしまう自分に気が付いて、真ん中に寝直した。

    誰にでも股を開く女だって事を弘樹に知られたくない反面、大きな背中を見ていると抱き締めてもらいたくて仕方なかった。

    2006-03-25 19:25:00
  • 42:

    でも簡単に誘うなんて出来ないし、なんて考えていると、酔いも手伝ってまたウトウト眠たくなってきた。
    目を閉じたら、フカフカの布団から弘樹の香水の匂いがしてきて、あたしはすっかり寝入ってしまった。

    2006-03-25 19:28:00
  • 43:

    しばらくして、誰かがベッドにあがってくる気配で目を覚ました。

    眠たくて自然に閉じてしまう瞼を頑張って開くと、弘樹が横に寝転んでニコニコしながらあたしを見ていた。

    2006-03-25 19:30:00
  • 44:

    あたしはヨダレを垂らしていた(笑)。
    しかも弘樹の枕に。
    「ヨダレ出てんで(笑)」
    「もぉ〜…なんで見てるん(笑)だって布団気持ち良すぎやぁ(>ロ

    2006-03-25 19:32:00
  • 45:

    布団を鼻までかぶって、自分的に可愛く照れて見せたけど、内心『やべぇ!!ヨダレとかありえへん!!華菜キショ!!』とか焦っていた(笑)
    弘樹はニコニコしながらあたしを見ている。
    「見過ぎ!!」
    「可愛いなぁと思って」
    いきなりゆわれたから、焦りが一気に吹き飛んだ。

    2006-03-26 00:36:00
  • 46:

    柄にもなくドキドキして、急に緊張してきた。
    「なんか華菜って猫っぽいよな。わがままそう」
    「なんやそれ(笑)猫っぽいか?にゃ〜(笑)」
    布団から手だけだして冗談で笑いながら猫ポーズをしてみた。
    弘樹の手があたしの頭をヨシヨシなでてきた。

    2006-03-26 00:41:00
  • 47:

    女の子として、あたしを見ているのがわかった。
    弘樹の手は大きくてあったかくて、緊張はMAXに達しそうになっていた。
    あたしがHする男はどれも《ヤれたらイイ》みたいな感じで、それは日常のいろんな場面で感じ取れた。
    キスして、乳揉まれて、フェラを強要されて、簡単な前戯のあと即挿入。適当に喘いで腰ふってイッて終わり。
    セフレに甘える気なんてサラサラないから、終わったら処理してタバコを吸って軽く会話してバイバイ。

    2006-03-26 00:46:00
  • 48:

    男の子達はみんなそれなりに優しいけど、それはあたしを【SEXの相手】としか見ていないから。
    あたしもそう思っているから、深入りしない。それ以上の感情は抱かない。

    普通の女の子として優しくしてもらう事がなくなってたのかもしれない。中途半端にハマっているフリをして、本当はこうやって誰かを愛しいと思ったり思われたかったのしれない。

    2006-03-26 00:50:00
  • 49:


    「なんかハマりそう」

    ―この弘樹の一言で、あたしは完璧に落ちた。

    2006-03-26 03:23:00
  • 50:

    なんて単純な、と思う人もいるかもしれない。
    実際自分でも単純だと思ったし。優しくされることにこんなに弱かったなんて、あたし自身気がついていなかったんだと思う。

    弘樹の顔があたしに近付いてきたときに、あたしは拒む事が出来なかった。
    「またセフレになるかも」とゆう不安も吹き飛んでしまったくらい、そのときは嬉しさでいっぱいだった。

    2006-03-26 03:27:00
  • 51:

    弘樹とのSEXは、今まで感じたことないくらい気持ちイイものだった。
    年の功ってやつかな?と思う程、丁寧で優しくて、でも激しいものだった。

    16歳も終わりに近付く肌寒い秋、あたしと弘樹の関係は始まった。

    2006-03-26 03:31:00
  • 52:

    「好き」「付き合おう」
    そんな言葉は何もない。
    あたしはまた《ハンパ女》になってしまっていた。

    「今は女おってもなぁ…」弘樹の言葉があたしの頭の中をグルグル回っていて、関係を続けたいが為に、あたしは弘樹の前で【物分かりのイイ女】を演じるようになってしまっていた。

    2006-03-26 03:35:00
  • 53:

    弘樹はマメに連絡をくれたし、週に2、3度は必ず時間を開けてくれていたから、「寂しい」と感じた事はあまりなかった。
    休みの日に一緒にご飯を食べに行ったり、服を買いに行ったり、街を歩くときは普通のカップルみたいだったからむしろ幸せだった。

    でも付き合ってない。
    だから我儘は言えない。

    2006-03-26 03:40:00
  • 54:

    思えば、あたしは弘樹の事を何も知らなかった。
    あたしの目に映る弘樹は寛大で大人で、でも二人でいるときは子供みたいに甘えたで、怒りも泣きもしなかった。
    いつも穏やかに微笑んで、小さい子をあやすみたいにあたしと会話する。
    あたしは我儘も嫉妬も何にも表面にだしていなかったのに。

    2006-03-26 03:43:00
  • 55:

    不安はたくさんあった。
    電話に出てくれない夜、「何してるんやろ?違う女の子と遊んでるんかも」。
    「何で付き合おとか言うてくれへんのかな。やっぱり華菜はただのセフレなんかな」。
    寂しいと感じた事はなくても、不安で泣いた夜もあった。逢いたくて仕方ない夜もあった。

    2006-03-26 03:48:00
  • 56:

    でも、「これやからガキは嫌や」と思われるのが恐くて、あたしは精一杯大人のフリをした。
    ガッツいてると思われるのも嫌で、何回も何回も電話したりしなかった。
    いまいち弘樹の前で16歳の女の子になれなかった。

    もっと逢いたい。もっと話したい。もっと知りたい。好きで仕方ないって伝えたい。―独り占めしたい。

    2006-03-26 03:52:00
  • 57:

    17歳になったある日、酔ったあたしは最大の過ちを犯す。過ちだったのかは今でもよくわからないけど。

    2006-03-26 03:54:00
  • 58:

    「弘くん何してるん♪」
    その日も例によってベロベロになったあたしは、ご機嫌で弘樹に電話をかけた。
    「また酔ってんのかい(笑)ほんま華菜は可愛いなあ」「華菜、弘くん大好きやぁ」「はいはい(笑)俺も華菜スキやで」

    「なら付き合ってや!!」

    2006-03-26 03:58:00
  • 59:

    『しまった』と思ったときには遅かった。
    笑って冗談でかわすだろうと思って軽く言ったのに、電話の向こうの弘樹は明らかに困惑して黙り込んでしまった。
    酔いは一気に冷めた。
    「や、や、弘くん、今のナシや!!言ってみただけ」
    「ハッキリさせなアカンとは前から思うてた。今のが華菜の本音やんな?」

    2006-03-26 04:04:00
  • 60:

    「違うねん!!今のは…」
    「華菜の事は確かにスキやで。でもな、まだ華菜の事なんも知らんし、付き合うとかは早いと思う。俺からしたら年の差もあるし‥。」
    「年とか関係ないやん!!」
    いつのまにかあたしもムキになって反論していた。

    2006-03-26 04:08:00
  • 61:

    「俺からしたら17歳って年令はめっちゃ若いねん。華菜にも俺の事もっと知ってほしいし。華菜は俺の事まだあんまり知らんやろ」この一言であたしは何も言えなくなってしまった。

    「…ちょっと考えさせて」

    それから1ヵ月、弘樹から連絡はなかった。

    2006-03-26 04:12:00
  • 62:

    >>32-62
    なんか読みにくいうえにおもんない?文才なくてすいません?てか読んでくれてる人いるんかな?
    今日わ終わりです?

    2006-03-26 04:14:00
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