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愛 o r 恋

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  • 1:

    あんたと初めて逢ったのは、ほんのり夏の香りが漂い始める6月の終わり。

    2006-03-24 19:54:00
  • 65:

    ―そして、1ヵ月と半月程たった頃、あたしはある男と出会う。

    2006-04-18 17:38:00
  • 66:

    〜♪♪♪♪〜

    水戸黄門の着メロで目を覚ました。

    この着メロは、絵里だ。

    2006-04-18 17:41:00
  • 67:

    絵里とは4年の付き合い。態度も体もでかい絵里。
    サバサバした男勝りな性格とキャラがおもしろくて、自己中な絵里にたまにムカつきながらも仲良しだ。

    今どき着メロって感じだけど、着うた探してもなかっただけm(__)m
    けっこう波瀾万丈な人生を生きてきた絵里とあたしは、お互いの着メロを水戸黄門で揃えている。

    2006-04-18 17:45:00
  • 68:

    二日酔いでまだ重たい体を起こして電話に出た。
    「なんや」
    「なんやッてなんや!!(笑)電話でるときは『もしもし』てゆうんぢゃ!!てか寝てた?ごめんやで」
    「ええけど、どうした?」
    「華菜今日休みやんな?」

    2006-04-18 17:49:00
  • 69:

    眠たい目をこすりながらカレンダーに目をやると、今日は月曜日だった。
    「ほんまや。定休日やわ」
    「覚えとけや(笑)あんな〜今日、絵里の男とかと遊ぶんやん。で、あっち3人おるゆうし由香も呼んだんやけど、華菜もけぇへん?」
    「え、華菜オマケかよ(笑)男前おるん?」
    「絵里もあとの2人知らん子らやねん。彼氏いわく男前らしいで」

    2006-04-18 17:55:00
  • 70:

    「マジで♪行く行く♪」
    「早いな!!(笑)なんし起きたばっかやろ?こっちも合流するん夜やし、ゆっくり用意しいや☆出来たら迎え行ったるし電話して♪」
    「らじゃ〜(′-∀-)」

    電話をきり時計に目をやると、まだ昼の3時。今から用意しても早すぎるしツタヤにDVD借りに行くことにした。

    2006-04-18 18:00:00
  • 71:

    スウェットにダウンを羽織って、家から徒歩5分のツタヤへ歩く。
    駐車場につくと、見慣れた車が止まっているのが見えた。
    心臓が早まるのがわかる。

    ―今日は月曜日。美容院も定休日だ。

    2006-04-18 18:03:00
  • 72:

    さりげなく横を通り過ぎて車内をチラ見したけど、中には誰もいなかった。
    おそらくまだ店内にいるんだろう。

    確かに同じ市内に住んではいるものの、この1ヵ月半、心のどこかで期待していた《偶然》は、全くおこらなかった。
    逢ったら何てゆお?

    2006-04-18 18:07:00
  • 73:

    『久しぶり〜♪』って、何もなかったように声かける?何もゆわんと素無視する?いや、もしかしたら逢わないかも…。

    何パターンもの考えが一気に頭を駆け巡る。
    あたしを見たとき、弘樹はどんな顔するだろう。
    困る?驚く?笑う?

    2006-04-18 18:10:00
  • 74:

    弘樹の微笑んだ顔ばかりが頭に浮かぶ。
    あたしは意を決して店内に足を踏み入れた。
    ツタヤに入るのにこんなに緊張することなんて、きっとコレっきりだろう。

    まずぐるりと店内を見渡したが、弘樹らしい姿を確認する事は出来なかった。

    2006-04-18 18:14:00
  • 75:

    人生そんな思い通りにいくわけないわな、と軽くため息をついた。どこかホッとした自分もいたけど。

    見たかった新作映画を探しに、最新コーナーにトボトボと向かう。
    遠目に、見たかったDVDが見えた。
    その正面に居た男女の背中も。

    2006-04-18 18:18:00
  • 76:

    あたしはドラマや漫画みたいに、ピタッと足を止めた。

    後ろ姿でもすぐわかる。

    ―あれは弘樹だ。

    2006-04-18 18:20:00
  • 77:

    人は、見たくないモノに遭遇したとき「目を反らす」ってゆうけど。
    DVDを選びながら彼の隣で楽しそうに笑う彼女から、あたしは目が離せなかった。

    心臓の音は、段々ゆっくりになって、ありえないはずの光景をどこか客観的に眺めていた。

    2006-04-18 18:28:00
  • 78:

    話し掛ける気もさらさらなくなっていたのに、足だけはやっぱり動かない。

    DVDを選び終わったのか、彼女が先に振り向いた。
    全然知らない人だった。
    細くて、女らしい服装をした、タレ目の可愛い女の人。

    2006-04-18 18:32:00
  • 79:

    彼は、新作の棚から1本DVDを抜いて、振り返った。

    彼女はもうあたしをかなり通り過ぎていた。

    「ユリ〜、俺やっぱりコッチも観たい…」

    2006-04-18 18:34:00
  • 80:

    その瞬間、あたしと弘樹は確かに目が合った。

    弘樹は、あたしが予想した《困る、笑う、驚く》のどれでもなく、何の反応も示さなかった。

    「なんて〜?」と振り向く彼女一人だけに視点を変え、あたしのすぐ横をスタスタと通り過ぎていった。

    2006-04-18 18:40:00
  • 81:

    弘樹が通り過ぎたと同時に、あたしの足も動いた。
    客観的にみていた心臓も、またバクバクと騒音をたてていく。

    「…ははッ」
    誰にも気付かれないような声で少しだけ笑って、あたしは何もなかったようにDVDを借りて店を出た。

    2006-04-18 18:43:00
  • 82:

    寒い冬の始まりに、
    あたしと弘樹の関係は
    終わりを告げた。

    風の噂で、彼は1年半付き合っていた元彼女とヨリを戻したと聞いた。

    2006-04-18 18:45:00
  • 83:


    ―それから半年。

    季節は寒い冬を通り過ぎ、春を越え、6月に入ろうとしていた。

    2006-04-18 18:47:00
  • 84:

    「お前ほんま用意すんの遅い!!たかが化粧にどんだけ時間かけてんねん!!」
    「うっさい!!華菜が仮面ないと外歩かれへんの知ってるやろ!!あんたスッピンの華菜つれて外歩ける!?」
    「そら無理や!!(笑)」
    「しばくぞ。」

    2006-04-18 18:52:00
  • 85:

    あたしは18歳になっていた。彼氏は雅也。同い年。
    なにを隠そう例のあの日、絵里の紹介で出会った男の内の一人だ。

    なんとなく付き合い始めてもう半年。
    男前ではないが、底抜けに優しくて、あたしを1番に考えてくれる雅也を好きになるのに時間はかからなかった。

    2006-04-18 18:56:00
  • 86:

    ?>>65-87
    ひそかに再開です?
    読んでる人いないみたいなんで、ゆッくり更新(笑)

    2006-04-18 18:58:00
  • 87:

    逢ったその日にいい感じに仲良くなり、あろうことかヤッちゃった二人。
    あたしはただヤリたかっただけ。雅也も最初はそうだったらしい。
    ヤッてみると、あらビックリ、相性抜群(゚д゚)!!

    付き合う事になって、そのまま2週間のプチ同棲へと突入し、今に至る。

    2006-04-18 20:15:00
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