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側に居て……

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  • 1:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    側に居て…
    離れて行かないで…
    たとえどんな形であっても…
    貴方の思ってる人が私じゃなくなっても…
    お願いだから……

    2006-02-13 15:11:00
  • 70:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    「えっと〜これと、これと〜こっちの!後、奈緒これ好きやんな?これっ!」っと千佳がふだん私が頼んでた物ばかり頼んでくれた。
    でも私の頭の中はそんな千佳の優しさより晴輝の事でいっぱいだった。

    2006-02-18 13:10:00
  • 71:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    注文した品が一通りそろい乾杯をした………「…ぉ?奈緒っ!『???!』」千佳が驚いた顔をしてこっちを見ていた。
    そして私は無意識のうちに涙が溢れていた。

    2006-02-18 13:15:00
  • 72:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    何をしてても……誰と居ても……晴輝との思い出が頭から離れなかった。

    涙が止まらなく……この日は早く切り上げて家に帰った。

    2006-02-18 13:18:00
  • 73:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    心配した千佳は一晩中そばに居てくれた。
    そして私は一晩中泣き崩れていた。
    その間、千佳はずっと優しく言葉を掛け続けて居た……

    2006-02-18 13:46:00
  • 74:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    朝、仕事があるため千佳は帰って行った。
    そして泣き付かれた私は一人の時間から逃げるように眠りについた。

    2006-02-18 13:47:00
  • 75:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    起きてからも何も手に付かないボーッとした頭で、私は何とか晴輝に電話をかける口実を必死にさがした。

    2006-02-18 17:19:00
  • 76:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    【お金を返して!】

    2006-02-18 17:27:00
  • 77:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    付き合う前から晴輝に貸していたお金。
    本当は別にお金なんていらない。それに私も好きで貸していたし……でも離れた晴輝と連絡とるには……会うにはこれしか浮かばなかった。
    そして私は携帯の画面に晴輝の番号を出して通話ボタンを押した。

    2006-02-18 17:31:00
  • 78:

    名無しさん

    2006-02-18 20:41:00
  • 79:

    名無しさん

    あげ?

    2006-02-19 11:35:00
  • 80:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    78サン?79サン?ぁりがとぅございます??

    2006-02-21 17:11:00
  • 81:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    『……はい?』不機嫌そうに晴輝が出た。
    私の緊張が一気に爆発した。
    『何してるん?』『知り合いの所で仕事中。どうしたん?』『お金返して!』

    2006-02-21 17:12:00
  • 82:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    いっぱいいっぱい過ぎて可愛げのない喋り方しか出来ない。
    そんな私に対して晴輝もさらに不機嫌になった。

    2006-02-21 17:13:00
  • 83:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    『は〜?無理やしな!』『無理とかいらんし!返してよ!』そんな言い合いが続いて……『終わったらかけるは!』っと一方的に電話は切られた。

    2006-02-21 17:14:00
  • 84:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    そして私は朝方まで晴輝からの連絡を待った。

    2006-02-21 17:14:00
  • 85:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    素直になれない自分を憎みながら……

    2006-02-21 17:15:00
  • 86:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    私はまた剃刀を握り自分の腕に跡を付けていた。
    ジワーンと滲む血を眺めていると晴輝のメール指定音がなった。

    2006-02-21 17:19:00
  • 87:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    【今、終わった。】私は電話をしたけど晴輝は出なかった。
    諦め私は【金、返して!】と返信をした。
    そしてまた電話での言い争いになった。

    2006-02-21 17:21:00
  • 88:

    名無しさん

    その時の晴輝の気持ちなんて分からない……でも私には凄い強気に感じた。
    だから私も折れること出来なかったってのもあった。

    2006-02-21 18:26:00
  • 89:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    そして晴輝の勤めている店のママの事を好きじゃなかった私は……
    【ママに借りれば?】と送った。

    2006-02-21 18:29:00
  • 90:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    晴輝と出会った頃……晴輝はそのママに好意を抱いていた。
    【付き合ってる】とも聞いた事もあった。
    私と付き合ってる時も、毎日のように着信が残っていた。
    そして、私の前でママから電話がかかってくると、慌てて外に出て話をする。

    2006-02-21 18:33:00
  • 91:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    【疾しい関係なの?】【何で毎日連絡とるの?】当時も今も思う……。
    晴輝に問い詰めたら決まって『相談乗ってんねん!』っと怒ったように言われてた。
    だからそれ以上私の不安は言えずに胸にしまいこまれていた。

    2006-02-21 18:37:00
  • 92:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    だけど別れた今……また晴輝はママの側に戻った。
    それを知った私は……

    2006-02-21 18:40:00
  • 93:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    【そんなに離れれない関係ならいっそママを頼れば?8個下の私に頼ってたように……それとも貴方から見たら子供な私は騙しやすかったから?利用だったの?】
    しか頭になかった。

    2006-02-21 18:41:00
  • 94:

    名無しさん

    あげ

    2006-02-21 20:33:00
  • 95:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    そんな苛立ちから私は晴輝にひどい事を言い続けた。そして晴輝は開き直ったのか【ママに借りれたから今からママと行くは!】っと返信が来た。

    2006-02-21 22:15:00
  • 96:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    私は【やっぱりな……】と思い強きに【分かった!】と返事を送って晴輝を待った。

    2006-02-22 23:19:00
  • 97:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    でも……いくら待っても晴輝は来なかった。
    そして夕方に電話がかかってきた。

    2006-02-22 23:33:00
  • 98:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    『昨日はゴメン……』『本間は来る気なかったくせに!』『行く気あったけど酔いすぎててん……ゴメン。』明け方の態度と180度変わったくらい晴輝は下手に出てきた。
    そんな晴輝をお構い無に私は言い続けた。

    2006-02-22 23:38:00
  • 99:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    『は〜そんなんいいし!ママに借りれたんなら今でも持ってきて!』と言う私の言葉に次は開き直りながら『ママに借りれる訳ないやん?ママと一緒って言うたら納まるかと思ったのに、お前の態度変わらんもんな〜』と笑いながら言われた。

    2006-02-22 23:40:00
  • 100:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    本当は晴輝が【ママ】とって言うた時に私の心はカナリ怯んだよ?



    でも【そんな本音は言えない!】っと普段はないプライドが言うのを拒んだ。

    2006-02-22 23:44:00
  • 101:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    だから私は『お金が返ってくるって思ったら何も思わんかったは!』と答えた。
    『ははは〜!おもんないは〜。』と笑いながら答え『お金はなかったけど会いたいから本間に行くつもりやってんで?』と申し訳なさそうに言う晴輝の気持ちが私にはさっぱり分からなくなっていた。

    2006-02-22 23:58:00
  • 102:

    名無しさん

    〜は←わに変えた方がいいで。例、…いいわ。言ったわ知らんわ。

    2006-02-23 00:29:00
  • 103:

    名無しさん

    あげとこ( ̄^ ̄)

    2006-02-23 07:33:00
  • 104:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    102サン→これからヮ気を付けて更新します??

    103サン→あげてくれてぁりがとぅございます??読んでくれてぁりがとぅございます??

    2006-02-23 12:36:00
  • 105:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    なのに……『会いたい』と言う晴輝の言葉を嬉しく思う私がいた。

    まだ私は晴輝が好き。

    2006-02-23 12:39:00
  • 106:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    この日の夜、晴輝が家にきた。
    特にこれってする事もない……夕方の口論が嘘のように自然に居る。
    まるでまだ付き合ってるかのように……。

    2006-02-23 12:42:00
  • 107:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    こんな日がずっと続いていた。
    晴輝を好きな私は一緒に居れるだけで幸せだったけど……その反面、付き合っていない分、不安もたくさんあった。

    2006-02-23 12:46:00
  • 108:

    名無しさん

    ニンニク注射?

    2006-02-23 13:02:00
  • 109:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    108サン→ニンニク注射?ヮ本当にぁるのッ?でもぁーしが打ったのヮ筋肉注射?聞き間違い??ネタにするのヮ?止?

    2006-02-23 19:46:00
  • 110:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    でも私が不安を打ち明けると決まって晴輝は『ならバイバイしよ?』と冷たく言う。
    その度に泣き縋る私がいた。
    そしてまた普通に過ごす日々がくる。

    2006-02-24 22:09:00
  • 111:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    【彼女の座を射止めれない私なんてすぐ捨てられる……】
    【きっといい子が現れたなら……】
    私の頭はそんな事しか考えられなかった。

    2006-02-24 22:13:00
  • 112:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    でも【さよなら】の言葉が恐くて何も言えなくなり私は不安を胸にしまう事しか出来なかった。

    2006-02-26 02:00:00
  • 113:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    だから会いに来てくれる晴輝を信じる事にした。

    2006-02-26 02:01:00
  • 114:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    不安を打ち消すには【信じる】しかなかった……。

    そして晴輝も『信じてて大丈夫』『お前だけやから』と言って居てくれたから……。

    だから私は晴輝を精一杯しんじてた……

    2006-02-26 02:05:00
  • 115:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    そんな感じで【晴輝と戻るために頑張ろう】と私は毎日、明るく振る舞っていた。
    不安で苦しくなっても自分の中に秘め……不安で孤独を感じたら気を紛らわすための物を探す……

    私は必死だった。

    2006-02-26 02:13:00
  • 116:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    そんなある日……

    いつものように電話をしてた。
    でもどこか冷たく感じた……。
    『怒ってる?』とたまらず私が聞くと『は〜?怒ってないしっ!』と明らかにキレ口調で答えられた。

    2006-02-26 02:18:00
  • 117:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    だから私が『怒ってたらゴメン。』と言うと、さらにキツイ口調で『怒ってないって言ってるやんっ!しつこいの〜!』と返ってきた。
    不安になった私は……『いつもと口調ちゃうやん……』『は?だからって怒ってないしな!?俺かて疲れとんねん!風邪引いてしんどいねんっ!』っと怒鳴り声に近い感じで言われ、一方的に電話を切られた。

    2006-02-26 02:23:00
  • 118:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    次の日……


    いつも朝にかかってくるはずの電話がならなかった……。

    2006-02-26 02:25:00
  • 119:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    不安でたまらなくなり私からかけてみた……なのに電話に出ない。


    時間をおいて何回かかけてみたけど出てくれなかった。最後らへんには電源を切られたり、拒否られた……

    結局、この日は晴輝からの連絡は一切なかった。

    2006-02-26 02:29:00
  • 120:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg



    結局、この日は晴輝からの連絡は一切なかった。

    2006-02-26 02:30:00
  • 121:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    【私、何か嫌われる事した?何で出てくれないの?】


    その事しか頭になかった。

    2006-02-26 02:32:00
  • 122:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    そんな事を思っても仕方がない……晴輝が出てくれない限りは何もならないのだから……

    2006-02-26 12:39:00
  • 123:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    だから必死に私は平常心を保とうとした……

    2006-02-26 12:41:00
  • 124:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    『奈緒〜せっかく買い物来てんねんから笑いや!』『……だねっ♪』
    見兼ねた千佳が買い物に誘ってくれた。

    2006-02-26 12:56:00
  • 125:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    ミナミの街を目的なく歩く……
    もうすぐクリスマス。

    街頭のネオン……キラキラ輝く楠木……その前を暖かい笑顔で歩くカップル……何だか胸が苦しくなった。
    でも何だかワクワクした。

    2006-02-26 12:58:00
  • 126:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    【晴輝と一緒に過ごせるかな?】

    何も根拠なんかないけど……期待で胸があふれた。

    2006-02-26 13:04:00
  • 127:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    【電話に出ないなは、理由があってんて!】と、クリスマスの期待が勝ち、良い解釈しか出来なくて、私はワクワクした気持ちでいっぱいになった。



    恋する乙女を感じた。ヮラ

    2006-02-26 13:09:00
  • 128:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    127の訂正。

    打ち間違いで
    【電話に出てないなは……】→【電話に出てないのは……】
    ですm(__)m

    2006-02-26 13:12:00
  • 129:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    そして私は千佳に頼み靴屋さんに付いてきてもらった。

    2006-02-26 16:41:00
  • 130:

    ☆ ◆lFxm6TCoUg

    ------------------------
    ある日、私が『今、何が欲しい?』と聞いた時……『家!』『そんなんちゃうわ!』『じゃ〜車?』『真面目に答えてや!』『俺、金でいいで〜!』『もぅいいわっ!』『俺、今スニーカーが欲しいねん!サイズは25でいいわ!』と嬉しそうに答えた。

    ------------------------
    そんな事を思い出したから私は晴輝へのクリスマスプレゼントとして靴屋さんに行った。

    2006-02-26 16:50:00
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