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1:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
?実話に少し肉付けしてかき?ます?下手ですが、意見あればかきこんでください?
2006-03-30 01:43:00 -
2:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
寂しかった。なんとなく街で声をかけられキャバのキャッチについていってしまった…
正直びびっていた。スカウトマンにおされ、私はとりあえず体験で働くことにした2006-03-30 01:54:00 -
3:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『今日からなん?』
後ろから声が聞こえ、振り返ると小柄できゃしゃな女の子が立っていた。『うん』『私も今日からやねん♪前違うとこおったけど。理香て言うねん。18やで〜仲良くして☆』2006-03-30 01:57:00 -
4:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
理香はさばさばした気さくな子でタメやしすぐ仲良くなれた☆夜が初めてな私に色々教えてくれた。
だから帰りに入店を決意した。理香がいるし、仕事も思った以上に楽しかったから。寂しい分お客さんにもまめに連絡した2006-03-30 02:00:00 -
5:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
あんたに出会うまでは、サオリは平凡な毎日送ってたんよ。
付き合ったって、すんなり別れを告げてきたんよ。何であんたは私の心にすんなり入りこむんやろね…2006-03-30 02:03:00 -
6:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
理香とは仕事前御飯を食べに行ったり、お客さんと四人で同伴したり…だんだん打ち解けていった。理香は夜一本でホストの彼氏がいるらしい。なかなか会えず、店にもたまに呼ばれるらしく悩んでいた。勿論私はホストなんて行った事もなかったから、理香の悩みをただ『ゥン、ゥン』と聞くしかできなかった
2006-03-30 02:07:00 -
7:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
眠い中あくびしながら大学に行った。授業中ねかけていると、ブーッブーッ━━━
バイブの音でめがさめた。…どーせ客ちゃうん
だるそうに携帯を開いた。[遥菜]
地元の友達からだった。
[なぁ、サオリ男の紹介いらん?友達の友達やねんけどかわいい子紹介してほしいらしい(^O^)遥菜は彼氏いるし返事ちょうだい☆]2006-03-30 02:12:00 -
8:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
そーいえば最近おっさんとしか話てない…
[是非お願いm(._.)m]
━…━…送信…━…━…━[サオリのアド教えとくし連絡待ってて☆][了解o(^-^)o]私は携帯を閉じて、寝てしまっていた。2006-03-30 02:18:00 -
9:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
この出会いがこんな事になるなんて、思ってもいなかった。
2006-03-30 02:19:00 -
10:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
今日は仕事は休みだった。私は学生やし週三回。理香はレギュラーらしい☆学校から帰ってすぐ、お風呂に入って寝る事にした。
″☆§℃*#♪
着うたで目がさめた。━誰これ…知らないアドレス。眠い頭で必死に考えた。━あっ!思い出したと同時に本文を開く。[はじめまして☆隼人です。サオリチャンでいーんやんな?]2006-03-30 02:24:00 -
11:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
とにかく眠かったから、返信はせず眠りについた。朝学校に行く前に返信した。[サオリです!寝てたから遅くなってゴメン(*_*)こちらこそよろしく♪]今日は仕事やからお客さんにも次々メールした。お客さんはすぐ返信してくる。━面倒臭いわぁ…
とりあえず今日来てくれるお客さんと同伴する事になった。メールしながら学校に向かった2006-03-30 02:29:00 -
12:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
お客さんと食事を済ませ、店に到着した。更衣室で携帯をみたが、隼人からのメールはなかった…女の子達が急いで着替えている。今日は忙しいらしい。私も急いで着替え、ロッカーを勢いよく締めた。
2006-03-30 02:35:00 -
13:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
満卓の中、ボーイがせわしく動く。『おはよー』理香がトイレからでてきた。『今日中野さんと井上さん来るから一杯飲もな☆』
この二人は私達の指名客で結構太客。『まじで。わかったぁ♪』私は呼ばれたので、同伴した客の席へと急いだ。
このころの私はこの仕事がほんまに楽しかった。ただお金の使い道はないし、心を癒してくれる彼氏もいなかったけど…この仕事があるから寂しいは紛れていた2006-03-30 11:39:00 -
14:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
明日は土曜。今日は飲みまくる事にした。ただ気になったのは、理香は何かを忘れるよーに私以上に飲んでいた。二人の指名のお客さんが帰るなり理香は、『寝る!』と言い残し、更衣室に消えていった。店長は忙しいから困っていたけど、理香は自由な子だから…『サオリチャンいこか。』理香が心配だったけど、そのままフリーについた
2006-03-30 11:44:00 -
15:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
仕事を終え、更衣室に入ると理香は慌てて目をこすっていた。化粧が落ち、明らかに泣いていた様子。『なぁ、明日仕事終わったら飲みにいかん?』理香は何もなかったかのよーに言った。私は、何にも触れず、『いいよ』と返事した。理香から言ってくれるのを待つ事にした。携帯を開くとメールがきていた。
[隼人]2006-03-30 11:49:00 -
16:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
[遅くなってゴメン!俺は20歳でK大学三回生☆]
━二個上かぁ♪
その後メールが何回も続いた。家もまあまあ近い。好印象だった。
━久しぶりに普通のメールして楽しいわ☆
いつの間にか眠っていた…2006-03-30 11:54:00 -
17:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
気付けば夕方だった。今日は理香と約束があるし、急いで準備をした。何通かのメールの中に隼人からのもあった。まず隼人へ返信する。私の中で早くも隼人の存在は大きくなっていた。だから夜働いている事は言わない事にした。嫌われたらどーしよう、て不安があったから
2006-03-30 11:57:00 -
18:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『おはよ☆』何事もなかったかのよーに理香が立っていた。『あんな、今日彼氏の店ついてきてほしいねん…』ん?彼氏の店?━…━『ホスト?!』でかい声で叫んでしまった。『私、このままやったらキャバではやってけんくなるねん…もうお金がなくてさ。ほんまに彼女なんかはっきりしたいねん。』理香は一気に話た。迷いのない言い方だった
2006-03-30 12:04:00 -
19:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『サオリも一緒に彼氏が信用できるか確かめて』理香が話てくれた事がうれしくて『わかった』と返事した。私は接客中も初めて行くホストクラブの事ばっかり考えていた。理香お金が足りなくなるって…私もそんな風になるの?不安と緊張で一杯だった。
でも興味はあった。2006-03-30 13:17:00 -
20:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『今日はおごるからな!て言ってもサオリは初回やから千円やから笑』
え…『安っ!そんなもん?』かなり驚いてしまった。『一回目だけやで〜気にいった人いたらちゃんと言いや。でも私みたいにならんよーにね。サオリまでこんなんなったら嫌やから…』理香は悲しそうな顔をした。ミナミの街は夜中でも眩しい位のネオンが輝く…キャッチを交わして店にむかった2006-03-30 13:21:00 -
21:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
携帯を見ると、隼人からメールが来ていたのでメールを打ち始めた。何かしないとおちつかなくて…理香の溜息のよーな息をはく音、カチカチ言う携帯のボタン音のバックに色んな声が聞こえて騒がしい。『お前、何で連絡せんかってん』顔をあげると、一人の男がたっていた。
『恭介…座って。』━━これが恭介くん、理香の彼氏か…2006-03-30 13:30:00 -
22:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
いかにも昔遊んでましたという感じ。すらっとしてスーツが似合う。『同じ店のサオリ。今日は話があってきた』『はじめまして。恭介です。今誰かついてくれるし待っててな』優しそーな目をしてる。
恭介はお酒を作り始めた。私は再び隼人へのメールを打ち始めた。横目でみると理香はムスッとしている。2006-03-30 13:45:00 -
23:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『こんにちわ。レンです』名刺を持って綺麗な顔をした男の子がやってきた。『横いい?』『どーぞ』私は自分のバッグをどけた。このレン君は私にどんどん話てくる。顔は綺麗だが三枚目らしい。しかし、理香達の間の空気は静まり返っている。━どーしよ…
2006-03-30 13:49:00 -
24:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『レン君、カウンター空いてるやん?行こ☆』半ばゴーインにスーツの裾を引っ張った。その様子に理香が気付いたのか『待って。話すからみんな聞いてほしいねん』
理香は煙草の火を消した。そして、『私、今日はっきりさせたい。恭介、私もぅここにこれるお金ないねん。それでも私はあんたの彼女?』言い終えて、理香は下を向いている。しばらく沈黙が続いた。『俺、場違い笑?』レンなりに気を使ったんだろう……2006-03-30 18:57:00 -
25:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
恭介が沈黙を破り、口を開いた。『お前やったら、風俗でも充分稼げるんちゃうハハッ』
私は目を丸くして、恭介君を見た。『ちょ、恭介何言うねん!!』レンも驚いている━━━何て奴…2006-03-30 19:00:00 -
26:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
ホストてこんな奴ばっかなん…?
『まぁ、冗談やからぁ〜』理香が恭介を睨みつけた。『あんた、いい加減にしーや』私は我慢できなくて怒鳴りつけた。
『サオリ、ありがとう。でももういいから。お金置いてくな。帰るわ』理香は泣きそうな顔だったけど、強気に言った。『見送りいらんし。サオリ帰ろ!ゴメンな…』私達はカツカツヒールをならして店をでた2006-03-30 19:09:00 -
27:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『理香、そこのファッキンはいろ?』理香の目に涙がつたっているのが見えた。理香を座らせ、コーヒーを二個頼んだ。理香は黙っている
2006-03-30 19:11:00 -
28:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『わかってたんやけど…かっこ悪いとこ見せてゴメン』若干奮えている理香の声。かける言葉がみつからない…
ブーッブーッ━理香の携帯がなっている。『恭介や…』理香は携帯をみつめて動かない。2006-03-31 19:57:00 -
29:
名無しさん
『何こいつ…』理香は携帯を机に置いた。『サオリ、私もう絶対恭介と切るから☆ほんまにありがとう』『うん。話てくれてありがと』『私、こんな性格やからあんまり友達おらんくてサオリみたいな友達できて幸せ♪』私は恥ずかしくなった。━理香は強いなぁ。
理香と別れ始発に乗った2006-03-31 20:04:00 -
30:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
家に着きそうな時、携帯が鳴った。[隼人][番号教えて]携帯番号を送るとすぐに知らない番号から着信がきた。隼人?
『はい…』『俺、隼人!今どこ?』『家の前らへん』『今から行くし場所教えて?いい?』時間は7時すぎ位。何でこんなハイなんやろ…でも隼人をみてみたくてコンビニで待つ事にした2006-03-31 20:09:00 -
31:
名無しさん
頑張ってなァ?
2006-03-31 20:50:00 -
32:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
33さん読んで下さってうれしいです?頑張ります?
2006-03-31 21:43:00 -
33:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
隼人は雑誌を手にとり、サングラスをはずした。薄くて整った顔。『ゴメンな。急に呼び出して☆たまたま近くでオールしてたから♪今日は急やったしこれで帰るし又遊ぼうなー』くったくもない笑顔を見せて、彼はコンビニからでていった。
『ほんま変な人…』でも憎めない可愛らしい人やと思った。2006-03-31 21:52:00 -
34:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
それから隼人とのメールが日課となり、大学生活初の夏休みに入った。テスト前でずっと仕事を休んでいた私は今日から復帰する事にした。理香にこの前の御礼がしたい!と言われ、仕事前御飯に行く事になった。ひっかけで理香を待った。
理香大丈夫なんかな……『サオリ、久しぶり☆テストできた?』理香が小走りでやってきて、居酒屋に入った2006-03-31 22:00:00 -
35:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『理香、大丈夫なん?』私が心配そうに聞くと、理香はビールを勢いよく飲み、『そんな心配しないで!すっきりした☆もーホストはやめる笑』笑顔で答えた。私は安心した。『ほんま理香は強いな…』
『んな事ないしぃ★理香な、福祉の専門行きたい!だからこれから貯金する☆サオリみたいにちゃんと勉強する!』理香は前より輝いて、こっちまでうれしくなった☆『ほら、食べて?』軽く酔っ払い、店に向かった2006-03-31 22:06:00 -
36:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
久しぶりって事で、指名客がたくさん来てくれた。私は売れっこではなかったけど、女の子同士仲良いこの店が気に入っていた。
仕事後、携帯を見ると隼人からメールが来ていた。最近仕事後の楽しみになっていた。『サオリ携帯みて笑うんやめてー』隣で着替えてた彩香サンに言われ、恥ずかしくなった。『彼氏ぃ?笑』彩香さんは二個上でベテラン。『違いますょーハハハ』2006-03-31 22:13:00 -
37:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
[明日暇やったら遊ばへん(^-^)?]もちろんYES!
やたらうれしくなってしまった。恋…なんかな?━別に顔がストライクやったとか、特別性格が合う訳ではないけど、なぜか気になる存在やった2006-03-31 22:17:00 -
38:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
早めにあがり、部屋のクローゼットを開けた。何着たらいいん〜〃一人テンパっていた。なんか、私今メッチャ女の子してるやん☆
隼人がえびチャンがスキて言ってたのを思いだし、ちょい女の子めの可愛い服を選んだ。━ちょいハズイけどいいや☆2006-03-31 22:22:00 -
39:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
隼人は車で、前のコンビニまで来てくれるらしい。私はソワソワしながらコンビニの前に立っていた。━プップ-
車の窓から隼人の顔が見えた。『邪魔になるからはよ乗ってぇ〜』小走りでかけより、ドアを閉めた2006-03-31 22:24:00 -
40:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『えびチャンがおる〜ギャハハ』うわ、意識したのバレバレ!?恥ずかしくなった〃『御飯食べよか!何がいい?俺パスタ〜』『あ、じゃパスタで…』隼人といると、隼人のペースで事が進む。自己中な人かもしれないけど、優柔不断な私にはこれがよかった
2006-03-31 22:48:00 -
41:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『ここ、うまいねんて☆』可愛い外観のレストランに着いた。
『俺自由人ゃねんかぁ〜ゴーインでゴメンな』隼人の口はミートソースまみれで、吹き出しそうになった。彼は私の心にすんなり入りこむ…
━もっと隼人の事知りたい2006-03-31 22:52:00 -
42:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『バイトとかしてるん?』━えっ、『あ、今辞めたとこ☆捜し中…』とっさにでた嘘━━言えへんし★
隼人のおごりで店を出た。嘘をついた事に少し罪悪感を感じ、口数が減っていた私…『ゴメンな、もう帰る?』隼人にはきっと私が嫌がってるように見えたのかな2006-03-31 22:56:00 -
43:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『違うよ☆私一人暮らしやしまだ大丈夫!ゴメン』おごって貰って最悪やん、私…『んなら夜景みよ〜ゴーゴー』隼人は車を走らせた。『隼人て、おもろいよな』『ほんまに?☆変わり者てよぅ言われるから気つけてな笑』隼人みたいな彼氏やったら楽しいやろなァ★
2006-03-31 23:05:00 -
44:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『着いたで☆ちょい歩くしな!』車を降りるとひんやりした。隼人の後ろに着いて歩く…『ヒャッ!』しめっていた地面に足をとられた。隼人が振り返り、『ヒールやもんな☆ゴメン気つかんで…おいで』手を差し延べている。━ドキッ〃隼人の手をそっとにぎった
2006-03-31 23:08:00 -
45:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
つまづかないようにずっと下を見て歩いた…『着いたで!』顔をあげると、一面星をちりばめたようにキラキラしていた。『エ、エ!すごい。キレー!!うわッ☆』かなり興奮して叫んだ。隼人は得意げに言った。『やろっ?』
2006-03-31 23:11:00 -
46:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『スゴイ?☆』私は目を輝かせていた。『サオリ?』
『ん…?』呼ばれて隼人をみる。2006-03-31 23:13:00 -
47:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
え……
2006-03-31 23:13:00 -
48:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
一瞬やけど、隼人の唇が私の唇に触れた。ドキドキッ━心臓が破裂しそう!
『あ、ゴメン…なんか、してもた。ほんまゴメン』
どーしよ……何か言わな。『嫌じゃなかったよ』 きっとこれが私の本音2006-03-31 23:16:00 -
49:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『え、ほんま?…よかった』隼人も照れ臭そうにしている。『ソロソロいこっか☆』
━え、何で?それだけ?『あ、うん』何でなん…聞きたくても聞けなくて、隼人と別れた。コンビニで降ろされその場にしばらく立ちつくしていた2006-03-31 23:23:00 -
50:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
家でも今日あった事を一人回想していた。何がしたいん?[今日はありがとう☆おやすみなさい♪]しばらくたっても返信がなく、不安になったけどそのまま眠りについた…
2006-03-31 23:26:00 -
51:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
目が覚めたら昼やった。昨日の出来事を思い出し、携帯に目をやる。
━━新着メール0件━━何でなん?このままブッチ??正直スキになりかけていた。不安で仕方なかった。とりあえずお客さんにメールする事にした2006-03-31 23:29:00 -
52:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
ブーッブーッ…客は返信早いわぁ…溜め息まじりにメールを開く。[隼人]━!?
[昨日は疲れて寝てしまって、ほんまゴメン!!]は?普通やし!何で……[全然いいよ☆楽しかったし又遊ぼ(゚∀゚)]2006-03-31 23:35:00 -
53:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
[今日の夜会える?]
えー![うん☆]と送ったものの…どーしよ?★一人あたふたしていた。今日ちゃんと聞こ!!決心してシャワーを浴びた。
[6時にコンビニおって☆]でも何でこんな普通なんやろ…ほんま変わってるな。だんだん緊張してきた2006-03-31 23:41:00 -
54:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『昨日ぶりぃ☆』隼人は相変わらずのテンション━いつ聞こう…!?一人そわそわしていると、隼人が口を開いた。
『昨日の事なんやけど…』━ドキッ!『あ、うん?』2006-04-01 00:03:00 -
55:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『付き合ってほしい』!?『嘘っ…』隼人は真剣な顔をしていた。『昨日、キスしてしまったん、中途なキモチちゃうから!早過ぎやし信じれへんかもしれんけど…』うれしくてたまらなかった。隼人は照れ臭そうにしている『アカン…?』
2006-04-01 01:03:00 -
56:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『私も、隼人の事気になってて…えッ、ヨロシクデス。』きっと真っ赤な顔をしていただろう。『仲良くしよな』━ほんまに幸せの絶頂だった。つかの間の幸せだったけれども…
2006-04-01 01:06:00 -
57:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『今日はそれがいいたかってん!今日は帰る?』『…一緒にいたい。』勇気をだして言った。『俺も!どっか適当に走るわ☆』隼人は左手をさしだし、運転中ズット手を握ってくれた━この幸せがズット続きますよーに☆無常にもこの幸せははかないものだった
2006-04-01 01:09:00 -
58:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
━『アカンかな?』『え?』いつの間に!?外を見るとラブホテル街…ちょっとビックリしたけれど『ぁ、いいよッ』私だって、スキな人と一つになりたかった。どんどん隼人の事スキになっていたから━
2006-04-01 01:13:00 -
59:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
軽率やったね、私
…
ただ嫌われたくなかってん。出会ってすぐやったけど隼人とやったらよかったんやもん2006-04-01 10:02:00 -
60:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
隼人とは週に何回か遊んだ。仕事の事は言えずにいたけど、そのうちやめよう☆軽い気持ちでいた…隼人も夜はあんまり連絡してこなくて、言い方は悪いけど好都合やった。
『はぁ〜あ』隼人がアクビした。『眠いん?』『最近ゲームばっかしててさ』2006-04-01 10:05:00 -
61:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『なんや笑あ、プリクラ撮りたい!』ラウンドワンが車から見えて、私は叫んだ。『俺、あんま写真とか嫌いや…』私が落ち込んでいると『しゃーないなー行くで♪』駐車場に入ってくれた。隼人はほんまに優しかった。うれしくて、鏡を取り出し、髪を整えた
2006-04-01 10:08:00 -
62:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
━パシャッ
『なんで隼人そんな真顔なん〜☆』『慣れてないんやって〃にしてもお前詐欺並やで笑』『うっさいな〃』隼人と半分ずつ分けて、別れた。隼人を見送り、ミナミに向かう。こんなんやから罰があたったんや…━2006-04-01 11:11:00 -
63:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
仕事もあるし、今日撮ったプリクラは電池パックにはった。『理香、私彼氏できた☆プリクラあげる』『嘘ぉ!よかったな♪』理香は自分の事みたいに喜んでくれた。『何繋がり〜?まさかホスト違うやんな?』理香は心配していた。
2006-04-01 11:14:00 -
65:
名無しさん
メタメタぉもろぃ??がんばってな?
2006-04-01 14:12:00 -
66:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
66さん、読みやすくしてもらってうれしいです?67さん、すごい励みになります?ありがとうございますm(._.)m?
2006-04-01 16:14:00 -
67:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
ゴメンなさい67さんと68さんでした??すみません
2006-04-01 16:18:00 -
68:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『大学生やからぁ☆あ、隼人からメールきた★』『なんや、安心♪隼人君ね!』隼人はまめやし優しいし車もあるし…ほんま浮かれてた。『てか、仕事の事話たん?』理香の一言で我に返る。隼人を騙している罪悪感。反対されるとは限らないけどどんどん言い辛くなっていた『━言うべきやんな?』
2006-04-01 16:23:00 -
69:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『言う必要なくない?』理香は当然の事のように言った。隼人を失いたくないけど、私は夜の世界に浸かってしまっていた…バレたら辞めればいいか♪最低やけど、軽い気持ちでいた━━
2006-04-01 17:04:00 -
70:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
ほんま私は人に流されやすい↓理香みたいにはっきりした性格が羨ましかった。『理香も早く彼氏ほしいわぁ☆』━ほんま、理香にも早く幸せになってほしい。幸せを分けてあげたい…なんて思ってた
2006-04-01 17:09:00 -
71:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
━次の日、今日も仕事に来た。『おはようございます!』更衣室に入ってロッカーを開けた。『サオリおはょう!』更衣室は彩香さん一人だった。『サオリ最近彼氏でもできたん?メッチャ幸せそーな顔してる♪』私そんな顔してるんや…ハズイ。
2006-04-01 17:28:00 -
72:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『あ、はい。』照れながら答えた。『写メとかないん☆』『あ、ありますよ!』電池パックのプリクラを彩香サンに差し出した。彩香サンはプリクラを見てフリーズしている。『…なんか、どっかでみたことあるんやけど。』彩香サンは眉間にシワを寄せている。
2006-04-01 17:32:00 -
73:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『ゴメン!わからへん笑』しばらくして彩香サンは更衣室から出ていった。━似たよーな人でもいたんかな☆私も着替えた。
今日は店は暇らしく、理香と早めにあがった。2006-04-01 17:35:00 -
74:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『お疲れ〜』彩香サンと志帆サンが入ってきた。『サオリあんな?さっきのプリクラ志帆に見せてあげてくれん?』『あ、はい。』私は志帆サンに携帯を差し出した。『やっぱそーやんな?』彩香サンが志帆サンに言った。━何、何なん!?
2006-04-01 17:37:00 -
76:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
78さん、ありがとうございます?o(^-^)o
2006-04-01 20:44:00 -
77:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
志帆サンはゆっくり話し始めた…『おとついかな?彩香と仕事終わって飲みに行ったんょ★うちらの口座じゃないけど、ヘルプがサオリの彼氏にそっくりやった』『まぁ、人違いかもゃしッ』彩香サンがフォローするよーに付け加えた
2006-04-01 21:16:00 -
78:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
口座?…って何?意味がわからない。理香の一声でやっと理解した。『つまりホストしてるって事ですよね?』『えっ!えっ』この前の理香と恭介のやりとりが目にうかんだ
『サオリは彼氏に仕事の事聞いてないねんな?』『はい…』彩香さんに言われて情けなく答えた2006-04-01 21:21:00 -
79:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『サオリ、今のうちに別れって!』理香は必死で言う。━そりゃそーやんな。理香は酷い目に遭ってるし、私もこの目で見ていた。
どーしょ…ほんまなん?学生じゃないん!?隼人も恭介クンと同じ?頭がこんがらがる…
『仕事で差別したらアカンけど、気つけや?まだわからんからちゃんと話しいな?』志帆サンはポンと私の肩を叩いた2006-04-01 21:26:00 -
80:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『ちなみにソエモンのTRUSTて店やから、一緒に確かめるか?近いし。大丈夫?』彩香サンが付け加えた。『トラスト?…聞いた事ある』理香が言った。確かめたいけど、確かめてどーしたらいいかもわからない━『いや、大丈夫です』無理矢理笑顔を作った
2006-04-01 21:56:00 -
81:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
着替えながら、必死で頭の中を整理しよーといた。━でも、私も嘘をついてる。隼人を責める権利はない…それに、まだ真実かわからない。
TRUSTか…ほんま真実やな笑ちょっと笑ってしまった。彩香サン達が出ていき、理香と二人きりになった2006-04-01 22:00:00 -
82:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
↑真実じゃなくて、信用です★ごめんなさい
2006-04-01 22:08:00 -
83:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『サオリ?おせっかいかもしれんけど、ホストはほんまやめとき…』『理香━うん。わかってる。とにかく確かめなアカン。』もし、真実だったら私は彼と別れられるだろうか。
『理香ありがとう!とにかく様子みてみる』隼人にメールをうった。[明日会えへん?]2006-04-01 22:11:00 -
84:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『なんかあったら絶対言ってや?今度は私が助けるから★ただサオリに幸せになってほしいねん…』理香の優しさが伝わってくる。
隼人からは返信がない。送りの車の中で、ぼーっとしていた2006-04-01 22:14:00 -
85:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
夜メールこーへんのって、仕事やから?ほんまは夜起きてるん!?━━そーいや、この前もアクビしてた…
ブーッブーッ…[隼人][夕方やったらええよ☆]
会ってどーしようかとか何も考えていないけど、6時にコンビニ前で待ち合わせする事にした2006-04-01 22:23:00 -
86:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
中々寝付けなかったからか、おきたら頭がボーッとした。化粧をして、だらだらしていたら五時半を回っていた。コンビニに行くと、隼人はもー来ていた。『ガム買ったぁ☆くう?』いつもの隼人や…
2006-04-01 22:28:00 -
87:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『俺にあいたかったん?〃』かわいらしい隼人を見たら、この状況を壊したくなくて、とても言い出せなかった。
『なぁ、ホテルいこ☆アカン〜?』隼人が可愛く言って、チュッ!!何回もキスしてきた
『わかったから笑〃いいよ』『わーい★』
ほんまは眠いだけなんやろか…2006-04-01 22:33:00 -
88:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
でも、急に呼び出してもこうして来てくれる。私は愛されてる…隼人を必死で信じようとした。
ホテルに着くなり、ベッドに転がった。『ふわふわゃぁ〜』隼人がはしゃいでいる
『サオリ、ぎゅーっ!!』後ろから抱きしめられた2006-04-01 22:35:00 -
89:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
私達はそのまま重なった…今更隼人のいない毎日なんか考えられなかった。
『ン……?』
目を覚ますと真っ暗やった。━あ、寝てもたんや。
横で隼人はスースー眠っている。『……』ただ隼人をじっとみつめていた。2006-04-01 23:09:00 -
90:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
トイレに行こうと立つと、隼人のジーパンのポケットから覗く携帯が目に入った。
━━アカン?!
でも、真実が知りたくて、考えた末、携帯を握りしめてトイレにこもった…2006-04-01 23:12:00 -
91:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
どーしょ…見てもいいやろか。━ちょっとだけ★私はほんま最低やったと思う。でも、ただ真実がしりたかった。
ゆっくり携帯を開く。まず電話帳…
[家族][学校][地元][客][その他]━やっぱり…2006-04-02 13:17:00 -
92:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
涙が頬をつたった。━これ以上みたら、私どーなるんやろ。でも、私の指は携帯のボタンを押していた。[客]の欄には女の子の名前と特徴が一杯…
━何でなん。頭がおかしくなりそーやった。一瞬理香の顔が浮かぶ2006-04-02 13:20:00 -
93:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
━私の名前は[客]の欄にはなかった。アッ![その他]の欄に目を開くと…[サオリ 18 お姉]案の定私の名前と特徴。他にも10人位女の子の名前があった。
[その他]って、私は隼人にとって何なん…!?彼女でも客でもないん?何がしたいん?2006-04-02 13:26:00 -
94:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
でも、学生ってのはほんまやったんや…隼人も私みたいにバイトでやってるだけで、言えなかったのかもしれん━━自分も同じ事をしているのだから、文句は言えない。ただ、本当に[彼女]なのか不安やった。
恐る恐るメールの欄を開く…2006-04-02 13:31:00 -
96:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
99さんありがとうございます?あと、97のとこ、少し文章おかしかったです(>_
2006-04-02 17:57:00 -
97:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
とりあえず、涙をふいて携帯をもとに戻し、ベッドにもぐった。隼人はスースー寝息をたて、起きる気配はない。きっと昨日も仕事に行っていたんだろう…
五十歩百歩かもしれない。でも、彼は明らかに浮気をしている。私が本命なのかもわからない2006-04-02 18:05:00 -
98:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
彼を責めたら、同時に私の嘘もばらさなければいけなくなる。それに彼を責めれる立場でもない。
でも、真実が知りたい。私が1番なら、それで許す。私も仕事を辞めて一途になろう。それほど、離れたくなかった。隼人が起きたら、話てみよう。事情があるのかもしれないから…2006-04-02 18:12:00 -
99:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『サオリ…?』
『ン。』私はいつの間にか寝ていたらしい。隼人に起こされ、時計をみると朝の7時前だった。『俺、寝てたみたいで、ゴメンな…』昨日の出来事を思いだす。優しい隼人をみると、とても信じれなかった。『コーヒーいれたるわ☆』2006-04-02 18:17:00 -
100:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
私は歯を磨き、ソファーに座り、差し出されたコーヒーを飲む。『俺イビキかいてへんかったぁ?』笑顔で言う。私は隼人の子供みたいな笑顔がスキ…だからこそ、言わなアカン。
『あんな、隼人。』コーヒーカップを机に置く。『にゃ?』隼人はふざけている2006-04-02 18:22:00