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1:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
?実話に少し肉付けしてかき?ます?下手ですが、意見あればかきこんでください?
2006-03-30 01:43:00 -
201:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『あれ、俺の携帯は?』準備ができたので、外に出ようとすると、隼人が言う。『ああ、机の上にあったで☆はいッ〃』
私が靴をはいていると、『ちょい待てや』『…何?』『お前、携帯みたやろが』2006-04-05 01:42:00 -
202:
☆あいり☆
気になる〜(´∀`)♪
楽しみにしてまあす。。2006-04-05 11:17:00 -
203:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
☆あいり☆さん、はじめまして♪読んでくれてうれしいですo(^-^)o
2006-04-05 13:33:00 -
204:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
また、機嫌悪くなった…みたなんて言えない。
隼人をなだめるよーな穏やかな口調で言った。『見てないから。そんなとこに置く隼人も悪いやろ?』隼人は携帯を細かくチェックしているようだ2006-04-05 13:36:00 -
205:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『早く行こうよ☆』怒りと悲しみで爆発しそうなのをこらえた。『…フン』
隼人は食事中も、機嫌が悪くやり切れなかった。『てかな、携帯見られてやましい事でもあるん?』『ないわアホ』━ほんまにダルイ。どーしたら嫌いになれるか。それバッカリ考えるようになった2006-04-05 13:40:00 -
206:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
隼人に対して諦めのキモチが生まれた。何をしても、いつキレられるかとビクビクしていた。携帯も全部見られ、プライバシーもない。
出会わなければ…何度もそう思った━それに、弱い自分が嫌になる2006-04-05 13:43:00 -
207:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『同じ学校の樋口亮☆この近くに住んでて、コンビニ入ったら早藤サンみつけてん』――あぁ。学校とコンビニで何度か見た…
『そっか☆みた事ある〜』彼は私の名札の名前をチエックしていたらしい
『ちょっと話さへん?』2006-04-05 15:10:00 -
208:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
隼人にばれたら殺される…どうしよう。困った顔で彼を見上げた。
彼の整った顔と優しい笑顔にドキドキした。
『━うん☆いいよ』この状態から抜けだしたかったのかもしれない。2006-04-05 15:12:00 -
209:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
近くのモスに入った。亮クンがセットを買って来た。『どうぞ☆』『え…お金』彼はニコニコしている。『いいから食べや♪』『…ありがとぅ』彼の周りは穏やかな空気が流れている。――居心地いいな…
2006-04-05 15:16:00 -
210:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『うん!入学してすぐ位に早藤サンの名前、ユウナに教えて貰ってん…』
―え。そんな前から名前…知ってたん?『コンビニで見つけて結構何回も通ってるのに早藤サン気付いてくれんくてさ笑〃当前やけどな』2006-04-05 15:23:00 -
211:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
それって―――
今まで、隼人以外の男の子の事なんて、考えた事なんてなかった。考える事なんて許されなかった…
隼人にバレたら。そう考えたら段々落ち着かなくなった『そろ?帰る?』亮は、空気を読むように言った2006-04-05 17:49:00 -
212:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『あ、ウン。』『ゴメンね?引き止めて』申し訳なさそうに亮が言ったから、慌てて『気にせんといて☆』笑顔で言った。
『あの…よかったらアド教えて?』えっ!━どうしよう。2006-04-05 17:52:00 -
213:
?
よんでま〜す?
ガンバッテネ?
本間はまる?2006-04-05 21:38:00 -
214:
あいり
はじめまして?
話進んでる‐??
なんか主サンの気持ちめっちゃわかる?
あいりも同じ心境になったコトあリます??
完結まで頑張って下さい?2006-04-05 22:38:00 -
215:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
?さん、前もあげてくれましたよね??ありがとうございます(?´?`)
あいりさん、共感して貰ってうれしいです?今思ったら優柔不断やし、私にも悪いとこ一杯です?
幸せな恋してくださいね?2006-04-05 22:56:00 -
216:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
隼人から逃げ出したかった。『いいょ☆』
それに亮といると落ち着く…隼人以外は天使に見えただけやったんかな笑?
━でも、この事が亮を巻き込む事になった。
よかった。隼人からは連絡は来ていなかった2006-04-05 22:59:00 -
217:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
隼人にバレないように、女の子の名前で登録し、メールはまめに消した。
ズルイかもしれない――でも、私の安らぎになっていた前より隼人の行動も気にならなくなった…2006-04-05 23:02:00 -
218:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
今日も隼人は些細な事でキレだした。
ガシャーン!…私の部屋は又グチャグチャになった。『―隼人!』涙があふれた。もう何度泣いただろうか。
『謝れや。』意味がわからない…『ゴメンなさい』訳もわからず謝った。2006-04-05 23:05:00 -
219:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
部屋を片付け始める私をしばらく眺め、『…サイ。』隼人が呟く。『何?』『ゴメンなさい』
隼人は、本当に何か心の病気なんやと思う。今度は何度も謝り、泣いていた。何がしたいんやろ…2006-04-05 23:07:00 -
220:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
隼人は一日一回は何かにつけてキレていた。
亮とは、学校ではよく話すようになった。何回か遊びに誘われたが、さすがにそれは無理やった―段々、亮に申し訳なくなってきた
でも、亮のおかげで隼人の事を気楽に考えられるよーになった事は感謝している2006-04-05 23:10:00 -
221:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
今日もいつものように、亮とメールをしていた。その時電話がかかってきた。[隼人]『…はい?』『今、ドアの外おる。今すぐあけろ』私は言われた通り、すぐにドアをあけた
2006-04-05 23:13:00 -
222:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『サオリ、俺も携帯見せる。正直に話すからお前も携帯見せて?』 ――ヤバイ。
今携帯を見せたら確実殺される。『何で見せなアカンの?嫌やしな』
『何でやねん!俺も見せる言うてるやん』どーしよ…2006-04-05 23:19:00 -
224:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
231さん、ありがとうございます?
2006-04-06 13:30:00 -
225:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『何でいきなりそんなん言うん?』
隼人は私から携帯を奪おうとした。『…やめてッ』今絶対携帯を見せる訳にはいかない。私は隼人を振り払った。『何でみたいん!?』泣きながら隼人を睨みつけた2006-04-06 13:33:00 -
226:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『痛いな。お前、あんま調子のってると殴るぞ!』―ビクッ。『…はよ、かせ』
隼人は自分の携帯を机の上に置いた。『貸せ』2006-04-06 13:36:00 -
227:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
覚悟を決めて、隼人に携帯を渡した。机の上の隼人の携帯なんて別に見たくもなかった。
ただ、見られた後殴られる…そう思ったら怖くなった。隼人の顔つきが段々変わる。『おい、こいつ男やろ』2006-04-06 14:42:00 -
228:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『何…の事?』…メールの中で私は亮と呼んでたし、亮も俺って言ってるし――バレバレ…
『ふざけんな。正直に言わな殺す』隼人は私の腕をつかんだ。『いたッ……学校の…子』
なんでここまで言われなアカンのよ2006-04-06 14:45:00 -
229:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『男やな?何でメールしとん!チャントいわんかい。』
『…ヒッ…』『泣くな、ウザイ』今度は足で背中を蹴られた。『―学校の子で、友達になった』『こいつの事スキなんか?』隼人のイライラは増していった2006-04-06 14:49:00 -
230:
ちの
見てまぁぁぁす? 頑張ってね?
2006-04-06 18:56:00 -
231:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
ちのさん、ありがとうございますb('?^?)ほんまに暗い話でごめんなさい?
2006-04-06 21:52:00 -
232:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
また、また一人傷つけてしまう…『嫌やッ!関係ない人巻き込むんはやめて―』『お前が悪いんやろ。言えへんのか?スキなんか?遊び人!』━隼人にだけは言われたくない。『…スキとかそんなんちゃうから』
2006-04-06 21:58:00 -
233:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『言う事聞け。』―グイッ。隼人が私の胸倉を掴んで言った。『はよせー。』『ヒッ!!』怖い…
『ほら』隼人が無理矢理私に携帯を握らせた。―仕方ない。覚悟を決めて、メールを送る━━送信━━2006-04-06 22:01:00 -
234:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
送信を確認して、隼人は私から手を離した。
すぐに私の携帯が鳴った…[そうなんや。知らなくてゴメンね。又学校でね]
亮の優しさに、涙が出た。私ヒドイ事したのに…
その瞬間、『…ウッ。』隼人のコブシが又お腹に入った2006-04-06 22:05:00 -
235:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『…ハァ、ハァ』『…なん…で』私はお腹を押さえた。『何でそんな顔すんねん!俺は不安やったんや。最近、サオリが冷たいから何かあると思って…』
―あぁ。私が悪いんや。私のせいで、隼人すら傷つけてたんや…『隼人。ゴメン…殴り?』2006-04-06 22:08:00 -
236:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『…何で。サオリ』隼人は頭を抱えた。そして、走って出て行ってしまった。
―バタン。乱暴にドアが閉まった。
痛い…私は、何がしたいんやろ。スキやからって、一緒にいる事は隼人にも良くないんかもしれん2006-04-06 22:11:00 -
237:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
―しばらく動けなくて、ベッドに横たわっていた。
私らは、きっとうまくいかへん。隼人は私じゃアカン…周りも巻き込んで。
でも、隼人の事は全く嫌いになれなかった
別れなアカンよな…。その時携帯が鳴った。[隼人]2006-04-06 22:17:00 -
238:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
どうしょう…迷っていたらきれてしまった。しばらくして、又かかってきた。『…はい。』『サオリちゃん?』声の主は、隼人ではなかった。ひどく焦っている様子。『誰…ですか?』『隼人のツレやけど!』何なん?―嫌な予感。
2006-04-06 22:21:00 -
239:
?
早く続きよみたぁい?
アタシも実は同じような
経験あります?
すごいわかります?2006-04-06 22:43:00 -
240:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
?さん、ありがとうございます?そうなんですか??なぜか離れられないんですよね?この時はグダグダでした?
2006-04-07 11:36:00 -
241:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『今すぐ〇〇病院来て?』『…えっ。』『あいつ、呼吸とまってて』何で?――『私はもう関わったらアカン…行けへん』
ほんまは心配でたまらなかった。でも、私は関わらん方がいい。2006-04-07 11:39:00 -
242:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『お願いやから。そんなんいわんと…』しばらく呆然としていた。隼人は、ほんまに病気やったん?『―わかった。すぐ行く』
私は、鞄に最低限の荷物を詰め、タクシーに飛び乗った。私のせい?2006-04-07 11:43:00 -
243:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
病院に着くと、前に男の子が立っていた。『サオリチャンやんな?早くいこ』私は男の子に着いていった。
『隼人…この中やから外で待と?』『―隼人、死ぬん?』『多分大丈夫やで。サオリチャンの事、アイツから聞くけど、今日も喧嘩したん?』2006-04-07 11:46:00 -
244:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『え…うん』隼人にたまたま電話したところ、様子が変やったから駆け付けたら、隼人は倒れていたらしい…『あいつ。睡眠薬大量に飲んだラシイ』―えぇ?『…何でなん』
2006-04-07 11:50:00 -
245:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『俺らと遊んでても自分の意見通らんかったらすねるし、ドタキャンばっかやし呆れてるけど、純粋やし、大切な人は必死で守る。俺も喧嘩に巻き込まれた時何回助けて貰ったか…』
私の知らない隼人。私が1番知っているはずの隼人2006-04-07 11:56:00 -
246:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
今思い出すのは、なぜか隼人との楽しい思い出ばかり―『隼人は正直まぢ遊び人でな、でも感情なんてあらへんねん笑』
俺、誰にも本気にならん―隼人の言葉を思い出す。『隼人家族がスキやったからさ、大切な人がいなくなるが、もぅん嫌やったんかもな』2006-04-07 12:02:00 -
247:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
私が下を向いて泣いていたからか、その男の子が一人で話ている。―でも、頭の中は隼人で一杯になった。『サオリチャンの事聞いた時、俺ら安心してん!それに、やっと俺らが面倒みる必要なくなったし笑』
2006-04-07 12:05:00 -
248:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『…でも、私がいると隼人を傷つけるねん。イライラさせて。私じゃアカンねん』しばらく沈黙が続いた。『―それでも、隼人はサオリチャンがいいんやと思うで☆俺らといてもサオリチャンの事ばっかし!それに楽しい思い出もあるんちゃうん☆』
2006-04-07 12:17:00 -
249:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
ゆっくり、目を閉じた。―悪ふざけする隼人の顔。可愛い隼人…助かって――
『尚志クン!ハァ…隼人は!?』もしかして…『おばさん!大丈夫やから☆』
若くて、綺麗。『隼人のお母さんやで』2006-04-07 17:34:00 -
250:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『あら、はじめまして☆』笑うと隼人にそっくり…思わず笑ってしまった。『ほんま隼人は迷惑ばっかかけて…後でどついたろ』隼人の口が悪いのは、お母さん似やろな笑
『いつもゴメンな、尚志クン』『気にせんといて下さい』2006-04-07 17:37:00 -
251:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『…でも、安心したわ。』おばさんは遠くを見ながら語り始めた。『お父さん、浮気して出て行ってしもたから、隼人は人を信じひんし…女遊び激しいのもお父さんに似てしもて―』
――初めて聞く、隼人の家庭事情…2006-04-07 17:40:00 -
252:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
隼人の事、何も聞いてあげれなかったね…
『こんなカワイラシイ子とチャント付きあってるんやね。隼人は気性荒いけど…仲良くしたって?』『━はいッ。』
バタン━━
隼人の病室のドアが開いた2006-04-07 17:44:00 -
253:
ちの
ちののしおりッ(*´艸`*) サオリちゃんのファン1号?
2006-04-08 23:37:00 -
254:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
ちのさん、ほんまに感動しました??
ありがとう??2006-04-09 01:28:00 -
255:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『あ、お母様ですか?息子さんは命に別状はないですけどニ、三日入院していただきます』お医者さんの言葉で安心した―
『隼人!あんたは何でそんな迷惑かけんねん』お母さんが怒鳴り始め、皆きょとんとしている2006-04-09 01:31:00 -
256:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『ババァ、静かにせーや』『アホか、ほんま…』二人の間に確かな愛情を感じた。
『尚志クンと彼女に謝りなさい!』『…彼女?』
尚志クンと私も病室に入った。隼人の顔つきが変わる━『!?…サオリ、何でおるん』2006-04-09 01:34:00 -
257:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
明らかに隼人は嫌そうな顔をしている――
お母さんは、入院手続きで医者に呼ばれ、病室は三人になった。
『俺が呼んだんやけど。』私来たらアカンかったん…?『サオリ。別れよか―』2006-04-09 01:36:00 -
258:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『!?なっ…』隼人は私と目を合わそうともせず、単調な口調で言ったた。
『―俺、お前を又傷つけた…死んで償うべきやのに生きてる』
『隼人!助かったんやから…サオリチャンを今から大切にしろ』尚志クンが焦って言った2006-04-09 01:40:00 -
259:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『俺といたらアカン…サオリを傷つける。』━嫌や。『お前、死ぬとか簡単にいうな!チャント償って幸せにしたれよ』尚志クンもだんだん怒りだした。
私は何も言えなかった。隼人が言ってる事が痛い程わかるから…2006-04-09 01:47:00 -
260:
ちの
サオリちゃんマイペースでいいから頑張ってねッ★ ちののしおりぃファン1号?
2006-04-09 05:55:00 -
261:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
ちのさん?読んで貰えてほんまにウレシイです??
いつも励まされます??2006-04-09 16:36:00 -
262:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
隼人がスキ…でも、隼人は私といる事でたくさん傷ついてる―私じゃアカンのかもしれん。
スキだけじゃアカンのかな…
今すぐ帰るべきかもしれない。でもなかなか足が動かなかった2006-04-09 16:38:00 -
263:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『サオリ、今まで迷惑かけて…ゴメン』私は隼人をみつめた。隼人は窓の方を向いたまま―
私は何も言わず、ドアの方に歩き始めた。泣きそう…泣いたら隼人は困るやろ?だから帰らな━━2006-04-09 16:41:00 -
264:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『サオリチャン!』尚志が呼んでいる。振り返って笑ってみせた。隼人は、窓の外を見つめたまま…
バタン━ドアを閉めて、目を閉じた。これから、頑張ろうと思ったのに2006-04-09 16:44:00 -
265:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『あ、えっと…サオリチャン?』廊下で、隼人のお母さんに出会った。『今日はほんまゴメンね。』涙をこすって、『大丈夫です。無事でよかったです☆』笑って答えた。『ほんまいつも迷惑かけてるでしょ?』
2006-04-09 16:46:00 -
266:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『いえ、でも…さっきフラれました。』
『え?アイツはほんま、こんないいコを…』ほんま隼人にそっくり。ぼーっと、お母さんをみつめていた。『サオリチャン、隼人はきっと素直になれへんねん。今、みっともない姿見せてもたから。』2006-04-09 16:49:00 -
267:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『…はい。』『ほんまにサオリチャンの事スキやと思うから』『…はい。よろしく伝えてください』
お母さんと別れ、病院をあとにした。
ほんまに、もう別れた方がいいんかな…いつの間にか眠っていた2006-04-09 16:52:00 -
268:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
いつものように、学校に向かう。勿論、隼人からの連絡はなかった。
━お見舞い行きたいな。あ、フラれたし無理やん。
隼人がいる事が当たり前になっていて、本当に辛かった。2006-04-09 18:30:00 -
269:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
バイトと学校を繰り返す毎日…
隼人、そろそろ退院したんかな。平凡な毎日、あれからまだ三日しかたってないのに―隼人のいない毎日はゆっくり流れる。
もう涙は出なかった。2006-04-09 18:32:00 -
270:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
━一週間位たった頃、ポストに手紙が入っていた。
[サオリへ]かなり汚い字…切手も貼られていない。
隼人…?急いで中身を見た。かなり分厚い。何枚もあった2006-04-09 18:37:00 -
271:
さくら
今日一気に読んだ?
バリ続き気になるッ?
がんばってください(?*v?v)?。*゚2006-04-09 22:25:00 -
272:
ちの
ちののしおり?(*´艸`*)
2006-04-10 00:04:00 -
273:
名無しさん
バリぉもろぃ?カゞンバテね?
2006-04-10 01:02:00 -
274:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
さくらさん?読んでくれてうれしいです(?>∀
2006-04-10 02:41:00 -
275:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
サオリへ
今まで、迷惑ばっかりかけてほんまゴメン。心に傷をおったやろ?心配や…
俺は、ほんまどーしようもない奴や。自己中で、短気で、寂しがり、そのくせ強がりで嫉妬深い2006-04-10 02:46:00 -
276:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
それに臆病…サオリと出会うまで、束縛する事なんて知らなかった。
女に本気になるなんて、恥ずかしいて思ってた。
何でサオリじゃないとアカンかったのかは俺にもよくわからへん。2006-04-10 02:48:00 -
277:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
ただ、お前は純粋で疑う事をしらん。今まで、恵まれてたんやろな。
最初は、そんなサオリをバカにしてた…でも、それが羨ましかったんかもしらん。
俺はあの日、サオリに携帯を見て欲しかった。2006-04-10 02:50:00 -
278:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
レポート頼んだ日、俺の携帯見たんやろ?悲しかったやろ?
俺、あの後けじめつけてん!もう、ホストせーへん、サオリを泣かせへんて誓って客全員にメールしてん。サオリの目で見て欲しかってんか2006-04-10 02:52:00 -
279:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
サオリの事はずっと見てたから、サオリが最近俺から離れていってる気がして怖かってん。やから、俺もケジメつけた。
まさかと思ってたけど、お前が男と連絡しててほんま嫌やってん…
だからって、又同じ事繰り返した俺は最低や!2006-04-10 03:04:00 -
280:
ちの
ちの彼の気持ち分かるかも?? ちのも好きすぎたら首輪つけて何処にもいけんようにしたいもん?? ちののしおりぃ(*´艸`*)
2006-04-10 08:14:00 -
281:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
ちのさん?本気でスキになれる人がいる事が幸せゃなって思います?私は隼人に出会うまで、束縛しあって付き合う事はなかったです?
2006-04-10 14:57:00 -
282:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
サオリ…本気で人をスキになる事を教えてくれてありがとうな。
俺と出会ってくれてありがとう。
━最後の方は、涙で文字がみにくかった。私の渇いていた涙が、又溢れ出した。2006-04-10 14:59:00 -
283:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
私の指が勝手に動いた。[隼人]━お願い、出て!
プーップーッ…
何度かけても、繋がらなかった。もう、遅いん!?
私は隼人の家を知らない。━どうしよう。隼人が愛しくて仕方ない2006-04-10 15:03:00 -
284:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
明日、学校に行こう!
その日の夜は、そわそわして眠れなかった…隼人と会えるかなんて、わからない。でも、じっとしていられない。
伝えたい思いがあった。2006-04-10 15:04:00 -
285:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
━昼すぎあたり、隼人の学校に着いた。
経済学部の搭を探し、キョロキョロしていた。
隼人に対しては、いつまでもドキドキが消えない…隼人はほんまに不思議な人。
『…サオリチャン?』2006-04-10 15:07:00 -
286:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
スーツ姿の男のコが立っている。━誰?
どこかで見た。『あ!?尚志クン?何でおるん?』『…ソレは俺のセリフやで☆』確かに―『俺もこの大学やねんで!』2006-04-10 15:13:00 -
288:
ちの
ちのも束縛しないοでも本当ゎしたいο でも自分が何するか分かんないし恐いからしないのかな(*´艸`*) ちののしおりぃ??
2006-04-10 18:25:00 -
289:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
ちのさん?束縛は、されたら嫌な人もいるから平等にできたらいいですよね?
私は束縛はあんまりしないしされたくないです?
この話やと矛盾してるかも笑?2006-04-10 20:34:00 -
290:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『あ、しらんかった。何でスーツ?』『就活やで☆一応…』隼人は、将来の事考えてるんかな。隼人の未来には、もう私はいないのかな。
尚志クンに全てを話した。2006-04-10 20:37:00 -
291:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『…アイツ、サオリチャンの事拒否ってるん!?ほんま素直ちゃうなァ』
尚志クンが、携帯を開いた。『今アイツ多分授業やから、待ってな』
隼人にメールしてくれているらしかった━2006-04-10 20:38:00 -
292:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
…やっと、会える?一週間ちょいしかたっていないのに恋しくてたまらない。
いつになったら、隼人にドキドキしなくなるんやろ。
『俺もな、隼人の事偉そうに言われへんねん。真剣な恋とかしたことないし笑』尚志クンが、又話出した。2006-04-10 20:40:00 -
293:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『隼人はサオリチャンに出会ってほんま変わった。俺も、真剣に恋できるんかな…』寂しそうな尚志クン。
『━できるよ☆尚志クンいい人やんか!』『ありがとう』
キーンコーン…2006-04-10 20:43:00 -
294:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『あ、授業終わったで☆後5分位で来るんちゃう?隼人には、サオリチャンの事言ってへんから。俺、帰るな』
『えっ。』二人で話すのが、今更照れ臭い。
『俺邪魔やろ?仲良くな』尚志クンは、去って行った2006-04-10 20:45:00 -
295:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
始めて会った日のゴーインな隼人。ソースを口に一杯つけて笑う隼人。悪ふざけをする隼人…
隼人の事を考えている時は乙女になれた。服、化粧、髪―完璧にしたかった。少しでもカワイくみせたかった2006-04-10 20:48:00 -
296:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『サオリ…?』
聞き慣れているのに、懐かしい声がして振り返った。『何で、おるん?』困ったような、うれしいような顔をしたその人。私のダイスキな人…2006-04-10 20:51:00 -
297:
ちの
ちのも束縛されたくないから、しない? 矛盾してるけど、サオリちゃんの小説に勝手に共感さしてもらってます★ ちののしおりぃ(*´艸`*)
2006-04-11 06:19:00 -
298:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『何で拒否るんよ…』隼人を睨みつけてしまった。『俺らは、一緒にいるべき違う。』『嫌や!』
暫く、隼人は黙っていた。『―嫌やもん。』
『…サオリ、ほんま俺でいいん?』2006-04-11 15:24:00 -
299:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
ちのさん?
共感して貰えてうれしい?それと、いつもほんまにありがとうデス(?>∀2006-04-11 15:25:00 -
300:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
隼人の手をとり、無理矢理握らせた。『…これ。』
隼人の手紙に入ってたチケットの半券やプリクラ―
『これは隼人の!ずっと持っててな☆』『‥‥』
ギュッ―隼人が私を抱きしめた。『ちょ…みんな見てるで〃』2006-04-11 15:29:00 -
301:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
恥ずかしさが、心地よさに変わった。
『絶対離さへんで…』2006-04-11 15:54:00 -
302:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
隼人はカウンセリングに通い始めた。『今日は積木並べただけやで!意味わからん』
最初は嫌がってた隼人。それでも続けて通っていた―『隼人、明日空けといてや☆』『…なんで?』『いいから!』2006-04-11 15:57:00 -
303:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『んなら、又明日ッ☆』隼人の車を降りた。
プップーッ―隼人の車が、見えなくなるまで眺めていた。最近、隼人は前よりキレなくなった。
少しずつ、状況はよくなっていると思ってた…2006-04-11 16:13:00 -
304:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
今日は、二人揃って電車でミナミにやってきた。『ゴホゴホ…』『ちょ〜隼人、風邪!?』隼人はしょっ中風邪っぽい。『俺、裸じゃないとねられないのぉ〜』
甘えたな隼人。『ちゃんと服着なさい』2006-04-11 16:16:00 -
305:
ちの
ちののしおりぃ(*´艸`*)
2006-04-12 07:00:00 -
306:
ひの
今日も更新できませんか(..)?
2006-04-13 18:38:00 -
307:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
ちのさん?しおりありがとうございます?
ひのさん(>_2006-04-13 21:35:00 -
308:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『サオリ〃』
後ろから声が聞こえて振り返る。『理香!』
私は隼人に理香とわかりあって欲しかった。理香にも隼人の事わかって欲しかった…『…』隼人は、理香を見て複雑な顔をしている2006-04-13 21:41:00 -
309:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
理香には、一応隼人と三人で会いたいと伝えていた。でも、気まずい空気…『とりあえず、どっか入ろ?』一人必死になっていた。
理香は仕事前らしく、気合いが入っていた。少しぽっちゃりした気もする…2006-04-13 21:47:00 -
310:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『てか、理香何も気にしてないから☆サオリ気にしんときやぁ』
―理香が明るい声で言う。『サオリが幸せならいいねん!』『俺が幸せにするから任せろ☆』…隼人。二人のやりとりを見て、うれしくなった2006-04-13 21:51:00 -
311:
削除削除されますた
あぼ~ん -
312:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
しばらくして、理香は仕事に向かった。
『サオリ、今日はありがとう。ずっとツレの事気掛かりやったけど…素直になれへんかって』私はにっこり笑った。
『久々にブラブラしよけ☆徒歩もえーもんやな』2006-04-13 21:58:00 -
313:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
手を繋いで、ミナミの街をぶらぶらした。
―ずっと一緒にいれますよーに☆この幸せがずっと続きますよーに…
隼人もこのキモチは変わらないよね?2006-04-13 22:01:00 -
314:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
―あれから、二年たった。[春]私は無事大学3回生になった。隼人はあの後、就活を始め、無事社会人になった。
カウンセリングも、もう来なくていい。と言われたらしい2006-04-13 22:03:00 -
315:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
隼人はイライラする事が少なくなった。勿論、たまにキレる事もあるけれど…
『隼人スーツ似合うやん☆』入社式を終え、いつものコンビニに隼人が迎えに来てくれた。2006-04-13 22:06:00 -
316:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『男前は何着ても似合うねん!』『はいはい。』
『ひどッ…ゲホゲホ』隼人は最近体調が悪いらしい。『花粉症やわ〜絶対』隼人は医者が嫌いらしい。てか、怖いんじゃないかと思う。今まで、病院にお世話になってきた癖に2006-04-13 22:09:00 -
317:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『仕事頑張っていけそう?』『ほんまダルイ!学生はいいわ〜』
隼人は不動産の営業マンになった。『俺口だけは負けへん』隼人はそう言っτ、やる気満々やった。『まぢ腹へりぃ☆あ、ここ入ろ』
相変わらずゴーインやけど…2006-04-13 23:57:00 -
318:
ひの
読んでます.....((((*^o^)ノノ
2006-04-18 23:21:00 -
320:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
ひのさん☆放置してゴメンなさい(ーー;)↑の方、ありがとうございますo(^-^)o
2006-04-19 15:45:00 -
321:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
隼人の性格が、良くなって本当によかった。『私隼人と結婚したいな…』『ゲホゲホ…』隼人の顔が、真っ赤になった。
『嫌なん?』『ゲホ…うれしい!しよな☆』2006-04-19 15:47:00 -
322:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
今月の給料が入ったら、指輪を買ってやると約束してくれた―色々あったけれど、今以上の幸せはきっとないと思う。
隼人は明日も仕事なので、早い時間に別れた。2006-04-19 15:49:00 -
323:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
こんなふうに、学生同士の時みたいに一緒にいれる時間は減ったけど、確かな愛を感じていた。
ブーブー…携帯がなった。
[隼人][あんまり一緒にいてやれなくてゴメン。指輪楽しみにしとけよ☆]2006-04-19 15:52:00 -
324:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
―隼人。携帯の画面をみて一人微笑んだ。…もう一通。[理香][ついに、私も◎◎専門学生になったよ☆お互い頑張ろ(^O^)]
―私もそろそろ、やりたい事みつけなあかんな。2006-04-19 15:54:00 -
325:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
国語が一番得意だった。ただそれだけで決めた国文学科…夢は、隼人のお嫁さん。でもそれだけではアカンよね。
[隼人のお嫁さんになるからね♪]隼人に送信した。2006-04-19 15:57:00 -
326:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
それから10日位たった。隼人とは、順調に付き合っていた。
[今日会える?]しばらくして隼人からの返事…[ゴメン今日残業やねん↓]
この日位から、会えなくなってしまった。2006-04-19 15:59:00 -
327:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
隼人は忙しい。―わかってる。学生の時のようにはいかない。わかってるのに、寂しかった。
バイトの時間を増やす事にした。今日もバイトが終わって、帰ろうとした。『サオリ。』2006-04-19 16:02:00 -
328:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『亮…』学校では、亮を避けていた。当たり前やけど、気まずい。この近くに住んでるんやもんな。出会ってもおかしくない。
『久しぶり…』沈黙に耐えられず、口を開いた。2006-04-19 16:18:00 -
329:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『サオリ、俺のこと避けてるもんなあ笑』
痛いところをつかれた。『だって…この前。…ゴメン』『気にしてへんし、避けんといてな!んなら又』
亮の後ろ姿を見送った。なんていい人なんやろ。2006-04-19 16:20:00 -
330:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
家に帰ってしばらくしても隼人から連絡はない。『はぁ…』溜息をつく。
―お風呂からあがるとメールが届いていた。[今日は久々に話せてよかったわ☆]亮だった。2006-04-19 21:01:00