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1:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
?実話に少し肉付けしてかき?ます?下手ですが、意見あればかきこんでください?
2006-03-30 01:43:00 -
502:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
?さん、楽しみにしてくれて励みになります??
あげてくれた人もうれしいです??2006-05-09 19:40:00 -
503:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
何かある?最近優しすぎる隼人。それに、お金。そんなに不安なん?そんなに長くないん?
段々怖くなってきた。
そんな時理香からメールが届いた。2006-05-09 19:46:00 -
505:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
[裕樹、お店行ってもおごりやねん。幸せやわ。]
―よかった。男が彼女の前で見栄をはるのは当たり前やと思う。
これも普通なん?でも私は後に事実を知った。2006-05-09 19:48:00 -
507:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
私は学校の友達と、実家から通っている友達の家に遊びに行った。隼人の家の近くだった。
電車から降りると、見覚えのある女の人が立っていた。『あら。もしかして…。』2006-05-09 19:51:00 -
508:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
その女の人は、私達の方に寄ってきた。『サオリちゃんやんね?』そう、隼人のお母さん…。
『彼氏のお母さんやねん。先行っててくれへん?』友達は、快く頷いてくれた。2006-05-09 19:53:00 -
509:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
どうしても、話がしたかった。隼人の事…。
『お久しぶりです。』私は愛想よく言った。きっと仕事帰りやろう。相変わらず綺麗な人やった。『隼人君の事なんですけど。』2006-05-09 19:55:00 -
510:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
?さん、全くかすってない間違いでうけました??〃これからもよろしくです?もう後半になりますけど??
2006-05-09 19:57:00 -
511:
?
??すいません?
これ?見るの最近毎日の日課になっちゃってます??2006-05-09 23:01:00 -
512:
名無しさん
待ってます??
2006-05-11 17:35:00 -
513:
名無しさん
age
2006-05-12 10:24:00 -
514:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
?さん、毎日見てくれてウレシイです?不定期にしか書けなくてゴメンなさい?
あげてくれてうれしいですo(^-^)o2006-05-12 12:13:00 -
515:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『病気ってどんな感じですか?小さい時から少し悪かったみたいですけど。』
申し訳なさそうに聞くと、お母さんは不思議そうな顔をしていた。
『病気って…隼人が?何の病気?』2006-05-12 12:15:00 -
516:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『えっ、この前隼人君入院してましたよね?』『いつ?』『ゴールデンウィーク位です。』
お母さんは少し考えていた。『ゴールデンウィークは昼は出掛けてたけど、夜中には帰ってきてたと思うけど。私服で出ていく日もあったし。』2006-05-12 12:18:00 -
517:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
私は拍子抜けした。じゃあ、嘘…?『隼人がそう言ったの?あの子は昔から健康だけがとりえのアホやで!』お母さんは一人笑っていた。私の顔はひきつっていたと思う。
2006-05-12 12:20:00 -
518:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
お母さんが嘘をつくはずない。私は騙されていた…。騙された自分と、こんな許されない嘘をつく隼人に今回ばかりは腹を立てた。
『何がしたいんやろね。あの子。サオリちゃんゴメンね。』
私の泣きそうな顔をみて、お母さんが言った。2006-05-12 12:24:00 -
519:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
友達が待ってる。泣きそうになるのを、こらえてお母さんと別れた。
でも私は、友達の家に着くなり泣き崩れてしまった。そして、どうしようもない程の怒りに包まれた。
心配する友達に事情を話した。2006-05-12 12:26:00 -
520:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『彼氏、サオリの気引きたかったん違う?ちょっと怖い〜。』『でもついていい嘘と悪い嘘があるやろ。』
二人の意見は正しかった。涙を拭いた時、ダイアの指輪が目に止まった。
お金…。最近はぶりがいい隼人。2006-05-12 12:30:00 -
521:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
謎ばかりだった。でも、今日仕事が終わったら、お母さんが隼人に私と会った事を話すはず。
電話がかかってくるはず。―はっきりさせよう。
今日の遊びも私のせいで台なしにしてしまった。2006-05-12 12:32:00 -
522:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
隼人がスキだった。だから嘘をつかれた事が本当にショックやった。
まだ少し隼人を信じる気持ちがあったけど―。
とにかく家で連絡を待つ事にした。2006-05-12 12:35:00 -
523:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
仕事が終わって、連絡が来た。私も普通にしておいた。[今から家帰るわ。]
私はドキドキしてきた。―ほんまに家に帰るん?隼人の言う事一つ一つを疑ってしまった。
ほんまに家に帰ったら、すぐにわかるけど。2006-05-12 12:39:00 -
524:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
運転中やからやと思う。しばらく連絡は途切れた。―何て言おう。
ずっと考えていた。携帯を机の上に置いて、そわそわしていた。
しばらくして、案の定、携帯がなった。[隼人]2006-05-12 12:41:00 -
525:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
一回咳をした。…ゴホッ。
『…はい。』怒ったような口調で言った。
"―怒ってるんや。"『ヤッパ嘘なんやな?』"……。"はぁ。溜め息が自然にこぼれた。"ん。ゴメン。"
『何で嘘ついたん?』2006-05-12 14:24:00 -
526:
名無しさん
気になる
気になる〜
age2006-05-12 14:52:00 -
527:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
"サオリが、ずっと一緒にいてくれると思って。"
だからって、ありえへん。『おかしいやろ?何考えてるん?』段々イライラしてきた。"ゴメン。"泣きそうな声が聞こえたから、怒りを沈めた。2006-05-12 14:53:00 -
528:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『前から気になってたんやけどさ。お金…。最近何でそんなに使ってるん?』
頭がすでにおかしくなりそうやった。
裏切られたショックも大きい。"別に…。"『何かあるやろ?』―なんかある言い方やった。2006-05-12 14:56:00 -
529:
はにー
ageage
頑張って〜2006-05-12 20:13:00 -
530:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
541さん、ありがとうございます(・∀・`*)
はにーさん、また覗いてくださいo(^-^)o2006-05-12 22:01:00 -
531:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
"怒らん?"隼人がブリっこした声を出した。『―怒らん。』"怒ってるやぁん!"『はよ言いーや。』
段々イライラしてきた。"お金貰った。"『誰に?』2006-05-12 22:03:00 -
532:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
"なおって子。風俗の子。"『はっ?』―予想外の答えが返ってきた。
風俗のなおチャンは、隼人の元お客さんで、彼女いると言ってもしつこく付きまとってきていたらしい。2006-05-12 22:06:00 -
533:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
お金を渡すから会ってほしいと頼まれ、隼人はそれを利用したらしい―。
『ちょっとまって!』"ゴメン…。何?"『まさか、この指輪。なおチャンに貰ったお金で…。』
しばらく沈黙が続いた。2006-05-12 22:08:00 -
534:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
"―そやで…。"『最悪。キモチ悪い!』私は、指から指輪を抜いた。
『もう無理。別れて。』私はついに言ってしまった。我慢できない。風俗で稼いだなおチャンから貢いでもらったお金で買った指輪…。2006-05-12 22:56:00 -
535:
はにー
あげ☆
2006-05-13 17:04:00 -
536:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
はにーさん、またまたありがとうございます(・∀・`*)
2006-05-13 21:37:00 -
538:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
"えっ、待って!嫌や!ゴメン…。"
かつてない程の怒りを覚えた。許せない…。私が指輪を貰った時の感動は?どうしてくれるん。
ありえない隼人の行動。2006-05-13 21:40:00 -
539:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
私はしばらく黙っていた。この一瞬で、隼人の事を思うキモチが消えかけていた。『…絶対別れる。別れて。』もう、止まらなかった。"嫌や!"隼人は必死やった。
2006-05-13 21:42:00 -
540:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『お前何考えとんねん!キモチ悪い。最低!』
自分でも止められない程言葉使いが悪くなっていった。すると、今まで下手に出ていた隼人かキレだした。
"―お前何調子のっとんねん!誰に言っとんねん!"2006-05-13 21:45:00 -
541:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
今度は隼人の暴言が止まらなくなった。
『黙って。』何度言ってもおさまらないし、しまいには私をののしり始めた。
―私何も悪くないし…。隼人の態度で、又一気に冷めてしまった。2006-05-13 21:47:00 -
542:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『黙れや!別れてな。わかったな!』ブチッ…
我慢の限界がきて、勝手に電話を切った。ほんまムカツク…。
その後、しつこく隼人から電話がかかってきていた。勿論、無視した。2006-05-13 21:49:00 -
543:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
鳴り響く携帯の横で、私は泣いた。悔しくて、今まで何てたんやろう。
私は指輪をきつく握りしめていた。掌には、痕がついていた。―捨てようか。
いくら何でも捨てられなかった。2006-05-13 23:31:00 -
544:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
貰った箱を捜して、指輪をしまった。リボンもして、袋に入れた。
見たくもなかった。部屋の見えない所に置いた。
でも、不思議と寂しいとか、隼人が恋しいとかそんなキモチはなかった。2006-05-13 23:42:00 -
545:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
あまりにしつこいから、私は電話に出る事にした。
やっぱり今まで真剣に付き合ってきたんやから、ちゃんと話たかった。『何…。』"何勝手に切ってんねん!殺すぞ!"
―はぁ。私は呆れた。2006-05-13 23:47:00 -
546:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『もー別れたんやから、かけんといてな。』ブチッ…。もう、冷静に話す事は無理やと判断した。
又勝手に電話を切って、イライラしてお風呂に入った。
お風呂からあがって携帯を見ると、次はメールが10件届いていた。2006-05-13 23:50:00 -
549:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
読んでくれてる人、うれしいです(?・∀・)
2006-05-14 16:04:00 -
550:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
ゴメンだの、殺すだの、隼人の態度はころころ変わっていた。
とりあえず今はほっとこう。隼人が私の事、本気で思ってくれているのはわかる。隼人が不器用なのもわかるけど…。2006-05-14 16:06:00 -
551:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
女に貢がせた金で…。初めてスキな人に貰った指輪。
この先、誰かに指輪を貰ったら、ずっと思い出すんやろな。
しばらくして、携帯が鳴らなくなった。2006-05-14 16:08:00 -
552:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
次の日、又理香と遊んだ。昨日の事を聞いて欲しくて私が電話をしたから…。
今回はさすがに相談するのも恥ずかしかった。『ありえへんな!別れって。』
『もうほんま別れた。もー疲れた。』2006-05-14 16:13:00 -
553:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
又携帯が鳴った。[隼人][サオリ、昨日はゴメン。スキやから連絡して。]
やっと落ち着いてくれた。私は、理香と話ながら、もう別れたい旨をメールで伝えた。何回言っても嫌やと言われた。2006-05-14 16:15:00 -
554:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
でも私はもう別れたいキモチで一杯やった。お願い、別れて。何度も言った。
すると、メールで又キレだした。『どしたら隼人と別れられるんやろ。』『ん。無視しかなくない?』
無視はしたくなかったけど、もうそれしかないかも。2006-05-14 16:17:00 -
555:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
帰りの電車の中で、電話がかかってきた。ボタンを押してしまったから仕方なく話した。『…何よ。』
私のふてこい態度が隼人に火をつけたらしい。又私をののしりだした。2006-05-14 16:19:00 -
556:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
私も始めは我慢していたが、段々耐えられなくて、又喧嘩になった。『ほんま黙れや!』私の口調もヒートアップした。
どんどん嫌いになって、うざくて仕方なかった。2006-05-14 16:22:00 -
557:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
私の携帯の充電がなくなり、電話が切れた。
イライラして家に帰った。私はビックリした。―ヤバイ!
もう遅かった。私の家の前に隼人の車が止まっていた。2006-05-14 16:24:00 -
558:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
車の陰から隼人が出てきた。足元には、無数の煙草の吸い殻。左足をバタバタさせていた。―いつからいたんよ。
『えらいこけにしてくれたなぁ。』目が座っていなかった。―誰か、助けて。私はその場で固まっていた。2006-05-14 16:27:00 -
559:
はにー
あげあげ????????
2006-05-14 22:53:00 -
560:
名無しさん
あ-げッッ?
2006-05-15 04:46:00 -
561:
なほ
最初から読みました(^O^)メッチャ応援してます☆頑張って下さい☆
2006-05-15 12:24:00 -
562:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
はにーさん?またまたあげてくれてありがとうございます??名無しさん、あげ?うれしいです?なほさん?読んで貰えてうれしいです?これからもよろしくです?
2006-05-15 13:36:00 -
563:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『何で…いるん。』私はゆっくり来た道を引き返そうとした。
『待てや。こら!』『嫌っ!』小走りで逃げようとすると、髪の毛を乱暴に捕まれた。『痛ッ…誰か―!』皮肉な事に、周りには誰もいなかった。2006-05-15 13:40:00 -
564:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『嫌ッ!誰か!』私は気違いみたいに叫んだ。『…黙れ。』隼人が冷たく言い放ったけど、それでも叫ばずにいらなかった。
そんな私に、隼人は一発けりを入れた。『…っ。』私はその場に倒れた。2006-05-15 13:43:00 -
565:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
体が奮えているのが、自分でもわかる。―隼人やっぱり、変わってない。もう、怖いキモチしかなかった。こんな男と付き合えへん…。隼人が、私を無理矢理立たせて、腕を引っ張った。無理矢理車の助手席に乗せられた。
2006-05-15 13:46:00 -
566:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『離してよ!』私は隼人を見た。優しい無邪気な笑顔を見せる、隼人の面影は全くなかった。
―殺される…?車が動きだした。隼人は赤信号でも止まらず、ブレーキを踏む事はなかった。2006-05-15 13:48:00 -
567:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
パーッ……。
『どこ見てんねん!』何台もの対向車にどやされた。―殺されるというより、死ぬ気?隼人は感情なんてないような顔をしていた。『ちょ。止まってよ!』
私は、やっと口を開いた。2006-05-15 13:51:00 -
568:
まぁ?
いつも更新されてんの楽しみにしてま-すッッ??
頑張ってください???2006-05-15 19:22:00 -
569:
はにー
あげあげ〜
2006-05-15 20:12:00 -
570:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
まぁ?さん?
読んでくれてありがとうございます?頑張ってかきます?
はに〜さん?
いつもありがとうございます??2006-05-16 13:31:00 -
571:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『…黙れ。』私は一瞬背筋が凍りついた。今まで隼人を見て来たから、隼人の状態位わかる。本気や。
『死ぬ気?止めて!』私は怖くなって、ハンドルを持とうとした。
『やめろや!』2006-05-16 13:34:00 -
572:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
私は隼人の座っている上に乗って、ブレーキを踏もうとした。
『痛い!』左手で首を捕まれた。その力がどんどん強くなり、爪でひっかかれた。『殺したる。』2006-05-16 13:36:00 -
573:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
隼人は楽しそうだった。『はよ、どけ。』私は隼人に押され、助手席に転がった。『レイプでもええな〜。』私は、又奮えだした。
―何されるん?私は窓の外を見た。明かりはなく、山道だった。2006-05-16 13:40:00 -
574:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
もうここがどこかわからない。きっと圏外の場所。充電もない…。このまま捨てられるかも。
『そういえば、お前指輪は?してないみたいやな。』―ビクッ。『顔貸せや。あ?』2006-05-16 13:42:00 -
575:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『はよ。』私は嫌がって、ドアを開けようとガチャガチャしていた。―開く訳ないのに。
髪の毛を引っ張られ、隼人の拳がとんできた。私のホッペタを殴った。段々気力がなくなった。2006-05-16 14:13:00 -
576:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
もう、いいわ。そんなふうに考えていた気がする。
しばらくして、車が止まった。辺りは真っ暗。木しかない。
『外出ろや。―早く。』隼人は煙草を吸い出した。2006-05-16 14:16:00 -
577:
はにー
あげ02??
2006-05-16 22:02:00 -
580:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
はにーさん?いつもありがとうございます?
2006-05-17 08:08:00 -
581:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
でも怖くて動けなかった。外にでたら、何されるか。考えただけで震えた。
『お前別れたい言うとったな。』私から別れを告げた事で、自分のプライドを傷つけられたんやろう。
『ほんまに別れたいなら外でろや!』2006-05-17 11:22:00 -
582:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
隼人が襟元を掴んだ。『なぁ?』隼人が右手に持つ、火のついた煙草が近づいてきた。
『わ、別れたくない…です。』ほんまは、今すぐ帰りたいし、もう一緒にいたくもない。2006-05-17 11:25:00 -
583:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
あまりの恐怖からとっさに出た答え。なんとかこの場だけしのげば…。
『嘘つけ!』―ビクッ!
隼人は怒鳴った。『ほんま…やもっ。でも、隼人のお金で買っ…た指輪が、よかった…から。』涙が溢れてきた。2006-05-17 11:29:00 -
584:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
心の中では、ムカツイて、大嫌い!と繰り返しているのに、思ってもない事を言う私。―お願い!もう、早く返して。
しばらくして、隼人はエンジンをかけた。『…どこ…行くん?』声が奮える。2006-05-17 11:32:00 -
585:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
隼人は一言も話さなかった。今度は、どこ?
でも、さっきとは違う穏やかな運転やった。―助かった?
隼人はあまり瞬きをせず、前方を凝視していた。2006-05-17 11:34:00 -
586:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
山を下ったかと思うと、又山道になった。―どこ?
隼人は何も話さない。私は目を閉じていた。体のあちこちが少し痛い。
でも、山道の車の揺れが心地よかった。助かったんちゃう。そんな気がした。2006-05-17 17:35:00 -
587:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
車が止まった。―又、山奥?『…サオリ。』
ゆっくり目を開けた。めちゃめちゃキレイな夜景が輝いていた。私は思わず体を起こした。隼人は、又煙草を吸い出した。2006-05-17 17:37:00 -
588:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
ここ、前も来たよね…?隼人が無言で車を降りた。私も急いで降りた。
今は安心感があった。あんなに体が動かなかったのに。無言で手を出す隼人。私はそっとにぎり返した。
隼人の手は、冷たかった。2006-05-17 17:50:00 -
589:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
前来た時も、優しく手をひっぱってくれた。何も変わらないように見えた。
『ゴメンな。』隼人の寂しそうな横顔。『もう、別れたるからな。今日ちゃんと送ったるから安心しいな。』2006-05-17 18:47:00 -
590:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
そう言われると少し寂しくなった。でも、私達はもう別れるしかない。
私じゃアカンのやわ。私はあんたじゃないとアカンて思ってたのに。お互いスキすぎたんかな。2006-05-17 18:49:00 -
591:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
近くに大きな木があった。隼人は一人その木に向かって歩き、木に手をあてている。その木は、表面がつるつるだった。
ポケットからボールペンを取り出し、木に何か書いている。2006-05-17 18:52:00 -
592:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『何してるん?』私が近寄ると隼人は木に何か掘っていた。
[〇年△月◎日隼人?サオリ]器用にこう掘ってあった。ズキッ…。胸が傷む―。
『後でここの場所教えたるからな。』『えっ?』2006-05-17 18:55:00 -
593:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『ほんまは別れたくない。…でも、辛くなったら、俺頼れよ?ここ、来てお前の事思ってくれてる人がいる事忘れるなよ。』
声が奮えている気がした。『俺、ほんまに一番大切な物持ってへん奴やな。大切な人守れな、意味ないのに…。』2006-05-17 18:58:00 -
594:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
何で私達はこんなにスキなのに、うまくいかなかったんやろう。
隼人に幸せにして欲しかった。隼人以外の人とは、こんなキモチにはなれへんよ。涙をこらえた。2006-05-17 19:02:00 -
595:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『帰るで。』隼人が冷たく言った。冷たくしてるだけなのは、わかってる。
私は振り返って、その木を目に焼き付けた。
ありがとう。隼人。2006-05-17 19:09:00 -
596:
まぁ?
あ-げッ????
2006-05-18 03:36:00 -
597:
まぁ?
あげッ?
2006-05-18 16:09:00 -
598:
はにー
あげあげ
2006-05-18 18:24:00 -
599:
あい
意外な展開!?
早く読みたいです(*´Д`)2006-05-18 19:30:00 -
600:
?
あたしも早く?読みたい?だからァゲァゲ?
2006-05-18 21:20:00 -
601:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
まぁ?さん?二個もあげてくれてうれしいです(?∀?`)待たせてゴメンなさい?はにーさん?常連になってくれてうれしいです?
あいさん?意外でしたか??
?さん?後少しですけど最後まで見て下さい?2006-05-18 23:00:00 -
602:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
お互い無言だった。帰りたくない…。『俺今日サオリん家泊まろかな。』隼人が無邪気な口調で言った。
『えっ。』思わず体を起こした。『ふん…。』その姿を見て隼人は鼻で笑った。2006-05-18 23:03:00 -
603:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『そんな嫌そうな顔、すんなや。』すぐに隼人は目をそらした。
私は何も言えない。一緒にいたいけど、一瞬怖くなったから…。もう、一緒にいれない。今日の出来事は、二人の心の傷になってる。2006-05-18 23:05:00 -
604:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
私は知らない間に隼人に怯えている。隼人は、そんな私を見て自分を責め続けるんや―。
もう、あかんのやな…。その後は一言も話さなかった。話す事なんて、みつからなかった。2006-05-18 23:08:00 -
605:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
無言のまま、家の前に着いた。私は降りるのを躊躇していた。
隼人、困るよね?愛してる。言いたくても、今の私には言う資格なんてない。隼人のキモチを背負えるだけのものを、今の私はもう持っていない。2006-05-18 23:33:00 -
606:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
私はドアを勢いよく開けて、降りた。ププッ!
隼人はすぐにクラクションを鳴らし、車を走らせた。私はその場にしゃがんだ。
止めてくれるはず。少し期待してたのに…。
でも私より辛いのは隼人やと思う。2006-05-18 23:35:00 -
607:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
だって、泣き虫の私がもう涙は出なかった。しばらくその場から動けなかったけど…。
その後何日か隼人から連絡はなかった。私からもしなかった。したら何かが崩れそうな気がして。2006-05-19 02:16:00 -
608:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
隼人からは、ちょくちょくメールが来るようになった。私も普通に返した。隼人も戻りたいとは言わない。会いたいとも言わなかった。それから一年程たって、今がある。
私も就活に終われる毎日だ。2006-05-19 02:18:00 -
609:
はにー
あげまあす
2006-05-19 11:26:00 -
610:
まぁ?
あげぇ?
2006-05-19 17:43:00 -
611:
名無しさん
戻ってほしぃ??
2006-05-19 17:46:00 -
612:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
はにーさん?まぁ?さん?いつも読んで貰ってありがとうございます?
戻ってほしいですか??最後まで読んでくださいね?2006-05-19 22:23:00 -
613:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
はっきり言って、甘くみてた。すぐ決まると思ってた。私は、ほぼ毎日企業訪問をした。
いいとこまでいっても落ちるし…。道がわからなくて途方に暮れるし…。2006-05-19 22:25:00 -
614:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
一年たつのに、彼氏、いやスキな人すらできなかった。今まで結構いつも彼氏がいる子やったのに。
ストレスをぶつける相手すらいない。孤独を感じる日々だった。2006-05-19 22:27:00 -
615:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
勿論、紹介してもらった男の子と遊びに行ったりもした。翼君とも連絡をとっていた。
恥ずかしい話、翼君と一回遊びに行った日、やってしまった。2006-05-19 22:29:00 -
616:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
終わった後、涙が出た。翼君にはばれないように、すぐに拭いた。
孤独感が大きくなってしまった。―私何してるねん。何がしたいねん。わからなくなってた。2006-05-19 22:32:00 -
617:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
そんな時、理香が車の免許を取ったからドライブに行こうと誘ってきた。
理香は、裕樹君にフラれていた。お互いホストなんて…。再確認していた。勿論一方的にムコウが悪い訳じゃないけど。2006-05-19 22:35:00 -
618:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
私は行きたい場所があった。勿論、あの山…。理香に道を伝えると、『初心者やのに、こんな道怖いから!』と叫びながらも運転してくれた。―死ぬかと思ったけど。
2006-05-19 22:37:00 -
619:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
理香は、山道をブツブツ言いながら歩いていた。けど、夜景を見るなり興奮していた。
胸がズキッ…と傷む。懐かしくて、でももう過去なんや…。そう思ったら悲しくなった。『何でここ来たん?』2006-05-19 22:42:00 -
620:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
私はあの木に手をあてた。あの頃と変わらない。『秘密やで!』
私はこの木に勇気を貰った。理香はきっと、ここが私と隼人の思い出の場所やって気付いたはず。でも、この印は、二人だけの秘密やろ?隼人…。2006-05-19 22:46:00 -
621:
名無しさん
流れ的にもう完結すぐなんかな?
2006-05-19 22:48:00 -
622:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
私は、今企業に内定をいただきました。
今、正直寂しくて仕方ない。スキな人もできないし…。隼人とは今も連絡をとってます。でも、お互い『戻りたい』とは言いません。
私は本当にスキな人を幸せにできなかった。2006-05-19 22:49:00 -
623:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
でも、隼人に出会って初めて本気で人を愛する事を知りました。
私はほんまに普通の女の子で、普通の家庭に生まれた。そんな私に隼人は情熱と刺激をくれたね。いい意味でも悪い意味でも。2006-05-19 22:52:00 -
624:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
私は、あの印の変わりに、ここに隼人と愛し合った証を残します。
未来はわからないけど、隼人の幸せを祈ってます。ここまで愛せる人に出会えた私は幸せ者やで。
『おわり?』2006-05-19 22:55:00 -
625:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
↑代わりに。でした。訂正します。
今までかきこみしてくれた方?読んでくれた方?ありがとうございました?みなさん幸せな恋をしてくださいね?2006-05-19 22:57:00 -
626:
みな?*゚
?完結?おめでとう??
初カキコです?
めちゃよかったです??
出来れば隼人さんとヨリ戻ってほしカっナニです??
でもサオリさんの人生ですもんね?
これからも色々大変な事とカあると思うけど頑張って下さいね??*゚
サオリさんもLlLl恋∪てくださいね??2006-05-19 23:03:00 -
627:
まぁ?
完結おめでとうございま?す???
おもしろかったですッッ?
別れてしまったんゎ残念やケド…これからも頑張って下さい??
そして、内定良かったですね??2006-05-19 23:18:00 -
628:
ちー
毎日この小説が更新されるの楽しみにしてました?
読み終わった後すごい切なくなったけど?今までお疲れさまでした?2006-05-19 23:19:00 -
630:
はにー
サオリさん、完結おめでとう!!
すごいよかったし、おつかれさま☆
いつか絶対運命の人は現れるから頑張って下さい。2006-05-20 12:10:00 -
631:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
みな?*゚さんはじめまして?最後まで読んでくれてうれしいです?
私のスキな人はずっと隼人だけな気がします?でもいい恋ができるよーに頑張ります??2006-05-20 13:39:00 -
632:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
まぁ?さん何回も書き込みうれしかったです?
なんかはずかしいけど、完結できたのでよかったです??もうちょいで社会人なんで、頑張ります??2006-05-20 13:42:00 -
633:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
ちーさん、ありがとうございます??読み返したら変なとこ一杯やけど最後まで読んでもらえて幸せです(?σ∀?)
2006-05-20 13:44:00 -
634:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
はにーさん?いつもありがとうございます?
私も素敵な恋がしたいです?でも隼人以上とかいないんですよねワラ?スキすぎると辛いけど??2006-05-20 13:46:00 -
635:
みな?*゚
サオリさんと隼人さんすごくお似合いでしたよ…???
あたしはそんな恋したことないのでとてもうらやましかったです??
隼人さん以上の人はいないですか…??
でも何でヨリ戻したいとは思わないの?2006-05-20 14:27:00 -
636:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
そんな風に言って貰ってうれしいです?なかなかほんまにスキな人に出会えないですよね?
だからこのキモチ大切にしたいなとも思うんやけど、やっぱり怖くて??の前通る時とかたまに、又いたらどうしよ?とか?
そんなキモチで付き合えないなって??2006-05-20 14:35:00 -
637:
ゆか??
隼人くんと戻ってほしいし?幸せにできなかったとなじゃなくて結局は好きって気持ちが大事なんやし?隼人くんなんか私の彼氏にめちゃ似てるねんけど?好きすぎたってのもわかるけど私はそれでも好きやから?ってずっと一緒にいるょ?
2006-05-20 17:58:00 -
638:
名無しさん
そうですか…??
ごめんなさい。口はさんじゃって…??
これカらも頑張ってね?
この小説毎日のぞいてるので彼氏とか出来たら報告してほしいな…??2006-05-20 18:44:00 -
639:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
ゆか??さん、隼人みたいな人って、乱暴やけど情に熱いですよね?絶対ゆかさんの事幸せにしてくれると思います?
暴力て治るのかな??2006-05-20 19:08:00 -
640:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
↑はみな?*゚さんですか?気にしないで下さい?むしろうれしい?みなさんは、彼氏いるんですか?(差し支えなければ)?
私も早く彼氏欲しいです?隼人も私に依存しながら前に進んでる気がします??寂しいよーな…です?2006-05-20 19:11:00 -
641:
名無しさん
完結したん?
2006-05-20 20:31:00 -
642:
名無しさん
完結∪ナニよ〜
2006-05-20 20:46:00 -
643:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
【第二部】
最近隼人と進展がありました。
私達はやっぱりお互いを忘れてる事ができないんだろうか…最近そう思う。2006-05-31 00:42:00 -
644:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
就活が終わって、私はまた夜の世界に戻ってしまった。一度入ったら抜けられない…。本当にそうかもしれない。
社会に出たって安月給―。今のうちに稼いでおこうと思った。2006-05-31 00:44:00 -
645:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
ノルマもない。前みたいに軽い気持ちでやってたから精神的にも楽やった。
それに理香も一緒。お互い彼氏はできなかったけど、それなりに楽しかった。
隼人からは最近連絡がこなかった。2006-05-31 00:52:00 -
646:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
私も別に連絡しよーと思わなかった。忘れられたんかな?
たまに理香が隼人の話を出す。胸が傷む…。忘れられた訳ではないけど、スキなキモチは薄れていた。2006-05-31 00:54:00 -
647:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『うちらもそろそろ彼氏欲しくない?』仕事終わりの更衣室で、理香が言った。『欲しいし!』私は恋愛できるんやろか…。不安になってきた。
お客さんの中には若くて男前もいる。告られたりもする。2006-05-31 01:52:00 -
648:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
でも恋愛にこりたのか、隼人が忘れられないからか、私の心は動かなかった。
ある日、私は一人送りの車に乗っていた。ブッブッ…
私の携帯がなる。
眠たい目をこすって画面を見る。[隼人]2006-05-31 01:54:00 -
649:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
―ドキッ。
興奮するよーな、嬉しいよーな…複雑なキモチ。一瞬ためらったけど、私は電話に出た。『はい?』"お前暗いなぁ〜!ハハ。久しぶり"―隼人の明るさに拍子抜けした。2006-05-31 01:56:00 -
650:
まぁ?
続きが始まったんやぁ?
またサオリさんの話を読めるなんて嬉しい?
私も先週好きな人とサヨナラしたよ?サオリさんみたいに連絡とれるように頑張る?2006-05-31 02:26:00 -
651:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
まぁ?さんありがとうございます?頑張りますね?
大丈夫ですか(≧?≦)?辛いかもしれないけど、自分を見直すチャンスですよ?偉そうな事言ったけどお互い頑張りましよ??2006-05-31 02:33:00 -
652:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
"お前今何してん?"キャバクラをしている事を言うべきか迷った。『…キャバ。』"はぁ?またやってるん?アホ?てか、ふてこいな!"
隼人はよく喋る。わかってるけど、ふてこい態度になってしまう―。2006-05-31 02:36:00 -
653:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『何か用?』自分でもビックリする位、低い愛想悪い声だった。"話あんねん…。"隼人は、急に声のトーンを下げた。
―嫌な予感。『何?』"俺、スキな女できてん。"
…ズキッ。何かが胸に突き刺さった気がした。2006-05-31 02:39:00 -
654:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
心臓が、体がちぎれそうだった。『よかったやん…。』精一杯だった。
なんで私にそんな事言うん?―いつまでも過去を引っ張っているのは私だけなんや。
"んでな、サオリに聞きたい事あるねん。"2006-05-31 02:41:00 -
655:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
何なん?…"そいつ、めっちゃ束縛してくるねん。"隼人が言うには、相手が付き合いたいなら、携帯の番号も変えて女の子とは連絡するなと言ってるらしい。つまり、私とは連絡がとれなくなる―。
2006-05-31 14:01:00 -
656:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
あの隼人が、束縛されてる?そんなにスキなの?私と付き合ってた頃には考えられなかった。
ショック…。正直なキモチ。"でも、俺お前と連絡とれんくなるん嫌や。"『えっ。』
意外な言葉に嬉しさととまどいを感じた。2006-05-31 14:04:00 -
657:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『意味わからんし!』軽く笑った。"そいつの事スキやけど、お前程かはわからんねん。お前の事思い出す。"
ナゼか涙が出た。ドライバーの人にばれないよーに声を押し殺した。"お前は俺の事、どーなん?もぅ嫌やろ?"2006-05-31 14:11:00 -
658:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
嫌な訳がない。ちょっと声を聞いただけで愛しくなる。でも、隼人のキモチは重すぎる。『嫌とかちゃうけど、幸せになりや?』
"俺が聞きたかったんはそんなん違うのに。"
プーップーッ―。電話が勝手に切れた。2006-05-31 15:20:00 -
659:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
自分が他にスキな人できたて言うしやん?なんなん?私は、いつまでたってもスキな人ができないのに―。
もう連絡はこなくなる。―これでいいねん。自分に言い聞かせた。
その夜は全然眠れなかった。2006-05-31 15:22:00 -
660:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
私は焦り始めた。そんな時、ある若いお客さんに外で遊ばへん?と誘われた。名前は篤。先輩につれてこられてこの前やってきた今風の男。
話もあったし、こんな時やし、同伴なしで遊ぶ事なんて滅多にないけど私はオッケーした。2006-05-31 15:26:00 -
661:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
ご飯を食べに行ってその後カラオケに行った。全部おごってくれた。
話もおもしろくて、久々に楽しかった。今日は遊んでよかった。帰ったらメールが来てた。[よかったら、付き合って?]2006-05-31 18:44:00 -
662:
ゅ??
一気に読んだょ?サオリチャンと隼人クンの別れの場面…自分と被って涙が出ちゃいました?。更新頑張ってね??
2006-05-31 19:09:00 -
663:
ちィ
最初カら読ンでるLナどめちゃLlLl物語やネ・・・??
楽∪みレニ∪てるカら最後まで頑張ってネ・・・??2006-05-31 19:31:00 -
665:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
ゅ??さん、感情移入してもらえてウレシイです?でもゅ??さんも辛い思いをしたんですね?いつか幸せがきますよーに??
ちィさん?全部読んで下さってありがとうございます?期待にそえられるよーに頑張ります?・?・)
名無しさんありがとうございます。2006-05-31 22:36:00 -
666:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
ここで私がうん。と言えば彼氏ができる。彼氏作るんて、簡単やな…。
[本気やから!でも俺、ホストやけどいい?]―まじ!
偏見じゃないけど、それを聞いてすぐ断った。2006-05-31 22:40:00 -
667:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
すると、篤からすぐ電話がかかってきた。"ホストはアカンの?店もよばんし、絶対幸せにするで?ほんまやし!"『―私、ホストにはいい思い出ないし。』
篤は一歩もひかなくて、すごく嬉しかった。2006-05-31 22:43:00 -
668:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
簡単に人を信じれなくなったはずなのに、なぜか私は篤を受け入れた。
『わかった。ほんま幸せにしてな?』"うん!ありがとう☆"―私にも、彼氏ができた。
明日、仕事が終わったら一緒に帰ろうと言われた。2006-05-31 23:04:00 -
669:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
篤は日本橋で一人暮らしをしているらしい。
次の日、私は朝方まで働いて、店の更衣室で篤を待った。『彼氏できてんー!理香も知ってる人やで?』理香は驚いて、そして喜んでくれた。
篤の先輩は理香指名だから、四人で仲良くやっていた。2006-05-31 23:07:00 -
670:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
―先輩もホストなんやろか…。『えっ、篤なん!まーじ?』理香は更に驚いていた。しばらくして、篤から着信が来た。理香に別れを告げ、ミナミで堂々と篤を待った。
騙されてるんかな…。不安がないと言えば嘘になる。2006-05-31 23:11:00 -
671:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『ゴメンな!タクのろか☆』篤がタクシーを拾って、すぐ乗り込んだ。
篤は煙草とお酒臭かったけど、嫌じゃなかった。お店で見るのとは違う、夜の雰囲気が漂う篤に今更ドキッとした。2006-05-31 23:28:00 -
672:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『あー疲れたぁ!』@§$☆…
篤の携帯は頻繁に鳴った。『あーうざいな!』ため息まじりに言った。夜の仕事をやめろと言われる事がないかわりに、私も嫉妬に耐えなければいけない。2006-05-31 23:31:00 -
673:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
私は嫉妬心を隠しきれなかった。『あ、ゴメン不安やんな?』篤が手を握ってきた。『でもウレシイ!ヤキモチとか!』『えっ…。』
私は恥ずかしくなった。でも、私今、篤に恋してる…?ちゃんと恋できてる!2006-05-31 23:56:00 -
674:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
うれしかった。『段々信じてな?不安な事はいつでも言いな?俺は今までサオリが出会ったホストとはちゃうからな!』
久々に普通の恋をしている気がした。この恋を大切にしたい。2006-06-01 01:34:00 -
675:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
篤の家は広くて、殺風景だった。女の気配はなくて、安心した。『サオリも疲れたやろ?寝よか。』
篤が私を引き寄せてキスをした。優しさが伝わってきた。篤が先にお風呂に入った。一緒に入ろ?と言われたけど恥ずかしいから断った。2006-06-01 01:38:00 -
676:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
篤がお風呂に入ってる間に簡単なトーストと目玉焼きを作った。
『めちゃうれしい!腹へっててん。』篤はまた私を抱き寄せた。私がお風呂からあがる頃には食事を終えていた。2006-06-01 01:41:00 -
677:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
篤がパジャマを貸してくれた。何もかも新鮮で恥ずかしかった。
こんなんを、幸せて言うんかな…。二人仲良くベッドで横になった。お店のお客さんや、従業員の話。色々聞かせてくれた。2006-06-01 01:43:00 -
678:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
二人とも知らない間に眠っていた。次の日、起きると『同棲せーへんか?ここで。』真剣な顔で篤が言った。同棲なんてした事なかった。でも憧れはあった。
『私バイトも学校もあるし。』2006-06-01 01:45:00 -
679:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『学校はここから行けるやろ?バイトは無理にしなくていいけど、俺夜構ってあげれへんから…。』
さすがに生活費まで世話になりたくなかった。それに確かに夜暇だと、篤に連絡しまくって迷惑がかかる…。2006-06-01 01:47:00 -
680:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
私は次の日、荷物―といっても服や化粧品程度を持ち、篤の家に転がりこんだ。ご飯や掃除、考えたらわくわくした。
ご飯を食べて一緒にミナミまで出た。『バレへんの?』『大丈夫やで!』篤は私の事を全然隠そうとしなかった。2006-06-01 01:50:00 -
681:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
休みの日曜は、USJや神戸に連れていってくれた。
同伴、アフター、たまに日曜もお客さんに付き合っていたけど泊まりはなかった。
篤は今日は誰とどこに行くと細かく教えて、安心させてくれた。2006-06-01 01:53:00 -
682:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
私はこの時に【夜遊び】のサイトの存在を知った。
理香は大分前から知ってたみたいだけど、篤のスレができてるから…。とサイトが送られてきた。
初めてみるサイトに興味津々やった。篤のスレをみつけた。2006-06-01 01:56:00 -
683:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
[この前の日曜、女と手つないでUSJおった!][昨日京都でキレイな女といた?彼女かな?]
明らかに私の事ってわかる内容と、私以外の女の人の事も書かれていた。周りから見たら私はお客さんの一人やんな。だから隠さへんのや。2006-06-01 01:59:00 -
684:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
悲しくなった。でも全く色がないからホモだとも書かれていた。
思わず笑った。そして安心した。何日か後で、篤にも【夜遊び】を見せられた。自分のスレを見て、笑っていた。篤には私もこのサイト持っている事は言わなかった。2006-06-01 02:06:00 -
685:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
篤は自信満々だった。『先輩て理香の?』『せやで!』―ヤッパ先輩もホストやったんや。
理香をホストクラブに連れていくのに引け目を感じた。『俺、もっとおまえ惚れさす自信あるし!従業員にも紹介するわ☆』2006-06-01 15:58:00 -
686:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
ほんまに私は単純。この一言がうれしくて、幸せやった。
今日も二人揃ってミナミに出た。理香に会うなりその話をすると、『行くー!楽しそう☆』ヤッパリ乗り気だった。2006-06-01 16:00:00 -
687:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
仕事が終わり、化粧を丁寧に直した。忙しいらしく、迷いながらも店を探した。そーいえば、理香は先輩に恋愛感情を持ってるんかな…。
『理香、先輩とはどーなん?』『どーなんて何よ!』理香は笑った。2006-06-01 16:04:00 -
688:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『金もやし、いい奴やけど付き合うとかないわー。』そうなんや…。
『あ、ここちゃう?』篤に電話をすると、扉が開いた。『いらっしゃい!』篤は少し酔っ払っていた。
『いらっしゃいませ!』2006-06-01 16:09:00 -
689:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
イベントだけあって混んでいた。私達が席に座ると『適当に何か飲んでて?ヘルプに彼女やて言うてあるし!』と耳打ちしてすぐに違う席に行ってしまった。
『はじめまして。サオリさんと理香さんですよね。』すぐにヘルプがついた。2006-06-01 16:12:00 -
690:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
理香はビール、私はカシオレを頼んだ。『サオリさん、篤さんに俺いつもお世話になってるんですよ!』『そーなんや。』『篤さん、いつもサオリサオリて言ってます。』
私は恥ずかしくなった。篤を見ると接客に一生懸命やった。2006-06-01 16:16:00 -
691:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
お客さんも楽しそうで、周りに気を配ってたまにうろうろしていた。
一人のホストが私達の席の前に座った。『はじめまして。』その人は私達に名刺をくれた。【幹部補佐】―偉い人?2006-06-01 16:22:00 -
692:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
理香がヘルプのホストと話ていたから、その人は私に話かけてきた。『今度ご飯いかへん?何がスキ?』
―何この人。理香を見たけど、ほろ酔いでヘルプ君と盛り上がっていた。
『どんな人がタイプ?俺どう?』まじ無理…。2006-06-01 16:24:00 -
693:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『シブキさん!困ります!』篤がやって来た。―助かった!篤はその人を睨みつけた。『俺の彼女です!フリーちゃいますよ、ここ。』『ゴメンなぁ。』
その人は去って行った。『おまえ、ちゃんと断らんかい!名刺も机の上置け!』2006-06-01 16:30:00 -
694:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『そんなんして怒られへん?』『ムコウがルール破ってんねん!』私が躊躇してると、篤はキレだした。『お前ほんま中途な態度すんな!アホな女やな。』
私はショックで何も言えなかった。わかってるのに。自分の欠点を指摘されたから。2006-06-01 16:50:00 -
695:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『きつく言ってゴメンな?今日先帰っときな?』鍵を握らせてまた違う席に行ってしまった。
その後先輩も少しやってきた。ベロベロやったけど…。チエックの時、もう篤は怒ってなくて理香の分も払ってくれた。―さすが年上やな。2006-06-02 00:55:00 -
696:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
『篤優しいな。大切にしーや?』理香に言われて頷いた。ほんまに篤はよくできた人やな…。理香と別れ、私は篤の家に帰った。
篤は仕事もできるし、尊敬できる。私ももっとしっかりした女になりたい。2006-06-02 00:57:00 -
697:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
そう思ったとこやのに…。お風呂からあがると、携帯が鳴っていた。―篤?
[隼人]…!!何で…?鼓動が速くなった。どーしよう。『―はい?』
私はヤッパリあほだった。"よかった。出てくれた。"2006-06-02 01:01:00 -
698:
まぁ?
凄く切ない気持ちになる?私、電話あると期待してしまったりする??
2006-06-02 01:25:00 -
699:
名無しさん
はよかぃて〜(>_
2006-06-02 05:24:00 -
700:
サオリ ◆8hYz7Ydiuo
まぁ?さんスキな人を忘れるの難しいですよね?連絡とってるんですか?
名無しさんできるだけ早くかきます???2006-06-02 12:11:00