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*ΒEΤTΕRFLY*
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1:
マリア ◆b3549jSUig
アンタは
染まってしまったんやね
真っ黒な
この街の色に...
揚羽蝶の羽みたいな
この街の色に...
人の欲が渦巻いてる
この街の欲に...
溺れてしまったんやね
だけどウチにとって
アンタは誇リや
この街で必死に生きて
きたアンタはウチの誇リや
2006-01-30 02:05:00 -
60:
マリア ◆b3549jSUig
家に戻りりょうを起こさんようにそっとベットに入った。するとりょうはまたウチを抱き締めた。痛いぐらい・・・。
マ「えっ?あんた起きてたん?」
り「うん。・・・店長と何話してたん?」
マ「ううん。別に?っってかあんた疲れてんねんしはよ寝ぇ?」2006-02-09 03:30:00 -
61:
マリア ◆b3549jSUig
り「眠くない?今日のん聞いたんやろ・・?」
ウチは何を言うたらいいんかわからんくて煙草に火をつけた。煙を深く吸い込み吐き出しながら言った。
マ「・・・聞いたで。」
り「・・・ママは俺嫌いなる?」
りょうがなんか泣きだしそうに見えてウチはりょうを抱き締めた。2006-02-09 03:38:00 -
62:
マリア ◆b3549jSUig
マ「なるわけないやんか?あんたなんも悪い事してへんやん・・・・?」
それ言うてウチは泣いてもうた。
り「ママ泣かんといてっ。なっ?マリアが泣くことないやんかっ。なっ?泣きやんで?」
マ「あんたが泣かんからウチがかわりに泣いたってんねん?悔しいやん?・・・なんでプリクラの事なんかでキレたん?」2006-02-09 03:46:00 -
63:
マリア ◆b3549jSUig
り「・・・だってな、あれ貼った時お互いはがさんとこって約束したやん・・・。・・・我慢しよ思ってんけど気ついたら殴ってたわっ?頑張ってのばしてんけどぐちゃぐちゃなってもうはられへんようなってもた。・・・ごめん。」
りょうはポケットからくしゃくしゃになったプリクラをとりだして、悲しそうに笑った。
マ「プリクラなんかまた撮ったらいいやんっ?なっ?そや?明日撮りに行こっ?」2006-02-09 03:59:00 -
64:
マリア ◆b3549jSUig
り「せやなっ?明日行こう?久々にデートしよかっ?最近あんま遊びに行ってなかったし?」
マ「うんっ?」
り「・・・マリア。俺な仕事辞めるかもしれん。昼の仕事しようかと思うねん。マリアもそのほうがいいやろ?」
ウチは正直そうしてほしかった。こんな事もう嫌やったし、ずっとりょうには昼の仕事してほしかった。だけど逃げて今の仕事を辞めてほしくはなかった。りょうが頑張ってるの知ってたから・・。2006-02-09 04:08:00 -
65:
マリア ◆b3549jSUig
マ「・・・ウチはどっちでも応援すんでっ。りょうの好きなようにすればいい。・・・ただマリアが嫌がるから今の仕事辞めるとかそんなんは考えんといてっ。りょうがどの仕事しててもりょうにおかえりって言うのがマリアの仕事やしなっ?」
り「わかった。マリアありがとうな。」2006-02-09 04:19:00 -
66:
名無しさん
ヤバッ(●´Д`●)超ハマる♡
2006-02-09 05:12:00 -
67:
マリア ◆b3549jSUig
69サン?ありがとぉー??バリ嬉しいしっ??最後までハマっててなぁ??
2006-02-10 03:12:00 -
68:
マリア ◆b3549jSUig
次の日、二人で梅田に行った。やっぱ仕事休んでるしりょうはミナミに行きたくなかったんやと思う。二人で約束のプリクラ撮って、買い物して、ご飯食べて・・・。ウチは楽しかった。こんな普通のカップルみたいな事、久しぶりやもん。りょうも笑ってるけど無理してるようにも見えた。
2006-02-10 03:27:00 -
69:
マリア ◆b3549jSUig
家に帰りウチは我慢できずに言った。
マ「なぁ・・あんたほんまは仕事続けたいんぢゃないの?」
り「・・・そんな事ないよっ?俺、ちゃんと昼の仕事すんねん?」
マ「ウチあんたの事なんもわかってないと思ってるん?」2006-02-10 03:34:00 -
70:
マリア ◆b3549jSUig
り「・・・俺な、正直今わからん。今の仕事してたら色んなもん見るねん。鼻の下のばしたあほなおっさんに頭下げてボロクソ言われて、女の子の機嫌とって・・俺何してるんやろって思うねん。それで金稼いでる俺って汚いよな・・・。」
2006-02-10 03:45:00 -
71:
マリア ◆b3549jSUig
マ「・・・りょうは汚くないよ。ウチは夜の仕事した事ないからそのしんどさとかそうゆうのんわからんけど・・・。なんて言うたらいいんかわからんけど・・・りょうは汚くない?」
2006-02-10 04:02:00 -
72:
マリア ◆b3549jSUig
りょうはウチの必死さに吹き出して笑った。ほんでウチに抱きついてきて言うた。
り「俺、仕事行くわ?マリア、ありがとう?俺、金貯める?そっから昼の仕事する?だから金貯まったら結婚してなっ?」
マ「まぁ気長に待ってるわ?笑」
りょうは不安やってんやろな。誰だって将来不安になる。あの子のあの時の気持ち考えるとウチは押し潰されそうになる。なぁ、りょう。この時、止めてたら・・・。ウチは今もそう悔やんでなりません。2006-02-10 04:12:00 -
73:
☆彡
気になります!!
2006-02-10 06:55:00 -
75:
マリア ◆b3549jSUig
☆彡サン?気になってくれてありがとう??完結までよろしくっ???
77サン?ありがとうね???2006-02-11 01:09:00 -
76:
マリア ◆b3549jSUig
りょうは言うた通り次の日から仕事に行くようになった。毎日、眠い〜とか文句言いながら・・・。だけど帰ってきたらその日あった事をペラペラうるさいぐらい話してくる。ちっちゃい子が学校であった出来事をママに話すみたいに・・・。うるさいけどそうゆうりょうを見てると愛しくて可愛くて仕方なかった。
2006-02-11 01:18:00 -
77:
マリア ◆b3549jSUig
りょうがウチの腕の中で寝てんのがあたり前で、りょうがウチの側におんのがあたり前で、同じ毎日。平凡やけど幸せな日々が続いた。
2006-02-12 04:34:00 -
78:
マリア ◆b3549jSUig
あの時のウチはずっとそんな日が続く気してた。・・てゆうよりずっと続いてほしいって願ってた。だけど幸せな日々は続かんかった。
雨の降る日やった。窓にあたる雨の音が部屋にやけに響いてウチは寝つけずにいた。――ウチが寝られへんのは雨だけのせいぢゃない。りょうが帰ってけぇへん。電話もでぇへん。今までこんな事一回もなかったのに・・・2006-02-12 04:54:00 -
80:
かな
読んでるょ!待ってマス♪
2006-02-13 13:26:00 -
81:
マリア ◆b3549jSUig
82サン?ありがとう??
かなサン?読んでくれてありがとッ??更新遅くなっちゃっててごめんなさい?今日はちょっと更新できないんでまた明日か明後日更新するから待っててね??2006-02-14 03:10:00 -
82:
マリア ◆b3549jSUig
ウチは心配で仕方なかった。でぇへんってわかってても何回も電話した。お願い、でて!って願いながら・・・。なんでもいいから電話にでてほしかった。
結局ウチは一睡もする事もなく窓の外では鳥の鳴く声が聞こえてた。
その時・・・玄関の戸が開く音がした。
ガチャっ・・・・2006-02-16 02:08:00 -
83:
マリア ◆b3549jSUig
りょうが帰ってきた安心感となんで?ってゆう怒りでウチは泣いてた。・・・りょうは何も言わん。
マ「・・・どこ行ってたん?・・・なんで電話でぇへんかったん?なんでよ?!」
り「・・・・・。」
マ「・・・なんか言えや!!なぁ!!!」2006-02-16 02:15:00 -
84:
マリア ◆b3549jSUig
ウチは手元にあった枕をおもっきりりょうに投げつけた。
り「・・・ったいなぁ!お前浮気したんやろ!!せやのに俺にそんなん言うてくんなや!!!」
ウチは自分の耳を疑った。・・・・え?なんで??
マ「・・・はぁ?ウチ浮気なんかしてへんわ!!なんでそうなったん?」2006-02-16 02:23:00 -
85:
マリア ◆b3549jSUig
り「もう隠さんでええわ!俺とも別れたいんやろ!!」
マ「だからなんでそうなってん?!ウチ浮気なんかしてへん言うてるやろ!!」
り「・・・俺、お前が男と写ってる写メ見たもん・・・。なぁ、なんでなん?俺、そんなあかんかった?俺、お前だけは信じたかったわ・・・。」
りょうは頭を抱え込んでその場に座り込んだ。
ウチは何が何かわからんかった。2006-02-16 02:29:00 -
86:
マリア ◆b3549jSUig
マ「ちょっ・・りょう!どうゆう事?ちゃんと話して?誰に見せられたん?」
り「・・・・・言わん約束したから言われへん。」
マ「今そんなん言うてる場合ちゃうやん!話してくれなウチもわからんやんか!!」
り「・・・・・・祥子ちゃんに見せてもらった・・。」2006-02-16 02:36:00 -
87:
マリア ◆b3549jSUig
ウチは唖然とした。なんで祥子が?・・・・なんで?
ウチはまた涙が溢れてきそうなのを必死に堪えて言った。
マ「どうゆう事?ちゃんと説明して・・・」
り「・・・マリア・・。ほんまに浮気してないの・・・?」
マ「するわけないやん。ウチ、りょう以外の男いらんもん・・・!!」2006-02-18 03:21:00 -
88:
マリア ◆b3549jSUig
り「・・・っ、マリっア・・ごめっん・・ごめん・・・。俺、マリア信じられへんかった・・・。」
りょうは泣いてた。それからりょうはあった事を話した。1ヵ月ほど前りょうの店のボーイが祥子をスカウトしてきて祥子はりょうの店で働きだしたらしい。「マリア、夜の仕事嫌いやしマリアにキャバしてんのバレたくないから黙ってて。お金貯めるまでやから・・・」ってりょうにもっともらしい理由で口止めして。2006-02-18 03:30:00 -
89:
マリア ◆b3549jSUig
それから祥子はりょうを何度か遊びに誘いそれをりょうが断るとウチが浮気してるとか言いだしたらしい。たぶん「祥子、マリアの事友達やと思ってるしこんな事言いたくないんやけど・・・」とかブリッコ全開で。初めはりょうも信じひんかったらしいけど写メで信じてしまったらしかった。それはいつも祥子が人の男とる時の手口やった。
2006-02-18 03:37:00 -
90:
マリア ◆b3549jSUig
写メを見たらウチの隣に映ったその男は幼なじみのこぅちゃんやった。たぶん前の飲み会で皆ベロベロになってた時に撮ったやつやろう。りょうが誤解するのも仕方ないぐらい仲良さげに写ってたけどこぅちゃんとは産まれた時からの付き合いだし何かあったこともないし何かあるわけもない。だけど不運にもりょうはこぅちゃんの事は知ってたけどこぅちゃんの顔は見た事なかった。
2006-02-18 03:51:00 -
91:
マリア ◆b3549jSUig
話が終わるとウチは悲しさより怒りでいっぱいやった。
マ「ほんであんたは昨日どこ行ってたん?!」
り「・・・。」
マ「黙ってたらわからんやろ!!!」
2006-02-19 03:08:00 -
92:
マリア ◆b3549jSUig
り「・・ごめっん。俺、祥子ちゃんが言うた事ホンマやと思って・・・めっちゃ飲んで・・・・あんま覚えてないけど・・元カノとおった・・・。」
ウチは混乱する頭の片隅で冷静に目の前が真っ暗なるってこうゆう事やねんなと思った。その後は感情が一気に溢れ出して自分が自分ぢゃないみたいに泣き叫んだ。横ではりょうが何回も謝ってる。だけどあの時のウチには聞こえへんかった。2006-02-19 03:28:00 -
93:
マリア ◆b3549jSUig
何時間泣いたんやろ・・・。カーテンを閉じたままの部屋は昼なんか夜なんかわからんかった。ウチは泣き疲れて寝てもうてた。隣にはりょうがおる。寝息たてて寝てるりょうはやっぱり愛しかった。だけど許されへんかった。ウチのりょうやのに・・・。なぁ元カノとどんな話したん?なぁウチに見せるりょうを元カノにも見せたん?・・・・・りょうとこれ以上一緒におられへん。そう思った。ウチのこの時の答えは間違ってたんか正しかったんかは今もわからん。だけどウチのこの答えがりょうを追い込んだのは事実や。・・・りょう、ごめんな・・。
2006-02-19 03:46:00 -
94:
マリア ◆b3549jSUig
考えたらまた涙がでてくる。ウチが鼻をかむ音で起きたんかいつもは寝起きの悪いりょうがパチッと目をあけた。目と目が合う。りょうは起きあがりウチの顔を覗き込んで言った。
り「・・・泣かせてごめん。」
マ「・・・・。」
り「俺、信じてもらえるように頑張るから・・・。」2006-02-22 02:56:00 -
95:
マリア ◆b3549jSUig
マ「・・・りょう、ごめん。ウチやっぱ無理や。・・・りょうの事好きやって思うたびに昨日の事思い出すと思う。そんなん二人とも幸せぢゃないやん。だっ・・から別れっ・・ようっ・・・。」
ウチは最後まで言う前に泣いてしまった。それを聞いたりょうは泣きそうな顔になってウチの手を掴み何度も横に首を振った。
り「・・・嫌やっ!絶対嫌や!!・・・頼むわぁ・・。別れるとか言わんとってくれやぁ・・!!!俺・・マリアぢゃないとあかんねん・・!!もう二度と裏切らんから・・!!!」2006-02-22 03:10:00 -
96:
マリア ◆b3549jSUig
ウチは涙を拭いて笑顔で言うた。
マ「もう無理やって。りょうにはいい人また見つかるよ!」
りょうは「・・・なんでやねん・・」って言うた後下向いたまま何も言わなくなった。たぶん泣いてたんやと思う。肩が震えてた。
ウチは持てるだけの荷物を手早くカバンにつめた。もう限界やった。これ以上おったらウチはりょうを抱き締めてしまう。髪を撫でてしまう。涙を拭いてあげてしまう。だけどそれは絶対したらあかん。そんな優しさ残酷なだけやから。2006-02-22 03:19:00 -
97:
マリア ◆b3549jSUig
ウチが荷物をまとめ終わってもりょうは下を向いたままやった。
マ「りょう、鍵ここ置いとくな。今までありがとう。」
り「・・・・・。」
ウチは机の上に鍵を置き、いつもより重く感じる家の戸を開けた。2006-02-22 03:26:00 -
98:
マリア ◆b3549jSUig
戸を開けると涙で濡れた頬が冷たかった。冬ももう終わり。陽の光を浴びたアスファルトを見てた。ウチは人の目も気にせんと大声で泣いた。りょうと暮らした1年8ヵ月。楽しい事もあった。泣いた日もあった。喧嘩した日も。だけど毎日起きたら隣にはりょうがおった。眠る時にも隣にはりょうがいた。どんだけ喧嘩しても手繋いで寝たよな。幸せで幸せで・・・目眩がするぐらい毎日愛してたよ。りょう・・・。あたし達は18になってた。
2006-02-22 03:44:00 -
99:
マリア ◆b3549jSUig
ウチは勢いで出てきたものの途方にくれた。実家には帰られへん。ママの再婚相手がおる。それにママに心配かけたくなかった。ウチは散々考えた結果、美奈に電話した。
マ「もっしー?美奈ぁ?今から行ってええ?」
美奈はウチが泣いてる事に気づいてかなり焦ってる。
美奈「えっ・・ええけど、あんたどうしたん?」
マ「とりあえず着いたら話す?今から行くわ?」2006-02-23 01:42:00 -
100:
マリア ◆b3549jSUig
美奈の家に行くのは久しぶりやった。中学の時は毎日のように美奈んちに集まってそれから遊びに行くのがウチらのお決まりコースやったからなんか懐かしかった。
ピンポーン?
美奈は待っててくれたみたいですぐに玄関の戸が勢いよく開いた。美奈は両手に大量の荷物を持ち半泣き状態のウチにビックリしながら「いらっしゃい?寒いねんからはよ上がりなさぁ〜い?」って。美奈の優しさにウチはまたボロボロ涙がこぼれた。2006-02-23 01:51:00