小説掲示板?自虐体質?のスレッド詳細|夜遊びweb関西版

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?自虐体質?

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  • 1:

    名無しさん

    これはリスカなどの自虐体質についての文です。

    2006-01-28 21:17:00
  • 101:

    『何飲んだ?』
    『どれくらい飲んだ?』
    『何でそんなことした?』『手首まで血出てるよ?』『自分でしたの?』
    『何時頃飲んだ?』

    2006-01-29 09:28:00
  • 102:

    どの質問も口を開いて声に出して答えないといけないものばかり。どの質問も救急車の中で隊員の人にされたものばかりだ。

    2006-01-29 09:30:00
  • 103:

    『風邪薬』
    『80錠』
    『死にたかったから』
    『カッターで切った』
    『たぶん朝方の4時か5時ぐらい』

    2006-01-29 09:33:00
  • 104:

    そういえば手首切ったよなぁと思いつつ左手首を顔に近付けてみる。

    2006-01-29 09:34:00
  • 105:

    左手首の傷はふさがり、血がブレスレットのように綺麗な直線で手首の周りに巻いていた。

    2006-01-29 09:35:00
  • 106:

    名無しさん

    頑張って下さい。

    2006-01-29 09:37:00
  • 107:

    名無しさん

    2006-01-29 09:39:00
  • 108:

    いつもよりだいぶ深く切った。何度も何度も同じところを切ったのに。傷はふさがっていた。

    2006-01-29 09:43:00
  • 109:

    『手首の傷消毒するからね』
    白衣の男の先生に言われて手を元に戻した。

    2006-01-29 09:44:00
  • 110:

    名無しさん

    107さんもありがとう?完結めざします?

    2006-01-29 09:45:00
  • 111:

    看護婦であろう人達が今からの処置に必要なものを用意している金属音が耳につく。また吐き気。『吐く』と小さく呟いて病院の処置用ベッドの上で嘔吐した。

    2006-01-29 09:48:00
  • 112:

    しかし胃液以外何も出てこない。薬の欠片は全て出て行ってしまったのか出てこない。

    2006-01-29 09:49:00
  • 113:

    白衣の男の先生が父に処置についての説明をしている。
    『お嬢さんは多量の薬を飲んでいて時間も結構経ってます。きっとまだ胃の中には薬が残っているでしょう。これは胃洗浄しかないですね。』

    2006-01-29 09:52:00
  • 114:

    胃洗浄?もしかして痛い?声を絞りだして先生に私の声が届くように祈りながら問い掛ける。

    2006-01-29 09:54:00
  • 115:

    父に説明中の先生に代わって、看護婦が答えてくれた。
    『胃洗浄はね、鼻から管を通して胃まで入れるの。その管からバリウムを入れて胃の中にあるものを口から吐き出すの。管入れるときはちょっと痛いけど大丈夫だから。』

    2006-01-29 09:57:00
  • 116:

    想像しただけで痛くなりそうだった。再三パニックに襲われた私はベッドの上で起き上がり、ベッドを降りようとした。

    2006-01-29 09:59:00
  • 117:

    看護婦が私を軽く制御しながら『どうした?』と問う。私は『帰る。』と短く言い、看護婦の制御を振り切ろうとするが、力が足りない。

    2006-01-29 10:01:00
  • 118:

    名無しさん

    がんばっ

    2006-01-29 12:30:00
  • 119:

    名無しさん

    2006-01-29 12:30:00
  • 120:

    名無しさん

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    2006-01-29 13:22:00
  • 121:

    名無しさん

    2006-01-29 15:57:00
  • 122:

    みんなありがとう?読んでくれてる人がいるのって嬉しいですね?頑張りまぁす??

    2006-01-29 20:08:00
  • 123:

    私が起き上がってる様子を見て父がベッドまで飛んできた。

    2006-01-29 20:57:00
  • 124:

    『胃洗浄するなら帰る。』しかし私にはそんな体力がないことぐらいわかっている。

    2006-01-30 05:40:00
  • 125:

    『胃洗浄したら楽なるんや。そのままやったら肝臓悪くなるんやて。だからしなさい。』と父は私を説得する。

    2006-01-30 05:41:00
  • 126:

    父と言い合っているうちに白衣の先生が透明な細いチューブを持って現れた。

    2006-01-30 05:42:00
  • 127:

    看護婦数人により私はベッドに押さえ付けられた。弱っている私は看護婦にされるがまま、ベッドに再び横たわることを強制された。

    2006-01-30 05:44:00
  • 128:

    私は父の服をしっかり掴(つか)んで、どこにも行ってほしくないと繰り返したが、その手は無惨にもほどかれ、父は名残惜しそうに処置室を出て行った。

    2006-01-30 05:51:00
  • 129:

    父が出て行くと白衣の先生が私の鼻にチューブを入れようとする。私はもう何度目になるかわからないパニックの中泣き叫んで拒否していた。
    『今から鼻にチューブ入れるからねー。先生が、はいって言ったら唾飲むみたいにゴクンてしてよー。』

    2006-01-30 05:56:00
  • 130:

    まるで小さい子をあやすような先生の口調。嫌がる私の鼻にチューブが差し込まれる。

    2006-01-30 05:57:00
  • 131:

    『痛ぁぁぁい!無理無理!やめて!入らんて!』
    看護婦に押さえられながらも暴れて嫌がった。

    2006-01-30 05:58:00
  • 132:

    気が付くと私は家から履いてきたズボンと下着を看護婦によって脱がされている。

    2006-01-30 05:59:00
  • 133:

    『処置中はトイレに行けないから、尿道に管を通してトイレに行かなくても勝手におしっこが出るようにしとくんやで。』
    足をがっちり固定され、尿道に管が通される。

    2006-01-30 06:04:00
  • 134:

    『ちょっと何するんよ!痛いわ!イヤや!』
    私の必死の抵抗も虚(むな)しく尿道に管が通された。下腹部に激痛が走る。

    2006-01-30 06:08:00
  • 135:

    『痛いって!もうほんまにやめて!』
    泣き叫んでいるところ、次は頭をしっかり掴(つか)まれ鼻にチューブが入れられていく。

    2006-01-30 06:10:00
  • 136:

    頭を振って嫌がったが、先生の『はい、ゴクンてしてよー。』と言う声に従った。

    2006-01-30 06:11:00
  • 137:

    胃にチューブが到達しそうなとき、急に吐き気をもよおし、吐いた。私の体内からのチューブに対する抵抗にもお構いなく、先生はチューブを突っ込む。

    2006-01-30 06:13:00
  • 138:

    『う…ぐ…ぐぐ…』
    喉を通過しているチューブのおかげでうまく喋ることすらできない。

    2006-01-30 06:14:00
  • 139:

    『じゃぁバリウム入れていくからねー。胃の中全部出すからねー。』
    白衣の先生が大きい注射器みたいなのでバリウムをチューブに流しこむ。

    2006-01-30 06:17:00
  • 140:

    私の胃のなかに冷たいドロっとしたものが入ってきた。あまりの気持ち悪さに私の体はくの字を描いて先程のバリウムを力の限り出そうとする。

    2006-01-30 06:20:00
  • 141:

    看護婦が銀色をした金属のそら豆みたいな形をした皿で、私の嘔吐物を受ける。それを見た白衣の先生は、『ほらまだまだいっぱい薬残ってるよ。これ全部出したら楽になるからね。』
    と言いながら注射器みたいなのでバリウムを流し込む用意をする。

    2006-01-30 06:24:00
  • 142:

    嘔吐物が受けられた銀の皿を見てみると、最初に自分の嘔吐物の中に見た薬の欠片よりは小さい白い破片が見えた。

    2006-01-30 06:25:00
  • 143:

    『普通80錠も飲もうと思ったら5分やそこらじゃ無理やで。』と先生は呟(つぶや)きながら、私にバリウム注入と嘔吐を何度も何度も繰り返さした。

    2006-01-30 06:28:00
  • 144:

    私の嘔吐物に薬の破片が確認されなくなった頃、バリウム注入は切り上げられた。

    2006-01-30 06:31:00
  • 145:

    気が付くと私はベッドの上で横たわっていた。激しい体力の消耗とバリウム注入終了の安心感から寝てしまっていたのだ。

    2006-01-30 06:33:00
  • 146:

    ベッドの横にいた父が私の目が開いたことに気付き、『よう頑張ったな。』
    と声をかけてくれたが、私の頭は最初程ではないがまだクラクラする。

    2006-01-30 06:35:00
  • 147:

    無言の私に父は『帰るか。』と行って私にベッドから起きるように促(うなが)す。

    2006-01-30 06:37:00
  • 148:

    名無しさん

    2006-01-30 06:44:00
  • 149:

    私の足取りはまだ覚束(おぼつか)なく、父に支えられながら帰った。

    2006-01-30 07:09:00
  • 150:

    私の自虐症は自殺未遂を期に暫(しばら)くは影を潜めていた。

    2006-01-30 07:11:00
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