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?自虐体質?
-
1:
名無しさん
これはリスカなどの自虐体質についての文です。
2006-01-28 21:17:00 -
50:
玲
とても気持ち悪く頭がクラクラする。真っすぐに歩くことさえできない。
2006-01-29 04:26:00 -
51:
玲
やっとのことでベッドからずり落ちるようにして降り、その場でうずくまった。
2006-01-29 04:27:00 -
52:
玲
できれば動きたくない。しかし私の膀胱は薬を飲んだときの大量の水のせいか、今にも破裂しそうな勢いだ。
2006-01-29 04:28:00 -
53:
玲
まるで映画『リング』に出てくる貞子のように、床を這いつくばってトイレへ向かった。
2006-01-29 04:30:00 -
54:
玲
やっとの思いでトイレに着いた。前回と同じく下痢にもなっている。すると今度は上から嘔吐物が込み上げてきた。
2006-01-29 04:33:00 -
55:
玲
クラクラ廻る頭の中、できるだけ急いで処理をしてからズボンを履き、便座の前にかがむ。
2006-01-29 04:35:00 -
56:
玲
かがんだと同時に嘔吐。胃がひっくり返るかと思うぐらい吐いた。出てきたのは昨日飲んだ風邪薬の溶けかけたのと、胃液。
2006-01-29 04:36:00 -
57:
玲
ひとしきり吐いてトイレを出た。また床を這いつくばって部屋へ戻る。戻ったとき気付いた。
2006-01-29 04:38:00 -
58:
玲
異常なほど汗をかいている。どれだけ運動すればそれほどの汗をかけるのかと不思議なぐらいに。
2006-01-29 04:39:00 -
59:
玲
確かに季節は夏だったが、私の大量な汗の理由はそれだけではなさそうだ。
2006-01-29 04:40:00 -
60:
玲
また吐き気を催し、近くにあった部屋のごみ箱を急いで手に取り、顔を突っ込んだ。
2006-01-29 04:41:00 -
61:
玲
出てくるのはさっきと同じもの。ちょうどその時部屋の前を出勤前の母が通った。
2006-01-29 04:42:00 -
62:
玲
私が凄い勢いで吐いてるのを見て風邪だと思ったようだ。
『病院、行ってきなさいよ』2006-01-29 04:43:00 -
63:
玲
玄関に向かう母の背中に私は懇願した。お願いだから仕事を休んでほしい。と。何回も何回も頼んだ。
2006-01-29 04:45:00 -
64:
玲
ただならぬ私の様子を見て母は私の近くに戻ってきた。休んでくれるのかと思いきや、携帯の在処(ありか)を私から聞き出した。ベッドの上にあった携帯を私の横に置いて一言。
『仕事は休めない。何かあったらお父さんに電話しなさい。』2006-01-29 04:49:00 -
65:
玲
私はもう何も言わなかった。いや、正しくは言えなかった。頭がクラクラするのと気持ち悪いのとでいっぱいいっぱいだった。
2006-01-29 04:50:00 -
66:
玲
仕事へ向かう母を無言で見送り、またごみ箱へと吐き出した。吐いても吐いても風邪薬の欠片(かけら)たちはとどまることなく出てきた。
2006-01-29 04:52:00 -
67:
玲
そのうち精神状態が正常でなくなり、私は号泣しだした。こういう時はもう1人自分がいるように感じる。もう1人の自分が辛うじて、このままではいけない。そう思った。携帯を手に取り父に電話をした。
2006-01-29 04:58:00 -
68:
玲
何回かコール音がしたあと、父の声がした。でも何故か遠くに聞こえる。私は耳までおかしくなってしまっていた。
2006-01-29 05:00:00 -
69:
?
読んでるょ?頑張ってね?
2006-01-29 05:00:00 -
70:
玲
声が雲っていてあまりはっきりと聞こえない。さっき母と喋ったときにも違和感はあったが、母を引き止めるのに必死で気にならなかったのか。
2006-01-29 05:01:00 -
71:
玲
父の声が聞き取れなくなってきたので私は泣きながら一気にまくしたてた。
『今すぐ帰ってきて!お願いやから今すぐ!早く!』2006-01-29 05:03:00 -
72:
玲
同じことを繰り返し電話に向かって叫んでいると、玄関のドアが開いて、父が飛び込んできた。
2006-01-29 05:04:00 -
73:
玲
えっ?こんな早く?と思ったが、実は電話はすでに切れていた。父が帰ってくるまでだいたい20〜30分。私はその間繋がっていない電話に向かって叫び続けていたのだ。時間の感覚さえもおかしかった。
2006-01-29 05:10:00 -
74:
玲
?さん、ありがとう?頑張ります?
2006-01-29 05:11:00 -
75:
玲
私が大量の汗をかき、ごみ箱片手に号泣しているのを見て父はびっくりしつつ私に尋ねた。
『どうしてん!?お前何かしたんか!?何飲んだんや!?』2006-01-29 05:13:00 -
76:
玲
私は首を縦に振った。するとその振動でまた吐いた。私の顔は涙と汗とでぐちゃぐちゃだ。
2006-01-29 05:16:00 -
77:
玲
私の口から吐き出された白い小さな欠片を見て父はますます焦った。
『おい!お前何飲んだかゆーてみ!』2006-01-29 05:18:00 -
78:
玲
私は風邪薬と小さく答えた。父に風邪薬の銘柄も尋ねられそれも答えた。
2006-01-29 05:21:00 -
79:
玲
『それをどのくらい飲んでん?』
と聞かれ、80錠ともう呂律(ろれつ)のまわらない口で答えた。
2006-01-29 05:23:00 -
80:
りぃ
今日ゎもぅ終わりかなぁ???
2006-01-29 05:31:00 -
82:
玲
りぃさん、読んでくれてありがとう?今から少しだけ更新します?まだまだ文章ヘタクソやけど頑張ります?読みやすくしてくれた人ありがと?
2006-01-29 08:48:00 -
83:
玲
『ん?6錠か?』と聞き返され、もう1度80錠と繰り返した。さっきより少し、ほんの少しだけはっきり。
2006-01-29 08:53:00 -
84:
玲
『お前80錠も飲んだんか!?ほんまに80錠も!?それを一気にか!?』
父の質問に私はただ首を縦に振るのみ。2006-01-29 08:55:00 -
85:
玲
父が『こらあかんわ。救急車や。』とつぶやくのが聞こえた。
2006-01-29 08:56:00 -
86:
玲
頭の中が錯乱していた私は何を思ったのか、救急車を呼ぼうとしていた父に必死にすがりついて救急車はイヤだと拒否した。
2006-01-29 08:58:00 -
87:
玲
父は私をなだめるように耳元で『病院行ったら楽なるから。お前80錠も飲むとか尋常じゃないぞ!?』と囁(ささや)いた。
2006-01-29 09:00:00 -
88:
玲
それでも私は『救急車には乗りたくないー!!』とひっきりなしに喚(わめ)いていた。
2006-01-29 09:02:00 -
89:
玲
救急車には何の恨みもない。それまでお世話になったこともない。なのに頑(かたく)なに救急車を拒否していた理由は今でもわからない。
2006-01-29 09:03:00 -
90:
玲
父の通報から暫(しば)らくして救急車のサイレンが聞こえてきた。私は救急車が来るまでの間、父の『吐いたほうが楽なるから吐いとけ。』という助言により、ごみ箱に向かいひっきりなしに吐いていた。
2006-01-29 09:06:00 -
91:
玲
救急隊員の人達が担架を持って私の傍まできた。父は救急隊員の人達に私の年令や症状、原因などを伝えていた。
2006-01-29 09:08:00 -
92:
玲
救急隊員の人達が私を担架に乗せようとする。初めは抵抗してたが、あまりに疲れたのもあり、自分から担架の上に乗った。
2006-01-29 09:10:00 -
93:
玲
私が乗った担架はコマが付いているのとは違って、サッカー選手などが場内で怪我をしたときとかによく用いられる緑のシートの簡易型タイプだった。
2006-01-29 09:12:00 -
94:
玲
担架の上に乗ったときの、緑のシートは冷たかったが私の汗のせいで肌にベトベトくっついてきて居心地が悪かった。
2006-01-29 09:14:00 -
95:
玲
救急車に乗せられ隊員の人が搬送先を探している。一緒に付き添い人として同乗した父が隊員に『こいつ薬飲んでるから警察病院がいいんとちゃうか?』と話しているのが耳に入った。
2006-01-29 09:16:00 -
96:
玲
警察というのを聞いて私は再びパニックに陥(おちい)った。救急車と同じく警察に何の恨みもない。
2006-01-29 09:18:00 -
97:
玲
疲れ果てていた私は救急車の担架の上で首を横に振り、必死に抵抗するが、隊員達は私の抵抗を無視。警察病院に電話を掛けている。私は過呼吸のようになった。
2006-01-29 09:20:00 -
98:
玲
慌てて隊員が酸素マスクを私にかぶせる。やがて、救急車のサイレンが鳴り始め動き出した。私の搬送先は警察病院に決まった。
2006-01-29 09:22:00 -
99:
玲
家から車で10分ぐらいのところにある警察病院。病院に着き、処置室へ運ばれた。
2006-01-29 09:25:00 -
100:
玲
白衣を着た男の人が私が寝ている担架の左側に立ちいろいろ質問してくる。
2006-01-29 09:26:00 -
101:
玲
『何飲んだ?』
『どれくらい飲んだ?』
『何でそんなことした?』『手首まで血出てるよ?』『自分でしたの?』
『何時頃飲んだ?』
2006-01-29 09:28:00 -
102:
玲
どの質問も口を開いて声に出して答えないといけないものばかり。どの質問も救急車の中で隊員の人にされたものばかりだ。
2006-01-29 09:30:00 -
103:
玲
『風邪薬』
『80錠』
『死にたかったから』
『カッターで切った』
『たぶん朝方の4時か5時ぐらい』2006-01-29 09:33:00 -
104:
玲
そういえば手首切ったよなぁと思いつつ左手首を顔に近付けてみる。
2006-01-29 09:34:00 -
105:
玲
左手首の傷はふさがり、血がブレスレットのように綺麗な直線で手首の周りに巻いていた。
2006-01-29 09:35:00 -
106:
名無しさん
頑張って下さい。
2006-01-29 09:37:00 -
108:
玲
いつもよりだいぶ深く切った。何度も何度も同じところを切ったのに。傷はふさがっていた。
2006-01-29 09:43:00 -
109:
玲
『手首の傷消毒するからね』
白衣の男の先生に言われて手を元に戻した。2006-01-29 09:44:00 -
110:
名無しさん
107さんもありがとう?完結めざします?
2006-01-29 09:45:00 -
111:
玲
看護婦であろう人達が今からの処置に必要なものを用意している金属音が耳につく。また吐き気。『吐く』と小さく呟いて病院の処置用ベッドの上で嘔吐した。
2006-01-29 09:48:00 -
112:
玲
しかし胃液以外何も出てこない。薬の欠片は全て出て行ってしまったのか出てこない。
2006-01-29 09:49:00 -
113:
玲
白衣の男の先生が父に処置についての説明をしている。
『お嬢さんは多量の薬を飲んでいて時間も結構経ってます。きっとまだ胃の中には薬が残っているでしょう。これは胃洗浄しかないですね。』2006-01-29 09:52:00 -
114:
玲
胃洗浄?もしかして痛い?声を絞りだして先生に私の声が届くように祈りながら問い掛ける。
2006-01-29 09:54:00 -
115:
玲
父に説明中の先生に代わって、看護婦が答えてくれた。
『胃洗浄はね、鼻から管を通して胃まで入れるの。その管からバリウムを入れて胃の中にあるものを口から吐き出すの。管入れるときはちょっと痛いけど大丈夫だから。』2006-01-29 09:57:00 -
116:
玲
想像しただけで痛くなりそうだった。再三パニックに襲われた私はベッドの上で起き上がり、ベッドを降りようとした。
2006-01-29 09:59:00 -
117:
玲
看護婦が私を軽く制御しながら『どうした?』と問う。私は『帰る。』と短く言い、看護婦の制御を振り切ろうとするが、力が足りない。
2006-01-29 10:01:00 -
118:
名無しさん
がんばっ
2006-01-29 12:30:00 -
120:
名無しさん
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2006-01-29 13:22:00