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あなたさえ居れば…。

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  • 1:

    華 ◆C1JH30EVSU

    旧掲示板:04/12/19〜05/2/6の華サンの実話です。
    感動した話をコピペしていたので、みなさんにも読んでもらえたらと思いました。

    2005-07-03 02:30:00
  • 2:

    華 ◆C1JH30EVSU

    伝えたい思いがある。
    どうか届きますようにと…あたしは願ってやまない。

    2005-07-03 02:32:00
  • 3:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしの腕と左股にはまだアザが残っている。
    彼が最後につけたアザだ。

    2005-07-03 02:34:00
  • 4:

    華 ◆C1JH30EVSU

    彼と出会ったのは8月。
    あたしは掛け持ちではじめたバーのビラ配りで街に出ていた。

    2005-07-03 02:37:00
  • 5:

    華 ◆C1JH30EVSU

    今日は人が少ない…
    場所を変えよう。
    心斎橋筋に出てすぐに逆に声をかけてきたのが彼だった。

    2005-07-03 02:39:00
  • 6:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『何してるん?ちょっと待ってやっ!』
    『ごめん。仕事中ばいばい』

    2005-07-03 02:40:00
  • 7:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ホストには興味ない。
    歩くスピードを速めたあたしに、
    『これだけっ!』
    と言って名刺をあたしの手に握らせた。

    2005-07-03 02:43:00
  • 8:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『裏に番号とメアド書いてるからっ!連絡ちょうだいなっ!』
    あたしの後ろ姿めがけてそぉ言う彼に、
    『気が向いたらなっ』
    と振り返って笑った。

    2005-07-03 02:46:00
  • 9:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ぶっちゃけ連絡する気なんてなかったけど、完璧無視はなんか可哀想な気がしたから。

    2005-07-03 02:48:00
  • 10:

    華 ◆C1JH30EVSU

    だってあたしも無視されっぱなし…。
    客を入れるどころかビラさえ減らない。
    あたしは名刺をタバコケースに入れまたビラ配りをはじめた。

    2005-07-03 02:50:00
  • 11:

    華 ◆C1JH30EVSU

    今日はあかんな…
    15分ぐらいたってあたしはまた店前まで戻る事にした。
    人通りはどこも少なかったから。

    2005-07-03 02:52:00
  • 12:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『なぁ!その服…』
    さっきと同じ場所。
    『待ってってぇ』
    腕をつかんだのはさっきと同じ彼だった。

    2005-07-03 02:54:00
  • 13:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『あぁ〜まだいたん(笑)』『まだいたんって!(笑)帰るん?』

    2005-07-03 02:56:00
  • 14:

    華 ◆C1JH30EVSU

    立ち話を5分ぐらい。
    ちょっと幼い感じもするけど、よく見たら結構男前。

    2005-07-03 02:58:00
  • 15:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『なぁ番号教えてやぁ』
    『いいよ』
    『名前は?』
    『…ハナ』
    『俺はユウキ』

    2005-07-03 03:01:00
  • 16:

    華 ◆C1JH30EVSU

    マスターからの電話で店に戻るとさっそくユウキからメールが入ってきた。
    仕事頑張りやぁ〜♪

    2005-07-03 03:04:00
  • 17:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしは昼も仕事をしてたから1時に終わって家に帰った。
    お風呂からあがり携帯を見るとメールが1件。
    仕事何時まで?

    2005-07-03 03:06:00
  • 18:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ユウキからだ。
    もぉ終わって家帰ったわぁ〜。
    早いなぁ?!もぉ一回ミナミ来て俺としゃべるとかないやんなぁ??(笑)

    2005-07-03 03:09:00
  • 19:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ないなぁ〜(笑)悪いけどあたし客にはなれへんでぇ〜お金ないしっ(笑)
    あたしがホストによくゆう言葉だった。

    2005-07-03 03:12:00
  • 20:

    華 ◆C1JH30EVSU

    客にする気なんかないって♪なぁ今度ほんまに普通に遊ばん?!
    お決まりのセリフ。
    まぁいっか。
    店いかんだらいいんやし…

    2005-07-03 03:18:00
  • 21:

    華 ◆C1JH30EVSU

    いいよ。
    まぢ?約束なっ!♪

    2005-07-03 03:20:00
  • 22:

    華 ◆C1JH30EVSU

    それから毎日ユウキからメールが入ってきた。
    普通のメールのやりとり。恋愛感情はなかったけど普通に楽しかった。

    2005-07-03 03:25:00
  • 23:

    華 ◆C1JH30EVSU

    次の週の月曜日にユウキとはじめて遊んだ。
    『もぉパンツの裾びちゃびちゃやってぇ〜最悪っ!』

    2005-07-03 03:27:00
  • 24:

    華 ◆C1JH30EVSU

    その日は夕方から雨が振りだして、傘を持ってなかったあたし達はアーケードがなくなるたびに、冷たいっ!と早足で歩いた。

    2005-07-03 03:28:00
  • 25:

    華 ◆C1JH30EVSU

    走ればいいやんって感じだったけど、アーケードのなくなる手前で足を止め、大粒の涙を流す空を見上げ二人呟いた言葉が
    『走るんだるっ』
    だった。

    2005-07-03 03:31:00
  • 26:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたし達は顔を見合わせ笑った。

    2005-07-03 03:32:00
  • 27:

    華 ◆C1JH30EVSU

    街をブラブラしながらユウキはいろんな事を話してくれた。

    2005-07-03 03:33:00
  • 28:

    華 ◆C1JH30EVSU

    前にしていた仕事の事。
    別れた彼女との事。
    家庭環境の事。
    ホストになったわけ。
    ホストとしての夢。
    それと本当の自分の夢…

    2005-07-03 03:35:00
  • 29:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしはただうん。うん。と聞いていた。
    その時はそこまでユウキに対して興味もなかったし、ホストでもどうでもよかった。

    2005-07-03 03:36:00
  • 30:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ユウキはユウキ。
    あたしにとってはその辺の子となんら変わりない、普通の男の子。

    2005-07-03 03:38:00
  • 31:

    華 ◆C1JH30EVSU

    でもただのその辺の子らとは違ったな。
    あんたはしっかりした考えを持ってた。
    『俺、金貯めて将来は自分で自分の家建てたいしなぁ〜』

    2005-07-03 03:40:00
  • 32:

    華 ◆C1JH30EVSU

    夢を語るあんたの横顔は輝いてたし、将来この子の彼女とかお嫁さんになれる子はええなぁってほんまに思えてん。

    2005-07-03 03:42:00
  • 33:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『仕事何時から?』
    『仕事は適当に入るけどぉ〜9時半ぐらいからご飯だけ誘われてんねんなぁ』
    『ぢゃあさぁメシ食い終わったらハナだけ店こやん?金俺出すし…』

    2005-07-03 03:45:00
  • 34:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしは何回か他のホスト友達にもおごりで店にいかせてもらった事があった。まぁいっか。
    ゴチやし。

    2005-07-03 03:47:00
  • 35:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『いいよ』
    『まぢ?!ぢゃあメシ食い終わったら連絡してっ!ブチんなよぉ(笑)』

    2005-07-03 03:48:00
  • 36:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『もぉすぐ店出るしぃ〜』『わかった!迎え行くわぁ』
    ユウキは傘を持ってご飯やさんの前まで迎えに来てくれた。

    2005-07-03 04:02:00
  • 37:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『雨だるいなぁ』
    『そぉかぁ?俺は密着できて逆にラッキー☆』
    『だから傘いっこなん?』『ばれた?(笑)』

    2005-07-03 04:35:00
  • 38:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『いらっしゃいませっ!』そぉ言いながらドアを開け入っていくユウキに続いてあたしは店に入るなりツッコミを入れた。
    『誰もおらんしっ(笑)』

    2005-07-03 04:38:00
  • 39:

    華 ◆C1JH30EVSU

    当たり前か。
    まだ時間は11時ぐらい。『早い時間帯は客おらんし、みんなキャッチでてるしなぁ〜♪バリ落ち着くやろ〜はぁ家いるみたいやわぁ』

    2005-07-03 04:40:00
  • 40:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ユウキは二人分のお茶を入れ、テーブルに置くなりあたしの隣でのびをした。

    2005-07-03 04:42:00
  • 41:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『ゆっくりしゃべれるなぁ〜』
    ユウキはまたいろんな話をしてくれた。
    あたしも聞かれた事は答えたけれど、そんなには自分の事を話さなかった。

    2005-07-03 04:44:00
  • 42:

    華 ◆C1JH30EVSU

    別に隠してたわけじゃないけど…

    2005-07-03 04:45:00
  • 43:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あの時もっとあたしの事も話しといたらよかったな。友達の事とか、昔の事とか、夢とか…。

    2005-07-03 04:47:00
  • 44:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あんたはあたしの話をはぐらかすようになって、あたしはあんたが恐くて何も言えんくなる。

    2005-07-03 04:49:00
  • 45:

    華 ◆C1JH30EVSU

    そんな日が来る事知ってたら、もっといっぱいしゃべったのに。
    聞いて欲しい事いっぱいあんねん。
    なぁあたしの話を真剣に聞いて?

    2005-07-03 04:50:00
  • 46:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ユウキの店で話をしたりボーっとしたりしているともぉ2時間ぐらいたっていた。

    2005-07-03 04:51:00
  • 47:

    華 ◆C1JH30EVSU

    マスターから電話。
    『今日何時頃くるん?』
    『もぉすぐ行きまぁす』
    ユウキの店を出た。

    2005-07-03 04:53:00
  • 48:

    華 ◆C1JH30EVSU

    雨はやんでた。

    2005-07-03 04:54:00
  • 49:

    華 ◆C1JH30EVSU

    それからあたし達はちょくちょく会うようになった。キャッチ場所でちょっとしゃべってそのまま帰る日もあったし、キャッチをさぼってご飯を食べに行く事もあった。

    2005-07-03 04:56:00
  • 50:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ヒマな日はユウキにお金をもらってそのまま店に行く事もあった。

    2005-07-03 04:57:00
  • 51:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしは気付いていた。
    ユウキと居ると楽しい事。落ち込んだ時にユウキとバカみたいなメールとかをしてると癒された。

    2005-07-03 04:58:00
  • 52:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ひさしぶりにピンクのバスで恋愛の旅のあいのりを見て、告白シーンに感動してしまい、あたしはめちゃめちゃクサイ言葉を並べた告白メールをつくった。

    2005-07-03 05:00:00
  • 53:

    華 ◆C1JH30EVSU

    誰に送ろう…
    電話帳を検索しながら…
    あたしの指を止めたのは…ユウキ。

    2005-07-03 05:04:00
  • 54:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ダメモトダメモト〜。
    そぉ思いながら送信ボタンを押した。

    2005-07-03 05:07:00
  • 55:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あいのりの誰かと誰かのハッピーエンドを見届けてあたしは眠りについた。

    2005-07-03 05:08:00
  • 56:

    華 ◆C1JH30EVSU

    朝起きるとユウキからの返信メールが入っていた。

    2005-07-03 05:09:00
  • 57:

    華 ◆C1JH30EVSU

    一言で言うわ!ありがと!俺も大好き♪いつ遊ぶ?

    2005-07-03 05:10:00
  • 58:

    華 ◆C1JH30EVSU

    とりあえずハッピーエンド。

    2005-07-03 05:10:00
  • 59:

    華 ◆C1JH30EVSU

    でもこれはとりあえずのハッピーエンド。
    あたしはあんたと一緒のこれからにいろんな事を期待したし、やりたい事もいっぱいあってん。

    2005-07-03 05:12:00
  • 60:

    華 ◆C1JH30EVSU

    何の不安も疑いもなく、心からあんたとのこれからを見れたあの時に、もっと素直になれてたら今は変わってたんかなぁ?

    2005-07-03 05:14:00
  • 61:

    華 ◆C1JH30EVSU

    なぁ教えて…
    あたしは悲劇の幕を開けたんかなぁ?
    あんたは悪魔のお面をかぶったん?
    それとも天使の仮面を脱いだのか…。

    2005-07-03 05:16:00
  • 62:

    名無しさん

    しおりィ??頑張ってねッ?

    2005-07-03 06:07:00
  • 63:

    華 ◆C1JH30EVSU

    それからも別に前と変わる事なく普通の楽しい日々は過ぎてった。
    あたしはユウキの事をちゃんとスキになってた。

    2005-07-03 12:17:00
  • 64:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『おつかれぇっ♪』
    『おつかれさまでぇす!』仕事が終わって携帯チェック。
    ユウキからのメール。

    2005-07-03 12:18:00
  • 65:

    華 ◆C1JH30EVSU

    おはよ♪昨日潰れたわぁ(涙)でも今日はまやさんラストやし頑張るわぁ!ハナ店ちょっとこれへんかぁ?

    2005-07-03 12:21:00
  • 66:

    華 ◆C1JH30EVSU

    まやさんはすごくおもしろくノリのいい人で、あたしはめちゃくちゃ大好きだった。

    2005-07-03 12:22:00
  • 67:

    華 ◆C1JH30EVSU

    いつも店に誰も居ない時間帯に行ってたから、他の従業員はあまり知らなかったけど、まやさんとはちょっと話しただけで、すぐに仲良しになれた。

    2005-07-03 12:24:00
  • 68:

    華 ◆C1JH30EVSU

    3人でいる時間が一番笑えた。

    2005-07-03 12:25:00
  • 69:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしは開店してすぐ店に入った。
    『まやさん呼んでくるわぁ〜お前まやさん大好きやろ?(笑)』
    『うん!今日はまや君の為に来てんからぁ(笑)』

    2005-07-03 12:27:00
  • 70:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『まや君おつかれぇ〜!でもさみしいわぁ〜』

    2005-07-03 12:29:00
  • 71:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あの店で、3人で、まや君のラストを祝い、ユウキもあたしも笑っていた。

    2005-07-03 12:30:00
  • 72:

    華 ◆C1JH30EVSU

    楽しい3人の時間はあっと言うまに過ぎた。
    時間が遅くなるとまや君はずっとあたしの席に居れなかったし、まわりでいっぱいシャンパンだのなんだの卸され、騒がしいこの店をあたしははじめて見た。

    2005-07-03 12:33:00
  • 73:

    華 ◆C1JH30EVSU

    他の席で飲まされたユウキが、ちょっと赤い顔で帰ってきた。
    『はぁぁ〜休憩!!』
    そぉ言うと牛乳をいっきに飲み干した。

    2005-07-03 12:35:00
  • 74:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『大丈夫?あたしそろそろ帰ろかぁ?店忙しくなってきたし〜』
    『まやさん今日で終わりやしラストまでおったって!未収くんどくわっ!心配しやんでもお前に払えとかゆわんからっ(笑)』

    2005-07-03 12:38:00
  • 75:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしはその日はじめて未収をつくった。
    金額は知らないけど。
    それからちょくちょくユウキのお金が足りないと未収にした。

    2005-07-03 12:40:00
  • 76:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしはユウキに聞いた。『誰が払うの?あたしの未収』

    2005-07-03 12:41:00
  • 77:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『俺の太客。未収くんでるし、ちょっと足してもバレへん。バレそぉやったら痛客のせいでこけそぉゆったらええしなぁ〜。』

    2005-07-03 12:43:00
  • 78:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ユウキは続けた。

    2005-07-03 12:43:00
  • 79:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『俺その女に色使ってんねん。あっ!でも枕はしてへんで?俺が自分で風まわした女なんか汚くてやれへんしなぁ!まぁ風じゃなくても、客なんかとやれんわ。俺安売りしたないし。だから安心してっ。なっ?』

    2005-07-03 12:46:00
  • 80:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ユウキは笑ったけど、あたしは目をそらした。

    2005-07-03 12:47:00
  • 81:

    華 ◆C1JH30EVSU

    なぁあの時の安心してってどぉゆう意味?
    お金の事?
    客とは寝やへん色だけやからって事?

    2005-07-03 12:54:00
  • 82:

    華 ◆C1JH30EVSU

    どっちにしろあたしはそれを聞いて、安心するどころか疑う心を持ってしまってん。
    あんたの【ホスト】の顔を見てしまったから…

    2005-07-03 12:56:00
  • 83:

    華 ◆C1JH30EVSU

    なぁ目笑えてないで?

    2005-07-03 12:57:00
  • 84:

    華 ◆C1JH30EVSU

    めっちゃ!ひま!!ハナなにしてるん?
    ユウキからのメール。
    もぉ寝よおとしてたぁ☆
    今からおいでっ♪
    えぇ〜明日仕事早いしなぁぁ〜↓

    2005-07-03 12:59:00
  • 85:

    華 ◆C1JH30EVSU

    いけるって〜来てやぁ♪

    次のあたしの返信メールでユウキがキレた。

    なんかあたし客みたぁい(笑)

    2005-07-03 13:02:00
  • 86:

    華 ◆C1JH30EVSU

    すぐに電話がかかってきた。
    あたしにしたらただの冗談だった。
    けどユウキには違うかった…?

    2005-07-03 13:04:00
  • 87:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『お前なにゆってんの?お前に金出さした事あるん?しょおもない事ゆっとったらしばくで?』
    『冗談やん!なに本気でキレてるん?!』

    2005-07-03 13:06:00
  • 88:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『お前が信じへんから』

    2005-07-03 13:07:00
  • 89:

    華 ◆C1JH30EVSU

    一方的に電話は切られた。

    2005-07-03 13:08:00
  • 90:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしがお金を払わなくても、その代金はあたしの変わりに誰かが払い彼の売り上げになる。
    あたしはお金を使わなくてもうまく利用されているんじゃないかと、日に日に疑いを増すようになっていた。

    2005-07-03 13:11:00
  • 91:

    名無しさん

    頑張って?

    2005-07-03 13:12:00
  • 92:

    華 ◆C1JH30EVSU

    次の日、ユウキからいつもと変わらないメールが入ってきた。
    おはよ♪まだミナミいてる?

    2005-07-03 13:12:00
  • 93:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしは仕事が終わってみんなでご飯に行ってたから、まだ家には帰っていなかった。

    ぢゃあ食い終わったいつもの場所きて!

    2005-07-03 13:16:00
  • 94:

    華 ◆C1JH30EVSU

    いつもの場所には、いつものメンバーがいた。
    『ハナちゃん、おはよぉ♪』
    『おはよ』

    2005-07-03 13:17:00
  • 95:

    華 ◆C1JH30EVSU

    みんなで少し話したところで、ユウキが話があるとあたしをその群れから連れ出した。

    2005-07-03 13:19:00
  • 96:

    華 ◆C1JH30EVSU

    昨日の事だ。
    怒ってるんかな…
    あたしは下を向いた。
    『何お前がすねてんねんっ(笑)そんな顔したら笑ってしまうわ!』
    ユウキはそぉ言って笑った。

    2005-07-03 13:21:00
  • 97:

    華 ◆C1JH30EVSU

    いつもの笑顔。

    2005-07-03 13:22:00
  • 98:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしはいっつもその笑顔に逆にやられてたわ。
    あんたが笑うから、あたしはいっつも今日こそ思ってる事ゆったんねん!っていっぱいセリフ考えてんのに忘れてしまうねん。

    2005-07-03 13:24:00
  • 99:

    華 ◆C1JH30EVSU

    でもいつからやろな…?
    【笑顔】ぢゃなくてあんたの【キレた目】に怯えて言葉を…思いを口に出せんくなったんは……

    2005-07-03 13:27:00
  • 100:

    華 ◆C1JH30EVSU

    そんな感じで毎日は過ぎていった。
    疑いや、不安は消える事はなかったけど、それはどんな職業の人間と付き合ってても一緒。

    2005-07-03 13:48:00
  • 101:

    華 ◆C1JH30EVSU

    自分も多少のウソはつくし、逆に疑われる時もある。

    2005-07-03 13:49:00
  • 102:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしはまだ幸せだった。何も犠牲にしていなかったから。
    昼の仕事をして、たまにバーで働き、適度に遊ぶ。

    2005-07-03 13:50:00
  • 103:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『お前がキャバいったら時間合うのになぁ〜』
    笑いながらそぉ言う事はあっても、昼を辞めろと強制的に言う事はなかった。

    2005-07-03 13:52:00
  • 104:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしはいつものようにユウキの店に行った。
    今日はめずらしくヘルプが3人。
    店は朝方なのにヒマだった。
    今日は売り上げがヤバイとみんな口々に言った。

    2005-07-03 13:55:00
  • 105:

    華 ◆C1JH30EVSU

    話の流れでユウキの太客の話になった。
    あんまり聞いてなかったってゆうか聞きたくなかったからあたしは話に入らなかった。

    2005-07-03 13:56:00
  • 106:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしの耳元にユウキの唇が近づいた。
    『あいつ切れるかも』
    『なんで?』
    あたしの顔を見て苦笑い。

    2005-07-03 13:58:00
  • 107:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『未収の金額にも聞いてクビかしげてたし、最近店でしかあってないからあたしの事ほんまに客としか見てないやろって…90パーぐらいもぉ無理やなぁ』

    2005-07-03 14:00:00
  • 108:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『未収いくらなん?』
    『45万。その内の12万がお前の分。』
    あたしははじめて金額を知った。

    2005-07-03 14:01:00
  • 109:

    華 ◆C1JH30EVSU

    しばらく黙り込んでユウキは、
    『ドンペリ卸そかぁ?』
    と言いだした。

    2005-07-03 14:02:00
  • 110:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『これでこんなん出来るんも最後になるかもしれんしなぁ〜ええやろ?お前の金ちゃうし(笑)』
    ユウキはこっそりあたしにそぉ言って笑った。

    2005-07-03 14:04:00
  • 111:

    華 ◆C1JH30EVSU

    複雑な気分だったけど、そんな気持ちはすぐにふっとんだ。
    まや君が店に給料をもらいに来たから。
    あたしは久しぶりの再会によろこんだ。

    2005-07-03 14:06:00
  • 112:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『ハナちゃん、ほんまに俺の事大好きやろぉ?』
    『当たり前やん!ユウキより好きやん!(笑)』

    2005-07-03 14:08:00
  • 113:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ユウキも、あたしも、まや君も、他のみんなも、みんなでバカな話をして笑った。
    本当にただ楽しくてやっぱりあの時のあたしにはたいした悩みなんてなかった。

    2005-07-03 14:09:00
  • 114:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あの店で過ごせた楽しい日は、それが最後になった。

    2005-07-03 14:10:00
  • 115:

    華 ◆C1JH30EVSU

    欲張りかな?
    もっとあんたともいっぱいくっついて、イチャイチャしとけばよかったな…
    もっと素直に……
    愛してるって。

    2005-07-03 14:15:00
  • 116:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ユウキはナンバーにも入り店からの期待を背負うようになった。
    客の事・店の事…
    イライラはあたしに向けられた。

    2005-07-03 14:17:00
  • 117:

    華 ◆C1JH30EVSU

    忙しく、外で会う事はもちろん、店にも呼ばれなかった。

    2005-07-03 14:18:00
  • 118:

    華 ◆C1JH30EVSU

    メールでケンカがはじまり、電話で怒鳴られる。
    もぉしんどい。
    最近のユウキのメールはいつもコレ。
    あたしはもぉ励ます言葉も思いつかなかった。

    2005-07-03 14:20:00
  • 119:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしに出来る事はなに?昼辞めて夜働く事?

    もぉわからん。

    たった一言そのメールに返す言葉はなかった。

    2005-07-03 14:22:00
  • 120:

    華 ◆C1JH30EVSU

    その夜。
    あたしは久しぶりに店に呼ばれた。
    久しぶりに会える…
    だけどあたしはうれしくなかった。
    悲しい話を聞きに行くから。

    2005-07-03 14:24:00
  • 121:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『やっぱりあの客とは切れた。だから前みたいにしょっちゅう店には呼べへんし、来ても1・2時間しか一緒にはおれへん。』

    2005-07-03 14:26:00
  • 122:

    華 ◆C1JH30EVSU

    最初出会った頃に戻ったみたい。

    2005-07-03 14:26:00
  • 123:

    華 ◆C1JH30EVSU

    でも違ってたんは、あたしがあんたの事を好きになってて、あたしはそんなんじゃ満足出来へんくなってた。
    今までが幸せすぎて。

    2005-07-03 14:29:00
  • 124:

    華 ◆C1JH30EVSU

    なぁそれもあんたの手口やったん?
    出会った頃からずっと全ては計算やったん?
    そうやったらあんたは天才やって、あたしは笑って誉めたるわ。

    2005-07-03 14:31:00
  • 125:

    華 ◆C1JH30EVSU

    騙されてたとかそんなんどうでもいいねん。
    あたしはただ、真実が知りたい。

    2005-07-03 14:32:00
  • 126:

    華 ◆C1JH30EVSU

    それから会う機会は本当に少なくなった。
    朝方とかにメールがくると、時間が合わない事をアピールしてるのかとイラだった。

    2005-07-03 14:34:00
  • 127:

    華 ◆C1JH30EVSU

    今まで気にも止めなかった些細な事が目について…
    気に掛かってしょうがなかった。

    2005-07-03 14:35:00
  • 128:

    華 ◆C1JH30EVSU

    その頃から昼の仕事もうまくいかなくなり、売り上げはどんどん落ちていった。
    辞めたい。

    2005-07-03 14:37:00
  • 129:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『時間が合うのに』
    ユウキの言葉があたしの頭を駆け巡る。

    2005-07-03 14:38:00
  • 130:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしは夜の仕事をはじめた。
    ユウキが助けてほしいと言いだしたから。
    この仕事を支えてほしいと。

    2005-07-03 14:39:00
  • 131:

    華 ◆C1JH30EVSU

    だけど、昼の仕事もなんだかんだ言っても辞めれなかった。
    たくさんの人に支えられてここまできたんだ。

    2005-07-03 14:41:00
  • 132:

    華 ◆C1JH30EVSU

    やっと見つけた居場所を、簡単には捨てれなかった。

    2005-07-03 14:42:00
  • 133:

    華 ◆C1JH30EVSU

    それからあたしは寝る間も惜しんで働いた。
    平均睡眠時間2時間。

    2005-07-03 14:43:00
  • 134:

    華 ◆C1JH30EVSU

    そのせいかユウキとはケンカばかりの毎日…

    2005-07-03 14:44:00
  • 135:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『信じられへんねやったらもぉええゆうとんねん!』『どぉすんねん?!俺との関係辞めるんか?あっ?ばいばいかっ?!』

    2005-07-03 14:46:00
  • 136:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『……ばいばい……』
    あたしのその言葉にユウキはキレた。

    2005-07-03 14:47:00
  • 137:

    華 ◆C1JH30EVSU

    左頬に思いっきり平手打ち。

    ユウキはあたしに手をあげるようになった。

    2005-07-03 14:48:00
  • 138:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あの時ばいばいしてたらまだ綺麗に終われてたのに…あたしもアホやけど、あんたもアホやな。

    2005-07-03 14:52:00
  • 139:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あんたは何を期待してあたしを繋ぎ止めてたん?
    あんたに怯え、震えるあたしを見て何を思ったん?

    2005-07-03 14:53:00
  • 140:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしは特別やってあんたは抱き締めたけど、ほんまにあたしはある意味特別やった。
    だってあたしの身体には、あんたが付けた印がいっぱい…

    2005-07-03 14:55:00
  • 141:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしはユウキが恐くてしかたなかった。
    キレたら目が変わる。
    何をきっかけにユウキの目が変わるのかビクビクした。

    2005-07-03 14:57:00
  • 142:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしはユウキが動くたびにビクッとして、身体に力をいれた。

    2005-07-03 14:57:00
  • 143:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ある日、ユウキがあたしに弱音をはいた。
    いつも強気な人だったからあたしはビックリした。

    2005-07-03 14:59:00
  • 144:

    華 ◆C1JH30EVSU

    その日は久しぶりに冷静に話が出来た。
    あたしも思ってる事が少し言えた気がする。

    2005-07-03 15:00:00
  • 145:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ユウキの事をもっと知りたいよ。
    お互いわかりあえたら、あたしユウキの事もっともっと好きになれる。
    だって、今でも大好きやから。

    2005-07-03 15:04:00
  • 146:

    華 ◆C1JH30EVSU

    その日、あたしは店に呼ばれた。
    ユウキはあたしの頭をくしゃっと撫でて
    『お前にはやさしくしやなあかんと思った』
    といって、自腹であたしの為にドンペリを2本あけてくれた。

    2005-07-03 15:08:00
  • 147:

    華 ◆C1JH30EVSU

    久しぶりに2人は笑ってた。

    2005-07-03 15:09:00
  • 148:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしは昼の仕事を辞めた。
    ユウキの機嫌はよくなったし、あたしも寝る時間が出来てイライラは減った。

    2005-07-03 15:10:00
  • 149:

    華 ◆C1JH30EVSU

    だけど、たくさんのモノを失った。

    2005-07-03 15:11:00
  • 150:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あんたはあたしを自分だけのモノにしようと必死やったよな。

    2005-07-03 15:14:00
  • 151:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『俺が居んねんから…』
    ってゆうけど、あたしがほんまに辛い時とかしんどい時にあんた隣に居てくれたっけ?
    真剣にあたしの話聞いてくれた?

    2005-07-03 15:15:00
  • 152:

    華 ◆C1JH30EVSU

    だからあたしは何もかも捨てる事、出来へんかった。あたしはあんたが居れば何もいらんかったのに…
    あんたの姿、たまに見えへんくなる。

    2005-07-03 15:17:00
  • 153:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『誰やねんはやとって!』

    2005-07-03 15:18:00
  • 154:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ユウキはあたしの携帯チェックをするようになった。メールを見て、男の名前を見つけるたびに怒鳴り散らし、あたしを殴った。

    2005-07-03 15:19:00
  • 155:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ユウキはキレると手がつけれなかった。
    店でも、他の客が居ても、あたしは怒鳴られ殴られた。

    2005-07-03 15:20:00
  • 156:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ユウキはキレると周りが見えなくなる…

    2005-07-03 15:21:00
  • 157:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あの日は本当にひどかった。

    2005-07-03 15:21:00
  • 158:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『お前何回ゆったらわかんねん!!』
    『?!』
    あたしはユウキの目を見て震えた。

    2005-07-03 15:23:00
  • 159:

    華 ◆C1JH30EVSU

    手には携帯…
    しまった、メール消してない…

    2005-07-03 15:33:00
  • 160:

    ?

    ???

    2005-07-03 15:33:00
  • 161:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『なめてんの?誰やねんこいつっ!お前ほんまいい加減にしろよ?!』

    2005-07-03 15:35:00
  • 162:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ユウキは怒鳴りながらあたしを殴った。
    半端じゃない力で…
    殴るだけでは済まず、足を蹴られ、あたしの髪を鷲掴みにし頭を壁に叩きつけた。

    2005-07-03 15:37:00
  • 163:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『ユウキさん!だめですって!!』
    『お前外出ろやぁ!』

    もぉ誰にも止められない。

    2005-07-03 15:39:00
  • 164:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしをかばおうとした従業員も、ユウキのキレた目にビビッてた。

    2005-07-03 15:40:00
  • 165:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『ごめんなさい…ごめんなさい……』
    鳴り止まない怒鳴り声と、強さを増しとまらない手が怖くて、あたしはただ謝るしかなかった。

    2005-07-03 15:42:00
  • 166:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしの腕は、折れてるんじゃないかと思うぐらい腫れあがり、黒っぽい紫色のアザが出来た。

    2005-07-03 15:44:00
  • 167:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『ピンドン』
    ユウキは席に戻るなりそぉ言った。

    『お前がゆう事聞かへんから悪いねん』

    2005-07-03 15:45:00
  • 168:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『痛っ!』
    あたしの右腕は、シャンパングラスを持ち上げる力さえなくなっていた。

    2005-07-03 15:46:00
  • 169:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あの後、あたしの目を見てあんたは正気に戻ったな。腫れた腕をやさしく撫でようとして近付けられた手にすら、ビクついてあたしは身体に力をいれた。

    2005-07-03 15:49:00
  • 170:

    華 ◆C1JH30EVSU

    切なげなあんたの目…
    あたしの冷めた目の中に、何を探したん?
    あんたはあたしに何を求めたん?

    2005-07-03 15:50:00
  • 171:

    華 ◆C1JH30EVSU

    隣で笑ってただ愛情をそそぐあたし…
    貢いで暴力に耐え感情なんかないあたし…
    どっちも完璧に演じるあたし?
    あたしは女優じゃない。

    2005-07-03 15:53:00
  • 172:

    華 ◆C1JH30EVSU

    次の日。
    あたしは未収を持って店に行った。
    15万入った封筒を渡して『しばらく会いたくない』と言った。

    2005-07-03 15:55:00
  • 173:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ユウキの目が一瞬キレた目になった。

    2005-07-03 15:56:00
  • 174:

    華 ◆C1JH30EVSU

    パッっと上がったユウキの手に、あたしは条件反射で顔を伏せ目をつぶり身体に力をいれた。

    2005-07-03 15:58:00
  • 175:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『そんな事ゆうなよ…そんな顔すんなよ……』

    ユウキの声は穏やかで手は暖かく、あたしの腫れあがった腕を撫でた。

    2005-07-03 16:00:00
  • 176:

    華 ◆C1JH30EVSU

    なんで殴らへんかったん?会いたくないってゆったあたしにキレて、殴ればよかったのに。

    2005-07-03 16:02:00
  • 177:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『愛とかそんなんいらんから、俺の為に稼いでこいやっ!笑ったり泣いたりするヒマあったら働けっ。感情なんかなくして…』
    そぉ怒鳴ってくれたら、楽になれたのに。

    2005-07-03 16:05:00
  • 178:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ウソみたいな愛とか優しさで、あたしに未来を期待させたからあかんくなってん。

    2005-07-03 16:06:00
  • 179:

    華 ◆C1JH30EVSU

    微妙な色使われるぐらいやったら、とことん金づるやって言われる方が割り切れた。
    金の話すんのに愛はいらんやろ?

    2005-07-03 16:08:00
  • 180:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ウソはキライや。
    最低でも残酷でもほんまのあんたがいい。
    あんたが居れば何もいらん

    2005-07-03 16:10:00
  • 181:

    華 ◆C1JH30EVSU

    それから2日後にユウキからメールが入ってきた。

    俺やっぱりお前の事好きやし、お前で最後にしようと思う。もぉ手もあげへんから…

    2005-07-03 16:12:00
  • 182:

    華 ◆C1JH30EVSU

    身体の痛みより心が痛い…あたしはまたユウキの腕に抱かれる。
    あたしを殴ったその腕に…

    2005-07-03 16:14:00
  • 183:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ユウキも少しは反省したのか、それから手をあげる事はなくなった。
    だけどやっぱりケンカはしょっちゅうだった。

    2005-07-03 16:17:00
  • 184:

    華 ◆C1JH30EVSU

    おはよう♪今日仕事終わったら連絡ちょうだい
    もぉ終わった
    じゃぁ店来てなぁ
    えぇ〜いいけど、あたし風邪引いて最悪やで…声。
    いいからきて!

    2005-07-03 16:20:00
  • 185:

    華 ◆C1JH30EVSU

    疲れと風邪で、あたしの声はまったく出なかった。
    始めは口パクでしゃべったり、携帯のメール画面に文字を打ち込んで会話をしていた。

    2005-07-03 16:23:00
  • 186:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ドンっっ!!
    ユウキが机を叩いた。
    『何が言いたいねんっ!』

    2005-07-03 16:27:00
  • 187:

    華 ◆C1JH30EVSU

    またか…。
    周りはすぐにユウキがキレだしたのを察した。
    前に座っていた新人は、唖然として目を丸くしている。

    2005-07-03 16:29:00
  • 188:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『お前まわって』
    『あっはいっ!ごちそうさまです』
    慌ててグラスをもった新人に、あたしは
    『ゴメンね』
    とジェスチャーで伝えた。

    2005-07-03 16:32:00
  • 189:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしの口パクとジェスチャー。
    それを読み取って怒鳴るユウキ。
    周りから見ればかなり笑える光景だっただろうと思う。

    2005-07-03 16:34:00
  • 190:

    華 ◆C1JH30EVSU

    誰も笑ってなかったけど。

    2005-07-03 16:35:00
  • 191:

    華 ◆C1JH30EVSU

    次の日もあたしはフラフラだった。
    だけど仕事は休めない…
    今月の未収が間に合わなくなるから。
    声はなんとか出るようになったけど、ありえないぐらい汚い声だった。

    2005-07-03 16:46:00
  • 192:

    華 ◆C1JH30EVSU

    仕事場に向う途中、スカウトしている連れに会った。『何なん?!声ヤバイけどっ!』
    『かぜぇ〜これでもまだ出るようになってんでぇ』
    世間話をしながら、店まで送ってくれた。

    2005-07-03 16:50:00
  • 193:

    華 ◆C1JH30EVSU

    その夜…
    4時ぐらいにユウキからメールがきた。
    来てぇ〜もぉ無理ぃ

    2005-07-03 16:53:00
  • 194:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ゴメン。あたしが無理っ。風邪悪化してる。
    仕事が終わってから気が抜けて、熱があがり本当にしんどかった。

    2005-07-03 16:54:00
  • 195:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ユウキからすぐに着信。

    2005-07-03 16:55:00
  • 196:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『お前今日、仕事前男と歩いてたん見られてんでぇ〜俺が知らんとでも思ってるん?』
    『スカウトしてる連れやし!送ってくれただけやん』『普通にしゃべっとったゆうとったでぇ〜』

    2005-07-03 16:58:00
  • 197:

    華 ◆C1JH30EVSU

    試すような、疑った口調。

    2005-07-03 16:59:00
  • 198:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『昨日まったく声出やへんだん知ってるやろ!?今のこの声聞いて普通やと思う?もぉお願いやから今日は許して…』
    『もぉええわっ。とりあえずあんまり下手な事しとったらすぐバレるからっ』

    2005-07-03 17:02:00
  • 199:

    華 ◆C1JH30EVSU

    電話は一方的に切られた。

    2005-07-03 17:02:00
  • 200:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしはあんたがしんどい時、いつも助けてあげたよな?
    押し付けがましい言い方かもしれんけど、風邪引いてしんどい時はあたしが店行って休憩出来るようにしてあげた。

    2005-07-03 17:05:00
  • 201:

    華 ◆C1JH30EVSU

    そうでなくても、あんたが店に来てってゆうの断った事なんてなかったやろ?

    2005-07-03 17:06:00
  • 202:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あの時の、あまりにも思いやりのない言葉にあたしはもぉ涙も出やんかった。
    そんなもん…
    諦めてたのに、なんで離れられへんだんやろな?

    2005-07-03 17:09:00
  • 203:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしはそろそろユウキとの関係に限界を感じていた。
    精神的にも、金銭的にも苦しかった。
    手をあげる事はなくなったけど、ケンカがなくなる事はなかった。

    2005-07-03 17:11:00
  • 204:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ユウキが助けてほしいと言った日から、あたしは一切自分の為にお金を使っていない。
    毎月2・30万の未収。
    たいした額じゃないかもしれないけど、1人暮しのあたしにはキツかった。

    2005-07-03 17:13:00
  • 205:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ケンカの内容は、あたしの男関係から金銭問題に変わった。

    2005-07-03 17:14:00
  • 206:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『もぉホンマにいっぱいいっぱいやねんっ』
    『だからキャバなんか辞めて、セク行けゆってんねん!』
    『もぉあたしの事客として見てるやろ?!』
    『客やったらとっくに風まわしてるわっ!!』

    2005-07-03 17:17:00
  • 207:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしにしたら、セクも風も一緒やった。
    セクを進めるあんたは、もぉ昔のあんたじゃなくなってたよな。

    2005-07-03 17:19:00
  • 208:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしを見る目は客を見る目と同じ。
    愛してるとか、お前で最後にするとか言われても、昔みたいに綺麗な形ではあたしに届かへん。

    2005-07-03 17:21:00
  • 209:

    華 ◆C1JH30EVSU

    色はやめて…
    これ以上幻滅させやんといてよ。
    お願いやから…………

    2005-07-03 17:22:00
  • 210:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしはセクを拒否し続けた。
    ユウキは、あたしがなんでそこまで嫌がるのか分からないと言った。

    2005-07-03 17:23:00
  • 211:

    華 ◆C1JH30EVSU

    でも、ユウキがそれ以上しつこくセクを進める事はなかった。
    それどころか
    『お前の負担減らせるように努力するわ…』
    と言いだした。

    2005-07-03 17:25:00
  • 212:

    華 ◆C1JH30EVSU

    本当に店に呼ばれる回数も減った。

    だけど……

    2005-07-03 17:28:00
  • 213:

    華 ◆C1JH30EVSU

    今から来てっ!
    朝の7時…
    ユウキからのメール。
    朝方店に呼ばれるのは、売り上げが悪い証拠。
    あたしはタクで店に向かった。

    2005-07-03 17:30:00
  • 214:

    華 ◆C1JH30EVSU

    予感的中。
    店に客は1組しかいなかった。
    こんな時間帯にキャッチに出ていた従業員が戻ってきた。
    あたしともう1人の客をチラミして、迷わずあたしの席に全員ついた。

    2005-07-03 17:32:00
  • 215:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『お席失礼しまぁ〜す♪』あたしはユウキを睨んだ。アイコンタクト。
    『どうするつもり?』

    2005-07-03 17:34:00
  • 216:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ユウキは苦笑いしてあたしの耳元で囁いた。
    『こいつらお前の顔見て、一直線にこっちきたなっ(笑)わかってるわ』
    ユウキはご機嫌だった。

    2005-07-03 17:36:00
  • 217:

    華 ◆C1JH30EVSU

    意地っ張り。
    もぉ1組の席は、ユウキとナンバーを争っているタカシだった。

    2005-07-03 17:38:00
  • 218:

    華 ◆C1JH30EVSU

    勝ち誇った顔でユウキが言った。
    『お前等、ドライ10本もってこいっ!』
    はぁ?!
    あたしは呆れ果てた。

    2005-07-04 00:00:00
  • 219:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『もぉよくわかったわ』
    一言そぉ呟いた。

    2005-07-04 00:00:00
  • 220:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『なにがやねん?!何がわかってん!』
    またユウキがキレる。
    『もぉええって。スキにすれば?』
    『はぁ?!お前外出ろやっ!』

    2005-07-04 00:03:00
  • 221:

    華 ◆C1JH30EVSU

    オロオロするヘルプ達。
    いつもの事やん…

    2005-07-04 00:03:00
  • 222:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『何がわかってん!ゆえやっ!』
    『何がって?もぉこのあんたの行動が真実やん!あんたやっぱり、あたしの事なんかちっとも考えてないっ!よくわかったもぉホンマに終わ…』

    2005-07-04 00:06:00
  • 223:

    華 ◆C1JH30EVSU

    最後まで言う前に顔を平手打ちされた。

    もぉ手はあげやんってゆったくせに……

    2005-07-04 00:07:00
  • 224:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『話は営業終わってからやっ。店入ったら普通にせぇよっ』
    そぉ言われ店に戻った。

    2005-07-04 00:08:00
  • 225:

    華 ◆C1JH30EVSU

    テーブルにはもぉドライが用意されていた。
    あたしはヘルプ達に今まで見せた事のないほどの笑顔で
    『飲みやぁ〜』
    と、グラスについでいった。

    2005-07-04 00:10:00
  • 226:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『俺の分は?』
    ユウキを無視するあたしに、みんな引きつった笑顔。

    2005-07-04 00:11:00
  • 227:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしはユウキが見えないかのように無視し続けた。『お前、俺にだけフテコイねんっ!』

    でもあたし、普通にしてるやんっ。

    2005-07-04 00:13:00
  • 228:

    華 ◆C1JH30EVSU

    そんな中、歌ゲーが始まった。

    もぉどぉにでもなればいい
    だって今日で最後。
    客はあたし1人になってた

    2005-07-04 00:17:00
  • 229:

    華 ◆C1JH30EVSU

    始めは控えめに飲んでいたけど、ユウキにあおられて見境がなくなった。
    直瓶でイッキ。
    マイクはあたしとユウキの手から回る事はなくなった。

    2005-07-04 00:19:00
  • 230:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『飲めよぉ!!』

    ヘルプ1人ダウン。

    『ハナが飲むってさぁ!』自分でコールをかけ、また直瓶でイッキ。

    2005-07-04 00:21:00
  • 231:

    華 ◆C1JH30EVSU

    盛り上がるヘルプと逆に、ユウキに瓶を取り上げられた。
    あたしはムッとした。
    『あんたが飲めってゆってんやん!!』

    2005-07-04 00:22:00
  • 232:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『自分でブレーキかけれんくなるんやったら飲むなっ!飲みすぎやねん!』

    ユウキの怒鳴り声で、店内の空気が一瞬にして凍った。

    2005-07-04 00:24:00
  • 233:

    華 ◆C1JH30EVSU

    いっきに酔いが覚めましたって顔をしたヘルプを睨みつけ、その子が持っている瓶を奪い取った。
    『うるさいっ』
    あたしはドライを流し込んだ。

    2005-07-04 00:26:00
  • 234:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『飲むなって!しばくぞっ』
    飲んでる最中に取り上げられ、顔と服にドライが飛び散った。

    2005-07-04 00:27:00
  • 235:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしはなんか泣いていて、もぉぐちゃぐちゃだった。
    涙とビールでぐちゃぐちゃで、ソファーにだらしなく座るあたし。
    涙が止まらない……

    2005-07-04 00:29:00
  • 236:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ユウキがおしぼりを手に、あたしの隣に座る。
    あたしの涙とドライの顔を優しく拭きながら、あたしを抱き寄せた。

    2005-07-04 00:31:00
  • 237:

    華 ◆C1JH30EVSU

    空気を察したヘルプ達は、片付けをするふりをして席を立った。

    2005-07-04 00:32:00
  • 238:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ユウキがあたしの耳に唇をつけ、歌を歌う。

    『もしも君が泣くならば僕も泣く…もしも君が無くなれば僕も無く……』

    2005-07-04 00:35:00
  • 239:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしの目からは、大粒の涙がこぼれ続けた。

    2005-07-04 00:36:00
  • 240:

    華 ◆C1JH30EVSU

    覚えてる?
    あたし等が初めて遊んだ日。
    あの日は大雨やったよな。2人は大粒の涙を流す空の下で、笑ってたな。

    2005-07-04 00:38:00
  • 241:

    華 ◆C1JH30EVSU

    今日のあたしを予感してたみたいな雨。
    あの日の雨は止んだ。
    今日は外、晴れてるで?
    あたしの涙は止むかなぁ?

    2005-07-04 00:40:00
  • 242:

    華 ◆C1JH30EVSU

    晴れた空の下で2人で笑える日……
    夢でいいから見せてよ。

    2005-07-04 00:41:00
  • 243:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ラストソングが入った。
    あたしはユウキに抱かれ、声をあげて泣いた。
    ユウキが歌いながらキスをする。

    2005-07-04 00:43:00
  • 244:

    華 ◆C1JH30EVSU

    マイクを通して、あたしの泣き声が響いた……

    2005-07-04 00:44:00
  • 245:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ラストソングが終わって、ちょっとしてからユウキが席を立った。
    泣きじゃくるあたしの前に誰か立った。
    見上げると、タカシだった。

    2005-07-04 00:46:00
  • 246:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『大丈夫?かなり飲んだみたいやけど…こんなハナちゃん見るんはじめてやわ』

    2005-07-04 00:47:00
  • 247:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしはタカシの腕を掴んで泣いた。

    それが気にくわなかったのか、ユウキがまたキレだした。

    2005-07-04 00:48:00
  • 248:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ユウキもあたしも、ベロベロに酔っていた。
    テーブルの上には、ドライの空瓶が30本ぐらい並んでいた。

    2005-07-04 00:50:00
  • 249:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『お前、何タカシに甘えてんねんっ!』
    あたしは泣いて、もぉ言葉が出ない…
    恐い また殴られる
    『立てこらぁ!!』

    2005-07-04 00:53:00
  • 250:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ガッシャーーーン!!

    2005-07-04 00:53:00
  • 251:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ユウキの投げたグラスがあたしの髪を擦り、壁にあたって割れた。

    2005-07-04 00:54:00
  • 252:

    名無しさん

    しおりん

    2005-07-04 05:00:00
  • 253:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『お前、ホンマわからん奴やなぁ!なんで俺を信じてくれへんねんっ』
    あたしに近寄ろうとするユウキをタカシが止めた。
    『やめろって!手は出すなよっ?!』

    2005-07-04 06:04:00
  • 254:

    華 ◆C1JH30EVSU

    アキラがあたしをかばう。『ハナちゃん?大丈夫?立てる?』
    あたしは首を横にふった。
    もぉわけわからん…

    2005-07-04 06:06:00
  • 255:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『お前ホンマしばくっ!外でろやっ!!』

    言ってる事はぐちゃぐちゃ。

    2005-07-04 06:07:00
  • 256:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『わかった!話し合おか?先外出よっ!アキラがハナちゃん連れてくるからっ!なっ?』
    タカシがアキラに合図する。

    2005-07-04 06:09:00
  • 257:

    華 ◆C1JH30EVSU

    手は出すな…。

    ユウキに何度も念をおす、タカシの声が聞こえる。

    2005-07-04 06:10:00
  • 258:

    華 ◆C1JH30EVSU

    タカシに連れられて、ユウキが出て行った。
    アキラが震えるあたしに
    『大丈夫やで。タカシさんがユウキさん止めるし、俺がハナちゃん守から!』
    と言って、手を差し伸べてくれた。

    2005-07-04 06:12:00
  • 259:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ユウキを外に残し、タカシが戻ってきた。
    『ハナちゃん大丈夫?外出よか?あんまり待たしたら余計キレるしな…』
    タカシもあたしの身体を支えてくれた。

    2005-07-04 06:14:00
  • 260:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『絶対、ハナちゃんに手ぇあげさすなよっ』
    『はい』

    店を出ると、ユウキがまた怒鳴り散らした。

    2005-07-04 06:15:00
  • 261:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『なんでわかってくれへんねん!俺がお前の事好きなん』
    『ホンマむかつくっ!一発だけしばかせて!』
    『お前飛ぶ気やろ?未収だけ払ってなっ』
    『なんで、俺を信じれへんねん…』

    2005-07-04 06:19:00
  • 262:

    華 ◆C1JH30EVSU

    どの言葉を、信じればいいの?
    ホンマのあんたはどれなん?
    あたしはあんたの綺麗な言葉だけを信じて、あんたと一緒の未来を描けばよかったん?

    2005-07-04 06:21:00
  • 263:

    華 ◆C1JH30EVSU

    真っ暗で…
    何一つ確かなモノがないこの道の先に、七色の世界を描けるほどあたしは想像力豊かじゃない。
    違う…あんたが折ってんで?
    あたしが持ってた、色とりどりのクレパス…

    2005-07-04 06:24:00
  • 264:

    華 ◆C1JH30EVSU

    タカシはユウキをなだめながら
    『ハナちゃん、飛ぶ気なんかないやんなぁ?もぉ今日は帰り?どっちも酔ってるしな…』
    と言って、エレベーターのボタンを押した。

    2005-07-04 06:26:00
  • 265:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ユウキは、最後の最後まで怒鳴っていた。

    2005-07-04 06:27:00
  • 266:

    華 ◆C1JH30EVSU

    アキラが一緒に下まで来てくれた。
    あたしは泣いてしゃがみこんだまま立てない…

    2005-07-04 06:28:00
  • 267:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『ハナちゃん、俺も片付けしに一回店戻らんな…絶対また来るから、待っててな!』
    待つしかしょうがなかった。
    あたしは今日五百円ぐらいしか持ってなかったから。歩いて帰るにもフラフラで、立ち上がる気力さえなかった。

    2005-07-04 06:31:00
  • 268:

    華 ◆C1JH30EVSU

    30分ぐらいして、アキラが戻ってきてくれた。
    まだ泣いているあたしを抱き締めて、
    『どしたぁん。もぉ大丈夫やで…』
    と慰めてくれた。

    2005-07-04 06:34:00
  • 269:

    華 ◆C1JH30EVSU

    お金が無いから帰れないと言うあたしに、二千円握らせて、
    『これで帰りやっ』
    と、タクまでひろってくれた。

    2005-07-04 06:35:00
  • 270:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ユウキとは終わった…
    あたしは家で吐きながらそぉ考えていた。
    本当に飛ぶ気はなく、未収はちゃんと払おうと思っていた。

    2005-07-04 18:25:00
  • 271:

    華 ◆C1JH30EVSU

    でも確実足りない…
    それまで足りなくても、ユウキは何も言わず自分のお金を足してくれていた。

    2005-07-04 18:27:00
  • 272:

    華 ◆C1JH30EVSU

    でももぉ足してくれへんやろな…
    切れた女にそこまでしてくれへんやろうな…
    またしばかれるんかな?
    恐い………

    2005-07-04 18:31:00
  • 273:

    華 ◆C1JH30EVSU

    なぁ気付いてた?
    あたしのあんたに対しての感情が、途中から変わってたん…

    2005-07-04 18:32:00
  • 274:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしは、あんたが好きで離れられへんかったんじゃない。
    あたしは、あんたが恐くて別れを切り出せへんかってん。

    2005-07-04 18:33:00
  • 275:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしは気付いてたから。あんたにもぉあたしに対して、愛情なんてない事。
    愛してるって、どんなに言葉を繰り返されても…

    2005-07-04 18:35:00
  • 276:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしはとりあえず、タカシにメールした。

    迷惑かけてごめんなさい。アキラにも、謝っといて。

    2005-07-04 18:36:00
  • 277:

    華 ◆C1JH30EVSU

    しばらくして、タカシからメールが返ってきた。
    全然迷惑じゃないで♪ちゃんと帰れた?
    うん。アキラがタク乗せてくれたから…
    そっか。ユウキとはどうするの?

    2005-07-04 18:39:00
  • 278:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ユウキ次第かな…
    あたし昨日ユウキのホンマの気持ちが見えた気がする。あたしは、もぉ今となればしょせん客でしかないねんなって…。あたしは普通に好きでいたかったけど、それじゃアカンのかな。

    2005-07-04 18:41:00
  • 279:

    華 ◆C1JH30EVSU

    うん…ちょっと考えるわ。ありがとう。
    そぉ返事を返し、携帯を閉じた。

    2005-07-04 18:45:00
  • 280:

    華 ◆C1JH30EVSU

    その日は、いつまでたってもユウキから連絡はなかった。
    ホンマに終わってんや…
    まだどこかで期待していたあたしは、あらためて実感してそぉ思った。
    あたしはユウキにメールを打った。

    2005-07-04 18:47:00
  • 281:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ユウキがゆうこれからに期待したかったな。
    ケンカばっかりで、叩かれて…それでも一緒に居たかった。あたしも素直にはなれんくて。でも、ユウキの事大好きでした。
    最後の素直な気持ち。

    2005-07-04 18:53:00
  • 282:

    華 ◆C1JH30EVSU

    送ってすぐに電話がかかってきた。
    あたしは、てっきりメールを見て電話してきたんだと思ったらまだ見ていないらしい。
    『見てかけなおすわ!』
    一回電話を切った。

    2005-07-04 18:55:00
  • 283:

    華 ◆C1JH30EVSU

    10分ぐらいたって、また電話がかかってきた。
    暗い声…
    『もぉ遅いんかな』

    2005-07-04 19:01:00
  • 284:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『昨日はホンマに悪かったと思ってる。でも俺はお前が好きやし、お前が特別やねん…』
    『なんで?なんであたしを繋ぎ止めるん?あたしは、ユウキに何もしてあげれへんのに…』

    2005-07-04 19:04:00
  • 285:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『違う!何もしてあげられへんのは俺やっ!わかってる!お前にはホンマ悪いと思ってんねん。2日…2日間考えさせて。
    でも離さへんからな。絶対お前とバイバイなんかしたらへん。』

    2005-07-04 19:06:00
  • 286:

    華 ◆C1JH30EVSU

    なぁ、あれも全てあんたの演技やったらあんたはすごい俳優やわ。
    でもあたしも綺麗な言葉で飾って、演じてた。
    どこかで…これで綺麗に終われる事を望んでた。

    2005-07-04 19:09:00
  • 287:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしはこれ以上、あんたの立つ舞台に足を踏み入れるのが恐かったから。
    あたしがまだ、あんたの演技に気付かんフリを出来るうちに…幕を閉じさせて。

    2005-07-04 19:11:00
  • 288:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ユウキから連絡があったのはちょうど2日後だった。
    『仕事終わったら連絡して。話したいから。』

    2005-07-04 19:13:00
  • 289:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ユウキはあたしを抱き締めてくれた。
    あたしの話を聞いてくれた。
    また前の様な…いつもと同じ毎日に戻っていくと思っていた。

    2005-07-04 19:14:00
  • 290:

    華 ◆C1JH30EVSU

    それでいいのか…
    自分に問い掛けながらも、あたしはあんたの隣に居る事を選んだ。
    あんたが手を離さへん限り、あたしはこの舞台で踊り続けるしかないの?

    2005-07-04 19:17:00
  • 291:

    華 ◆C1JH30EVSU

    幸福に似た恐怖。
    第二幕が開かれる。
    あんたがあたしに渡したシナリオは、穴だらけやん。こんなんじゃ演じきれへんわ。
    あたしは人形じゃないから…あんたの手を振り払う事だって出来んねんで?

    2005-07-04 19:19:00
  • 292:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あの時、あんたのシナリオ通りあたしはあんたの隣を選んだ。
    これから何もかもが思い通りに進んでいくと思った?甘いな…
    そうしたかってんやったら、もっと完璧にあたしを騙してくれやんな。

    2005-07-04 19:23:00
  • 293:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしにすれば、それからのユウキとの関係は恋人どうしでも、ホストと客でも何でもなかった。
    ただ同じ舞台に立つ共演者。どちらかが演じきれなくなったら、終わり。

    2005-07-04 19:25:00
  • 294:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ユウキはあたしを独り占めしたい…
    あたしはユウキに言った。『あたしにはもぉ、ユウキしかおらへんから…』

    2005-07-04 19:27:00
  • 295:

    華 ◆C1JH30EVSU

    そぉしているとユウキはいつも機嫌がよかった。
    ユウキが言う甘い言葉に何も言わず耳を傾け、目を見つめる。
    『信じてる』
    あたしはただそぉ言えばよかった。

    2005-07-04 19:29:00
  • 296:

    華 ◆C1JH30EVSU

    でもそんな関係も長くは続かなかった。
    それが当たり前になると、ユウキは欲を出しはじめた。

    2005-07-04 19:30:00
  • 297:

    華 ◆C1JH30EVSU

    まだ足りない…
    俺だけのモノに…
    俺だけの為に……

    2005-07-04 19:31:00
  • 298:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ユウキはあたしが離れる事なんてないと、安心しきっていた。
    謝れば許される。
    それがダメなら怒鳴り、口答え出来ないように殴る。

    2005-07-04 19:33:00
  • 299:

    華 ◆C1JH30EVSU

    さすがにあたしも我慢の限界だった。
    ユウキが喜ぶようにユウキの演技にあわせて、あたしは騙されてるフリをするだけ。
    そこに感情なんかいらなくても、あたしはまだ死んでいない。

    2005-07-04 19:36:00
  • 300:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしはユウキに言った。『なぁ、もぉ終わりじゃない?本気で。』
    『はぁ?終われると思ってるん?俺は、お前で最後にするゆぅてるやろ』
    ユウキの目が変わる。

    2005-07-04 19:42:00
  • 301:

    華 ◆C1JH30EVSU

    いつもならその目に怯え、言葉を殺していた。
    だけど、その日のあたしは違った。
    あたしはユウキのその目を見つめ、目を逸らさずに言った。

    2005-07-04 19:44:00
  • 302:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『なんであたしにそこまでこだわるん?しょっちゅうケンカして、あたしを繋ぎ止めてなんになるん?別に大金落とす客でもないのに。あんたもぶっちゃけしんどいやろ?』

    2005-07-04 19:47:00
  • 303:

    華 ◆C1JH30EVSU

    キレる?
    それとも殴る?
    あたしの予想はバズレ。
    思いもしない反応が返ってきた。

    2005-07-04 19:49:00
  • 304:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ユウキは苦笑いして言った。
    『俺、ホスト辞めようと思っててん…お前もしんどいやろ?俺もしんどい…』

    2005-07-04 19:52:00
  • 305:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ユウキは2月の誕生日に派手に売り上げを上げ、ナンバーワンで終わりたいと言った。
    『辞めてから、作業着で家行ってびっくりさせたかったのになぁ〜』
    と笑った。

    2005-07-04 19:54:00
  • 306:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あの時どれだけあたしが嬉しかったか…
    あんたには分からんやろうな。

    2005-07-04 19:56:00
  • 307:

    華 ◆C1JH30EVSU

    真っ暗な道に、ほんの少しの光が見えた。
    あんたとあたし…
    その光は2人を照らすのか、それともそこにはあたししか居ないのか…

    2005-07-04 19:58:00
  • 308:

    華 ◆C1JH30EVSU

    どっちにしろ、あたしはこの舞台から解放される。
    真実の中で生きたいねん。あんたにもそぉであってほしいから…
    隣に居るのが、あたしぢゃなくても。

    2005-07-04 20:00:00
  • 309:

    華 ◆C1JH30EVSU

    後3ヵ月…
    普通に何事もなく過ぎ、ユウキはホストをあがり、あたし達は幸せに……
    なんてなるはずなかった。

    2005-07-04 20:02:00
  • 310:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ユウキが3ヵ月後に辞める事を知っているのは、あたしとユウキの後輩のタクヤだけだった。

    2005-07-04 20:04:00
  • 311:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あの日も、あたしとユウキとタクヤの3人でしゃべっていた。

    2005-07-04 20:06:00
  • 312:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『ちょっとまわってくるわっ!待っとってな♪』
    ユウキが席を立って、あたしとタクヤ2人になった。

    2005-07-04 20:11:00
  • 313:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『ハナちゃんと、店でこぉやってしゃべることもなくなるなぁ〜。さみしいな。ユウキさんおらんくなるんも。でも、ハナちゃんには幸せになって欲しい思うわ!今まで頑張ってきたんやし。後3ヵ月だけやもんな!頑張りやぁ』

    2005-07-04 20:19:00
  • 314:

    華 ◆C1JH30EVSU

    そこまではよかった。

    2005-07-04 20:20:00
  • 315:

    華 ◆C1JH30EVSU

    なぁもしもあの時、席を立ったんがあんたぢゃなかったら、あたしはあんたの口がその言葉を聞くはめになってたんかな?
    そんなん残酷すぎる…

    2005-07-04 20:24:00
  • 316:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしは自分の力で夢から覚める方を選んでん。
    違う…
    逃げてん。

    2005-07-04 20:26:00
  • 317:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あんたと過ごした日々、幸せやった時すら全部、嘘やったんかもって疑いに包まれてしまっても…
    あたしはただ心が傷ついてしまうのが恐くて。

    2005-07-04 20:30:00
  • 318:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『後3ヵ月なぁ〜ハナちゃんが風俗いって、ユウキさんを支えるってゆっても悪いと思わんでぇ』

    『どぉゆう意味?…』

    2005-07-04 20:36:00
  • 319:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『えっ?』
    一瞬にして変わったあたしの表情にタクヤは、
    『いやっもしもの話…ごめん』
    と言って、それ以上口を開くことはなかった。

    2005-07-04 20:39:00
  • 320:

    華 ◆C1JH30EVSU

    どぉゆうこと?
    あたしが風俗にいってユウキを支える?
    そんな事あるはずないやん…

    2005-07-04 20:41:00
  • 321:

    華 ◆C1JH30EVSU

    セクですら拒み続けたのは、他の客と一瞬になりたくなかったから…
    あたしはあたしなりに支えてあげたかったからやのに!

    2005-07-04 20:43:00
  • 322:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ユウキは、それを望んでるの?
    風俗の女は汚いって、ゆってたやん…
    汚い女を最後の女にするの?
    …あたし等に未来はない。

    2005-07-04 20:45:00
  • 323:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あんたが支えて欲しいって言った時、あたしはもぉあんたの目に客としてしか映らんくなってしまうかもって覚悟はしてたで。
    でもあたしはな、金銭的にだけぢゃなく、あんたの精神的な面での支えになりたかった。
    金なんか惜しみなく使ってあげる…

    2005-07-04 20:49:00
  • 324:

    華 ◆C1JH30EVSU

    金が欲しいの?
    愛が欲しいの?
    どっちかにして。
    金も愛も欲しいなんか欲張りやわ……両方欲しがるからあんたの愛は【ウソ】になる。

    2005-07-04 20:52:00
  • 325:

    華 ◆C1JH30EVSU

    だって、それが仕事やろ?愛を売ってるんやろ?
    信じろぢゃなくて…信じやんくていいってゆって。
    甘い言葉は聞くほどにニガイから……
    黙って。

    2005-07-04 20:55:00
  • 326:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『ただいまっ♪お前、行ってええでっ!』
    ユウキがタクヤの肩を叩き、あたしの隣に座った。
    『あっはい!ごちそうさまです』

    2005-07-04 20:56:00
  • 327:

    華 ◆C1JH30EVSU

    タクヤが乾杯をしようとグラスをあげた。
     …………………………
    『おい!乾杯したれよっ!』
    ユウキが笑いながらあたしの顔を覗き込んだ。

    2005-07-04 20:58:00
  • 328:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『?!…もぉ乾杯はええわっ。行って』
    『はい…失礼します』

    2005-07-04 21:00:00
  • 329:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『どしたん?お前の目…あの時と同じ』

    2005-07-04 21:01:00
  • 330:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あの時?
    …あぁ
    右腕が腫れあがるほどしばかれたあの日か……

    2005-07-04 21:02:00
  • 331:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『ばいばい』

    2005-07-04 21:02:00
  • 332:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『えっ?なに?』
    『ばいばい』
    『…なに、ゆってるん?』あたしはユウキの目を見た。
    『ばいばい』

    2005-07-04 21:05:00
  • 333:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしが1番辛かった時…いつか知ってる?
    ケンカしてる時、怒鳴られてる時、殴られてる時、あんたにお金を渡す時…
    その中にはないよ。

    2005-07-04 21:08:00
  • 334:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしが1番辛かったんは、ばいばいをゆう時。
    お願い…
    何回も言わさんといて。

    2005-07-04 21:09:00
  • 335:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『はぁ?なんでやねん!?さっきまで、普通にしてたやんけっ!なんで急にそぉなんねんっ…話あるってゆってたん…俺にばいばいゆう事やったんか……?』

    2005-07-04 21:12:00
  • 336:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしの頬に涙がつたう。『出ろ』
    あたしの手をユウキが引っ張った。

    2005-07-04 21:14:00
  • 337:

    華 ◆C1JH30EVSU

    もぉ外は少し明るくなっていた。

    2005-07-04 21:15:00
  • 338:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『お前、意味わからんねんっ!』
    目をそらし俯いたあたしの髪を鷲掴みにして、顔を無理矢理上げさせられた。
    『しゃべってんねん。目ぇ見ろや』

    2005-07-04 21:17:00
  • 339:

    華 ◆C1JH30EVSU

    何回見たやろ…
    あんたのキレた目。
    あの日の目が、1番冷めた死んだ目をしてた。
    あんたよくゆってたよな…何かたくらんでる様な、冷たいあたしの目がムカツクって。

    2005-07-04 21:20:00
  • 340:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたし等の視線が、暖かく穏やかに交わる事はないねんな…
    2人の幸せな日々は、あたし等の目には眩しすぎて見えへん……

    2005-07-04 21:22:00
  • 341:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『ごめん…もぉ、一瞬におれへん。あんたにはもぉ何もしてあげる事、出来へん。あんたが望むような女に、あたしはなれへん』
    『俺が何を望んでんのか、お前わかってんのか?!』

    2005-07-04 21:29:00
  • 342:

    華 ◆C1JH30EVSU

    怒鳴り声と一緒に手が上がる。
    脇腹に一発。

    お腹はやめて……

    2005-07-04 21:31:00
  • 343:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『わからへん。わからへんから終わりやねん!金が欲しいんやったらそれだけ言えばいいやん!いくらでもあげるわっ!何でもしたる!その代わり、あたしはあんたを愛する事はない。信じる事も…』

    2005-07-04 21:34:00
  • 344:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『はぁ!?どぉゆう意味やねんっ!!お前が金だけ俺にくれたら喜ぶ思てるん?!』
    太股をおもいっきり蹴られ、あたしは痛みに耐えれずしゃがみこんだ。

    2005-07-04 21:36:00
  • 345:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『ぢゃあもぉあんたには、金使わん!だから愛してあげる!毎日好きってゆって、抱き締めて…信じるから』
    『………』
    黙り込んだユウキを見上げた。

    2005-07-04 21:39:00
  • 346:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『それぢゃ満足出来へんねやろ?あたしには両方あげる事出来へんねん。騙されてるかもって思いながら、信じてるなんか言いたくない…嘘はキライ』

    2005-07-04 21:42:00
  • 347:

    華 ◆C1JH30EVSU

    黙ったまま、ユウキもしゃがんで視線を合わせた。

    2005-07-04 21:43:00
  • 348:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたし等が素直に見つめられへんくなったんは、いつからやろな…
    お互いの思いを探るために、目を見つめるようになってしまったんはいつからやろう…

    2005-07-04 21:45:00
  • 349:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『あんたと居ると、寂しい。一緒に居れば居るほど…いつも、真実は見えへん。あたしはずっと…どこかで騙されてると思ってる。あんたの愛してるって言葉に、裏を探してしまう……』

    2005-07-04 21:48:00
  • 350:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしの言葉を聞き終わりユウキが立ち上がった。
    『立て』
    あたしも立ち上がる。

    2005-07-04 21:49:00
  • 351:

    華 ◆C1JH30EVSU

    1回ぎゅっと抱き締められ、ドンッと壁に突き放された。
    その瞬間……

    2005-07-04 21:52:00
  • 352:

    華 ◆C1JH30EVSU

    バッチィーーン!!

    2005-07-04 21:53:00
  • 353:

    華 ◆C1JH30EVSU

    左頬に平手打ち。
    口の中が切れて、血の味がした。

    2005-07-04 21:54:00
  • 354:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『痛い?…俺の心の方が痛い』

    2005-07-04 21:55:00
  • 355:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしの身体にはすでにアザがいっぱい出来ていた。それを撫でながら彼が言った言葉。
    『このアザは俺の愛情の数や…俺が愛した印や』

    2005-07-04 21:58:00
  • 356:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしの唇についた血を舐めた。
    『アイシテル』
    あたしの耳に唇をつけ、そぉ言った。

    2005-07-04 21:59:00
  • 357:

    華 ◆C1JH30EVSU

    最後のその一言。
    いままで聞いた事ないほど冷たい彼の言葉だった。

    2005-07-04 22:01:00
  • 358:

    華 ◆C1JH30EVSU

    それから連絡が来る事はなかった……。

    2005-07-04 22:01:00
  • 359:

    華 ◆C1JH30EVSU



    2005-07-04 22:02:00
  • 360:

    華 ◆C1JH30EVSU

    なぁ、もしもあんたがホストぢゃなかったら…
    あたし等には、きっと違う結末があってんやろな。
    でもあんたがホストぢゃなかったら、出会ってなかった。
    運命は残酷やな…

    2005-07-04 22:04:00
  • 361:

    華 ◆C1JH30EVSU

    何一つ後悔はしてないねん。あんたの為に犠牲にした事とか、なくしたモノもいっぱいあるけど、後悔はしてない。
    でもな、あたし最後に失敗したなって思ってる。
    あんたの気持ちを…ホンマのあんたの思いを、あんたの口から聞きたかった。

    2005-07-04 22:08:00
  • 362:

    華 ◆C1JH30EVSU

    出会った頃から全部計算で、あたしを騙してたんやったとしてもいいから、あたしは真実を知りたいと今でも思う。

    2005-07-04 22:13:00
  • 363:

    華 ◆C1JH30EVSU

    真実が見えへんってな、いいように考えれば全ては輝いた素晴らしい日々に変わる。
    あたしは最初から最後まで愛されてたって思い込めばそぉなんねんから。
    でも真実が見えへんから、2人出会った時のホンマに輝いてた時ですら、くすんでしまうねん…

    2005-07-04 22:21:00
  • 364:

    華 ◆C1JH30EVSU

    最後、心が傷つくのを恐れて逃げた罰やな…

    2005-07-04 22:22:00
  • 365:

    華 ◆C1JH30EVSU

    最後の日。
    話があってあんたに会いに行ったよな?
    あの日、あたしが言いたかったんは、ばいばいぢゃなかってんで。
    あたしが用意してたんは、悲しい話ぢゃなかった。
    あんたのとり方によってはどぉゆう話か微妙やけども…

    2005-07-04 22:29:00
  • 366:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしのお腹の中には赤ちゃんがいる。
    あんたの子やで。
    3ヵ月後にホストあがるって決まってたから、喜んでくれると思ってた。
    親のおらんあんたは、誰よりも【家族】に憧れてたから…。

    2005-07-04 22:35:00
  • 367:

    華 ◆C1JH30EVSU

    偶然にして出会った2人 夢を語る彼の横顔
    ホストの顔
    疑いを抱きだしたあの日 信じろと言う言葉の代わりに振るわれた暴力
    二度と光を浴びる事のない真実

    2005-07-04 22:38:00
  • 368:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしの声はもぉ届かないどんなに叫んでも
    どんなに願っても

    2005-07-04 22:40:00
  • 369:

    華 ◆C1JH30EVSU


        アイシテル

    2005-07-04 22:41:00
  • 370:

    華 ◆C1JH30EVSU



    2005-07-04 22:42:00
  • 371:

    華 ◆C1JH30EVSU

       〜あとがき〜
    あたしには未収があったのに、彼からはあれから連絡はないでした。金をとるか、愛をとるか…もしかしたらそうする事で、あの子なりの思いを伝えようとしていたのかもしれません。あたしは彼との子供を産みます。

    2005-07-04 22:45:00
  • 372:

    華 ◆C1JH30EVSU

    周りは反対したけれど、事情を聞いて納得はしてくれました。
    あたしは昔に流産していて、今度堕ろしたりすると、もぉ子供の出来ない身体になるかもしれないと、医者に言われていたからです。それにこの子は彼の残したたったひとつの真実やから。

    2005-07-04 22:49:00
  • 373:

    華 ◆C1JH30EVSU

    この子が生まれた時、あたしはまた七色の未来を描けるでしょう。
    この子の持つクレパスで…

    2005-07-04 22:51:00
  • 374:

    華 ◆C1JH30EVSU

    旧掲示板:05/1/17
    あなたさえ居れば…。
         完結

    2005-07-04 22:54:00
  • 375:

    華 ◆C1JH30EVSU

    奇跡とか運命とか信じる?あたしはそんなモノないって思ってたけど…
    もしかしたらあるのかもしれない。

    2005-07-04 22:57:00
  • 376:

    華 ◆C1JH30EVSU

    旧掲示板:05/2/5
    続・あなたさえ居れば…。   【一緒に…】

    2005-07-04 22:59:00
  • 377:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『赤ちゃんも順調やし、風邪とかに気をつけてね。』『はい。ありがとうございました♪』

    2005-07-04 23:03:00
  • 378:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ユウキと別れた日から、2ヵ月が経とうとしている。あの日ユウキがつけた、身体のアザ…愛の証はもぉ消えた。

    2005-07-04 23:04:00
  • 379:

    華 ◆C1JH30EVSU

    2月になって一段と寒くなった。
    病院からの帰り道、シチューの材料を買って家に帰った。

    2005-07-04 23:06:00
  • 380:

    華 ◆C1JH30EVSU

    この部屋とも、2月いっぱいでお別れになる。
    ユウキとの思い出が詰まった部屋。
    はじめは1人この部屋に居る事が辛かったけど、もぉ後1ヵ月で出ていくとなると、寂しいものがあった。

    2005-07-04 23:08:00
  • 381:

    華 ◆C1JH30EVSU

    シチューの材料をキッチンに置き、部屋着に着替えベッドに入った。
    3時か…
    仕事を辞めてから、1日が長くてしかたない。
    『みさちゃん、お昼寝しよっか♪』
    お腹を撫でながら目を閉じた。

    2005-07-04 23:11:00
  • 382:

    華 ◆C1JH30EVSU

    みさ。
    あたしはお腹の中にいるこの子の事をそぉ呼んでいる。みさって、英語かなんかで【真実】とかそぉゆう意味があるらしい。
    そぉ、この子は彼が残した真実。
    男の子が産まれても、名前はみさって決めている。

    2005-07-04 23:14:00
  • 383:

    華 ◆C1JH30EVSU

    目が覚め、携帯の時計を見た。
    5時か…
    ダラダラと身体を起こし、キッチンに立った。
    今日のメニューはクリームシチュー。

    2005-07-04 23:16:00
  • 384:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ユウキもシチュー好きやったな…
    じゃがいもがゴロゴロ入ってて、他の野菜はちっちゃいのが好きってよく言ってた。
    1人分の料理は逆に難しいと、つくづく思う。

    2005-07-04 23:19:00
  • 385:

    華 ◆C1JH30EVSU

    もぉあたしの料理を、あんたが食べる事はないと思ってた。
    そぉきっと、永遠に……

    2005-07-04 23:20:00
  • 386:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ピンポーン♪♪
    最近テレビの受信料がどうのってやつがよく来る。
    あたしはいつものように無視した。
    ピンポーン♪ピンポーン♪

    2005-07-04 23:25:00
  • 387:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ……なに?
    今日は一段としつこいなぁ。
    そぉ思いながらリビングの画面を見て目を疑った。

    2005-07-04 23:29:00
  • 388:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ……見慣れた顔。
    …………ユウキ??

    2005-07-04 23:30:00
  • 389:

    華 ◆C1JH30EVSU

    おそるおそる受話器をとった。
    『ユウキ……?』
    『久しぶり。……開けて?』
    もぉすでに懐かしくなりかけている声を聞いて、あたしはロック解除した。

    2005-07-04 23:33:00
  • 390:

    華 ◆C1JH30EVSU

    少しして、玄関のチャイムが鳴った。
    戸惑いながらもドアを開け、わけのわからない顔をしたあたしを見てユウキが笑う。
    なんだか少しやさしくなった顔。

    2005-07-04 23:41:00
  • 391:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『ハナ…ただいま』

    2005-07-04 23:41:00
  • 392:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしの頭はその展開についていけなくなっていた。ユウキが着ているのはスーツぢゃなくて、まだ新しい作業着…
    まだ、夢を見てるんかも?

    2005-07-04 23:44:00
  • 393:

    名無しさん

    しおり

    2005-07-04 23:45:00
  • 394:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『ハナ、中入ってい?』
    『えっ…あぁ〜ってゆうか、わけわからん……』
    『わけは中で話すから。ここぢゃ寒いっ』
    あたしの頭をポンポンと叩いて、部屋にあがっていった。

    2005-07-04 23:47:00
  • 395:

    華 ◆C1JH30EVSU

    パニック気味なあたしをよそに、ユウキはベラベラしゃべる。
    『待って!今日シチューちゃうん?!俺来るん予想してた?(笑)』

    2005-07-04 23:49:00
  • 396:

    華 ◆C1JH30EVSU

    …………。
    苦笑いなあたしを見て、ユウキは真剣な顔になった。『アカン俺…緊張してる』

    2005-07-04 23:53:00
  • 397:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『この格好見てわかるやろ?ホスト辞めてきた。今の俺が1番欲しいもんわかる?まだ金やと思うか?(笑)』
    あたしは泣きながら首を横にふった。
    『俺が欲しいもん、ちょうだい?』

    2005-07-04 23:56:00
  • 398:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしを抱き寄せる。
    ユウキだ……あったかい…夢ぢゃない。
    『アイ…アイシテル……愛してる』

    2005-07-04 23:58:00
  • 399:

    華 ◆C1JH30EVSU

    どんなに望んだだろう。
    たった一言、この言葉が伝わるようにと…
    どうかこの思いが届きますようにと……

    2005-07-05 00:00:00
  • 400:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『俺も…』
    そぉ言ってあたしをきつく抱き締めた。
    肩が震えてる…
    ユウキが泣いている。

    2005-07-05 00:03:00
  • 401:

    華 ◆C1JH30EVSU

    愛しくて愛しくて…
    逆にあたしがユウキの頭を撫でていた。

    2005-07-05 00:05:00
  • 402:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『シチュー…食べよっか?』
    あたしの言葉にユウキが頷く。
    いっこ下で、ホストを辞めた彼はなんか本当に可愛くて、ホストをしていた時どれだけ背伸びして、気を張り詰めていたんだろうと思った。

    2005-07-05 00:09:00
  • 403:

    華 ◆C1JH30EVSU

    今になって、あの時見えなかったモノが見えてくる。あたしは自分ばかりが苦しくて、悲劇のヒロインぶっていたけれど、1番苦しかったのはユウキだったのかもしれない。

    2005-07-05 00:15:00
  • 404:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『ウマイな…ハナと食うメシ、やっぱウマイわ』
    そぉやな。
    2人で食べるゴハンはおいしいな…………

    2005-07-05 00:17:00
  • 405:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あっ!子供の事、ゆってないんや!!
    あたしはとっさに口にした。
    『3人で食べるゴハンやわ…!』
    『えっ?何が?!』
    ユウキは目を丸くしている。

    2005-07-05 00:21:00
  • 406:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あたしも急にゆってしまって、ちょっと自分でも戸惑ってしまった。
    『いやっ…あんなあたし、赤ちゃんいんねん。黙ってて、ごめんな…』
    『えぇ?!どこ?てか誰の子!?俺ぇ??!』

    2005-07-05 00:26:00
  • 407:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ユウキの慌てっぷりに思わず笑ってしまう。
    『ユウキの子以外、誰の子産むんっ!(笑)』
    『まぢでかぁ?!お前ホンマ…ゆえって!俺今日こやんだら、どぉしとってん!』

    2005-07-05 00:31:00
  • 408:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『ごめん。まさか、こんな事になると思ってなかったから。ずっと内緒にするつもりやった』
    ユウキがまた涙を流す。
    『みさっ見てみぃ!あんたのパパ泣き虫なって帰ってきたで!(笑)』

    2005-07-05 00:35:00
  • 409:

    華 ◆C1JH30EVSU

    ユウキは涙を拭きながら、笑ってあたしを抱き締めた。

    2005-07-05 00:36:00
  • 410:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『ごめんな。辛い思いさせて…』
    『辛くないで?今、辛いなんかゆったらあたし、贅沢すぎるわ…』
    『ハナ…ありがとう』

    2005-07-05 00:38:00
  • 411:

    華 ◆C1JH30EVSU

    遠回りしたな。
    あたしもあんたも不器用で、子供で、いっぱいいっぱいやったな。
    遠回りしたおかげで、ちょっと大人になれたかな?

    2005-07-05 00:41:00
  • 412:

    華 ◆C1JH30EVSU

    今まっすぐに、なんの疑いも偽りもなくあんたの目を見れる。
    それはあんたもあたしを、なんのくもりもなく見れるようになったからやんな。

    2005-07-05 00:42:00
  • 413:

    華 ◆C1JH30EVSU

    『お疲れさま。ユウキ…おかえりなさい』

    あたしの笑顔にユウキも笑った。

    2005-07-05 00:44:00
  • 414:

    華 ◆C1JH30EVSU

    なぁ、あんたはどんな未来を描いてたん?
    ホストしてた時期
    あたしとさよならした時 そして今。
    いっぱい話をして、いっぱい話を聞いて。

    2005-07-05 00:47:00
  • 415:

    華 ◆C1JH30EVSU

    あんたの本当の言葉で。
    ありのままの、あんたでいいよ。

    2005-07-05 00:48:00
  • 416:

    華 ◆C1JH30EVSU



    2005-07-05 00:51:00
  • 417:

    華 ◆C1JH30EVSU

    旧掲示板:05/2/6
    続・あなたさえ居れば。
    【一緒に…】
         完結

    2005-07-05 00:54:00
  • 418:

    名無しさん

    ょかった???

    2005-07-05 15:54:00
  • 419:

    名無しさん

    あなたって名前は?

    2005-07-05 16:02:00
  • 420:

    名無しさん

    ↑ユウキ?ヮラ

    2005-07-06 01:56:00
  • 421:

    ?

    めちやよかった??
    最後めちや泣きました?
    お疲れさまです?

    2005-08-27 18:50:00
  • 422:

    名無しさん

    ジーンっとした☆ハッピーエンドでよかった(^O^)

    2005-08-28 07:28:00
  • 423:

    名無しさん

    めちゃ泣いてしまった?

    2005-08-28 12:37:00
  • 424:

    名無しさん

    2005-08-28 23:46:00
  • 425:

    あなたさえ居れば…を書いた華です。旧掲示板がなくなってから見ていなかったのですが、知り合いに、誰かがコピペしていたのを新しい掲示板の方にうつしてくれたみたいと聞いて、見に来ました。ここにうつしてくれた方、読んでくださった方、ありがとうございます。あの時の子供は無事8月2日に元気に産まれました。男の子ですが名前は…みさです(*゚∀゚*)

    2005-08-29 16:07:00
  • 426:

    名無しさん

    2005-10-05 03:04:00
  • 427:

    名無しさん

    ばリ感動した?
    むちャLILIわ(ノд+)

    2005-10-05 19:42:00
  • 428:

    名無しさん

    迷惑なカップルやなぁ〜周りの人うざそう

    2005-10-06 16:34:00
  • 429:

    名無しさん

    この男DVやん!女に手出すとかキモい?てか全然憧れへん恋愛やわ?手出されてまで幸せになりたくないわぁ

    2005-10-06 17:20:00
  • 430:

    ジャマィヵ?

    憧れゎせωヶ├〃ぃぃ話ゃッ??旧掲示板?って名作ぃっぱぃィ×━ジぁるゎァ???見てみt=ヵ>っt=?主サン⇒コピ∧゚ぁvノぁとォォ?

    2005-10-08 21:04:00
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