-
夜遊び夜遊び
-
お水お水
-
ホストホスト
-
風俗風俗
-
ビューティビューティ
-
ファッションファッション
-
悩み相談悩み相談
-
モデルモデル
-
芸能芸能
-
雑談雑談
-
食べ物・グルメグルメ
-
生活生活
-
恋恋
-
インターネット・ゲームネット・ゲーム
-
ギャンブルギャンブル
-
過去ログ倉庫過去ログ倉庫
-
運営運営
〜DOLL〜
-
1:
*
真実なんかに興味はない。
嘘ばかりの この世の中で真実を求める必要なんてない。
そう。。何も感じない人形になりたい。。。〜DOLL〜
2006-02-18 20:52:00 -
5:
*
電車のドアが開くと 一斉に電車から吐き出されるように 人がドアから出てゆく
藍を触っていた男も 人の波に混ざり改札へ向かおうとしていた
藍は 男から目を離さない様に注意して少し離れて 改札へ向かった2006-02-18 22:03:00 -
6:
*
男が 改札を抜け バス停へと 少しはや歩きになった。藍も 改札を抜け小走りで 男の 後ろに追い付いた…
『ちょっと!!』藍は男の 肩を叩いた。
2006-02-18 22:56:00 -
7:
まあ?
面白そォ!!!続き楽しみにしてます?
2006-02-19 02:57:00 -
8:
*
男の左肩に置かれた藍の手は 軽く払われた 瞬間に 思ったよりも小さな声で男は藍に振り返った
「なんですか…?いま急いで…」
そこまで言って男が 藍と目を合わせた時 男の言葉が詰まった…
さっき 自分がおこなった行為… まさにソノ相手が 自分の目の前に立っている…四月の春風が心地よい この時期にイッキに出た冷汗には藍も気付いた
「なっ…なにか用ですか…?」2006-02-20 05:08:00 -
9:
*
強張る顔は 窓に映った顔より 弱々しく どこか同情を誘うような… 所々に白髪が混ざった ごく普通の中年男だった
『何か用?!アンタ私に触っておいて普通に出勤ですか?!』 藍は まわりを気にせず大きな声で 男に向かって叫んだ
「ちょっ…君っ!!こっち来て!!」 まわりの目が興味深々に二人に向けられてる中 男は藍の 強く握ると今にも折れそうな手首を掴み 小走りに歩きだした2006-02-20 05:20:00 -
10:
*
たどり着いたのは 人通りの少ないビルとビルの間だった
『なによ!こんな所まで連れてきて!アンタのおかげで入学式も遅刻!はよ金だせよ!この痴漢野郎がっ!!』
藍は うつむき気味な男の目を 真っ直ぐみて言った。
「えっ…でも…僕が触った…って証拠はどこにも…」2006-02-20 05:31:00 -
11:
*
下向き加減にオドオドしながら男は言った。
藍はソノ言葉を聞きすかさず 男の右手を取り自分の胸に押し当て叫んだ
『助けてー!!!この人痴漢ですー!!!!』
自分の出るかぎりの声を絞りだした2006-02-20 06:21:00 -
12:
*
藍の手には三万円。。。
『あー!だるっ!さっさと金だせばイィのに粘るなよっ』
クチャクチャと噛んでいたガムを吐き捨てると同時に 呟いた。
罪悪感や 同情 そんなもの 藍には これっぽっちもなかった2006-02-20 06:31:00 -
13:
*
「確かに…僕のやった事も恥ずかしい事だ!だけど…君のしている事も………」
サラリーマン男が 藍の背中を見送りながら何か言っている
藍には 全く聞こえていない。聞こえていないのではなく 聞いていないのだ2006-02-20 11:05:00 -
14:
*
今藍の頭の中では 三万円を何に使うかしかなかった
用が終わった人間なんて関係ない
誰に何を言われようが関係ない2006-02-20 11:09:00