小説掲示板恋愛友族。のスレッド詳細|夜遊びweb関西版

夜遊びweb掲示板 関西夜遊びweb掲示板 関西
エリア選択

夜遊び掲示板を検索する

スレッドタイトルを対象とした検索ができます。※スペースのあり、なしで検索結果は異なります。

掲示板リストメニュー

恋愛友族。

スレッド内検索:
  • 1:

    西田 優(12)♀
    小学校の卒業式を終えて
    赤いすりきれたランドセルを掘り投げた。
    『やっと糞つまらん学校から脱出やわ』

    2006-06-26 19:42:00
  • 2:

    学校は嫌い

    楽しくないし
    面倒臭いだけ

    2006-06-26 19:43:00
  • 3:

    早く大人になりたい

    この頃の優は毎日そう思ってた

    2006-06-26 19:52:00
  • 4:

    四月。
    ―中学校入学―
    物事にあまり興味ない優やけど入学式当日は少しだけ緊張した
    中学生って響きが大人に近づくような気がしてたから

    2006-06-26 19:55:00
  • 5:

    おまえ名前は?

    入学式早々、迫力ある教師に止められた

    2006-06-26 19:57:00
  • 6:

    「優やけど」
    うっとおしい表情で答えた私に教師は怒鳴った

    学校なめてんのか?

    2006-06-26 19:59:00
  • 7:

    金髪に短いスカート
    化粧にルーズソックス

    校則違反で捕まったみたい

    2006-06-26 20:02:00
  • 8:

    当時そんな派手な格好で入学してくる生徒はめっちゃめずらしかった。この学校ではずっと前代未聞。っていわれ続けました。

    2006-07-03 18:42:00
  • 9:

    目立ちたかったとか
    威嚇、抵抗概念なのか

    教師には入学式以来、目に付けられっぱなし
    それでも意地でもやめへんかった。

    2006-07-03 18:45:00
  • 10:

    中学生にかって一番最初のクラスは四十人。
    他校からの生徒も交ざるし半分以上知らない顔ぶれ
    中々なれなかった。

    2006-07-03 18:48:00
  • 11:

    出席番号順に並ぶ机。
    優の席は端から2列目のやや後ろより
    男子と女子と真ん中で別れてたから優の位置は前後左右、女の子。
    しかも前の子は見るからに芋。。
    右と左は顔は見たことある程度
    小学校は一緒やったけど話した事ない。

    2006-07-03 18:52:00
  • 12:

    優には小学校の時
    一人だけ仲良しな「ようこ」って友達がいてた。

    デモようこは私立の中学校に行ったからココにはいない

    2006-07-03 18:55:00
  • 13:

    ただでさへ人見知りする上に派手な外見やから
    当然周りは優を警戒してか避ける
    クラスにはほとんど生徒達が集まってたけど
    先生はまだ来てない

    2006-07-03 18:58:00
  • 14:

    ざわざわする教室
    無言で座ると嫌でも耳につく感じ。
    周りではキャーキャー黄色い声が聞こえる
    「同じクラスになれたねうれしい」とか同じような内容があっちこっち飛びかう

    2006-07-03 19:01:00
  • 15:

    うざい。
    対して仲良くないくせにわざとらしく喜んできもいねん。
    子供のくせに覚めてた優はこう思ってた。

    2006-07-03 19:03:00
  • 16:

    帰りたいなぁ早く先生来たらええのに

    そう思ってた時
    背中を軽くたたかれた。

    2006-07-03 19:05:00
  • 17:

    『なぁなぁ今日何時に終わるか知ってる』
    え?優に話かけてるん?

    背中を触りながら聞いてくる人にビックリして無言のまま振り向いた

    2006-07-03 19:08:00
  • 18:

    あからさまに目立つ優に話かけてくる子がいた事におどろいたけど

    振り向いてから更に驚いた

    2006-07-03 19:10:00
  • 19:

    アイシャドウも口紅も
    マニキュアも赤い
    大きい真っ黒の瞳
    セミロングの髪の毛まで赤色の女の子

    2006-07-03 19:13:00
  • 20:

    その大きい瞳はまっすぐに優を直視してて

    この時、なんか衝撃的で頭真っ白で
    もう周りな雑音も聞こえない程みとれてしまってた

    2006-07-03 19:15:00
  • 21:

    『おーい?』
    不思議そうな顔で言われてハッとして我にかえる

    「あっごめん。何時に終わるんかな。よう知らんねん。しおりとかハッキリ読んでなかったから」

    2006-07-03 19:19:00
  • 22:

    とっさに何でか謝りながら答えたら
    その瞬間大きい瞳が一気に細くなってゆるんだ

    『あははっ一緒やなぁ』

    2006-07-03 19:21:00
  • 23:

    そう言いながら笑う顔は優から見ても
    めっちゃ可愛いって思った

    こんな可愛い子いてるんやなぁって本間に思ってた

    2006-07-03 19:23:00
  • 24:

    髪の毛綺麗やなぁ後ろから見てたら触りたくなって声かけてもうた☆
    あたし美香言うねん。

    美香って名のるその子は続けてこう話かけてきた。

    2006-07-03 19:26:00
  • 25:

    「あっ?本間??綺麗に見えるだけやで染めすぎて痛んでるしっ…。優…。アタシ優って言うねん」

    こんな緊張して自己紹介した事なかったかも…。一生懸命、緊張隠して笑顔作った。

    2006-07-03 19:29:00
  • 26:

    『優……。え?優ちゃん?やっぱし!振り返った時そんな気したけどやっぱし優ちゃんやん!美香やで!優覚えてない?』
    美香は興奮した様子でそう言ってきた

    2006-07-03 19:32:00
  • 27:

    こんな可愛い子知り合いになってたら忘れる訳ない

    美香って友達もいなかったし…わからへん誰?

    2006-07-03 19:35:00
  • 28:

    めっちゃ頭を回転させて考えてたら
    美香はつけたして言う
    『ほら!三歳の頃!公園で一回だけ遊んだやん!ゆきちゃんと一緒におった優やろ?』

    2006-07-03 19:37:00
  • 29:

    ゆきちゃん
    優の知ってるゆきちゃんは十五才年上の親戚のお姉サン

    ゆきちゃん…三歳…美香…公園……

    2006-07-03 19:39:00
  • 30:

    あああ!!
    思わず大きい声をあげた時

    ちょうど先生が
    『静かに〜』って注意して教室に入ってきた

    2006-07-03 19:41:00
  • 31:

    思い出した。
    まだ幼かった頃、親戚のゆきちゃんの家にお父さんと遊びに行った。
    ゆきちゃんの兄と優のお父さんが仲良しで酒飲みあってプチ宴会状態で
    退屈してる優をゆきちゃんが近くの公園に連れ出してくれた時があった。

    2006-07-03 19:45:00
  • 32:

    その時、公園のフェンスのむこう側に女の子が通って
    ゆきちゃんが
    美香何してるん〜?一人で遊んでるんやったらこっちおいで優と仲良く遊び〜って声をかけてた。ゆきちゃんの隣のお家に住んでる同い年の女の子やった

    2006-07-03 19:48:00
  • 33:

    その子が今、優の後ろの席に座ってる美香。
    先生が入ってきて騒がしかった教室も静かになって
    優も最初、前を向いてたけどその記憶を全部思い出した時、また後ろを振り返った。

    2006-07-03 19:52:00
  • 34:

    次は小声で
    「美香!美香!思い出したよ!ゆきちゃんの隣の家やった美香やろ?」

    美香はさっきと同じ笑顔で細かく何回もうなずいた

    2006-07-03 19:54:00
  • 35:

    美香すごいなぁ…あんな昔の事よく覚えてるなぁ
    関心して言ったら
    「だって優三歳の頃とかわってないもん。もしかしてと思ったけど名前聞いてすぐわかったよ」

    2006-07-03 19:57:00
  • 36:

    かわってない…。
    三歳児からかわってないってまじかよ?
    って思った時に
    『そこの金髪!前むきなさい!』先生が優に注意してきたから渋々話中断。

    2006-07-03 20:00:00
  • 37:

    あははっ優は金髪やから後ろむいたら目立つねん!

    後ろで美香が小声で笑う中
    先生の自己紹介が始まる。

    2006-07-03 20:01:00
  • 38:

    先生ね話もうわの空で優の頭は当時の美香との思い出にタイムスリップしてた

    優の中の美香の記憶。たった一度だけ公園で遊んだ美香の記憶。

    2006-07-03 20:03:00
  • 39:

    あの数時間、たまたま公園で遊んだ二人やったけど
    優と美香はその短い時間でめっちゃ仲良しになった。

    また優がコッチに来たときは絶対に遊ぼうねって指きりして帰った。幼稚園入学前やったから初めてできた同い歳の友達やった

    2006-07-03 20:08:00
  • 40:

    それから優は美香にあいたくて待ち遠しかったけど

    その後すぐにゆきちゃんが優の地元付近に引っ越したから美香とは会える事がなかった。

    2006-07-03 20:11:00
  • 41:

    まもなく幼稚園入学。
    小学生になる頃には忘れてしまってた美香の記憶。

    偶然にも美香と再び再開
    しかも同じ中学で同じクラスなんか運命的な感じがしてめっちゃ嬉しくなった。

    2006-07-03 20:13:00
  • 42:

    金髪の優と赤毛の美香が
    二回目の再開してから
    仲良くなるまでに全然時間はかからなかった。
    美香も再開とかすげー!!っていつも喜んでた。

    2006-07-03 20:16:00
  • 43:

    相変わらず学校は好きじゃなかったけど
    後ろに美香がいるから楽しかった。
    化粧も色っぽく上手にして綺麗な外見とギャップのあるロマンチストでもあるくせにズバズバつっこむ美香の性格が優には気兼ねなく心地よかった。

    2006-07-03 20:29:00
  • 44:

    優は同じ年代の同性は基本的に好きじゃなかった。
    グループで悪口言ったり私達友達でしょ?みたいな空気が気持ち悪い。
    好きな男子話でキャーキャー言って内緒にしてねって言いあってても内緒になってる試しがないしアホくさ。調子いいだけのグループ、上辺だけの友達。そんなもん必要なかった。

    2006-07-03 20:36:00
  • 45:

    だからって愛想悪くしてる訳でもなく
    クラスメイト、同級生、そんな感じで割り切って接してはいたと思う。
    でも信用してる友達って呼べるのは美香だけ。
    美香だけで十分やった。

    2006-07-03 20:39:00
  • 46:

    優と美香は身長、身なりがよく似ていた。
    黒髪ばっかりの教室に金と赤髪が並んでるしとにかく目立ったし常に一緒やったのもあって
    『姉妹みたい』って言われだした。

    2006-07-03 20:42:00
  • 47:

    クラスにも馴染みだした頃
    数人の男子とも仲良くなりはじめた
    優は男子のが比較的に好き女みたいにねちっこくないし泣いたりつまんない噂回したりしないから
    付き合いやすかった

    2006-07-03 20:45:00
  • 48:

    いつの間にか
    六月頃にはグループが完成
    優と美香。男子は四人

    計六人はあっと言う間に仲良しになった

    2006-07-03 20:48:00
  • 49:

    一人目

    茶髪の目のキリッとした背は低めやけど顔立ちの整った友(ゆう)
    短期で照れ屋やけど顔が恵まれてノリがいいから女子カラもててた。

    2006-07-03 20:50:00
  • 50:

    名無しさん

    2006-07-03 20:53:00
  • 51:

    二人目

    黒髪の天然パーマでしゃくれ気味で正直顔はいまいちの信(しん)
    リーダーシップで喧嘩っ早いし喧嘩は確かに強かった

    2006-07-03 20:54:00
  • 52:

    3人目

    長髪の青光する黒のサラサラヘアで身長は低めで目の大きい拓己(タク)

    よく笑うしよくしゃべるしムードメーカーだったし拓とは小学校が一緒だった

    2006-07-03 21:00:00
  • 53:

    最後に四人目

    ヤン毛の長いオレンジ頭で長身まゆ毛が細く目も切れ長の涼(りょう)
    外見と違っておっとりした優しい性格で癒し系?皆から慕われてた

    2006-07-03 21:03:00
  • 54:

    こんな独特ある六人が集まれば
    喧嘩、校則無視、遅刻、授業放棄、
    目立つ上に行動も行動やし『ヤンキー』『不良』グループと言われる問題児扱いをうけた。

    2006-07-03 21:08:00
  • 55:

    変り者だとモトモト思われて気のあうグループなんてなかったのに
    この五人は仲間だと思えた
    仲間同士目立つ事が優は嬉しかった

    2006-07-03 21:12:00
  • 56:

    類は類を呼ぶ訳で
    クラス以外にも仲間は広がっていった
    男6人女9人の計15人
    休憩のチャイムがなれば優達のクラスに集まるようになった

    2006-07-03 21:14:00
  • 57:

    酒、たばこ、喧嘩
    中学一年生の優達は当たり前のように学校内でする
    この頃、優にとって学校は楽園のようなとこ。
    自由だった。

    2006-07-03 21:17:00
  • 58:

    もちろん教師達は黙ってる訳なく注意しにくる。

    ごつい体育教師なんかは手をあげてきたりした。

    2006-07-03 21:18:00
  • 59:

    やられたらやりかえす。

    いつの間にか優の思考回路はそうなってた
    相手が大人の教師だろうがゴツイ体育教師だろうが関係なかった

    2006-07-03 21:20:00
  • 60:

    素手で力の差があるなら
    ほうきやクラスの隅にある誰かがクラブで使うテニスラケットでやりかえす
    今あの頃を振り替えれば最低やと思う。

    2006-07-03 21:23:00
  • 61:

    優の家は
    お爺とお婆と両親、姉と弟の7人家族やった
    姉は同じ学校の三年生で真面目な方やったけど優とは仲良かった

    2006-07-03 21:26:00
  • 62:

    姉が真面目って言っても勉強はするし問題を起こさないだけで
    薄い化粧に校則ギリギリの服装にピアスはあけてたし
    たばこも家では優と吸ってたから真面目と言うか簡単に言えば優程目立つ事を学校ではしなかった

    2006-07-03 21:31:00
  • 63:

    「ヤンキー」って言うより「中途半端者」の位置にいる姉だったけど
    家族の中で一番の優の理解者の姉が好きやったし
    姉は15才の割りにスタイルよくて赤ぬけてるし不良まで行かないから逆にもてた
    しかも三年の不良グループにチヤホヤされる立場をキープしてたしって逆七光りもプラスされて不良女グループに絡まれる事はなかった

    2006-07-03 21:41:00
  • 64:

    自由の楽園化した学校生活は進むのが早い

    あっという間に中学校で初めて迎える夏休みにがくる

    2006-07-03 21:44:00
  • 65:

    この頃には
    優は変わったとよく言われるようになってた

    よく笑い活発的になり覚めてて無口なイメージはなくなって最初は警戒されてたけど悪意のない者敵ではない者には何もしないことからクラスのほぼ皆が気軽に声をかけてくるようになっていた

    2006-07-03 21:49:00
  • 66:




    だから余計に夏休みは憂欝でしかなかった

    2006-07-03 21:52:00
  • 67:

    優の家は貧乏やった
    母親は昼間パートと夜お水で働きにでていた
    弟はまだ幼稚園やった為普段は託児所に夜7時ぐらいまであづけてた
    爺と婆は家の隣の倉庫を改造して内職の糸巻きをしていた

    2006-07-03 21:57:00
  • 68:

    家の大人達全員働いている状態

    それでも借金まみれの家庭やった

    2006-07-03 21:59:00
  • 69:

    共働きの家の子は不良になりやすい
    ってよくきいたけど
    確かに優はそのまんまを例にあげれるような中学生になってたと思う。

    2006-07-03 22:02:00
  • 70:

    外ではめちゃくちゃな優は家では反対に真面目だった

    2006-07-03 22:03:00
  • 71:

    真面目…。
    って訳ではないけど
    親に対して口答えはあんまりしなかった
    母に手をあげられる時も一度もやりかえさず我慢した

    2006-07-03 22:05:00
  • 72:

    その上
    主婦である母が昼夜働きにでてる為
    家事を姉と優とで学校終わってから分担する生活があたり前だった

    2006-07-03 22:07:00
  • 73:

    家事って言っても二人とも普段は学生で夕方まで帰らないから
    朝のうち母が干した洗濯をといれてたたむこと
    夜ご飯の為の米洗いと風呂掃除。7時に託児所バスで帰ってきた弟の子守。

    2006-07-03 22:12:00
  • 74:

    夜の7時〜八時頃にやっとパートから買い物をすませた母が帰ってくる
    急いで夜ご飯を作って九時前にはスナックに行ってたからほとんど会話もないけど。

    2006-07-03 22:14:00
  • 75:

    でもそれは学校がある時の生活パターンな訳で
    夏休みになったら一気に家事の量は増える

    2006-07-03 22:16:00
  • 76:

    昼間も家におれるねんからって事で
    弟は託児所に預けずに姉と優が子守を母に言われる
    あと部屋の掃除やトイレ掃除家事って言う家事は夜ご飯以外任されるのが夏休み

    2006-07-03 22:19:00
  • 77:

    夏休みに家族旅行とか色々遊びにいったりとか

    そんな思い出は一つもない
    外出できる時間は掃除終わらせて洗濯といれる時間になるまでの二時間。必然的にそうなってしまう

    2006-07-03 22:21:00
  • 78:

    しかもその二時間ですら
    姉と優のどちらかは弟付きになってしまう訳で
    どこにも行く気にすらならへんかった。

    2006-07-03 22:23:00
  • 79:

    憂欝。夏休みは憂欝

    一つでも家事が疎かになったら気チガイのように母は手をあげてくる
    姉も優も我慢するしかなかった

    2006-07-03 22:25:00
  • 80:

    でも今年の夏休みは
    優にとって少しだけ環境が変わった
    仲間達が毎日のように一人、二人、団体で、と日替わりのように遊びにきてくれてた

    2006-07-03 22:27:00
  • 81:

    やらなあかん状況は変わらへんけど
    毎日のように誰かが来てくれたら全然楽しくすごせる弟の子守も友達がおったらだいぶ楽になるし
    全員働いてる昼間ってのは大人がいない家である訳で中学生同士都合もいい

    2006-07-03 22:33:00
  • 82:

    こうして優の家は
    いつの間にか
    《溜り場》になっていった

    2006-07-03 22:34:00
  • 83:

    当時は
    当たり前でしかなかった日常やけど
    弟は環境悪い中育っていってたと今にして思ったら可愛そうに思う。

    2006-07-03 22:36:00
  • 84:

    溜り場化した家は
    夜になっても変わらることはなかった

    母が仕事にいく。父は食事して一人酒。祖父母と弟は九時には寝室にいく

    2006-07-03 22:38:00
  • 85:

    いつの間にか
    誰か何も言わなくても
    夜ご飯を食べおわった九時あたりから
    《溜り場》に集まりだす。

    2006-07-03 22:40:00
  • 86:

    父は外出してる訳ではないからか夜友達がきても
    まったく怒らなかった。
    父自体十時ぐらいには寝てくれるから優達は大人の目がなくなる。母が帰ってくるまでに皆家に帰るって繰り返しの毎日やった。

    2006-07-03 22:43:00
  • 87:

    この環境から
    更に不良につながったかもしいひん。
    でもそのおかげで優は母の暴力。さめきった両親の喧嘩の末の父の暴力。幼い弟の子守の苦痛にたえれてた

    2006-07-03 22:47:00
  • 88:

    それを理解して励ましてくれる仲間達
    一緒にアホばっかりくりかえしてたけど
    優にはかけがえのない存在になった

    2006-07-03 22:49:00
  • 89:

    家族より友達が大切やった


    家族より友達が信用できた

    2006-07-03 22:50:00
  • 90:

    お父さんもお母さんも嫌い弟も邪魔でしかたなかった
    こんな家族より仲間達は優の生きがいやった。荒れて覚めてた優は穏やかに変わって仲間の「絆」のおかげで精神的に強くなれた。

    2006-07-03 22:55:00
  • 91:

    夏休みも終わりが近づく
    日曜日は父も母も休みやから家事から解放されるのは嬉しい☆
    普通なら家族団欒の日曜日なんやろうけど優にとっては夫婦喧嘩にまきこまれてしまう最悪の日でしかなかったけど

    2006-07-03 23:00:00
  • 92:

    それが苦痛やったから優は日曜日は外出してばっかりになった
    仲間の風(ふう)ちゃんは父同士仲がいい。風と仲良くなってから知った事やけど風の家は地元の居酒屋やったから父はよく飲みに行ってた常連客つながりやったらしい。

    2006-07-03 23:04:00
  • 93:

    風には二才年上の兄ちゃんがいてて優は兄ちゃんとも仲良くなってた
    兄ちゃんの友達もよく遊びに来る感じで風と風の兄と兄の友人と優で話したりする事もよくあった

    2006-07-04 04:49:00
  • 94:

    夏休みが終わる
    子守に解放されて楽園生活にやっと戻れる

    この時はこう思ってた。

    2006-07-04 04:50:00
  • 95:

    久しぶりにクラスに入る

    皆真っ黒にやけてる中で優は飛び抜けて白かった。

    2006-07-04 04:52:00
  • 96:

    そんな自分が嫌やって隠れるように席に座った

    後ろを振り向いてみる
    美香はまだ来てないみたい

    2006-07-04 04:54:00
  • 97:

    そう言えば夏休みの後半から美香と遊んだ記憶がない

    優が家からでれないのと毎日誰かが来てて気付かなかった間に
    自然に美香と長い間連絡もとってなかった

    2006-07-04 04:58:00
  • 98:

    早く美香来たらええのに

    教室の後ろの扉が勢いよくガラッとあいて
    『優〜優〜ちゃーん♪』

    2006-07-04 05:02:00
  • 99:

    美香!?
    やっときたー☆

    そう思って名前を呼ぶ方に笑顔で振り向いた

    2006-07-04 05:03:00
  • 100:

    あれ。
    美香ちゃうかったし

    教室に優の名前を呼びながら入ってきたのは風やった

    2006-07-04 05:04:00
新規レスの投稿
名前 (8文字まで)
E-mail
必須本文 (750文字まで)
恋愛友族。を見ている人におすすめの掲示板

スレッドタイトルを対象とした検索ができます。
※スペースのあり、なしで検索結果は異なります。