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君がいた日々?

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  • 1:

    乃亜

    詩のような感じの日記みたいですが?良かったら、読んでみて下さい?

    2006-03-02 20:21:00
  • 38:

    名無しさん

    僕は、少し動揺しながら電話にでる…。「もしもし…。」
    「乃亜さんの携帯ですか?」優しそうな声をした女の人の声だった。
    誰かに似ている声…「麗か?」僕は、驚きながらいう。その女の人は、答える!「番号かわってなくて良かったです。」「生きてたの?」
    「はいっ?」少し驚いた声が返ってきた。僕は、無言になる。受話器の向こうの女の人は答える…。「乃亜さんに、渡したいものがあるんです。私、宮下麗の妹の愛ですけど…。もう、二年も経ってしまいましたけれど…」「はい…」麗に妹が居たなんて初めて知った。どうりで声が似ているんだ…。ボッーとしながら彼女の声に耳を澄ました。

    2006-03-04 03:59:00
  • 39:

    名無しさん

    「姉が亡くなってから…二年も経った今連絡して申し訳ありません…。」本当に申し訳なさそうな声で彼女はいう。
    「はい」としか僕は答える事が出来ない。そんな僕を気にせず話す。「実は、昨日ヨーロッパから帰ってきて…。お通夜のときに連絡すれば良かったのですが…バタバタしていて、すぐにヨーロッパに帰ってしまったので…」「はい…」「あの、明日あたりにそちらに伺ってもよろしいですか?」「はい…でも…」「住所はわかりますので…明日の?時にお伺い致します。では…」ガチャ…プー…プー電話は、一方的に切れた。渡したい物ってなんだろう?

    2006-03-04 04:05:00
  • 40:

    名無しさん

    僕は、しばらく携帯の着信履歴を眺めていた…。
    二年経っても相変わらず僕は、麗の番号を登録しているなんて…。
    どうして僕は、削除しなかったんだろう?どうして僕は、彼女を作らないんだろう?けしてモテなかった訳ではない…。ただ、新しい誰かと新しい想い出を作って…。
    麗との想い出を消したくなかっただけ…?0になって本気で好きになった人を忘れたくなかっただけそんな風に考えてたらあっと言う間に、??になってただけ
    そう思う事にしないとやっていけなかった…

    2006-03-04 04:29:00
  • 41:

    名無しさん

    ―チュンチュン…チュンチュン―気付くと携帯を握りながら眠っていたらしい…。
    時計の針は、十時をさしていた…
    片付けしないとな…少しボッーとする頭でコーヒーを作り、飲み干すと…。
    僕は、掃除と洗濯をし始めた。たまの休みだから、やらないとな!
    ってよりも、彼女の妹が来るからな…
    ブーン…ブーン…。グワン…グワン…。パン…パン…パン…ガチャ…カチャ…
    何もかもの音が、何もない部屋にはよく響きわたる。

    2006-03-04 04:35:00
  • 42:

    名無しさん

    ―ピンポーン―
    気付くと時計の針は1時5分をさしていた…
    ガチャ…扉を開けるとそこには麗がたっていた。
    「えっ?」僕が困っていると目の前の彼女が言う。
    「昨日電話した愛ですけど…」僕は、少し戸惑いながら部屋の中に案内した。
    「お邪魔します。」彼女は不思議そうに当たりを見回すと…テーブルに腰をおろした。僕は、コーヒーを二ついれて彼女にさしだした…。
    軽くお辞儀をして彼女は話し始める…。

    2006-03-04 04:41:00
  • 43:

    名無しさん

    「まだ、姉の番号を消してなかったんですね?」彼女の質問に僕は小さく頷いた
    彼女は、麗の笑顔に似た笑顔で笑い―
    「良かったです。姉の事を忘れてなくて」と言った。
    「乃亜さんに渡したかった物を持ってきたんで…」そういうと彼女は小さな紙袋の中から、一つずつ彼女の使っていた物達を並べ始めた…。

    2006-03-04 04:46:00
  • 44:

    名無しさん

    その中には、僕の見た事ある物と初めて目にする物があった「一番にお渡したかったのか゛コレです。」水色の封筒を僕に差し出す。「手紙ですか?」僕が訪ねると、彼女は笑みを浮かべて―中身は読んでませんから―と言った。
    僕は、水色の封筒の中に入った手紙を読み始めた。

    2006-03-04 04:49:00
  • 45:

    名無しさん

    あげ?

    2006-03-04 15:22:00
  • 46:

    名無しさん

    dear乃亜
    私は、今病院のベットの中…。私の命は、私が思っていた以上に短いとさっきお医者さんに聞きました。乃亜と一緒に住んでいた日々を昨日の事のように思い出します。何も言わずに出て行ってごめんなさい。乃亜のせいじゃないの…。あの日の昼間、私はいつものように病院に薬を取りにいったの…そこで先週の検査結果が出たの、持病の心臓も酷く悪くなっていて合併症も引き起こしてるっていう話だった…。乃亜の事をすごく愛してた。だから、迷惑をかけたくなかった…。でも、私の事を忘れては欲しくなかった。だから、私は考えたのです…。乃亜が他の誰かと幸せになれるように出て行こうと!だから、自分を責めないでね!乃亜は、とても優しい人だから…。自分を責めてしまうでしょうから…。
    涙が込み上げてきた。溢れてくる涙で文字がかすんでいた…深呼吸をして二枚目を読み始める。

    2006-03-04 17:31:00
  • 47:

    名無しさん

    乃亜が友達をとって帰ってこなくなってから…本当はね、寂しい半面嬉しかったの…乃亜は、私といる事ばかり優先して友達と遊びに行かなかったから…。私は、長くない事を知ってたから!乃亜には、友達を優先して欲しかったの…本当はもっと一緒にいたかった。貴方と過ごしたかった…。乃亜、貴方に内緒にしてた事が一つだけあるの乃亜にとってすごく宝物になりそうなものを置いて行きます。愛からそれをもらって下さい。
    さようなら……。
    from れい
    とても綺麗な字で、とても愛しい言葉で涙がとまらなかった。僕にとって大切なものってなんだろ?僕が便箋から顔を上げると愛ちゃんはいなくなっていた…。

    2006-03-05 03:58:00
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