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明日への後悔

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  • 1:

    柚子

    あの日、後悔をしたから今がある
    貴方も私も、あの日はもぅ無いけど今がある
    沢山の人に囲まれて思い出す過去はどれもこれも綺麗すぎて、悲しい
    後悔が明日へ繋がる様に、そう信じて悲しい過去を思い出してみる

    2006-01-29 00:24:00
  • 151:

    柚子

    ━俺に似てる

    彼女を見てそう思った。
    何が悲しいんだ?そう感じさせるはしゃぎっぷりだった

    2006-02-01 13:23:00
  • 152:

    柚子

    手を握った時。
    ゆなの手を捕まえた時。その手があまりに冷たくて、迷信を確かめたくなった

    ―冷たい手の持ち主は、ココロがあったかい―ってヤツ

    2006-02-01 13:25:00
  • 153:

    柚子

    俺に指名を決めた時
    ボトルを卸すと騒いだ時
    まるで心が何処かに奪われた様に笑っていた
    なぜか分からない…ただ君が自分に重なって見えたから、俺を知りたくて君に近づいた

    2006-02-01 13:30:00
  • 154:

    柚子

    翌日―午後11:25
    まだ開店前の店に従業員が集まり始める。
    「るぅは無欠かよ」
    その集団を覗き、ぼやく俺。

    2006-02-01 13:33:00
  • 155:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 156:

    柚子

    昨日の不機嫌女は意外な程金を使い、るぅを喜ばせた。
    ―余裕ぶっこきやがって…続くようなら注意しなきゃな
    「Dですか?何もないと思いますけどぉ?」
    るぅへの苛立ちを体の底に押し込み、代表の質問に答える

    2006-02-01 13:49:00
  • 157:

    柚子

    「すばるって知ってんの?女取られたとかなんとか…」
    自慢じゃないけど取ってないです。すばる…すばる…?
    「あー、昨日の新規の!」
    ゆなの口座の名前が確かすばるだった。と思い出した

    2006-02-01 13:50:00
  • 158:

    名無しさん

    頑張って下さい?
    楽しみにしています?

    2006-02-01 14:19:00
  • 159:

    柚子

    >>159さん
    ゎーぃ?ぁりがとーござぃます??
    今日中にもぅちょぃ更新するので、読んで下さいネェ?

    2006-02-01 14:26:00
  • 160:

    柚子

    「やっぱお前じゃーん!店いいから、セータロー行って片付けて来い。絶対モメんなよ?あっ、偉いサンらしいから、敬語使ってね」
    そう言って代表は、さっさと奥へ引っ込んでしまった。
    「俺だって役職やん…」
    相変わらずぼやきながら、うだうだとタクシーに乗り、るぅの家に向かった。ホントねみーよ

    2006-02-01 16:08:00
  • 161:

    柚子

    るぅの部屋は寿司詰め状態で、黒服の恐いお兄さん達が何やらモメていた。
    その中でも一際、威張り散らしていたのがすばるサンだった
    「お前がセータロー?」
    俺の3、4コ上くらいだろうか?そいつは玄関に立っている俺に、眉を潜めそう言った

    2006-02-01 16:09:00
  • 162:

    柚子

    「ですけど?」
    代表に言われた通り敬語を使う
    「あの女、俺のエースやからちょっかい出すなよ」
    あの女…あぁ、ゆなか?へぇ、エースなんだ。だから何?

    2006-02-01 16:10:00
  • 163:

    柚子

    「ちょっかいって(笑」
    バカにしたような俺がそう言うと、すばるが更に台詞を重ねた
    「アイツなぁ、アホやからしばかな分からへんのよ。お前もやってみ?2、3発殴ったらゆー事聞くから」
    ニタニタ笑うこいつの顔をぶっとばしてやりたいと思った。まぁ昨日、今日会ったばかりの女にきれてやる事はない、とは思う。だけどもう止まらない

    2006-02-01 16:17:00
  • 164:

    柚子

    「アホはアンタと違います?ゆなにも選ぶ権利はあるし、オタクは一体何様ですか?って話し。女殴って偉そうにしてんな、ジジィ!!」

    正直ジジィは言いすぎた。
    そう思った時には俺は、大きな音をたてて床に倒れた後だった。

    2006-02-01 16:19:00
  • 165:

    柚子

    ―ゆな…アンタはこんな奴のドコが好きなんだ

    倒れたままそんな事を考えていた
    それから、代表を呼び出し主要者以外は解散になった。一応、被害者の俺も残る

    2006-02-01 16:19:00
  • 166:

    柚子

    「モメんなって言ったのに…。顔腫れてるし、今日は休みやな」
    駆け付けた代表にそう言われ、少しヘコんで部屋の隅でうずかっていた俺は、
    ―着信・ゆな(風俗)
    すばるサンの携帯が震えながら、そう点滅するのを見つけた

    2006-02-01 20:54:00
  • 167:

    柚子

    怒られているすばるサンのまだ着信に気が付いていない。
    それをいい事にその携帯を持ってこそこそと外へ出て電話をとった
    ―ゆなは風俗嬢
    少しショックだったものの、そんな事より表示に腹が立つ俺がいたんだ

    2006-02-01 23:11:00
  • 168:

    柚子

    ―「すば君…の携帯…だよね?」

    電波の先に俺は居るのに、アンタはどうして、コイツの名前を呼ぶの?
    アンタが悲しく笑うのは、コイツのせいなんだろう?

    2006-02-01 23:12:00
  • 169:

    柚子

    アンタが悲しく笑うのは、コイツのせいなんだろう?
    仕事着だろうワンピースから覗く肩に、幾つものアザある事を知った時、俺まで悲しくなったんだ。

    ゆなには心がない訳じゃなくて、アイツに取られたままなんだと気付いた日

    2006-02-01 23:13:00
  • 170:

    名無しさん

    午前8:01
    あれから2時間…
    マンガ喫茶で寝こけていた俺は携帯を開いた
    ゆなからの連絡は…なかった

    2006-02-01 23:15:00
  • 171:

    柚子

    ━独りぼっちのティーカップ━
    そんな誠汰朗の心の中も分からないまま、私とすばると向かい合って入れ直した紅茶をすすっていた。
    「アイツが好きなん?」
    「誠汰朗の事?なんでよ、会ったばっかやん(笑」

    2006-02-01 23:17:00
  • 172:

    柚子

    「アイツはお前好きなんちゃん?」
    「だから何で(笑?」

    そんな話しを繰り返していた

    2006-02-01 23:18:00
  • 173:

    柚子


    ―ガチャンッッ

    2006-02-01 23:19:00
  • 174:

    柚子

    私はソファーに押し倒され、不自然な態勢ですばるを見上げていた
    ティーカップが片方、床へとすべり落ち割れてしまったのが見えた。
    絨毯へと滴り落ちる紅茶。
    それがまるで私の心が割れた様で、私の流した涙の様で

    2006-02-01 23:27:00
  • 175:

    柚子

    でも心とは裏腹に

    ―シミ抜きあったかな。
    そんな事を考えていた

    2006-02-01 23:28:00
  • 176:

    柚子

    「アイツと…やったん?」
    嫉妬じゃないと、わかってる。だから苦しい。
    「何それ?」
    私は呆れたように、上にかぶさったままのすばるに言った

    2006-02-01 23:30:00
  • 177:

    柚子

    「スグ分かる事やから今のうちに白状してよ」
    意地悪な顔。要するにやれば分かるって事でしょ?
    「しないから…」
    そう言ってすばるの肩を押し上げた

    2006-02-01 23:31:00
  • 178:

    名無しさん

    ―バシンッ

    「やましい事あんの?」
    左の頬が痛かった

    2006-02-01 23:34:00
  • 179:

    柚子

    ―誠汰朗も痛かったんだろうな

    そう思いながら、すばるに抱かれた

    2006-02-01 23:36:00
  • 180:

    柚子

    私はすばると、何度こうして体を重ねてきたんだろう。
    泣きもせず、笑いもせず、喘ぎもせず、ただすばるの下敷きになったまま、ゆっくりと紅茶色に染まってゆく絨毯を眺め
    たすけて…誰かタスケテ…
    そう叫び続けた

    2006-02-01 23:40:00
  • 181:

    柚子

    愛のないセックスは嫌

    例え嘘でも、薄っぺらな愛でもいいから与えて欲しいと、彼の背中にしがみ付く。
    ついさっき抱き締めたばかりの誠汰朗の背中を思い出したら、やっと涙が溢れだした

    2006-02-01 23:48:00
  • 182:

    名無しさん

    2006-02-02 00:28:00
  • 183:

    柚子

    ━消えない染み━

    染み抜きはやっぱり見つからなかった。
    すばるが帰った後、私は割れたガラスを拾い集め、拭けば拭く程ひろがる染みを何度もこすっていた。

    2006-02-02 12:57:00
  • 184:

    柚子

    あっ、誠汰朗…―
    そう思い出して、まだ少し痛む頬に手を当てた

    「ごめん、遅くなって。」そう言って誠汰朗に電話をかけたのは、8:30を過ぎた頃。

    2006-02-02 12:58:00
  • 185:

    柚子

    「今から会おう」
    何度もそう言う彼をなだめ、電話を切ったらまた一人ぼっちになった。

    腫れが引くまで誰にも会わない、そう決めていた

    2006-02-02 12:59:00
  • 186:

    柚子

    すばるの手癖はあみちゃんにも言っていなかった。
    ―それでいい
    カッとなると口より先に手が出る男なんだと諦めたのは、もうずっと昔のこと。
    シャワーを浴びて、毛布に包まると地面に吸い込まれるように目をつぶった

    2006-02-02 13:01:00
  • 187:

    柚子

    と急に、給料を貰ってない事を思い出した。
    もう財布は空っぽ、寮の部屋も散らかしっぱなし。

    面倒くさいと思いながらも、よっこらせっと起き上がり毛布から這い出した

    2006-02-02 13:02:00
  • 188:

    柚子

    午前9:01
    部屋着にコートを羽織り、帽子を深くかぶってタクシーに乗り込んだ
    店長には、寮を片付けに行くから給料を部屋の新聞受けに入れるように頼んでおいた。
    これなら誰にも会わなくて済む

    2006-02-02 13:03:00
  • 189:

    柚子

    部屋を片付け、給料を取り、鍵をポストに入れて無事任務は終了

    さっさと帰ろ…
    タクシーを拾いに大通りへ向かった

    2006-02-02 13:05:00
  • 190:

    柚子

    冷えた手で耳を覆ったら少しだけ街が静かになって
    ―全部夢ならいいのに
    そう祈り目を閉じた。
    弱くなったな私

    2006-02-02 13:06:00
  • 191:

    柚子

    「ちょっ…!あれ?ゆなちゃん?」

    やばい!!
    私は瞬間的にそう思い、後ろも振り向かずに走った

    2006-02-02 13:07:00
  • 192:

    柚子

    ―こんな時に知り合いに会うなんて、まるでお約束じゃないか…
    「ハァハァッ…ッ待ってって…」
    腕を掴み、息切れしながら追い掛けてきたのは、意外にもスーツ姿のるぅ君だった。
    まずそれにビックリし、なんで?と無意識に聞いていた。

    2006-02-02 13:16:00
  • 193:

    柚子

    「タクシー拾おうと思って…、そしたらゆなちゃん居たから…」
    タクシーかぁ、そっか…
    「スッピンなのに分かった?」
    と意味不明な納得と共に、一応るぅ君にそう尋ねたら「対して変わらんやん」と言って、すぐに「ごめんなさい」と俯いた

    2006-02-02 13:17:00
  • 194:

    柚子

    それからもう一つ
    「昨日は迷惑かけてごめんなさい」
    そう言って深く頭を下げた。
    昨日…?そういえばるぅ君が発端だったんだっけ

    2006-02-02 13:22:00
  • 195:

    柚子

    「私は…あんま関係ないし、誠汰朗に謝りなよ」
    そう言ってから、少し冷たかったかなと思ったけど、すばるを想うと今でも泣きそうな自分を押さえるのに必死だった。
    「でも…」
    とるぅ君は続ける

    2006-02-02 13:25:00
  • 196:

    柚子

    「殴られたんじゃないんですか?」

    私を見ながら、自分の左の頬を指差して言った
    ―頑張れ!私!

    2006-02-02 13:27:00
  • 197:

    柚子

    「エッ?違う、違う(笑」
    そう笑ってから、良い言い訳も思いつかず
    「セ-タローさんっすか?」
    とまだ聞き続けるるぅ君を通りかかったタクシーに押し込み帰らせた

    2006-02-02 13:28:00
  • 198:

    柚子

    はぁ…何とかなった。
    なったのか?
    まぁ、いいや。早く帰って寝よう。
    暖房の効きすぎたタクシーの車内は、私の眠気に拍車をかけた

    2006-02-02 13:29:00
  • 199:

    名無しさん

    ???

    2006-02-02 13:53:00
  • 200:

    柚子

    午前8:13
    満喫を出て、俺はゆなのマンションの下に来ていた。
    いい加減寒い。朝はこれまた寒い。
    「俺が連絡するって言ったンだっけ?」

    2006-02-02 16:39:00
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