-
夜遊び夜遊び
-
お水お水
-
ホストホスト
-
風俗風俗
-
ビューティビューティ
-
ファッションファッション
-
悩み相談悩み相談
-
モデルモデル
-
芸能芸能
-
雑談雑談
-
食べ物・グルメグルメ
-
生活生活
-
恋恋
-
インターネット・ゲームネット・ゲーム
-
ギャンブルギャンブル
-
過去ログ倉庫過去ログ倉庫
-
運営運営
明日への後悔
-
1:
柚子
あの日、後悔をしたから今がある
貴方も私も、あの日はもぅ無いけど今がある
沢山の人に囲まれて思い出す過去はどれもこれも綺麗すぎて、悲しい
後悔が明日へ繋がる様に、そう信じて悲しい過去を思い出してみる2006-01-29 00:24:00 -
251:
柚子
「好きだ」と呪文の様に呟き
―今のゆなには伝わらない。
そう分かっていても、言わずにはいられない2006-02-03 12:25:00 -
252:
柚子
寝呆けている彼女に声をかける
「ああ、何?」
―冷たッ!びっくりするわ。
無かった事になんてしてやらないから…2006-02-03 12:27:00 -
253:
柚子
そう決意し何度か絡んでみるもののあっさりとかわされ、あげくに彼女は
「お疲れサン」
と冷たく締め括り、俺の腕枕をスルリと抜け出した。
彼女の背中に投げ掛けた捨て台詞。怒られるのを覚悟でつぶやいた2006-02-03 12:31:00 -
254:
柚子
―「帰りたいの?」
帰らなくていいの?
そう聞きたくて…でも聞いたら怒られるんだろーなと思いながらも、我慢しきれずニヤついてしまった2006-02-03 12:32:00 -
255:
柚子
━幸せの理由━
午後8:47
「で、仕事は?」
私は振り返らずに聞く2006-02-03 14:51:00 -
256:
柚子
「行きたくなぁーい」
そう言って、ゴロンとベットに転がった誠汰朗。
その姿は冬の朝の小学生を私に連想させた。
「いやいや、行けよ」2006-02-03 14:54:00 -
257:
柚子
相変わらず私は素直じゃない。
「ぜっってぇー休むしッ!」
ムキになって言う誠汰朗。
―すばるなら…きっとこんな反応はしないな2006-02-03 14:56:00 -
258:
柚子
「アザ…やっぱチョット残ってるねぇ」
誠汰朗が誰に言うでもなくそう囁いた
すばるの影を彼に重ねていた私の心搏数が、少し速度を上げるのが分かった2006-02-03 15:09:00 -
259:
柚子
―知ってたの?いつから?
そう言いかけてブレーキをかける。
「そーかな」
それだけ答えて話を終わらし冷蔵庫を開けた。2006-02-03 15:12:00 -
260:
柚子
水中の風船のように、すばるの影は沈めても沈めても浮かび上がってきていた。
忘れたいとそう思うたび…
冷蔵庫には何も入っていなくて、コンビニでついさっき買ってきたミルクティーとカフェオレのペットボトルを持ち誠汰朗の前にぶら下げた
「どっち?」2006-02-03 15:27:00 -
261:
柚子
ベットに寝転んだままの彼は
「こっちぃー」
そう言ってペットボトルを二つ持ったままの私を抱き寄せた2006-02-03 15:29:00 -
262:
柚子
午後10:31
「じゃー電話してくんね」
そう言って携帯を握り、誠汰朗は上半身は裸のままベットを立った2006-02-03 15:33:00 -
263:
柚子
「いいの?休んで…」
今度は私がベットに寝ころんだままだった
仕事を休むと言う誠汰朗にそう聞いたのは、重荷に思われたくなかったから。
私はね、いつもそう…2006-02-03 15:37:00 -
264:
柚子
負担になりたくない。
うっとうしいと思われたくない。
そんな事ばかりを考えながら、誰かと過ごす2006-02-03 15:38:00 -
265:
柚子
「俺ってば、権力者よ?」
そう笑って電話を掛けだした
「もしもしー?俺…うん、今日休むから。…いいやんかぁ。…まぢで!!お願い!ねっ?ねぇー?…はいー頼んますぅ」2006-02-03 15:40:00 -
266:
柚子
「権力者の割には、休むのに一苦労やね」
電話を切った誠汰朗に笑いながら話し掛けた
「同時に、重要人物でも在る訳よ」2006-02-03 15:41:00 -
267:
柚子
「けど休むんだ?」
「権力者だからね」
話が終わらない…。
こんな他愛のない会話が幸せで仕方がなかった2006-02-03 15:43:00 -
268:
柚子
すばるは私の為になんか、たったの一度も休んではくれなかったな。
またすばる…どーして離れられないの?2006-02-03 15:43:00 -
269:
柚子
何も問い詰めたりはしない誠汰朗の優しさが、余計に私を苦しめた。
肩や腕に付けたアザで私を縛るすばる
―愛せない人がいて
―こんなにも想う人がいる2006-02-03 15:46:00 -
270:
柚子
ただそこに居た時は「不幸だ」と思っていた。
ズルズルとひきずられるままに過去を捨て、希望も捨て、未来も捨てたから
拭っても拭っても零れてくる涙を、誠汰朗から必死に隠した2006-02-03 15:48:00 -
271:
柚子
―今日が明日もあります様に、すばるが隣に座っている今日が…。
ただそれだけの為に、涙とお金を使い果たした3年間があった
私の体に染み付いたそんな月日が、優しい誠汰朗を拒んでいる。
その時はもう、そう分かってた2006-02-03 15:55:00 -
272:
名無しさん
柚子チャン頑張って下さい?
やっぱ文章うまいっす?2006-02-03 16:28:00 -
275:
柚子
━彼女の闇━
メルマガと呼ばれるホストからのメールは、決して誰宛でもない、行き先の無い手紙。
フワフワと電波の狭間を彷徨って、愛に飢えた女に届く。2006-02-04 10:14:00 -
276:
柚子
優しい嘘と偽りの愛で作り上げられたこの世界は
本物の優しい手を
偽りではない愛を
、時々見えなくさる2006-02-04 10:17:00 -
277:
柚子
午前3:00
「暇だねぇ」
煙草が充満したその部屋、店の待機室は、女達が群れをなして慰め合い、けなし合う場所
「で?セータローとはどーなん?あっ、ストレートフラッシュ!!」2006-02-04 10:17:00 -
278:
柚子
あみチャンはカードを置きながらそう叫ぶ
「どぅーでしょ、ってマタ負けやん!」
私はツーペアのカードを置いて笑った。
もう3時間もこうしている2006-02-04 10:19:00 -
279:
柚子
「さぁーあがるかぁ?」
話をごまかした私にあみチャンはすかさず突っ込む
「で?セータローは(笑?」2006-02-04 10:20:00 -
280:
柚子
あれから2ヵ月が過ぎ、季節はもう春先
誠汰朗とは週に2、3回会っている。
どちらかの部屋でダラダラと半日を過ごしセックスをする
―ヤリ友?趣味彼?2006-02-04 10:21:00 -
281:
柚子
ハッキリしない関係‥
ハッキリさすのが恐い関係‥
「すばるに会うな」
そう彼が言った事が一度だけあった。スグ嘘だと言って笑った2006-02-04 10:22:00 -
282:
柚子
すばるとも…同じ時間にメールが来て、呼ばれれば店へ行く元通りの生活に戻っていた
そんな都合のイイ自分が恥ずかしくて、何にもない。と嘘をついた2006-02-04 10:23:00 -
283:
柚子
「あれー?ゆなぁ、あがりぃ?」
給料を受け取っていたあみチャンが振り返り、明らさまに嫌な顔をした
「あー暇やから…」
あみちゃんの後ろにいたはずの私が、ヒョコリと顔を出して答える2006-02-04 10:24:00 -
284:
柚子
「マジで?南も上がるし、一緒に遊びにいかん?」
―ほら来た。
あみちゃんを見たら、そう言う目をしていた2006-02-04 10:25:00 -
285:
柚子
彼女は同じ店の南
ホスクラ通いの帝王で、もちろん彼女の言う遊びは…ホスクラ。
「今日お金ないし…」
おそるおそるそう答えた2006-02-04 10:26:00 -
286:
柚子
「安いトコ見つけてンってば!」
南はそう言って、私達が後ろ手に持っていた薄い給料袋に目を落とした
隣からため息が聞こえた2006-02-04 10:27:00 -
287:
柚子
午前4:10
「何で断らないかなぁ」
カツカツと夜道にブーツの音を響かせながら、あみチャンは小く言った
「あみチャン断ってよ」2006-02-04 10:31:00 -
288:
柚子
私も小さく答える
南を先頭に、全員で6人。
行き先は南のお薦めホスクラ2006-02-04 10:31:00 -
289:
柚子
結局断りきれず、1時間の約束で付いて行く事になった。
「ここ!!」
そう言って指を差した先は、誠汰朗の店だった2006-02-04 10:32:00 -
290:
柚子
「オッサン、帰るわ(笑」
そう言い、後退りをする私を捕まえ
「さぁー皆様行きますよー!」
と元気よく先陣を切ったのは、あみチャンだった2006-02-04 10:33:00 -
291:
柚子
―裏切り者…
あみチャンをそう罵ったものの、お構いなしに私は腕を捕まれ店に引きずり込まれた
「いらっしゃいませー」2006-02-04 10:35:00 -
292:
柚子
扉を開けた途端にそう響く声の中にきっと誠汰朗がいる
新規6名様は2席に分けられ着席。私、あみチャン、南。最悪のテーブル2006-02-04 10:37:00 -
294:
柚子
「ゆなチャンはセータローさんやんな?」
あみチャンの横でるぅ君が笑う。
―いつの間に…
永久指名制度なんてクソくらえ。そう思ったのは初めてだった2006-02-04 10:41:00 -
295:
柚子
「ココ来た事あったんだぁー?あっ、誠汰朗カッコイイよねー」
南が満面の笑みで私の肩を叩く
できればコイツを深い地底に埋めて欲しいと願った2006-02-04 10:41:00 -
296:
柚子
「おーあみサン!久しぶりッ」
そう言って誠汰朗が業務用笑顔を振りまきながらやってきた
「どーもぉ」
と誠汰朗は私にも笑いかけた2006-02-04 10:43:00 -
297:
柚子
―恐ろしく気まずい…こりゃぁ気まずいよ
南が大きな声で彼の名を呼んでいた
そんな南の隣で私は大きな、大きな後悔をしていた2006-02-04 10:53:00 -
298:
柚子
「何で来たん?」
―歩きです―
そんなギャグを飛ばせる余裕はなかった
笑顔のままの誠汰朗が恐い2006-02-04 10:54:00 -
299:
名無しさん
さんびゃく?
2006-02-04 12:00:00 -
300:
柚子
誠汰朗とそんなこんなな関係になってから店には出入りしていなくて、彼も「来るな」とも「来い」とも言わなかった
ホストっぽい社交辞令を交え乾杯をしたら、各組世界に入る
あみちゃんと南の笑い声がなんだか遠い2006-02-04 14:25:00