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僕等がいた。。

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  • 1:

    ◆ncKvmqq0Bs

    君がいた時間には

    どうあがいても

    もうもどれなくて

    2006-02-22 23:36:00
  • 2:

    ◆ncKvmqq0Bs

    家から自転車に乗り20分。地下鉄に乗り4つ目の駅で降り、そこから10分ゆるやかな坂道を歩いて行くと山道になっていて近道の階段をひたすら歩いたら学校が見える。
    まぁ都会とは言えない環境。自慢できるのは景色と澄んだ空気。以上。

    2006-02-22 23:53:00
  • 3:

    ◆ncKvmqq0Bs

    グラウンドがまずかまえてありその北側に校舎。校舎は南校舎と北校舎。その間に中庭と東側に食堂がある三階建ての館、その南隣に体育館。北隣にベンチがあり自動販売機がある。下駄箱は北校舎の一階。北校舎の坂を上るとテニスコートがあり、更に坂を上るとでっかいグラウンドがある。

    2006-02-22 23:59:00
  • 4:

    ◆ncKvmqq0Bs

    私がこの公立で共学の学校を選んだ理由は特になかった。
    見事に合格して、無事入学式を終え、学校に慣れはじめ友達も増えだした時女子の中で騒がれだした男子がいた。海下アキラ と 田中空。
    違うクラスのアイドル的存在の二人。まぁ女子の内輪だけでのね。違う階に教室があったし見かける事なんてめったとなかったし騒がれてたから気にはなったけどまぁ関係のない二人だった。

    2006-02-23 00:08:00
  • 5:

    ◆ncKvmqq0Bs

    学年のアイドル二人とあたしは同じクラスになった。仲良しの美香も同じクラス。
    当然同じクラスになった女子はおおハシャギ。田中派・海下派に別れていた。 ・美香「なぁなぁなぁ!奈々はどっち??」・奈々「どっちでもないわ!しゃべった事すらないし。その話題ばっかやん!この二ヵ月間」

    2006-02-23 00:16:00
  • 6:

    ◆ncKvmqq0Bs

    体育の更衣室や家庭科の授業、帰りの寄り道、いつも美香はこの話。
    まぁ他の女子も。知りたくなくても私は田中派の美香から聞かされる田中の行動や友達や住んでる所や誕生日まで覚えた。

    2006-02-23 00:19:00
  • 7:

    ◆ncKvmqq0Bs

    六月になって梅雨を迎えても美香は晴天。
    はぁ…そんなにみんな騒ぐ程の男子二人あたしは興味ないわぁ…。
    頬杖ついて御経のような授業なんてうわの空、雨模様の外をぼけぇっと見ていた。

    2006-02-23 00:23:00
  • 8:

    ◆ncKvmqq0Bs

    ・美香「奈々ぁ!先帰るなぁ!バイトあんねん!」
    放課後私がカバンに荷物入れてる時にでっかい声で美香がそう言いダッシュで帰った。あたしは声すらかけれなかった。
    他の女子と男子も少しずつ『ばいばい』と声を掛け合い帰っていく。

    2006-02-23 00:28:00
  • 9:

    ◆ncKvmqq0Bs

    「相川さんばいばぁい」・奈々「ばいばい★」
    あっという間にあたし一人になった。廊下から声がするけど教室は静かだ。
    何だか淋しくなるなぁ…自分の席から立ち上がりカバンを持った時

    2006-02-23 01:09:00
  • 10:

    ◆ncKvmqq0Bs

    ガラガラ。
    ドアが明きあたしはドアの方を見た。
    田中…が教室に入ってきた。そして田中は自分の机の中から雑誌を取出し一瞬あたしの顔を見てからすぐ教室をあとにした。

    2006-02-23 01:13:00
  • 11:

    ◆ncKvmqq0Bs

    帰りしあたしは一人歩きながら一瞬の出来事を思い出していた。
    初めて目が合った。みんなの憧れの存在…う〜ん。。何か冷たそうなんだよなぁ。男子と話してる時の田中は何か楽しそうやけど女子と話してる姿って見た事ないしなぁ。。

    2006-02-23 01:17:00
  • 12:

    ◆ncKvmqq0Bs

    君の事が少し知りたくなった僕は
    話し掛けたくても話せない僕は
    そっと君に近づく方法あの時考えていたんだ。

    2006-02-23 01:23:00
  • 13:

    ◆ncKvmqq0Bs

    1話

    ★恋★

    2006-02-23 01:25:00
  • 14:

    名無しさん

    これって
    僕等がいたって
    漫画のパクリ?

    2006-02-23 10:20:00
  • 15:

    ◆ncKvmqq0Bs

    パクリとちゃいますよ!題名同じやけど。

    2006-02-23 10:27:00
  • 16:

    名無しさん

    おもろい!続き書いて

    2006-02-23 12:35:00
  • 17:

    名無しさん

    漫画もななって名前ゃんな?

    2006-02-23 12:47:00
  • 18:

    ◆ncKvmqq0Bs

    本間や( ̄〇 ̄;)!最悪や!すいません!かんにんしておくんなせぇ!話し全く違うんで!

    2006-02-23 13:39:00
  • 19:

    名無しさん

    気にせんと続きがんばってネッ??

    2006-02-23 13:45:00
  • 20:

    ◆ncKvmqq0Bs

    「あ゛ぁ〜雨ばっかうざい!」登校したばかりの美香が雨で濡れた制服をハンカチで拭く。
    朝なのに薄暗く教室には電気の明かりがついて、今にも雷がなりそうな感じ。・奈々「雨ばっかいややなぁ」・美香「制服ってさぁ、雨に濡れると臭なるやん?んあ゛ぁ゛っ!くっさぁ!」制服を匂って眉間にシワを寄せる美香。他の女子が笑った。「美香ぁ今の顔やばいで笑!!ははっ」・奈々「おはようあずみ★美奈!傘差してもやぁ意味ないくらいの雨やって!ほら!」

    2006-02-23 18:25:00
  • 21:

    ◆ncKvmqq0Bs

    美香が指を差して外を見た時
    ピカッ

    どおぉぉぉん!!!   ( ̄□ ̄;)!!ぎゃぁぁぁあ!「きゃぁぁぁ」女子達の叫び声。その声にびびって雑誌を落とす男子。ありえんありえんありえ〜〜ん!

    2006-02-23 18:29:00
  • 22:

    ◆ncKvmqq0Bs

    気付けばうちら四人ひっついて手つないでるし!
    ・あずみ「今絶対どっかに落ちたって!ひかってすぐやったもん!ぎゃぁ!また光った!」
    どぉぉぉん!
    ・美香「ばり恐いぃぃぃ…もうチャイムなりそう…よかった廊下側で」・奈々「‥(T_T)あたし窓際やぁぁん最悪やぁ」
    あたしのきもちの準備なんて関係なくチャイムが鳴った。…雷も…。

    2006-02-23 18:35:00
  • 23:

    ◆ncKvmqq0Bs

    授業なんて頭に入るわけない!しかも社会の先生ハゲ散らかってるから雷が光る度に頭も光ってるよ
    ( ̄□ ̄;)!!
    くすくす笑う男子とそれにつられて笑う女子みんな必死にこらえてますやん。 雷に怯え笑いに耐えてる私って一体…

    2006-02-23 18:40:00
  • 24:

    ◆ncKvmqq0Bs

    休み時間みんなで爆笑した。みんなお腹痛い痛い病になってた!ふと海下と田中の方を見た。二人はなんか息統合して仲良しみたいよ。美香の情報だけど。
    二人で雑誌見ながら何か話してる。きれいな横顔の二人…じぃぃぃっ。

    2006-02-23 18:43:00
  • 25:

    ◆ncKvmqq0Bs

    お弁当の時間★今日は食堂で美香とあずみと美奈と四人で仲良くカレーライス★結構広い食堂やのにいっぱいおる。けどなんとか席確保!
    テーブルにカレーが四つ仲良くみんなでいただきます!話題は今日もあの二人の話。近くに同じクラスの男子おんのにお構いなし?!

    2006-02-23 18:59:00
  • 26:

    ◆ncKvmqq0Bs

    あたしは聞いてる振りがうまくなった。
    聞き流し聞き流し〜。カレーおいちい★(^-^)
    もぐもぐ食べながら他の席や食堂の伯母さん達を見たりしながら、適当に美香達の話にうなずく。よくもまぁ同じ話ばっかり毎日できます事!違う話ふっても意味ないし。

    2006-02-23 19:04:00
  • 27:

    ◆ncKvmqq0Bs

    けど他のクラスの子も違う学年の女子にもやっぱ二人は人気があるのは分かる。二人がいる空間はなんか他の男子とは格が違うオーラがあるもん。
    綺麗な顔だと思うし。

    2006-02-23 19:06:00
  • 28:

    ◆ncKvmqq0Bs

    体育の時間とか男子とグランドで一緒になった時、サッカーしてる姿見たりした時、掃除の時間たまに同じ班になった時、集会の時に隣じゃないけど近い時とかやっぱ、モテルのかなぁとか思う。
    二人はなんか違う世界の人に見えるよ。偶然同じクラスになっただけ。会話すらした事ない。違う空間を持ってる人。

    2006-02-23 19:11:00
  • 29:

    ◆ncKvmqq0Bs

    食堂から教室がある校舎につながる渡り廊下を四人で歩いてる時、
    どんっ。
    「きゃっ!すいません」誰かとぶつかって顔も見ずとりあえず謝ってから顔を見た。「ごめん大丈夫?」目が合う。
    どきんっ★どきんっ★

    2006-02-23 22:25:00
  • 30:

    ◆ncKvmqq0Bs

    深い吸い込まれそうな瞳。動けない…何?これ…

    綺麗な顔。甘い声…私は固まったままで、優しく頬笑むその人の虜になった。立ち去るその人をただぼぉっと見ていた。
    ・美香「あの人福島先輩やで?ばりかっこいい!…奈々?お〜い!」

    2006-02-23 22:30:00
  • 31:

    ◆ncKvmqq0Bs

    はっ!
    我に返ってまばたきしながら美香達を見た。雨の音が耳に飛び込んできた。
    雨の音さえ今聞こえなかったよ…?

    そう、これが私の恋の始まり。

    2006-02-23 22:33:00
  • 32:

    ◆ncKvmqq0Bs

    雨の音が激しくなる度  アスファルトにぶつかって散らばる水滴を見る度  はしゃいで笑って水溜まり蹴りあげ空に水をぶっかけ虹を作り上げた。
    七色の色は
    今はもう
    。。。

    2006-02-23 22:40:00
  • 33:

    ◆ncKvmqq0Bs

    第2話
    シルエット

    2006-02-23 22:41:00
  • 34:

    ◆ncKvmqq0Bs



    「あれ?相川…?」

    放課後、美香の誕生日プレゼント買いに町に出て百貨店に入った時横から声をかけられ向いた。

    2006-02-23 22:48:00
  • 35:

    ◆ncKvmqq0Bs

    ・奈々「えっ何してんの?…はっ?海下も…」田中と海下が二人で雑貨屋にいた。
    しかも初めて交わした言葉。あたしの名前知ってたんや…。
    ・海下「そうや、田中さぁ相川に選んでもらおうや!な?」・田中「う〜ん。。そうやなぁ…ごめん相川ちょっといい?」あたしはうなずいて二人の間に入った。ってかここ女の子が好む物しか置いてないんすけど…はっ!もしや!彼女に?!

    2006-02-23 23:00:00
  • 36:

    ◆ncKvmqq0Bs

    ・海下「明日内山の誕生日やんかぁ。。相川仲いいしさぁ何か選んでや」・田中「海下な内山の事惚れてんねんで。。」田中が苦笑いしながらあたしに耳打ちすると真っ赤な顔で海下が怒る。
    ・奈々「うそぉ?!そうなん?明日告白とか…?」思い切り驚いたあたしは海下に追求。海下はうなずいてから照れてた。

    2006-02-23 23:07:00
  • 37:

    ◆ncKvmqq0Bs

    美香の事好きなんやぁ!アイドル的存在のこんな格好いい人がぁ?!
    すげぇ!美香やったじゃぁぁん!…ってか。。美香の好きな人って。。田中やんなぁ…。

    2006-02-23 23:13:00
  • 38:

    ◆ncKvmqq0Bs

    「ありがとうございましたぁ!お次ぎの方どうぞぉ」
    会計を済まし何故か三人で雑貨店から出て立ち止まる。・海下「ありがとうな相川★あっ、あと内山には内緒にしとってな」・奈々「うん。じゃあね」あたしが立ち去ろうとした時田中と目が合った。
    ・田中「じゃあまた明日」そう言って頬笑んだ。あたし初めて田中の笑った顔ちゃんと見たよ。

    2006-02-23 23:32:00
  • 39:

    ◆ncKvmqq0Bs

    その日の夕空は何とも言えない程美しかったです。
    赤とピンクとオレンジが交ざりあった空と大きい雲が雄大に流れて帰り道少し見とれました。

    2006-02-23 23:39:00
  • 40:

    ◆ncKvmqq0Bs

    「あっ!居た居た!奈々!奈々!ほらあそこ!」
    登校した時下駄箱で群がる生徒の中で美香があたしの肩をばしばし叩きながらあたしを呼んだ。
    ・奈々「えぇ?誰がおっ……?!…」声が固まった。生徒と生徒の間の向こう三年の下駄箱の前に福島先輩の姿を見つけた。

    2006-02-23 23:46:00
  • 41:

    ◆ncKvmqq0Bs

    あたしの視界の向こう側で友達と話し楽しそうに笑う福島先輩・・・胸の奥がきゅんってなる・・・
    あたしと先輩の距離。。。それをかき消すかのように生徒があたしと福島先輩の間を歩く群がる。
    そう。。絶対縮まるわけないよねこの。。距離。

    2006-02-23 23:57:00
  • 42:

    ◆ncKvmqq0Bs

    校舎も違う。学年も違う。先輩はあたしの存在なんてきっと胡麻粒程度にしかなくてすぐ忘れる。
    分かっていてもたった一秒でいい。姿が見たい。。昨日の今日でこうなっちゃった。

    2006-02-24 00:01:00
  • 43:

    名無しさん

    2006-02-24 00:15:00
  • 44:

    ◆ncKvmqq0Bs

    教室までの道であたしは美香に福島先輩の事が好きな事を言うとにっこり笑い、美香は「応援するな!お互い頑張ろうな!」そう言ってくれた。
    あたしは昨日の事を思い出したけど言えるわけないよなぁ。。って感じやった。

    2006-02-24 00:21:00
  • 45:

    ◆ncKvmqq0Bs

    いつものようにチャイムが鳴りいつものくだらない授業、飛びかう手紙、居眠りしてる男子。けど何か違う。
    恋をすると何か…休み時間が待ち遠しくなる。

    2006-02-24 00:26:00
  • 46:

    ◆ncKvmqq0Bs

    昼休みにそれは起こった。「ちょっといい?」授業が終わったあとすぐに私の席に田中が来た。
    みんなびっくりしていた。私もだよ!
    ・奈々「え…あぁうん」・田中「ここじゃ…図書室行かへん?」そう言われてあたしは席を立ち上がり美香にちょっと行ってくると言って田中と教室をあとにした。もちろんみんな大騒ぎやし廊下でも注目された。

    2006-02-24 00:36:00
  • 47:

    ◆ncKvmqq0Bs

    今日はここまでっす??

    2006-02-24 00:41:00
  • 48:

    ◆ncKvmqq0Bs

    もう少し書きます

    2006-02-24 01:03:00
  • 49:

    ◆ncKvmqq0Bs

    図書室に着き田中は人目が着かない奥の席に行った。突然現われた学校のアイドルに図書委員の人は驚いていた。
    ・田中「ごめんなぁ。急に」席に座りいきなり謝られてあたしは頭を左右に振った。・奈々「どうしたん?」・田中「単刀直入に言うから聞いて」・奈々「うん」

    2006-02-24 01:14:00
  • 50:

    ◆ncKvmqq0Bs

    窓から風が入り込みカーテンを揺らした。雨は小雨で夕方にはあがりそうだ。
    あたしを見る真っすぐな目。。
    田中の。。。目。

    ガラガラ。ドアが開く音がした。田中の口が動いた瞬間

    2006-02-24 01:21:00
  • 51:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 52:

    ◆ncKvmqq0Bs

    田中の瞳に映る人をあたしは見た。
    ・・福島先輩・・
    にんまり笑う人は私の恋相手。。先輩が私を見て田中を見て頬笑んだ。・福島「彼女?可愛いやん「違います!」気付けばそう言っていた。

    2006-02-24 01:27:00
  • 53:

    ◆ncKvmqq0Bs

    驚く先輩。。
    ・福島「…ごめん。。そんな怒らんとって笑★」・奈々「…すいません…」あたしはうつむいた。何か泣きそう…。最悪。
    ・福島「日曜サッカーしようぜ。じゃあ行くわ」・田中「はい。おつかれさまです」

    2006-02-24 01:32:00
  • 54:

    名無しさん

    2006-02-24 02:27:00
  • 55:

    ◆ncKvmqq0Bs

    歩く後ろ姿に何か壁を感じた。。
    手の届く距離に居てもきっと・・・遠い。。弾んだ胸が現実を知った。


    ・田中「福島先輩の事好きなん?」

    2006-02-24 09:18:00
  • 56:

    ◆ncKvmqq0Bs

    福島先輩の後ろ姿から田中に視線を向けた。あたしを見る真っすぐな目。。
    ・奈々「…は?そんな訳ないやん」あたしは笑ってみせた。田中は少し切なそうな表情をしてあたしから目を反らした。
    ・田中「頑張れよ。福島先輩めっちゃいい人やし」・奈々「…‥…」あたしはうつむいた。ばれてる。。・田中「…話ってのは今日放課後内山をミスドにつれてきてほしいんだ」・奈々「あ…うん分かった。。」田中はありがとうと言ってそのまま図書室を後にした。あたしは窓から見える雨空を見てから図書室を見渡した。

    2006-02-24 09:26:00
  • 57:

    ◆ncKvmqq0Bs

    本棚の向こうの壁ぎわに確かに福島先輩の影があった。

    2006-02-24 09:27:00
  • 58:

    ◆ncKvmqq0Bs

    桜の花びらが舞う頃。  雨の雫が聞こえる頃。  秋の夕暮れが見える頃。  冬の鈴の音が聞こえる頃。
    全てが あの頃と繋がっていて  全てが夢でなかった事を   ここに   この胸に
    伝えてくれる

    君は確かに そこに居た。

    2006-02-24 09:31:00
  • 59:

    ◆ncKvmqq0Bs

    3話

    温度

    2006-02-24 09:36:00
  • 60:

    ◆ncKvmqq0Bs



    「あっ…海下…田中も」
    放課後ミスドの前に立ってる二人を見て美香がぽつりと言った後あたしを見たからあたしはうなずいて頬笑んだ。

    2006-02-24 09:39:00
  • 61:

    ◆ncKvmqq0Bs

    田中と二人で待った。見てはいけないと思ってもやっぱ見てしまうよ。。声は聞こえないけど美香の驚いた姿見ればなんとなく分かる。
    「見過ぎやで」
    あたしの隣で全く違う方見ながら立ってる田中がそう言ってあたしを見てにんまり笑った。ばり恥ずかしい。

    2006-02-24 10:14:00
  • 62:

    名無しさん

    前を通る同じ学校の生徒があたしと田中を見て驚いていた。(付き合ってんちゃう?)こっそり言ったんだろうけど聞こえてるし(・・;)
    (ほらあそこ!今日図書室でデートの話してたん聞いたって言ったやろ?あの子やで)
    いやいや付き合ってないっつうの!

    2006-02-24 10:22:00
  • 63:

    ◆ncKvmqq0Bs

    ・田中「女って想像力豊かやなぁ…」田中がそうぽつりと言いながらズボンのポケットに両手入れながら空を見上げていた。
    あたしは何だかおかしくて笑っちゃったよ。

    2006-02-24 10:24:00
  • 64:

    ◆ncKvmqq0Bs

    ちょっと間してから美香と海下が二人であたしと田中が待つ場所まで来た。
    ・海下「じゃあまた明日。行くぞ田中★相川ありがとな」海下はそう言うと田中と歩いていった。・田中「じゃあな」田中と目が合う。あたしはうなずく。

    2006-02-24 10:32:00
  • 65:

    ◆ncKvmqq0Bs

    そのままミスドに入った。テーブルにドーナツとミルクティが並ぶ。
    ・美香「告白されちゃったよ!ばりびっくりや!」目を見開き本間に驚いた様子の美香。そりゃ驚くかぁ。。・奈々「で?なんて答えたん?」・美香「“で?”って…奈々知ってたん?」あっ(◎-◎;)しまった…

    ・奈々「今日昼休み田中から聞いた」

    2006-02-24 10:41:00
  • 66:

    名無しさん

    2006-02-24 10:53:00
  • 67:

    ◆ncKvmqq0Bs

    ・美香「それであたしが聞いてもうやむやにしか答えへんかったんやぁ!」・奈々「ねぇ何て答えたん?」

    ・美香「そりゃ付き合うやろ普通」・奈々「えっ?田中は?」・美香「いいねん!その話はしやんといてか。あたし海下の“彼女”ですから!」

    2006-02-24 11:28:00
  • 68:

    ◆ncKvmqq0Bs

    あっけなく美香は海下の彼女になった。 あんなに田中の事毎日話していたのにぷつりと糸を切ったかのようにその話はしなくなった。

    2006-02-24 11:40:00
  • 69:

    ◆ncKvmqq0Bs

    あっけなく美香は海下の彼女になった。 あんなに田中の事毎日話していたのにぷつりと糸を切ったかのようにその話はしなくなった。
    美香と海下の噂はすぐに流れた。

    2006-02-24 11:41:00
  • 70:

    ◆ncKvmqq0Bs

    一週間がたった。
    あたしは福島先輩を探した。この目で先輩がいそうな所を同じ場所から見るだけだ。
    けれど先輩の姿何て一度さえ見れなかった。

    2006-02-24 11:44:00
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