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魔女の桜。
-
1:
名無しさん
この話はフィクションです
2006-02-11 02:06:00 -
2:
名無しさん
「桜!あなたまた夜中飛んだわね?!」
朝いち、母親は桜の部屋へ行きドアを開けそう怒鳴った。その声を聞き頭まで布団をかぶる桜。その布団をむりやり払い除けると桜が体を起こした。2006-02-11 02:10:00 -
3:
名無しさん
母親の顔色をうかがいながらベッドの隅に隠れる猫のルイ。
「朝からうるさいなぁ…今日は学校休みだよ?寝かせてよ」桜がそう言いながら母親の払い除けた布団を取ろうとすると母親が布団を持ち桜をにらんだ。2006-02-11 02:13:00 -
4:
名無しさん
「ダメよ!起きて顔洗って朝ご飯食べるの!今日は父さんと遊園地に行くんでしょ?!それとあれほど夜中外へ出てはいけないって言ったのに!約束守れないの?!」桜の前で仁王立ちした母はそう言った。
うざったそうに聞く桜。「っるさいなぁ…ちょっと飛んだだけだよ。昨日は月が綺麗だったから。ほうきはちゃんとそこに置いておいたから」窓ぎわを指差し桜は頭をかいた。母親はため息をついてから布団をベッドに戻し
「桜?知らない人が見たら驚くでしょ?ご近所さんにも見つかっちゃったらまた引っ越ししなきゃならなくなるの。やっと落ち着いたとこだし学校にも慣れたんだから空は飛んじゃだめ。」2006-02-11 02:24:00 -
5:
名無しさん
桜は頬をふくらまし立ち上がった。「またいつもの、“普通にしなさい”でしょ?!どおして飛んじゃだめなの?!別に何も悪い事したわけじゃない!!お母さんだって魔法使うじゃん!それはよくてあたしはダメなんておかしいよ!」
「分かってる!わかってるわよ。けどね母さんは薬しか作らないわ。あなたとあたしやおばあさんはね特別な血がながれていて病院には行けないから作るだけで誰にも見られないでしょ?」2006-02-11 02:31:00 -
6:
名無しさん
「それはもう昔の話!それにあそこは田舎だったわ」
「君には桜のきもちが分かるだろ?それに引っ越しは楽しいじゃないか」父親がそう言って母親を抱き締めると母親は諦めたように少しほほえんだ。桜の気持ちが分かるからだ。2006-02-11 02:47:00 -
7:
名無しさん
「だから僕はほうきを戻せって言ったんだ」猫のルイが洗面台の横の棚の上で桜にそう言うとタオルで顔をふきながら
「分かってるわよ。ルイまで怒んないでよ…朝からテンション下がるわ」そう言ってタオルをルイに軽く投げるとルイの体の上にタオルがかぶさった。「洗濯かごに入れておいてねぇ☆よろしく〜」そう言って桜はリビングに向かった。「全く!僕はお手伝いさんじゃないやい!」そう言いながらも口にタオルをくわえ洗濯かごにタオルを入れた。2006-02-11 03:05:00 -
8:
名無しさん
リビングのテーブルには母親の手料理が並んでいた。そしてテレビからは日曜の朝の番組が流れていた。
椅子に座り朝食をとりはじめたころ母親と父親もリビングに来て朝食をとりはじめた。
「桜。おまえはもう16になる。母さんの頼みくらい聞いてやりなさい」父親は優しい顔で桜に言うと
「あたしさぁ独り立ちしたい!あの【魔女の宅急便】みたいに!母さんの時はそういうのあったんでしょ?」2006-02-11 03:30:00 -
9:
名無しさん
父親は思わず咳こんだ。「映画と現実は違うし無理に決まってるでしょ?母さんの時だってそんなのなかったわよ」
・父「このご時世そんな無茶な事させる親なんていないよ?それに学校だってあるんだし…父さんはな、飛ぶなとは言わない。父さんにはそういう“血”は流れていないから素晴らしいと思うし母さんと出会うまで魔女なんて信じちゃいなかった。けどな、父さんみたいに受け入れる人もいれば否定してしまう人だっているんだよ?可愛いお前が傷つく姿は見たくないし、そんな辛い思いさせたくない」2006-02-11 03:50:00 -
10:
名無しさん
・母「とにかく、独り立ちしたいなら学校卒業してからいくらでも好きなだけしなさい。ただし人前で飛ぶのはダメよ?あと人に話すのもね。そろそろ薬の作り方教えなきゃね。。飛ぶことしかしないんだから」
・桜「【ハリー・ポッター】みたいな学校があればよかったのになぁ…ごちそうさま!父さん遊園地はまた今度行く事にする!今日は家にいるわ」2006-02-11 04:00:00 -
11:
名無しさん
そう言って桜はリビングを後にして階段をかけのぼった。
父「桜?いいのか?!しばらく行けないぞ?!……母さん二人だけで出かけるか」・母「そうしましょ。まったく桜は自分勝手なんだから!自分から言いだしといて…そういう年ごろなのかしらね…」2006-02-11 04:05:00 -
12:
名無しさん
部屋に戻った桜はいつものようにテレビを付けビデオの再生ボタンを押してソファにもたれた。
【魔女の宅急便】が流れる。
桜のお気に入りの映画でもう何年も見ている。桜にはこの映画の【キキ】が憧れの存在なのだ。2006-02-11 04:19:00 -
13:
名無しさん
(はぁ…あたしも自由に飛び回れたらなぁ…)そんな事を思いながら映画を見ていると母親が下から呼び掛けていたけど桜は適当に返事して最後まで見た。
2006-02-11 04:23:00 -
14:
名無しさん
今日はここまでです。
よかったら感想書いてください。2006-02-11 04:25:00 -
15:
名無しさん
いつの間にかソファで眠っていて目が覚めたら昼の二時くらいになっていた。丁度外で遊んでたルイが家に戻ってきて部屋に入ってきた。
・桜「ルイ?お母さんは?」・ルイ「何か二人で車に乗って出かけたみたいだよ?寝てたの?」桜は起き上がり背伸びしながら「うん☆昨日夜中さぁ飛び回ってたからさぁ疲れちゃって…ねぇルイ、昼間の空飛びたくない?あたしいい事思いついたんだ!」そう言ってさっさと桜はパジャマを脱ぎ着替えはじめた。
2006-02-11 04:59:00 -
16:
名無しさん
ルイはベッドの上に座りながら「ダメだよ!母さんに怒られたばかりだし昼間飛ぶの禁止なんだろ?僕は行かないよ」そう言ってまるまった
・桜「だから電車で違う町に行ってホウキを買ってさぁ【キキ】みたいな服も買って町を飛び回るの!知らない町なら平気よ?気持ちいいだろなぁ!」そう言いながら桜はくるくる回り、財布にお金を入れて斜めがけのポシェットに財布を入れた。2006-02-11 05:05:00 -
17:
名無しさん
・ルイ「バレても知らないよ?」・桜「大丈夫よ。家にいるなら母さんに友達と遊びに行ったって伝えといてね。ルイの言葉分かるのってあたしと母さんくらいなんだから。じゃあ行ってきまぁす」
2006-02-11 05:08:00 -
18:
名無しさん
こ‐ゆぅの新鮮でィィ?+゚頑張ってね??
2006-02-11 05:39:00 -
19:
名無しさん
桜はそう言ってから走って行った。隣のおばさんは「行ってらっしゃい☆」そう笑顔で言い気をよくしたのか鼻歌を歌いながらホウキで掃除を再開した。
・桜「ふぅ。。ご近所付き合いも結構大変だわね☆急がなくちゃ…」大きな通りに出てから路地を走ってぬけ甘いお菓子屋さんを通り過ぎると駅があった。人がたくさん行き過ぎる中を桜は早足で擦り抜け切符売場に行った。2006-02-11 12:29:00 -
20:
名無しさん
駅員「どちらまで行かれますか」・桜「あたし先月この町に越してきたばかりでこの辺りの事は分からないんで、大きな町までの切符ください!人がたくさんいる町!」
桜は大きな声でそう言うと駅員さんや後ろに並んでいた若いカップルがびっくりした後くすくす笑いだした。2006-02-11 12:33:00 -
21:
名無しさん
桜は、あら、何がおかしいの?失礼な人たちねという表情で後ろのカップルを見ると、すぐさま笑うのをやめてあたかも違う事で笑っているかのようにしだした。
・駅員「大きな町ならここがいいですね、海はないけど大きな湖もあるし大聖堂もあるし、大きな町のシンボルの時計台もある」駅員さんはその町の名前が書いてある駅名を指差し微笑むと桜は、つんとしたままその駅の切符を買いホームへ向かって歩きだした。2006-02-11 12:43:00 -
22:
名無しさん
桜はこの小さな町から車で3時間くらいかかる町から引っ越してきた。丁度父親の転勤だったのだ。
この町はあまり好きになれないなぁなんて一人で思いながらホームのベンチに座り、電車を待った。向かい側のホームではさっき後ろにいたカップルが仲良さげに電車を待ち桜はその姿を見てから視線を地面に向けた。2006-02-11 12:49:00 -
23:
名無しさん
(彼氏…欲しいなぁ…)そう思った。
しばらく待つと電車がきたので桜はそれに乗り座席に座った。お洒落な格好をしている人がちらほら電車に乗っていた。桜はこの町に来て初めて電車に乗ったから、少し驚いた。(みんなどこへ行くのかしら…あんな素敵なワンピース初めて見たわ…都会は違うわね)そう思いながらも窓から見える景色に目を向けた。2006-02-11 12:55:00 -
24:
名無しさん
初めて見る昼間の景色に胸を弾ませた。
夜飛ぶ時に上から見る景色よりも断然電車から見るこの景色の方がいいから。
電車が田舎や小さな町を一時間くらい走り抜けて少ししたら桜の目に大空を飛ぶいくつかの気球が飛び込んできた。2006-02-11 13:01:00 -
25:
名無しさん
(わぁぁ!気球だわ☆あたし初めて見る!)そう思っていると電車は大きな町のど真ん中についた。
桜は急いで電車から下りて驚いた。迷いそうになりそうないくつも並ぶホームに凄い人の数が慌ただしく行き交っている。ぼぉっとしていたら押しつぶされそうだ。
2006-02-11 13:06:00 -
26:
名無しさん
訳も分からないまま大きな改札を抜けそのまま歩いていくと色んなお店がずらりと両側に並ぶ道に出た。
まるで遊園地のようでどれもこれも見て回りたいくらいになった。行き交う桜と同じ年の子はみんなお洒落で田舎育ちの桜の服装はちょっと前の流行り。何だか恥ずかしくなって下を見たままとりあえず人と人の間を擦り抜けていくと知らない間にあるお店に入っていた。2006-02-11 13:11:00 -
27:
名無しさん
??休憩します。書き込みありがとうございました ??????????
2006-02-11 13:14:00 -
29:
名無しさん
「いらっしゃい」声がして桜は驚いた。小さな店の中はアンティーク調の古い家具やクリスタルのグラスや宝石箱や木製の時計が所狭しと並んでいて一人おばさんがにっこりとほほ笑みレジの前に立っていた。
・桜「あの…」・店員「初めてこの町に来たのね?表情を見れば分かるわ☆迷ったの?忙しい町だからねぇ」笑いながら店員はレジから桜の元へ歩いてきて桜を見た。・桜「すごいにぎやかな町ですね…まるでお祭り騒ぎだわ…あっ、電車から気球が見えたんですが」
・店員「この先の湖の辺りで飛ばしてるんだよ。」・桜「あっ、あの…庭掃除につかうホウキ買いに来たんですかどこに行けばありますか?」2006-02-11 14:40:00 -
30:
名無しさん
「ホウキ?…それならこの先すぐに小さなホームセンターがあるからそこに売ってるはずだよ。ホウキを買うためにわざわざ来たのかい?」・桜「はい…それとこの町に来てみたかったからです☆時計台とか見たいし」
・店員「時計台なら大きな通りに出れば坂の上にそびうたってるからすぐ分かるはずだよ☆うちの店も見ていっておくれ安くするよ」店員はそう言うとまたレジに戻り椅子に腰掛けた。
桜はこのまま出るのも悪いので適当に中を見て回り黒猫の小さな置物を買った。2006-02-11 16:14:00 -
31:
名無しさん
・店員「あなた魔女を信じる?」桜が買ったものを袋に入れながらいきなり店員はそう言った。
・桜「えっ…?魔女?」・店員「そう。魔女。あたしは昔ねぇホウキで空を飛ぶ魔女を見た事があってね…ふふふ…お嬢さんなら信じてくれると思って…朝そうまだ朝日が見える少し前に大空を飛ぶ魔女を私は見た。若い女の子でちょうどお嬢さんくらいだったかしらね…私もまだ15才だったわ」2006-02-11 16:19:00 -
32:
名無しさん
・桜「恐かったですか?」・店員「恐い?…ははは!その逆だよ!恐くなんてあるものかい!まるで夢のようだよ?すい〜っと気持ちよさげに空を飛んでねぇ今でも忘れないよ…ただそれが魔女を見た最初で最後だったけどね 」
桜はすぐさま母親だと思った。そして魔女が恐くないと言われ嬉しくなった。
・桜「あたしも魔女は信じます!おばさんありがとう!そうよね?恐くなんかないよね?」・店員 「ははは!あなたおもしろいわね☆まるで自分の事のようだわね☆またいつでも来てちょうだい!今度はお茶でも一緒に飲みましょう☆たくさんお話したいからね」2006-02-11 16:27:00 -
33:
名無しさん
今日はここまでです。
おつかれさまです。2006-02-11 16:28:00 -
34:
名無しさん
これがポカおばさんと桜の出会いだった。
桜は今までずっと否定され続けた事を認めてもらえた気分でとても気持ちよく軽い足取りで華やいでるまるでお祭り騒ぎのこの町を歩いた。
小さなパン屋も花屋もベンチに腰掛けるカップルもいくつもの服屋もどれもこれも好きになれそうな気分になった。2006-02-11 20:05:00 -
35:
名無しさん
おもしろぃ??頑張ってちょ(´∀`)
2006-02-11 22:34:00 -
36:
名無しさん
人と人の頭の隙間からピエロが笑いながら手品をしているのが見えた。
(わぁ☆すごい☆手品なんて初めて生で見るわ!)桜は少しの間背伸びしながら見ていた時、誰かがぶつかって振り向くと帽子をかぶった男が凄い勢いで走っていきその後「泥棒よ!誰かつかまえてぇ!あたしのカバンがぁぁ!」女の人が走りながら叫ぶと廻りの人達はそちらに視線を向けて誰かが走って追い掛けた。2006-02-11 23:08:00 -
37:
名無しさん
桜の隣で女の人は立ち止まり泣きはじめ周りにいた人だかりは同情の目を向けながらも散らばりさっきいたピエロも道具をカバンに直すとさっさと消えて行き、気付けば桜だけになっていた。
(何でみんなほったらかしにして知らない振りするのかしら)しゃがみ込み泣く女の人の隣で桜はしゃがみ込み・桜「大丈夫ですか?」そう言うと女の人は「やっとこさ借金返済のお金が貯まったとこだったの…もう終わりだわ!こんな町でこんな大きな町で探すなんて無理だもの!!」2006-02-11 23:15:00 -
38:
名無しさん
・桜「…警察は?」・女「ダメよ…この町じゃしょっちゅうそんな事件が起こっていて軽くあしらわれるだけだもの…ごめんなさいねあなたには関係ないわね」
「掃除の邪魔だよ!どいたどいたぁ!こんな所にしゃがみこむなんてやめとくれ!」二人の掃除夫がホウキを持ち地面をはらいながら桜と女の前でとまった。2006-02-11 23:20:00 -
39:
名無しさん
・女「すいません…」女の人はふらつきながら立ち上がり端へ寄った。それを見て桜も立ち上がり女の人の元へ行くと・女「じゃあ、行くわ…ごめんね」そう言って歩きだそうとした。
・桜「ちょっと待って!ここに居てください!さっきの帽子の人でしょ?あたし探してきます!」・女「えっ?…探すって…無理よ…もう遠くに行ってるし走っても追い付かないわ」桜は掃除夫の元へ行き「すいません!少しの間だけそのホウキ貸していただけませんか?!かならずお返しします!」
・掃除夫「えっ?ホウキをかす?」・桜「あの人のカバン取り戻すためです!5分だけ貸してください!」周りの人が大声で頼む桜と掃除夫のやりとりを注目した。2006-02-11 23:28:00 -
40:
名無しさん
掃除夫はあまりの真剣すぎり桜に負け「わかったよ!けど何に使うんだい?これで犯人をやっつけるってのかい?はっはっはっ」・桜「ありがとうございます!お姉さんここに居てくださいね!」女の人は勢いに圧倒され驚いた顔しながらうなずいた。辺りにいる人達も立ち止まり桜に視線を向けた。
桜はホウキにまたがり少しためらったが母との約束よりも大切だと思い集中させた。辺りの人はびっくりした顔で桜を見る。・掃除夫「何やってんだ…?」2006-02-11 23:34:00 -
41:
名無しさん
さっきいた場所に掃除夫と女の人がいて桜は掛け足で近寄り女の人にカバンを渡した。・桜「お姉さんこれでしょ?」・女の人「まぁ!ありがとう!本当にありがとう!」掃除夫さんは桜の方へ行くと「お前さん、わしゃたまげたよ!」そう絶賛し桜の手を握り締めた。周りに群がってた人達も騒ぎはじめた。・桜「おじさんホウキありがとうございました。素直ないいホウキで飛びやすかったわ」
そう言ってホウキを掃除夫に返すと掃除夫がホウキを撫でた。2006-02-12 06:49:00 -
42:
名無しさん
・女の人「ねぇ!ぜひお礼をさせてもらえるかしら?!」女の人は桜の手を両手で握りそう言った。
・桜「いえ。お礼とかいいですよ☆」・女の人「ダメよ!あたしの気が済まないわ!さぁ行きましょう!」女の人は桜に有無を言わさず群がりまくる人の間をかきわけ歩きだした。2006-02-12 06:55:00 -
43:
名無しさん
女の人はお洒落なカフェに桜をつれていくと、待っててと言い桜を一人待たせ借金返済をしに行った。
桜は紅茶を頼み一人でぽつんと10分くらい待ったら女の人が戻ってきた。
・女の人「あらケーキは嫌い?」席に座りいきなり笑顔でそう尋ねた。・桜「いえ。好きですけど…」2006-02-12 07:09:00 -
44:
名無しさん
・女の人「なら食べて食べて!ここのケーキどれもおいしいねよ!すいませんケーキ見せてもらいませんか?!」
女の人の好意で桜はその店一番のフルーツタルトにした。
・桜「おいしい…」一口食べて桜は感激した。女の人はその顔を見てにっこり笑うと紅茶を一口飲んだ。2006-02-14 08:46:00 -
45:
名無しさん
・女の人「私の名前は美鈴って言うの!本当にあなたには何て言っていいのか…ありがとうね」・桜「泣かないでくださいっっ!あたしはただ…あっ、桜って呼んでください…当たり前の事をしただけだし、この街の人は冷たい人ばかりのようでびっくりでした」
・美鈴「本当に感謝してるの…涙もろくてごめんなさいね…この街は、色んな人が集まる所だからね…けどいい人だっているのよ笑。あたしはこの街に生まれて育って今があるけど悪い事ばかりじゃないわ・・だって桜ちゃんと出会えたもの!」2006-02-14 08:53:00 -
46:
名無しさん
美鈴と桜は年は離れているがすぐ仲良くなった。
・美鈴「けど、魔女なんてあたし初めて見たわ☆本当にいるなんてびっくりだわ!」・桜「はい…血で飛ぶんです。本当は人に見られちゃダメみたいなんです。母がいつもそう言ってますから」
・美鈴「そうなんだぁ…色々あるからね。。けど飛んでるときってどんな感じなの?」・桜「う〜ん。あたしは自転車に乗った事がないけど多分似たような感じですかね…あっ、けど誰にも内緒にしといてください」2006-02-14 09:00:00 -
47:
名無しさん
・美鈴「ええ。大丈夫よ☆けどたくさんの人に見られちゃったわね…ごめんなさいね私のせいだわ」・桜「いえっ。。気にしないでください大丈夫です!あたしそろそろ行かなくちゃだめなんで…」
桜は美鈴にごちそうになった。美鈴は自分の家の住所を書いてある紙を渡し、カフェを出た所で桜と美鈴は別れた。2006-02-14 09:46:00 -
48:
名無しさん
桜は、晴れ晴れしい気持ちだった。いいことをしたなぁと。
時間は夕方を向かえていた。まだ日が暮れるまで一時間位時間があるのでさっきの通りへ戻りホームセンターへ向かった。騒ぐ人はいなく、少し桜はほっとしていた。
忙しい街なんだ。2006-02-14 09:49:00 -
49:
名無しさん
ホームセンターは思った以上に大きい所で色んな物が置いてあった。
出入口付近に花や木がたくさん並び全て販売されていてめずらしい植物に桜は少し興味をもったが湖に行きたいのでホウキ売り場を探す事にし、店内へ向かった。2006-02-14 09:52:00 -
50:
名無しさん
たくさんの人がカートを押しながら見て回っている中で桜はてくてくと流し見しながらホウキ売り場に辿り着いた。(それにしても大きな店内だなぁ。)せう思いながらホウキを一本ずつ手に取り見ていた。
「そのホウキはよく掃けますよぉ☆」店員に声をかけられ桜はほほえんだ。・桜「色んなホウキがあるんですね☆」そう答えると店員は少し離れた所からホウキを持ち出し桜に見せた。少し軽くできているようで桜は気に入った。
・店員「それを作った会社は、“魔女モデル”でホウキを作ってるんですよ!軽いでしょ?」・桜「魔女モデル?」・店員「【ハリーポッター】がブームで、考えたらしいんですが、ただはきやすいだけなんですけど掃く時もつ所の形が 少しかわってまして」店員がホウキの棒の部分微妙なデザインを桜に見せた。2006-02-14 10:03:00 -
51:
名無しさん
少し掃きやすいようなデザインでよく見ると可愛らしいホウキにまたがる魔女の絵が描いてあった。
・桜「これください!」 桜は気に入って迷わず購入した。2006-02-14 10:06:00 -
52:
名無しさん
ホームセンターを出てたくさんの人が交差する大通りを歩き路面電車やバイク、車が行き交う道を歩き賑やかなショッピングモールをぬけた。
みんなお洒落で絵になりそうな雰囲気。そう思いながら湖をめざして歩いているとビルとビルの隙間から気球が見えた。2006-02-14 13:49:00 -
53:
名無しさん
あと少しみたいだなぁと思い小走りをした。
どれくらい歩いてきたのだろうと振り向くと坂道の一番上に大きな時計台があり夕日を浴びて輝いていた。(わぁぁ…素敵…)
また走りだした。桜は15分くらい歩いたみたいだった。少し走るとビル街を抜け、目の前に大きな散歩道のようなところがありその先に湖があって気球が飛んでいた。2006-02-14 13:53:00 -
54:
名無しさん
(あそこまで行くのにまだまだ時間がかかりそうだなぁ…今日はもう帰ろう)そう思いながらも絶景とも言える景色。薄い紫色に淡いピンクが混じり合う空を色んな色のいくつもの気球がゆっくりおだやかに空を飛び鳥がゆるやかに飛び、湖に映っていた。散歩道をジョギングする人や犬を歩かせたり、広場ではバトミンドンしてるカップルがいる。まだ友達が少ない桜にとってうらやましい光景で少し悲しくなった。
2006-02-14 14:03:00 -
55:
名無しさん
「君は初めて見るのかい?」ふと隣を見てみると自転車にまたがる一人の少年が気球を見ながらほほ笑みそう言って桜を見た。
・桜「え…ええ。」そう答えると少年はにっこりほほ笑み・少年「特別大サービス!これならあそこまで5分くらいだし乗りなよ!近くまで乗せてってやるよ。ほら早く!」2006-02-14 14:07:00 -
56:
名無しさん
少年は後ろに乗りなさいとジェスチャーした。・桜「えっ…けどいいです…あたし自転車乗った事ないし…」・少年「えぇっ?ほんと?君お嬢様?」桜は頭を左右に振ると少年は笑った。
・少年「ならなおさらだ☆こうみえても運転うまいんだよ?俺、海!よろしく」・桜「じゃあ、よろしく…あたし桜…」そう言って桜はホウキをもったまま自転車の後ろにまたがり座った。・海「そこちゃんと持ってて!んじゃ行くよ」2006-02-14 14:15:00 -
57:
名無しさん
海はそう言うとゆっくりこぎはじめじょじょにスピードを上げはじめた。桜は初めての感覚に感激した。
・桜「風が気持ちいい☆あはは」・海「だろ?!気球はもっと感動ものだよ?今日は無理だけど今度乗せてもらおうよ!僕の兄さんは気球操縦してんだぜ」
自転車はぐんぐん湖に近づく。・桜「ほんとに?!乗りたい!海いい人ね」・海「あははは☆ありがと」2006-02-14 14:21:00 -
58:
名無しさん
海と桜は気球がある広場まで来た。桜は自転車から下り近くにある気球を見て感動した。・海「飛ぶときだけ火を起こしその熱であの部分が風船みたいにふくらむんだって。乗ってみると熱いしうるさいけど少し動くだけで、ふわって動くんだ!ほら!あそこに飛んでるのが僕の兄さんが乗ってる気球。」
2006-02-14 14:26:00 -
59:
名無しさん
海が指差した向こうに気球が浮いていた。・桜「きれい…」海は桜の感激した顔を見て微笑んだ。・海「ねぇ桜はどこから来たの?僕は隣街に住んでるんだ」・桜「あたしは○◆駅がある小さな街。先月越してきたばかりなの。。今日はありがとう☆あたしもう帰るわ☆」・海「遠い所から来たんだね…駅まで送るよ歩いてたら桜の駅に着く前に電車の中で夜になるし。」
・桜「じゃあ頼んじゃお☆ごめんね」・海「ううん!僕が無理矢理誘ったんだし。今日はそれ買いにわざわざ?」海はホウキを見ると桜はうなずいた。
・桜「そう。あと時計台と気球が見たくて…こんな大きな街だとは思わなくてついつい色々見ていたらこんな時間になっちゃったの」・海「さぁ乗って!裏道ですぃ〜っと行くから凄く早いよ!あっ、これ僕の家の番号☆名刺つくったんだ☆よかったら電話ちょうだい!気球とかこの街の話とかしたいし☆」2006-02-14 16:04:00 -
60:
名無しさん
・桜「すごい…ちゃんとした名刺だね。海っていくつなの?」・海「僕?16だよ?その名刺は兄さんが作ってくれたんだ☆さぁ乗って!日が暮れる前に家に帰らないと桜ん家遠いんだし」 桜は自転車の後ろに乗り、海が自転車をこぎはじめた。来た時よりも帰り道の方が裏道を通ってるせいか早く駅に着いた。
駅前で海と別れ桜は切符を買い電車に乗り帰り道でずっと今日あった色んな事を思い出した。2006-02-15 00:48:00 -
61:
名無しさん
ポカおばさんとの出会いや美鈴の事や海の事。そして華やかな街。大きな時計台に美しい気球達。
まるで夢を見たような気分だった。ホームセンターで買ったホウキで結局飛ばなかったが、またあの街に行きたい。素直にそう思った。2006-02-15 00:53:00 -
62:
名無しさん
桜が住む駅に着いた時にはすでに星が見えた。
急いで家までの道を走った。
・桜「ただいまぁ☆」ドアを開けるとリビングから晩ご飯のいい匂いがした。玄関に母が顔を出した。・母「お帰りぃ☆遅かったわね。どこ行ってたの…桜あなたホウキ買ったの?」
・桜「うん☆可愛いでしょ?○★駅に行ったわ!すごかった!あぁ〜お腹空いたぁぁ!お父さんは?」・母「お風呂よ。ホウキはそこに置いてなさい。ご飯にするわよ☆早く入りなさい」2006-02-15 01:33:00 -
63:
名無しさん
リビングのソファに座りテレビを見てるルイがいたのでルイの隣にそっと座った。母親はキッチンで何か作ってるようだ。
・母「桜、おはしとかお皿とか並べなさいよ?ルイ、テレビは消してね?」・ルイ「はぁい。」ルイは足元のリモコンを器用に押してテレビを消した。・桜「猫に見えないわね」桜がそう言うとルイは桜を見てつんっとした。・ルイ「人間のことばなんて僕達には簡単すぎるんだけどみ〜んな分からないふりして甘えて鳴くだけだい☆」2006-02-15 01:43:00 -
64:
名無しさん
・桜「あ〜そうですか☆そりゃすいませんねぇ。。」・母「桜?早くなさいよ?」・桜「はぁい」
テーブルの上におかずや食器などを並べ家族で夕食を食べた。
桜は今日あった事を楽しそうに話すと母も父もそれを微笑みながら聞いた。2006-02-15 01:47:00 -
65:
名無しさん
誰か読んでくれてませんか??
2006-02-15 02:19:00 -
67:
名無しさん
読んでますよ?邪魔かと思ったけど?頑張って下さい?
2006-02-15 02:21:00 -
68:
名無しさん
私も??
楽しみにしてるね???2006-02-15 02:34:00 -
69:
名無しさん
前に新鮮でィィってゆぅた子やで??見てるよ???頑張って??
2006-02-15 02:48:00 -
70:
名無しさん
みなさんありがとうです!書き込みないから、やっぱしょうもないのだろうなぁなんて思ってました…がんばります!
2006-02-15 02:52:00 -
71:
名無しさん
・桜「母さん、ホウキ部屋に持っていってもいい?」食事が終わると桜が聞き出した。するとソファに腰掛けた父が
・父「母さんと話たんだか、飛ぶ事を許してくれるみたいだぞ」・桜「えっ?!何で??急にどうしたの?」・母「母さんね、父さんに言われたのよ“恥じる事でも隠す事でもないじゃないか”ってね。確かにそうだわ。。別に悪い事してるわけじゃないし素晴らしい力だもの…ダメって言ったところでやめないだろうしね」
桜は勢い良く立ち上がり目を輝かせながら母を見た。2006-02-15 03:04:00 -
72:
名無しさん
・母「ただし!むやみやたらに見せびらかさない事!あとはちゃんと運動も勉強もなさい。ご近所さんには私から言っておくから…」・父「僕も付き合うよ。役所に話をしにいかなくてはならないしな笑」桜は飛び跳ねて喜んだ。
・桜「ありがとう!母さん父さん!あたし人の役にたてるようにする!」2006-02-15 03:08:00 -
73:
名無しさん
母も父もずっと悩み続けた結果、この答えを出した。不安はあった。社会からの目やまわりからの批判など現実は、【変り者】扱いされてしまわないかと。
でもそうなったら二人で桜を守りぬこうと決めた。2006-02-15 03:12:00 -
74:
名無しさん
・桜「今日は素晴らしい日だわ!本当に!母さんありがとう!」
桜は玄関に置いたホウキを持ち部屋へむかった。部屋のベッドでルイがまるくなって眠っていた。
・桜「ルイ!あたし飛ぶの許してもらえたわ!」・ルイ「聞こえたよ。まったく母さんも何考えてんだか…僕は反対だね。ホウキは安定悪すぎて何度も落ちそうになるし、寒い」
・桜「ちゃんと支えてあげてるじゃない!それに飛ぶときはルイジャンバーの中でチャックを顔だけ出せるようにおろしてるから落ちないわよ?」2006-02-15 03:18:00 -
75:
名無しさん
ベッドに座りホウキをひざの上に置きやさしく撫でた。・桜「よろしくね。。大事にするからね」・ルイ「ホウキ買ったんだね…あっ、明日は雨みたいだよ…」 ・桜「久々ね。。あっ、そうそう今日ね行った街で気球を見たわ!素晴らしかったのよ!今度ルイも行きましょう。。びっくりよ」
2006-02-15 03:23:00 -
76:
名無しさん
今日はここまでです。
2006-02-15 03:24:00 -
78:
名無しさん
・ルイ「僕は“キキュウ”なんかより“またたび”のがいいね」・桜「まぁ!何いってんのよ?…あれ?寝ちゃったの…?」ルイはそのまま寝てしまったので桜はベランダに出て夜空を見上げた。
・桜「きれい…」。2006-02-15 13:03:00 -
79:
名無しさん
ウチ魔女の話大好き?がんばってね(*´ω`*)
2006-02-16 07:53:00 -
80:
名無しさん
†翌朝†
ルイの天気予報通りの雨模様。桜は早く目が覚めた。リビングに行くと母がせっせと朝食の支度をしていた。
・母「あら桜、早いじゃないの」2006-02-16 09:57:00 -
81:
名無しさん
テーブルの椅子に座りオレンジジュースをグビグビ飲み、桜はリビングの中を見回した。
・桜「あら?父さんは?」・母「もう出掛けたわよ」・桜「早くない?」・母「今日は朝から会議があるみたいなのよ。あら?ルイは?まだ寝てるの?」2006-02-16 10:03:00 -
82:
名無しさん
・桜「まだ寝てるよ
2006-02-16 10:18:00 -
83:
名無しさん
・桜「まだ寝てるよ。会議とか大変だね」
・母「早く食べなさい。冷める前に」・桜「はぁい」
朝食を食べ、顔を洗い髪を整え制服に着替えた。いつもより30分もまだ時間に余裕がある。部屋から荷物をリビングに持って行くとルイがリビングのソファーの上に座っていた。2006-02-16 10:24:00 -
84:
名無しさん
・桜「ルイ起きたの?」・ルイ「あぁ。さっきね。桜は早く起きたんだね」
・桜「えぇ。今朝は気分がとってもいいのよ?あっ母さんホウキあのまま部屋に置いていてね」母はテーブルの椅子に座り紅茶を飲んでいた。・母「えぇ。分かったわ。あと、今週の日曜日朝から公園に行くからね。みなさんにあなたの飛ぶとこを一応見せて受け入れてもらうわ」2006-02-16 10:30:00 -
85:
名無しさん
面白いからたくさん更新してね?
2006-02-16 10:41:00 -
86:
名無しさん
・桜「わかったわ☆緊張するわねぇ!いよいよね☆あっ、母さん、魔女の服買っておいてね?もちろん【キキ】みたいな黒いワンピースよ?」桜がそう言うと母は笑った。
・母「分かったわよ☆あなた本当にあの映画が好きなのね」・ルイ「服なんて、何でも構わないじゃないか」
・桜「あら、大切よ?魔女としての初めてのご挨拶だもの失敗しないためのお守りよ☆お・ま・も・り!」2006-02-16 10:43:00 -
87:
名無しさん
ルイは呆れた顔をした。・母「ルイ?あなたも行くのよ?新しい首輪買っておくわね☆レディにモテそうなものを偉ぶわね」
・ルイ「僕も?!やだよ〜桜飛ぶとき地面蹴りすぎて最初ゆれすぎるんだもん」・桜「あら失礼しちゃうわ!ちゃんと蹴らなきゃうまくあがらないんだもの。ねぇ母さん?」・母「そうよ☆ルイ?桜はあたしより飛ぶのが上手いのよ?それしか覚えようとしないからね☆」2006-02-16 10:49:00 -
88:
名無しさん
・ルイ「分かったよ。。はぁ」母と桜は目を合わせ笑った。
・桜「さぁ、そろそろ行かなきゃ☆じゃあねルイ☆いってきまぁす」カバンと弁当袋を持ちリビングを出てローファーをはきそのまま桜は家を出た。・母「行ってらっしゃい!気つけてね!」2006-02-16 10:54:00 -
89:
名無しさん
外は雨が小降りになっていて、会社に迎うサラリーマンや学生が傘をさしながら歩いていた。
学校まではバスに乗って15分程度だが朝のバスは混む。バス停に並ぶ列の後ろに桜も並んだ。四人程前に並んでいた。2006-02-16 10:59:00 -
90:
名無しさん
しばらくしてからバスが着いた。そしてバスに乗り、桜の通う学校近くにバスが着いた。
「桜おはよ☆同じバスだったんだぁ☆人がいっぱいだったから分からなかった」バスから降りた時同じクラスの舞が桜に気付いた。
・桜「おはよう☆雨やんだねぇ☆あっ!舞さぁ☆◇◎駅行った事ある?」歩きながら桜は昨日行った街の話をしだした。
・舞「えぇ。何度もあるわ☆毎年大きなお祭りや映画祭が行われてるからね両親と行くの。あら桜行ったの?」・桜「うん☆素敵な街だったわ!時計台や気球が特に印象的だったわね」2006-02-16 11:10:00 -
91:
名無しさん
・舞「隣のクラスの岡田くんのお兄さん気球に乗ってるから頼んだら乗せてもらえるわよ?あたし同じ中学だったから一度乗せてもらったもの☆知らない?岡田海って人」桜は海の事を思い出して驚いた。
・桜「えっ?その人どんな人?!」そう言えば舞の家も海た同じ駅にあると前に舞から聞いた。2006-02-16 11:17:00 -
92:
名無しさん
・舞「桜先月転入してきたし分からないかぁ…女子が騒いでるし岡田君モテルし格好いいから目立つけど…まだ予鈴まで時間あるし隣のクラスだし会いに行ってみる?」
・桜「うん☆」桜と舞は急いで校舎へ向かった。2006-02-16 11:25:00 -
93:
名無しさん
校舎に着き教室に荷物を置いてそのまま舞と二人で隣の教室へ向かった。桜にとって初めてのぞく他のクラス。
結構教室に生徒はいて、突然おとずれた他のクラスの二人に女子は冷ややかな視線。舞はただ岡田海という生徒を探した。・舞「あっ、いた!あそこ、窓際に立ってる左かわの人」舞が言う人を見て桜は驚いた。昨日の少年だからだ。2006-02-16 11:38:00 -
94:
名無しさん
桜と舞の姿に気付いたのは海だった。驚いた顔で桜と舞に近付き
・海「あれ?!ねぇきみ…昨日気球…」・桜「うん☆同じ学校だったんだね。びっくりしたわ」転入生でもありちがうクラスでもある桜に海のクラスの女子はいい顔をしなかった。
・舞「桜、岡田くんに昨日会ったの?」・海「夢野と同じクラスなんだね?もしかして君が転入生の空野桜?」海に聞かれて桜はうなずいた。
・舞「そうよ?なぁんだあなた達昨日会ってたのね」・桜「えぇ。親切にしてくださったわ☆気球のお話とかしてくださったのよ☆まさか同じ学校なんて思いもしなかったわ☆昨日はありがとう☆」・海「ううん☆それよりびっくりだなぁ!ねぇ、次の休み時間話しようよ」2006-02-16 11:47:00 -
95:
名無しさん
夜まで休憩します。
書き込み本当にありがとうございます!感動作品なんで是非読んでください!
大切な何かをみなさんに伝えて感動していただきたいです!2006-02-16 12:03:00 -
96:
名無しさん
休み時間。
「空野さん、岡田君が呼んでるわよ」
そう言われ教室が静かになった。舞と目が合う。廊下に立ってる海がこちらをむいていた。桜は慌てて海の所へ行くと、
・海「ちょっとついてきて」そう行って二人は教室を離れた。突然の訪問者にどよめく声が廊下からもちがう教室からもする。2006-02-16 14:51:00 -
97:
名無しさん
生徒からの視線が痛いくらいだった。
二人は階段を登り屋上へ。雨は止み晴れていたがみずたまりがちらほらできていて、水溜まりが空を映しそれを海が見おろした。
・海「空ってさぁきれいだなぁ…見て?」桜は海の隣に立ち水溜まりに写る空を見た。2006-02-16 14:55:00 -
98:
名無しさん
感動系なんや??期待アゲ
2006-02-17 13:58:00 -
99:
名無しさん
空の深い青に流れる大きな雲。風で揺れる水溜まりの水。それは綺麗な綺麗な景色。
・桜「わぁぁ。綺麗だわ!私水溜まりに映る景色何て今まで見たことなかったもの」海は微笑んだ後両手を上にぐーんと思い切りのばし背伸びしながら空を見上げた。
・海「ふぅぅっ!こうやってのんびりしたの久々だよ!来週からまた撮影の日々なんだ」・桜「海はどうしてモデルに?」2006-02-17 16:03:00 -
100:
愛美
めーっっちゃこぅゆうの好き?みんな感想書かないのは邪魔になると思ってるからやと思うで?絶対読むんで完結させてね??
文章書くのも上手ぃね?2006-02-18 03:43:00 -
101:
名無しさん
・海「スカウトされたんだ…最初は嫌だったけど今は楽しい」・桜「それは素晴らしい事だわ★頑張ってね!そろそろ戻りましょう、授業が始まるわ」海と桜の間を風が擦り抜けた。
2006-02-18 03:50:00 -
102:
名無しさん
教室に戻るとき階段で海が桜の顔を見て・海「僕、桜と深く関わるって桜を初めて見たとき思ったんだ。どうしてかは分からない、けど友達になるなぁって思った」
すれ違う生徒、海に視線を送る女子。海は気にもせず笑いながらそう言った。桜は優しい気持ちになった。2006-02-18 03:57:00 -
103:
名無しさん
・桜「そうね★友達になりましょう。海が友達ならきっと楽しい日々が過ごせるわ」・海「よろしく!僕女友達いないからすごく嬉しいよ!」
桜と海は握手をした。2006-02-18 04:02:00 -
104:
名無しさん
教室に戻ると桜はクラスの注目を受けたが気にせず席に付いた。
学校のアイドルの心を射止めた人として噂が暴走するだろうと誰もが思ったにちがいないだろう。
・桜「ただいまぁ!」帰宅すると玄関にお客様であろう靴があった。桜はリビングに顔を出した。2006-02-18 05:52:00 -
105:
名無しさん
ソファに座りお茶をしている近所のおばさん連中がいた。・母「お帰りなさい。丁度いいところに帰って来たわ。あなたのために集まってくださったのよ?ほらご挨拶なさい」
・桜「おばさま達こんにちわ★」桜があいさつするとそこに居る六人のおばさん達はにっこり微笑んだ。2006-02-18 06:02:00 -
106:
名無しさん
・母「桜、そこに座りなさい。あっ、先に手洗ってらっしゃい。畑原さんがスイートポテト作ってくださったのよ?」テーブルの真ん中のお皿に並ぶスイートポテトを見て感激した。
・桜「まぁ★おいしそうだわ!おばさまはすごいわね!手洗ってきまぁす!」2006-02-18 06:06:00 -
107:
名無しさん
桜は手を洗い母の隣に座ると、 ・母「みなさん、今からお話する事は全て事実でず。桜そこにあるホウキを呼び寄せて」おばさん達は桜の母が言ってる意味がいまいち把握できていなく黙り込んだ。桜は驚いた顔をした後、母の顔を見ると母がうなずいた。
2006-02-18 16:05:00 -
108:
名無しさん
・母「やりなさい。先にここにいる皆さんに見てもらうのよ」。おばさん1「奥さん何をなさろうとしてるの?」
・母「みなさんにご理解していただきたいのです。今から桜がお見せする事を見て下さい・・さぁ桜?」母がそう言うとおばさん達はうなずき黙った。桜は立ち上がり深呼吸して壁にもたれかかってる昨日購入したホウキに向かい腕をのばし手の平を向けた。2006-02-18 16:11:00 -
109:
名無しさん
おもろい?
2006-02-18 16:49:00 -
111:
名無しさん
するとホウキがむずむず動きだし、ヒュンッと桜の手の平にまるで吸い付くかのように勢い良くひっつき桜はホウキを握り締めた。
おばさん達は、驚き黙り込んだ。
・おばさん2「マ・・マジックかしら?・・・ふふふっ・・・ねぇ奥さん?」・おばさん1「えっ・・えぇ!そうよ!素晴らしいわ!桜ちゃん上手だわ」おばさん達は拍手して少し驚きながら笑った。2006-02-19 07:02:00 -
112:
名無しさん
・母「桜と私の体の中は魔女の血が流れています。ご理解に時間がかかるのは承知の上ですし、受け入れてもらえなくても仕方ないとも思ってます。私はこの子の安全や将来を考えてずっと人には言うな見せるなと上から抑えつけ世間体ばかり気にしてました。夫と話し時間をかけだした答えが娘である桜の抑えつけはやめて、受け入れてもらえるよう努力しようという答えでした。」
2006-02-19 07:11:00 -
113:
名無しさん
伯母さま達はだまって母の言う言葉を聞いていた。桜も。
・母「魔女といえば、人の心を操り、魂をも魔法で握り潰すと言われてますがそういう事はまったくできませんし人の命を蘇らせる事もできません。桜は飛ぶ事しか覚えなく、私は薬しかつくれません。薬と言っても家族の飲む病気にきく薬とかです。」2006-02-19 07:22:00 -
114:
名無しさん
めっちゃぉもしろぃ??
私、魔女トカ、マヂ好きなんで頑張って下さいッッ??2006-02-19 11:32:00 -
115:
名無しさん
・母「日曜日公園でみなさまとみなさまの旦那さま、そして来てくださる方達に桜の飛ぶところを見ていただきたいんです。今日集まって頂いた奥さま達は私が信用し是非とも仲良くなりたい、いいお付き合いをしたい方達です。もちろんこの町みなさんも。みなさま方には決してご迷惑をかけません。どうですか?」
2006-02-19 16:25:00 -
116:
名無しさん
母はそう言いソファに座った。桜は立ったままおばさん達の顔を見ていた。
おばさん1「…私は素晴らしいと思うわ!だって魔女とか魔法とか素敵じゃないの!」・おばさん2「私もよ!奥さま、隠す必要なんてないわよ!」おばさん達は歓迎してくれたみたいで拍手までしてくださった。母は感激のあまり涙を流し桜は心から喜んだ。2006-02-19 16:35:00 -
117:
名無しさん
おばさん達はお茶を楽しみながら桜も母も仲良く笑顔で色んな話をした。魔女の桜のおばあさんの話や、空を飛んだとき見える夜空の美しさ。おばさま達は興味深々に聞き感激した。
・桜「母さん、ありがとう!私、今日はとても気分がいいわ!おばさま達もこの町もきっと今より好きになるわ!」・母「そうね★みなさんに理解していただけたらいいわね…さぁ服着替えてらっしゃい。」おばさま達が帰った後の会話だった。2006-02-19 16:43:00 -
118:
名無しさん
部屋に戻るとルイが待っていた。・ルイ「どうだったの?」・桜「あらあれだけ反対してたのに心配してたの?」・ルイ「あぁ。するとも」
桜はルイを抱き上げ頭を撫でながら・桜「大丈夫だったわ。けど母さんが浮かれすぎるなって。日曜日が本番だわ!」・ルイ「そうだね。あんまり気が乗らないけどね」2006-02-19 16:50:00 -
119:
名無しさん
書き込みありがとうございます?????
書き込みがあると、更新頑張るぞぉぉっ!ってなります!2006-02-19 20:29:00 -
120:
名無しさん
夜。桜は海の家に電話した。何故だろう・・・話したくなったんだ。
ベッドの上で体操座りをしながらコール音を聞く。『はい。岡田です』海の声がした。・桜「あっ、空野と申しますが、海くんいらっしゃいますか?」・海『桜?!かけてくれたんだ!ははは!』・桜「えぇ。かけたわよ?今大丈夫かしら話していても」
・海『あぁ!全然大丈夫さ!それより桜、今夜は美しい夜空だね。月が満月だよ?明日は晴れそうだな』2006-02-19 21:37:00 -
121:
名無しさん
桜はカーテンを開け窓の外に浮かぶ青白い満月を見上げた。
・桜「綺麗…綺麗だわ。。」・海『ねぇ、桜?今度プラネタリウムに行かないか?僕が休みの時に』・桜「かまわないわよ?行きましょうね★あのねあたし海に先に知ってもらいたい事があるのよ」2006-02-19 21:43:00 -
122:
名無しさん
窓の向こうの月は静かに夜空を照らした。
淋しい青と白を見せながらただただその存在がそこにある。
・海『あぁ。なんだい?』桜は深呼吸をした後。2006-02-19 21:46:00 -
123:
名無しさん
・桜「あたし、魔女なの」海は少しの間黙り、・海『えっ?急になんていう冗談言うんだい?今日はエイプリルフールじゃないよ?はは』
2006-02-19 21:48:00 -
124:
名無しさん
・桜「空を飛べるの」・海『え?』・桜「ホウキでね空を飛ぶのよ」・海『ちょっちょっちょっと待っておくれよ?桜きみはそんな子なのかい?僕をからかうために電話したのかい?』 ・桜「いいえ。違うわ。その逆よ?一番に言いたくなったの。隠さなくてよくなったから。今からそっちに行くから待っていてね?海と前会ったあの湖に来て?」
2006-02-20 00:00:00 -
125:
名無しさん
・海『待って?全然理解できないよ』・桜「理解するなら見た方が早いじゃないの。今から30分後に湖で。じゃあ」
桜はそのまま電話を切り、クローゼットを開けて服を捜し出した。
コンコン。部屋のドアをノックする音がしてドアを開けると母がいた。2006-02-20 00:08:00 -
126:
名無しさん
・母「はい。洗濯物。自分でしまっておいてね?あとお風呂に入っちゃってよ?」・桜「母さん、あたしちょっと出かけていいかしら?」母はベッドの上にたたんである服や下着を置くと桜を見た。
・母「え?今から?どこに?」2006-02-20 00:12:00 -
127:
名無しさん
・桜「友達の所。湖に行くの。いいでしょう?すぐ戻るわ」・母「もう遅いし明日も学校でしょう?ダメよ?」・桜「約束しちゃったのよ?一時間だけだから!」
・母「なら電話でお断わりなさい。明日学校で話せるでしょ?お風呂入りなさいね」母は立ち上がりドアの所まで行き振り向いて桜を見た。
・母「止めても行くんでしょ?早く用意なさい。今夜は飛び甲斐があるわね★満月だもの」2006-02-20 03:08:00 -
128:
名無しさん
・桜「ありがとう!」母はほほ笑み部屋をあとにした。
桜はパーカーを羽織り、ホウキを手に持ちベランダに出てベランダの塀の上に立ち上がりホウキにまたがると
ひょい。と塀から足を離した。2006-02-20 03:11:00 -
129:
名無しさん
ホウキに乗った桜の体は、ぐんぐんと上がっていきすぐさま町全体が見えるくらい上昇し、大きな青白い満月が背中に見えた。
サビシイ 月よ サビシイ月 イクツにナッテモオマエは ヒトリ2006-02-20 03:20:00 -
130:
名無しさん
今日はここまでです??
2006-02-20 03:43:00 -
131:
名無しさん
海は湖の近くに一人で立っていた。静かにキラキラと月の光を受けて輝く水面と白い砂にぽつりぽつりとたつ外灯に後ろは少し離れた所に大きな町の明かり。自転車の横で海は辺りをきょろきょろ見ながら桜を待っていた。
すると頭上上から人の気配がしてふと海は上、つまり空を見上げた。2006-02-20 14:18:00 -
132:
名無しさん
―――?!―――
海は驚いて固まった。ホウキにまたがる桜が上の方つまり空から降りてきて当たり前のように地面に降りてホウキを手にもち、海の目の前で頬笑んだからだ。
・桜「?海?どうしたの?」桜は海の目の前で手のひらをパタパタさせると海は、はっ!として頭を左右に振り2006-02-20 14:29:00 -
133:
名無しさん
・海「ごっごめん…あっあの・・驚きすぎると人間って声出せないって本当だね…だってだって・・えぇっ?今、今・・・っ」
・桜「海あたしね・・」・海「今空から・・空から」・桜「海?聞いて?落ち着いて」
・海「あっあぁ。。落ち着いてる落ち着いてるさ・・っっけっけっけど今っ今」2006-02-20 14:34:00 -
134:
名無しさん
あきらか海は動揺していた。まるで宇宙人に遭遇したかのように。理解しようとしながら話す海はただただ言葉をつまらせ、何かを言いたいが言葉にできずただただ動揺していた。
桜が落ち着かそうとしても桜の言葉をふさぐように話す海。
桜は海の腕を持ちホウキをもったまま走りだした。全速力で。2006-02-20 14:39:00 -
135:
名無しさん
海は桜の腰を後ろからしっかり抱き締めるように腕を回して自分の姿が映る水面を見ながら今の状況を理解しだした。
桜はバランスを崩さないようにゆっくり神経を集中させながら湖をゆっくり一周飛んでさっきいた場所で着地した。海は着地するときバランスを崩してホウキから落ちた。
・桜「海?!大丈夫?」海は腰をさすりながら地面に座っていた。・海「うんっっ大丈夫」2006-02-20 14:57:00 -
136:
名無しさん
桜が近づくと海は桜を抱きよせぎゅっと力を入れた。
・桜「どうしたの?震えてるわ?恐かったの…」・海「その逆!何かすごい感動した!あはははっ!すごいやぁ!すごい!・・桜すごい!」
海は桜の体から腕を放すと桜の手を握り、きらきら目を輝かせながら笑った。2006-02-20 15:01:00 -
137:
名無しさん
しばらく二人は笑いさっきの出来事を海は何度も話していた。誰も居ない空間で。地面に座りながら。
・海「魔女って本当にいるんだね!映画やおとぎばなしだけのものだと思っていたよ☆」・桜「そうね。今はもう魔女の血を引き継いでるのが誰かさえわからなかったりするから。。けど母さんが言っていたわ魔女は公表なんてせず力をいいように使って商売や仕事してるって…マジックや占い師に多いみたいよ。。」
・海「桜は何か魔法使えるの?」・桜「いいえ☆あたしは飛ぶ事しか覚えなかったわ★」・海「そうなんだね☆けどすごいやぁ!感動だよ」
・桜「けど人は乗せて飛ぶものじゃないわ★バランス崩しそうになっちゃった笑。。」2006-02-20 15:14:00 -
138:
名無しさん
・海「飛ぶときってどんな感じなの?」・桜「…う〜ん。。考えた事もなかったわ★私は運転したことないけど多分自転車に乗るような感覚かしら…」・海「何故ホウキなの?他の物じゃ飛べないの?」
・桜「分からないわ★ふふっ☆試した事さえないもの★けど飛ぶとき真上に上がろうとするときに風が巻き起こるの。その時の風はね、地球の力とホウキの力と魔女の力が反発しあうんだって母さんが教えてくれたわ」2006-02-20 15:23:00 -
139:
名無しさん
・海「へぇ。。★そうなんだね!」・桜「あたしが魔女だって事はまだ内緒にしといてほしいの。さっき話した通り今まで人前で飛ぶことさえ母さんに禁止されていたのだから。。父さんが今日役所に話に行ったばかりだから」
・海「色々あるんだね。もちろん言うつもりもないよ!けれど、絶対みんなに話すべきさ!すばらしい事じゃないか★だって空飛べるんだよ?全然問題ないさ!」2006-02-20 17:42:00 -
140:
名無しさん
桜はうなずき立ち上がりズボンのおしりをパンパンッと手で払った。
・桜「急に呼び出してごめんなさいね。海に話してよかったわ★そろそろ帰らなくちゃ明日も学校だしね」海も立ち上がり自転車のハンドルを持った。
・海「僕も会えてうれしかったよ★桜は他の女の子と違って僕を友達として見てくれるから」・桜「何故?他の女の子は違うの?」
・海「あぁ。全く!いやになるよ!何も知らないくせにすぐ好き好きって!」2006-02-20 17:48:00 -
141:
名無しさん
・桜「ふふっ★いい事だわ!それだけ素敵って事よ?それにこれから活躍の場を広げれば今よりはるかにもっと騒がれるわよ? じゃあ私帰るわね★また明日」・海「あぁ!また明日」桜はホウキにまたがるとそのまま、ひゅーんと飛んで行きあっという間に海から見えなくなった。
2006-02-20 17:52:00 -
142:
名無しさん
海は桜が見えなくなった後も少し空を見上げた。
夜空は静かで見下ろすと町や海や山が見える。桜は夜の景色が大好きだ。桜は夜景を見下ろしながら頬笑んだ。2006-02-20 21:06:00 -
143:
名無しさん
カラカラカラ。。。
窓を開けて部屋に入るとルイがベッドに丸くなっていた。・ルイ「お帰り。出かけてたの?母さんが帰ってきたら風呂に入れって。もう12時になるよ」・桜「はいはい。」2006-02-20 21:09:00 -
144:
名無しさん
その夜、桜は楽しい夢を見たので目覚めがよかった。窓を少しあけて寝ていたので風がカーテンを揺らしていた。
ゆったりとした朝の日差しがフローリングの床に光の糸を映し、鳥のさえずりが桜の耳に聞こえた。2006-02-20 22:41:00 -
145:
名無しさん
コンコンコンッ。ドアのノック音がした後、ガチャとドアが開き部屋に入った母親がカーテンを開けた。・母「はぁいルイおはよ★朝ご飯できてるから早くリビングに行きなさい☆今日はいい天気だから陽なたぼっこでもなさいね」・ルイ「ふわぁぁぁ★もう朝かぁぁ。。」そのままベッドから降りてルイは部屋をあとにした。
2006-02-20 22:49:00 -
146:
名無しさん
・桜「おはよう母さん★」・母「あら起きてたの。今起こそうと思ったところだったのよ?おはよう★さぁ早く起きなさい」桜は起き上がり部屋を出て顔を洗い髪をといてから、リビングに行き父に挨拶した。
・桜「そこのサラダ取って。今日のネクタイ素敵じゃない★」父はサラダの容器を桜に手渡すと・父「母さんからのプレゼントだよ。さてとそろそろ行くかな。」父は椅子から立ち上がり歯を磨きに行った。2006-02-20 23:00:00 -
147:
名無しさん
「おはよう★☆」「おはよぉ☆」校舎の下駄箱で挨拶が飛びかう。桜も登校してきて自分の下駄箱に外グツを入れ室内靴をはいていると。・舞「あっ!さくらっ!ちょっときて!」挨拶もせず舞が桜の腕をぐいぐいひっぱりながら小走りした。生徒と生徒の間を擦り抜けながら廊下に出てまだまだ走り気付けば図書室に来ていた。2006-02-20 23:08:00 -
148:
名無しさん
・桜「はぁはぁっ…舞どうしたの?いきなりこんな所まで連れてきて!」図書室は誰もいなくそれを認識すると舞が桜を抱き締めた。
・舞「昨日ねついにしちゃったのよ!」・桜「しちゃった?何を」・舞「あぁ素晴らしい日だったわ!」・桜「素晴らしい日?あっ、そうそうねぇ舞聞いてほしい事が」・舞「神秘的で素敵な事だったの!」・桜「ねぇ、何をしたの?神秘的?」2006-02-20 23:15:00 -
149:
名無しさん
今日はここまでです??よかったら書き込みしてください(o^o^o)
2006-02-20 23:51:00 -
150:
名無しさん
めっちゃぉもろぃ?ずっとみてるし?頑張ってねっ?
2006-02-21 00:14:00