-
夜遊び夜遊び
-
お水お水
-
ホストホスト
-
風俗風俗
-
ビューティビューティ
-
ファッションファッション
-
悩み相談悩み相談
-
モデルモデル
-
芸能芸能
-
雑談雑談
-
食べ物・グルメグルメ
-
生活生活
-
恋恋
-
インターネット・ゲームネット・ゲーム
-
ギャンブルギャンブル
-
過去ログ倉庫過去ログ倉庫
-
運営運営
?いまつかまえて?
-
1:
もりやまはな
早く来て…今日もまた?錠買ってしまった…4500円…相場より500円安かったから…別にやめれない訳じゃなぃんだけど…薬で自分をつかまえとけば…自分を自分でつかまえとけば…誰も来なくても生きていける。
2005-10-25 12:03:00 -
120:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
ユウキは「あいのりの嵐に似てますねぇ」とか言ってやたらとリュウ君に絡んでいた。どうやら気にいったらしい。でもなんかリュウ君はよくしゃべるけど、あんまり愛想がいいタイプじゃないみたいで、ユウキのことをモロうざそうな顔をしてヨネダにばかり話かけている。話によると大学生らしく聞いたことないようは奈良の大学に通っていた。「ユウキちゃん乱馬?分の?に出てきそうな顔やな」と言った時はウケた(笑)。
2005-10-27 12:28:00 -
121:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
もうひとりの聡君(サトシ君)はリュウ君の幼なじみで、平日で誰もつかまらないからと言う理由だけで連れてこられたらしい。すごい爽やかな人であんまりしゃべらない人みたいだけど、お兄さんッて感じだった。←ヨシ君とは全然タイプが違うけど。アローズのアウターが可愛かった。
2005-10-27 12:49:00 -
122:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
黒目がすごくキレイで、優しい目をしていた。芸能人で言うとぉ-…いない(笑)ちょっとだけオダギリジョーと玉木宏の入った瑛太?らしい←ユウキいわく。瑛太てだれ…(笑)
2005-10-27 12:55:00 -
123:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
一日目はみんなでバーベキューをすることになった。バーベキューといっても肉ばっかで、野菜はほとんどなかった。食欲のわかないあたしは、仕方ないので残ったトウモロコシを食堂の調理場で茹でようとログハウスに戻った。外ではみんなが花火を始めたらしく、スリガラスに赤や緑の光が写る。一日目でこんなテンションあがってて、一週間も本当にこんな所で過ごすんだろうか。・・・こんな気持ちになるとは今日の朝は全然想像していなかった。
2005-10-27 13:04:00 -
124:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
大勢でいるのはあまり好きじゃないのかもしれない。大勢でいる時の自分は、一人でいる時よりも存在感がない気がする。調理場には、色んな種類の包丁が吊り下げてある。・・・バトルロワイヤルが始まったら、調理場に逃げよう。マナは確実に米田に殺されるな・・・(笑)一人でいると苦痛な孤独は、みんなでいるとすごく魅力的な時間に感じた。
2005-10-27 13:09:00 -
125:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「塩入れた?」聡君だった。「塩どこにあるかわかれへんねん。だから味ナシ、ケチャップとかは冷蔵庫に入ってたんやけど。」「塩こっちやで。」包丁の吊り下げられている上の棚をあけると、塩やらコショウやら色々な香辛料が入れてあった。
2005-10-27 13:13:00 -
126:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「聡君来たことあるん?」塩を大量にお湯の中に入れた。「うん。半年くらい前に・・・一日で帰ったけど。」「あたしも帰りたいかも(笑)」「初めてなん?」「うん。ユウキと悦子も初めてやで、多分マナもやと思うけど?」聡君が不思議そうな顔をした。「さっき話したとき、マナちゃんみんなした事あるっていってたで?」「は?」話がかみあっていない事に、聡君は更に不思議そうな顔をした。
2005-10-27 13:19:00 -
127:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
妙な苛立ちが湧き上がってきた。「したことあるって何?エッチ?」無表情で聡君を睨みつける。「違う違う!そんな顔したあかんってー(笑)」あたしの頭をなでながら嘘っぽく笑う聡くん。
2005-10-27 13:22:00 -
128:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「あたしみんなで楽しく遊ぶアンド芸能人見れるアンド旅費タダっていうんで来たんやけど間違ってるとこある?」聡くんはお鍋の火を止め、流し台に運びながら「間違ってないいで・・・・ただぁ・・・足りひんかも。はなちゃんらなんも聞いてない?」最終確認の様な聡くんの言葉、そんなに言いづらい何をしようとしてるんだ・・・
2005-10-27 13:28:00 -
129:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「・・・・」聡くんを見つめた。おそらく乱交パーティーか何かだろう。それくらいは予想していたけれど、喜んでそれを受け入れていると思われていることに腹がたった。
2005-10-27 13:31:00 -
130:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・葉っぱ」「・・・・・・・」そっちか。乱交パーティー+葉っぱパーティー・・・・・
2005-10-27 13:40:00 -
131:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「ないなー。あたしはやめとくわ」精一杯の笑顔を作りカウンターの椅子に座る。「・・・ぶっちゃけ初めてちゃうんやろ?」聡くんの表情が変わった。起こっている様にはみえなかったけど、すごく血の気のない顔をしていた。「うん。でももうやめたから」ここで譲ったら負けだ。聡くんとあたしはしばらく見詰め合った。外からはロケット花火のヒュンヒュン言う音とマナ達のキャーキャー言うカナきり声が聞こえた。
2005-10-27 13:46:00 -
132:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
訂正
×起こっている
○怒っている2005-10-27 13:47:00 -
133:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「彼氏にやめろって言われたん?」大きなボールに湯切りしたトウモロコシを入れ、馬鹿にした様に笑う。「別に。やめたくなっただけ。本気ではまる奴はただのアホやろ」お前の事やぞ聡・・・
2005-10-27 13:50:00 -
134:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」二人ともトウモロコシに手をつける事はなく沈黙が続いた。あたしはどうしたらいいかわからなかったけど、この空気をどうにかしたいとも思わなかった。
2005-10-27 13:51:00 -
135:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「このへん山下りたらすぐ国道やねん。降りる途中にむちゃいっぱいラブホあんねんやん。」「あー行きの道から見えた。」ラブホ以外には考えられない派手な外観の建物はたしか十数件固まって建っていた。
2005-10-27 13:55:00 -
136:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「今日はそっちに泊まろ、荷物取っておいで。俺まだ車から荷物下ろしてないからリュウ達に説明して車で待っとくわ」・・・・意味がわからなかった。
2005-10-27 13:57:00 -
137:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「あのさーマナは知ってるん?薬パーやって?」「っていうか・・・聞いた話やと最初は普通に・・・まあ米田の帰還パーティーするって言うてたんが・・・途中から薬パーになったって感じかな。リュウとマナちゃんが企画したらしいで。ヨネもノリ気やったらしいけど。」「きしょ」いきりやがって。マナが最初にあたしだけ誘った理由がなんとなくわかった。
2005-10-27 14:11:00 -
138:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「まあなんしフケよ。荷物持っといで」ポケットの中の車の鍵を探しながら立ち上がる聡君「いいよ。したくないことはしたくないって言えるし。」ここで帰ったらナメられる。「そんなんわかってるよ。でもいちいち頭逝った奴らの相手、一晩中するん面倒やろ?俺がはなちゃんとやりたいから、二人でラブホいって?だってことにしたらいいやん。断ったて、家帰ったって、へたれやとか言われるんがオチやねんから」そう言うと聡君はトウモロコシの入ったボールを持って外に出て行った。
2005-10-27 14:19:00 -
139:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
何を持っていき何を置いて行くべきか迷ったので、荷物はまるまる全部持って行った。ポーチを歩く私にマナは気づいていたけれど、すでに聡とデキたためフケると聞かされているらしく、目で変なアイズをしてきた後はさっきよりもやたらとデカイ声で騒ぎまくっていた。ポンチューなって死んでまえ…
2005-10-27 14:39:00 -
140:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
白のハイエースの隣に、変なエンブレムの外車が止まっていた、中では聡君が煙草を吸っている。後部座席に荷物をほうり込むと助手席に乗った。おもいきっり扉を強く閉め、ずっと外を見ている膨れっ面のあたしをみて聡くんはちょっとフイていた。社内では薄く洋楽がかかっている、知らない曲ばかりだったけど嫌いな趣味じゃなかった。車のライトにイタチの死体がうつっても二人とも何もふれなかった。
2005-10-27 14:54:00 -
141:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「ラブホ好き?俺嫌いやねんなー」知らねーよ「何回かしか行ったことないから。ラブホ好きな子多いで。」うそ。本当は実はラブホテルには1回しか行ったことなかった。しかも二人とも制服を着ていたのでパネルのとこで管理人に追い返された。「へー」行きはあんなに長かった山道はあっという間におわり、あたし達はどうせならと一番綺麗そうな有名チェーン店のラブホに泊まった。エッチするのかな・・・そんなことを考えながらこのラブホに入ったのはあたしくらいだろう。受付もすごく綺麗で、外観に負けないくらい内装も凝っていた。
2005-10-27 15:09:00 -
142:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
部屋は707号室。ナナとかけた訳じゃないやんなとじゃれて少し和んだ。
2005-10-27 15:12:00 -
143:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「お風呂入りたかったら入ってな。俺むこう見とくから。」お風呂はガラスばりでメリークリスマスとホワイトスプレーで書かれていた。・・・気が早いなおい。「いいよ先入って。あとの方がいい。」クラブのトイレやビルの階段でセックスするあたしにとって、ラブホテルという空間の中での行動のとり方がよくわからなかった。「じゃあ先入るわ。シャンプーとか持ってる?ラブホのアメニティー嫌いやねん。」「あるよ。髪ばしばしなるもんな!」お風呂セットを渡し、ベットから風呂場は丸見えのため背をむけてテレビを見た。衛星放送で[ハリーポッター]をやっていたので適当に流しながら見た。風呂場からは細かいシャワーの音が聞こえた。
2005-10-27 15:21:00 -
144:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「あがったでーはいりーー」「うん」どうしよう。ラブホという空間に若干あがってしまった。聡君に悟られないように目も合わせずそそくさと風呂場へむかった。
2005-10-27 15:30:00 -
145:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
かろうじてベットから見えない入り口付近で服を風呂場の脱ぎドアを開けた。まだ温かい空気は甘ったるいあたしのシャンプーの香りがした。
2005-10-27 15:35:00 -
146:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
ベットルームの方を見ると、腰にタオルをまいたまま仁王立ちになって聡くんは[ハリーポッター]を見ていた。最初は何してんだと思ったけど、どうやらあたしが中から覗いていないか確認しやすいように、部屋の真ん中で仁王立ちで立っていてくれているようだった。
2005-10-27 15:38:00 -
147:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
結構いい人っていうか、いい大人だな聡くんは・・・色々きずかってくれてるし・・・少し反省した。
2005-10-27 15:40:00 -
148:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
聡くんの背中には筋の入った筋肉がついていて、肩幅もあるし、少し細めのバランスのいい体をしていた。よく見ると思ったよりは背が低くて175弱くらいかな。少しずれた腰に巻いたタオルからは、引き締まったお尻が右側だけ少し見えていて、ジロジロ覗いてるのは自分の方だなと笑えた。
2005-10-27 15:45:00 -
149:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
だいたい少し少しって言っといてだいぶジロジロ観察してるし(笑)
2005-10-27 16:16:00 -
150:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「お湯つからなくて大丈夫なん?」えっお湯つかってもよかったん!?「うん。聡くんは?」「お湯はるん時間かかるからつかってないねん。」「へー…」「…もしかしてはなちゃん…きたくなかった?」「…」なんて言ったらいいんだ…エッチは嫌じゃないけどラブホは苦手(ってか初めててあがってもただけやけど)なんて言っていいものなのか!?聡くんの腰に巻いたタオルに雫がスーと流れ落ちる。うっすら割れた腹筋はしなやかな筋肉っていう感じで、気づかなかったけど首に大きなホクロがあった。
2005-10-27 20:15:00 -
151:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「…………………………………」
2005-10-27 21:41:00 -
152:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「………………」
2005-10-27 22:13:00 -
153:
ますだおかだ
それ本名?
パア??2005-10-27 22:16:00 -
154:
マィケル
鼻チャン?
ぉしまぃケル??2005-10-27 22:36:00 -
155:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
下をむいたまま体が動かない。「なんか眠なってきたなぁー」「…」いえまったく…「寝よか?」「さ、さき寝てていいで。髪の毛かわかしたり色々するから」顔をあげると聡くんの顔がすごく近くにあった。黒い瞳でみつめられ、心の中がみすかされている気がした。口元はきゅっと上がっている唇。毛穴ひとつない大きめの鼻。左右均等なまゆげ…まだ濡れた髪はオールバツクにしてるのに小さな顔だった。「じゃぁ髪の毛乾かしてあげるわ。結構長いなぁ」「うん。ドライヤーむちゃ時間かかるねん」濡れたあたしの髪は胸の少し下くらいまであった。
2005-10-27 22:40:00 -
156:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
ますだおかださん→
本名じゃないです☆もし暇があったら読んでみて下さい、お願いします。
マイケルさん→
まだ続きます☆継読お願いします。2005-10-27 22:43:00 -
157:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「女の濡れた髪ってよくない?」「フェチやん(笑)」濡れた髪が首に張り付いているのを優しくとかしながら、まるで料理の下ごしらえをしてるみたいに、聡くんはあたしの髪をタオルで挟んではほぐすを繰り替えした。だんだん落ち着いてきたので、ベッドの上に座りながらテレビを見て髪をふいてもらった。聡くんはあれこれとずーと自分の話をしていた…ううん。正確には自分の話をしてくれていた。たまにスッピンの方が可愛いとか、肌がキレイだねとか、目が大きいねとか、見え透いたことをわざといいながら。
2005-10-27 22:50:00 -
158:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
勢いよく振り返ったため、髪の毛の雫が聡くんの上半身に飛び散る。「あれは個人差すごいあるから人の体験談まったくあてになれへんけど、俺は全然辛くなかったなぁ、付き合いで薬してただけやし。」「ふーん。」唇をとがらし腑に落ちない感じのあたしを聡くんは後ろから抱きしめてきた。「俺の場合、彼女とセックスしまくってたから(笑)セックスしてたら薬やめても辛くないで」「おっさんキモい(笑)」「これまじやって!誘ってるわけちゃうぞ!」わざとらしく同様する聡くん…わざとわかりやすくしてるのはナゼなんだろう…多分ガキ相手だからかな
2005-10-27 23:18:00 -
159:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
わかりやすい大人を演じることで聡くんはあたしのところまで目線を下げてくれているようだった。さすが姉一人、弟二人いるだけある。←聡くんがベラベラ勝手にしゃべってた。
2005-10-27 23:20:00 -
160:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
それからもあたし達はたわいもない会話を続けた。学校の話とか、色々…でもヨシ君にさらりと話せた家庭の話を、聡くんには話す気にならなかった。…多分四人兄弟で幼稚園から有名私立ばかりに通ってきた聡くんには、あたしの話は酷過ぎる気がしたから。あたしの話を聞いて、自分は幸せだと思われるのも、その幸せを申し訳なさそうに隠されるのも嫌だった。
2005-10-27 23:27:00 -
161:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
今までそういう目には何度かあった。
2005-10-27 23:30:00 -
163:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
悪気のない気遣いに傷つかなかったわけじゃない。何度か…色々あった。
2005-10-28 01:14:00 -
166:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
それからあたし達はぺちゃくちゃと他愛もないおしゃべりを続けたあと、どちらともなく携帯の番号を交換した。お互いの携帯の画像を見せあったり、ラブホについてたPS2をしているうちに朝になり、もう一度お風呂に入ってラブホをでた。もちろんお風呂は別々に入った。
2005-10-28 13:17:00 -
167:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
朝早かったため霧が濃く帰り道の途中、一度簡易トイレのあるところで止まり、霧でまったく見えない景色とかすかに霧が染まり朝日が顔を出すのを見ながら、キスをした。これも、お互いどちらともなくキスをしていた。ホントに唇をただ舐められただけのような軽いキスだった。
2005-10-28 13:37:00 -
168:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
ホントにエッチしなくてよかったんかな…山道の途中、車から見えた霧の中にうもれているラブホは、まるで廃墟のようだった。
2005-10-28 16:00:00 -
169:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
ログハウスのドアをあけると、食堂のソファーでヨネダとマナ以外は雑魚寝していた。…部屋中に草の臭いがする。ヨダレをだらだら垂らしながら眠るユウキを見て聡くんは苦笑いをしていた。マナとヨネダは違うログハウスで一発やりに行ったらしかった。仕方ないので、マナ達が寝ているログハウスの真反対のログハウスに聡くんと荷物を置きに行き、あたし達も眠ることにした。
2005-10-28 16:37:00 -
170:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
なかなか眠れなかった。ベッドも別々だし、ラブホに行って何もされなかった相手に何かされるはずもないのに…。そんな私の心を読んだように聡くんは「しゃっくりはなぜでるか」とか「はなは大家族スペシャルで16で子供を産んだ長女に顔が似てる」とか…それで機嫌を悪くしたら「幼いコウダクミとか…」…なんか意味わからん。そんなことばかり言っていた。
2005-10-29 00:07:00 -
171:
りな
おもしろい☆
続きまた待ってるで〜!2005-10-29 02:05:00 -
172:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
りなさん→
ありがとうございます。頑張ります(^^)2005-10-29 02:38:00 -
173:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
気がついたら寝ていて、起きたのは夕方だった。マナが「夕ごはんピザにするから好きなん選びッ」とメニューを持って起こしにきた。寝起きなのにこんな濃いもん…(失笑)「なんでもいいで。ただサイドメニューのチキンとかアイスとかも頼もや」「あーそぉしよぉ」マナはヨネダの友達の貢ぎ物となった(←という設定 )あたしに以上に優しかった。おそらく感謝の気持ちを表してるんだろう。マナが愛想よくしてくる度にすごく腹が立ったけど、聡くんの「俺から見たらガキ」発言もあって、苛立ちを顔に出さないように気をつけた。
2005-10-29 02:46:00 -
174:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
隣のベットに聡くんの姿はなかった。どうやら遠すぎるため、ピザ屋までピザを取りに行かなければらしく、もう出発したらしい。携帯でサイドメニューの追加を告げると『寝起きやのにすごいなぁ(笑)』「えっ?若さ若さ(笑)」
2005-10-29 02:51:00 -
175:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
食堂に行くと、リュウ君と売れない(←あたし予想)ジャニーズ二人が風呂に入ったらしく、濡れた髪のままでしゃべっていた。悦子とマナの地元の友達(名前忘れた)は一緒に買い出しに向かったらしい。ユウキは相変わらずリュウにべったりで、それでも昨日よりはましで、いくらかリュウ君からもユウキに話しかけていた。ジャニーズの二人は思ってたよりは実は愛想が良くて、会話は意外とはずんだ。待っている間にテーブルの大量のゴミを片付けた。管理人さんはいつ来たのか、また冷蔵庫の中の酒や食べ物はいっぱいになっていた。
2005-10-29 02:57:00 -
176:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
空が染まっていく時間なんてほんの一瞬で、すぐ真っ暗になった。月はすごく明るくて、外に出ても相手の顔がはっきり見える。なかなか買い出し組が帰ってこないので、ログハウスに戻り化粧を少し直した。携帯を見るとメールが?件…TSUTAYA、メルマガ…HAMADAだった。HAMADAから返信がくるとは…かなり驚いた。別に返信いらんのに(笑)
2005-10-29 03:09:00 -
177:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
着信は…ヨシ君。今の時間はまだバイト中かな?少し安心した。誰からも連絡なかったらどうしようとか…心のどこかで思ってた。別にどーもしないけど…
2005-10-29 09:01:00 -
179:
名無しさん
おもしろい?完結楽しみにしてるので頑張って下さい?
2005-10-29 11:42:00 -
180:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「なぁふーちゃぁん。聡くんいい人やろぉ?」ねちゃねちゃとした喋り方でマナがずるそうに笑う。「あーやなー」適当に笑顔で対応した。こいつ…ユウキとはまた違ったうざさがあるなぁ-…
2005-10-29 13:35:00 -
184:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
冷え込みが厳しくなり、リュウ君達が薪ストーブをつけようと悪戦苦闘していると、やっと買い出し組が帰ってきた。「おかえりぃー遅かったくない?」「ごめんごめん」と言ってヨネダがニット帽をぬいだ瞬間…モワッと…草の臭い…小さな段ボール箱は何十にもガムテープが巻き付けられている。こいつら今日もヤル気!?ありえへん!!!今まで草よくやってたわけでもないのに二日も続けてしたくなるはずがない。明らかにスリルを味わいたいという無意味な欲求からの行動やし…。わざと顔に出し聡くんを睨んだ。…味方?やと思ったのに…
2005-10-30 01:20:00 -
185:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
あたしの般若のような形相に「ピザ冷めかけやからチーズ固まってるかもぉ(笑)」聡くんがおどける。「テーブルの上掃除しといたから、食べよ食べよ!」人の熱気でか、部屋は妙に温かくなった…ハイテンションなヨネダ…ベクトルの先はみんな同じ方向…
2005-10-30 01:30:00 -
186:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
もともと食欲がないのと、イライラが重なって何も手をつける気にはならなかった。オニオンスープを半分くらい一気に飲む。やりきれない怒りはどうも納まりそうにない。押さえようとしても、みんなのこの後の何かを期待した笑いがおを見ると、ふつふつと湧き出てくる。ソファーの上にぽんと置かれた段ボール…あれに火をつけたら…こいつらおそらく怒り狂うだろうな。それにしても、宿泊代はともかく、薬を大量に買う金や、食時代はどこから出ているのだろうか…ヨネダか?………そんなはぶりがいいタイプには見えない…まったく見えない
2005-10-30 01:48:00 -
187:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「あたしなんかしんどいから一回部屋戻るわぁ」悦子だった。手元を見るとピザにまったく手をつけていない。「大丈夫?あたしも一緒に行くわー大丈夫?」おおげさに心配するみんな…。悦子は顔が真っ白だった、唇にすら色のなくなった悦子と悦子の荷物を持って私と聡くんの泊まったコテージにむかった。寒くて寒くて手足の指がとれそう…
2005-10-30 20:41:00 -
188:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「…悦子昨日何時間くらいやってたん?」目を合わさずに聞いてみた。「…わからん」深い溜め息を飲み込む。あたしだって溜め息つけるような選択をしてきたわけじゃない。「とりあえず水もってきたし、水いっぱい飲んで寝よ」「…」悦子の顔はまします白くなり、月夜の中では白黒映画みたいになっていた。
2005-10-30 21:49:00 -
189:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
昔、ヨシ君の後輩が吐きまくってるのを見たことがある。薬が体にあわない奴は絶対いる、ほんとたまにだけど…気持ち良さなんてまったくなくて、ものすごい吐き気と頭痛に一晩中苦しめられる。ログハウスの横の草むらで悦子はゲロゲロと吐いた。あまり食べていなかったらしく、最後は細かい泡を吐いていた。
2005-10-30 22:54:00 -
190:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
悦子は吐きながら泣いていた。涙ぐむ悦子を見て少し腹がたったけど、涙の意味はわからなくもなかった。悦子が眠るまで付き添って、携帯で聡くんを呼び出した。「いま山側のログハウスおるから来て」「わかった。」聡くんの後ろからは狂ったように笑う誰かの笑い声がした。聡くんが薬をやっていないことを祈った。携帯を見るとまたHAMADAからメールがきている…もういいって。
2005-10-30 23:55:00 -
191:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
聡くんはすぐ来てくれた。両手に沢山の食べ物を持って。「お腹すいてないか?」「すくか、この状況で(笑)」聡くんは悦子に目をやると「落ち着いた?」「うん…悦子帰した方がいいんちゃう?」「やな。あいつらパキりまくり…」聡くんは右手をあげ袖をめくった、そこにはくっきりとすごい歯形…「どうしたん!?」「ちょけたあのヤンキーみたいな子にやられた」…マナの地元の子だ。「あたしも帰りたい」「…」
2005-10-31 00:03:00 -
192:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
二人でしばらくの間、涙のあとのついた悦子の寝顔をみつめた。
2005-10-31 00:07:00 -
193:
まりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「こんな状態で家帰されへんし、明日の朝でよか…明日の朝には落ち着いてるやろ。悦子ちゃんもあいつらも」「…やな。ごめん明日の朝、近くの駅まで送って」「えっ、ちゃんと家まで送らせてや(笑)今日オレもここで寝ていい?」…正直、嫌だったけど一人でゲロくさい悦子と一緒にいるのはもっと嫌だったので、あたしは聡くんと同じベットで眠ることにした。なぜか辛い気持ちになって、夜中、先に手をにぎったのはあたしの方だった。ベットの中、温かい聡くんの手は冷たいあたしの手をぎゅっと握り返して、「寒いんか?」「ううん大丈夫」
2005-10-31 00:27:00 -
194:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
たぶんあたしの手はすごく汗かいてたと思う(笑)夜中、聡くんの寝顔を見た。すごいキレイな横顔だった。長いまつげに月明かりがあたって頬に影が出来ていた。
2005-10-31 00:29:00 -
195:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
次の日の朝、目が覚めると聡君はいなくてあたしの荷物がすべてこちらのログハウスに運ばれていた。…悦子もいない。聡くんと先に帰る準備してるんかな?シャワーを浴びて、化粧をしてログハウスに鍵をかけ食堂にむかった。このポーチを歩くのはもう一生ないだろう…マナ達に何か文句を言われるだろうか…一瞬頭をよぎったけど、そんなことどうでもよかった。
2005-10-31 00:33:00 -
196:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
食堂の扉を開けると、昨日より強烈な草の臭い…悦子とマナとヨネダとジャニーズが座っている。「あたし帰るわ」間髪入れずにはっきりいった。正直マナをしばきたかった。「聡くんから聞いたよー♪いいなぁいいなぁ」マナはまだ葉っぱが抜けてないのか?「とりあえずあとで電話するわ、悦子行こ」アゴでドアを注す私に悦子はありえないことを言い出す。「ふーちゃん…あたしもう大丈夫やし、聡くんと邪魔した悪いから残るわ」はあ!?昨日ゲロまみれになっといてこいつここに残ってどうするつもり!?あまりの頭の悪さに殴りかかりそうになった。
2005-10-31 00:50:00 -
197:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
…殴りかかりそうになったほんとに…でも悦子に近づいて気付く…隣のジャニーズが悦子の手を握っている。近くでみる悦子の顔はまだ白い…きっと残りたいなんて本音じゃない。悦子はこのジャニーズにほだされたらしかった。昨日はぐっと飲み込んだ溜め息を今度は深く吐き出して、聡くんが風呂から上がるのを車の中で待った。聡くんは濡れた髪のまま走ってきてくれた。「こらーはなくそ!中で待っとかな風邪ひくで」「そっちこそ風邪ひくで。あいつらと一緒におったら殺してしまいそうやし」「…パキった奴に本気なったあかんって?な?」
2005-10-31 01:00:00 -
198:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「…」「いこかー」聡君はなぜかあたしを軽く抱きしめ、エンジンをかけた。ポーチにはパキパキ軍団が並び手をふっていた。悦子は何か言いたそうだったけど、もう面倒くさくなって無視した。知らない鳥の鳴き声は、まるでここは人間のいるとこじゃないと、教えてくれているようだった。
2005-10-31 01:05:00 -
199:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「マナ達に説明してくれてありがとう」このありがとうにはここ二日間のすべてのありがとうをこめた。「あーいいで。聡はなくそに惚れちゃって二人でいたいし帰っていい?って言うたらあっさり許してくれたし」車の窓から見える山の上のログハウスは、もうあんなに小さく見える…。「なんかマナ意味わからんこと言うてたんは…そのことか」「家どのへん?また大阪まで大分あるけど(笑)」「○○。また近くなったら言うわ」「うん。家の人に連絡しといてな」「…あー大丈夫やで」「…そう。」
2005-10-31 01:22:00 -
200:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
突き詰めて理由を聞いてくるのかと思いきや、聡くんはあっさり引き下がり「じゃぁさぁどーせ用意はあるんやし、オレん家くる?」「えーないない(笑)家の人に悪いし」「オレ大学の近くで一人暮ししてるから大丈夫やで。しかもここからそんな遠くないし。結構広いで」「うーん…」家に帰りたいわけでもないし…とかいう言い訳を自分にしつつ、ほんとは聡くんともう少し一緒にいたかった。「じゃぁ一泊だけ。」聡くんは優しく笑うと、私の手をにぎり、聡くんの住むマンションまであたし達はずっと手を繋いでいた。
2005-10-31 01:28:00 -
201:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
聡くんの大学の前を走り過ぎてマンションが見えそうになった頃、携帯が鳴った。
(びっくりした)
着信 父さん2005-10-31 03:22:00 -
202:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「ごめん電話でていい?」「いいよいいよ」CDの音を消しながら聡くんは不思議そうな顔をした。多分その時のあたしの顔がびっくりし過ぎてむちゃくちゃ変だったからだと思う。「はい。」『はなか?』「うん、ごめんね手紙だけで連絡せんくて」『あーいいよいいよ。父さんこそ遊んでるとこごめんな。あんなぁーちょっと話あるんやけど、いつ頃帰ってこれるかな?』父さんが話!?「大丈夫やで、今から帰るわ」『ごめんな、じゃぁ○○の駅で待ってるから着きそうになったら電話くれるか?』なんで家じゃないんだろう…家から離れた駅なんだろう…
2005-10-31 03:41:00 -
203:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
父さんにメールを入れる。
○○駅にもうすぐ着くよ。2005-10-31 03:59:00 -
204:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
すぐ返信が届く
駅前のロータリーにいます2005-10-31 04:00:00 -
205:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「ごめん地元○○やねんけど、○○駅でおろしてもらっていい?」「うん…もしかしてはな…父さんに怒られたんか?俺一緒に謝ろか?」「ううん!大丈夫やから!」思っていたより大きな声をだしてしまったのは聡くんのせいじゃない。その理由はあたしの中にあった。こんなに不安に思ったのも父さんを恐く思ったことも始めてだった。
2005-10-31 04:04:00 -
206:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
薬してたことバレたんかな…いや違うそれはない、家でしたことないし。…。再婚…再婚…かな。一番有力やな、彼女紹介されるんかな…でも急やな…。彼女に子供ができたから再婚したい。…これが一番有力やな。
2005-10-31 04:07:00 -
207:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
○○駅に着くと、絶対今日中に連絡すると聡くんに約束させられた。ロータリーにむかいながら、「いいよおめでとう」をさりげなく言うにはどうしたらいいのか…必死に考えた。いいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでと
2005-10-31 04:11:00 -
208:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
ロータリーにつき見回すと父さんの車が止まっていた。車を止め煙草を吸う父さんは、私に軽く手をあげ「おかえり」と笑った。いつもの父さんだった。
2005-10-31 04:15:00 -
209:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「お腹すいてないか?」「うん。」父さんの車に乗ったことは数える程しかなかったので、それだけで緊張した。「ごめんな、話あるなんかいきなり言うたからはな不安なったんちゃう?」まゆげをひそめて本当に心配そうな顔をする父さん。「大丈夫、父さん前見て、前」「あっごめんごめんここ一通やね(笑)」…いつもの父さんだ。いつ本題に入るのかな?車はどこにむかうのかな?父さんに聞いてしまえば、すぐ解決出来る疑問ばかりが浮かんでは飲み込まれていく。
2005-10-31 04:21:00 -
210:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「ついたよ」車は綺麗なガーデニングをほどこしたヘーベルハウスみたいな家の前で止まった。「?」「車庫に車入れるから玄関で待っててね」玄関からは中庭のアンティークみたいな白のテーブルセットが見えた。あそこの位置から見える庭が一番キレイなんだろうな…
2005-10-31 04:31:00 -
211:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
英語で書いたオシャレな標札。MORIYAMA
2005-10-31 04:36:00 -
212:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
カチャ…ドアが開いた。中からはガッリガリのおばさん「はなちゃん。いらっしゃい」右手にはキャンキャン吠えるダックスフンドを抱いている。「こんにちは」「こんにちわ!このワンコ、キャンキャンないてうるさいやろーレオくんって言います、はいレオくん挨拶わ」ばかかこのおばちゃん。「来たの?」おばさんの後ろから男の子の声、中を覗くとちょっとだけお父さんに似た男の子が立っていた。なんとなくすべてが理解出来た。「健二、雨降りそうやから涼子ちゃん車で送ったり」男の子の後ろにはあたしでも知ってる有名お嬢女子校の制服を着た女の子が…
2005-10-31 04:45:00 -
213:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「いいですいいです!私もう道覚えてるし、一人で帰れます、いつもすいません、お邪魔しました。」あたしにも軽い会釈をして女の子は家を出て行った。「玄関でしゃべるのも変やしリビングに行こうね」おばさんは顔をしゅわしゅわに笑い、ワンコはそんなおばさんの顔をベロンベロンと舐めていた。男の子は…ちょっとあたしのことを睨んでいた。
2005-10-31 04:50:00 -
214:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
もしかしたら血の繋がってる男の子
…なんか気持ち悪かった。2005-10-31 05:11:00 -
215:
名無しさん
みっかっちゃった?
2005-10-31 16:12:00 -
218:
作者 ◆DEP4IVx7X6
更新かなり遅くなると思いますが、楽しみにして下さる方がいらっしゃるなら…頑張ってみますo(^-^)o
2005-11-04 19:10:00 -
219:
作者 ◆DEP4IVx7X6
???????????
2005-11-05 13:49:00 -
220:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
パタン。
扉を閉めると勝手に電気がついた。温かくてフワフワした感じの明かりの色。さっき話していた父さんと父さんの奥さんの話が頭の中でグネグネと曲がる。
どうやらあの男の子はあたしの兄らしい。腹違いの兄がいるなんて…昔なら安っぽい漫画にある話だったけど、今はよくある話やし…そんなにショックではなかった。予想はしてなかったけど、全然予想出来なかったわけじゃないし…。「今日は華ちゃん泊まっていき!おばちゃん客間綺麗にしといたから!」ちょっとひつこそうだったけど、父さんの奥さんはすごく笑顔の素敵な人で…安心した。2005-11-05 13:59:00 -
221:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
パリパリしたシーツにフワフワの毛布、アンティークらしき椅子の上には、ヨーロッパっぽい赤れんがの続く町並みを描いた油絵。一人用のソファーの上には、歯ブラシとタオル、糊の効いた薄ピンクのパジャマ。…これが本当の父さんの家の風景なんだ。毛の短いカーペットはまるでどこかのホテルみたい…。レスポの旅行かばんをベットの上に置くと少し、しなった。携帯を充電するために、ベッドの横に置いてある女の子の持つプレゼントが光る置物のコンセントを抜いた。
2005-11-06 00:34:00 -
222:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
ヨシ君とマナから着信。聡くんからメールがきてた。この状況を誰かに説明したい気持ちと、誰にも話さずすべてなかったコトにしたい気持ちが水と油みたいに、交ざりあわずにグラグラ揺れた。
…化粧落として歯磨いて…とりあえず寝よ。置いてあるパジャマには着替えず、旅行カバンから旅行用に用意したジャージに着替え、うる覚えの家の廊下をてくてくと歩いた。足元に?メートルおきくらいにライトがついてて、まるで道を教えてくれてるみたい。Janjanja-jan…斜め前の部屋からレゲエの曲っぽいビートが響く。あの男の子かな?2005-11-06 01:09:00 -
223:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
健二くんだっけ?あたしのことかなり嫌ってるだろうなぁ…話し合いの時も犬と遊んでてテーブルに着こうともしやんかったし。まぁ当然やろうけど(笑)この家のすべてがあたしを拒否してるやろなぁ…あたしにはあの寂しい永遠に同じ所に同じものがある家が似合ってるんや。こんな人の気配で溢れた家…自分の存在が空しくて辛い。
2005-11-06 01:13:00 -
224:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
洗面台にある色んな種類の歯磨粉と外国製の電動歯ブラシが、追い撃ちをかける。
…帰る場所なんて本間はないけど、ここ以外のどこかに帰りたい。2005-11-06 01:16:00 -
225:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
…
2005-11-06 01:18:00 -
226:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
……
2005-11-06 01:19:00 -
227:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
………………
2005-11-06 01:19:00 -
228:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
…くすりしたい
2005-11-06 01:20:00 -
229:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
日曜日、父さんの言うままに引っ越しの手順をすませると、ヨシ君の家にむかった。頭おかしくなりそうなくらい薬がしたい。薬とセックスがしたい。電車が途中の駅に止まるたびにイライラして座席をボリボリて引っ掻いた。薬がしたい。なんでもいいから!薬がしたい!父さんに家族がいたことなんかどーでもいい!薬がしたい!ヨシ君家の近くの駅に着くと、原付きにまたがりヨシ君が煙草に火を付けていた。「ヨシ君!」薬!「華はやーい。時間守れるようなったんや(笑)」薬の代わりにヨシ君のかぶっていた銀色のヘルメットをかぶって後ろにまたがった。
2005-11-06 01:26:00 -
230:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
ヨシ君家までの5分がむちゃくちゃ長く感じた。信号で止まった時、ヨシ君の体に爪をたてると「…華…今日はゆっくりしていけ」ヨシ君は優しい言葉を冷たい表情でつぶやき、それ以外は何も言わなかった。
2005-11-06 01:30:00 -
231:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
ガラガラガラ。ボロい引き戸を開けヨシ君の家に入ると「二階の机の上にあるわ」靴を脱ぎながらヨシ君はあたしの頭を優しく叩いた。ブーツを脱ぎ捨てギシギシとしなる階段を駆け上がる。ふすまを勢いよく、まるでこのボロ屋が傾くんじゃないかってくらい勢いよくあけると、机の上には…灰皿と…錠剤の入った袋。赤だ…。ちょっとガッカリしたけど、今は赤でもなんでもいい。ゴクリと飲み込み、唾を何度も飲む。喉をゆっくりと赤が流れていくのがわかった。目をつぶり呼吸を調える。強く握った手を緩めると、じんわりと嫌な汗をかいていた。
2005-11-06 01:36:00 -
232:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
まるで運動会の前の日みたいなワクワクが体中を駆け巡る。さっきまでの張り裂けそうな空しさは影すらなくなり、大の字で寝転びたい気持ちになった。「…俺薬やめるつもりやから、付き合えるのは赤くらいやわ、ごめんな」「ううん、ごめんタヤマとかアドレス消して誰もわからんし…ごめん」寝言の様につぶやく。ジャケットを脱ぐと、ヨシ君も赤をベロに乗せ、?リットルペットを勢いよくゴクゴクと呑んだ。何度も上下する喉仏、あたしはすでにエッチしたい気持ちになってる。自分からデニム地のミニスカの下からパンツを脱ぎ、フトンに寝転がった。
2005-11-06 01:44:00 -
233:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
ヨシ君も着ていたロンティーを雑に脱ぎ、ジーパンのベルトをガチャガチャと外す。「華お前また痩せた?」「…」そんな話どーでもいい、早くアソコさわって。自分でもありえへんと思うような気持ちがどんどん浮かんできた。ヨシ君はあたしの膝を立て、片手で開くと、指をいきなり入れてきた。それでもすでにグチュグチュのあそこは、指をゴクリと飲み込む。「自分で乳出してみ」言われるままにブラジャーを外し、服ごと持ち上げ乳を出した。あたしの乳首の回りをクルクルと回り焦らすヨシ君の手…手首のアクセが肌にあたり冷たい。
2005-11-06 01:52:00 -
234:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
アソコからはクチャクチャとこの世で一番汚い音が聞こえる。ヨシ君は指を抜くと今度は二本にしてアソコの入り口で縦に激しく指を上下させた。乳首を強くつねり、引っ張ったまま離してくれない。「痛っ」と小さくつぶやいたけれど、わざと無視された。でも赤が効いているのか、それすら快感に感じた。「おっきい声出してええぞ」まるで命令みたいな口調に、アソコのグチュグチュていう音は更に大きくなった。
2005-11-06 01:57:00 -
235:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
再び指を一本にし、アソコの中で小刻みにバイブする。「あっああっあ!」あたしの声を聞くとヨシ君は乳首をつねっていた手をヘソの下に持っていき、はげしくあたしの下腹部を押す。すると余計にアソコの振動が伝わってきて、あたしの喘ぎ声は部屋中に響き渡るくらいになった。親指でクリトリスを強く押す。下腹部にあてられていた手は、再び胸に戻り、乳首をつまんだり離したりしながら、アソコとは対象的に優しくもまれた。「…ごめんい、イク」
2005-11-06 02:08:00 -
236:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
???
2005-11-06 02:14:00 -
237:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
最初にイッた時よりはるかに気持ちよかった。それが赤のおかげかヨシ君のおかげかは、よくわからないけど、狂いそうなあの空しさと不安から解き放ってくれたのは、ヨシ君ではなく赤なのは間違いない。
2005-11-06 02:16:00 -
238:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「ヨシ君もしてあげる」起き上がりヨシのチンポを触ろうとすると「ありがとうな、今日はいいわ。後ろむいてみ」言葉は優しかったけど、あたしを見下ろした目はとても冷たかった。チンポはギンギンだったけど、早くセックスを終わらせたい感じがガンガン伝わってきた。後ろをむき四つん這いになると、すぐにチンポを入れ、体をぴたりとくっつけてきた。あたしの左手の横に置かれヨシ君の左手は、ゴツゴツしてて、大きくてひらべったい四角いの爪には、あたしの体液がべっちょりついていた。
2005-11-06 08:27:00 -
239:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「っ…は…あ…」ヨシ君の呼吸みたいな喘ぎ声が小さく耳元で聞こえる。耳たぶをちゅるちゅるとすい、右手で、アソコの上の方を押さえて固定された。ヨシ君の腰が激しく揺れたび、ヘソの真下がズンズン感じる。ヨシ君のベルトのガチャガチャ言う音は、腰が激しさを増すと規則よくガッガッガッガッと聞こえた。まるであたしの喘ぎ声のリズムを取っているかの様に。「っ…」いきなり上半身だけ起こすと、あたしの腰を掴み、縦に激しくゆさぶるヨシ君。ちょっと痛かったけど、赤のせいかフワフワしてて痛いけど遠くの痛みのような感じだった。
2005-11-06 08:43:00 -
240:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
最低で乱暴で無意味なこんなセックス…ヨシ君とじゃなくて、もっとどーでもいい奴とすればよかった。…大切な人を自分から外に追い出した気がした。でも色々思っても薬のおかげで、後悔はしても悩みだとは思わずすんだ。エッチが終わるとヨシ君は「風呂入り」と言ってくれたけど、一緒に入ろうとはもう言ってくれなかった。部屋のふすまを閉めた時、このまま帰ってしまおうかと一瞬思った。
2005-11-09 00:04:00 -
241:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
風呂からあがっても、ヨシ君はあたしが部屋を出た時と同じ体制で煙草を吸っていた。ごめんねと謝りたかった、薬をやったことをじゃない、大切な友達としてあつかってくれていたのに、憂さ晴らしのセックスに付き合わせてごめん…そう素直に言って楽になりたかった。だけど…ヨシ君のまとう苛立ちの空気がそれを許さなかった。ヨシ君にはセックスをしてもらうより、話を聞いて欲しかっただけなのに…。薬欲しさに連絡をし、辛さから抜け出すために、セックスをしてもらった憐れな自分。体中の血を搾り出されてカスカスになった…そんな気分。
2005-11-09 00:25:00 -
243:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
結局その日はしばらくして帰った。無言と威圧的な態度から、あたしはヨシ君をとても傷つけたんだと思いしる。マンションに帰りたかったけど、鍵をもう持っていないので、仕方なくあの家に行かなければならない。駅からのうるおぼえの道…このまま記憶喪失になったらどんなに楽やろ…でも張り詰めた糸は切れてはくれなくて、あたしは無事あの家に辿り着いた。家のドアを開けると、健二が風呂場から出て来た。中学時代のものらしきサッカーのユニフォームを着た彼は「おかえりなさい」と優しさも嫌味もない口調。
2005-11-09 00:33:00 -
244:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「すいません」とだけ言って頭を軽く下げ、用意されたあたしの部屋に上がり、その日はそのまま寝た。すごく眠かったのと、寝る意外他に何も思いつかなかったから…あたしこのまま薬止められへんくて父さんにバレたらどうしよ…考えたくなくても、考えなくても、そんな問い掛けを心の中で何万回も繰り返した。
2005-11-09 00:39:00 -
245:
名無しさん
実話ですか?薬の描写が詳しいので
2005-11-09 02:46:00 -
246:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
♪♪♪
携帯がなる
HAMADA
こいつひつこいな…2005-11-09 13:10:00 -
247:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
学校に行くと…マナと悦子は来ていなかった。少し痩せたユウキが磁石みたいにあたしにむかって直進してくる。「ふーちゃーん!あたしずっと一人やってんで!」一人で別荘から帰しといて…(笑)。「風邪ひいてん。あれ?マナらは?」なんとなく想像はついたけど聞いてみた。「それがな!なんかな-!ユウスケ君らとまた遊んでるみたいやねん。悦子のお母さんにバレて怒られてふーちゃんが帰った次の日には解散したんやけど、悦子好きな子おったみたいで、また集まって遊んでるみたい」はてしなく予想通りな回答が戻ってきてちょっと笑えた。
2005-11-09 14:14:00 -
248:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
数学の時間。あんなに数学好きやったのに…さすがに休み過ぎた。まったく内容ついて行かれへん(笑)国語なんか聞く気にすらならんくて保健室で寝ることにした。微熱はまだあったからすんなり寝させてくれた。携帯を見ると誰からも連絡はない。一瞬、別荘から帰った時、車から見えた悦子の顔が頭をよぎる。
辛いのはお前だけちゃうんじゃぼけ!
同じように薬ではまったであろう悦子を想像してボロボロに切り刻んだ。ユウキも暇になったようで、保健室に来たみたいやったけど、万年仮病のもんやから追い返されていた。2005-11-09 14:19:00 -
249:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
ブーブー
メールがきた。どうせまた…はいやっぱりHAMADA(笑)
むっちゃいいハコでするんで来て下さ-い★二枚買ってくれるんやったら一枚500円でいいから!2005-11-09 14:23:00 -
250:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
ほんまにチケットあまってるんやろな…ちょっと可愛そうになった。歌はむちゃうまいのに…きっとMCおもんないから人入らんねんやろなぁ…。
Doorいくらなん?Doorもただにしてくれるんやったら行くわぁ-(*´∀)2005-11-09 14:26:00