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1:
もりやまはな
早く来て…今日もまた?錠買ってしまった…4500円…相場より500円安かったから…別にやめれない訳じゃなぃんだけど…薬で自分をつかまえとけば…自分を自分でつかまえとけば…誰も来なくても生きていける。
2005-10-25 12:03:00 -
2:
名無しさん
そうなんや〜鎖でつないでたら?
2005-10-25 12:09:00 -
3:
もりやまはな
爆音のトランス…ホールで踊る人、はじっこで乳もまれて喜んでるブス、トイレのタンクに隠して薬売る売人、未成年立入禁止のはずのクラブJは8割は未成年…成人になってもこんなクラブで楽しめる奴の方が痛い(笑)ナンパと薬とセックスと…あと…ホントに踊りに来てる変な人達…ここにはすごいエネルギーがあるけど無駄なエネルギーなもんだから膨らんでいくばかり。
2005-10-25 12:10:00 -
4:
もりやまはな
今日はエクスタシーを買った。買う気はまったくなかったんだけど…ユウキちゃん達のグループが薬をやってみたいと言い出し、私が仲の良い売人タヤマに交渉することになった。『エクある?』手でサインを出しタヤマに話かけた。『ふーちゃんがするの?』目がロンパなため暗いクラブでもカザールをかけるタヤマ。『ううん、友達がしたいって』『へーふーちゃんもしよやぁ。ふーちゃんするんやったら俺もするし』
2005-10-25 12:18:00 -
5:
もりやまはな
『売れてないの?』タヤマに首にかけたルミカをひとつあげた。『逆!むーちゃエクは売れてる!今日はもう帰ろかと思ってたとこディステニー!』薬なしでこのテンションは羨ましい…『使い方間違ってるって(笑)エクスタシー残りどれくらい?』『見てこないとわからんけど多分六錠くらい…かな?』
2005-10-25 12:24:00 -
6:
もりやまはな
『じゃぁ残り全部買うしアタシもするからまけてや』タヤマのジャラジャラつけたCHROME HEARTSをいじりながら股の間に足をいれた。『全然いいでー!あの端っこにおる奴フー嬢見える?なんも知らんみたいやから3錠2万で売ったってん』『まじでぇおめでと-』そんなどうでもいい事が自慢になるんだこの人…
2005-10-25 12:37:00 -
7:
もりやまはな
パキパキタヤマはゲロまみれで爆笑していた。
2005-10-25 12:52:00 -
8:
名無しさん
きしょいスレ
2005-10-25 12:58:00 -
9:
もりやまはな
天井が落ちてくる夢を見た。ひたすら何回も何回も天井が落ちてくる。朝起きたら汗だくで、すごくヨダレが出てた。シャワーを浴びて制服を着て、軽く化粧をしたら朝7時過ぎに家を出た。机には一万円置いてあった。一万円…てことは父さん一週間は帰ってこないんだろうな。一週間一万は少ないぞ…。
2005-10-25 13:11:00 -
10:
もりやまはな
母さんは多分死んだ。よく知らないけど小さい時に死んだ。あたしを育ててくれたばーちゃんは母さんのことを何も教えてくれなかった。何も言わないかわりに母さんの悪口も言わなかったので、記憶も情報もないかわりにあたしは母さんを恨む感情もあまりなかった。ばーちゃんが死んだ時、盆と正月しか会いにこなかった父さんがあたしを迎えに来た。一緒に住むようになっても仕事柄あまり会うことはないけれど、結構いい人だと思う。ばーちゃん同様、私に憎しみや悲しみを与えようとはしない。
2005-10-25 13:18:00 -
11:
もりやまはな
家は50階建てのマンションの47階、上の階には市議会委員やら阪神の選手やらが住んでいる。梅田からもミナミからも近い代わりに、あまり治安はよくない。あとゴミの分別がやたらとうるさい。分けるのがめんどくさい時は朝近くのファミマに捨てたりした。
2005-10-25 13:30:00 -
12:
もりやまはな
「ガキつかのDVDがさ-…」どーでもいい話を佐川がなぜか自慢げに話す。ベース吉本で出待ちする種類の女子達が佐山のしょうむない話に爆笑…若手芸人のレベルもそりゃ下がるわな…。お前ラほんとは佐川に気に入られてセックスしたいだけだろーが。「おはようフーちゃん」「あーおはよぅマナ。ユウキと悦子は?」「あーなんか昨日パキったんで気持ち悪くなって今日は休むみたい。」…タヤマの奴、質の悪いの売り付けやがって。「まじで!?大丈夫!?」「大丈夫。大丈夫。あの二人が悪いねん!一回に2錠まとめて飲んでた。」…バカが。
2005-10-25 13:47:00 -
13:
もりやまはな
「それ薬切れたあと地獄やと思うで(笑)しかも初めてやったら余計に…」苦笑いのあたしの机に携帯を出し、マナはあたしの机の前の席に勝手に座った。「あかん言うたんやけど…まぁこれで反省するやろ」マナは手鏡を取り出して髪の毛を治した。しぐさのひとつひとつが、妙に艶っぽいのは彼女がキャバ嬢のせいなのか理科の小柴と付き合ってる?せいなのか…多分両方だろうな。
2005-10-25 13:55:00 -
14:
もりやまはな
「二人おらんくて調度いいわ、マナなぁふーちゃんに話あってんやぁん」八重歯を見せながらマナがずるそうに笑った。「なーに-?」たいしたことではないだろうに…それでもあたしは机な寝そべりながらマナの顔を覗きこんだ。「今離されへんから昼休み第三階段の上んとこで一緒に食べへん?」「?うんわかった。」…なんやろ
2005-10-25 16:08:00 -
15:
もりやまはな
訂正。
×今離されへん
○今話されへん2005-10-25 16:10:00 -
16:
もりやまはな
英語と古典は気がついたら終わってた。数Aはおもしろいから真剣に聞いた。数学おもしろいから好き。あと国語も…本好き。ディープラブとかは読む気になんかならないけど、『人間失格』とか『風立ちぬ』とか『細雪』とか…近代文学はばーちゃん家にいる時によく読んだ。…絵本なんか金太郎くらいしかなかったんだもん(笑)窓の外…空は昨日よりも低くなった気がする。秋だもんなぁ。斜め前の席の佐川が携帯で画像を見てるのが見えた。…どうやらアイコラを見てるらしい…こいつやっぱバカだ。ベース組なら誰でも食えるぞ佐川(笑)
2005-10-25 17:33:00 -
17:
もりやまはな
昼休み…弁当(っていっても自分で作ったから中身はご飯、卵焼き、ソーセージ、大量のほうれん草だけだけど)を持って第三階段にむかった。自分で呼び出しといてマナはまだ来ていない。仕方ないから先に弁当を食べた、こんな弁当まじまじと見られるのも恥ずかしいから急いで食べた。食べ終わったあとはポーっとして携帯をいじった。暇だから佐川の名前でアイコラ募集のスレをたててやった。面白くもなんともないけどなんか笑えた。
2005-10-25 17:43:00 -
18:
もりやまはな
「あんなぁとりあえず内緒にして欲しいんやけどなぁ」セックスしたあとでよくそんなに食欲があるなぁ(笑)「うん。わかった。」「マナなぁ…米田祐輔と付き合ってんねんやん。」「……」は?「ビックリしたやんなぁ(笑)でも嘘ちゃうでぇ本間やで!引っ越しする前に行ってた中学がオナチューやねんやぁん」口のまわりにケチャップを沢山つけてマナの目はランランと輝いていた。明らかにあたしに芸人並のビックリアクションを期待してる…でも…「ヨネダユウスケてだれ?」普段必要以上にテレビを見ないあたしには誰かまったくわからなかった(笑)
2005-10-25 17:55:00 -
19:
もりやまはな
「あっはっはっはっ」マナの口から出たケチャップがあたしの首まで飛んできた(怒)「そっかぁーオリキでもないのに知るはずないかぁ、でも結構有名やねんで?Mステとかも出たことあんねんからぁ」オリキ???どうやらヨネダさんは芸能人らしい…「マナ中学で一緒なってんけど祐輔は小学校からジュニアしてて地元では有名やってんやん、で同じ絡むグループなれたのにマナ中2で引っ越ししたから会えんくて…でも携帯は知ってたからコマメにたまに連絡…」←(以下省略)マナがこんなにもよくしゃべる子だとは思わなかった。だいぶ興奮しているらしい。
2005-10-25 18:01:00 -
20:
もりやまはな
要するに…そのマナいわくマナの彼氏であるジュニアのヨネダが大阪に一週間くらい帰って来る際に何人かのジュニア友達も一緒につれて帰って来るから、女を何人か用意して欲しいと言われたらしい。彼女なら二人きりで会いたいものではないのか?(失笑)マナと付き合っているといっても、金こそすべてむこうもちなものの二人の付き合いはセフレ同様、ヘタしたらホストと客くらいの関係だった。一週間その子達はヨネダの親戚の別荘に泊めてもらうらしく、行ったらヤラれるのは確実だなと思った。「何人か行かなあかんねやったらユーキらも誘えば?」
2005-10-25 18:10:00 -
21:
もりやまはな
意地悪な質問をしてみた。武勇伝大好きユーキと、口の軽い悦子を誘いたくないとわかりつつ、自分が選ばれたことに少々の苛立ちを感じたからだ。「あー(笑)ユーキちょっとデブやん?悦子ブスやし(笑)無理やろ」意外なマナの返答に驚いた。ユーキとあたしの体重は大して変わらないし、悦子も日本人顔だけど決してブスじゃない、鼻筋がキレイでむしろあたしの好きな顔だった。「あたしもデブやん(笑)」←39キロ乳ナシのマナから見たら。と心の中で付け加える女のプライド(笑)「えーふーちゃん乳でかいし体キレイからいいねん。」…へー。
2005-10-25 18:16:00 -
22:
もりやまはな
とりあえずヨネダ御一行が来るのは11月に入ってかららしかったので、その日はそこで話が終わった。「祐輔としゃべってみる?人見知り全然せえへん子やから」と言ってマナは勝手にヨネダに電話をかけたけど、繋がらなかった。マナの話を聞いている間に5時間目になっており、そのままサボってホームルームだけ出て帰った。一週間一緒にいるなら新しい秋服欲しいなぁ…家に帰り父さんの携帯に欲しい服の雑誌の写メールと値段をメールした。現金書留で送ってくれるとのことだった。
2005-10-25 18:24:00 -
23:
もりやまはな
こんな男達とのセックス豪遊のために新しい洋服を買ってもらうのが、なんだか申し訳ない気がしてきて、その日の夕飯は帰ってこないとはわかっていたものの二人ぶん作った。クリームシチューとほうれん草のおひたし…写メールすると、父さんからは『ありがとう。』とだけ帰ってきた。「もうほうれん草買ってきちゃだめやで(笑)やっとなくなってんから」と返信すると、「女の子はほうれん草いっぱい食べなあかん。また買って帰る。おやすみ」とメールがきた。ばーちゃんも父さんも大好きだ。
2005-10-25 18:31:00 -
24:
もりやまはな
二人ともあたしを生かそうとしてくれている。父さんはたまにしか帰ってこないけど、いつも花束を持って帰ってくる。そんなので喜ぶ子は少ないし、あと処理が面倒だから別にいらないんだけど、口には出さないものの、下瀬はなのはなと、花をかけているらしかった。なんだか寂しくなったから、その日はばーちゃんの仏壇の前に布団をひいて寝た。
2005-10-25 18:35:00 -
25:
もりやまはな
今夜は天井は落ちてこなかった。
2005-10-25 18:37:00 -
26:
もりやまはな
中間テスト中、生理もかさなってなんかイライラしたから、中間テストが終わった土曜日はクラブJに行った、金がなかったからヨシ君っていう先輩からマリファナを分けてもらった…でもあんまりトベなかった。仕方ないから誘われるままにヨシ君の家に泊まった。クラブを出るとすごく寒くて汚いミナミの街に泣きそうになった。
2005-10-25 18:42:00 -
27:
もりやまはな
「家行っていいの?」ヨシ君の車の中は草の臭いがした。「オレ今年から一人暮らししてるからいいよ。死んだじーちゃんの家に住んでるから広いけどボロいぞ(笑)」運転しながらヨシ君はあたしと手を握っていた。指を絡めて嫌らしそうに触る。「でもあたしまだ生理終わってないかも…いい?」ヨシ君は驚く様子も嫌がる様子もなく「いいよ(笑)」外は少し雨が降っている。父さんもどこかでこの雨を見ているのかな。雨が降ると一番キレイなテールランプはオレンジだった。ヨシ君の家は車で30分くらい…ほんとにボロかったけどキレイに掃除してあった。
2005-10-25 20:16:00 -
28:
もりやまはな
「風呂一緒に入ろ」「いや」「…ぶっ!」屁こきやがった(笑)「…」風呂は一緒に入らなかったけどシャワーだけ借りて、セックスするだろうからタンポン抜いて風呂場の窓から捨てた(笑)
2005-10-25 20:23:00 -
29:
もりやまはな
風呂場をキレイに掃除してヨシ君ねスウェットを着て居間に戻ると誰もいなかった。しばらく携帯を充電したりスキンケアしたりした。いっこうにヨシ君が現れる様子がないので「田中芳樹ぃー」と叫んでみた。「下瀬はなぁー!」二階からすごい声。携帯と飲み物を持って二階にあがった。ギーギー階段がしなる。ホントにぼろい家、でもこの砂壁の感じなんか死んだばーちゃん家みたいで…なんか安心した。奥の部屋のふすまの隙間からテレビの明かりがチカチカ漏れてる。「どっか行ったんかと思って下で待ってたのに」電気は消えていた。
2005-10-25 20:41:00 -
30:
もりやまはな
キスをした。すごく優しいキス…優しくてすごくゆっくりなキス。キスとは逆に手はケツを揉みまくってきた。「痛いよ」吐息まじりの声で呟いた。「痛くしてるねん」ヨシ君はあたしに馬乗りになりふとんにおもいっきり押さえつけてきた。「ほんまに痛いから!」そんなに痛くなかったけどなんか恐くて叫んだ…「…はな」また優しいキス。今度はおしりも優しく触ってきた。手慣れた感じにブラジャーを外し、前戯がすごく長かった。あんまり前戯が気持ちいいもんだから、わざと痛いふりをしたりしてじらした。あたしの濡れた髪にヨシ君の指がとおる。
2005-10-25 21:14:00 -
31:
もりやまはな
くるりてひっくり返されバックで入れられた。もちろんゴムは何も言わんでもつけてくれた。やってる時あたしの背筋を何回も指でなぞる。その度にありえない位にエロい音が自分の口から漏れるのがわかった。あたしこんなエロ女やったんや…ほどほどに激しくて優しいヨシ君のエッチはすごく良かった。自分ばっかり気持ちいいんじゃないかと心配になりヨシ君がイッたあと思わず聞いてしまった、「ヨシ君どうやった?」「ふーちゃんは?」笑いながらあたしの乳に優しくキスをしていく、乳首を優しく舐めながら「いいよ、ふーちゃんがイクまでするょ」
2005-10-25 21:21:00 -
32:
もりやまはな
ダブっていることもあり、むこうのご両親には相当嫌われているらしかった。信頼されるようになるためにも、今働いている堀江の服屋で二年後までにはプレスになるつもりらしい。「まぁ葉っぱもあと半年くらいで卒業やな。女の子は赤ちゃん産まなあかんねんし…ふーちゃんもわかってるやんな」腰をそっとひきよせて強く抱きしめられた。「…」あたしは寝てるふりして何も答えなかった。子供を産むための準備なんて、あたしにする資格があるのだろうか…風呂場でゆげになって一度すべて溶けてしまえばよかったのにと思った。
2005-10-25 21:46:00 -
33:
もりやまはな
昼頃、ヨシ君がマンションの下まで送ってくれた。「オレほんまアホやから?学期の期末助けてな(笑)」そういいながらいつ買ったのかまったく気づかなかったけど、まだ温かい缶コーヒーとサンドウィッチを車の窓から差し出された。「ありがとう!うわーむちゃ嬉しい!(笑)わかった!数学と国語と社会全般は手伝うわ」「おう!またなんかあったら電話しろよ、ばいにゃ」「ばいばいにゃ」ヨシ君はあたしがマンションに入るまで見守ってくれていた。近所の目を考え、エンジンを切って…付き合うならやっぱ年上やなぁとしみじみ思った。
2005-10-25 21:53:00 -
34:
もりやまはな
父さんから届いたお金を持って夕方からミナミと梅田を回って買い物した。アウターとかも買ったので20万円くらい買ってた。…家に帰ってまた罪悪感。今日もばーちゃんの仏壇の前で寝た。
2005-10-25 21:58:00 -
35:
もりやまはな
あれから何回かヨシ君家に泊めてもらった。でもエッチはなかった。ヨシ君いわく妹みたいに見えてきたから、本気なんにもしたくないらしい…でもちん○は一緒に寝る時たまに勃っていたが(笑)あたしもヨシ君みたいなお兄ちゃんなら大歓迎だった。学校は相変わらずで気がつけば11月も半ばにきていた。マナは何も言ってこなかったので、ガセネタか…とか思いつつも大して気にせず過ごしていた。父さんは二回くらい帰ってきて、ロールキャベツが気にいったらしく次もこれがいいといったので二回ともロールキャベツを作った。
2005-10-25 22:12:00 -
36:
もりやまはな
体育の時間、12分完走でサトカツにしごかれ喘息が出た。あたしは薬も葉っぱもするけど煙草は吸わない。それはこの喘息が原因だった。葉っぱでは出ない喘息が煙草ではかならず出たし、マラソンでもかならず出た。12分完走を休むには体育一単元分を休むため保護者とか医者とか診断書とかが必要なため、休むことが出来なかった。父さんは多分あたしが喘息だって知らないだろうな。
2005-10-25 22:54:00 -
37:
もりやまはな
出来るだけ、父さんには迷惑かけたくない…迷惑だなんて思わないでいてくれるかもしれないけど…迷惑かけたくない…父さんの中ではあたしは今以上大きな存在になっちゃいけないんだ…保健室の先生に病院で診断書を貰うように薦められてその日は帰った。
2005-10-26 01:06:00 -
39:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
パソコンでも書くので、ここよりIDつけます。
2005-10-26 01:18:00 -
40:
名無しさん
この小説ぉもしろぃカラ,ハナさん頑張ッて書いてねェ〜((●´艸`●)
2005-10-26 01:26:00 -
41:
名無しさん
IDじゃなくトリップです
2005-10-26 01:35:00 -
42:
名無しさん
IDもトリも意味変わらんと思う((●´艸`●)ワラワラ
2005-10-26 01:36:00 -
44:
名無しさん
この話はおもろい(。・艸・)本っぽくていいなぁ。完結してや(^ε^)-☆Chu!!
2005-10-26 02:06:00 -
45:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
みなさんありがとうございます。本当に読んでいただいて嬉しいです。以前に完結出来ずに終わってしまったことがあったので、今回はそういうことのないよう、ゆっくりですが頑張ります!
51>久しぶりなもんで、すいませんトリップです。2005-10-26 02:19:00 -
46:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
マンションのエレベーターの中、誰もいない家に帰るのは嫌で泣きそうになった。父さんがいない時、あたしにとってあの家は小屋でしかない。喘息になったせいかな…妙に弱気な自分がいた。一瞬ヨシ君の顔が頭に浮かぶ…だめだ。仕事中かもしれないし彼女といるかもしれない…第一ホントに大切な人ならこういう時は頼っちゃいけない気がした。
2005-10-26 02:24:00 -
47:
名無しさん
完結出来なかったのは何の話ですか?
2005-10-26 02:25:00 -
48:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
そんな時、携帯が鳴った。マナからだった…。「ごめん、教室帰らんとそのまま帰ったぁ」「もう!心配するやん!ばか!かば!」「(笑)…どうしたん?」「決まったで日にち!祐輔が帰って来る日にち!ふーちゃん絶対空けといてや!」「うんわかった」…心配なんか…してないだろてめー
2005-10-26 02:29:00 -
49:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
57>すいません、聞くの当たり前だと思うんですが、この小説完結したあとにそっちの続きをまた書こうと思っているのと、前作品を私が書いたという証拠がないこと、このスレが荒れてしまう恐れがあることなどから、今の時点での解答は控えさせて下さい。すいません!
2005-10-26 02:34:00 -
50:
名無しさん
ゆるさんで
2005-10-26 02:41:00 -
51:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
…クラブいこ。風呂に入り化粧をしてJに行った。タヤマをソッコーでみつけて薬を買いブッとんだ。すごい気持ちいい。弱い自分がフッとんでいく、鏡にうつる自分が誰よりもカラフルに見えたし、やたらとおかしくて笑えた。笑いすぎて声が枯れてきた。こんなになったのは初めてだった、するとどこからともなくバラードが聞こえてきた。外国の全然知らない曲…インディーズでは結構有名なHAMADAって人だった。全然タイプじゃなかったけど気がついたらトイレでHAMADAにパンツをぬがされてた。「なぁなんか唄ってや」「なにがいい?」
2005-10-26 02:45:00 -
52:
名無しさん
シカト?
2005-10-26 02:48:00 -
53:
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あぼ~ん -
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もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
携帯番号を教えてくれた。「俺、作詞とかもしてるし今度話聞かせて」本当は曲の参考のために番号を教えてくれたんじゃないことはわかった。16で薬でブッとんだあたしを見て可愛そうになったんだと思う。HAMADAは名刺もくれた。次の日、パキパキ状態だったためHAMADAの声意外はほとんど覚えていなかった。お父さんは夜中に帰って来てまたどっかへ行ったらしく、一万円と、季節はずれのガーベラの花束が置いてあった。
2005-10-26 03:02:00 -
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もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
ー85>なんですかf^_^;?
2005-10-26 03:07:00 -
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81:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
読んでいただいてる方、本当にすいません、私の荒らし対策は基本無視です。なので荒らされそうなので書くの止めます。それかどこかでまた書きます。すいません。続けていくためには無視が荒らしへの最良の策だと思っています。では。
2005-10-26 03:15:00 -
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83:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
もちろん続き書きますのでまた読んで下さいね。荒らしは私の小説を読んでくれていたんですか?荒されるのは嫌だけど、読んでくれてるのはすごく嬉しいです、ありがとうございます。全員に喜んでもらおうなんて小説書くのは私なんかでは無理ですから。長々と読んでもらえたなら、それはそれで嬉しいです。読まれないよりましですから。読むのと荒らすのは別物ですけどね。おやすみなさい。
2005-10-26 03:42:00 -
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85:
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87:
名無しさん
明日も書いてね???
2005-10-26 06:03:00 -
88:
名無しさん
荒らす奴って心せまくて、こんなサイトでしかいきられへん奴なんやろな!笑
誰からも相手されへんからってこんな事すんなよ!迷惑やぞ荒らす奴!
荒らす奴の性格ってキモチ悪そうやなぁ!笑
2005-10-26 09:29:00 -
89:
削除削除されますた
あぼ~ん -
90:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
花なんか…いらないよ。そう叫んで床に叩きつけたい自分と、父さんが家に帰ってきた証拠をみつけ興奮する二人の自分。薬やったら頭おかしくなるってこーいうことかな?私の私なのに…感情がコントロール出来ない。気持ち悪くなってトイレで2、3回吐いて学校にむかった。体重は43キロ…しばらく計らないうちに随分痩せていた。電車の窓から朝焼けが見える…やばい。こんな勢いで痩せてったら父さんに気づかれる…完全に薬で人生パーにするパターンにはまってる。辞めようもう薬辞めよう。いつでも辞めれるから…なら今日から…今日から辞めよう
2005-10-26 09:54:00 -
91:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
携帯のアドレスからタヤマの名前を削除した。大丈夫…今ならまだ戻れる。
2005-10-26 09:58:00 -
92:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
他の売人やヤクザも削除した。薬にはまってる奴の名前を消すことで自分が少しづつ洗われていく気さへした。ピピピ…?浜田賢治…誰だこいつ?あたしは知り合い以外のアドレスはいれない。無駄にアドレスが増えるのは嫌だし、かかってきてこまる人間もいないから、すべての番号を把握する必要も…浜田賢治。そうかHAMADAか。こいつ賢治って言うんや(笑)地味やな(笑)
2005-10-26 10:07:00 -
93:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
気がむいたっていうよりは、魔がさしたって言ったほうがあってるかもしれない。あたしはHAMADAにメールした。言葉は意外とスラスラでてきた、多分もう二度とかかわる事はないだろうという安心からだろう。すらすら…言葉が出てきた。
2005-10-26 10:10:00 -
94:
名無しさん
99やけど頑張って書いてな??俺ちゃんと読んでるから?
2005-10-26 10:37:00 -
95:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
99、106>男性読者さんがいらっしゃるとは嬉しいです!頑張ります。
2005-10-26 11:18:00 -
96:
名無しさん
男やったら以外なん?笑
まぁ応援してるのには変わりないから?
頑張れ??2005-10-26 11:42:00 -
97:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
108>夜遊びは女性が多いと思いこんでいたもので。嬉しいです、頑張ります。
2005-10-26 12:38:00 -
98:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
賢治クンこの前はありがとう????薬やめるコトにしたぁ-?また今度Jで絡飯{??
こんな報告こいつにしても意味ないってわかってるケド…誰かに報告したくて…誓約書のつもりでハマダにメールした。返信はもちろんなかったけど…気にはならなかった。2005-10-26 12:44:00 -
99:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「はぁ-なぁ。おはよぅ!大丈夫やった?」ユウキが大袈裟な身振りでかけよってきた。「うん、ありがとう。普通に大丈夫やから。」私の机の中にはプリントがぎっしり…ぐちゃぐちゃに突っ込んであった。ほんまに心配していたならプリントくらいまとめといてくれよ…あたしが普通なのか、こいつらが普通なのか…基準を決めるのに最近戸惑う。三者面談のためこの日は午前中で学校が終わった。まだお昼だから風は冷たかったけど、お日様がポカポカ気持ち良かった。
2005-10-26 12:50:00 -
100:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
♪♪♪
?…マナだった。「もしもし?マナ?」『ごめーん今日学校休んでもたぁ』(えっマナ休みやったん?全然気づかんかったし(笑))「三者あるからもぉ-終わったわぁマナ何してんの?」『フフフフ♪』マナの笑い方から、なんとなく検討はついた。2005-10-26 12:56:00 -
101:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
『あんなぁ祐輔、明日帰るはずやってんけど家の用事で昨日帰ってきてんやぁん♪だから二人でミナミ行ってたぁ』「すごいやぁん!よかったなぁ!」←何がすごいんだ…『あとの二人は明日来るらしいから、ふーちゃん明日からあけといてや!』「はいは-い」芸能人に会うのは初めてなのに…まったく緊張しないのはナゼ…だ…。なんか疲れた…そのまま家に帰って、眉毛を脱色したあと夕方には寝ていた。薬をしたくはならなかったけど、お腹もまったくすかなかった。
2005-10-26 13:31:00 -
102:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
早く寝たら早く目が覚めるのは当たり前で・・・5時過ぎに目が覚めた。一人ぼっちのこの家は、眠ったときから物の位置がまったく変わっていない。ただただ動いているのは、時計くらいだった。
2005-10-26 13:38:00 -
103:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
・・・・とりあえず、置手紙を書いた。一週間も連続で家を空けるのは初めてだったし、父さんにはまともに会っていないため、泊まりに行く事を話さずじまいでいた。思えば・・・父さんに、というか誰かに手紙を書くのは初めてだった。
2005-10-26 13:41:00 -
104:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
DEAR お父さん
友達と学校を休んでキャンプに行きます。何かあったら連絡下さい。
FROM はな2005-10-26 13:43:00 -
105:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
父さんにあたしに用事がる何かなんてあるのだろうか。自分で書きながら笑えた。部屋に掃除機をかけ、用意をし終わったら9時前だった。一応自分の部屋の鍵もかけておいた、意味はないけど。更に意味はないけれどヨシ君に電話した。もしかしたらあの時、むちゃくちゃ緊張していて、それを紛らわそうとしていたのかもしれない。
2005-10-26 13:48:00 -
106:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
・・・・『どないしたー妹ー』ヨシ君はすぐ出た。「はや(笑)色々あって今から芸能人に会ってくるわ!」『なんやねんそれ!連れて行ってや』ヨシ君は駅にいるようで、阪神電車の警告メロディーが聞こえた。「相手、男やから。別に用事ないねん。また電話するわ。」『・・・・お前。おもんなかったら帰ってこい。迎えに行ったるから、今車検やから原付で(笑)』「わかった(笑)」ヨシ君あんなおしゃれやのに原付乗るんや・・・ちょっと和んだ。マナ達とは新大阪駅に11時の約束だったので、ガスの元栓など細かくチェックして家を出た。学校行事以外で旅行?に行くのは初めてだ。・・・なんだか初めてずくし・・・この調子なら薬をやめていても辛くないなと思った。
2005-10-26 13:58:00 -
107:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
この日はエロカジュアル?で行ったため昼間近所を歩くのに少々抵抗があった(失笑)普段はシンプルなキレイメが好きなのだが、マナからのリクエストもあってこういう風貌に収まった
2005-10-26 14:04:00 -
108:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
芸能人ってどんなのだろう・・・・新大阪に着くまでずっと《芸能人とは》の定義について考えていた。
2005-10-26 14:06:00 -
110:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
新大阪のマナに言われた場所に行ってみると、やけに帽子を深々とかぶった集団がいた。わかりやすいなおい(失笑)なぜかマナまで帽子をかぶっている・・・おいおい。「まなーごめーん。」「あっ!ふーちゃんおーそーいーーー」あらー・・・そのキャラでくるんかい。しかもあたしちゃんと5分前集合しましたやん・・・。しかも、誘わないと言ったくせにその場にはユウキと悦子がいた。あとマナの地元の女の子1人。どうやら自慢したくて仕方なかったマナはユウキ達に話してしまったらしい。
2005-10-26 14:14:00 -
111:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
ヨネダの親戚の別荘はすごくて、ログハウスが三つ並んでた。真ん中には別に大きな食堂つきのログハウスがひとつ…会社の避暑地用宿泊施設として社員に安く提供するために作ったらしかった。お金持ちってすごいなぁ-。キレイに掃除されていたのでとりあえず女は女、男は男でログハウスに荷物を置きに行った。あたしはユウキと悦子と同じハウスで、キルトで作ったすごく可愛い絵が飾ってあった。男どもなんかより、初めて泊まるログハウスにかなり興奮した。夕方に雨が降ったけれど、ポーチでそれぞれのハウスが繋がっているため濡れずにすんだ。
2005-10-26 16:24:00 -
112:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
食堂の業務用冷蔵庫は銀色のでっかい箱みたいで、中にはアルコール飲料やハムなど、管理人の人が常備してくれている保存食がところせましと詰められていた。男の子達は変にウキウキしてて気持ち悪かった。でも同じようなウキウキがマナ達からも出ていた。
2005-10-26 18:55:00 -
113:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「お風呂ってどんなん?ここから離れたかった。「たしか入口入って右の扉開けたら風呂場やで。湯はってきてや」「うんわかったぁ」ヨネダの命令口調に若干むかついた。しかも右の扉開けたら男子トイレやし(怒笑)左の扉を開けると風呂場とボイラー室があった。
2005-10-26 19:05:00 -
115:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
もしヨネダの本カノがマナだったとしたら、こんなふうに女集めのネタなんかにされないで今頃二人きりでここにきていただろう…あたしが今までの男達にネタにされてきたのに傷つかなかったのは、きっと何もセックス以上の何かを期待していなかったせいだと思う。いつかマナみたいにマックス期待してしまう相手が出来て、その人にとって自分がただのネタだったと知ってしまったら…多分消えたくなるな(笑)大切な人がいないあたしは、誰かの大切になったことのないあたしは、もしかしたら楽な人生を送れているのかもしれない。
2005-10-27 02:02:00 -
116:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
ジャー。勢いよく流れ出す蛇口のお湯からは濛々(もうもう)と湯気が立ち上る。みんなの乱交パーティーが終わるまでこうして風呂場でお湯の流れていくのを見ていたい気持ちになった。芸能人あんなにみたかったのに…あんなもんなんや。…なんかヘコむわ、生まれて初めて見る芸能人やったのに…。ぱっとせんことこのうえないんじゃぼけ(泣笑)
2005-10-27 02:06:00 -
117:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「ふーちゃんッ」ユウキが両手に花火の沢山入った袋を持って脱衣所に突っ立っていた。「ん?」「なんかあと二人きた(笑)」「…?」食堂にもどると…むーちゃくちゃカッコイイ男の人が二人立っていた。ハイエースを運転してくれた人と入れ代わりで来たらしい。…なんていうかオーラがすごい。ヨネダなんか普通に霞んでいる。
2005-10-27 02:50:00 -
118:
もりもとはな ◆DEP4IVx7X6
「あね人らも芸能人なん?」ユウキにそっと耳打ちした。「違うと思うで?年上っぽいし」たしかに…。一人はパーマがかった髪形にアメカジっぽい服装をした押尾学とか森田剛みたいな顔したちょっと恐そうな人だった。手首からタトゥーがのぞいていた。
2005-10-27 10:46:00 -
119:
もりもとはな ◆DEP4IVx7X6
手には大量の打ち上げ花火の入った袋。クチピをクルクル舌でまわし、目が座ってる…この人薬やってるな(失笑)…すぐわかった。ヨネダとじゃれながら時よりケリを入れている。名前はリュウ君、昔関西ジャニーズだったらしい。深夜番組とかならたまに出ていたらしい。北野まことの電話番号を知っているらしい。ジャニーさんがゲイっていうのは嘘らしい。らしい。らしい。…。有名かどうかは私にはわからないけど、目の前にいるMステに出たことあるらしい芸能人達よりも普通に雰囲気があってかっこよかった。
2005-10-27 10:56:00 -
120:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
ユウキは「あいのりの嵐に似てますねぇ」とか言ってやたらとリュウ君に絡んでいた。どうやら気にいったらしい。でもなんかリュウ君はよくしゃべるけど、あんまり愛想がいいタイプじゃないみたいで、ユウキのことをモロうざそうな顔をしてヨネダにばかり話かけている。話によると大学生らしく聞いたことないようは奈良の大学に通っていた。「ユウキちゃん乱馬?分の?に出てきそうな顔やな」と言った時はウケた(笑)。
2005-10-27 12:28:00 -
121:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
もうひとりの聡君(サトシ君)はリュウ君の幼なじみで、平日で誰もつかまらないからと言う理由だけで連れてこられたらしい。すごい爽やかな人であんまりしゃべらない人みたいだけど、お兄さんッて感じだった。←ヨシ君とは全然タイプが違うけど。アローズのアウターが可愛かった。
2005-10-27 12:49:00 -
122:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
黒目がすごくキレイで、優しい目をしていた。芸能人で言うとぉ-…いない(笑)ちょっとだけオダギリジョーと玉木宏の入った瑛太?らしい←ユウキいわく。瑛太てだれ…(笑)
2005-10-27 12:55:00 -
123:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
一日目はみんなでバーベキューをすることになった。バーベキューといっても肉ばっかで、野菜はほとんどなかった。食欲のわかないあたしは、仕方ないので残ったトウモロコシを食堂の調理場で茹でようとログハウスに戻った。外ではみんなが花火を始めたらしく、スリガラスに赤や緑の光が写る。一日目でこんなテンションあがってて、一週間も本当にこんな所で過ごすんだろうか。・・・こんな気持ちになるとは今日の朝は全然想像していなかった。
2005-10-27 13:04:00 -
124:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
大勢でいるのはあまり好きじゃないのかもしれない。大勢でいる時の自分は、一人でいる時よりも存在感がない気がする。調理場には、色んな種類の包丁が吊り下げてある。・・・バトルロワイヤルが始まったら、調理場に逃げよう。マナは確実に米田に殺されるな・・・(笑)一人でいると苦痛な孤独は、みんなでいるとすごく魅力的な時間に感じた。
2005-10-27 13:09:00 -
125:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「塩入れた?」聡君だった。「塩どこにあるかわかれへんねん。だから味ナシ、ケチャップとかは冷蔵庫に入ってたんやけど。」「塩こっちやで。」包丁の吊り下げられている上の棚をあけると、塩やらコショウやら色々な香辛料が入れてあった。
2005-10-27 13:13:00 -
126:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「聡君来たことあるん?」塩を大量にお湯の中に入れた。「うん。半年くらい前に・・・一日で帰ったけど。」「あたしも帰りたいかも(笑)」「初めてなん?」「うん。ユウキと悦子も初めてやで、多分マナもやと思うけど?」聡君が不思議そうな顔をした。「さっき話したとき、マナちゃんみんなした事あるっていってたで?」「は?」話がかみあっていない事に、聡君は更に不思議そうな顔をした。
2005-10-27 13:19:00 -
127:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
妙な苛立ちが湧き上がってきた。「したことあるって何?エッチ?」無表情で聡君を睨みつける。「違う違う!そんな顔したあかんってー(笑)」あたしの頭をなでながら嘘っぽく笑う聡くん。
2005-10-27 13:22:00 -
128:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「あたしみんなで楽しく遊ぶアンド芸能人見れるアンド旅費タダっていうんで来たんやけど間違ってるとこある?」聡くんはお鍋の火を止め、流し台に運びながら「間違ってないいで・・・・ただぁ・・・足りひんかも。はなちゃんらなんも聞いてない?」最終確認の様な聡くんの言葉、そんなに言いづらい何をしようとしてるんだ・・・
2005-10-27 13:28:00 -
129:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「・・・・」聡くんを見つめた。おそらく乱交パーティーか何かだろう。それくらいは予想していたけれど、喜んでそれを受け入れていると思われていることに腹がたった。
2005-10-27 13:31:00 -
130:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・葉っぱ」「・・・・・・・」そっちか。乱交パーティー+葉っぱパーティー・・・・・
2005-10-27 13:40:00 -
131:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「ないなー。あたしはやめとくわ」精一杯の笑顔を作りカウンターの椅子に座る。「・・・ぶっちゃけ初めてちゃうんやろ?」聡くんの表情が変わった。起こっている様にはみえなかったけど、すごく血の気のない顔をしていた。「うん。でももうやめたから」ここで譲ったら負けだ。聡くんとあたしはしばらく見詰め合った。外からはロケット花火のヒュンヒュン言う音とマナ達のキャーキャー言うカナきり声が聞こえた。
2005-10-27 13:46:00 -
132:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
訂正
×起こっている
○怒っている2005-10-27 13:47:00 -
133:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「彼氏にやめろって言われたん?」大きなボールに湯切りしたトウモロコシを入れ、馬鹿にした様に笑う。「別に。やめたくなっただけ。本気ではまる奴はただのアホやろ」お前の事やぞ聡・・・
2005-10-27 13:50:00 -
134:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」二人ともトウモロコシに手をつける事はなく沈黙が続いた。あたしはどうしたらいいかわからなかったけど、この空気をどうにかしたいとも思わなかった。
2005-10-27 13:51:00 -
135:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「このへん山下りたらすぐ国道やねん。降りる途中にむちゃいっぱいラブホあんねんやん。」「あー行きの道から見えた。」ラブホ以外には考えられない派手な外観の建物はたしか十数件固まって建っていた。
2005-10-27 13:55:00 -
136:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「今日はそっちに泊まろ、荷物取っておいで。俺まだ車から荷物下ろしてないからリュウ達に説明して車で待っとくわ」・・・・意味がわからなかった。
2005-10-27 13:57:00 -
137:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「あのさーマナは知ってるん?薬パーやって?」「っていうか・・・聞いた話やと最初は普通に・・・まあ米田の帰還パーティーするって言うてたんが・・・途中から薬パーになったって感じかな。リュウとマナちゃんが企画したらしいで。ヨネもノリ気やったらしいけど。」「きしょ」いきりやがって。マナが最初にあたしだけ誘った理由がなんとなくわかった。
2005-10-27 14:11:00 -
138:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「まあなんしフケよ。荷物持っといで」ポケットの中の車の鍵を探しながら立ち上がる聡君「いいよ。したくないことはしたくないって言えるし。」ここで帰ったらナメられる。「そんなんわかってるよ。でもいちいち頭逝った奴らの相手、一晩中するん面倒やろ?俺がはなちゃんとやりたいから、二人でラブホいって?だってことにしたらいいやん。断ったて、家帰ったって、へたれやとか言われるんがオチやねんから」そう言うと聡君はトウモロコシの入ったボールを持って外に出て行った。
2005-10-27 14:19:00 -
139:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
何を持っていき何を置いて行くべきか迷ったので、荷物はまるまる全部持って行った。ポーチを歩く私にマナは気づいていたけれど、すでに聡とデキたためフケると聞かされているらしく、目で変なアイズをしてきた後はさっきよりもやたらとデカイ声で騒ぎまくっていた。ポンチューなって死んでまえ…
2005-10-27 14:39:00 -
140:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
白のハイエースの隣に、変なエンブレムの外車が止まっていた、中では聡君が煙草を吸っている。後部座席に荷物をほうり込むと助手席に乗った。おもいきっり扉を強く閉め、ずっと外を見ている膨れっ面のあたしをみて聡くんはちょっとフイていた。社内では薄く洋楽がかかっている、知らない曲ばかりだったけど嫌いな趣味じゃなかった。車のライトにイタチの死体がうつっても二人とも何もふれなかった。
2005-10-27 14:54:00 -
141:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「ラブホ好き?俺嫌いやねんなー」知らねーよ「何回かしか行ったことないから。ラブホ好きな子多いで。」うそ。本当は実はラブホテルには1回しか行ったことなかった。しかも二人とも制服を着ていたのでパネルのとこで管理人に追い返された。「へー」行きはあんなに長かった山道はあっという間におわり、あたし達はどうせならと一番綺麗そうな有名チェーン店のラブホに泊まった。エッチするのかな・・・そんなことを考えながらこのラブホに入ったのはあたしくらいだろう。受付もすごく綺麗で、外観に負けないくらい内装も凝っていた。
2005-10-27 15:09:00 -
142:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
部屋は707号室。ナナとかけた訳じゃないやんなとじゃれて少し和んだ。
2005-10-27 15:12:00 -
143:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「お風呂入りたかったら入ってな。俺むこう見とくから。」お風呂はガラスばりでメリークリスマスとホワイトスプレーで書かれていた。・・・気が早いなおい。「いいよ先入って。あとの方がいい。」クラブのトイレやビルの階段でセックスするあたしにとって、ラブホテルという空間の中での行動のとり方がよくわからなかった。「じゃあ先入るわ。シャンプーとか持ってる?ラブホのアメニティー嫌いやねん。」「あるよ。髪ばしばしなるもんな!」お風呂セットを渡し、ベットから風呂場は丸見えのため背をむけてテレビを見た。衛星放送で[ハリーポッター]をやっていたので適当に流しながら見た。風呂場からは細かいシャワーの音が聞こえた。
2005-10-27 15:21:00 -
144:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「あがったでーはいりーー」「うん」どうしよう。ラブホという空間に若干あがってしまった。聡君に悟られないように目も合わせずそそくさと風呂場へむかった。
2005-10-27 15:30:00 -
145:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
かろうじてベットから見えない入り口付近で服を風呂場の脱ぎドアを開けた。まだ温かい空気は甘ったるいあたしのシャンプーの香りがした。
2005-10-27 15:35:00 -
146:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
ベットルームの方を見ると、腰にタオルをまいたまま仁王立ちになって聡くんは[ハリーポッター]を見ていた。最初は何してんだと思ったけど、どうやらあたしが中から覗いていないか確認しやすいように、部屋の真ん中で仁王立ちで立っていてくれているようだった。
2005-10-27 15:38:00 -
147:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
結構いい人っていうか、いい大人だな聡くんは・・・色々きずかってくれてるし・・・少し反省した。
2005-10-27 15:40:00 -
148:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
聡くんの背中には筋の入った筋肉がついていて、肩幅もあるし、少し細めのバランスのいい体をしていた。よく見ると思ったよりは背が低くて175弱くらいかな。少しずれた腰に巻いたタオルからは、引き締まったお尻が右側だけ少し見えていて、ジロジロ覗いてるのは自分の方だなと笑えた。
2005-10-27 15:45:00 -
149:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
だいたい少し少しって言っといてだいぶジロジロ観察してるし(笑)
2005-10-27 16:16:00 -
150:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「お湯つからなくて大丈夫なん?」えっお湯つかってもよかったん!?「うん。聡くんは?」「お湯はるん時間かかるからつかってないねん。」「へー…」「…もしかしてはなちゃん…きたくなかった?」「…」なんて言ったらいいんだ…エッチは嫌じゃないけどラブホは苦手(ってか初めててあがってもただけやけど)なんて言っていいものなのか!?聡くんの腰に巻いたタオルに雫がスーと流れ落ちる。うっすら割れた腹筋はしなやかな筋肉っていう感じで、気づかなかったけど首に大きなホクロがあった。
2005-10-27 20:15:00 -
151:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「…………………………………」
2005-10-27 21:41:00 -
152:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「………………」
2005-10-27 22:13:00 -
153:
ますだおかだ
それ本名?
パア??2005-10-27 22:16:00 -
154:
マィケル
鼻チャン?
ぉしまぃケル??2005-10-27 22:36:00 -
155:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
下をむいたまま体が動かない。「なんか眠なってきたなぁー」「…」いえまったく…「寝よか?」「さ、さき寝てていいで。髪の毛かわかしたり色々するから」顔をあげると聡くんの顔がすごく近くにあった。黒い瞳でみつめられ、心の中がみすかされている気がした。口元はきゅっと上がっている唇。毛穴ひとつない大きめの鼻。左右均等なまゆげ…まだ濡れた髪はオールバツクにしてるのに小さな顔だった。「じゃぁ髪の毛乾かしてあげるわ。結構長いなぁ」「うん。ドライヤーむちゃ時間かかるねん」濡れたあたしの髪は胸の少し下くらいまであった。
2005-10-27 22:40:00 -
156:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
ますだおかださん→
本名じゃないです☆もし暇があったら読んでみて下さい、お願いします。
マイケルさん→
まだ続きます☆継読お願いします。2005-10-27 22:43:00 -
157:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「女の濡れた髪ってよくない?」「フェチやん(笑)」濡れた髪が首に張り付いているのを優しくとかしながら、まるで料理の下ごしらえをしてるみたいに、聡くんはあたしの髪をタオルで挟んではほぐすを繰り替えした。だんだん落ち着いてきたので、ベッドの上に座りながらテレビを見て髪をふいてもらった。聡くんはあれこれとずーと自分の話をしていた…ううん。正確には自分の話をしてくれていた。たまにスッピンの方が可愛いとか、肌がキレイだねとか、目が大きいねとか、見え透いたことをわざといいながら。
2005-10-27 22:50:00 -
158:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
勢いよく振り返ったため、髪の毛の雫が聡くんの上半身に飛び散る。「あれは個人差すごいあるから人の体験談まったくあてになれへんけど、俺は全然辛くなかったなぁ、付き合いで薬してただけやし。」「ふーん。」唇をとがらし腑に落ちない感じのあたしを聡くんは後ろから抱きしめてきた。「俺の場合、彼女とセックスしまくってたから(笑)セックスしてたら薬やめても辛くないで」「おっさんキモい(笑)」「これまじやって!誘ってるわけちゃうぞ!」わざとらしく同様する聡くん…わざとわかりやすくしてるのはナゼなんだろう…多分ガキ相手だからかな
2005-10-27 23:18:00 -
159:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
わかりやすい大人を演じることで聡くんはあたしのところまで目線を下げてくれているようだった。さすが姉一人、弟二人いるだけある。←聡くんがベラベラ勝手にしゃべってた。
2005-10-27 23:20:00 -
160:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
それからもあたし達はたわいもない会話を続けた。学校の話とか、色々…でもヨシ君にさらりと話せた家庭の話を、聡くんには話す気にならなかった。…多分四人兄弟で幼稚園から有名私立ばかりに通ってきた聡くんには、あたしの話は酷過ぎる気がしたから。あたしの話を聞いて、自分は幸せだと思われるのも、その幸せを申し訳なさそうに隠されるのも嫌だった。
2005-10-27 23:27:00 -
161:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
今までそういう目には何度かあった。
2005-10-27 23:30:00 -
163:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
悪気のない気遣いに傷つかなかったわけじゃない。何度か…色々あった。
2005-10-28 01:14:00 -
166:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
それからあたし達はぺちゃくちゃと他愛もないおしゃべりを続けたあと、どちらともなく携帯の番号を交換した。お互いの携帯の画像を見せあったり、ラブホについてたPS2をしているうちに朝になり、もう一度お風呂に入ってラブホをでた。もちろんお風呂は別々に入った。
2005-10-28 13:17:00 -
167:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
朝早かったため霧が濃く帰り道の途中、一度簡易トイレのあるところで止まり、霧でまったく見えない景色とかすかに霧が染まり朝日が顔を出すのを見ながら、キスをした。これも、お互いどちらともなくキスをしていた。ホントに唇をただ舐められただけのような軽いキスだった。
2005-10-28 13:37:00 -
168:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
ホントにエッチしなくてよかったんかな…山道の途中、車から見えた霧の中にうもれているラブホは、まるで廃墟のようだった。
2005-10-28 16:00:00 -
169:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
ログハウスのドアをあけると、食堂のソファーでヨネダとマナ以外は雑魚寝していた。…部屋中に草の臭いがする。ヨダレをだらだら垂らしながら眠るユウキを見て聡くんは苦笑いをしていた。マナとヨネダは違うログハウスで一発やりに行ったらしかった。仕方ないので、マナ達が寝ているログハウスの真反対のログハウスに聡くんと荷物を置きに行き、あたし達も眠ることにした。
2005-10-28 16:37:00 -
170:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
なかなか眠れなかった。ベッドも別々だし、ラブホに行って何もされなかった相手に何かされるはずもないのに…。そんな私の心を読んだように聡くんは「しゃっくりはなぜでるか」とか「はなは大家族スペシャルで16で子供を産んだ長女に顔が似てる」とか…それで機嫌を悪くしたら「幼いコウダクミとか…」…なんか意味わからん。そんなことばかり言っていた。
2005-10-29 00:07:00 -
171:
りな
おもしろい☆
続きまた待ってるで〜!2005-10-29 02:05:00 -
172:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
りなさん→
ありがとうございます。頑張ります(^^)2005-10-29 02:38:00 -
173:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
気がついたら寝ていて、起きたのは夕方だった。マナが「夕ごはんピザにするから好きなん選びッ」とメニューを持って起こしにきた。寝起きなのにこんな濃いもん…(失笑)「なんでもいいで。ただサイドメニューのチキンとかアイスとかも頼もや」「あーそぉしよぉ」マナはヨネダの友達の貢ぎ物となった(←という設定 )あたしに以上に優しかった。おそらく感謝の気持ちを表してるんだろう。マナが愛想よくしてくる度にすごく腹が立ったけど、聡くんの「俺から見たらガキ」発言もあって、苛立ちを顔に出さないように気をつけた。
2005-10-29 02:46:00 -
174:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
隣のベットに聡くんの姿はなかった。どうやら遠すぎるため、ピザ屋までピザを取りに行かなければらしく、もう出発したらしい。携帯でサイドメニューの追加を告げると『寝起きやのにすごいなぁ(笑)』「えっ?若さ若さ(笑)」
2005-10-29 02:51:00 -
175:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
食堂に行くと、リュウ君と売れない(←あたし予想)ジャニーズ二人が風呂に入ったらしく、濡れた髪のままでしゃべっていた。悦子とマナの地元の友達(名前忘れた)は一緒に買い出しに向かったらしい。ユウキは相変わらずリュウにべったりで、それでも昨日よりはましで、いくらかリュウ君からもユウキに話しかけていた。ジャニーズの二人は思ってたよりは実は愛想が良くて、会話は意外とはずんだ。待っている間にテーブルの大量のゴミを片付けた。管理人さんはいつ来たのか、また冷蔵庫の中の酒や食べ物はいっぱいになっていた。
2005-10-29 02:57:00 -
176:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
空が染まっていく時間なんてほんの一瞬で、すぐ真っ暗になった。月はすごく明るくて、外に出ても相手の顔がはっきり見える。なかなか買い出し組が帰ってこないので、ログハウスに戻り化粧を少し直した。携帯を見るとメールが?件…TSUTAYA、メルマガ…HAMADAだった。HAMADAから返信がくるとは…かなり驚いた。別に返信いらんのに(笑)
2005-10-29 03:09:00 -
177:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
着信は…ヨシ君。今の時間はまだバイト中かな?少し安心した。誰からも連絡なかったらどうしようとか…心のどこかで思ってた。別にどーもしないけど…
2005-10-29 09:01:00 -
179:
名無しさん
おもしろい?完結楽しみにしてるので頑張って下さい?
2005-10-29 11:42:00 -
180:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「なぁふーちゃぁん。聡くんいい人やろぉ?」ねちゃねちゃとした喋り方でマナがずるそうに笑う。「あーやなー」適当に笑顔で対応した。こいつ…ユウキとはまた違ったうざさがあるなぁ-…
2005-10-29 13:35:00 -
184:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
冷え込みが厳しくなり、リュウ君達が薪ストーブをつけようと悪戦苦闘していると、やっと買い出し組が帰ってきた。「おかえりぃー遅かったくない?」「ごめんごめん」と言ってヨネダがニット帽をぬいだ瞬間…モワッと…草の臭い…小さな段ボール箱は何十にもガムテープが巻き付けられている。こいつら今日もヤル気!?ありえへん!!!今まで草よくやってたわけでもないのに二日も続けてしたくなるはずがない。明らかにスリルを味わいたいという無意味な欲求からの行動やし…。わざと顔に出し聡くんを睨んだ。…味方?やと思ったのに…
2005-10-30 01:20:00 -
185:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
あたしの般若のような形相に「ピザ冷めかけやからチーズ固まってるかもぉ(笑)」聡くんがおどける。「テーブルの上掃除しといたから、食べよ食べよ!」人の熱気でか、部屋は妙に温かくなった…ハイテンションなヨネダ…ベクトルの先はみんな同じ方向…
2005-10-30 01:30:00 -
186:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
もともと食欲がないのと、イライラが重なって何も手をつける気にはならなかった。オニオンスープを半分くらい一気に飲む。やりきれない怒りはどうも納まりそうにない。押さえようとしても、みんなのこの後の何かを期待した笑いがおを見ると、ふつふつと湧き出てくる。ソファーの上にぽんと置かれた段ボール…あれに火をつけたら…こいつらおそらく怒り狂うだろうな。それにしても、宿泊代はともかく、薬を大量に買う金や、食時代はどこから出ているのだろうか…ヨネダか?………そんなはぶりがいいタイプには見えない…まったく見えない
2005-10-30 01:48:00 -
187:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「あたしなんかしんどいから一回部屋戻るわぁ」悦子だった。手元を見るとピザにまったく手をつけていない。「大丈夫?あたしも一緒に行くわー大丈夫?」おおげさに心配するみんな…。悦子は顔が真っ白だった、唇にすら色のなくなった悦子と悦子の荷物を持って私と聡くんの泊まったコテージにむかった。寒くて寒くて手足の指がとれそう…
2005-10-30 20:41:00 -
188:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「…悦子昨日何時間くらいやってたん?」目を合わさずに聞いてみた。「…わからん」深い溜め息を飲み込む。あたしだって溜め息つけるような選択をしてきたわけじゃない。「とりあえず水もってきたし、水いっぱい飲んで寝よ」「…」悦子の顔はまします白くなり、月夜の中では白黒映画みたいになっていた。
2005-10-30 21:49:00 -
189:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
昔、ヨシ君の後輩が吐きまくってるのを見たことがある。薬が体にあわない奴は絶対いる、ほんとたまにだけど…気持ち良さなんてまったくなくて、ものすごい吐き気と頭痛に一晩中苦しめられる。ログハウスの横の草むらで悦子はゲロゲロと吐いた。あまり食べていなかったらしく、最後は細かい泡を吐いていた。
2005-10-30 22:54:00 -
190:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
悦子は吐きながら泣いていた。涙ぐむ悦子を見て少し腹がたったけど、涙の意味はわからなくもなかった。悦子が眠るまで付き添って、携帯で聡くんを呼び出した。「いま山側のログハウスおるから来て」「わかった。」聡くんの後ろからは狂ったように笑う誰かの笑い声がした。聡くんが薬をやっていないことを祈った。携帯を見るとまたHAMADAからメールがきている…もういいって。
2005-10-30 23:55:00 -
191:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
聡くんはすぐ来てくれた。両手に沢山の食べ物を持って。「お腹すいてないか?」「すくか、この状況で(笑)」聡くんは悦子に目をやると「落ち着いた?」「うん…悦子帰した方がいいんちゃう?」「やな。あいつらパキりまくり…」聡くんは右手をあげ袖をめくった、そこにはくっきりとすごい歯形…「どうしたん!?」「ちょけたあのヤンキーみたいな子にやられた」…マナの地元の子だ。「あたしも帰りたい」「…」
2005-10-31 00:03:00 -
192:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
二人でしばらくの間、涙のあとのついた悦子の寝顔をみつめた。
2005-10-31 00:07:00 -
193:
まりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「こんな状態で家帰されへんし、明日の朝でよか…明日の朝には落ち着いてるやろ。悦子ちゃんもあいつらも」「…やな。ごめん明日の朝、近くの駅まで送って」「えっ、ちゃんと家まで送らせてや(笑)今日オレもここで寝ていい?」…正直、嫌だったけど一人でゲロくさい悦子と一緒にいるのはもっと嫌だったので、あたしは聡くんと同じベットで眠ることにした。なぜか辛い気持ちになって、夜中、先に手をにぎったのはあたしの方だった。ベットの中、温かい聡くんの手は冷たいあたしの手をぎゅっと握り返して、「寒いんか?」「ううん大丈夫」
2005-10-31 00:27:00 -
194:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
たぶんあたしの手はすごく汗かいてたと思う(笑)夜中、聡くんの寝顔を見た。すごいキレイな横顔だった。長いまつげに月明かりがあたって頬に影が出来ていた。
2005-10-31 00:29:00 -
195:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
次の日の朝、目が覚めると聡君はいなくてあたしの荷物がすべてこちらのログハウスに運ばれていた。…悦子もいない。聡くんと先に帰る準備してるんかな?シャワーを浴びて、化粧をしてログハウスに鍵をかけ食堂にむかった。このポーチを歩くのはもう一生ないだろう…マナ達に何か文句を言われるだろうか…一瞬頭をよぎったけど、そんなことどうでもよかった。
2005-10-31 00:33:00 -
196:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
食堂の扉を開けると、昨日より強烈な草の臭い…悦子とマナとヨネダとジャニーズが座っている。「あたし帰るわ」間髪入れずにはっきりいった。正直マナをしばきたかった。「聡くんから聞いたよー♪いいなぁいいなぁ」マナはまだ葉っぱが抜けてないのか?「とりあえずあとで電話するわ、悦子行こ」アゴでドアを注す私に悦子はありえないことを言い出す。「ふーちゃん…あたしもう大丈夫やし、聡くんと邪魔した悪いから残るわ」はあ!?昨日ゲロまみれになっといてこいつここに残ってどうするつもり!?あまりの頭の悪さに殴りかかりそうになった。
2005-10-31 00:50:00 -
197:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
…殴りかかりそうになったほんとに…でも悦子に近づいて気付く…隣のジャニーズが悦子の手を握っている。近くでみる悦子の顔はまだ白い…きっと残りたいなんて本音じゃない。悦子はこのジャニーズにほだされたらしかった。昨日はぐっと飲み込んだ溜め息を今度は深く吐き出して、聡くんが風呂から上がるのを車の中で待った。聡くんは濡れた髪のまま走ってきてくれた。「こらーはなくそ!中で待っとかな風邪ひくで」「そっちこそ風邪ひくで。あいつらと一緒におったら殺してしまいそうやし」「…パキった奴に本気なったあかんって?な?」
2005-10-31 01:00:00 -
198:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「…」「いこかー」聡君はなぜかあたしを軽く抱きしめ、エンジンをかけた。ポーチにはパキパキ軍団が並び手をふっていた。悦子は何か言いたそうだったけど、もう面倒くさくなって無視した。知らない鳥の鳴き声は、まるでここは人間のいるとこじゃないと、教えてくれているようだった。
2005-10-31 01:05:00 -
199:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
「マナ達に説明してくれてありがとう」このありがとうにはここ二日間のすべてのありがとうをこめた。「あーいいで。聡はなくそに惚れちゃって二人でいたいし帰っていい?って言うたらあっさり許してくれたし」車の窓から見える山の上のログハウスは、もうあんなに小さく見える…。「なんかマナ意味わからんこと言うてたんは…そのことか」「家どのへん?また大阪まで大分あるけど(笑)」「○○。また近くなったら言うわ」「うん。家の人に連絡しといてな」「…あー大丈夫やで」「…そう。」
2005-10-31 01:22:00 -
200:
もりやまはな ◆DEP4IVx7X6
突き詰めて理由を聞いてくるのかと思いきや、聡くんはあっさり引き下がり「じゃぁさぁどーせ用意はあるんやし、オレん家くる?」「えーないない(笑)家の人に悪いし」「オレ大学の近くで一人暮ししてるから大丈夫やで。しかもここからそんな遠くないし。結構広いで」「うーん…」家に帰りたいわけでもないし…とかいう言い訳を自分にしつつ、ほんとは聡くんともう少し一緒にいたかった。「じゃぁ一泊だけ。」聡くんは優しく笑うと、私の手をにぎり、聡くんの住むマンションまであたし達はずっと手を繋いでいた。
2005-10-31 01:28:00