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  • 1:

    もりやまはな

    早く来て…今日もまた?錠買ってしまった…4500円…相場より500円安かったから…別にやめれない訳じゃなぃんだけど…薬で自分をつかまえとけば…自分を自分でつかまえとけば…誰も来なくても生きていける。

    2005-10-25 12:03:00
  • 181:

    気になるし完結させてな?

    2005-10-29 14:32:00
  • 182:

    名無しさん

    2005-10-29 22:55:00
  • 183:

    名無しさん

    2005-10-29 23:53:00
  • 184:

    もりやまはな ◆DEP4IVx7X6

    冷え込みが厳しくなり、リュウ君達が薪ストーブをつけようと悪戦苦闘していると、やっと買い出し組が帰ってきた。「おかえりぃー遅かったくない?」「ごめんごめん」と言ってヨネダがニット帽をぬいだ瞬間…モワッと…草の臭い…小さな段ボール箱は何十にもガムテープが巻き付けられている。こいつら今日もヤル気!?ありえへん!!!今まで草よくやってたわけでもないのに二日も続けてしたくなるはずがない。明らかにスリルを味わいたいという無意味な欲求からの行動やし…。わざと顔に出し聡くんを睨んだ。…味方?やと思ったのに…

    2005-10-30 01:20:00
  • 185:

    もりやまはな ◆DEP4IVx7X6

    あたしの般若のような形相に「ピザ冷めかけやからチーズ固まってるかもぉ(笑)」聡くんがおどける。「テーブルの上掃除しといたから、食べよ食べよ!」人の熱気でか、部屋は妙に温かくなった…ハイテンションなヨネダ…ベクトルの先はみんな同じ方向…

    2005-10-30 01:30:00
  • 186:

    もりやまはな ◆DEP4IVx7X6

    もともと食欲がないのと、イライラが重なって何も手をつける気にはならなかった。オニオンスープを半分くらい一気に飲む。やりきれない怒りはどうも納まりそうにない。押さえようとしても、みんなのこの後の何かを期待した笑いがおを見ると、ふつふつと湧き出てくる。ソファーの上にぽんと置かれた段ボール…あれに火をつけたら…こいつらおそらく怒り狂うだろうな。それにしても、宿泊代はともかく、薬を大量に買う金や、食時代はどこから出ているのだろうか…ヨネダか?………そんなはぶりがいいタイプには見えない…まったく見えない

    2005-10-30 01:48:00
  • 187:

    もりやまはな ◆DEP4IVx7X6

    「あたしなんかしんどいから一回部屋戻るわぁ」悦子だった。手元を見るとピザにまったく手をつけていない。「大丈夫?あたしも一緒に行くわー大丈夫?」おおげさに心配するみんな…。悦子は顔が真っ白だった、唇にすら色のなくなった悦子と悦子の荷物を持って私と聡くんの泊まったコテージにむかった。寒くて寒くて手足の指がとれそう…

    2005-10-30 20:41:00
  • 188:

    もりやまはな ◆DEP4IVx7X6

    「…悦子昨日何時間くらいやってたん?」目を合わさずに聞いてみた。「…わからん」深い溜め息を飲み込む。あたしだって溜め息つけるような選択をしてきたわけじゃない。「とりあえず水もってきたし、水いっぱい飲んで寝よ」「…」悦子の顔はまします白くなり、月夜の中では白黒映画みたいになっていた。

    2005-10-30 21:49:00
  • 189:

    もりやまはな ◆DEP4IVx7X6

    昔、ヨシ君の後輩が吐きまくってるのを見たことがある。薬が体にあわない奴は絶対いる、ほんとたまにだけど…気持ち良さなんてまったくなくて、ものすごい吐き気と頭痛に一晩中苦しめられる。ログハウスの横の草むらで悦子はゲロゲロと吐いた。あまり食べていなかったらしく、最後は細かい泡を吐いていた。

    2005-10-30 22:54:00
  • 190:

    もりやまはな ◆DEP4IVx7X6

    悦子は吐きながら泣いていた。涙ぐむ悦子を見て少し腹がたったけど、涙の意味はわからなくもなかった。悦子が眠るまで付き添って、携帯で聡くんを呼び出した。「いま山側のログハウスおるから来て」「わかった。」聡くんの後ろからは狂ったように笑う誰かの笑い声がした。聡くんが薬をやっていないことを祈った。携帯を見るとまたHAMADAからメールがきている…もういいって。

    2005-10-30 23:55:00
  • 191:

    もりやまはな ◆DEP4IVx7X6

    聡くんはすぐ来てくれた。両手に沢山の食べ物を持って。「お腹すいてないか?」「すくか、この状況で(笑)」聡くんは悦子に目をやると「落ち着いた?」「うん…悦子帰した方がいいんちゃう?」「やな。あいつらパキりまくり…」聡くんは右手をあげ袖をめくった、そこにはくっきりとすごい歯形…「どうしたん!?」「ちょけたあのヤンキーみたいな子にやられた」…マナの地元の子だ。「あたしも帰りたい」「…」

    2005-10-31 00:03:00
  • 192:

    もりやまはな ◆DEP4IVx7X6

    二人でしばらくの間、涙のあとのついた悦子の寝顔をみつめた。

    2005-10-31 00:07:00
  • 193:

    まりやまはな ◆DEP4IVx7X6

    「こんな状態で家帰されへんし、明日の朝でよか…明日の朝には落ち着いてるやろ。悦子ちゃんもあいつらも」「…やな。ごめん明日の朝、近くの駅まで送って」「えっ、ちゃんと家まで送らせてや(笑)今日オレもここで寝ていい?」…正直、嫌だったけど一人でゲロくさい悦子と一緒にいるのはもっと嫌だったので、あたしは聡くんと同じベットで眠ることにした。なぜか辛い気持ちになって、夜中、先に手をにぎったのはあたしの方だった。ベットの中、温かい聡くんの手は冷たいあたしの手をぎゅっと握り返して、「寒いんか?」「ううん大丈夫」

    2005-10-31 00:27:00
  • 194:

    もりやまはな ◆DEP4IVx7X6

    たぶんあたしの手はすごく汗かいてたと思う(笑)夜中、聡くんの寝顔を見た。すごいキレイな横顔だった。長いまつげに月明かりがあたって頬に影が出来ていた。

    2005-10-31 00:29:00
  • 195:

    もりやまはな ◆DEP4IVx7X6

    次の日の朝、目が覚めると聡君はいなくてあたしの荷物がすべてこちらのログハウスに運ばれていた。…悦子もいない。聡くんと先に帰る準備してるんかな?シャワーを浴びて、化粧をしてログハウスに鍵をかけ食堂にむかった。このポーチを歩くのはもう一生ないだろう…マナ達に何か文句を言われるだろうか…一瞬頭をよぎったけど、そんなことどうでもよかった。

    2005-10-31 00:33:00
  • 196:

    もりやまはな ◆DEP4IVx7X6

    食堂の扉を開けると、昨日より強烈な草の臭い…悦子とマナとヨネダとジャニーズが座っている。「あたし帰るわ」間髪入れずにはっきりいった。正直マナをしばきたかった。「聡くんから聞いたよー♪いいなぁいいなぁ」マナはまだ葉っぱが抜けてないのか?「とりあえずあとで電話するわ、悦子行こ」アゴでドアを注す私に悦子はありえないことを言い出す。「ふーちゃん…あたしもう大丈夫やし、聡くんと邪魔した悪いから残るわ」はあ!?昨日ゲロまみれになっといてこいつここに残ってどうするつもり!?あまりの頭の悪さに殴りかかりそうになった。

    2005-10-31 00:50:00
  • 197:

    もりやまはな ◆DEP4IVx7X6

    …殴りかかりそうになったほんとに…でも悦子に近づいて気付く…隣のジャニーズが悦子の手を握っている。近くでみる悦子の顔はまだ白い…きっと残りたいなんて本音じゃない。悦子はこのジャニーズにほだされたらしかった。昨日はぐっと飲み込んだ溜め息を今度は深く吐き出して、聡くんが風呂から上がるのを車の中で待った。聡くんは濡れた髪のまま走ってきてくれた。「こらーはなくそ!中で待っとかな風邪ひくで」「そっちこそ風邪ひくで。あいつらと一緒におったら殺してしまいそうやし」「…パキった奴に本気なったあかんって?な?」

    2005-10-31 01:00:00
  • 198:

    もりやまはな ◆DEP4IVx7X6

    「…」「いこかー」聡君はなぜかあたしを軽く抱きしめ、エンジンをかけた。ポーチにはパキパキ軍団が並び手をふっていた。悦子は何か言いたそうだったけど、もう面倒くさくなって無視した。知らない鳥の鳴き声は、まるでここは人間のいるとこじゃないと、教えてくれているようだった。

    2005-10-31 01:05:00
  • 199:

    もりやまはな ◆DEP4IVx7X6

    「マナ達に説明してくれてありがとう」このありがとうにはここ二日間のすべてのありがとうをこめた。「あーいいで。聡はなくそに惚れちゃって二人でいたいし帰っていい?って言うたらあっさり許してくれたし」車の窓から見える山の上のログハウスは、もうあんなに小さく見える…。「なんかマナ意味わからんこと言うてたんは…そのことか」「家どのへん?また大阪まで大分あるけど(笑)」「○○。また近くなったら言うわ」「うん。家の人に連絡しといてな」「…あー大丈夫やで」「…そう。」

    2005-10-31 01:22:00
  • 200:

    もりやまはな ◆DEP4IVx7X6

    突き詰めて理由を聞いてくるのかと思いきや、聡くんはあっさり引き下がり「じゃぁさぁどーせ用意はあるんやし、オレん家くる?」「えーないない(笑)家の人に悪いし」「オレ大学の近くで一人暮ししてるから大丈夫やで。しかもここからそんな遠くないし。結構広いで」「うーん…」家に帰りたいわけでもないし…とかいう言い訳を自分にしつつ、ほんとは聡くんともう少し一緒にいたかった。「じゃぁ一泊だけ。」聡くんは優しく笑うと、私の手をにぎり、聡くんの住むマンションまであたし達はずっと手を繋いでいた。

    2005-10-31 01:28:00
  • 201:

    もりやまはな ◆DEP4IVx7X6

    聡くんの大学の前を走り過ぎてマンションが見えそうになった頃、携帯が鳴った。
    (びっくりした)
     着信  父さん

    2005-10-31 03:22:00
  • 202:

    もりやまはな ◆DEP4IVx7X6

    「ごめん電話でていい?」「いいよいいよ」CDの音を消しながら聡くんは不思議そうな顔をした。多分その時のあたしの顔がびっくりし過ぎてむちゃくちゃ変だったからだと思う。「はい。」『はなか?』「うん、ごめんね手紙だけで連絡せんくて」『あーいいよいいよ。父さんこそ遊んでるとこごめんな。あんなぁーちょっと話あるんやけど、いつ頃帰ってこれるかな?』父さんが話!?「大丈夫やで、今から帰るわ」『ごめんな、じゃぁ○○の駅で待ってるから着きそうになったら電話くれるか?』なんで家じゃないんだろう…家から離れた駅なんだろう…

    2005-10-31 03:41:00
  • 203:

    もりやまはな ◆DEP4IVx7X6

    父さんにメールを入れる。
    ○○駅にもうすぐ着くよ。

    2005-10-31 03:59:00
  • 204:

    もりやまはな ◆DEP4IVx7X6

    すぐ返信が届く

    駅前のロータリーにいます

    2005-10-31 04:00:00
  • 205:

    もりやまはな ◆DEP4IVx7X6

    「ごめん地元○○やねんけど、○○駅でおろしてもらっていい?」「うん…もしかしてはな…父さんに怒られたんか?俺一緒に謝ろか?」「ううん!大丈夫やから!」思っていたより大きな声をだしてしまったのは聡くんのせいじゃない。その理由はあたしの中にあった。こんなに不安に思ったのも父さんを恐く思ったことも始めてだった。

    2005-10-31 04:04:00
  • 206:

    もりやまはな ◆DEP4IVx7X6

    薬してたことバレたんかな…いや違うそれはない、家でしたことないし。…。再婚…再婚…かな。一番有力やな、彼女紹介されるんかな…でも急やな…。彼女に子供ができたから再婚したい。…これが一番有力やな。

    2005-10-31 04:07:00
  • 207:

    もりやまはな ◆DEP4IVx7X6

    ○○駅に着くと、絶対今日中に連絡すると聡くんに約束させられた。ロータリーにむかいながら、「いいよおめでとう」をさりげなく言うにはどうしたらいいのか…必死に考えた。いいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでとういいよおめでと

    2005-10-31 04:11:00
  • 208:

    もりやまはな ◆DEP4IVx7X6

    ロータリーにつき見回すと父さんの車が止まっていた。車を止め煙草を吸う父さんは、私に軽く手をあげ「おかえり」と笑った。いつもの父さんだった。

    2005-10-31 04:15:00
  • 209:

    もりやまはな ◆DEP4IVx7X6

    「お腹すいてないか?」「うん。」父さんの車に乗ったことは数える程しかなかったので、それだけで緊張した。「ごめんな、話あるなんかいきなり言うたからはな不安なったんちゃう?」まゆげをひそめて本当に心配そうな顔をする父さん。「大丈夫、父さん前見て、前」「あっごめんごめんここ一通やね(笑)」…いつもの父さんだ。いつ本題に入るのかな?車はどこにむかうのかな?父さんに聞いてしまえば、すぐ解決出来る疑問ばかりが浮かんでは飲み込まれていく。

    2005-10-31 04:21:00
  • 210:

    もりやまはな ◆DEP4IVx7X6

    「ついたよ」車は綺麗なガーデニングをほどこしたヘーベルハウスみたいな家の前で止まった。「?」「車庫に車入れるから玄関で待っててね」玄関からは中庭のアンティークみたいな白のテーブルセットが見えた。あそこの位置から見える庭が一番キレイなんだろうな…

    2005-10-31 04:31:00
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