小説掲示板『優しい嘘』のスレッド詳細|夜遊びweb関西版

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『優しい嘘』

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  • 1:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    旧掲示板で書かせてもらってた美愛です??もぅ1度読みたぃといぅ方達がいて下さったので、書きます?更新遅くなるかもしれませんが、頑張ります????

    2005-09-03 22:41:00
  • 2:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    『優しい嘘』…
    それは、あの人が美愛の為につぃた初めての嘘。
    優しい嘘でした。

    2005-09-03 22:45:00
  • 3:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    美愛には今、愛する旦那さんがいます。
    名前はナオキ。
    仕事は鳶職。元ホスト。
    毎日、美愛と娘のみゆうの為に仕事に励んでくれています。私達をとても大事にしてくれる、とってもイイお父さんです。

    2005-09-03 22:54:00
  • 4:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    私には、心から愛した人が2人います。
    ナオキ。そして、ナオキの親友の悠です。
    これからは悠との話をしていきたいと思います。

    2005-09-03 22:58:00
  • 5:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    ―中学時代―
    同じクラスになった、瞳。小柄で可愛いらしぃ子なのに気が強くて、サバサバしてて男みたぃな性格の子だった。うちらはスグに仲良くなって毎日一緒にいた。シンナー吸ったり暴走行ったり、そんな事ばっかりしてた。彼氏もいない、好きな人もいない美愛にとっては、そんな毎日が楽しくて仕方なかった。

    2005-09-03 23:03:00
  • 6:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    男の人と体の関係もあるようになった。
    でもそれは彼氏じゃない。何故か、美愛とそうゆう関係になる人はみんな彼女がいる人ばかりだった。
    何でかなぁ…嘘つかれて、騙されて、そんなんばっかり。でも、それでもイイと思った。愛されてると思ってたから。でも違った。
    男って、ただヤリたいだけやん…好きじゃない人とでもヤレるやん。
    単純な生き物。

    2005-09-03 23:08:00
  • 7:

    名無しさん

    また違う形で読めるから嬉しいです☆美愛ちゃん頑張って

    2005-09-03 23:12:00
  • 8:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    それに気付いてからは彼氏なんて欲しくなくなった。騙されて傷付くぐらぃなら誰も愛さない方がイイ…。適当な付き合いの方が誰も傷付かないで済む。
    好きっていう感情すらなくなった。なくなったっていうより、自分の中から消してしまった。
    それが1番楽な生き方。

    2005-09-03 23:14:00
  • 9:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    7さん?ありがとうございます?前回とは少し変えて書いていきますので?

    2005-09-04 00:18:00
  • 10:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    『美愛』この名前はお父さんとお母さんが付けてくれた名前だ。
    美しい愛を持てる子に…そう願ってつけられた名前。そんな願いを自分自身で閉ざしてしまった。
    だってお父さんとお母さんの間に愛なんてないと思ってたし、美愛への愛もないと思ってた。
    別に愛なんて必要ない。
    愛なんてなくったって生きられる。

    2005-09-04 00:24:00
  • 11:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    美愛はキャバ嬢というものに憧れを持っていた。
    華やかな生活、膨大な給料、でもそれはテレビの世界だった。同じ店で働く女の子は色々な苦労を背負ってる子が多かった。
    でもイイ思いもした。
    時にはブランド物を買ってくれる人だっていた。

    2005-09-04 09:24:00
  • 12:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    りんちゃん。
    「美愛って本名〜?可愛い名前やなぁ☆」
    店に入って、初めに喋りかけてくれたのが、りんちゃんだった。りんちゃんは、この店のNO1なのに、ツンツンしてなくて、何にもわからない美愛達にとっても優しく接してくれた。
    りんちゃんはスゴク綺麗な人でスタイルも良くて優しくて、でもどこか影があるような…そんな人でした。

    2005-09-04 09:28:00
  • 13:

    さゃ

    もぉ一回読めるなんて嬉しぃです??前に書ぃたゃつゎ何度みても感動?しましたぁ??また頑張って下さぃ??

    2005-09-04 11:47:00
  • 14:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    さやサン?ありがとうござぃます?また、書かせてもらいます?

    2005-09-04 17:35:00
  • 15:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    りんちゃんと色々な話をするうちに、りんちゃんの彼氏はホストクラブで働く、NO1だという事を知った。
    美愛はりんちゃんと初めてのホストクラブへ行く事になった。ここで、悠…ナオキ、りんちゃんの彼氏の楓くんと出会った。

    2005-09-04 17:38:00
  • 16:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    悠は年のわりに、落ち着いた雰囲気を持っていて、でも可愛い所もあった。
    悠と喋っていると、落ち着く、安心する、そんな感じだった。

    2005-09-04 17:45:00
  • 17:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    美愛にとってホストクラブは、ただの遊び場でしかないと思ってた。
    私はキャバクラで働き出してから、お客さんに恋愛感情を持った事はない。どんなにカッコ良くて、優しい人でも、お客さん=金にしか思えなかった。
    だからホストに恋愛感情を抱くつもりもなかったし、プライベートに誘うつもりもなかった。
    ホストクラブに来たのも、りんちゃんと一緒やったから。一人でなんか行く事もないし、これから先も行くかもわからない。

    2005-09-04 17:51:00
  • 18:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    だから口座を決めるのにもそんなに悩んだりしなかった。
    「悠にするわぁ!」でも、何であの時タイプだったナオキにしなかったのかは、今思えばよくわかる。
    あの時、ナオキにしていたら、悠の優しさを知る事も悠を愛する事もなかっただろう。

    2005-09-04 17:53:00
  • 19:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    それから、毎日のように悠からメールや電話がきた。嫌じゃなかったけど、店に行く気もないのに、メールをするのは悪い気がした。「もう美愛にメールしなくてイイからっっ!」

    2005-09-04 17:56:00
  • 20:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「何で?俺の事ウザイ?」「そんなん違うけど。店行くかもわからんし!」
    「店来てとか言うてへんやん!普通にメールしたり遊んだりしたいだけやん!」「いいで気使わんで!」
    「気とか使ってないて!ホンマに店呼ぶつもりとかないからっ!!」
    私達はたまに言い合いをする事があった。

    2005-09-04 18:00:00
  • 21:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    悠に何を言われても、
    ホストやから…とか、これも営業なんかな…とかばっかり考えるようになった。
    それは悠の事を好きになってたからやと思う。悠に嫌われたくないから邪魔な女にならないようにしてた。ホストなんか信用できん…今までだって、色んな男に騙されてきた。ましてや、ホストなんてもっと怖い。

    2005-09-04 18:04:00
  • 22:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    だから、悠に遊びに誘われても断り続けた。
    これが人を好きにならない為の必死の努力やった。

    でもある日、悠にメールで告白された。本当は嬉しくて仕方なかった。
    でもホストの悠を信じる事なんてできなくて、メールを無視した。

    2005-09-04 18:09:00
  • 23:

    名無しさん

    前とちとちがうけど頑張れ??ホンマにこの話良い??前みんなにススメタしなぁぁ??ワリャ

    2005-09-05 19:48:00
  • 24:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    25サン☆ありがとうござぃます(≧∀≦)旧掲示板で読んでくれてた方もいるので前とは違う感じで書いていきます♪

    2005-09-05 22:54:00
  • 25:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    いっぱぃ悩んだ。
    考え出したら止まらない。悠の事を悪く悪く、思ってしまぅ。頭が破裂しそぅ…
    でもこんな時に効く薬があった。シンナー。
    美愛にすれば大事な薬だった。これのおかげで何もかも忘れられる、何も考えなくてすむ。立派な逃げ道…楽な生き方しか選ばない。とっても弱い人間だ。

    2005-09-05 23:01:00
  • 26:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    昔、シンナーばっかり吸っていて親友の瞳に泣かれた事があった。
    美愛は弱くて情けない奴だけど、それでも瞳は側にいてくれた。美愛を見捨てたりなんてしなかった。
    でも瞳は今も美愛がたまにシンナーを吸ってるなんて知らなぃ。知られたら、どぅなるんやろぅ。
    今度こそ大事な親友を失うかもしれなぃ…。
    そんな事を考えながらも、涙を流してシンナーを吸い続けた。

    2005-09-06 00:12:00
  • 27:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    シンナーを吸ってボケた、美愛は店長のたくちゃんに連絡を入れ仕事を休んだ。
    次の日ちゃんと仕事に向かった。店に着くなり、近くの居酒屋にたくちゃんに呼び出された。
    何でかは、わかってぃた。

    2005-09-06 00:15:00
  • 28:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    昨日、仕事を休む時にたくちゃんに電話をした。
    その時にきっとシンナーを吸っている事がバレていたからだと思ぅ。

    居酒屋に着いて、たくちゃんはいつもょり静かに喋り始めた。
    美愛が思ってぃた通りの質問をたくちゃんはストレートに聞いてきた。

    2005-09-06 00:18:00
  • 29:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「美愛、薬かなんかやってるょな??」
    「…ゃってなぃ。」

    嘘をついた。知られたくなぃ。絶対に軽蔑される…。嫌ゃ、バレたくなぃ。

    2005-09-06 00:20:00
  • 30:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「何で嘘つくねん?言うたらえぇやん。美愛がそんなんしてたからって俺、軽蔑したりせぇへんで!
    隠さんでえぇねんぞ?」

    軽蔑せぇへん…?なぁ何で、たくちゃんは美愛が不安に思ってる事わかるんょ。何でそんな、お見通しなんょ…悔しいけど、なんか嬉しいわ。

    2005-09-06 00:28:00
  • 31:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「…ゃった、シンナー。」この時、なんかたくちゃんには隠し事できひんなって思った。できひんってゆうか、隠し事したくないって思った。
    嘘つく方が軽蔑されそぅな気がしたから。
    美愛の話を聞いて、たくちゃんは自分の昔の話をしてくれた。

    2005-09-06 00:31:00
  • 32:

    まぁ?

    この話好き?しおり?

    2005-09-06 01:19:00
  • 33:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    まぁ?サン?ありがとうござぃます??

    2005-09-06 11:53:00
  • 34:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    ――たくちゃんには父親がいなぃ。小さい頃から母親と2人暮らしだ。母親はたくちゃんを養う為に朝も夜も必死に働いた。
    でも、たくちゃんは夜1人でいるのが寂しくて、毎日家に友達をよんだ。寂しさを紛らわす為にシンナーや薬物に手を出した。母親はそんなたくちゃんの姿を見て毎日泣いた。

    2005-09-06 12:06:00
  • 35:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    でもたくちゃんは母親の涙を見ても薬物を辞めよぅとはしなかった。寂しさから始めた薬物も、あっという間にただの快感になってぃたからだ。
    そんな時、母親が倒れた。…癌だ。母親はたくちゃんを薬物から抜け出さす事をできなぃまま、息をひきとった。たくちゃんは薬物をすぐに辞めた。母親が残した最後の言葉で、薬物から抜け出せた。
    「薬物なんかに頼る、弱ぃ人間にならんとぃて。大切なもの失ぅよ…。」と母親は言った。たくちゃんにとって大切なものは、母親だったと、失くしてから気付いてしまった――

    2005-09-06 12:12:00
  • 36:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    たくちゃんの話を聞いて、胸が痛くなった。
    「まぁ、すぐに辞めろとは言わんけどな。でもいつか絶対に後悔すると思うからな。何かあったら、何でも言ってこぃよな?」

    たくちゃんには本当に感謝した。店に戻ると、りんちゃんがいた。

    2005-09-06 13:35:00
  • 37:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    りんちゃんには、ホストに連れてってもらってから、悠の話をずっとしている。
    この前ホストに連れてってもらった時に、りんちゃんの彼氏を見た。楓くんというNO1ホストだ。NO1なだけあって、かなりの男前やった。りんちゃんとはお似合いなカップルだと思う。でも、りんちゃんは楓くんとの事で悩んでるみたいだった。

    2005-09-06 13:49:00
  • 38:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    りんちゃんに悠に告白された事を打ち明けた。
    「どーするん美愛は?」
    「悠の事スキやけど、ホストやんかぁ。だから信用できひん。」
    「…。楓もホストやけど、りんは信じてるで?そりゃ不安になったりする時は、いっぱぃあるで?でも好きゃから、信じれる。疑いたくなぃもん…。」

    2005-09-08 13:26:00
  • 39:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    なんか、りんちゃんの彼氏もホストゃのに失礼な事ゆっちゃったかな…。
    でも、好きゃったら信じれる…かぁ。そぅゃんなぁ。こんな臆病なままやったらァカンよなぁ。
    美愛は悠の事スキゃもん。信じれる。

    2005-09-08 13:33:00
  • 40:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「…悠と付き合ぅ!!」
    「そっかぁ!じゃあ早く、悠くんに言ぅたり!もしなんかあったら、りんに言うてきぃな?話聞くし!」
    「うん!ぁりがと☆」
    美愛は早速、悠にメールを送った。

    2005-09-08 13:43:00
  • 41:

    名無しさん

    ナオキ君と結婚したん?その辺くゎしく教えて欲しい?

    2005-09-08 18:44:00
  • 42:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    43サン?ナオキとは結婚しましたョ?詳しくは小説に書きますので?

    2005-09-08 20:11:00
  • 43:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    美愛が悠に告白の返事を伝えると、悠は思っていたより喜んでくれた。
    それからは普通のカップルのよぅに仲良く過ごした。悠は美愛をスッゴィ大事にしてくれた。
    美愛の不安をなくす為に頑張ってくれた。
    前みたぃに悠に対する不安はなくなった。でも、やっぱり心の中でホストっていぅのが引っ掛かってぃた。

    2005-09-08 20:24:00
  • 44:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    今、思えば何であの頃は、あんなにホストに対して偏見を持ってたんだろぅと思った。きっと美愛が初めて愛した人がホストだっただけゃから…。もし美愛が初めて愛した人が悠じゃなくて、ホストじゃなかったらその人に対しても、いっぱぃ不安ゃ偏見を持っていたはずだ。
    ただ人を愛するのが、恐かっただけなんだ。

    2005-09-08 20:28:00
  • 45:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    けど美愛はそんな優しい悠に、駆け引きをした。
    悠は美愛とデート中には、お客さんからの電話ゃメールを全て無視してくれてたのに、美愛は悠の前でわざと自分のお客さんと電話したりした。悠は、いっつも隣で静かにスネた顔をしてぃるだけゃった。
    でもそれが美愛にすれば、嬉しかった。

    2005-09-08 20:31:00
  • 46:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    悠に色んな物を買ってもらったりもした。
    2人で買い物ゃデートに行っても美愛は一切、お金を使わなぃ。
    「悠!これ欲しぃ〜!!」「はぁ?」
    「買って♪」

    2005-09-08 20:34:00
  • 47:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    美愛は当時、CHANELが大好きゃった。悠は、いっつもおねだりすると買ってくれてぃた。
    「悠ぁりがとっっ☆」
    「…色キャバ嬢。」
    悠はいつも美愛に何か書い与えた時に言った。

    2005-09-08 20:38:00
  • 48:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    色キャバ嬢でも、何でもいい。ホストの悠が美愛に、お金を使ってくれるだけで安心できた。
    そんな事がしばらく続いたけど、ある日美愛と悠は喧嘩になった。

    2005-09-08 20:40:00
  • 49:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    悠の家にいる時、美愛はいつものよぅにお客さんからの電話に出た。
    その日も悠は隣で静かに座ってぃた。
    美愛が電話を終えると、
    「なぁ俺とおる時ぐらぃ電話でんとぃてぇや。」と言ってきた。

    2005-09-08 20:44:00
  • 50:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「え?だって仕事ゃん?」「そりゃそぅゃけど…俺はしてへんゃんけ!電話出るんはイイけど、はよ切るとかしてや。聞いとったら、腹立つねん!!」
    「そんなんゆぅんやったら悠もすればいぃやん!美愛は別に怒らんし!」

    2005-09-08 20:56:00
  • 51:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    自分が悪いのにも関わらず、悠に逆ギレした。
    「俺、別に客と電話したいからキレてるわけちゃうしや!お前にちょっとでも信用してもらえるよぅに頑張ってるつもりゃで?もうちょい、わかってやぁ。」
    「…ごめん。でも悠が頑張ってくれてるんは、よくわかってる。」

    2005-09-08 21:01:00
  • 52:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「わかってへんゃんけ…。俺だって、お前と一緒ゃねんで?俺はホストしてるけど、お前もキャバ嬢やん。俺だって不安な時いっぱぃあるで?俺にも、もっと安心させてゃ。それじゃなぃと、しんどぃって…。」

    悠が美愛に対して不安があったなんて知らなかった。

    2005-09-08 21:04:00
  • 53:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「ごめん。自分の事、ばっかりで悠の事なんか考えてへんかった。悠に妬きもちやいてほしかっただけゃねん。ホンマごめんな。」

    「それだけわかっとぃてくれたら、全然えーねんけどなっ(^O^)」
    そう言って、悠は優しく笑ってくれた。今まで悠の気持ちを確かめよぅとして、してきた事が悠を苦しめていた。スゴイ反省した。

    2005-09-08 21:09:00
  • 54:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    それが私達が付き合って初めての喧嘩で、そのおかげでもっと2人がわかり合えたよぅな気がしました。

    そんなラブラブな2人をよそに急にりんちゃんが仕事に来なくなった。

    2005-09-09 02:34:00
  • 55:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    真面目で頑張り屋さんの、りんちゃんが仕事を休むなんて、めずらしぃーなぁと思ってぃた。風邪でもひぃたのかと思ぃ、電話をしてみたけど、出なかった。
    おかしぃなぁと思ぃながらも美愛は仕事に励んだ。
    最近、仕事が楽しくて仕方なぃ。幸せゃからかなぁ、なんか全然、仕事が苦痛ぢゃなくなった。
    頑張って頑張って、りんちゃんに追い付きたぃ。いつの間にか、りんちゃんは美愛の憧れの人になってた。

    2005-09-09 02:39:00
  • 56:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「え?今日も?」
    「そうやねん。まだ電話出ぇへんしなぁー。」

    今日もりんちゃんが休みだといぅ事をたくちゃんから聞いた。連絡も取れなぃ日が3日も続いてぃた。これは、おかしぃと思って悠に電話をして、楓くんにりんちゃんの事を聞いてもらった。だけど楓くんも、りんちゃんと連絡が取れなぃといぅ。絶対におかしぃと思ったけど、どぅする事もできなかった。

    2005-09-09 02:43:00
  • 57:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    ピーピー。ピーピー。
    次の日、携帯のアラーム音で目が覚めた。昨日、飲み過ぎたせぃか、頭がガンガンする…。はぁー痛ッ。
    だるぃ体を起こしながら、携帯を見た。
    お客さんからの不在着信に紛れて、りんちゃんからの着信も残ってぃた。
    美愛はスグにかけ直した。プルループルルー。

    2005-09-09 02:48:00
  • 58:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「…はぃ。」
    「りんちゃん!?何で電話出てくれんかったんよ!心配したゃんかぁ!どなぃしたん?何かあった?」
    「…美愛ご…めん。」

    いつものりんちゃんとは、全く違う声で、泣いてぃるみたぃやった。美愛は、りんちゃんに家の住所を聞き、タクシーで急いで、りんちゃんの家に向かった。

    2005-09-09 02:53:00
  • 59:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    りんちゃんは楓くんと、ずっと同棲してぃて、でも今は実家にいる様だった。
    きっと泣いてぃたのは、楓くんと何かがあったのだろぅと思った。
    だけど楓くんも、りんちゃんと連絡が取れなぃって言ってたし、何も知らないみたぃだった。
    美愛は、りんちゃんが心配でならなかった。いつも優しくて、負けず嫌いで、頼りになる、でも楓くんの話をする時のりんちゃんは、何故か淋しげで…そんな、りんちゃんを放っておけなかった。

    2005-09-09 02:58:00
  • 60:

    あゆ

    ひさしぶり?復活おめでとう?最後まで読むから頑張ってね?

    2005-09-10 04:59:00
  • 61:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    あゆサン?あゆちゃんって小説書いてた、あゆちゃんかな??違ってたらゴメンナサィ??頑張って書きます?

    2005-09-10 20:14:00
  • 62:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    りんちゃんの家に着いた。りんちゃんの携帯にワンコール鳴らすと、しばらくしてドアが開いた。
    ガチャ。
    「りんちゃん!?」
    そこに立ってぃた、りんちゃんはいつもとは別人のよぅだった。泣きすぎたせぃか目が腫れて、少しやつれた様にも見えた。

    2005-09-10 20:17:00
  • 63:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    とりあぇず家の中に入れてもらった。
    部屋に座ったものの、何を聞いてぃいのかわからなかった。すると急に、りんちゃんが自分の携帯を美愛に差し出した。
    「何…?」
    「…見て。」

    2005-09-10 20:20:00
  • 64:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    携帯を見ると、そこには楓くんの名前があちこちに書かれてぃた。サイトのよぅなものだった。
    どんどん下を見ていくと、色々な事が書いてあった。―楓は色枕しすぎ!―
    ―楓と付き合ってるで。――りんって子は色彼。―
    ―楓とヤッた!!―
    「何…これ…。」

    2005-09-10 20:25:00
  • 65:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「それ…ホストの…事とか書い…てぁるサィトゃ…ねん。楓、最…悪ゃろ。」
    りんちゃんは涙をすすりながら言った。
    書いてある内容が、美愛には信じられへんかった。
    「こんなん嘘かもしらんゃん!信じたらァカンて!」「全部…嘘なわけな…ぃゃん。楓は、金の為なら何でもする…。もぅ信じるん…疲れた。」

    2005-09-10 20:31:00
  • 66:

    あゆ

    小説書いてたあゆやで?覚えててくれたんやぁ?あゆ、美愛ちゃんの小説好きやから楽しみにしてるね。

    2005-09-11 01:21:00
  • 67:

    名無しさん

    頑張って(^O^)

    2005-09-12 11:36:00
  • 68:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    あゆサン?やっぱりあゆちゃんやったんゃ?2回目ですが頑張りますッ?

    69サン?ありがとぅござぃます??(≧∀≦)☆

    2005-09-12 23:48:00
  • 69:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「りんちゃ…ん。でも楓くんの事信じてあげよぅや。りんちゃんの好きになった人ゃんか?」
    「…ぅん、ありがとぅ。」
    りんちゃんは落ち着いたら仕事に戻ると約束してくれて、美愛はりんちゃんの家を後にした。

    2005-09-12 23:52:00
  • 70:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    帰りのタクシーの中で色々考えた。りんちゃん、楓くんの事、、悠の事。
    もしかしたら、悠も…。
    なんて思った。
    …ダメだ。そんな事、思っちゃ。好きなら信じれる。りんちゃんから教わった。楓くんと、りんちゃんはスゴィ絆で結ばれてるよぅな気がした。りんちゃんの事は心配やったけど、なんとか大丈夫そぅな気がした。

    2005-09-12 23:56:00
  • 71:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    でもその3日後…
    りんちゃんは自殺した。

    りんちゃんのお母さんから店に連絡があって、その事を知った。美愛は、たくちゃんの前で泣き崩れた。

    あの時、何で美愛はりんちゃんを放って帰ったんゃろぅ…もっと話を聞いてあげれば良かった…。

    2005-09-12 23:58:00
  • 72:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    思い出せば悔やむ事ばかりだった。
    美愛は、たくちゃんとお通夜に行った。お通夜には、あまり人が来ていなくて、とても静かだった。
    りんちゃんに会った。
    綺麗な顔をしていた。すやすや眠っているみたぃだった。
    「りんちゃん…ごめんね。ツラかったのに力になれなくてごめん。いっぱぃお世話になったの…に、何もしてあげれんかった…。」

    2005-09-13 00:02:00
  • 73:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    たくちゃんも泣いてぃた。「あぃつ強がりゃったもんなぁ…もっと頼ってくれたら良かったのに…。」

    「あの…美愛ちゃん?」
    「ぁ、はぃ。」
    りんちゃんのお母さんだった。初対面だったけどスグにわかった。泣き腫らした目、それにりんちゃんに、とっても似てぃた。

    2005-09-13 00:06:00
  • 74:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「これ…見て下さぃ。」
    そぅ言って、お母さんから携帯を渡された。りんちゃんがいつも使っていたものだった。
    発信着信履歴なし。
    電話帳0件。
    受信送信メール0件。
    未送信メール…1件。

    2005-09-13 00:09:00
  • 75:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 76:

    MJ

    初めまして?続き楽しみです★頑張ってねッッッ??

    2005-09-13 00:26:00
  • 77:

    あゆ

    思い出すと辛い事もあるのに2回目書いてくれてありがとう。尊敬する?あゆにはマネできひんわぁ?

    2005-09-13 01:48:00
  • 78:

    名無しさん

    ↑あゆさんの話もう一回読みたい人ようさんおんねんで!私も読みたいんでまた書いてほしい!お願いしますm(_ _)m

    2005-09-13 01:53:00
  • 79:

    ぁゃ

    あゆさんの小説教えてください?

    2005-09-13 02:36:00
  • 80:

    あゆ

    びっくりしました。めっちゃ嬉しいです。誰かコピペしてくれてないんかなぁ?先月女の子を出産しました。近況報告したいですね。

    2005-09-13 02:39:00
  • 81:

    ぁゃ

    スレずれすぃません?ぁゅさんの小説のタイトル教えてください?

    2005-09-13 02:50:00
  • 82:

    あゆ

    【こんなママでごめんね】と〈おじいちゃん〉を書いてました。

    2005-09-13 02:58:00
  • 83:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    MJサン?ありがとうござぃます???

    あゆサン?頑張るネ??

    2005-09-13 21:59:00
  • 84:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    それは、りんちゃんから美愛に宛てた、最後のメールだった。
    りんちゃんは、どんだけツライ思いしたんゃろぅ…。美愛には知らん事だらけやった。
    楓くんはこの事を知らない。自分の彼女が亡くなった事を知らないなんてどんなに、悲しい事か…。
    でも、りんちゃんとの約束ゃから、楓くんには言われへん。

    2005-09-13 22:03:00
  • 85:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    ―りんちゃん―今、りんちゃんの事を思い出しても、後悔する事ばかりです。
    もっともっと仲良くなりたかったよ?いつか、りんちゃんより仕事できる女になりたぃって思ってた。
    これからも、ずっとずっと大切な美愛のお姉ちゃん。

    2005-09-13 22:06:00
  • 86:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    悠には、りんちゃんが亡くなった事を伝えた。
    悠は、美愛と知り合う前から、りんちゃんの事知ってたし、いっぱぃ泣いてた。でも、楓くんには言わんって約束してくれた。
    楓くんは、りんちゃんが亡くなったって知ったら、絶対に自分を責める。それをわかって、りんちゃんは楓くんに隠そぅとしてるんやと思ぅ。やっぱり、りんちゃんは最後まで、楓くんの事を考えてあげたんやね?

    2005-09-13 22:10:00
  • 87:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    楓くんは、何度も悠に、りんちゃんと連絡取れるよぅに美愛にお願いしてって言うてたみたぃやった。
    そんなん聞くとホンマに胸が張り裂けそぅで、楓くんに伝えたかった。
    でも美愛達は何も知らないふりをした。これが2人にとってイィ事なのか、悪い事なのかわからなぃ。でもりんちゃんからの、お願いゃから、こうする事しかできひんかった。

    2005-09-13 22:13:00
  • 88:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    それから美愛と悠は、りんちゃんの事を、胸に秘めながら過ごした。
    付き合って半年経った頃、私達は同棲する事にした。悠が今まで1人暮らししてぃた家に美愛も住む事になった。悠は、同じ店で幼なじみのナオキと同じマンションに住んでいた。
    ょく3人で遊んだりするよぅにもなった。

    2005-09-13 22:18:00
  • 89:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    ある日曜、悠と美愛が家でマッタリしている時、
    ピンポーン。ドンドン。
    「開けてぇーやぁー!!」インターホンとドアを叩く音と女と男の言い争う声が聞こえた。
    「何!何!?怖いって!!誰?悠が出てやぁー!!」「え?何やねんって!?俺も怖いし!」

    2005-09-13 22:27:00
  • 90:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    そぅ言って悠は鍵をガチャっと開けるだけ開けて、走って部屋に戻ってきた。
    「何してるん!?」
    「俺だって怖いって!笑」すると、ドアの開く音がして「悠くーん!!」と叫び声のよぅなのが聞こえた。「何?悠の知り合い?」
    「は?誰ゃねん!」

    2005-09-13 22:31:00
  • 91:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    すると急に見た事なぃ女が入ってきた。
    「サキちゃん!?」と悠が言った。誰やねんサキて。美愛は訳のわからんままムカついてると、ナオキが後ろから出てきて、サキちゃんて子の服を引っ張った。「お前ふざけんなよ!悠に迷惑かけんなや!おいっ!来いやっ!」
    と今まで見た事ないような剣幕で怒鳴った。

    2005-09-13 22:35:00
  • 92:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    そして美愛はサキって子と目が合った。サキは急に、スゴイ顔をして怒鳴った。「あんたナオキの女やろ!何、悠くんの家隠れてんねん!正々堂々しろや!おい!お前がナオキの女って事ぐらいわかってんねん!」「……??」
    するとナオキがサキをがっちり抱えて、家を出て行った。外からは、まだ叫び声が聞こえてぃた。

    2005-09-13 22:40:00
  • 93:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    部屋は一瞬にして、静けさを取り戻した。
    「……??」美愛は、まだ状況が把握できずにいた。「ぁ…ははは!ぁはは!」隣では悠が突然、大爆笑しだした。
    「え?何ょ?誰誰っ?意味わからんのゃけど!美愛、何でキレられてたん!?」「はははぁ…あいつなサキッてゆうてナオキの色彼やねん!たぶんナオキと喧嘩したんやろな!どんな女見ても、ナオキの女と勘違いする子ゃねんっ笑!はぁ〜ビックリしたなぁ〜!」

    2005-09-13 22:46:00
  • 94:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「そうやったんや〜でも美愛が1番ビックリやわ!」「ホンマゃなぁ!それにしても美愛までナオキの女と勘違いしよったなぁ〜笑!美愛は俺の女やしなぁ!」そう言って、悠が抱きつぃてきた。
    「悠、大好きぃぃ♪」
    「俺も〜♪」
    私達はバカップルになりつつあったけど、幸せな日々を送っていた。

    2005-09-13 22:49:00
  • 95:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    ほとんど喧嘩をする事もなく毎日が幸せやった。
    休みの日は、あんまり出かけたりはしなかったけど、家で2人でビデオ見たり、ゲームしたり、ゴロゴロしたり、ナオキも加えて3人で宴会したりと、そんな毎日やったけど、平凡で楽しかった。
    これからも喧嘩なんてないんちゃうか?ってぐらぃに思ってた。でも、やっぱりどんなにラブラブでも急に危機は訪れたりするもんやねんね。

    2005-09-13 22:58:00
  • 96:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    ある日、仕事を終えて、たくちゃんと店で喋ってた。「美愛これ知ってるか?」といって、たくちゃんが携帯を見せてきた。それは前りんちゃんが見せてくれたサイトと同じものだった。「あー1回見た事ある!」そのサイトにはホストやキャバクラの事がたくさん載っている書き込みサイトだった。
    うちの店も載っていた。
    ―前のNO1の、りんさん綺麗やったわぁ〜―とか、、―店長、カッコイイッ☆―とか色々書かれてた。

    2005-09-14 18:00:00
  • 97:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「へぇ〜なんかこのサイト恐いなぁ笑!!美愛にも、教えてや!」
    そう言って、たくちゃんにこのサイトのURLを教えてもらった。
    家に帰って、またサイトを見た。悠も書かれてるかなぁ〜とか思って軽い気持ちで見たのが間違いだった。

    2005-09-14 18:03:00
  • 98:

    かおり

    しおり?

    2005-09-14 18:03:00
  • 99:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    かおりサン?ありがとうございます???

    2005-09-15 00:09:00
  • 100:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「あっ!あった!」
    〈?〇店の悠について?〉みたぃなスレを発見した。「ぅわぁ〜悠のやぁ!!」最初は何書かれてるんやろぉ〜とか思いながら、ドキドキして見てた。でも見ていくぅちに、美愛の顔は険しくなり、涙も流れた。
    「悠まじで最低…。」

    2005-09-15 00:13:00
  • 101:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    ―悠はヤリチンやで―
    ―悠と付き合って半年☆――本彼は美佳ちゃんやん――悠に告られた―
    こんな話が次から次へと、出てきた。今までホンマに信じてきたから、訳わからんかった。一瞬でドン底に突き落とされた気分だ。
    これから悠にどぅ接すればイィのかもわからなくなった。知らないフリをするのがいいの?それともキレてやればいいのかな?
    わかんなぃよ…。

    2005-09-15 00:18:00
  • 102:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    それから、しばらくして悠が帰ってきた。
    「ただぃま〜疲れたわぁ!どなぃしたん?元気なぃやん?大丈夫かぁ?」
    「う、うん!大丈夫☆」
    悠の笑顔を見ると、何も言う事ができなかった。

    2005-09-15 00:21:00
  • 103:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    それからも悠に何も言い出せなかった。
    毎日サイトを見た。やっぱり色んな事が書かれてる。―本彼は美愛って子やで――美愛って子は、色彼やって!悠が言ってたでぇ!―
    もぅ嫌ゃ。ホンマ最低…。涙がいっぱぃ出た。今まで言うてくれた言葉も、優しくしてくれたんも、全部ウソやったんかなぁ?ずっと騙されてただけやったんかなぁ。何で、こんなツライ思いせなアカンのょ。もぅこんな事考えたくないっ!

    2005-09-15 00:27:00
  • 104:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    美愛はスグ地元の男友達に電話をした。
    「ん。今から取りに行くから。着いたら電話する。」そう友達に告げ、家を出て地元へ向かった。

    2005-09-15 00:30:00
  • 105:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「おー美愛!久しぶり!」「久しぶり。」
    「お前またこんなんヤルんか?イイ加減止めゃー笑」「ごめん。ありがと。はいお金!じゃあまた。」

    5分も経たないうちに友達と分かれた。シンナーを売ってもらっただけだ。

    2005-09-15 00:33:00
  • 106:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    一人で近くの公園に行ってシンナーを吸った。泣きながら、いっぱい吸った。
    何もかも忘れたかくて、仕方なかった。
    美愛は、また逃げたんだ。シンナーも薬と一緒だ。時間がたてば、元に戻る。
    「あぁっ。」時計を見るともうすぐ悠の帰ってくる時間だった。美愛は売ってもらったシンナーを公園に捨てて、急いでタクシーで家まで帰った。

    2005-09-15 00:37:00
  • 107:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    家に帰ると、悠はまだいなかった。「良かったぁ。」
    シンナーを吸ってまで、悠の事を考えなぃよぅにしてるのに、気が付けば1番に悠の事を気にしてる。
    そんな自分が惨めにも思えた。こんなにスキなのに…

    2005-09-15 00:39:00
  • 108:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    急いで、ご飯を作り、それから、何回も歯磨きした。バレなぃよぅに。

    ガチャ。「ただいまぁ!」「お帰り!ご飯あるよ!」「あ、食う!食う〜!」
    悠と一緒にご飯を食べた。いつもより口数が少ない美愛に悠は「どしたん??」と何度も聞いてきた。
    「何もないよぉ〜。」

    2005-09-15 00:44:00
  • 109:

    名無しさん

    読んでるから頑張ってねッッ?

    2005-09-16 02:27:00
  • 110:

    かおり

    しおり?

    2005-09-16 02:35:00
  • 111:

    MJ

    頑張ってねッッッ??

    2005-09-16 14:02:00
  • 112:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    112サン?かおりサン?
    MJサン?ありがとうござぃます???

    2005-09-16 18:07:00
  • 113:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    ご飯を食べ終えて、悠がお風呂に入った。その間にまた歯磨きをした。
    寝る時、美愛は先にベッドに入り、寝たフリをした。「美愛ぃ〜」悠が後ろから抱きつぃてきた。ヤバィ。無理矢理、悠の方に体を向けられ、思わず目を開けてしまった。
    「もぉ寝るん〜?笑」
    そう言ってキスされた。

    2005-09-16 18:10:00
  • 114:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    美愛は抵抗する事もできずに、されるがままだった。最初は軽いキスが、だんだん激しいキスになった途端、悠が突然、美愛から口を離した。
    「お前シンナー吸った?」真剣な顔で冷たく、言い放たれた。
    「す…吸ってなぃわ!!」「嘘つくなゃ!お前、ごまかせると思っとんか!?」悠は以前、美愛がシンナーを吸っていたのを知っていた。だから余計にバレた。

    2005-09-16 18:16:00
  • 115:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「お前、辞めるって約束したやんけ!何またコソコソやってるん!?そんな楽しいか!?」
    さんざんボロカスに言われた。悠は何もわかってないくせに…あんたのせぃで、こんなツラィ想いしてんねん。ホンマ腹立つ…。

    2005-09-16 18:18:00
  • 116:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    美愛の怒りは爆発した。
    「美愛サイト見たから!」「え…?」
    悠は一瞬、動揺していた。「全部知ってんねん!どうせ美愛は色彼なんやろ!?じゃあ悠に関係ないやん!ヤリチンの悠にいちいち言われたくなぃわっ!!!」今まで溜めてたモノが一気に溢れ出した。美愛は気が狂ったよぅに泣きながら悠に色々な物を投げつけた。

    2005-09-16 18:22:00
  • 117:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    あの時、悠に何て言ってたのかは覚えてなぃ。でも、全て悠のせぃにしてた。
    「落ち着けやっ!」
    悠の怒鳴り声で、我に返った。
    「サイトの事はごめん。でも美愛が色彼とかちゃうからマジで。サイトに書いてあった事が全部、嘘ゃとは言わん。でも俺、お前と会ってからは、ちゃんとしてきた。信じてゃ。」

    2005-09-17 21:58:00
  • 118:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    何が嘘で、何が本当なん?美愛には、わからんゃん。そんな悲しい顔で訴えんとぃてゃ…また信じてまぅ。でも、もぅしんどぃねん。信じるん、恐いねん…。
    「ごめん。もぅ無理ゃわ。悠…別れょ…。」

    悠には一生言いたくなかった言葉を伝えた。
    こんな事になる日が来るなんて思っても見なかった。

    2005-09-17 22:03:00
  • 119:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「な…んで…ゃねん。」
    悠はそう呟きながら、うつむぃた。美愛は、泣くのをこらえて、部屋にある自分の荷物をまとめた。
    その間、悠は下を向いて、座っているだけだった。

    2005-09-17 22:06:00
  • 120:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「じゃ…あ、悠バイバイ。今までありがとぅ…。」
    泣きたくなかった。最後は精一杯の笑顔で挨拶した。
    「お前、笑ぇてなぃゃん」「笑えてるょ!」悠は、美愛のホンマの笑顔、覚えてくれてたんゃね…。
    美愛は今にも溢れそぅになる涙を抑えて、家を出た。

    2005-09-17 22:09:00
  • 121:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    ドアを閉めた瞬間、一気に涙が出てきた。家の前で座り込んで、泣いた。
    悠が引き止めてくれるかもしれなぃ…追い掛けてきてくれるかもしれん…そんな事考えてた。もし、悠が追い掛けて来てくれてたら、きっと美愛は悠の元に戻ってたと思ぅ。
    でも悠は美愛を追い掛けてきてくれる事はなかった。

    2005-09-17 22:13:00
  • 122:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    自分で別れを告げたくせに期待して待ってぃる自分が惨めで仕方なかった。
    もぅ行こぅ。荷物を持って階段の方へ向かった。
    その時、悠と同じマンションの階に住むナオキの家のドアが開いた。そしてナオキが顔を除かせた。
    「美愛ちゃん…大丈夫?」「ぅん。何もなぃ。」
    「ちょっと話あるから、イイ?入ってや。」

    2005-09-17 22:16:00
  • 123:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「ぅ…うん。」涙を拭いてナオキの家に入った。
    「悠と喧嘩?さっき、スゴイ音聞こえとったから。」「うるさくしてゴメンな。悠と…別れた。」
    「別れたん!?喧嘩って…サイトの事じゃない??」「ぅん。知ってるん?」
    「うん。俺もめっちゃ書かれてたし、あいつが色々書かれてたんも知ってたからな。」

    2005-09-17 22:24:00
  • 124:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「あいつ、サイトに書かれてたよぅな事してない思うで?美愛ちゃんの事ホンマに大事に考えてたし、美愛ちゃんにはサイト絶対見られたくないって言うてた。絶対に不安がるからって。あいつ最近悩んでたんゃんか、美愛は俺とおってツライ想いしてるんちゃうかって。もし、悠の事スキなんやったら、ちょっとでもアイツの言う事は信じたってや。」

    2005-09-17 22:29:00
  • 125:

    名無しさん

    2005-09-18 04:28:00
  • 126:

    ??

    がんばれ

    2005-09-19 02:49:00
  • 127:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    ??サン?ありがとうございます?

    2005-09-19 21:17:00
  • 128:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「…でももぅ美愛は信じられん。悠も何も言わへんかったし、これでいいねん。もぅ無理やわ。」
    「そっかぁ。まぁでも悠が美愛ちゃんの事、大事に思ってたって事だけは忘れたらんといてゃ。ごめんなー俺関係ないのに口挟んで。なんやゆうてもアイツは幼なじみやからなっ笑」
    「うん。ごめんね。悠と仲良くしてあげて。」

    2005-09-19 21:22:00
  • 129:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「おぅ、まかしとけ!笑」「じゃあ帰るね。」
    ナオキの家を出て、大きな荷物を抱えて、実家に戻った。家に帰ると、ちょうどお母さんがいた。
    美愛の荷物を見て、
    「もぅ帰ってきたんや。」とだけ言った。お母さんとの会話はそれだけだった。

    2005-09-19 21:30:00
  • 130:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「お父さんは?」
    「知らん。」
    ホンマに冷めた家ゃ。悠と一緒に住んでる時が、1番温かくて幸せだった。
    1人いればいるほど、涙が溢れてくる…悠の事ばっかり頭に浮かんでくる。
    美愛には、やっぱり悠が必要なんだょ。悠が側にいなぃ方が不安だょ。でも…。

    2005-09-19 21:39:00
  • 131:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    美愛の涙は、どんだけあるんゃろぅ。泣いても、泣いても、涙が溢れるょ…。
    一人が堪えきれなくて、中学からの親友の瞳の家に行った。ピンポーン。
    「わっ。美愛どしたん〜?あんた何泣いてんの!?とりあえず入り入り!」

    2005-09-19 21:45:00
  • 132:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    瞳に悠との事を、全て話した。
    「…で何で泣いてるん?」「悠がムカつくから。…悲しいからかな?」
    「じゃあ戻ったら??」
    「無理ゃわっ今さら。それに戻ったとしても、いっぱぃ不安ぁるし、信じられる自信も、耐えられる自信もなぃもん…。」

    2005-09-19 21:55:00
  • 133:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「じゃあ、もぅこのままでいぃゃん?正直な、いくらスキやからって、そんなツラィ想いしてまで、付き合う事なぃと思う。そんなにしんどぃなら辞めとき。」
    瞳はいつでもズバッと正直な答えを出してくれる。瞳の言葉で、少しはフッきれたよぅな気がした。
    これでいぃんだ。うちらは決して、間違った道には進んでなぃんだ。

    2005-09-19 22:00:00
  • 134:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    それからの美愛は、狂ったよぅに仕事に励んだ。悠を忘れる為には、何かに集中したかった。
    美愛は、あっという間にNO1になる事ができた。憧れのりんちゃんに少しは、近付けたよぅな気がした。

    2005-09-19 22:02:00
  • 135:

    名無しさん

    2005-09-20 02:14:00
  • 136:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    悠と離れた今、美愛には仕事しかなかった。仕事に励んでも正直、悠を忘れられる気なんてしなかった。
    でも少しでも気は紛れた。
    何度かナオキには会った。ナオキは普通に接してくれるけど、美愛は気まずくてしょうがなかった。

    2005-09-22 21:06:00
  • 137:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    悠に対して、全くケジメをつけれていなかった。
    なんだかスッキリしなぃ。モヤモヤした感じがずっと残ってた。

    もぅすぐ悠の誕生日だ…。美愛は悠の店に行こうと決めた。ケジメをつけたぃ、なんてのは口実でホンマは悠に会いたい一心やった。

    2005-09-22 21:10:00
  • 138:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    別れた後、悠の携帯番号を消してしまったから、直接店に行く事にした。
    悠に会えるから嬉しい反面もし嫌がられたら、どぅしょうとか恐い気持ちもあった。
    誕生日当日、美愛は仕事を終えて悠の店に向かった。途中、何回もやっぱり辞めよぅか悩んだけど、結局、悠に会いたい気持ちに負けてしまった。

    2005-09-22 21:14:00
  • 139:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    悠の店の下に着くと、ちょうどナオキがお客さんを送り出ししている所だった。「美愛ちゃぁ〜ん!よぅ会うなぁ〜笑!どしたん?」「今日、悠の誕生日ゃん?だから店来てん。」
    「え!そうゃったん!??アイツ喜ぶで〜!行こ♪」
    ナオキに連れられエレベーターに乗って店に行った。

    2005-09-22 21:21:00
  • 140:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    そしてエレベーターが開いた。そこには悠がいた。
    突然すぎて驚いた。もっと驚いてぃたのは悠だった。「美…愛。」悠は目を真ん丸にさせてボウ然としていた。悠はお客さんを送る為にエレベーターに乗った。美愛は先にナオキに店に、案内され座った。悠が来るまでナオキがいてくれた。楓くんとも喋った。

    2005-09-22 21:24:00
  • 141:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    美愛は悠の為にピンドンを頼んだ。今まで悠が美愛の為に使ってくれたお金を思えば安いもんだと思った。「ありやぁ〜す!美愛ちゃんからピンドン頂きやしたぁ〜!!!」
    悠はそれを聞いて、スグに美愛の席に来た。
    「そんなんいいからッ!」「たまには、いーやん!」「まじでエェってば!」
    「誕生日やねんから、黙っときぃや!」
    「もぉ…ぁりがと。」

    2005-09-22 21:37:00
  • 142:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    悠は照れくさそぅに笑ってくれた。シャンパンコールも終わり悠が隣に座った。なんか2人になると緊張して、何を喋っていぃんかわかれへんかった。しばらく沈黙が続いて、悠が喋り出した。
    「ごめんなぁ。なんかいっぱぃ嫌な思いさせて…。」「…ん。悠だけが悪いわけちゃうし。美愛にも根性たりんかったわっ笑」

    2005-09-22 21:40:00
  • 143:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    美愛は軽く笑ったけど悠は全然笑ってくれんかった。
    「俺、お前と別れてから、いっぱぃ考えたけど、やっぱり美愛おらな嫌ゃ…。不安にさせんよぅにもっと頑張るから、戻ってきて…」悠の目から涙がこぼれた。ホンマにビックリした。

    2005-09-22 21:45:00
  • 144:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「な…何ゆぅてるんっ!もぅ無理ゃって。笑」
    「笑わんとぃてゃ。俺、真剣ゃで…なぁお願いゃ。」「ごめん、美愛は悠と付き合えるほど強くなぃから。もっと悠の事も仕事の事もちゃんと理解してくれる子はおるから…。」
    「…俺はお前がいぃってゆってるゃん。」
    「ごめん。」

    2005-09-22 21:51:00
  • 145:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    美愛ホンマ何しに来たんゃろ…あんなに悠に会いたくて来たのに。また、弱い人間になっちゃった。
    何でこんな意地っぱりなんゃろ、素直になられへん。「美愛、帰るわ…。急に来てごめんな。」
    「…うん、ありがと。ホンマに嬉しかった。」

    2005-09-22 21:55:00
  • 146:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    結局、悠は美愛にお金を払わさなぃまま店を出た。エレベーターに乗るまで、どちらも喋る事はなかった。エレベーターの扉が閉まると、悠が突然キスをしてきた。あまりにも急すぎて美愛は驚きを隠せなかった。でも抵抗はしなかった。

    エレベーターが1階に着くと悠は唇を離し、寂しそぅに笑った。美愛はその顔を見る事ができひんかった。

    2005-09-23 22:18:00
  • 147:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「じゃ帰るな。」
    「ぅん。ホンマにありがとぅな。また絶対に連絡するからな。ありがとぅ。」

    最後まで悠の顔を見る事ができひんかった。美愛は、振り返らずに、帰った。

    2005-09-23 22:21:00
  • 148:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    それから3ヶ月ほどが経った。でも悠からの連絡は、一切なかった…。
    悠が言ってくれた言葉は、全部嘘やったんかなぁ。。自分で突き放したくせに、まだ悠を忘れられなぃ。
    美愛ホンマ自己中ゃわ…。

    2005-09-23 22:26:00
  • 149:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    悠から連絡がなぃまま、美愛は誕生日を迎えた。
    悠と別れてから、仕事に励んできた。
    今日は絶対に頑張りたぃ。たくちゃんは美愛の誕生日プレゼントに赤のゴージャスなドレスをくれた。その気持ちにも応えたぃ。
    美愛はかなり気合いが入っていた。

    2005-09-23 22:30:00
  • 150:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    お客さんが被る事を予想して、同伴はしなかった。
    店のオープンと同時に、続々と指名客が来てくれた。この調子だと、閉店まで余らずに済むなと思った。

    「美愛さんリストまで!」「ごめんな〜ちょっと行ってくるわ☆」

    2005-09-23 22:35:00
  • 151:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    リストまで行くと、たくちゃんがいた。
    「美愛またお客さん来てんで!ホスト!お前の彼氏ちゃぅんか〜笑!?」
    「まさかぁ〜!笑。もぅ別れたもぉ〜ん!!!泣。」「はは笑!じゃ行こか!」

    2005-09-23 22:38:00
  • 152:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    お客さんでホストの人は何人かいたけど、誕生日の事は誰にも言うてなぃのになぁ〜と思いながら席に向かった。
    「美愛さん入りまぁす!」遠目でもスグわかった。
    悠だった…。美愛はビックリしすぎて無言のまま、席に座った。
    「誕生日おめでと〜☆☆」悠は笑顔で言った。少し、酔っ払ってるよぅだった。

    2005-09-23 22:42:00
  • 153:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「ありがとぅ…てか、マジでビックリしてねんけど!何で悠来てるんっ!?」
    「お前の誕生日ゃからゃんけ!俺の誕生日来てくれたお返し!ピンドン!笑。」
    まさか悠が来てくれるなんて思ってもなかった。悠と乾杯して15分ほど喋った頃、悠の携帯に店から電話があり、店に戻らなぃとダメになったみたぃやった。

    2005-09-23 22:47:00
  • 154:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「ごめん戻るわ。チェックしてぇ。あっ美愛、今日仕事終わってから会える?」「あ〜…まぁ大丈夫。」
    「俺んとこ今日イベントやから、ちょっと遅くなるけど終わったらスグに連絡するから!待っててな!」

    悠はお金だけ払って、さっさと帰っていった。

    2005-09-23 22:50:00
  • 155:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    それから閉店まで、余る事なく頑張った。
    「ありがとう〜ね☆」ラストのお客さんを送り出し、やっと店の営業が終わった。いつもょり、いっぱぃ飲んだから疲れたけど、この後、悠に会える嬉しさからか元気やった。
    それにしても悠が来るなんて思わへんかった。絶対に連絡するからとか言っときながら、1回も連絡してこんかったのにっ。

    2005-09-23 23:53:00
  • 156:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    悠の店が終わるまで、まだまだ時間があったから、自分の店で寝る事にした。

    「…おぃっ。美愛!!!」たくちゃんに起こされて、目が覚めた。

    2005-09-23 23:56:00
  • 157:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「お前、約束あるんやろ?時間、大丈夫かぁ〜?」
    「あっ!ありがと!めちゃめちゃ爆睡してたわぁ。」携帯を見ると朝の9時だった。でも悠からの着信は、なかった。それから1時間待った。でも電話はかかってこなかった。
    イベントやって言うてたし酔い潰れて寝たんかな〜。もぅいいや、帰ろ。

    2005-09-23 23:58:00
  • 158:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    たくちゃんは店のソファーで、いびきをかいて寝てぃたので、美愛は静かに店を出て、駅に向かった。
    ちょうど駅に着いた時、携帯がなった。
    「はい。」
    「もし?美愛?ごめん!今終わった!今どこ?」

    2005-09-24 00:01:00
  • 159:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    電話は悠からやった。
    「今、駅着いたところ。」「え!?待って待って!!ホンマごめん!話あるから帰らんといてや!」
    「ん〜わかったぁ。」
    悠とHEPで待ち合わせしたので戻った。美愛が着いて、スグに悠が来た。
    「ごめんなぁ〜!!!」

    2005-09-24 00:04:00
  • 160:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「えーよぅ。悠、顔めっちゃ赤いでっ笑。」
    「だって、かなり飲んでんもん!は〜どこ行こかぁ。俺の家でえぇかぁ?」
    「ん。早よ行こ。寒い。」そぅ言うと、悠はスーツの上着を美愛に貸してくれた。そしてタクシーで悠の家に向かった。

    2005-09-24 00:08:00
  • 161:

    名無しさん

    書きなおしてるんやから早く更新してほしいわ。ほったらかしすぎ。

    2005-09-26 10:46:00
  • 162:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    164サン、すぃません?

    2005-09-26 21:45:00
  • 163:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    久しぶりに悠の家に入る事になった。同棲してた時とは何も変わってなかった。悠と美愛お揃いのコップも壁に貼った2人の写真も、何もかもそのままだ。
    あの頃の楽しかった日々が頭を駆け巡った。また前みたぃに一緒に暮らせたらいぃのになぁ。
    「どしたん?」
    「ん?何もなぃょ!」

    2005-09-26 21:52:00
  • 164:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「美愛、ここ座ってや!」美愛は言われた通り、悠の向かいに正座で座った。なんか久しぶりに家に来たから、なんか緊張した。

    「俺なぁ今日でホスト辞めてんっ!!」

    2005-09-26 21:59:00
  • 165:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「は?まじで言ってんの?何で急に辞めたん?」
    「急にじゃないで!3ヶ月ぐらぃ前から店には話してたし。俺、お前がな誕生日来てくれてホンマ嬉しかってん!」
    「いやいや、美愛も悠が今日来てくれてホンマに嬉しかったから!ありがと!でも、何で辞めたん?悠、仕事楽しそうやったやん!」

    2005-09-26 23:31:00
  • 166:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「…俺な、やっぱりお前とおりたぃ。ホスト辞めたら、お前が戻ってきてくれるってのは、セコィ考えかもしらんけど。」
    「美愛のせぃで辞めたんちゃうん?ホンマは、辞めたくなかったんちゃうん?」「お前のせぃちゃうわっ!仕事なんか何でもえぇ。なぁ、俺もぅ絶対、嫌な思いさせんよぅに頑張るから。だから…もぅ1回だけ俺の事信じてゃ。俺とずっと一緒におってゃ…。」

    2005-09-26 23:40:00
  • 167:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    真剣な悠の顔を見ると、何でかわかんなぃけど、涙が出た。今まで押し殺してきた気持ちが一気に溢れた。美愛だって、悠とずっと一緒にいたかった。
    離れたくなんかなかった。美愛の為に、ここまでしてくれる人なんてこれから先絶対におらんと思った。
    こんな美愛に精一杯、真っ直ぐに気持ちをぶつけてくれるんは、悠しかおらん。
    悠が好きゃ。大好きゃ。

    2005-09-26 23:45:00
  • 168:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    悠の胸に飛び込んだ。
    「悠ずっと一緒にいょ。」悠はキツク抱きしめてくれて、何度も「ありがとう」と言ってくれた。
    久々に感じた、悠の体温はやっぱり温かくて、美愛には1番居心地のイィ場所やった。
    これからは、うちらに何があっても絶対に離れへん。そぅ誓い合った夜だった。

    2005-09-26 23:50:00
  • 169:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    それから悠はスグに建設の仕事を始めた。朝早く起きて、毎日頑張っていた。
    「悠、仕事楽しい?」
    「ん?楽しいで!」
    「ホストょりも?」
    「何やねんソレッ笑!ホストとは全くちゃう仕事ゃからな〜でも楽しいで!不満はなぃから大丈夫ゃっ!!心配すんなっ笑。」

    2005-09-26 23:53:00
  • 170:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    悠は昼の仕事を始めたけれど、美愛はまだキャバクラで働いたままだった。
    悠とは仕事の時間も、寝る時間も違うけど、すれ違う事なく過ごしていた。

    でもやっぱりもっと一緒の時間が欲しい…。だから、美愛はキャバクラを辞める事にした。

    2005-09-27 00:01:00
  • 171:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    たくちゃんに店を辞めたいと言った。始めは、引き止められたけど、全て本当の理由を話したら、
    「幸せになれょ。」と認めてくれた。たくちゃんにはホンマにお世話になった。美愛のお兄ちゃんみたぃな、お父さんみたぃな、そんな心強い存在ゃった。
    店は1ヶ月後に辞める事になった。

    2005-09-27 00:06:00
  • 172:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    夜の仕事は思ってたょり大変で、でも楽しかった。
    たまにはウザィおっさんもいたけど、色んな人と喋れて、色んな事が学べた。
    それに、この仕事をしたおかげで、りんちゃんゃ、たくちゃん。悠にナオキ。
    ホンマに大好きになれた人達とも出会う事ができた。なんかこの仕事を辞めるんは、ちょっぴり寂しかったけど悠とおれるならイィ。悠も美愛の為に辞めてくれたんゃから。
    全然、悔いはなぃ。

    2005-09-27 00:11:00
  • 173:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    つぃに美愛が店を辞める日がきた。お客さん達には、昼の仕事をするから、夜を上がると言った。
    ラストの日には誕生日以上にお客さんが来てくれた。みんな花束を抱えて、
    「美愛ちゃんお疲れ様☆」と祝ってくれた。
    やっぱり最後まで、お客さんには嘘をついたのが申し訳なぃ気になった。今までただの金にしか見てなかったけど、ホンマにホンマに嬉しかった。

    2005-09-27 00:15:00
  • 174:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    ラストの客が帰り、営業が終了した。その時点で、美愛は涙で顔がグシャグシャやった。前の美愛なら、絶対にこんな事で泣いたりしぃひんかった。これも悠のおかげで感情が豊かになったからゃと思う。
    「お疲れさん〜☆」たくちゃんゃ店の女の子が、花束をくれた。また涙が出た。
    たくちゃんは「また絶対にご飯でも食べに行こな!」と言ってくれた。

    2005-09-27 00:20:00
  • 175:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    店でみんなで写真を撮って、みんなにもらった花束を抱えて家に帰った。
    ちょうど日曜の朝だったので悠がぃた。
    「美愛、お疲れさんっ♪それにしてもお前、化粧ボロボロゃでっ笑」
    「だってぇ〜泣。」
    その日は悠が作ってくれたオムライスを食べながら、延々と今までのたくちゃんの話とかをした。悠はずっと笑顔で「うん、うん。」と聞いてくれた。

    2005-09-27 00:25:00
  • 176:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    それからの悠は仕事に励み美愛は家事に励んだ。
    ナォキは、しょっちゅう家に来て仕事のグチをたくさん話して帰る。
    「もぉ〜美愛ちゃん〜俺、女の気持ちマジわからんわぁ。ホンマ何考えてるんかわからへんってぇ。」
    「そぅかぁ?それは男も女もお互いゃでぇ。で何??彼女と喧嘩したん?」

    2005-09-29 01:19:00
  • 177:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「彼女ちゃぅし!色彼!」「ナオキ最低ゃなぁ。」
    「ちょ、ちょっとそんなん言わんとぃてゃぁ〜!」
    「ぃゃ最低ゃで…。ナオキ真剣に彼女作ったらぁ?」「俺なぁ…無理ゃねんっ!なんか好きとかゅぅのわからんねん!なぁ、どぅ思ったら、好きなん!?」

    ナオキの言う言葉は、昔の美愛そのまんまやった。

    2005-09-29 01:24:00
  • 178:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「難しい質問ゃなぁ〜。でも、この人とずっと一緒におりたぃなぁとか、守ってあげたぃなとか思ったらスキなんちゃぅ?言葉で言うたら難しいけど、ホンマにスキになったら自分の気持ち変わるで!たぶん!」

    「へぇ〜そぅなんゃ。俺、どの子と付き合っても、そんなん思った事なぃわ。」「ナオキもいつかは、そんな人できるょ!美愛も昔は今のナオキみたぃやったけど今は変わったもん!」

    2005-09-29 01:29:00
  • 179:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「アイツのおかげ?笑。」「そぅゃな〜悠のおかげゃなぁ☆☆」
    「フンッ。ホンマ、ラブラブゃな!なんか見てたら、腹立つわっっ笑」
    「ラブラブゃもん♪笑っ」
    ナオキの話を聞いてると、ひどぃ奴ゃな〜とか思ったりするけど、ホンマはイィ子ゃってわかってる。悠がずっと仲良くしてるんゃから。絶対に悪い子とかじゃなぃ。いつのまにか、美愛にとってもナオキは何でも話せる大親友になってた。

    2005-09-29 01:34:00
  • 180:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    そして、ぁる日。
    悠も仕事から帰り、美愛は晩御飯の支度をしてぃる時だった。ゥッ、ゲホッゲホッ。急に吐き気に襲われた。
    「どしてん!大丈夫か?」悠が飛んできた。最近ずっと体調が悪かった。ょく頭が痛くなったり、体がだるかったりしてぃた。
    「はぁ…ビックリしたぁ〜大丈夫、大丈夫。ホンマ最近なんかしんどぃわぁ。」

    2005-09-29 05:22:00
  • 181:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「…ぉ前、妊娠とか!?」―妊娠―??!!
    「…え!?あっ!美愛、生理…来てへんわぁ。」
    「うっそぉ!?まじで!?絶対、妊娠ゃって!!!」何故か悠が大騒ぎしてた。「妊娠…そぅかなぁ?」
    「明日、ちゃんと産婦人科行ってみろゃ!」
    「…せゃな。行ってみる」

    2005-09-29 05:27:00
  • 182:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    その日の夜は、なかなか眠る事ができひんかった。
    ホンマに妊娠なんかなぁ。そんなん思ってもみんかった。でも妊娠してても、ぉかしくはなぃよなぁ。
    もし赤ちゃんできてたら…悠は何て言うんゃろぅ。
    想像がつかへんわ。

    2005-09-29 05:31:00
  • 183:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    ―次の日の朝―
    「ほな、俺行くから!ちゃんと病院行けょ!」
    「うん。わかった。いってらっしゃぃ!」
    悠を送り出して、美愛は朝の9時からスグに近くの産婦人科に向かった。

    2005-09-29 05:34:00
  • 184:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    産婦人科につくと、お腹の大きな人ゃ美愛ぐらぃの年齢の女の子もいた。
    自分の名前が呼ばれるのをドキドキしながら待った。

    「中へどぅぞ〜。」
    看護婦さんが美愛に笑顔で言った。

    2005-09-29 05:37:00
  • 185:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    中に入るとスグに診察が行われた。先生は50才ぐらぃのおばさんだった。
    「おめでたですょぅ。」
    先生がそぅ言った。その時美愛は嬉しさと不安も同時に感じた。
    でもやっぱり嬉しさの方が何十倍も大きかった。なんか今、美愛の体の中にもぅ1つの命があると思ったらスゴク緊張した。
    美愛と悠の赤ちゃん。ホンマにホンマに嬉しかった。

    2005-09-29 05:42:00
  • 186:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    病院で赤ちゃんの写真をもらって家に帰った。
    すぐにでも悠に報告したかったけど、我慢した。
    悠は喜んでくれるかなぁ?
    夜7時。悠が帰って来た。「ただぃまぁ!美愛!お前病院行ったんかぁ!?」
    「うん。行ったよ。」

    2005-09-29 13:59:00
  • 187:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「…どぅやってん?」
    「はぃ、これ。」美愛は悠に病院でもらった赤ちゃんの写真を渡した。
    「ぅわぁーーー!まじで!これ赤ちゃん!?えぇー!まじで、できてたん!?」悠は、めっちゃ驚いてた。「ぅん。できててんっ!」「まじでかぁ〜これ俺らの赤ちゃんゃねんなぁ!なんか変な感じゃなぁ〜笑。」そぅ言って、悠は美愛を優しく抱き寄せた。

    2005-09-29 14:03:00
  • 188:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「なんか嬉しいなぁ…。」「悠…産んでいぃん??」「当たり前ゃんけ!俺らの子供ゃで?一緒に頑張ろぅゃぁ。なっ?」
    「うん!」
    嬉しかった。悠も喜んでくれたし、2人の赤ちゃんも産めるっ。

    2005-09-29 14:08:00
  • 189:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    それからのうちらは毎晩、赤ちゃんの話ばっかりしてぃた。
    「俺、女の子がいぃな!」「ぁ〜女の子かぁ。でも男の子もいぃょなぁ〜!」
    「ん〜どっちも可愛ぃやろぅなぁ!名前なにする?」「何しょっかぁ〜。」
    「名前は大事ゃもんなぁ。一生モンゃからなぁ!めっちゃ悩むょなぁ!」

    2005-09-29 14:14:00
  • 190:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「そぅゃなぁ!」
    「なぁ美愛、結婚しょ!」「え!?急に何ゆぅんよ〜ビックリするゃんかぁ!」「赤ちゃんも大事ゃけど、俺らだってちゃんとせなァカンゃろ?…結婚して。」「…うん。」

    2005-09-29 14:20:00
  • 191:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    うちらは10月の美愛の誕生日に結婚する事になった。美愛は瞳にも、たくちゃんにも電話してその事を話した。天国のりんちゃんにも報告した。
    これからもずっとずっと、悠と一緒におれるんゃぁ。悠と結婚して、悠との赤ちゃんも産まれる。
    なんか、幸せすぎて恐いぐらぃやった。

    2005-09-29 14:25:00
  • 192:

    ゆぃ

    マジ感動?

    2005-09-29 21:38:00
  • 193:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    ゆぃサン?ありがとぅございます?これからも読んで下さいね?

    2005-09-30 01:47:00
  • 194:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    ナオキにも、美愛が妊娠した事、誕生日に結婚する事を報告する事になった。
    日曜の夜、うちらの家にナオキを呼んだ。
    「お前これ、見てみろ!」悠がナオキに赤ちゃんの写真を渡した。
    「……!まっまじで!?お前ら子供できたんか??」「ぅん!美愛の誕生日に籍入れる事にしたからっ!」

    2005-09-30 01:51:00
  • 195:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「……ぉめでとぅ。なんか俺ホンマ嬉しいわぁ。お前らには幸せになってほしぃわぁ〜なんか。」
    ナオキは少し涙ぐみながら祝福してくれた。
    次の日、早速ナオキはベビー服を買ってきてくれた。いくら何でも気が早ぃゃろとか思ったけど、嬉しかった。

    2005-09-30 01:53:00
  • 196:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    ちょこちょこ産婦人科に通うよぅになって、赤ちゃんの写真をもらぅたびに、すくすくと成長を感じる。
    写真をもって帰るたびに、悠とナオキにも1枚ずつあげた。悠もナオキも自分の財布にしまって大切にしてくれてぃた。
    「なんか俺も、かなりお父さん気分ゃわぁ〜!!笑」ナオキはいつもそぅ言って笑ってぃた。

    2005-09-30 01:57:00
  • 197:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    ―9月―
    少し肌寒くなってきた頃。今日も朝の6時に起きて、悠のお弁当を作っていた。悠はシャワーを浴びて、朝ご飯を食べ、6時半すぎにはいつも仕事に向かう。
    「行ってくんで!今日は寒いから温かぃ格好しとかなァカンで!!なっ?」
    「もぅわかってるよぅ笑」悠はいつもお母さんみたぃに美愛の世話をやく。

    2005-09-30 02:01:00
  • 198:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「じゃ、いってきます!」「いってらっしゃ〜ぃ!!気ぃ付けてなぁ!」

    ごく平凡な日。
    いつもと何も変わらなぃ。これからもずっとこんな幸せで温かい家庭が続く。
    きっとそぅだ。
    うちらは大丈夫ゃから…。

    2005-09-30 02:05:00
  • 199:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    美愛はいつも通り、洗濯ゃ掃除をして、昼ご飯を食べてテレビを見てぃた。
    その時、なんだかお腹の中がピクッて動いた感じがした。赤ちゃんがお腹を蹴るのには少し早いかな?って思ったけど、絶対に赤ちゃんだ!美愛達の赤ちゃんが動いた!
    早く悠に話したぃ!悠の喜ぶ姿が早く見たいょ。
    ねぇ今日も、悠に話したぃ事ができたょ…。

    2005-09-30 02:12:00
  • 200:

    名無しさん

    ?あげ?

    2005-09-30 14:36:00
  • 201:

    ゆぃ

    気になるー。

    2005-09-30 22:26:00
  • 202:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    203サン?ゆいサン?ありがとうござぃます???

    2005-09-30 22:45:00
  • 203:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    ―夕方6時半―
    美愛はいつものよぅに晩御飯の用意を始めた。

    ―7時半―
    いつもなら7時すぎには、帰って来る悠が帰って来なかった。

    2005-09-30 22:48:00
  • 204:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「もぉご飯できたのにぃ」その時、携帯が鳴った。
    電話は悠のお母さんからだった。…嫌な予感がした。「はぃ。」
    「美…愛ちゃん!?おばちゃんよ!ゆ…悠が…。」
    おばちゃんは泣いてぃて、何を言ってるのか、よくわからなかった。

    2005-09-30 22:52:00
  • 205:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「わ、わかりました!すぐに行きますから!」
    美愛の予感は的中した。おばちゃんの話によると、悠が仕事の帰りに車で事故にあったといぅ。
    電話を切った後、おばちゃんに教えてもらった病院に急いだ。

    2005-09-30 22:55:00
  • 206:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    タクシーに乗ってる間、震えが止まらんかった。
    突然の事に、まだ状況が把握できてへんかった。
    でもめっちゃ恐かった。
    悠がいなくなる事が恐くて仕方なかった。でも、悠は大丈夫ゃ。絶対に大丈夫。頑張って自分に言い聞かせた。悠、待っててゃ。
    美愛スグ行くから。

    2005-09-30 22:59:00
  • 207:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    病院に着いて、看護婦さんに悠のいる場所を聞いて、走った。
    「はぁ…おばちゃんっ!」悠のお父さんとお母さんを見つけた。おばちゃんは、すでに目を真っ赤にして震えてぃた。
    「悠は!?」
    「今…から手…術室行くと…ころって。美愛ちゃん、悠は大…丈夫ゃがらね!」「う…ん、わかってます」

    2005-09-30 23:03:00
  • 208:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    その時、応急処置室みたぃなとこの扉が開いて、看護婦さん達がバタバタ出てきて、悠が運ばれてきた。
    「悠!?……!?」
    手術室に運ばれてぃく悠を見た時、息が詰まった。傷だらけで血がいっぱぃ…。「悠!?頑張ってゃ!?美愛の事、絶対置いていかんとぃてや!なぁ悠!?」
    美愛は気が狂ったよぅに、悠に喋りかけた。

    2005-09-30 23:09:00
  • 209:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    悠は苦しそぅに顔をゆがめてる。でも意識はあった。「美…美愛?だ…大丈…夫ゃがら。心配すん…な。」「悠!?絶対ゃでっ!?」「大丈夫…ゃ…から。泣がん…と…ぃて。」
    「わかっだ!泣かへ…んから、美愛の事、一人にせんと…ぃて!」
    美愛は看護婦さんに止められ、悠は手術室に入った。

    2005-09-30 23:13:00
  • 210:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    恐い…恐い。でも大丈夫。悠が言ってくれたから。
    絶対に悠は嘘つぃたりせぇへん。美愛が1番知ってるねんもん。…大丈夫。
    手術室の前にあるソファーに座りながら、ずっとずっと自分に言い聞かせた。でも体はガタガタ震える。
    「美愛ちゃん!?!?」
    ―――――ナオキだ。

    2005-09-30 23:17:00
  • 211:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「ナオキ!ゆ…悠がぁ。」ナオキの顔を見ると、安心してまた涙が出てきた。ナオキに状況を説明する事ができひんかった。隣で悠のお父さんがナオキに状況を話してぃた。
    ナオキが美愛の隣に座って手を握ってくれた。
    「大丈夫…。」そぅ言ったナオキの目は強く真っ直ぐに前を見ていた。

    2005-09-30 23:22:00
  • 212:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    その時、手術室の扉が開いて看護婦さんが出てきた。「ご、ご家族のみなさん!中にお入り下さいっっ!」美愛達は一斉に駆け込んだ。悠が助かったんやぁ…。中には悠が寝てぃた。美愛は悠の元に駆けより、悠の手を握った。温かかった。「悠!良かったぁ…。」
    その時、悠が微かに笑ったよぅに見えた。
    「美愛、大丈夫ゃから。」美愛には確かにそぅ聞こえたんだ。

    2005-09-30 23:31:00
  • 213:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    ピ、ピーーーーーーーー。…え?何?…悠?助かったんやろ?何なん…?
    後ろを振り向くと、悠のお母さんが座り込んで泣いてぃた。医者と看護婦さん達は下を向いて、美愛に頭を下げた。ナオキも下を向いて、歯をくいしばってた。「何!?何で!?悠、大丈夫なんやろ!なぁっ!!」誰1人として、口を開いてくれへんかった。

    2005-09-30 23:36:00
  • 214:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「悠?なぁ悠?なぁっ!」美愛は強く悠を揺すった。悠はピクリとも動かへん。「なぁ!大丈夫ってゆったやん!?起きぃや!心配すんなってゆったやんか!!なぁ、悠ってば!!!!」それでも悠は動かなぃ。
    美愛はずっと悠の名前を、呼び続けた。

    2005-09-30 23:39:00
  • 215:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「悠!?美愛ゃで?悠!」その時、ナオキに強く抱きしめられた。ナオキの目からは涙が流れていた。
    「なぁナオキ!なに泣いてるん!悠、美愛に大丈夫やからってゆうてくれたで?悠、美愛に嘘ついたりせぇへんで?約束したもん!」
    ナオキはただただ美愛を強く抱きしめるだけやった。
    その日、悠は亡くなった。

    2005-09-30 23:44:00
  • 216:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    次の日、早速お通夜が行われた。悠の家族、親戚、地元の友達、ホスト仲間、建設業の仕事仲間、美愛の知らない人達がビックリするぐらぃ大勢来た。
    みんな、泣いてぃた。
    美愛は涙なんて出えへんかった。悲しいのかもわからん。悠が死んだなんて思いたくなかった。まだ必死に悠の言葉を信じてた。

    2005-10-01 01:17:00
  • 217:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    お通夜の間も、ずっと悠の側にいた。悠の手は、とても冷たかった。美愛を温めてくれた、あの体温はもぅどこにもなかった。
    お通夜の間、誰も美愛に喋りかけなかった。悠のホスト仲間で美愛も知ってる人が来ても、誰も美愛に話しかけなぃ。同情でもしてぃるのか、みんな美愛の事を「かわいそう」ってゆう目で見る。そんな中、ナオキだけは側にいてくれた。ナオキも決して、悠の側を離れなかった。

    2005-10-01 01:23:00
  • 218:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    美愛はお葬式で手を合わせる人達の例の1番後ろに並んだ。美愛の番が来た。もぅ1度、悠の顔に触れてみた。やっぱり冷たかった。「なぁ悠。なんで美愛、置いてぃったん…?大丈夫って言ってくれたのにね。なぁ、もぅ1回笑ってゃ……っ、ずっと側におるってゆったゃんか!!!何で1人にさすん!?悠ーー!!」

    2005-10-01 01:33:00
  • 219:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「…美愛ちゃん!そんなん言っても悠は喜ばんやろ!笑顔で見送ったろゃ…。」ナオキが美愛に言った。
    「ナオキだって…笑顔ちゃぅゃん。泣いてるゃん…」笑顔で見送ろぅと言うナオキの目は涙でいっぱぃやった。

    2005-10-01 01:36:00
  • 220:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    美愛はお別れに悠に最後のキスをした。
    悠は、自分が死ぬ最後の最後まで美愛に嘘をついた。でもそれは、美愛の事を想った、悠の優しい嘘だったんだね。そんな時まで、美愛の事を考えてくれた、大好きな悠とお別れした。

    2005-10-01 01:40:00
  • 221:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    ちゃんとお別れをしたつもりだ。でも火葬場までは行かなかった。行きたくなかった。そこまで悠の死を受け止められてなかった。

    それからの美愛はドン底の毎日ゃった。

    2005-10-01 01:43:00
  • 222:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    悠のおらん生活なんて、これから来ると思ってへんかった。何もする気にならへん。ご飯作るんも悠の為やった。洗濯するんも掃除するんも悠の為やった。ご飯おいしかったんも、悠と一緒に食べてたからゃ。もぉご飯さぇ食べる気せんわ。これから美愛どぅなるん…

    2005-10-01 01:47:00
  • 223:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    悠に話したい事、伝えたい事たくさんあってんで??美愛達の赤ちゃん動いてんで?悠…側におってょ。
    どんなに悲しくて、苦しくても涙なんか出んかった。泣きたくても泣かれへん。

    毎日のよぅに、悠の夢を見た。夢の中で悠に会える。でも悠は笑ってくれへん。美愛が触れよぅとしても、届かへん。悠が怒ってる。笑ってってば…。

    2005-10-01 01:51:00
  • 224:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    毎晩見る夢は、いつも同じやった。
    美愛のお腹の中には、2人の赤ちゃんがおる。でもなお父さんはおらへんねん。「赤ちゃんごめんな…。産まれてこん方が幸せなんかもしらん。…ごめんな。」美愛は自分のお腹を殴った。

    2005-10-01 01:55:00
  • 225:

    さや

    涙止まらンよ‥
    更新待ッてう?

    さやもめちや大好きやッたおじいチャン死ンでン。その時わまだ小さかッたから泣いたリしてなかッた。でもおじいチャン死ンでからおばあチャンが病気なッてン‥それから辛くて悲しくて神様なンか大ッ嫌い。何であンな仕事ちゃンとしてて優しくて自分のコトよリ周リの人のコトを1番に考えてめちやいい人に限ッて命取られなあかンの?ッておじいチャン死ンでもう9年経つヶド今でも想う。おばあチャン今でも神経がだン02弱くなッて逝ッてる。逢わせてあげたい。元気なッてほしい。神様ッてほンま意地悪。1番大切にされてる人を取るンやから‥

    2005-10-01 05:15:00
  • 226:

    名無しさん

    ????????????

    2005-10-01 09:26:00
  • 227:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    さやサン?ありがとうござぃます?美愛もめっちゃ思ったょ??何で自分の大切な人ばっかり早く離れていってしまぅんゃろって??さやサン、おばあちゃんの事これからも大切にしてあげて下さいね?


    230サン?ありがとぅござぃます?

    2005-10-01 21:40:00
  • 228:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    美愛は悠と住んでぃた家にずっといた。ナオキは毎日のよぅに来てくれた。
    「なぁ…ナオキぃ、美愛もぅ幸せになられへんょな。赤ちゃんも産まれてこん方がいぃ。産まれてきた方がかわぃそぅゃわ…。」
    それまで黙って、美愛の話を聞いてぃたナオキが口を開いた。

    2005-10-01 21:44:00
  • 229:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「…美愛ちゃんイィ加減にしぃや。何ゆってるん??今、お腹ん中におるんは、美愛ちゃんの子やろ!悠が子供産まれるの楽しみにしてたん、美愛ちゃんが1番わかってるゃろ!?親にそんなん言われた、赤ちゃんが1番かわいそぅや!もぅちょっと現実見ようとしぃや!自分の子供やで!?」

    2005-10-01 21:49:00
  • 230:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「ナ…ナオキは人の事やから簡単に言えんねん!美愛の気持ちもわかってや!」「…美愛ちゃんは自分の事しか考えてなぃ!悠と赤ちゃんの気持ちも考えたりぃや!しっかりしてや!」
    ―――――――バタンッ。ナオキは家を出て行った。何で?美愛おかしい?わからん。だって、お父さんおらんのに…。なぁ悠どうしたらいぃんよぉ。

    2005-10-01 21:55:00
  • 231:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    その夜また悠の夢を見た。夢の中で美愛は悠を呼ぶ。「悠!悠ーー!」すると、悠は笑った。やっと…やっと笑ってくれた。そして、「お前、1人じゃなぃねんで?」と言った。
    いつもと違う夢だった…。

    2005-10-01 21:58:00
  • 232:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    そして目が覚めると、なんだか胸がスッキリした気分になってた。悠の事を想うと自然と涙が流れた。
    悠が亡くなってから、流れなかった涙がやっと出た。悠が夢の中で美愛に伝えようとした事がわかったよぅな気がした。
    美愛はお腹を撫でて赤ちゃんにたくさん謝った。
    「ごめんね…ごめんね…。お母さんが絶対に幸せにしてぁげるから。」

    2005-10-01 22:06:00
  • 233:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    悠ごめんなさぃ。絶対に元気な赤ちゃん産むからね。応援しとってな…。
    美愛はスグにナオキの家に行った。―――ピンポーン。「おっ美愛ちゃんかぁ。」朝だったから、ナオキは仕事から帰ったばかりみたぃでまだスーツやった。
    「昨日…ごめんな。美愛、赤ちゃん産むから!頑張って幸せにする。」

    2005-10-01 22:15:00
  • 234:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「わざわざそれ言いに来てくれたんゃ。ありがとぅ。美愛ちゃんやったら大丈夫ゃ!元気な赤ちゃん産んでな。俺もできる限りの事は手伝うしな!いつでも頼ってや!」
    ナオキは笑って許してくれた。

    2005-10-01 22:18:00
  • 235:

    名無しさん

    ????????????

    2005-10-02 02:38:00
  • 236:

    さや

    わかリました?
    更新頑張ッて
    くださいね??

    2005-10-02 03:07:00
  • 237:

    MJ

    頑張ってねッッッ??応援してます??

    2005-10-02 04:52:00
  • 238:

    ゆぃ

    頑張ってね?

    2005-10-02 07:54:00
  • 239:

    ?゛

    イイ話って言う言い方は失礼やしおかしいかもしらんけど、ホンマに感動するし人の死ってめっちゃ悲しい事やなって何回も思い返す、今自分のそばにいてくれてる大事な人をホンマに大切にしなアカンって言うのも思います?ありがとうございます。

    2005-10-02 13:07:00
  • 240:

    名無しさん

    2005-10-04 03:36:00
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