小説掲示板『優しい嘘』のスレッド詳細|夜遊びweb関西版

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『優しい嘘』

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  • 1:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    旧掲示板で書かせてもらってた美愛です??もぅ1度読みたぃといぅ方達がいて下さったので、書きます?更新遅くなるかもしれませんが、頑張ります????

    2005-09-03 22:41:00
  • 170:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    悠は昼の仕事を始めたけれど、美愛はまだキャバクラで働いたままだった。
    悠とは仕事の時間も、寝る時間も違うけど、すれ違う事なく過ごしていた。

    でもやっぱりもっと一緒の時間が欲しい…。だから、美愛はキャバクラを辞める事にした。

    2005-09-27 00:01:00
  • 171:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    たくちゃんに店を辞めたいと言った。始めは、引き止められたけど、全て本当の理由を話したら、
    「幸せになれょ。」と認めてくれた。たくちゃんにはホンマにお世話になった。美愛のお兄ちゃんみたぃな、お父さんみたぃな、そんな心強い存在ゃった。
    店は1ヶ月後に辞める事になった。

    2005-09-27 00:06:00
  • 172:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    夜の仕事は思ってたょり大変で、でも楽しかった。
    たまにはウザィおっさんもいたけど、色んな人と喋れて、色んな事が学べた。
    それに、この仕事をしたおかげで、りんちゃんゃ、たくちゃん。悠にナオキ。
    ホンマに大好きになれた人達とも出会う事ができた。なんかこの仕事を辞めるんは、ちょっぴり寂しかったけど悠とおれるならイィ。悠も美愛の為に辞めてくれたんゃから。
    全然、悔いはなぃ。

    2005-09-27 00:11:00
  • 173:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    つぃに美愛が店を辞める日がきた。お客さん達には、昼の仕事をするから、夜を上がると言った。
    ラストの日には誕生日以上にお客さんが来てくれた。みんな花束を抱えて、
    「美愛ちゃんお疲れ様☆」と祝ってくれた。
    やっぱり最後まで、お客さんには嘘をついたのが申し訳なぃ気になった。今までただの金にしか見てなかったけど、ホンマにホンマに嬉しかった。

    2005-09-27 00:15:00
  • 174:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    ラストの客が帰り、営業が終了した。その時点で、美愛は涙で顔がグシャグシャやった。前の美愛なら、絶対にこんな事で泣いたりしぃひんかった。これも悠のおかげで感情が豊かになったからゃと思う。
    「お疲れさん〜☆」たくちゃんゃ店の女の子が、花束をくれた。また涙が出た。
    たくちゃんは「また絶対にご飯でも食べに行こな!」と言ってくれた。

    2005-09-27 00:20:00
  • 175:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    店でみんなで写真を撮って、みんなにもらった花束を抱えて家に帰った。
    ちょうど日曜の朝だったので悠がぃた。
    「美愛、お疲れさんっ♪それにしてもお前、化粧ボロボロゃでっ笑」
    「だってぇ〜泣。」
    その日は悠が作ってくれたオムライスを食べながら、延々と今までのたくちゃんの話とかをした。悠はずっと笑顔で「うん、うん。」と聞いてくれた。

    2005-09-27 00:25:00
  • 176:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    それからの悠は仕事に励み美愛は家事に励んだ。
    ナォキは、しょっちゅう家に来て仕事のグチをたくさん話して帰る。
    「もぉ〜美愛ちゃん〜俺、女の気持ちマジわからんわぁ。ホンマ何考えてるんかわからへんってぇ。」
    「そぅかぁ?それは男も女もお互いゃでぇ。で何??彼女と喧嘩したん?」

    2005-09-29 01:19:00
  • 177:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「彼女ちゃぅし!色彼!」「ナオキ最低ゃなぁ。」
    「ちょ、ちょっとそんなん言わんとぃてゃぁ〜!」
    「ぃゃ最低ゃで…。ナオキ真剣に彼女作ったらぁ?」「俺なぁ…無理ゃねんっ!なんか好きとかゅぅのわからんねん!なぁ、どぅ思ったら、好きなん!?」

    ナオキの言う言葉は、昔の美愛そのまんまやった。

    2005-09-29 01:24:00
  • 178:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「難しい質問ゃなぁ〜。でも、この人とずっと一緒におりたぃなぁとか、守ってあげたぃなとか思ったらスキなんちゃぅ?言葉で言うたら難しいけど、ホンマにスキになったら自分の気持ち変わるで!たぶん!」

    「へぇ〜そぅなんゃ。俺、どの子と付き合っても、そんなん思った事なぃわ。」「ナオキもいつかは、そんな人できるょ!美愛も昔は今のナオキみたぃやったけど今は変わったもん!」

    2005-09-29 01:29:00
  • 179:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「アイツのおかげ?笑。」「そぅゃな〜悠のおかげゃなぁ☆☆」
    「フンッ。ホンマ、ラブラブゃな!なんか見てたら、腹立つわっっ笑」
    「ラブラブゃもん♪笑っ」
    ナオキの話を聞いてると、ひどぃ奴ゃな〜とか思ったりするけど、ホンマはイィ子ゃってわかってる。悠がずっと仲良くしてるんゃから。絶対に悪い子とかじゃなぃ。いつのまにか、美愛にとってもナオキは何でも話せる大親友になってた。

    2005-09-29 01:34:00
  • 180:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    そして、ぁる日。
    悠も仕事から帰り、美愛は晩御飯の支度をしてぃる時だった。ゥッ、ゲホッゲホッ。急に吐き気に襲われた。
    「どしてん!大丈夫か?」悠が飛んできた。最近ずっと体調が悪かった。ょく頭が痛くなったり、体がだるかったりしてぃた。
    「はぁ…ビックリしたぁ〜大丈夫、大丈夫。ホンマ最近なんかしんどぃわぁ。」

    2005-09-29 05:22:00
  • 181:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「…ぉ前、妊娠とか!?」―妊娠―??!!
    「…え!?あっ!美愛、生理…来てへんわぁ。」
    「うっそぉ!?まじで!?絶対、妊娠ゃって!!!」何故か悠が大騒ぎしてた。「妊娠…そぅかなぁ?」
    「明日、ちゃんと産婦人科行ってみろゃ!」
    「…せゃな。行ってみる」

    2005-09-29 05:27:00
  • 182:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    その日の夜は、なかなか眠る事ができひんかった。
    ホンマに妊娠なんかなぁ。そんなん思ってもみんかった。でも妊娠してても、ぉかしくはなぃよなぁ。
    もし赤ちゃんできてたら…悠は何て言うんゃろぅ。
    想像がつかへんわ。

    2005-09-29 05:31:00
  • 183:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    ―次の日の朝―
    「ほな、俺行くから!ちゃんと病院行けょ!」
    「うん。わかった。いってらっしゃぃ!」
    悠を送り出して、美愛は朝の9時からスグに近くの産婦人科に向かった。

    2005-09-29 05:34:00
  • 184:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    産婦人科につくと、お腹の大きな人ゃ美愛ぐらぃの年齢の女の子もいた。
    自分の名前が呼ばれるのをドキドキしながら待った。

    「中へどぅぞ〜。」
    看護婦さんが美愛に笑顔で言った。

    2005-09-29 05:37:00
  • 185:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    中に入るとスグに診察が行われた。先生は50才ぐらぃのおばさんだった。
    「おめでたですょぅ。」
    先生がそぅ言った。その時美愛は嬉しさと不安も同時に感じた。
    でもやっぱり嬉しさの方が何十倍も大きかった。なんか今、美愛の体の中にもぅ1つの命があると思ったらスゴク緊張した。
    美愛と悠の赤ちゃん。ホンマにホンマに嬉しかった。

    2005-09-29 05:42:00
  • 186:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    病院で赤ちゃんの写真をもらって家に帰った。
    すぐにでも悠に報告したかったけど、我慢した。
    悠は喜んでくれるかなぁ?
    夜7時。悠が帰って来た。「ただぃまぁ!美愛!お前病院行ったんかぁ!?」
    「うん。行ったよ。」

    2005-09-29 13:59:00
  • 187:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「…どぅやってん?」
    「はぃ、これ。」美愛は悠に病院でもらった赤ちゃんの写真を渡した。
    「ぅわぁーーー!まじで!これ赤ちゃん!?えぇー!まじで、できてたん!?」悠は、めっちゃ驚いてた。「ぅん。できててんっ!」「まじでかぁ〜これ俺らの赤ちゃんゃねんなぁ!なんか変な感じゃなぁ〜笑。」そぅ言って、悠は美愛を優しく抱き寄せた。

    2005-09-29 14:03:00
  • 188:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「なんか嬉しいなぁ…。」「悠…産んでいぃん??」「当たり前ゃんけ!俺らの子供ゃで?一緒に頑張ろぅゃぁ。なっ?」
    「うん!」
    嬉しかった。悠も喜んでくれたし、2人の赤ちゃんも産めるっ。

    2005-09-29 14:08:00
  • 189:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    それからのうちらは毎晩、赤ちゃんの話ばっかりしてぃた。
    「俺、女の子がいぃな!」「ぁ〜女の子かぁ。でも男の子もいぃょなぁ〜!」
    「ん〜どっちも可愛ぃやろぅなぁ!名前なにする?」「何しょっかぁ〜。」
    「名前は大事ゃもんなぁ。一生モンゃからなぁ!めっちゃ悩むょなぁ!」

    2005-09-29 14:14:00
  • 190:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「そぅゃなぁ!」
    「なぁ美愛、結婚しょ!」「え!?急に何ゆぅんよ〜ビックリするゃんかぁ!」「赤ちゃんも大事ゃけど、俺らだってちゃんとせなァカンゃろ?…結婚して。」「…うん。」

    2005-09-29 14:20:00
  • 191:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    うちらは10月の美愛の誕生日に結婚する事になった。美愛は瞳にも、たくちゃんにも電話してその事を話した。天国のりんちゃんにも報告した。
    これからもずっとずっと、悠と一緒におれるんゃぁ。悠と結婚して、悠との赤ちゃんも産まれる。
    なんか、幸せすぎて恐いぐらぃやった。

    2005-09-29 14:25:00
  • 192:

    ゆぃ

    マジ感動?

    2005-09-29 21:38:00
  • 193:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    ゆぃサン?ありがとぅございます?これからも読んで下さいね?

    2005-09-30 01:47:00
  • 194:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    ナオキにも、美愛が妊娠した事、誕生日に結婚する事を報告する事になった。
    日曜の夜、うちらの家にナオキを呼んだ。
    「お前これ、見てみろ!」悠がナオキに赤ちゃんの写真を渡した。
    「……!まっまじで!?お前ら子供できたんか??」「ぅん!美愛の誕生日に籍入れる事にしたからっ!」

    2005-09-30 01:51:00
  • 195:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「……ぉめでとぅ。なんか俺ホンマ嬉しいわぁ。お前らには幸せになってほしぃわぁ〜なんか。」
    ナオキは少し涙ぐみながら祝福してくれた。
    次の日、早速ナオキはベビー服を買ってきてくれた。いくら何でも気が早ぃゃろとか思ったけど、嬉しかった。

    2005-09-30 01:53:00
  • 196:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    ちょこちょこ産婦人科に通うよぅになって、赤ちゃんの写真をもらぅたびに、すくすくと成長を感じる。
    写真をもって帰るたびに、悠とナオキにも1枚ずつあげた。悠もナオキも自分の財布にしまって大切にしてくれてぃた。
    「なんか俺も、かなりお父さん気分ゃわぁ〜!!笑」ナオキはいつもそぅ言って笑ってぃた。

    2005-09-30 01:57:00
  • 197:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    ―9月―
    少し肌寒くなってきた頃。今日も朝の6時に起きて、悠のお弁当を作っていた。悠はシャワーを浴びて、朝ご飯を食べ、6時半すぎにはいつも仕事に向かう。
    「行ってくんで!今日は寒いから温かぃ格好しとかなァカンで!!なっ?」
    「もぅわかってるよぅ笑」悠はいつもお母さんみたぃに美愛の世話をやく。

    2005-09-30 02:01:00
  • 198:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「じゃ、いってきます!」「いってらっしゃ〜ぃ!!気ぃ付けてなぁ!」

    ごく平凡な日。
    いつもと何も変わらなぃ。これからもずっとこんな幸せで温かい家庭が続く。
    きっとそぅだ。
    うちらは大丈夫ゃから…。

    2005-09-30 02:05:00
  • 199:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    美愛はいつも通り、洗濯ゃ掃除をして、昼ご飯を食べてテレビを見てぃた。
    その時、なんだかお腹の中がピクッて動いた感じがした。赤ちゃんがお腹を蹴るのには少し早いかな?って思ったけど、絶対に赤ちゃんだ!美愛達の赤ちゃんが動いた!
    早く悠に話したぃ!悠の喜ぶ姿が早く見たいょ。
    ねぇ今日も、悠に話したぃ事ができたょ…。

    2005-09-30 02:12:00
  • 200:

    名無しさん

    ?あげ?

    2005-09-30 14:36:00
  • 201:

    ゆぃ

    気になるー。

    2005-09-30 22:26:00
  • 202:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    203サン?ゆいサン?ありがとうござぃます???

    2005-09-30 22:45:00
  • 203:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    ―夕方6時半―
    美愛はいつものよぅに晩御飯の用意を始めた。

    ―7時半―
    いつもなら7時すぎには、帰って来る悠が帰って来なかった。

    2005-09-30 22:48:00
  • 204:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「もぉご飯できたのにぃ」その時、携帯が鳴った。
    電話は悠のお母さんからだった。…嫌な予感がした。「はぃ。」
    「美…愛ちゃん!?おばちゃんよ!ゆ…悠が…。」
    おばちゃんは泣いてぃて、何を言ってるのか、よくわからなかった。

    2005-09-30 22:52:00
  • 205:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「わ、わかりました!すぐに行きますから!」
    美愛の予感は的中した。おばちゃんの話によると、悠が仕事の帰りに車で事故にあったといぅ。
    電話を切った後、おばちゃんに教えてもらった病院に急いだ。

    2005-09-30 22:55:00
  • 206:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    タクシーに乗ってる間、震えが止まらんかった。
    突然の事に、まだ状況が把握できてへんかった。
    でもめっちゃ恐かった。
    悠がいなくなる事が恐くて仕方なかった。でも、悠は大丈夫ゃ。絶対に大丈夫。頑張って自分に言い聞かせた。悠、待っててゃ。
    美愛スグ行くから。

    2005-09-30 22:59:00
  • 207:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    病院に着いて、看護婦さんに悠のいる場所を聞いて、走った。
    「はぁ…おばちゃんっ!」悠のお父さんとお母さんを見つけた。おばちゃんは、すでに目を真っ赤にして震えてぃた。
    「悠は!?」
    「今…から手…術室行くと…ころって。美愛ちゃん、悠は大…丈夫ゃがらね!」「う…ん、わかってます」

    2005-09-30 23:03:00
  • 208:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    その時、応急処置室みたぃなとこの扉が開いて、看護婦さん達がバタバタ出てきて、悠が運ばれてきた。
    「悠!?……!?」
    手術室に運ばれてぃく悠を見た時、息が詰まった。傷だらけで血がいっぱぃ…。「悠!?頑張ってゃ!?美愛の事、絶対置いていかんとぃてや!なぁ悠!?」
    美愛は気が狂ったよぅに、悠に喋りかけた。

    2005-09-30 23:09:00
  • 209:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    悠は苦しそぅに顔をゆがめてる。でも意識はあった。「美…美愛?だ…大丈…夫ゃがら。心配すん…な。」「悠!?絶対ゃでっ!?」「大丈夫…ゃ…から。泣がん…と…ぃて。」
    「わかっだ!泣かへ…んから、美愛の事、一人にせんと…ぃて!」
    美愛は看護婦さんに止められ、悠は手術室に入った。

    2005-09-30 23:13:00
  • 210:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    恐い…恐い。でも大丈夫。悠が言ってくれたから。
    絶対に悠は嘘つぃたりせぇへん。美愛が1番知ってるねんもん。…大丈夫。
    手術室の前にあるソファーに座りながら、ずっとずっと自分に言い聞かせた。でも体はガタガタ震える。
    「美愛ちゃん!?!?」
    ―――――ナオキだ。

    2005-09-30 23:17:00
  • 211:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「ナオキ!ゆ…悠がぁ。」ナオキの顔を見ると、安心してまた涙が出てきた。ナオキに状況を説明する事ができひんかった。隣で悠のお父さんがナオキに状況を話してぃた。
    ナオキが美愛の隣に座って手を握ってくれた。
    「大丈夫…。」そぅ言ったナオキの目は強く真っ直ぐに前を見ていた。

    2005-09-30 23:22:00
  • 212:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    その時、手術室の扉が開いて看護婦さんが出てきた。「ご、ご家族のみなさん!中にお入り下さいっっ!」美愛達は一斉に駆け込んだ。悠が助かったんやぁ…。中には悠が寝てぃた。美愛は悠の元に駆けより、悠の手を握った。温かかった。「悠!良かったぁ…。」
    その時、悠が微かに笑ったよぅに見えた。
    「美愛、大丈夫ゃから。」美愛には確かにそぅ聞こえたんだ。

    2005-09-30 23:31:00
  • 213:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    ピ、ピーーーーーーーー。…え?何?…悠?助かったんやろ?何なん…?
    後ろを振り向くと、悠のお母さんが座り込んで泣いてぃた。医者と看護婦さん達は下を向いて、美愛に頭を下げた。ナオキも下を向いて、歯をくいしばってた。「何!?何で!?悠、大丈夫なんやろ!なぁっ!!」誰1人として、口を開いてくれへんかった。

    2005-09-30 23:36:00
  • 214:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「悠?なぁ悠?なぁっ!」美愛は強く悠を揺すった。悠はピクリとも動かへん。「なぁ!大丈夫ってゆったやん!?起きぃや!心配すんなってゆったやんか!!なぁ、悠ってば!!!!」それでも悠は動かなぃ。
    美愛はずっと悠の名前を、呼び続けた。

    2005-09-30 23:39:00
  • 215:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「悠!?美愛ゃで?悠!」その時、ナオキに強く抱きしめられた。ナオキの目からは涙が流れていた。
    「なぁナオキ!なに泣いてるん!悠、美愛に大丈夫やからってゆうてくれたで?悠、美愛に嘘ついたりせぇへんで?約束したもん!」
    ナオキはただただ美愛を強く抱きしめるだけやった。
    その日、悠は亡くなった。

    2005-09-30 23:44:00
  • 216:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    次の日、早速お通夜が行われた。悠の家族、親戚、地元の友達、ホスト仲間、建設業の仕事仲間、美愛の知らない人達がビックリするぐらぃ大勢来た。
    みんな、泣いてぃた。
    美愛は涙なんて出えへんかった。悲しいのかもわからん。悠が死んだなんて思いたくなかった。まだ必死に悠の言葉を信じてた。

    2005-10-01 01:17:00
  • 217:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    お通夜の間も、ずっと悠の側にいた。悠の手は、とても冷たかった。美愛を温めてくれた、あの体温はもぅどこにもなかった。
    お通夜の間、誰も美愛に喋りかけなかった。悠のホスト仲間で美愛も知ってる人が来ても、誰も美愛に話しかけなぃ。同情でもしてぃるのか、みんな美愛の事を「かわいそう」ってゆう目で見る。そんな中、ナオキだけは側にいてくれた。ナオキも決して、悠の側を離れなかった。

    2005-10-01 01:23:00
  • 218:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    美愛はお葬式で手を合わせる人達の例の1番後ろに並んだ。美愛の番が来た。もぅ1度、悠の顔に触れてみた。やっぱり冷たかった。「なぁ悠。なんで美愛、置いてぃったん…?大丈夫って言ってくれたのにね。なぁ、もぅ1回笑ってゃ……っ、ずっと側におるってゆったゃんか!!!何で1人にさすん!?悠ーー!!」

    2005-10-01 01:33:00
  • 219:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「…美愛ちゃん!そんなん言っても悠は喜ばんやろ!笑顔で見送ったろゃ…。」ナオキが美愛に言った。
    「ナオキだって…笑顔ちゃぅゃん。泣いてるゃん…」笑顔で見送ろぅと言うナオキの目は涙でいっぱぃやった。

    2005-10-01 01:36:00
  • 220:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    美愛はお別れに悠に最後のキスをした。
    悠は、自分が死ぬ最後の最後まで美愛に嘘をついた。でもそれは、美愛の事を想った、悠の優しい嘘だったんだね。そんな時まで、美愛の事を考えてくれた、大好きな悠とお別れした。

    2005-10-01 01:40:00
  • 221:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    ちゃんとお別れをしたつもりだ。でも火葬場までは行かなかった。行きたくなかった。そこまで悠の死を受け止められてなかった。

    それからの美愛はドン底の毎日ゃった。

    2005-10-01 01:43:00
  • 222:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    悠のおらん生活なんて、これから来ると思ってへんかった。何もする気にならへん。ご飯作るんも悠の為やった。洗濯するんも掃除するんも悠の為やった。ご飯おいしかったんも、悠と一緒に食べてたからゃ。もぉご飯さぇ食べる気せんわ。これから美愛どぅなるん…

    2005-10-01 01:47:00
  • 223:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    悠に話したい事、伝えたい事たくさんあってんで??美愛達の赤ちゃん動いてんで?悠…側におってょ。
    どんなに悲しくて、苦しくても涙なんか出んかった。泣きたくても泣かれへん。

    毎日のよぅに、悠の夢を見た。夢の中で悠に会える。でも悠は笑ってくれへん。美愛が触れよぅとしても、届かへん。悠が怒ってる。笑ってってば…。

    2005-10-01 01:51:00
  • 224:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    毎晩見る夢は、いつも同じやった。
    美愛のお腹の中には、2人の赤ちゃんがおる。でもなお父さんはおらへんねん。「赤ちゃんごめんな…。産まれてこん方が幸せなんかもしらん。…ごめんな。」美愛は自分のお腹を殴った。

    2005-10-01 01:55:00
  • 225:

    さや

    涙止まらンよ‥
    更新待ッてう?

    さやもめちや大好きやッたおじいチャン死ンでン。その時わまだ小さかッたから泣いたリしてなかッた。でもおじいチャン死ンでからおばあチャンが病気なッてン‥それから辛くて悲しくて神様なンか大ッ嫌い。何であンな仕事ちゃンとしてて優しくて自分のコトよリ周リの人のコトを1番に考えてめちやいい人に限ッて命取られなあかンの?ッておじいチャン死ンでもう9年経つヶド今でも想う。おばあチャン今でも神経がだン02弱くなッて逝ッてる。逢わせてあげたい。元気なッてほしい。神様ッてほンま意地悪。1番大切にされてる人を取るンやから‥

    2005-10-01 05:15:00
  • 226:

    名無しさん

    ????????????

    2005-10-01 09:26:00
  • 227:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    さやサン?ありがとうござぃます?美愛もめっちゃ思ったょ??何で自分の大切な人ばっかり早く離れていってしまぅんゃろって??さやサン、おばあちゃんの事これからも大切にしてあげて下さいね?


    230サン?ありがとぅござぃます?

    2005-10-01 21:40:00
  • 228:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    美愛は悠と住んでぃた家にずっといた。ナオキは毎日のよぅに来てくれた。
    「なぁ…ナオキぃ、美愛もぅ幸せになられへんょな。赤ちゃんも産まれてこん方がいぃ。産まれてきた方がかわぃそぅゃわ…。」
    それまで黙って、美愛の話を聞いてぃたナオキが口を開いた。

    2005-10-01 21:44:00
  • 229:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「…美愛ちゃんイィ加減にしぃや。何ゆってるん??今、お腹ん中におるんは、美愛ちゃんの子やろ!悠が子供産まれるの楽しみにしてたん、美愛ちゃんが1番わかってるゃろ!?親にそんなん言われた、赤ちゃんが1番かわいそぅや!もぅちょっと現実見ようとしぃや!自分の子供やで!?」

    2005-10-01 21:49:00
  • 230:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「ナ…ナオキは人の事やから簡単に言えんねん!美愛の気持ちもわかってや!」「…美愛ちゃんは自分の事しか考えてなぃ!悠と赤ちゃんの気持ちも考えたりぃや!しっかりしてや!」
    ―――――――バタンッ。ナオキは家を出て行った。何で?美愛おかしい?わからん。だって、お父さんおらんのに…。なぁ悠どうしたらいぃんよぉ。

    2005-10-01 21:55:00
  • 231:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    その夜また悠の夢を見た。夢の中で美愛は悠を呼ぶ。「悠!悠ーー!」すると、悠は笑った。やっと…やっと笑ってくれた。そして、「お前、1人じゃなぃねんで?」と言った。
    いつもと違う夢だった…。

    2005-10-01 21:58:00
  • 232:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    そして目が覚めると、なんだか胸がスッキリした気分になってた。悠の事を想うと自然と涙が流れた。
    悠が亡くなってから、流れなかった涙がやっと出た。悠が夢の中で美愛に伝えようとした事がわかったよぅな気がした。
    美愛はお腹を撫でて赤ちゃんにたくさん謝った。
    「ごめんね…ごめんね…。お母さんが絶対に幸せにしてぁげるから。」

    2005-10-01 22:06:00
  • 233:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    悠ごめんなさぃ。絶対に元気な赤ちゃん産むからね。応援しとってな…。
    美愛はスグにナオキの家に行った。―――ピンポーン。「おっ美愛ちゃんかぁ。」朝だったから、ナオキは仕事から帰ったばかりみたぃでまだスーツやった。
    「昨日…ごめんな。美愛、赤ちゃん産むから!頑張って幸せにする。」

    2005-10-01 22:15:00
  • 234:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「わざわざそれ言いに来てくれたんゃ。ありがとぅ。美愛ちゃんやったら大丈夫ゃ!元気な赤ちゃん産んでな。俺もできる限りの事は手伝うしな!いつでも頼ってや!」
    ナオキは笑って許してくれた。

    2005-10-01 22:18:00
  • 235:

    名無しさん

    ????????????

    2005-10-02 02:38:00
  • 236:

    さや

    わかリました?
    更新頑張ッて
    くださいね??

    2005-10-02 03:07:00
  • 237:

    MJ

    頑張ってねッッッ??応援してます??

    2005-10-02 04:52:00
  • 238:

    ゆぃ

    頑張ってね?

    2005-10-02 07:54:00
  • 239:

    ?゛

    イイ話って言う言い方は失礼やしおかしいかもしらんけど、ホンマに感動するし人の死ってめっちゃ悲しい事やなって何回も思い返す、今自分のそばにいてくれてる大事な人をホンマに大切にしなアカンって言うのも思います?ありがとうございます。

    2005-10-02 13:07:00
  • 240:

    名無しさん

    2005-10-04 03:36:00
  • 241:

    名無しさん

    優しくないで。嘘は嘘やで。

    2005-10-04 04:28:00
  • 242:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    239サン?ぁりがとぅデス?さやサン?ぁりがとぅ?ぜひ最後まで読んで下さぃ?MJサン?ぁりがと?ござぃますッ?頑張りますネェ?ゆぃサン?ぁりがとぅネ?これからも読んで下さぃ??゛サン?ぁりがとぅござぃます?ホンマに大切な人との時間は大事にせなァカンと思ぃました?絶対、完結さすんでお願ぃします?244サン?どぅもデス?

    2005-10-04 21:54:00
  • 243:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    ナオキは、ちゃんと前に向かって頑張ってぃる。しっかりと現実を見よぅとしてぃる。ナオキは美愛ょりもずっと長い間、悠といた。美愛ょり、悠の事たくさん知ってると思ぅ。本当は、すっごぃツラィはずゃ…。悠が亡くなってから、ナオキがずっと仕事休んでたん、知ってるで?それゃのに一生懸命に、美愛の手を引いて、前に進もうとしてくれてる。ホンマに美愛にとって頼りがぃのある人ゃ。

    2005-10-04 22:00:00
  • 244:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    ぁれから悠の夢は見なくなった。やっぱり今も悠の事を考えると涙が出てくる。会いたぃなぁ…悠に。
    気が付くと、そんな事ばっかり考えてる。
    絶対に叶うはずなぃのに。

    2005-10-04 22:08:00
  • 245:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    でも、ちゃっと前向きに生きてぃくつもりだった。
    産まれてくる赤ちゃんの為にも、自分の為にもだ。
    少しずつ美愛のお腹は膨らんできた。ちゃんと病院には通ってぃたけど、産まれてくる赤ちゃんが男の子か女の子かは教えてもらわなぃ事に決めた。

    2005-10-04 22:12:00
  • 246:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    でも美愛は親に一切、赤ちゃんがいる事も悠の事も、話してぃなかった。
    「ちゃんとお母さんに言わなアカンって!絶対に!」ナオキに言われた。
    「そぅゃんなぁ…。でも何て言われるんゃろぉ。恐ぃわぁ、まぁ何も言わんかもしらんけど!」

    2005-10-04 22:16:00
  • 247:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「俺もつぃてったろか?」「まじで?でもな…。」
    「まぁお母さんからしたら俺は関係なぃって感じゃろなぁ。でも一人で言いに行くょりは心強いゃろ?」
    「…ぅん。」
    「じゃ一緒に行こぅゃ!」「ぁりがと。ナオキ。」
    ホンマにナオキには頼りっぱなしゃ。

    2005-10-04 22:21:00
  • 248:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    2日後、美愛の実家に行く事になった。ナオキは仕事前についてきてくれた。
    「なんか俺めっちゃ緊張してるわぁ〜!」
    「美愛の方がしてるって」自分の家に帰るだけで、こんなにドキドキするんは初めてゃ。お母さんには、話があるから帰ると、電話で伝えてあった。けど実家に帰ると、お母さんはまだ仕事から帰ってなかった。

    2005-10-04 22:27:00
  • 249:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    久しぶりに家に入った。
    「ナオキ座っとってぇ!」「おぅ。」美愛は自分の部屋に行った。物がなくて、生活感がなかったけど、前とそのままやった。
    その時、お母さんが帰ってきた。
    「あっ美愛、もぅ来てたんや。早かったね。」

    2005-10-04 23:35:00
  • 250:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「初めまして。美愛ちゃんの友達のナオキです。」
    「あっ、どーもぉ。」
    美愛はナオキの隣に座り、お母さんはうちらの前に座った。
    「で、何の話やの?」
    お母さんが口を開いた。

    2005-10-04 23:38:00
  • 251:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「ぁんな…美愛な…。」
    なかなか言い出す事ができひん。お母さんが、じーっと見つめてきた。
    「…何やの?」
    「美愛な、今…妊娠してんねん!!産むから!!」
    「うん。」お母さんは、驚く事もなく普通に返事をした。

    2005-10-04 23:41:00
  • 252:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「ぁんたのお腹見たら、わかったわ。でお父さん?」お母さんがナオキに聞く。「俺ぢゃないです…。」
    「ナオキは美愛の友達!」美愛は慌てて言った。
    「じゃあ相手の人は?あんた彼氏と住むからって、家出たんでしょ?」

    彼氏は…お父さんは……。言わな、言わなアカン。

    2005-10-04 23:45:00
  • 253:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「お腹の赤ちゃんのお父さんは…この間、交通事故で…亡くなってん。だからお父さんはいなぃねん…。」ずっと冷静ゃったお母さんも驚ぃた様子やった。
    「お父さんはいなぃけど…でも…産みたぃねんっ!」「お母さんは、ぁんたに子供が育てられるとは思わへん。ましてゃ、一人で。」「大丈夫!絶対にちゃんと育てられる!絶対っ!」

    2005-10-04 23:51:00
  • 254:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「美愛?ぁんたの気持ちもわかるで?でも、どぅやって育ててくつもりやの?お金は?住むとこは?お父さんは?ぁんたには無理…」「そんな事なぃ!貯金だってぁる!子供には苦労させんよぅに頑張るっ!この子は美愛が幸せにすんの!」「…じゃあ産みなさぃ。」

    えっ??

    2005-10-04 23:56:00
  • 255:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「え?いぃん?」
    「ぁんたがそぅ決めたんでしょ?その代わり、お母さんは助けへんょ?住むとこもお金も知らんからね。」「ちょ、ちょっといぃですか?」ずっと黙ってたナオキがいきなり口を開いた。「美愛ちゃんのお腹の子のお父さんは俺の親友やったんすょ。俺、これから美愛ちゃんと一緒に住みたいなって思ってるんです。お金も俺が出します!美愛ちゃんと子供がちょっとでも苦労せんよぅに俺がしますから!だから、お母さんも美愛ちゃんの事、応援したって下さい。」
    え…ナオキ?美愛そんな事聞いてへんで…?

    2005-10-05 00:09:00
  • 256:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「ナオキくん、ありがとぅね。美愛、あんたが絶対に赤ちゃん幸せにしてぁげなさぃよ!わかったね?」
    「…ぅん。」
    そん時、すでに美愛は涙でいっぱぃやった。お母さんに認めてもらぇた嬉しさとナオキの優しさに、それに赤ちゃんの事ホンマに大事にせなってゆぅ気持ちになれた事に。

    2005-10-05 00:58:00
  • 257:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「俺もぅ今から仕事なんで、先に失礼しますね!」
    「ナオキくんありがとね。気を付けてね。美愛は?あんたも帰るの?」
    「美愛まだおるわ。ナオキ下まで一緒に行くわ!!」美愛は涙を拭って、ナオキと一緒に家を出た。

    2005-10-05 01:05:00
  • 258:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「はぁ…良かったぁ。ナオキ、ぁりがとぅホンマ!」「美愛ちゃん良かったな。お母さん優しい人ゃん!」「そぅかなぁ?あっそれより時間大丈夫なん?ごめんなぁ仕事ゃのに。」
    「えーで全然!あっタクシーおった!」
    ナオキがタクシーを止めて乗りこんだ。

    2005-10-05 01:08:00
  • 259:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「あっ美愛ちゃん。俺がさっきお母さんに言った事、嘘ちゃぅからぁ。勝手にあんなんゆってゴメンゃけど考えてとぃてゃ。」
    「ぅ、ぅん。ありがと!!仕事頑張ってなぁ!」
    「おぅ!行って来るわ!」ナオキを送って、またお母さんのいる実家に戻った。

    2005-10-05 01:13:00
  • 260:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    家に戻ると、お母さんがキッチンに向かってぃた。
    「お母さん何してるん?」「んー?ご飯作ってんの。美愛、食べてくでしょ?」「ぅん!!」お母さんが、ご飯を作ってるのを見たのは、ホンマに数えるぐらぃしかなぃ。めずらしぃ。
    美愛は食卓に座った。
    なんか変な気分だ。

    2005-10-05 01:16:00
  • 261:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「美愛?ナオキくん、夜働いてんの?何の仕事?」
    「ナオキは…ホスト。」
    「ふぅーん。そぅなん。」「で、でもイィ子ゃで!」「ははっ笑。お母さんもそれぐらぃ見たら、わかるわぁー!優しい子ゃね!」
    「悠も…!お腹の赤ちゃんのお父さんもホストやってん!悠って言うねん!めっちゃ優しい子やねんで!!それにカッコイイねん!」「ははっ、悠くんの話聞かせてょ。」

    2005-10-05 01:21:00
  • 262:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    美愛はお母さんに悠との話を全て話した。お母さんとこんな話をする日が来るなんて思ってへんかった。
    それにお母さんとこんなに長い時間、喋ったんは生まれて初めてゃった。
    悠との話を終えて、美愛はお母さんにずっと聞きたかった事を話した。
    「お母さん…美愛の事、キラィ?」

    2005-10-05 01:27:00
  • 263:

    さくら

    しおリ(σω・)

    2005-10-05 03:51:00
  • 264:

    名無しさん

    一気に
    読んだあ-?
    ホンマに
    感動∪て
    涙止まらん。。。?
    早く続きみたいです?

    2005-10-05 05:16:00
  • 265:

    名無しさん

    ????????????

    2005-10-05 07:53:00
  • 266:

    名無しさん

    ばリLIー話デスヤン?
    ふあLIと?

    2005-10-05 10:13:00
  • 267:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    さくらサン?ぁりがとぅ?268サン?ぁりがとデス?今カラ更新しますね??
    269サン?ぁりがと??
    270サン?ぁりがとぉぉ?頑張るね??

    2005-10-06 00:03:00
  • 268:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「な、何ゆぅてんのょ!お母さんはあんたの事キラィなんか思った事なぃっ!!でも…あんたにそんなん思わせたんはお母さんゃな…ごめんね美愛。あんたに親らしぃ事1個もしてあげれんかった。だから、あんたには自由にさせてあげよぅって思ったんゃけど、間違ってたんょ。ホンマにごめんね。でも、これだけは信じてよ?お母さんは美愛の事キラィなんかじゃなぃから!大好きゃからね…。」

    そぅ言って、台所に向かぅお母さんの肩は微かに振るえてぃた。

    2005-10-06 00:09:00
  • 269:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    久しぶりに食べた、お母さんの料理はスゴクおぃしかった。この歳になって、やっとお母さんに対する気持ちが変わった。
    「赤ちゃん産まれたら、見に行くからね!頑張るんゃで!ナオキくんにあんまり迷惑かけんょぅにね!」
    「ぅん、じゃあね!」

    2005-10-06 00:13:00
  • 270:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    そして自分の家に帰った。ちょっとしてから、お母さんから電話があった。
    お母さんは、お父さんと離婚を決めたそぅだ。お母さんは何度も謝ってきた。きっと美愛に直接は言い出しにくかったんだろぅ。
    その話を聞くと、やっぱり少し寂しかったけど、お父さんとお母さんがお互いに決めた事なら何も言う事はなぃ。それで2人が幸せになれるなら、美愛は嬉しいんだょ。

    2005-10-06 00:17:00
  • 271:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    それから数日後の日曜日。ピンポーン。
    いつものよぅにナオキがやって来た。
    「なぁ美愛ちゃん!後でな楓さん来るって!何か話ぁるみたぃゃで?」
    「楓くん来るん!?まじでかぁ…わかった。」
    楓くんが美愛に話なんて、りんちゃんの事しかなぃ…きっと楓くんはホンマの事を知ったんゃと思ぅ。

    2005-10-06 00:21:00
  • 272:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    それから1時間後ぐらぃして本当に楓くんが来た。
    「じゃ俺、ちょっと自分ん家いるんで!」ナオキは気を使ったのか、自分の家に帰って行った。楓くんは、明らかにいつもと違う様子だった。美愛の前に座った楓くんは、なかなか口を開かなかった。

    2005-10-06 00:24:00
  • 273:

    めぐ

    ガンバレ?

    2005-10-06 00:25:00
  • 274:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「りんの事、聞いた…。」楓くんはうつむぃたまま、喋りだした。
    「…ぇ?」美愛は少しでも何も知らないフリをした。でも楓くんを見ると、胸が痛くて、たまらんかった。「美愛ちゃん、りんに俺に言うなって言われてたんやろ?でも、もぅ隠さんでいぃで。俺知ってるから…」
    もぅこれ以上、嘘はつけへんと思った。

    2005-10-06 00:28:00
  • 275:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「ごめんなさぃ…。」
    「ぃゃ、謝らんとってや。美愛ちゃんは、りんに言われた通りにしてくれてただけゃん?この間な店に来た客がな、りんと同じ地元の子ゃってん。それで俺、りんが死んだって聞いてん。俺な今まで、そんなん知らんと普通に生活しとった。りんの事そこまで追い詰めとったのになぁ…最低ゃ。全然気付いてやれんかったし。ホンマ最低ゃ…ぁ。」
    カッコ良くて、隙なんて見せなぃ、いつも輝いてる、NO1ホストが歯をくい縛って、拳を握りしめ、涙を流してぃた…。

    2005-10-06 00:35:00
  • 276:

    ?めめ?

    ェッ?リァルタィム??
    美愛チャン頑張ってッ?〃
    最後まで読むヵラйёωッ???

    2005-10-06 00:40:00
  • 277:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「俺なぁ、NO1守る為ゃったら何でもしたで?普通に色んな女とヤッたし、りんにもいっぱぃ嘘つぃた…でも、りんの事はホンマに大好きゃった。これは嘘ちゃうで?俺が何しても、りんはずっと一緒におってくれたから、調子のってた。こいつは、ずっとおってくれるわ、とか思ってた。
    で…も、俺りんにそんなツライ思いさしてる事さえ、気付かんかっ…た。なぁ…美愛ちゃ…ん俺…りんに何て謝ればいぃんかわから…ん。今さら…。」

    2005-10-06 00:41:00
  • 278:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「楓く…ん。ホンマにりんちゃんの事スキゃったんなら自分を責めたりせんとぃて…。りんちゃん、楓くんに自分の事責めてほしくなぃってゆってた。だから…でも、りんちゃんの事はずっと忘れたげんとぃて。」

    楓くんは声を押し殺して、ずっとずっと泣いてぃた。

    2005-10-06 00:45:00
  • 279:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「…俺もぅ1回頑張るわ。今度こそ自分の力でNO1なる。セコィ事はせぇへんから。俺、頑張るから!」「ぅん!楓くんなら、絶対なれるょ!頑張ってな!」

    楓くんは、りんちゃんの実家に行ってくると言い、帰って行った。

    2005-10-06 00:48:00
  • 280:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    それから2ヶ月後、ナオキの電話で楓くんと喋った。「美愛ちゃ〜ん!俺NO1なったで!ちゃんと自分の力で!頑張ったで〜!!」「さすがやぁ〜ん!これからも頑張ってな!応援してんで!」
    楓くんは自分の力でNO1に昇りつめた。本当にスゴイ人やと思った。きっと、りんちゃんも喜んでくれてると思ぅな…。

    2005-10-06 00:54:00
  • 281:

    名無しさん

    ????????????

    2005-10-06 01:09:00
  • 282:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    めぐサン?ぁりがと?頑張ります??
    ?めめ?サン?ぁりがとぅデスッ?リアルタイムゃね?笑ぜひ最後までぉ願いします?285サン?いつもぁりがと?ござぃます??

    2005-10-06 01:17:00
  • 283:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    ―2月―
    毎日寒い日が続いてぃた。美愛のお腹は、すっかり大きくなってぃた。
    予定日は3月5日と告げられた。ナオキは、あれから毎日、家に来ては家事などを手伝ってくれてぃた。
    悠…もぅすぐゃで。もぅすぐうちらの赤ちゃん産まれてくんで。美愛頑張るな。

    2005-10-06 01:21:00
  • 284:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    ―そして3月2日―
    いつものよぅに朝に起きて朝ご飯を食べ、洗濯をしよぅとした時ゃった。
    「…っ。痛っ。痛…ぃ。」お腹に激痛が走った。
    陣痛ゃ…。痛ぃ…ょ。
    「はぁ…はぁ。…はぁ。」スグに陣痛は治まった。

    2005-10-06 01:25:00
  • 285:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    病院の先生には、陣痛が10分置きになったら病院に来て下さいと言われてぃた。美愛はとりあぇず先に服を着替えた。陣痛が治まってからは何もなかったよぅに普通に動く事ができた。
    「痛ぃ。…っ。」陣痛の時間を計ってると、30分置き20分置きと、どんどん縮まってきた。
    「痛ぃ痛ぃ。ぃ…痛っ。」ホンマに今までに味わった事のなぃ痛みゃった。ぁまりの痛さに不安を感じた。「…はぁ。悠っ。悠…。」こんな時に呼ぶ名前は、やっぱり悠の名前だった。一人じゃ恐いょ。ねぇ悠。

    2005-10-06 01:31:00
  • 286:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    つぃに陣痛は10分置きになった。急いで、病院に行く用意をした。家を出て鍵を閉めた瞬間、また陣痛がきた。「んっ…。」家の前にうずくまったまま、動く事ができひんかった。
    美愛は必死で隣の隣のナオキの家の前まで行き、気が付くとインターホンを押しまくってぃた。今、思ぅとめっちゃ迷惑な事してた。しばらくして、寝ぼけ顔のナオキが出てきた。
    「は…ぃ。……ぅわぁ!!美愛ちゃん!え?ぇ?陣痛きたん!?ちょ、ちょっと待ってゃ!」

    2005-10-06 01:37:00
  • 287:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    ナオキはジャージのまま、家を出て、美愛を抱きかかぇてくれた。
    「美愛ちゃん、ちょっと我慢してゃ!」「ぅ…ん。」ナオキがタクシーを拾い、病院に向かった。タクシーの中で一時だけ陣痛は治まった。陣痛が治まると案外、普通に喋れる。
    「ナオキごめんなぁ。寝とったんゃろ?ごめんな。」「もぉ目覚めたわっ!ホンマにビックリしたわ〜!」病院に着き、また陣痛が来た。美愛はスグに分娩室に入れられた。

    2005-10-06 01:42:00
  • 288:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    そして約2時間後。
    「ォギャァーォギャァー!」「ょく頑張ったねぇ!可愛ぃ女の子ですょぉ!」
    そぅ言って看護婦さんが、赤ちゃんを差し出した。
    「ぅ…ぅわぁ〜ん。っ。」赤ちゃんを見た瞬間、思わず声を出して泣いてしまった。この瞬間がこんなに感動するもんゃって、初めて知った。悠?見てくれてるかな?ゃっと会えたで。可愛ぃ女の子ゃって!
    美愛、頑張ったで!

    2005-10-06 01:50:00
  • 289:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    美愛はスゴィ安産だったらしぃ。分娩室から、病室に移動すると、可愛ぃ可愛ぃ赤ちゃんとナオキが待ってくれてぃた。ふとナオキの顔を見ると、美愛に負けへんぐらぃ涙でグシャグシャの顔をしてた。
    「ナオキぃ〜笑!!」
    「美愛ぢゃぁ〜ん゛。よぅ頑張っだなぁ。俺、まじ感激ゃぁ゛。…っ。」

    2005-10-06 01:54:00
  • 290:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    可愛ぃ…可愛ぃすぎる。
    自分の子供が1番可愛ぃってゅぅ親の気持ちがわかった。何時間でも見てぃられそぅゃ…嬉しぃわ…。
    うちらは時間も忘れて、赤ちゃんの虜になってぃた。「なぁ美愛ちゃん?さっきから俺らさ、赤ちゃん赤ちゃんって呼んでるけど、名前は!?決めたん!?」

    2005-10-06 01:57:00
  • 291:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「…さっき決めたっっ!」ホンマに陣痛で苦しんでる時に決めた名前ゃ。
    「何!?何に決めたん?」「……みゆうチャン。」
    「もしかしてぇ…美愛と悠ゃから?」
    「ぅん!」別に適当に決めた訳ぢゃなぃ。陣痛で苦しんでる時、ずっと頭の中に悠がおった。笑ってる悠がおった。美愛は、やっぱり悠がスキでスキでどぅしょうもなぃ。ツラィ時…苦しぃ時…悠に会いたくなる。ずっとずっと悠を愛してぃくつもりゃ。ずっと繋がってぃたぃ。美愛と悠…
    2人はずっと繋がってぃられる。みゆうのおかげで…

    2005-10-06 02:03:00
  • 292:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    「みゆうチャンか!可愛ぃ名前ゃん!きっとアイツも喜んでんでっ!」
    「うん!」
    うちらは、ずぅっとずっとスヤスヤ眠る、みゆうを見つめてぃた。

    2005-10-06 02:04:00
  • 293:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    ―5月―
    子育てにも、だんだん慣れてきた頃だった。ナオキは毎日みゆうに会いに来る。そんな、ある日だった。
    悠のお母さんさんから電話があった。悠のお母さんはみゆうが産まれた日に、みゆうを見に来てくれたっきりやったから、2ヶ月ぶりぐらぃやった。
    「もしもし!…ぁ、はぃ。…はぃ。わかりました。」「悠のおかん?何て?」

    2005-10-06 03:25:00
  • 294:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    ナオキは悠のお母さんとスゴイ仲良かった。この前悠のお母さんが言ってた。ナオキのおかげで元気になれたって…。美愛と一緒ゃ。「で何の話やったん!?」「ぁぁ、なんか…悠が事故に合った時の相手の車の人が謝りに来るらしぃ…。」「はぁ!?今頃っ!?」

    2005-10-06 03:29:00
  • 295:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    悠の事故の原因は、悠と仕事仲間の人が2人で車に乗り、帰る途中、反対車線の車がものすごぃスピードで突っ込んできたそぅだ。
    相手の車の人は飲酒運転だった。悠と一緒に車に乗ってぃた人は全治半年、相手の人は、たったの全治3ヶ月だった。
    悠が乗ってぃた車は、右ハンドルで1番、中央線に近く、車が直撃した為、悠だけ命を奪われた。

    2005-10-06 03:35:00
  • 296:

    美愛 ◆HU7XfvOYA2

    美愛にすれば悪夢のよぅな話でしかなかった。
    悠は何も悪くなぃ…。
    なのに…どぅして。
    悠を返せ…。何で悠なん?何度思ったことか…。。。どんなに悩んで考えても、答ぇなんてなくて…、どんなに願っても叶わんくて…
    許されへん。うちらはずっと黙り込んでた。ナオキは今なにを思ってるんゃろ。

    2005-10-06 03:41:00
  • 297:

    ぁーミン

    前のも今回のも呼ンでるょッ?ガンバレぃ?

    2005-10-06 04:42:00
  • 298:

    ゆぃ

    感動?頑張ってね?

    2005-10-06 04:43:00
  • 299:

    あゆ

    頑張ってね??

    2005-10-07 03:53:00
  • 300:

    名無しさん

    ????????????

    2005-10-07 08:00:00
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