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☆nineteen☆ ー10代の終わりー

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  • 1:

    ゆき

    1月−私は今月で19になる。今年で10代も最後だ。
    そんな事を思いながら日記を開く 1ページ1ページ丁寧に綴られたその文章は私を暗い闇の中へと引きずり込む。

    2006-01-10 07:38:00
  • 2:

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    削除されますた

    あぼ~ん
  • 3:

    ゆき

    「どこ向かってるん?」
    「いいところ♪」
    そう言いながらひではなんの迷いもせずうきうきと自転車を走らせていた。
    ひでは大学へ通う20歳。
    私は2週間ぐらい前に帰宅中、地元でこの男に声をかけられた。
    「ちょっと待って!道教えてほしいねんけど」
    そう言いながら彼は私を引き止めたのだ。

    2006-01-10 07:56:00
  • 4:

    ゆき

    私は(なんやこの男)そう思いながら立ち止まった。この時すでにひでの罠にはまっていたのかもしれない− 私はこの日彼と番号交換をした。それから毎日電話がありもう一度会うことになったのだ。

    2006-01-10 08:01:00
  • 5:

    尻軽女

    2006-01-10 08:08:00
  • 6:

    ゆき

    「もうすぐ目的地に到着すんで♪」そう言われて辺りを見渡しても何も遊べそうな場所はなかった。
    私は不思議に思いながらもひでが私に期待させるように話しかけてくるから少しワクワクしながら、目的地を探したのを覚えてる。
    だけどそんな興奮は一瞬にして私の中から消えた。

    2006-01-10 08:11:00
  • 7:

    ゆき

    「到着〜♪♪」彼がそう言って私を降ろした場所はマンションの下だった。
    (???)私は困惑した。(いいところって?)
    ひではやっぱりなんの迷いもせず私をエレベーターに乗せ自分の家へと入って行った。私は期待を裏切られ少しショックを受けた。

    2006-01-10 08:22:00
  • 8:

    ゆき

    私はこの日男の人と二人で遊ぶのは初めてでましてや一人暮しの男の家へ上がり込むなんて想像もつかなかった。
    私は変な好奇心に包まれた。(男の人の部屋ってこんなんなんや)

    2006-01-10 08:28:00
  • 9:

    ゆき

    初めは二人でテレビゲームをして遊んだ。
    そこからはあまり覚えていない。気付いた時にはひでの手が私の太ももへ−胸へ−−どんどんどんどん私の身体をむさぼって、撫で回していた。私は何をされているのかしているのか解らずただ彼に身体を任せることしか出来なかった。

    2006-01-10 08:37:00
  • 10:

    ゆき

    それは恐怖とも言え空虚とも言えた。私はこの時あまり感情がなかった。いや、自ら無くしていたのかもしれない。私は今「ゆき」じゃない−。じゃあ「−誰?」 ひでのモノが私の中へ入ってくる。痛い−痛い−イタイ…… これがSEX…??

    2006-01-10 08:45:00
  • 11:

    ゆき

    13歳の春−私は処女を失くした…
    その後彼とは形上付き合う事になったが時が経つにつれ連絡が減り、パタリと電話がかかってくることはなくなった。結局二人で遊んだのは後にも先にもあのマンションに招かれた日だけだった。そう私が私じゃなくなった日…

    2006-01-10 08:56:00
  • 12:

    ゆき

    13の春…私は男を甘く見すぎていたようだ。
    子供がどうして産まれてくるのかさえ理解出来ずに行為だけを先におこなってしまった。簡単に、しかもあっけなく−

    2006-01-10 09:05:00
  • 13:

    ゆき

    この事実を知っているのは私の親友一人だけ
    私はこの事を生涯誰にも話さないだろう…。
    恥ずかしくて、情けなくて話さないんじゃなくて話せない。
    ただそれだけのこと。

    2006-01-10 09:10:00
  • 14:

    ゆき

    その年の秋私には彼氏が出来た。
    名前は「やっくん」四つ上だった。学年は三つ違いだけど私は早生まれだから。やっくんはすごく優しかった。 ちゃんとしたデートにも連れて行ってくれたしすごく大事にしてくれた。ただすごくヤキモチ焼きで私が男友達と少し仲良くしただけで血相を変えて怒られたしスカートを履く事まで禁止された。

    2006-01-10 09:24:00
  • 15:

    ゆき

    私はもともと意地っぱりな性格で喧嘩になると自分が悪いと分かっていても先に折れるとゆうことはしなかった。そんな性格だからもちろん「スカート」を禁止されているのを知りながらあえてスカートを履く事もあった。

    2006-01-10 09:31:00
  • 16:

    ゆき

    ある日やっくんは「特別な場所がある」と言って住宅街の侵入禁止になっている屋上へ連れて行ってくれたことがある。 そこから見える景色はすごく綺麗で広くて静かだった…。
    やっくんは「この場所は二人だけの秘密やから誰にも言ったらあかんで」と言った。私は例え誰かがこの場所を知っていたとしてもやっくんが秘密の場所を教えてくれたという事の事実が何より嬉しかった。

    2006-01-10 09:47:00
  • 17:

    ゆき

    そんな中やっぱりあの日はやってくる…
    SEX−…初めてその行為に挑んだ日やっくんのモノは私の中へ入らなかったのだ。私の身体がやっくんを受けつけなかったのか…。
    やっくんはすごく落ち込んだ。私はなぜか申し訳ない気持ちでいっぱいになった。それと同時にあの日の事を思い出した…

    2006-01-10 10:16:00
  • 18:

    ゆき

    私が「ゆき」という人間じゃなくなった日−。
    やっくんには処女じゃないという話しだけしておいたことがある。好きな人にさえ言えない事実。いや、好きな人だからこそ言えないんだ−。

    2006-01-10 10:22:00
  • 19:

    ゆき

    そのあとも何度かやっくんとSEXに挑んだことがあって、その度に私の身体はやっくんを受け入れようとせず(やっぱり無理か)その気持ちが二人を支配する空間に変わり嫌な空気に包まれていた。
    そうゆう事もあり初めてやっくんが私の中に入ってきた時はすごく嬉しくて幸福感に包まれたのが記憶にある

    2006-01-10 10:33:00
  • 20:

    ゆき

    幸せな気持ちと裏腹に私の身体はそれに応じようとはせずSEXするたび痛くて仕方がたかった…痛みがなくなったと同時に今度は何も感じなくなり(もしかしたら不感症なのかも…。)と感じさせる程だった。

    2006-01-10 10:40:00
  • 21:

    ゆき

    電話に出ない…
    何度かけても呼び出し音は鳴りっぱなし。
    おかしい…こんな事今まで一度もなかった。
    私は変な不安に襲われた。そして初めて女の勘は当たる事を知った。

    2006-01-10 18:10:00
  • 22:

    ゆき

    その時、家にいることがバレてしまったのを知ってかやっくんがドアを開けた。私は言葉が見つからず、そこから動けずにただ涙があふれた…。
    「心配せんでも大丈夫やから」そう言ってやっくんは私を抱きしめた。
    私はその言葉を信じるしかなかった…

    2006-01-10 18:25:00
  • 23:

    ゆき

    次の日やっくんから電話があった。
    「ごめん。俺一人で考えたいから…」
    優しく…優しく…だけど冷酷にやっくんは私との別れを告げだした。「別れよう」はっきりその言葉は口に出さずに。
    中途半端に傷付けるならはっきり言って欲しかった

    2006-01-10 18:36:00
  • 24:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 25:

    ゆき

    私は苦しくて惨めで仕方なかった。
    そんな時姉やまわりの人が支えてくれて元気づけられた。
    私はまだまだ子どもだったし純粋すぎた−。
    見るもの聞くものなんでも信じてしまっていた…

    2006-01-10 18:49:00
  • 26:

    ゆき

    いつからだろう…。
    信じることさえ出来なくなったのは……
    私はやっくんと別れて徐々に元気を取り戻していった。
    13の冬初めての失恋の辛さが身に染みた。

    2006-01-10 19:24:00
  • 27:

    ゆき

    そのあと私はいろんな遊びを覚えた。
    好きな人も出来た。
    その人は私を原付きに乗せてよく夜の道路を走りまわってくれた。
    すごく楽しかった。
    朝早く早朝の景色を見に山へ連れて行ってくれた事もあった。朝の空気が澄んでいて一緒に過ごせる時間が幸せだった。

    2006-01-10 19:41:00
  • 28:

    ゆき

    私はどんどんその人に惹かれていった。
    名前は「誠二」
    誠二は少し背が低くて年は1個上。
    私達は毎日連絡を取り合っていたし眠りにつくまで話し込んだこともあった。
    それでも毎日顔を合わしていてよくあんなに話すことがあったなと思う。

    2006-01-10 19:50:00
  • 29:

    ゆき

    私はやっぱり来る日も来る日も誠二に対する好きの気持ちが膨らんでいった。

    2006-01-10 20:20:00
  • 30:

    ゆき

    ある日、夜中に誠二の家へ呼ばれた。
    私は誠二に会いたくて、会いたい気持ちを先走らせながらも家へと向かった。
    その日、私は誠二とKissをした。付き合ってはいなかったけれど…。

    2006-01-11 01:37:00
  • 31:

    ゆき

    その後誠二は「親戚の家へ行かなければいけない。」そう言って次の日大阪からいなくなった。
    私は誠二が居なくなってすごく寂しくて寂しくて心に開いた大きな穴に飲み込まれそうになっていた。
    一人ぼっちになった気がした…

    2006-01-11 05:50:00
  • 32:

    ゆき

    行かないといけなくなったものは仕方がない―そう自分に言い聞かせて過ごすことしかできなかった。
    そんなある日私は翔太とゆう男に告白された…。
    彼は誠二と同じ一個上
    私は悩んだ末付き合う事にした。別に好きでも嫌いでもなかった。ただ寂しかった…。

    2006-01-11 05:58:00
  • 33:

    ゆき

    彼は薬中…―
    私はどうしてそんなことをするのか理解出来なかった。ただしてはいけない事なんだということは分かっていたからもう止めてと何度も彼に訴えた。
    翔太は約束した。
    「もう絶対しない」と…。

    2006-01-11 06:03:00
  • 34:

    ゆき

    だけど見事にその約束は破られた。
    しかも私に告白してきたのはゲームだったのだ。
    適当に告白して相手の返事を待つ。
    相手がOKで自分も別に良かったら交際スタート―。
    なんて幼稚なゲームなんだろう。私も別に好きじゃなかったとはいえさすがにその話しを聞いた時は耳を疑った。

    2006-01-11 06:19:00
  • 35:

    名無しさん

    2006-01-11 06:24:00
  • 36:

    ゆき

    そこから先はもうあまり思い出したくない―。
    いつの間にか私は薬を覚えた。
    毎日薬とSEXに溺れた。

    2006-01-11 07:02:00
  • 37:

    ゆき

    記憶が飛んだり、幻覚を見たりした。幻聴も聞こえた。気付くと誰かとSEXをしていた。
    (私は何…―?)
    私の思考回路は日に日におかしくなった。
    何かが狂っていた…
    暗い闇の中で私は自分で自分の首を絞めていた
    苦しい…―誰か助けて…―だけど誰も私に見向きもしなかった。
    私は好奇な目で回りから見られていた。
    (あいつはおかしい)と…

    2006-01-11 07:13:00
  • 38:

    名無しさん

    14歳の春ー。私には彼氏ができた。歳は4個上で名前は「慶一」
    彼も極度の中毒者だった。

    2006-01-11 11:59:00
  • 39:

    ゆき

    私はウリをしてネタをもらいそれを売った事もあった。慶一のことを「狂っている」なんて言えないし思えない−。私も充分狂っていたから…。
    多分お互いにそう思っていただろう。

    2006-01-11 12:08:00
  • 40:

    ゆき

    慶一にはよく振り回された。彼の考えていることはいまいちよくわからない…
    私は慶一と付き合いだしてから薬をやめていた。
    付き合っている者同士が一緒にするものではないと思っていたから。
    そんな彼氏は嫌だった…。私にもまだまともな判断力は残っていたのかな。

    2006-01-11 13:26:00
  • 41:

    ゆき

    彼はやめたと思ったらまたする。それの繰り返しだった…。 明らかに言動のおかしな時もあった。
    私はどうしても彼にやめて欲しかった。
    何度彼に訴えただろう……

    2006-01-11 13:34:00
  • 42:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 43:

    ゆき

    そんな簡単にやめれるようなものじゃなかったし、目の前でされると耐え難い時だってあった。
    私はいつか彼に言われた事を覚えている。
    「俺のために泣いてくれ。」こいつは好きな女を泣かして何が嬉しいんだ?
    私はそう思った。
    泣くまで気付かない−。

    2006-01-11 15:17:00
  • 44:

    ゆき

    思い道りにいかないもどかしさ。何度言っても分かってくれない一方通行の思い―。
    私は何度溢れ出そうになる涙を堪えただろう…。
    「泣いてくれたら止めれる」その言葉を聞いた時、私の言葉や気持ちはちっともこの男に伝わってなかったんだと思った。

    2006-01-11 15:24:00
  • 45:

    ゆき

    私は半分諦めも入っていた。何もしていない時の彼は普通なのに…。
    私達はほとんど毎日一緒にいた。コンサートや水族館に出掛けた事もあった。
    彼は原付きが好きでよくいじっていたのを覚えてる―。今思い出すとものすごく派手な乗り物だった。
    よくあんな派手な塗装をしたなぁ…。

    2006-01-11 15:33:00
  • 46:

    ゆき

    ある日慶一は私に薬を勧めてきた。
    私は大きなショックを受けた。(彼は私の事をどう思っているんだろう…。)
    普通相手の事を想うならそんなもの勧めたりしない―私がそうだから…。
    慶一は私とは違うのかな…私はその誘いに乗ってしまうとまた墜ちていってしまいそうで恐かった…。

    2006-01-11 15:51:00
  • 47:

    ゆき

    私は答えた。
    「可哀相な男」
    一人でずっと孤独と戦っている。薬にハマる事でしか楽しみを得られない寂しい人間。
    そう、私も同じだったから…。

    2006-01-11 16:09:00
  • 48:

    名無しさん

    2006-01-12 09:31:00
  • 49:

    ゆき

    慶一は相変わらずやめてはするの繰り返しだった。
    そして私とも小さな喧嘩から別れ話しになることが多々あった。
    私の意地っ張りで負けず嫌いな性格は直ることもなく「もう別れよ」そう言われれば「分かった」の一言で返していた。
    私に(素直)という言葉は程遠いものだった。

    2006-01-12 15:00:00
  • 50:

    ゆき

    別れても一週間もすれば戻ってくる…。
    私は慶一に振り回されっぱなしだった。
    彼は勝手に別れる事を決めて勝手に戻ってくる。
    私が気持ちを発する時間はなかった。
    結局私は彼に心底惚れていた。 「惚れたら負け」―。確かにそうかもしれない。

    2006-01-12 16:04:00
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