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☆nineteen☆ ー10代の終わりー
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1:
ゆき
1月−私は今月で19になる。今年で10代も最後だ。
そんな事を思いながら日記を開く 1ページ1ページ丁寧に綴られたその文章は私を暗い闇の中へと引きずり込む。2006-01-10 07:38:00 -
41:
ゆき
彼はやめたと思ったらまたする。それの繰り返しだった…。 明らかに言動のおかしな時もあった。
私はどうしても彼にやめて欲しかった。
何度彼に訴えただろう……2006-01-11 13:34:00 -
42:
削除削除されますた
あぼ~ん -
43:
ゆき
そんな簡単にやめれるようなものじゃなかったし、目の前でされると耐え難い時だってあった。
私はいつか彼に言われた事を覚えている。
「俺のために泣いてくれ。」こいつは好きな女を泣かして何が嬉しいんだ?
私はそう思った。
泣くまで気付かない−。2006-01-11 15:17:00 -
44:
ゆき
思い道りにいかないもどかしさ。何度言っても分かってくれない一方通行の思い―。
私は何度溢れ出そうになる涙を堪えただろう…。
「泣いてくれたら止めれる」その言葉を聞いた時、私の言葉や気持ちはちっともこの男に伝わってなかったんだと思った。2006-01-11 15:24:00 -
45:
ゆき
私は半分諦めも入っていた。何もしていない時の彼は普通なのに…。
私達はほとんど毎日一緒にいた。コンサートや水族館に出掛けた事もあった。
彼は原付きが好きでよくいじっていたのを覚えてる―。今思い出すとものすごく派手な乗り物だった。
よくあんな派手な塗装をしたなぁ…。2006-01-11 15:33:00 -
46:
ゆき
ある日慶一は私に薬を勧めてきた。
私は大きなショックを受けた。(彼は私の事をどう思っているんだろう…。)
普通相手の事を想うならそんなもの勧めたりしない―私がそうだから…。
慶一は私とは違うのかな…私はその誘いに乗ってしまうとまた墜ちていってしまいそうで恐かった…。2006-01-11 15:51:00 -
47:
ゆき
私は答えた。
「可哀相な男」
一人でずっと孤独と戦っている。薬にハマる事でしか楽しみを得られない寂しい人間。
そう、私も同じだったから…。2006-01-11 16:09:00 -
49:
ゆき
慶一は相変わらずやめてはするの繰り返しだった。
そして私とも小さな喧嘩から別れ話しになることが多々あった。
私の意地っ張りで負けず嫌いな性格は直ることもなく「もう別れよ」そう言われれば「分かった」の一言で返していた。
私に(素直)という言葉は程遠いものだった。2006-01-12 15:00:00 -
50:
ゆき
別れても一週間もすれば戻ってくる…。
私は慶一に振り回されっぱなしだった。
彼は勝手に別れる事を決めて勝手に戻ってくる。
私が気持ちを発する時間はなかった。
結局私は彼に心底惚れていた。 「惚れたら負け」―。確かにそうかもしれない。2006-01-12 16:04:00