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トップへの道‥2
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1:
↓下記URLレスNo304の続きです
こちらから読んでください。
http://bbs.yoasobiweb.com//test/mread.cgi/yomimono/1124193696/-52005-08-17 11:07:00 -
300:
♪♪♪〜
テーブルの上で鳴り響く携帯電話。急いで開き中を確認するとさっきと同じ番号『ゴホッ…』
咳をし 声をワントーン上げて通話ボタンを押した。
『はいっ・・・』
『あっ!!もしもし?俺やけど分かる?』2005-08-17 20:51:00 -
301:
客だと思っていた電話の主は意外にも若い声。
『えっと‥申し訳ないです。ちょっと・・・』
私は普段番号を教える時、必ず相手の番号も聞き その場で登録してる筈。
頭の中で最近来た客を思い浮べるが番号を教えた記憶はない。
『ぇえー!?俺、分かりません??』2005-08-17 20:52:00 -
302:
聞いた事があるような ないような声。。分かる事は若い男って事だけ。
『申し訳ないです‥』
『僕です。カズキです、分かりました?』
えっ…?かずき?!誰だっけ?!かずき‥カズキ‥ 『・・・…。。』
『あの、、この前飲みに来て頂いたんですが‥』2005-08-17 20:53:00 -
303:
えっ?!客じゃない?!
私が飲みに行ったって事はかずき…カズキ‥‥あっ!!一輝?!
『えっと‥ホストの?!』
『はい!思い出しました?いきなり電話かけてすいません。今大丈夫ですか?』『うん。大丈夫!どうしたんですか??』
そういえば名刺渡したっけ‥。もぅ二度と行く事はないと思ってた店だし貰った名刺は一瞬目を通して 今じゃどこかに眠ってる。2005-08-17 20:54:00 -
304:
『いきなりですけど今日とか忙しいですか?』
『えっ?!今日は‥』
テーブルの上には吸い殻たくさんの灰皿。テーブルの下には畳んでない洗濯物。日曜は出かけずに掃除というのが最近の日課になっている。
『都合悪いですか?』
『んー…。。』2005-08-17 20:55:00 -
305:
『ちょっと晩ご飯程度でいいんで付き合ってくれません?雰囲気いい店見つけたんですけど男と行くのも嫌やし、、』
どうしよう・・・
テーブルの上に置いてある鏡に目をやるとボサボサの髪の毛に落としてないメイク。
どう考えてもお風呂に入って化粧して‥二時間は軽くかかる。2005-08-17 20:56:00 -
306:
『今すぐはちょっと‥』
客なら断ってる所だが 相手がホストなら私が客。 気を使わないで済むし 暇だし折角なので行こうと思った。
『いいですよ。待ちますから‥どれくらい用意かかります?』
『えっと‥二時間ぐらい』
本当はもう少し時間が欲しかったけれど あまり待たせるのも悪いと思い 遠慮がちに答えた。2005-08-17 20:58:00 -
308:
強気な私の発言。だって私から誘った訳じゃないし 女の子は時間がかかる‥。
『ぃや‥待ちます。』
『えっ?!』
『待ってるんで用意出来たら電話下さい。後、俺たち同じ年なんで敬語やめて下さいね‥じゃなくてやめて!!』2005-08-17 21:02:00 -
309:
『ハハハ・・・言ったそばから使ってるやん!分かりました‥じゃなくて・・分かった。電話するね!!』
電話を切り急いでお風呂に入った、鏡の前で笑顔を作る私。。
何やってんねん!!と自分で突っ込み タバコ片手にドライヤーを かける。
何着ていこうかな…なんて一人で呟き 等身大の鏡でファッションショー。
正直 殆ど顔も思い出せない相手なのに私は初めてのデートのように ウキウキしている。2005-08-17 21:04:00 -
310:
『もしもし用意出来たよ』
結局電話を切ってから二時間半もの時間がすぎた頃、ようやく私は一輝に電話をした。。
『遅いゎ・・・家ってどの辺?迎えに行くけど?!』
『ほんまに?!えっと‥』口でナビしてる間も鏡を正面に何度も髪の毛をいじっる。。
久しぶりに自分が女の子になってる姿が照れ臭くて途中で鏡を伏せた。2005-08-17 21:08:00 -
312:
ガチャ―‥‥
『ごめん。遅くなって‥』
車内は甘ったるい匂いがしてキティちゃんのぬいぐるみが いたる所にあり 彼女がいる事はすぐに分かった。
特に好意がある訳ではないけれど至る所に私の視線は動く。。
ドリンクホルダーに置いてある二つの飲みかけの缶ジュース。開きっぱなしにしてある灰皿には口紅のついた吸い殻。。きれいに並べてあるMDには一つずつ丁寧に綺麗な字でタイトルが書いてある。2005-08-17 21:11:00 -
313:
『何食べたい?!』
サングラスをかけ、タバコ片手に運転する一輝が私を見ながら聞く。
『何でもいいよ!それより前見て運転してっ!!』
『ほんまに何でもええん?あとで文句言わない?!』
私は首を二度大きく縦に振った。2005-08-17 21:11:00 -
314:
『分かった!じゃ俺のお気に入りの店連れてったるわ!ヒトミちゃん特別やで?!俺女の子連れてった事ないから!!』
自信満々に言う彼に対して心のなかとは反対の台詞を口にする自分に やっぱり夜の世界に染まりつつある事を実感した。
『ほんまにぃー?!瞳が一番??めっちゃ嬉しいぃ!』2005-08-17 21:12:00 -
315:
『ほんまやで!めっちゃ美味しいし雰囲気いいから瞳ちゃんと行きたかってん』
少し照れ臭そうに言う彼。それが演技かどうかは分からなかったが気分は悪くはなかった。
『えっ?ここ?』
路上に止めた車を降りて 一輝の後ろをついて行くと狭い階段を上って行く。
古びたビルにキシキシとなる階段。決して雰囲気がいいとは言えない見た目のビル2005-08-17 21:14:00 -
316:
『ここでいい?』
頷き フカフカのソファーに腰を下ろすとすぐに店員がお絞りとメニューを持ってくる。
『ぉお!一輝かぁ!!珍しい!彼女?』
私の顔を見ながらニッコリ微笑む店員。会釈をして私も微笑む。
『相変わらず忙しい店っすね!ヒトミちゃん中々彼女なってくれないんすよ!!』『ハハハ‥愛情足りんのちゃうか!まぁ、ゆっくりしてってや!ヒトミちゃんも‥』2005-08-17 21:17:00 -
318:
『違う!!さっきの店員さん!めっちゃかっこいい!』
『えっ?店員??先輩の事?何やねん。俺と来てるのに先輩かよ。。』
ほっぺたを膨らます一輝を可愛いと思った。
『まぁ、いいやっ!料理も旨いから食べようや!』
次々と運ばれてくる料理は本当に全部美味しかった。2005-08-17 21:20:00 -
319:
『何、飲む?』
グラスが空く前に次の飲み物を聞いてくるのは職業病。私も相手が客なら何度もグラスや食物を気にする。
どんどん酔っていく私に対して彼は全くのシラフ。。
『最後乾杯しようよ!』
グラスを持ち 一輝の顔を真っすぐ見つめる。キャンドル越しに見つめる彼の瞳は透き通っていて何でも見透かすような眼差し。吸い込まれそうになるけど 目を離せなかった。2005-08-17 21:22:00 -
320:
『瞳ちゃん、大丈夫?!』
真っすぐ私を見つめるまなざし。
『うん。』
その言葉を言うのが精一杯だった。
私に重なる彼の身体は思っていたよりガッチリしていて男だという事を再び実感させられた。。身体とは裏腹に優しく触れる唇や手は私を何度も快感へと導いてくれた。2005-08-17 21:25:00 -
321:
『んっっ・・・ねぇ‥好きって言って。』
『好きだよ・・・』
嘘だって分かってる。。。はまったりしない。。
『私も好き、、』
相手が営業でも良かった。ただ 一瞬でも、その時だけでも私は【愛情】が欲しかった。2005-08-17 21:26:00 -
322:
『これで瞳は俺の女や!!』
ことが終わると一輝は私を抱き締めながら言った。。
カチッ━・・
タバコに火をつけて白い煙を吐きながら携帯を触る一輝の背中を私はずっと見つめた。
本当はもう少し抱き締めて欲しかった。もう少し夢を見せて欲しかった。2005-08-17 21:28:00 -
323:
『明日の夜あいてる?』
毎週土曜日彼は仕事の合間に電話をしてくるようになった。
『うん!何時?』
『いつも通り7時ぐらいに迎えに行くから!じゃっ』
たった30秒満たない電話。私は彼女ではなく、一輝は彼氏ではない。でも恋人でもない彼の為に私は毎週日曜日、友達との約束もゲストとの付き合いも断って時間をあけていた。2005-08-17 21:29:00 -
324:
『ねぇ一輝?!ホストって儲かるん?』
いつも通り食事に行き、ホテルに入り やる事を終えた彼がタバコに火をつけ 携帯を触っている最中に声をかけた。カチカチとメールを打つ手が一瞬止まる。
『いきなり何で?』
『いや…毎回出して貰ってるし大丈夫なんかな‥って思って。。』2005-08-17 21:31:00 -
325:
『じゃ出して?!』
もし一輝がそう言ったら もう会うのは辞めようと思った。
その時だけでいい‥私を抱いてる時だけ私を愛してくれればいいと最初は思っていた。
でも身体だけの関係も楽では無かった。
一輝と離れた後 私は一気に孤独に襲われる。2005-08-17 21:34:00 -
326:
淋しいと口にする事も会いたいと電話する事も出来ない私。。
ただただ我慢して六日後の電話を待つ。
もし一輝が営業なら もうこれ以上会うとやばい事は自分が一番分かっていた。
『何とか大丈夫やで!彼女に金出して貰うとか格好悪いやん。』
『えっ?彼女??』2005-08-17 21:36:00 -
327:
私はベットから飛び起き 一輝の方を見た。
『えっ?瞳は彼女じゃないん?俺ずっと瞳の彼氏やと思ってたんやけど・・・』
『違うと思ってた。。』
プシュッ・・・缶ビールを二つ冷蔵庫から取出し 蓋をあけて私に差し出す一輝。
取り合えず手に取ると 缶ビールをコツンとあてる。2005-08-17 21:39:00 -
329:
それから一ヵ月もしない内に 一輝の荷物が全て家に届いた。
何となく始まった同棲も最初は良かったけれど 時が経つと共に愛情と感じれるものはなくなり 同棲という甘い生活ではなく 同居に近くなっていった。
私も一輝もお互いの仕事に終われ 会う時間もずれて話す事もなくなっていった。
たまに交わす言葉は全てお金の事・・・。
それ以外の事で話す事は殆ど 無かった。2005-08-17 21:42:00 -
330:
【悪いけど明日金いるから置いといて】
私が仕事から帰宅すると リビングのテーブルの上に置いてあるメモ。次の日 私は隣で寝ている一輝に声をかける事もなく 食事の準備をして仕事の用意をする。
出来上がった料理にラップをかけて 財布から取り出したお金を皿の下に挟み 仕事に向かう。
この頃はまだ一輝を好きだと実感した事もなければ 必要な人だと気付いた事もなかった。2005-08-17 21:43:00 -
331:
でも 気付いた時には遅かった。。
もう 隣で眠る事も キスする事も触れることも出来ない。
今でも思い出は色褪せる事なく蘇るのに 一輝の声が思い出せなくなりつつあった。
『チーママ?』
私を覗き込む 唯の顔。2005-08-17 21:44:00 -
334:
コピペしてくれた方ありがとうございますm(__)m
私がパソコンを使えたら一番いいのですが‥
申し訳ないです(;_;)
読んでくれてる方々☆彡
前回更新した分と、文章に多少変化があるかも知れないですが内容は同じなので御了承下さい(;_;)
今後とも【トップへの道】を宜しくお願いしますm(__)m2005-08-18 07:24:00 -
335:
『えっ‥?!』
『何か考え事ですか?!』唯がグラスにアイスを入れながら聞いてくる。
『ごめん。ちょっと昔の事思い出してた‥私も昔は愛達みたいにホストにはしゃいでたなぁ・・・って。』『ぇえー!!チーママってそんなイメージない!何かホストとか行きそうにないし興味なさそう‥』
みんなが うんうん。と首を縦にふる。2005-08-18 07:34:00 -
336:
『そんな事ないよ。ホストも結構行ったし・・・』 私はそれ以上ホストの話はしなかった。
カチッ━・・・
春がタバコを手に取ると出てきた三つの炎。正面のミカに隣の私。少し離れた所から唯。唯は気付くとライターをすぐに膝の上に戻した。少し迷った様子の春だけど ミカに頭を下げ私の手に手を添えて自分の方に招いた。少し不服そうに火を消すミカを横目で見ながら少し勝った気でいた。でも実際のゲームは私の完敗なのに・・・。2005-08-18 07:43:00 -
337:
楽しい時間は本当にあっという間でふと時計に目をやると時刻は12時を軽く回っていた。
『春?遅刻じゃないん?』『うん。そろそろ‥』
グラスを一気に飲み干しながら春が時計を確認しながら言う。空いたグラスにお酒を作ろうとする愛の手を手で止めて合図を送る。。『すいません!』
ボーイを呼びチェックの合図を送る。2005-08-18 07:51:00 -
338:
『失礼します。』
ボーイが四角い紙切れを私に渡す。
『春ごめんね。ありがとう。ご馳走様でした。』
申し訳なさそうに春に紙切れを両手で渡すと一瞬目を通した春がクシャっと伝票を握り潰して灰皿に捨て、代わりにお金を差し出して来た。
『ありがとうございます』『ってか安くない?』2005-08-18 07:59:00 -
339:
『今日はこれでいいよ』 足をポンポンと叩いた時 ポケットの中で震える機械に初めて気付いた。
『出なくていいん??』
『うん。後でかけるから大丈夫やで!!』
この時間に掛かってくるのは店か客。
『今日同伴するわ!一緒に出よっか!!ちょっとだけ待ってて』2005-08-18 08:09:00 -
340:
『ちょ!!いいって!俺そんなつもりで店来たんじゃないし!』
席を立とうとした私の腕を引っ張りながら春は一人帰り支度をしながら言う。 そんな事分かってる。営業で来たなら もっと他の子にホスト春斗を売るはず。『ちょっと行ってすぐ帰るし!!ねっ?!』
掴まれた腕を離しながら言うと渋々了解した春。
『唯ちゃんも行く??』2005-08-18 08:19:00 -
341:
春の方を指差しながら聞くと頷く唯。帰り支度を済ませ三人で店を出た。
『ありがとうございました』
ミカにママ、愛に麻里に送られながら三人仲良く店を後にして仲良く歩いて春の店に向かった。
『どうでした?』
私の隣を歩く唯がヒョコっと顔を出し春に聞く。2005-08-18 08:27:00 -
342:
『楽しかったよ!瞳のチーママぶりも唯ちゃんのナンバー1ホステスぶりも!!』『ハハハ・・・』
いろんな話をしながら歩いていると すぐに店までついた。一人だと長い道程も三人だとあっという間だ。エレベーターを降りてドアの前に立つと急にドキドキしてきた。
『何か緊張してきた‥。』私ではなく唯が先に声を上げた。その声に更に反応して私の心臓はドキドキと動く。2005-08-18 08:33:00 -
343:
この扉を開けた向こうに もしも一輝がいたら私はどうするのだろうか・・・。どうして私を捨てたの?!と泣いてせがむのかな‥。最低!!って殴るのかな‥。でも どちらにしても私の彼を見つめる目は流れる涙で曇ってしまうのかな‥。『大丈夫』
店の前で立ちすくむ私の手をギュッと握り春が扉を開いた。
『いらっしゃいませぃ!!』なるべく周りを見ないように店内を歩いた。2005-08-18 11:30:00 -
344:
『いらっしゃいませ!!』席につくなりすぐにお絞りが渡され ボトルが運ばれてくる。一番奥の席で 周りの席が見えない場所に案内された。春なりの優しさなんだろう・・・。多分私はここでは春のエースだと思われてるはず。。
『瞳はビールやんな?唯ちゃんは?何飲む??』
『じゃ私はカクテルで!!』2005-08-18 11:42:00 -
345:
『お待たせしました!!』やっと飲み物が揃い 今から楽しい時間が始まるはずだった・・・。
『めっちゃ喉乾いたゎー!!カクテル遅いし(笑)さっ飲もっ!!』
『ごめんなさい。姫達!!じゃいただきまっ』
『チーママ??』2005-08-18 12:13:00 -
346:
乾杯しようとグラスを手に取った時だった・・・。 正面の春の顔が笑顔から真顔に変わった事で誰が来たかは嫌でも分かった。
『やっぱりここにいたんですねぇー!!愛達がどうしてもホストに行ってみたいって言うんで。』
貴方が一番来たかったんでしょ‥。心の中では そう叫んだ。当たり前のように席に座るミカ。ちょうどこの席はL字型になってあって十分みんなが座れる。2005-08-18 12:35:00 -
347:
春の優しさが裏目に出て、何故か一緒に飲むことになった。すぐにミカのボトルもセットされ ホストも二人程増えていた。
『チーママと春君って付き合ってるんですか?!』
飲みだして一時間ほど経った頃だろうか‥。口数少なく飲んだ為 変に悪酔いしていた私。殆ど誰とも話せずに ひたすらグラスを空けては飲み続けた。
『想像にお任せしますよ』グラスにアイスを入れ水割りを作りながら 一言だけ返す春。彼をホストらしいと思った瞬間だった。2005-08-18 12:50:00 -
348:
『絶対付き合ってるゎー!!えっ?ミカさんの彼氏もこの店ですよね??どこにいるんですか?』
辺りをキョロキョロしながら愛が言う。
『今はいないよ。。』
ミカが満足そうに言う。居るはずない・・・。もし一輝がいたら絶対に一番に見つける自信がある。
『そろそろ帰る?』2005-08-18 13:55:00 -
349:
私とミカの間に座る春が気を使って私に聞いてくる。『唯ちゃん。瞳結構きてるからお願いしていい?!』私の肩を少し自分に抱き寄せながら私の隣の唯に聞く。頷く唯にごめんね。と手を合わせると笑いながら首を横に振った。やっと この空間から解放される‥。『じゃチェックしてく‥』春がそう言いながら立ち上がろうとした時だった。
『失礼します。』
一人の男が私たちの席についた。春はもう一度座り直して私の顔を覗き込む。カラオケの音はガンガンでみんなが騒いでて隣の春の声ですら耳を近付けて聞いたりしていたのに 端と端で向こうの方で挨拶するホストの声なんて聞こえる筈無いのに私の身体は過剰に反応した。2005-08-18 14:05:00 -
350:
ドクンドクンと鼓動は一気に早くなり 小刻みに手が震える。その様子に気付いた唯が急いで近くにいたホストにチェックを告げる。幸いにも 愛と麻里に必死に話かける一輝は春に隠れて見えないお陰で私に気付いていなかった。
『すいません。ご馳走様でした。』
ホストが唯に伝票を渡し、唯がお金を払い私のカバンに手をかける。私は何も出来ずただボーっとその様子を見ていた。2005-08-18 14:14:00 -
351:
『えっ?もう帰るんですか??って唯ちゃん?!』
唯が立ち上がろうとした時必死に話ていた一輝がこちらに気付いた。唯は少し困った様子だったが会釈だけをして私の腕を引っ張った。唯からしてみれば 一輝は短い期間であれ、生活を共にした人。でも私を捨てた人。複雑だろう‥。私の話しか聞いていない唯からすれば一輝は悪者に見えてしまってるはず・・・。
『お先です。』
ミカにそう言い残し私達は席を立った。2005-08-18 14:22:00 -
352:
『痛っ━・・!!』
唯が私を持つ腕ではない方の手を思いっきり引っ張られた。
『瞳っ・・・』
誰より会いたかった人が私の腕を掴んでる。思うだけで涙が溢れ いつも会いたいと願っていた。夢の中まで出てきて 初めて愛した人・・・。
『何でここに?俺・・・』『一輝ぃー!早く座って』ミカが一輝を呼んだ瞬間、私は思い切り腕を振り払って出口へと急いだ。2005-08-18 14:30:00 -
353:
会いたい・・・。
でも…もぅ会わない。。 そう決めていた。泣く事もなく私は普通に一輝を拒否出来た。そんな自分が凄いと思った。
『大丈夫??』
心配そうな二人に作った笑顔で答えるのが精一杯な私。ひどく気分が悪く一刻も早く家に帰りたい。ただ それしか頭になかった。2005-08-18 14:37:00 -
354:
ホスト一人と春と四人でエレベーターに乗り込み 春に少しもたれかかった時、ドン━━!!
扉が完全に閉まろうとしたと同時に 何かに当たり又開いた。
『ちょっと待って‥お願い。少しでいいから』
ねぇ 一輝…。私 いっぱい待ったじゃん。ずっと ずっと貴方の一番になれると思って‥。でも もう 手遅れなんだよ‥
『さよなら・・・』2005-08-18 14:46:00 -
355:
両手で思いっきり一輝を押した。扉は閉まり一瞬だけ一輝の淋しそうな顔が見えた。そんな悲しそうな顔しないで・・・。本当はまだまだ好き。抱き締めて欲しい。愛してるって囁いて私を抱いて欲しい。でも 同じ事は繰り返したくない‥チン━・・・
一階につきエレベーターが開く。
『ハアッ・・瞳!!俺っ‥』 目の前には肩で呼吸する一輝の姿。2005-08-18 15:34:00 -
356:
前に春も同じ事してくれたよね。私がミカに叩かれて水かけられて・・・。ミカを追っ掛けて行った一輝は結局帰って来なくって。。泣いてる私を心配して全力で階段を降りて来てくれたんだよね。
カバッッ―‥
『会いたかった。瞳、ほんまに会いたかった。』
私の身体をきつくきつく抱き締めながら一輝は何度も何度も私の名前を呼ぶ。2005-08-18 17:53:00 -
357:
名無しさん
ぉもしろぉい?
2005-08-19 12:18:00 -
358:
名無しさん
あげえ?
2005-08-19 13:30:00 -
361:
名無しさん
続き早く読みたいニヤ?
2005-08-19 22:40:00 -
368:
今まで色んなマンガや小説読んできたけどめっちゃ?スキです!ホントに↑にもありましたが本にして欲しいぐらいです。頑張って完結させてほしいです☆頑張ってくださいね(^_-)-☆
2005-08-21 21:11:00 -
369:
皆様へ☆
本当に嬉しい、お言葉ばかりありがとうございますm(__)m本当は一人一人に返事を書きたいのですが多分それよりも早く小説の方が気になると思いますので、先に小説の方を進めたいと思います。お返事はかならずお一人ずつにしますので お許し下さいm(__)m
これからも宜しくお願いします。(*^_^*)2005-08-21 21:50:00 -
370:
>>360続き‥
身動きがとれない私。まるで夢でも見ているかのよう・・・。私の事を必死に抱き寄せる一輝の頬に触れてみた。暖かくて夢ではなく そこに本当に一輝がいる。。あんなに会いたかった人。何度も夢に出てくる程愛した人が私の目の前にいるのにそれ以上何も出来ない。
『やめてっ!!』
一瞬にして離れた身体と身体・・・。2005-08-21 21:58:00 -
371:
少し俯き気味な私が少しずつつ顔を上げるとそこにいたのは彼の彼女‥。
『何でなん?!一輝っ!!あんたは私の男やろ?何でその女を追い掛ける必要があるん?なぁ?!』
少しの沈黙が続く。
『瞳送るから。いこっ?!』声を出したのは春だった。ずっと黙って様子を見ていた春。私の手を力強く握りわざわざ一輝の前を通って外に出た。2005-08-21 22:08:00 -
379:
名無しさん
うちもずっと好きな小説ゃし、待ってる?? 瞳サンのペースで頑張ってね?
2005-08-25 23:56:00 -
381:
遅くなって申し訳ないですm(__)m今から更新していきます☆彡温かい目で見守って貰えて本当にうれしいです(*^_^*)ありがとぉございます☆彡
2005-08-26 05:07:00 -
383:
>>375続き‥
『大丈夫か?』
春が私を抱きながら何度も聞く。心配してくれる春。でも不機嫌なのは すぐに分かった。
『唯ちゃん、今日瞳、俺の家に送ってくれん?すぐ近くやから。頼んでもいいかなぁ?今日だけは一緒におりたいねん。』
『分かりました。』
二人はすぐにタクシーを止めて私を乗せた。何度も何度も後ろを振り返っても やっぱり一輝の姿は無かった。2005-08-26 05:13:00 -
385:
(略)二人はすぐにタクシーを止めて私を乗せた。何度も何度も後ろを振り返っても やっぱり一輝の姿は無かった。
『じゃ瞳すぐ帰るからちょっとだけ待っててな』
頷くだけで精一杯・・・。渡された鍵を力一杯握り締めてただ溢れる涙をこらえるのに必死だった。
『チーママっ・・・』2005-08-26 05:45:00 -
388:
名無しさん
意見全く無視やん!ワラ
2005-08-27 11:00:00 -
392:
とてもこの小説が好きで更新楽しみにしてます?が、読んでぃる方の意見も聞ぃてみたらどぅでしょうか?これからも頑張って下さい?応援してます?
2005-08-28 22:20:00 -
397:
名無しさん
注文ばかりで嫌になってるかもしれないけど、皆さんこの小説を面白いと思うからこそ読んできたんだと思います。私もハマってしまい、ずっと読んでました♪書き込みするのは初めてですが本当に応援してます(>_
2005-08-31 16:02:00 -
416:
みんな言い過ぎやわ 言い方ってもんがあるやん 確かにこの小説楽しみにして見に来ても更新されてなかったら残念やなーって思うけど、更新して欲しいから書き込みするんやろ??瞳ちゃんも小説続ける気あるんやったらホンマ更新してくださいm(__)m みんな期待して見に来てるんやから?
2005-09-05 22:34:00 -
419:
名無しさん
どないなっとんねん!!!
2005-09-07 08:15:00 -
420:
名無しさん
もうこの小説に期待すんのはやめたほがいいやろ?こんなん言いたくないけど主こんだけみんなカキコしてんのに無関心すぎるわ。スレん中でもめてるけど怒る奴の気持ちもわかるで
2005-09-07 13:52:00 -
422:
名無しさん
待ってるよ?
2005-09-07 16:22:00 -
423:
名無しさん
頑張ってネ?
2005-09-08 04:51:00 -
426:
名無しさん
完結出来ナイナラ最初カラ書クナヤヘタレ
2005-09-08 07:13:00 -
428:
名無しさん
431バリきも?ィ?バクワラ?
2005-09-08 07:55:00 -
429:
名無しさん
潰す??? 潰さなぃ???
2005-09-08 09:15:00