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人生のうちで好きになった三人の男

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  • 1:

    名無しさん

    こんな話を聞いた事がありますか?
    生きている間に、人を本当に心から愛する事ができるのは、三人だけ。
    あなたはもう、三人目に出会いましたか?

    2005-12-20 15:51:00
  • 101:

    名無しさん

    季節は秋。もうすぐ体育祭と文化祭。私はバイトの数を減らし、放課後残ったりして、文化祭の出し物の準備をした。長倉君や福永圭介も残って準備をしていた。今日は最後まで残ったのは私たち三人だった。すると、福永圭介が一つ提案を出した。

    2005-12-28 03:06:00
  • 102:

    名無しさん

    「今日の帰り三人でメシでも食べに行こよぉ!」
    「それええな!さっちゃんいける?」
    長倉君に聞かれ、今日は特に用事などなかったので私は行くことにした。三人で近くのファミレスへむかった。

    2005-12-28 03:12:00
  • 103:

    名無しさん

    彼らとまた三人で遊ぶことになった。
    「約束通り、今日は俺がおごる!」
    福永圭介はなぜかはりきっていた。
    三人で食事を済ませ、福永圭介がお金を払っている時、長倉君が話し掛けてくる。

    2005-12-28 11:37:00
  • 104:

    名無しさん

    「さっちゃん、携帯の番号教えて?俺クラスでまだ知らんのさっちゃんだけやねんっ」
    私と長倉君は携帯の番号を交換した。
    「あっ!長倉君じゃなくてきっちゃんで登録してよ!そんできっちゃんて呼んでな」

    2005-12-28 11:41:00
  • 105:

    名無しさん

    私は長倉君のことをきっちゃんと呼ぶようになった。それからまた何度か放課後のこって文化祭の準備をしていた。きっちゃんと中村圭介とも何度か残ることがあった。

    2005-12-28 11:52:00
  • 106:

    名無しさん

    一方拓也とのメールも毎日続いていた。何度か近くの公園でも会ったりしていた。付き合っていた時に、こんなに堂々とできていればよかったのに…。拓也と付き合っていた頃はいつも拓也の家で会っていた。
    ある日、文化祭の準備を早く切り上げ、拓也とまた、あの公園で会っていた。拓也と話をしていると時間が経つのが早い。時計の針は八時を指そうとしていた。

    2005-12-28 15:42:00
  • 107:

    名無しさん

    「もうこんな時間や!帰ろっか?」
    「そやなっ!じゃあバイバイのチューして?」
    拓也が真顔で言ってきた。私はびっくりして表情が固くなった。
    「えっ?!」

    2005-12-29 00:09:00
  • 108:

    名無しさん

    一瞬時が止まったかと思った。が、すぐに拓也はくしゃっと笑顔見せて言った。
    「冗談やぁん!ビビった?」
    「ビビるわ!」
    「本気で言うたらどないする?」
    拓也はまた真剣な顔をして、今度はなかなか笑顔を見せない。

    2005-12-29 00:14:00
  • 109:

    名無しさん

    「…そんなん、するわけないやんっ」
    私は笑って話を流した。
    「照れちゃってカーワイイっ」
    「からかうなっ!…ほなまたなっ!」
    私は逃げるようにして、その場を後にした。

    2005-12-29 00:16:00
  • 110:

    名無しさん

    …焦った。あんな顔して言われたら、誰だって焦る。本当に本気かと思った。
    私はまだ心臓の鼓動を落ち着かせることができないまま、家に到着した。

    2005-12-29 00:20:00
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