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人生のうちで好きになった三人の男
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1:
名無しさん
こんな話を聞いた事がありますか?
生きている間に、人を本当に心から愛する事ができるのは、三人だけ。
あなたはもう、三人目に出会いましたか?2005-12-20 15:51:00 -
106:
名無しさん
一方拓也とのメールも毎日続いていた。何度か近くの公園でも会ったりしていた。付き合っていた時に、こんなに堂々とできていればよかったのに…。拓也と付き合っていた頃はいつも拓也の家で会っていた。
ある日、文化祭の準備を早く切り上げ、拓也とまた、あの公園で会っていた。拓也と話をしていると時間が経つのが早い。時計の針は八時を指そうとしていた。2005-12-28 15:42:00 -
107:
名無しさん
「もうこんな時間や!帰ろっか?」
「そやなっ!じゃあバイバイのチューして?」
拓也が真顔で言ってきた。私はびっくりして表情が固くなった。
「えっ?!」2005-12-29 00:09:00 -
108:
名無しさん
一瞬時が止まったかと思った。が、すぐに拓也はくしゃっと笑顔見せて言った。
「冗談やぁん!ビビった?」
「ビビるわ!」
「本気で言うたらどないする?」
拓也はまた真剣な顔をして、今度はなかなか笑顔を見せない。2005-12-29 00:14:00 -
109:
名無しさん
「…そんなん、するわけないやんっ」
私は笑って話を流した。
「照れちゃってカーワイイっ」
「からかうなっ!…ほなまたなっ!」
私は逃げるようにして、その場を後にした。2005-12-29 00:16:00 -
110:
名無しさん
…焦った。あんな顔して言われたら、誰だって焦る。本当に本気かと思った。
私はまだ心臓の鼓動を落ち着かせることができないまま、家に到着した。2005-12-29 00:20:00 -
111:
名無しさん
それからも何もなかったように拓也は毎日メールを送ってきた。そして今日もまた。
『次の日曜また会えへん?』
あの日以来毎日メールはしていたものの拓也とは会っていなかった。私は少し迷ったが、会う約束をした。―日曜日。
…なんか緊張するなぁ。そんな私の気持ちは無駄だったようで、拓也はいつもと変わらぬ調子で私に接してきた。2005-12-29 00:29:00 -
112:
名無しさん
私はほっとして、拓也にいつもと同じ態度で接する。会って話しているだけなのに、楽しい。私は拓也と友達に戻れた事が本当にうれしかった。今日もまた時計を見ると夜八時になろうとしていた。
「今日もそろそろ帰ろかぁ。んなまたなぁ」
私が手を振って帰ろうとした瞬間。目の前が真っ暗になった。2005-12-29 00:37:00 -
113:
名無しさん
暖かい感触と共に拓也の声が耳元で聞こえてくる。
「…俺、やっぱ早紀がいい」
頭の中は真っ白。私は何も答える事ができなかった。
「早紀の事忘れられへんかった。忘れようとしたけど、久しぶりに早紀に会えて、早紀の声聞いて…やっぱ早紀しかおらんと思った」2005-12-29 00:46:00 -
114:
名無しさん
拓也は私に抱きつきながらそう言ってきた。そして私を離して真剣な顔をして言う。
「やり直そう?」
突然の事で私は何も考えられなくて彼の目を見ることしかできなかった。
「返事はすぐにはいらん。ちょっと考えてから返事ちょうだい」2005-12-29 00:54:00 -
115:
名無しさん
私は何も言わず下を向いた。
「困らせるような事言ってごめん。けど本気やから。んじゃまたな」
彼はそう言って帰って行った。私はしばらくその場に立ち尽くしていた。2005-12-29 00:58:00