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人生のうちで好きになった三人の男
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1:
名無しさん
こんな話を聞いた事がありますか?
生きている間に、人を本当に心から愛する事ができるのは、三人だけ。
あなたはもう、三人目に出会いましたか?2005-12-20 15:51:00 -
111:
名無しさん
それからも何もなかったように拓也は毎日メールを送ってきた。そして今日もまた。
『次の日曜また会えへん?』
あの日以来毎日メールはしていたものの拓也とは会っていなかった。私は少し迷ったが、会う約束をした。―日曜日。
…なんか緊張するなぁ。そんな私の気持ちは無駄だったようで、拓也はいつもと変わらぬ調子で私に接してきた。2005-12-29 00:29:00 -
112:
名無しさん
私はほっとして、拓也にいつもと同じ態度で接する。会って話しているだけなのに、楽しい。私は拓也と友達に戻れた事が本当にうれしかった。今日もまた時計を見ると夜八時になろうとしていた。
「今日もそろそろ帰ろかぁ。んなまたなぁ」
私が手を振って帰ろうとした瞬間。目の前が真っ暗になった。2005-12-29 00:37:00 -
113:
名無しさん
暖かい感触と共に拓也の声が耳元で聞こえてくる。
「…俺、やっぱ早紀がいい」
頭の中は真っ白。私は何も答える事ができなかった。
「早紀の事忘れられへんかった。忘れようとしたけど、久しぶりに早紀に会えて、早紀の声聞いて…やっぱ早紀しかおらんと思った」2005-12-29 00:46:00 -
114:
名無しさん
拓也は私に抱きつきながらそう言ってきた。そして私を離して真剣な顔をして言う。
「やり直そう?」
突然の事で私は何も考えられなくて彼の目を見ることしかできなかった。
「返事はすぐにはいらん。ちょっと考えてから返事ちょうだい」2005-12-29 00:54:00 -
115:
名無しさん
私は何も言わず下を向いた。
「困らせるような事言ってごめん。けど本気やから。んじゃまたな」
彼はそう言って帰って行った。私はしばらくその場に立ち尽くしていた。2005-12-29 00:58:00 -
116:
名無しさん
学校の授業の内容も頭に入らず、あの日の出来事ばかりを考えていた。拓也とやっと取り戻せた友情。だがやはり男と女。相手は私の事が好きだと言ってきた。私にとって拓也との友達関係は心地よいものだった。今彼とやり直す勇気なんて、私にはない。やり直せば、今度こそ堂々と付き合えるという期待もある反面、また同じように気まづくなったりしないかという不安。そしてせっかく取り戻した友情をなくしてしまう。
2005-12-29 01:07:00 -
117:
名無しさん
私はいっぱい考えた。が、それはまわりから見ると元気がないように見えたのだろう。きっちゃん(長倉君)が話し掛けてきた。
「さっちゃん、今日元気ないやん、どないしたん?」
「えっ…元気やで!ちょっと考えごと」
「男かぁっ?」
きっちゃんは笑いながら言ってきた。2005-12-29 01:15:00 -
118:
名無しさん
「ちゃうちゃう!」
私は慌てて手を横に振った。
「やっぱそうなんや!さっちゃんわかりやすいなぁ。その人は彼氏なん?」
何もかもお見通しなようなきっちゃんの目。もうウソはつけなかった。
「彼氏とかじゃなくて、元彼のことでちょっと…」2005-12-29 01:22:00 -
119:
名無しさん
話が長くなりそうだという事で放課後、きっちゃんが話を聞いてくれることになった。文化祭の準備そっちのけで二人で話込む。きっちゃんは真剣に話を聞いてくれた。
「そっかぁ…でもさっちゃんが好きなら付き合えばいいやんか。友情が壊れる事ビビってたらあかんで。でも正直俺は反対やな」
「えっ、なんでなん?」2005-12-29 01:29:00 -
120:
名無しさん
「こんな言い方さっちゃんにはわるいけど…一回さっちゃんを手放した奴よりもさっちゃんを大事にしてくれる奴いてると思うねん!」
「そんな人いてるかなぁ…いてないと思うけどなぁ」
「絶対いてる!でも最後には自分で決めやなあかんやからよく考えりなっ」
「うん!きっちゃんありがとう!」2005-12-29 01:45:00