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人生のうちで好きになった三人の男

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  • 1:

    名無しさん

    こんな話を聞いた事がありますか?
    生きている間に、人を本当に心から愛する事ができるのは、三人だけ。
    あなたはもう、三人目に出会いましたか?

    2005-12-20 15:51:00
  • 196:

    名無しさん

    次の日、学校が終わり、放課後きっちゃんとともに学校を出る。近くのファミレスへ入り、軽食をとる。そこできっちゃんから驚きの事実を知ることになる。
    「俺、実はひとつ年上やで」
    「えっ?どういうこと?」

    2006-01-07 12:17:00
  • 197:

    名無しさん

    「俺、前の学校辞めてこの学校きたから」
    「そうやったんやぁ。なんか大人っぽいなぁと思ってたねん」
    私はあえて学校を辞めた理由は聞かなかった。きっちゃん自身も“留年”と同じ環境にいることを気にはしていないようだ。

    2006-01-07 12:44:00
  • 198:

    名無しさん

    年上だからといって何かがかわるわけでもなく、私たちも今までどおり、何も変わらず接した。
    それから彼は、何回も私をデートに誘ってくれた。その度に、私の都合がつくかぎり遊んだ。

    2006-01-08 11:12:00
  • 199:

    名無しさん

    そして日に日に、彼といる時間がさらに楽しくなってきた。彼は、私に友達といる楽しさと、女の子としてのドキドキを与えてくれる。そんな彼と過ごす時間が心地いいものになってきた。

    2006-01-08 11:16:00
  • 200:

    名無しさん

    そして、告白されてから二週間がたち、今だにきっちゃんへの返事はまだだった。今日も彼は私を誘ってきた。
    「今日遊べる?」
    「うん。今日連れて行ってほしいとこある…」
    私はきっちゃんにお願いをした。そして私たちが向かった先は…

    2006-01-08 11:20:00
  • 201:

    名無しさん

    初めてデートした時に、きっちゃんが連れてきてくれたあのきれいな景色が見える場所。
    「どうしてもここに来たくて…連れてきてくれてありがとう」
    私がそう言うときっちゃんは後ろから私を抱き締めた。私は拒否することもなく、受け入れた。この先、彼とこの景色をこうして見ていたい…。それが私の出した答えだ。今度はわたしから。
    「私と付き合ってください」

    2006-01-08 11:25:00
  • 202:

    名無しさん

    きっちゃんは、私を抱き締める力が一層強まり、「ありがとう」とだけ言った。しばらく二人でその景色を見ていた。

    2006-01-08 11:28:00
  • 203:

    名無しさん

    実は拓也には昨日、告白の返事を出した。拓也は正直に話そうと思った。だからちゃんと「好きな人ができた」と言った。拓也は怒ることもなく、笑顔で言った。
    「でも俺らはこれからも友達やで!早紀がいいんやったらメールもするし!…俺は、早紀と取り戻せた友情までも、なくしたくない」

    2006-01-08 11:34:00
  • 204:

    名無しさん

    拓也がそう言ってくれてうれしかった。拓也との友情は壊れなかった。
    景色をしばらく見た後、きっちゃんに駅まで送ってもらった。きっちゃんは、「ありがとう、ほんまに好きやから」と言って、つないでいた手を放した。

    2006-01-08 11:40:00
  • 205:

    名無しさん

    付き合い始めた頃は美鈴と和輝君と、福永君しか付き合ったことを知らせなかった。みんなは祝福してくれた。福永君は同じクラスの美奈子と付き合い始めた。私は美奈子とはまぁ普通に話すくらいの友達だった。

    2006-01-08 13:15:00
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