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人生のうちで好きになった三人の男

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  • 1:

    名無しさん

    こんな話を聞いた事がありますか?
    生きている間に、人を本当に心から愛する事ができるのは、三人だけ。
    あなたはもう、三人目に出会いましたか?

    2005-12-20 15:51:00
  • 26:

    名無しさん

    「そう?なんか私笑われてる時点で不愉快なんですけど」
    私の方を見て笑ってるなんて失礼極まりないし!話をしたこともない人達に、そんな風に笑われて、不快に思うっちゅーねん。美鈴はまぁまぁと言って私を落ち着かせようとしていた。

    2005-12-20 19:53:00
  • 27:

    名無しさん

    日に日に私は気にしないようになり、腹立つこともなくなった。
    長倉喜一と、留年の福永圭介。私は彼らとは一切話す事がなかった。だけど、彼らと会話を交わす日がとうとうやってくるとは…

    2005-12-20 21:47:00
  • 28:

    名無しさん

    美鈴と学校の帰りに、近くのデパートへ行くことになった。私も美鈴も久しぶりにバイトが休みで、充実した日だった。
    すると美鈴が、ぱっと明るい笑顔になり、急に走りだした。

    2005-12-20 21:54:00
  • 29:

    名無しさん

    その先には長倉喜一と、福永圭介、美鈴の事を気に入っている中村和輝がいた。美鈴は和輝なんて眼中になく、長倉君の事しか目に入っていないようだ。私は少し離れた場所から美鈴のやり取りを見ていた。

    2005-12-20 22:09:00
  • 30:

    名無しさん

    「…なぁ、だから和輝とちょっとだけでいいからデートしたってやぁ」
    長倉君が美鈴にお願いしているようだ。
    「え…でも…」
    「美鈴ちゃんお願い!」
    圭介からも頼んでいる。美鈴は困っている様子。

    2005-12-20 22:14:00
  • 31:

    名無しさん

    しかし、美鈴は長倉君に頼まれた事もあり、渋々デートすることになった。嫌なら嫌って言えばいいのに…。…てことは…その間私は一人?

    2005-12-20 22:35:00
  • 32:

    名無しさん

    そんな私の心配をよそに美鈴は…
    「ごめん、早紀すぐ帰ってくるから、きっちゃんらと待ってて」
    謝罪の言葉を残して、姿を消した。

    2005-12-20 22:44:00
  • 33:

    名無しさん

    はい?この人達と?私をみて笑ってくるような人達と?冗談じゃない。私は何も言わず、その場を立ち去ろうとした。その時、長倉君が話し掛けてきた。

    2005-12-20 22:54:00
  • 34:

    名無しさん

    「奥村さん、どこ行くん?」
    「別に…美鈴がデートしてる間、本屋さんで時間つぶそう思って」
    私はそっけなく返事した。それでも長倉君は私に声をかける。
    「美鈴ちゃんらの事三人で待っとこうやぁ」
    三人で?
    「奥村さん?」

    2005-12-20 23:20:00
  • 35:

    名無しさん

    「えっ…でも…一人でおる」
    私がそう言うと福永圭介が口を開いた。
    「ええやん、何も別々に行動せんでも。三人でおろやぁ。なっ!さっちゃん!」
    「さ、さっちゃん?!」

    2005-12-20 23:28:00
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