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人生のうちで好きになった三人の男

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  • 1:

    名無しさん

    こんな話を聞いた事がありますか?
    生きている間に、人を本当に心から愛する事ができるのは、三人だけ。
    あなたはもう、三人目に出会いましたか?

    2005-12-20 15:51:00
  • 46:

    名無しさん

    「いいで。ぬいぐるみ取ってくれたし!」
    二人はプリクラ機へと入っていった。
    「やっぱりなぁ。後で俺プリクラもらおっ☆」
    長倉君はほんとにうれしそうだった。美鈴が言ってた“友達思い”というのはどうやら本当の事らしい。

    2005-12-21 23:32:00
  • 47:

    名無しさん

    二人が出てくるのを、ゲーム機の影で待っていた。二人が出てきて、どこかへ行くようなので後をつけていく。すると中村和輝が美鈴の耳に舌打ちをした。二人は顔を見合わせて急に走りだした。

    2005-12-21 23:39:00
  • 48:

    名無しさん

    「しまった!逃げられた!」
    長倉君はくっそー、という顔をしつつも笑顔だ。中村和輝は気付いていたのだ。私たちが後をつけているということを。
    「まぁうまいことやってるみたいやし、どっかで二人が帰ってくるの待っとこうか」

    2005-12-21 23:44:00
  • 49:

    名無しさん

    福永圭介の提案に賛成した。結構楽しそうにしてるみたいだし、これ以上つけて二人の邪魔になってはいけない。私たちはデパートの食堂へ行くことにした。

    2005-12-21 23:47:00
  • 50:

    名無しさん

    食堂は買い物帰りの奥様方や、学校帰りの学生達で賑わっていた。
    私はふと、食堂の中のクレープ屋の前で足を止めた。
    「クレープ食べたいん?」
    長倉君に言われ、はっと我に返る。

    2005-12-21 23:54:00
  • 51:

    名無しさん

    「ちゃ、ちゃうよ!」
    正直食べたかったが、私は強がって反論した。
    「食べたいんやろ?俺がおごったるから食べりよ!俺もクレープ食べたいし。」
    「そんなんいいって!」
    長倉君におごると言われ、私は強がったこともあり遠慮した。

    2005-12-21 23:59:00
  • 52:

    名無しさん

    「遠慮すんなって!イチゴ好きかぁ?」
    「うん…。」
    「あ、すいません。これ三つください。圭介も同じのでいいやろ?」
    「俺はいいけど、お前確か…」
    「ええねんって!店員さん、これ三つね」
    福永圭介が何か言い掛けたところで、長倉君はその言葉をさえぎるように店員に注文した。

    2005-12-22 00:07:00
  • 53:

    名無しさん

    長倉君は店員からクレープを受け取り、私に渡してくれた。
    「あ…ありがとう」
    長倉君の意外な優しさに触れ、私は戸惑いつつも、クレープを受けとった。
    「気にすんなっ!三人で食べた方がおいしいやん☆」

    2005-12-22 00:11:00
  • 54:

    名無しさん

    「う…うん」
    そしてクレープを受け取った福永圭介は私に、
    「今度はおれがおごったるわ!」
    と言ってきた。しかし彼らとまた遊ぶ事なんてあるのだろうか。そんなことを思いながらクレープを一口たべる。

    2005-12-22 00:27:00
  • 55:

    名無しさん

    「いただきます……あ…おいしい…」
    「うん、うまいやん!これ!きっちゃんありがとう!」
    「あ、ありがとう」
    福永圭介と一緒に長倉君にお礼を言う。

    2005-12-22 00:30:00
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