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雪降る季節
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1:
彩芽 ◆emRWXVV5T6
「今までありがとう。楽しかったよ」
俺はそんなありきたりな言葉で話を締めくくった。目の前では、三年間一緒に過ごしてきた女が涙をためてうつむいている。2005-12-12 01:46:00 -
29:
彩芽 ◆emRWXVV5T6
だけど佐々木は違った。今の彼氏と付き合ってから、他の男の家にあがったのは初めてだという。彼氏への罪悪感と共に、元クラスメイトの美穂に対しても申し訳なぃと言ってうなだれていた。美穂がまだ俺に未練があることを知っていたから。
2005-12-12 16:42:00 -
30:
彩芽 ◆emRWXVV5T6
佐々木はその日、バイトが終わって一旦家に帰り、お風呂に入ってから電車で俺の所に来た。俺は駅まで迎えに行った。佐々木が俺の前に姿を見せた時、まだ朝9時にもなっていなかった。話によると、金土だけバーで働いているらしい。忙しい時は朝まで働いているのだそうだ。ストレートの髪で、前より少し化粧が薄めの佐々木は、本当に可愛かった。
しばらく世間話をした後、俺が「なんでうちに来る気になったん??」と聞くと、佐々木はうつむいた。2005-12-12 16:52:00 -
31:
彩芽 ◆emRWXVV5T6
「うち、今までずっと彼氏一筋やってんやん。やけど、この前の同窓会で、よっくんと初めて話してから、気がついたらよっくんのことめっちゃ意識してた。」
あかんこととはわかってるんやけど、と複雑な表情でつぶやく佐々木を、俺は思わず抱きしめた。2005-12-12 16:57:00 -
32:
名無しさん
か
2005-12-12 17:43:00 -
33:
彩芽 ◆emRWXVV5T6
「めっちゃ嬉しい…」
彼氏がいてもいい。この子と一緒にいたいと思った。俺は佐々木を抱きしめたまま眠りについた。目が覚めたのは夕方だった。寝ぼけている俺に、佐々木はキスしようとして一瞬顔を近付けたが、我にかえってすぐに離れた。俺は無理矢理佐々木を抱き寄せ、唇を重ねた。
唇を離した時、照れ臭そうに微笑んだ佐々木の顔が、今でも忘れられない…。2005-12-12 19:19:00 -
34:
彩芽 ◆emRWXVV5T6
俺はそれ以上何もしなかった。佐々木は見た目とは違ってめちゃ純情な子だった。俺は今まで周りの噂を信じて佐々木に悪いイメージを持っていたことを、心底申し訳ないと悔いた。それを佐々木に言うと、佐々木はにっこり笑って言った。
「悪いイメージを持たれてたってのは正直ショックだった。でも、最初の印象が悪かったら、その人のちょっといいとこを見た時に、めちゃいい人に見えるやろ??だから、うちはよっくんに悪いイメージを持たれててよかったと思うよ」2005-12-12 19:26:00 -
35:
彩芽 ◆emRWXVV5T6
夜になって、佐々木は帰って行った。駅まで送る時、自然と手を繋いでいた。それだけで幸せを感じた。思えば、美穂とも手を繋いだことなんてあんまりなかった気がする。
佐々木と別れて家に帰ってくると、女物の時計が机の上に置いてあるのを見つけた。どうやら忘れて帰ったみたいだ。俺は嬉しくなった。これでまた逢える。2005-12-12 19:35:00 -
36:
彩芽 ◆emRWXVV5T6
次の日、突然美穂が家にきた。よりを戻したいと泣かれて、つらかった。きっと美穂の方がもっとつらいんだろう。だけど俺はもう美穂に気持ちはなかったし、なにより佐々木のことで頭がいっぱいだった。
帰る間際に、美穂が佐々木の時計を見つけて、悲しそうな顔をしていた。まさかそれが元クラスメイトのものだなんて、思いもしないだろう。2005-12-12 19:42:00 -
37:
名無しさん
実話デスかぁ?
2005-12-13 00:37:00 -
38:
彩芽 ◆emRWXVV5T6
44サン、読んでくれてありがとぅ☆割合的には実話8:フィクション2ってとこです!!
2005-12-13 03:57:00