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雪降る季節
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1:
彩芽 ◆emRWXVV5T6
「今までありがとう。楽しかったよ」
俺はそんなありきたりな言葉で話を締めくくった。目の前では、三年間一緒に過ごしてきた女が涙をためてうつむいている。2005-12-12 01:46:00 -
79:
彩芽 ◆emRWXVV5T6
「もしもし!?」
俺のうわずった声に反応して、敦子が俺の顔に視線を向ける。
『もしもし…今電話しても大丈夫だった??』
敦子が口パクで「誰?」と聞いてくるのを無視して、俺は電話に集中した。
「うん、大丈夫。どしたん??」2006-01-01 02:51:00 -
80:
彩芽 ◆emRWXVV5T6
『……たい…』
「え?なに、聞こえない」
『逢いたい…』2006-01-02 01:54:00 -
81:
彩芽 ◆emRWXVV5T6
「…うち、来る??」
『…うん』
電話を切った後、俺は敦子の顔を見ないで、「今から人来るから、帰ってもらっていいかな?」とだけ言った。
「好きな子?」
と敦子が聞いてきたが、それには答えなかった。2006-01-02 01:58:00 -
82:
彩芽 ◆emRWXVV5T6
敦子はひとつ溜め息をついて、ベッドの下にまるまっていた自分の下着を拾いあげた。俺は相変わらず反対をむいて煙草を吸っていた。
部屋を出ていく時に、敦子は意味ありげににんまりと笑って、「お幸せに」と言ってきた。なにがお幸せにだ、何もしらないくせに。
裕介と好美は結局帰ってこなかった。きっと初めから二人きりにするように仕組んでいたのだろう。2006-01-02 02:08:00 -
83:
凛
すごい良い話ですね?
文章も読みやすくて大好きな小説の一つです。
続き楽しみにしてるんで、完結まで頑張って下さい?2006-01-02 02:55:00 -
84:
彩芽 ◆emRWXVV5T6
凜サン、そんな風に言ってもらえて嬉しいです☆マイペースで申し訳ありませんが、完結まで頑張ります!!
2006-01-06 00:47:00 -
85:
彩芽 ◆emRWXVV5T6
俺が簡単に部屋を片付けていると、ひなからメールが来た。
《そーいえば初詣ドタキャンされたんやろ??うちが一緒にいったるわ☆17時に〇〇神社に集合ね!!》
やれやれ、自己中な奴。だけどこうゆうとこが可愛いんだよな。俺は苦笑しながら、
《了解ですよ、お姫様☆》
と送った。2006-01-06 00:53:00 -
86:
彩芽 ◆emRWXVV5T6
駅に向かって歩きながら一人考える。俺は若干亭主関白なたちなので、今まで付き合ってきた女は、美穂を含め、皆俺のペースにはまっていた。優しくて、わがままも言わなくて、いつも俺の顔色を伺ってばかり。そりゃ皆好きだったさ、好きじゃなけりゃ付き合わない。だけど今回みたいに、いちいち悩んだり、自分だけのものにしたいなんて思ったことはなかった。
案外、素直に言うことを聞くばかりの女より、我が儘で手のかかる女の方が、ずっと魅力的なのかもしれない。2006-01-06 01:02:00 -
87:
彩芽 ◆emRWXVV5T6
電車に乗って15分、駅を出て徒歩で10分ほどのところに、その神社はあった。入口の、たこ焼きの屋台の前に、黒いロングコートとブーツを身にまとった女の子がちょこんと立っている。
「よっくーん!!早く早く〜」
白い息を吐きながら、ひなが大きく手を振って俺を呼んだ。あのかわいらしい、満開の笑顔で。2006-01-06 01:10:00 -
88:
名無しさん
もぅ書かないんですか?
2006-01-10 19:04:00