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雪降る季節
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1:
彩芽 ◆emRWXVV5T6
「今までありがとう。楽しかったよ」
俺はそんなありきたりな言葉で話を締めくくった。目の前では、三年間一緒に過ごしてきた女が涙をためてうつむいている。2005-12-12 01:46:00 -
99:
?
待ってます??
2006-01-15 03:39:00 -
101:
彩芽 ◆emRWXVV5T6
102サン、110サン、読みやすくしてくれてありがとぅ(^Q^)
???サン、ありがとぅ、頑張ります☆☆
?サン、読んでくれてありがとぅ、今から更新しますね!!2006-01-15 13:49:00 -
102:
彩芽 ◆emRWXVV5T6
それから晩ご飯を食べてから家に帰ろうということになり、神社の近くにあった和食屋に入った。
数十分後に食べ終わり、出口で会計をすまそうと財布を開けると、札入れに札が一枚もないことに気が付いた。しまった、銀行からおろすの忘れてた…。俺がキョドっていると、ひなが横からひょこっと顔を出してきた。
「ひょっとして、お金ないの?」2006-01-15 14:15:00 -
103:
彩芽 ◆emRWXVV5T6
「いや…うん、まぁ…」
やばい、俺かっこわる…。言葉に困っている俺を見て、ひなはにっこり笑って自分の財布を取り出した。
「いつもよっくんに出してもらってるし、今日はひながおごる日ね☆」
俺が何か言う前に、ひなは俺から伝票をとりあげ、財布から壱万円札をひらりと出した。その時、ひなの財布の中身がちらりと見えた。
………!?2006-01-15 14:25:00 -
104:
彩芽 ◆emRWXVV5T6
「ありがとうございましたー」
店員の声を背に、俺はふらりと店を出た。俺が目にしたものは…大量の諭吉。最低20枚はあった。普通、学生がそんな大金持ち歩いてるだろうか?まさか…ひな…。
俺がぼんやり考えていると、後ろからひなの呑気な声がした。
「あ〜、今年はいっぱいお年玉もらったし、ひなめっちゃリッチやわぁ〜☆お金があるっていぃね!!」2006-01-15 14:36:00 -
105:
彩芽 ◆emRWXVV5T6
あ、なるほど…お年玉か。今年は成人式だし、お祝いでいつもより多くもらっても全然不思議じゃない。俺は振りかえって、ひなに
「ごちそうさま!!俺も早く実家帰ってお年玉もらってくるわ」
と笑った。安心したからか、俺はそれからずっと笑顔だった。…家に帰るまでは。2006-01-15 14:49:00 -
106:
名無しさん
????????????????????????
2006-01-15 14:56:00 -
107:
彩芽 ◆emRWXVV5T6
116サン、読んでくれてありがとぅ☆☆
2006-01-15 18:50:00 -
108:
彩芽 ◆emRWXVV5T6
一人だと長く感じる道程も、二人だとあっという間だ。家に着くまでの時間は、行く時と違って驚くほど早く感じた。鍵をあけて家に入る。玄関のドアがパタン、と音をたてるのと同時にひなが抱きついてきた。
「ん〜、久々のよっくんの感触☆ワラ」
「何それ。ワラ クリスマスに逢ったばっかりやん」
「一週間も逢ってないやんかぁ〜」
まるでどこにでもいるカップルたちのような会話。甘えてくるひなを抱き締めようとした瞬間、ひなのかばんから中島美嘉の《雪の華》が流れだした。2006-01-15 19:06:00