-
夜遊び夜遊び
-
お水お水
-
ホストホスト
-
風俗風俗
-
ビューティビューティ
-
ファッションファッション
-
悩み相談悩み相談
-
モデルモデル
-
芸能芸能
-
雑談雑談
-
食べ物・グルメグルメ
-
生活生活
-
恋恋
-
インターネット・ゲームネット・ゲーム
-
ギャンブルギャンブル
-
過去ログ倉庫過去ログ倉庫
-
運営運営
貴方の隣
-
11:
ブルルルル・・・。
携帯が、机の上でうるさい音をたてながら、動いた。自分の携帯が鳴ったのではない事にすぐ、気付いた。「もしもし?」
友達が、電話を取り、声を発したからだった。
私は、そんな友達の横顔を見ながら、また、大きく溜息をついた・・・。2006-01-26 23:48:00 -
12:
右から左に流しながら、話し声を聞いていた。会話の内容から判断して、電話の相手は、地元のあいつだと分かった。
シンと一番仲良い奴。
「シン君といるんや。」
友達がそう言った瞬間、私は心臓がドキドキした。しかし、それを表情に出す訳でも無く、平然とした顔をした。2006-01-26 23:54:00 -
13:
「ちょっと待ってよ。」
そう言いながら、友達が私に電話を渡してくる。
地元の子だから、私も話す事は普通だった。
他愛も無い会話をして、違和感なく、話が終わりに近付いてくる・・・。
「シン君のアドレス教えてくれへん?」私の口元が、はっきりとした口調で、勝手に動いた。2006-01-27 00:01:00 -
15:
あんたは、その時、勝った様な気持ちになってたんかな?今なら、心の中で勝ったと思っているあんたが手に取る様に分かる。負けず嫌いのあんたやから・・・。
シンの声が、受話器の後ろ側で、聞こえた。
「いいよ。」2006-01-27 00:27:00 -
16:
その日から、連絡を取る様になった。
連絡先を聞いたのは、私だった筈なのに、毎日の様にシンからメールが届いた。分かり易いシンだから、鈍感な私でも、すぐにシンの気持ちに気付いた。
追われると逃げてしまう。天の邪鬼な私は、あまりメールを返さなくなった。
それでも、シンは懲りずにたくさんメールくれたね。2006-01-27 00:34:00 -
17:
ありがとう。あの時。あんたが、私をすぐに諦めていたら、人を愛する事も、自分の弱さも知らないままやったと思うんよ・・・。だからありがとう。
メールを送り続けてくれるシンに対して、段々と、愛しい気持ちが生まれた。
私は、心から人を愛する事ができなかった筈なのに、純粋で、綺麗な心に、惚れていた。2006-01-27 00:39:00 -
18:
シンと会う時は、二人じゃなかった。みんなで居た。その方が心地良かった。
二人で会ってしまうと、付き合うという話も、でてくるだろう。私は、それを避けたかった。
出会いもあれば、別れもある。シンを手放したくなかった・・・。
そんな私に、シンは、優しく言ってくれた。
「待つで。」2006-01-27 15:44:00 -
19:
何の変化も無く、月日が過ぎるだけ。周りは、私に決まってこう言ってくる。
「はっきりしたれ。」
はっきりしたい。でも、はっきり決断をした後の未来は、どうなる?
もし、別れてしまったらどうなるの?シンが、居なくなるなんて、考えられなかった。私は、曖昧な態度ですごく、あんたを傷つけていたよね?2006-01-27 15:49:00 -
20:
シンと、一番仲良い奴がこう言ってきた。
「あいつ告られてたで。」焦りか、なんなのか分からないけれど、心臓が痛くなった・・・。
離れないで。ずっと二人で居たいの。分かって。他の女と、付き合わないで。2006-01-27 15:53:00