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貴方の隣
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21:
電話をかけている私が、部屋に居た。微かに、手が震えている。
「もしもし。」
シンの、優しい声を聞いて安心した。
「付き合ってほしい。」
冬。1月に、私とあんたは恋人になったよね。あんたには、言わなかったけど、本当に、嬉しかった。あんたを想うと、切なかった。2006-01-27 15:58:00 -
22:
付き合ってから、変わった事があった。あんたの隣には、絶対に私が座る。違和感なんて、無かった。周りにも、ごく自然に溶け込んだ。
「お前な。ちゃんと、食えや。」
お前って、言ってくる様になった。あんたの一言で、元気が出たし、仕事も頑張れた。それに対して、落ち込んだり、胸が痛くなる事も、たくさんあったけど。2006-01-27 16:05:00 -
23:
それなりに、喧嘩もした。我儘言ったりして、困らせたりもした。シンは、私の全てだった・・・。
「俺に、遠慮とか、恥ずかしいとか、いらんやろ?付き合ってるねんから。お前は、俺に全部見せたらいいねん。」
そう言ってくれた、あんたのこの言葉が、今でも頭に残ってるねん・・・。2006-01-27 16:10:00 -
24:
あんたも、私も、まだ若かったから。単純に、付き合って、結婚して・・・。子供やから、そんな理想も持てたんやと思う。
シンから、毎日来ていたメールが、こなくなった。
恋人になって、二度目の冬を越えた春やった。2006-01-27 16:14:00 -
25:
別れた。別れたくなんかなかった。愛していた。大袈裟なんかじゃない。男の事で、泣いた事無かった私やのに。
あんたの前で、初めて泣いた・・・。あんたの、あんなに困っていた顔。忘れられへん。
「友達と、遊ぶ時間が無いから。」
別れの理由をこう言った。シン。私は、そんなにあほじゃないよ。飽きた事ぐらい、分かってた。あんたの隣に居たのは、私やで。あんたの、性格を見てきたのも、私やで。2006-01-27 16:21:00 -
26:
「せめて、友達で。」
私のお願いやった・・・。シンは、快く、受け入れてくれた。でも、連絡を取らない。別れたんだから、それが普通かもしれない。
その普通が耐えられなかった。
「あんたは、私の事なんかどうでもいいねんやろ?」「そんなん思ってへん。でも、お前の事は、今は考えられへん。ごめんな。」
ごめんな。そんな言葉は、いらんかった・・・。必要なかった。2006-01-27 16:27:00 -
27:
たまに、電話をしても、シンの態度は、素っ気ない。あんなに、愛してくれていた事が、夢みたいだった。受話器の後ろから、何人かの、女の声が、聞こえた。聞きたくない。
シンは、焦った様に、急いで電話を切る。その度に、傷付く。苦しい。私が、苦しんでも、あんたにしたらただ迷惑なだけ。
私が、辛い気持ちになっても、あんたは、遊んでる。人の心変わりが早い事に、少し、失望した・・・。2006-01-27 16:33:00 -
28:
シンが隣に居なくなって、夜の過ごし方を、忘れた。友達と、キャバクラに勤めだした。やけくそだった。
やっぱり。男なんか、みんな同じ。周りから見たら、悲しい女だった。
別れてから、体重がどんどん減る。
気にしないふりをした。逃げたと言った方が、私に、ぴったりと、当てはまる。2006-01-27 16:38:00 -
29:
「彼氏は、できた?」
そう、聞いてくるお客様。「できてないよ。何回も、言わさんといて。」
少し、笑って冷えたグラスにお酒を足しながら、答える。
どこかの、ヒーローがいつも言っている決め台詞と同じ様な、感覚だ。
シン以上が、現われないまま。だらだら仕事を、続けていた。現われないんじゃない。求めなかっただけ。2006-01-27 16:43:00 -
30:
いつの間にか、NO1だった舞さんを、追い抜かし、NO1になっていた。
どんなに、冷めた人間でもこんな時は、喜ぶのかな。私は、ナンバーなんて興味が無かった。
あんたが居ないなら・・・。あんたの隣が、私じゃないなら、幸せと思える事が、何も無い程。私は、幸せじゃない。2006-01-27 16:49:00