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貴方の隣
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5:
恋愛するには、駆け引きと偽りが必要。
本気になったら負け。
いつからか、こう思うのが私の中では当たり前になっていた。
「冷めてるよな。」
そんな風に、他人から言われるのにも慣れていた。2006-01-26 22:47:00 -
7:
シンは、私と喋ってくれなかった。避けられていた。今思えば、あんたの、照れ隠しやったと思える。
この日、みんなで飲みに行く事になった。
シンはお酒を飲むと、人が変わった様に、色んな話をしてくれた。2006-01-26 22:53:00 -
8:
シンと話をしていると、楽しかった。別に好きなんて感情は無く、単純に良い子やなと思った。
「お前と初めて会った時、この女めっちゃふてこいって思っててん。」
シンにそう言われたこの瞬間は、すごく近くに居た。この時の私は、あんたしか居ないと思っていた。
あんたも、これからもずっと二人で、並んで歩いていこうとしてくれていたって信じたい・・・。2006-01-26 23:25:00 -
9:
シンと仲良くなっても、携帯の番号なんかは、交換しなかった。知りたいっていう気持ちがなかったんじゃない。何故か、軽々しく、聞けなかった。
自分からは聞かないという変なプライドも、あった。
あんたも、私と同じ考えやったな・・・。どこまで似てるんかな。2006-01-26 23:32:00 -
10:
今日も、遊んでいる最中に溜息を吐く。
「どうしたん?」
心配そうに聞いてくる友達に、愛想笑いをしながら、「何もないよ。」と、一言返した。
あんたから何かしらの方法で、連絡して来てくれたらいいのに。そう、思っていた。ずっとシンの事を考えている・・・。好きにならない。なりたくないのに。あんたの事を、考えていた。2006-01-26 23:39:00 -
11:
ブルルルル・・・。
携帯が、机の上でうるさい音をたてながら、動いた。自分の携帯が鳴ったのではない事にすぐ、気付いた。「もしもし?」
友達が、電話を取り、声を発したからだった。
私は、そんな友達の横顔を見ながら、また、大きく溜息をついた・・・。2006-01-26 23:48:00 -
12:
右から左に流しながら、話し声を聞いていた。会話の内容から判断して、電話の相手は、地元のあいつだと分かった。
シンと一番仲良い奴。
「シン君といるんや。」
友達がそう言った瞬間、私は心臓がドキドキした。しかし、それを表情に出す訳でも無く、平然とした顔をした。2006-01-26 23:54:00 -
13:
「ちょっと待ってよ。」
そう言いながら、友達が私に電話を渡してくる。
地元の子だから、私も話す事は普通だった。
他愛も無い会話をして、違和感なく、話が終わりに近付いてくる・・・。
「シン君のアドレス教えてくれへん?」私の口元が、はっきりとした口調で、勝手に動いた。2006-01-27 00:01:00