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貴方の隣

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  • 1:

    今貴方は、隣に居ない。

    2006-01-26 22:36:00
  • 81:

    ――――――――――――>>81さん。
    ありがとうございます。
    また読んで下さいね。  ――――――――――――

    2006-01-28 14:00:00
  • 82:

    あんたと、電話を切った後は、いつも後悔する・・・。言いたい事を、あんたにはうまく伝えられへん。
    それで、自分の愚かさに気付く。

    何を思っても、遅い。
    あんたを、どれだけ想っても、遅すぎた。

    2006-01-28 14:05:00
  • 83:

    「別れよう。」

    シンと、出会って四年目の秋頃。私は、付き合っていた人と別れる事になった。私から、別れを切り出した訳じゃなかった。シンの言う通り、振られた。
    「お前の中の、一番は、俺じゃない。」
    そんな、理由だった。私なりに、愛していたつもりだった。でも、シンの時の様に、思い切った感情は、出せなかった・・・。

    2006-01-28 14:10:00
  • 84:

    彼にしたら、それが嫌だったのだろう。
    全ての基準が、シンになっていた。

    いつも、あんたが付き纏ってくる・・・。
    シンとは、あれ以来なんの連絡も、取り合ってはいなかった。

    2006-01-28 14:13:00
  • 85:

    毎日シンの事ばかり、考えたりは、していなかった。日々、過ぎて行くのに、毎日あんたの事ばっかり考えていない・・・。
    一度、あんたを諦めようした時に、あんたを忘れる技術を、身に付けた。
    でもな、忘れられる時は、ほんの一瞬やねん。

    2006-01-28 14:17:00
  • 86:

    飽きっぽい性格の、シン。私の事なんか忘れて、新しい女でも作っているやろうな。
    あんたは、待つタイプじゃないよ。私が、一番良く知っているから。


    こんな事を考えると、ぎゅっと、胸が締め付けられて苦しくなった・・・。

    2006-01-28 14:20:00
  • 87:

    「振られてもた・・・。」
    友達に報告をする。この子は、シンを好きになった時も、別れた時も、いつも傍に居てくれた。彼と、付き合った時も、応援してくれていた。
    シンと、よりを戻して欲しそうな事も、たまに呟いていたけど・・・。

    「失恋パーティーやな。今から、みんなに電話する。飲みまくろうな。」

    2006-01-28 14:26:00
  • 88:

    笑いながら、言ってくれたから、気が楽になった。

    その日の夜。みんなしてVIP扱いだった。
    「姫。迎えに来たぞ。」
    いつもなら、あそこまで、来てとか言うのに。笑ってしまった。

    2006-01-28 14:30:00
  • 89:

    「何笑ってるねん?笑うなや。お前振られてんで?」茶化しながら言う、みんなも、笑っていた。

    気が休まった。
    振られた事は、彼に失礼だけど、悲しくなかった。私の中には、いつもシンが居たんだと、また再確認した事が、悲しかった。
    あんたは、もう隣には、居ないのに。私の体全部、あんたでいっぱい・・・。何処におるん?何してるん?

    2006-01-28 14:35:00
  • 90:

    そんな事を考えるだけで、平凡な毎日は、過ぎていった。

    私は、夜の仕事を辞めて、パチンコ屋でコーヒーワゴンの仕事をしていた。
    その日。早番だったから、友達と遊ぶ約束をしていたので急いで着替えて、店を出た。
    シンと一番仲良い、公一の車が止まっていた。なんで居るのか分からなかったが公一も一緒に遊ぶのかな、と思っただけで済んだ。足早に車の方に行くと、公一は、私に気が付いて、窓を開けた。

    2006-01-29 20:48:00
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