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貴方の隣
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91:
どうしたんと聞くと、公一は、連れて行きたい場所がある、と言った。
「遊ぶ約束してるから、公一も一緒やと思ってたわ。電話しなあかん。」
私が言うと、先言っておいたから、大丈夫やから車に乗れ、と言われた。
疑いながら、車に、乗り込んだ。2006-01-29 20:54:00 -
92:
公一が迎えに来るなんて、滅多に無い。それより、ありえない。誕生日か振られた時か・・・。
公一が、連れていきたいと行った場所に辿り着く迄、何かあったかなとか、考えた。
三十分ぐらい走っているのに、止まる様子は、ない。何度聞いても、公一は、機嫌良く、鼻歌を歌っているから、イライラしていた。2006-01-29 20:59:00 -
93:
やっと、着いたらしい。周りを見ると、広場みたいな所やった。何処か聞いても公一は、笑っているだけだった。
公一が車から降りたから、私も、後を追うように降りて、歩いた。
白い建物に、入った。教会の様だった。公一に、告られるんちがうか、と思ったけど、そんな事は絶対が付くぐらい無いな、と考え直した。
中を少し歩いたら、あんたがおった。
あんたは、人を驚かせるのが、本間に好きやったよな・・・。驚かされて、たまに本気でむかついても、あんたは子供みたいにへらへら笑ってたから、許してしまっていた・・・。2006-01-30 00:01:00 -
94:
驚いて、何も言えないでいると、シンが公一にありがとうなと、言っていた。
あんたは、付き合っていた頃から人の話あんまり聞いてなくて。私が、興奮しながら、先輩が結婚式を挙げた時の話しをしても、雑誌読みながら、相槌を打っているだけやった。
「あそこの教会で、式挙げたらしいねん。行ってみたいな。」2006-01-30 00:05:00 -
95:
「そうなん。お前が女らしい事言ったら、きもいな。」
そう言って、茶化した。
覚えてたなんか、信じられへんかった。
シンが、段々近づいてくるから。泣きそうになった。2006-01-30 00:09:00 -
96:
笑いながら言った。
「あんた、この場所似合ってないな。」
あんたは、やかましいわと言いながら、抱き締めてきた・・・。もう、泣くのをこらえれなかった。胸が詰まった。
久しぶりの、ライトブルーの香りが、した。
あんたは、この時なんも言わんかったな。でも、この時の二人に、言葉は要らんかったと思う。2006-01-30 00:14:00 -
97:
この時から、確信してん。もう、あんたの事で、悲しくなって泣く事は、無いんやろう。本気で、思った。たまには、胸を苦しくさせられても、耐えようと思った。
あんたの愛を、沢山感じたから・・・。2006-01-30 00:17:00 -
98:
泣く私を見て、公一が、不細工な顔やなと茶化したらあんたは、言ったよな。
「俺の未来の嫁に、なんて事言うねん。」
二人の未来は、本間に見えていたよな・・・。少なくとも、私には、見えていた。やっぱりあんたと結婚してたまには、喧嘩もして。子供が産まれて、年とって、子供も独り立ちをして、また、あんたと、二人になって。
確かに、見えていたよ。2006-01-30 00:23:00 -
99:
その後、いつもの居酒屋に行ったら、みんなが待ってくれていた・・・。おめでとうっていう言葉を、沢山くれた。
「やっぱり、お前等は、隣同士やな。」
すごく、楽しかった。嬉しかった。
これ以上の幸せは、もう無いんかなと、思わせるぐらい。2006-01-30 00:28:00 -
100:
それから、今までの事が嘘の様にシンとは、何もかもが、うまく行った。
二人で映画を見に行ったりご飯食べたり。ずっと、隣に居た。シンとの思い出はどんどん、増えていった。シンは、真面目になっていた。変わった。女遊びもしなくなった。あんなに、仲の悪かったお父さんとも、仲良くしていた。シンの実家にも、初めて行った。
幸せとしか、言い表わせない。
あんたが、あんなに仲の悪かったお父さんと、笑いながら話してるんを、横で見て、似てると、思った。それを言ったら、あんたは、あんな頑固と一緒にすんなって、言ったけど。2006-01-30 00:39:00