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珈琲カップを眺めながら…

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  • 1:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    私は、珈琲カップを見る度に想いだす…楽しかった事、悲しかった事、辛かった事、そして死にたくなった事を…。

    2005-10-31 12:42:00
  • 2:

    名無しさん

    100円玉の恋の作者さんですね!次回作待ってました。頑張って下さい

    2005-10-31 13:03:00
  • 3:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    私が担当していたのは輪投げでした。最近は、あまり見掛けなくなったが昔は、結構人気のあるコーナーでした。テキ屋の仕事は本当に楽しく、色々な人間模様も見る事が出来、人間観察が大好きな私にとって、毎日が新鮮であった。

    2005-10-31 13:08:00
  • 4:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    彼女にオネダリされて渋々お金を出す彼氏。輪投げやりたい!と泣きながら道に寝転ぶ子供。景品欲しさに意地になって、お金をつぎ込むカップル。このドラえもんの景品ちょうだい!と、やりもせず私にお願いしてくる女の子。本当に色んな人が居る。見ていて、面白く本当に楽しかった。

    2005-10-31 13:39:00
  • 5:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    『あきと!カワイイ女おったか?』満面の笑顔で尋ねてきたのは、私をこのアルバイトに無理やり引込んだ、悪友のトオルである。

    2005-10-31 13:46:00
  • 6:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    トオルは、私と違って賑やかで、いつも人の輪の中心に居る様な人物である。最近彼女に振られたトオルは、新しい恋人探しに必死と言う感じであった。

    2005-10-31 13:55:00
  • 7:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    『カワイイ子かぁ…トオル好みの子は見掛けへんなぁ。』私が、そぅ答えると『見掛けたら、スグ呼びに来てや!』笑顔で、そう言い残してトオルは自分の持ち場に帰っていった。

    2005-10-31 14:01:00
  • 8:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    祭りに来て居る人達は、みんな楽しそうに私の前を通り過ぎてゆく…ハシャギながら歩くカップル…お父さんに肩車をされて嬉しそうにキョロキョロしている子供…お母さんにジットしてなさい!と怒られている子供…他の女性を目で追って怒られてる彼氏と怒っている彼女…本当に、みんな楽しそうに幸せそうに見えた。私は、そんなみんなが、すごく羨ましかった…

    2005-10-31 17:15:00
  • 9:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    私には両親が居ない。私が3才の時に、交通事故で両親は亡くなりました。酔っ払い運転の車が歩道を歩いていた両親に突っ込んだのである…当時は、テレビに新聞に大きく取り扱われたそうです。小さかった私は当然、その頃の記憶は無い。だから私には、両親の思い出は一切ない。祭りを楽しそうに過ごしている家族を見ると、写真でしか見た事のない両親と子供の頃の自分を、無意識に一生懸命かさねている私が居た…。

    2005-10-31 17:33:00
  • 10:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    『おぃ!どうしたん?そんな暗い顔して?お客さん寄りつかへんよ♪』声をかけてきたのは最近、変に懐かれてるお客さんで一つ年下の女の子であった。

    2005-10-31 17:47:00
  • 11:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    『仕事の邪魔なるから向こうに行って…』と私が言うと『わぁヒド!』と怒りながら私の顔を睨んできた…一呼吸おいて次の瞬間、作り笑顔で顔をヒクヒクさせながら『仕事の邪魔せえへんから、横に居てもいい?』と尋ねてきた。『前みたいに、他のお客とケンカせえへんって約束出来るんやったらいいよ…』

    2005-10-31 18:00:00
  • 12:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    以前、彼女は他のお客さんと大ゲンカしました。原因は、カップルで来たお客さんが、私に偉そうにしながら、『兄ちゃん一回ナンボやねん!』とポケットからクシャクシャに丸められた千円札を私の顔に投げつけたのである。それを見た彼女は『お前、何様やねん!』とイキナリ横から文句を言ったのである。一瞬にして黒山の人だかり…そして彼女は、あろう事にその男と殴りあいを始めたので、さぁ大変!私も親方連中も、慌てて止めに入り大騒ぎとなってしまいました…

    2005-10-31 18:23:00
  • 13:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    『あきと!お前が居てんのに何で、こんな大騒ぎになるねん!ワシらトラブルがあったら次から店出されへん様になるねん。ほんだらワシらメシ喰えん様になるわな。ワシらは、この商売に命張っとんねん。わかるか?』私は何も言わず親方に素直に謝った。親方は笑顔になり一言『明日も頼むで!』と私に声をかけた。

    2005-10-31 18:45:00
  • 14:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    そんな会話があった事も知らない彼女は、私に詫びるどころか横で『輪投げ、どうですか!?一回300円ですよ〜♪』と楽しそうに呼び込みをしている。私の気も知らんと…と思いながらも、彼女なりの《この間はゴメンなさい…》の行動ある事は、容易に察知できました。

    2005-10-31 18:57:00
  • 15:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    彼女が呼び込みをしている最中、同年代の男女が通る度に、みんな彼女に挨拶をしていく。どうやら彼女は地元では、かなり有名なヤンキー?らしい…そりゃぁ男と平気で殴りあいをする気性だから、有名人であっても不思議ではない。そんな彼女のおかげ?で売り上げも順調である。

    2005-11-01 10:57:00
  • 16:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    祭りも、そろそろ終わる時間に、さしかかった時、タチの悪そうな男ばかりのヤンキー集団が私達の前で立ち止まった…その瞬間、彼女の顔つきが変わった…。

    2005-11-01 11:04:00
  • 17:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    友達じゃない…。両者間に流れる険悪な空気は、私でもスグに分かった。『お前こんなとこで、何してんねん。ちょっと、こっち来いや』その中の一人の男が言い放った…私は一瞬、口を挟もうとしたが、彼女の目は《何も言わないで!》という目であった。そして彼女は、その男達と暗闇へと消えて行った…

    2005-11-01 11:18:00
  • 18:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    祭りも終わり店閉まいをしながら、彼女の事が気になって仕方なかった私は、その事をトオルに告げ一緒に探してもらう事にした。

    2005-11-01 11:24:00
  • 19:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    二人で探し回ったが何処にも居ない…トオルも必死になって探してくれたが結局、その夜は、見つける事が出来ませんでした…『明日も祭りあるし、又遊びに来るやろ…』気を使ったのか、心配している私にトオルは笑顔で、そう言った。明日は元気な姿を見せてくれるのだろうか?

    2005-11-01 11:35:00
  • 20:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    しかし私達の期待も虚しく、祭りの最終日、彼女の姿を見掛ける事は、ありませんでした。『また現れるって!気にすな!』トオルが私の肩を叩いた。ここの町は祭りが無い時でも5の付く日は、夜店が出る。だから私は月3回必ずこの町にやって来る。そして彼女は毎回、遊びに来ていたのであった。私は何故あの時、口も挟まなかったのか?後悔してやまなかった…

    2005-11-01 11:58:00
  • 21:

    名無しさん

    続き気になる

    2005-11-01 12:20:00
  • 22:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    そして一ヵ月半も過ぎた頃、いきなり笑顔全開の彼女が私達の前に現れた!『久しぶり♪』と照れくさそうに言う彼女は、どことなく痩せた様にも見えた。『久しぶりやな!何してたん?こいつなぁ〜姉ちゃんが来えへん言うてメシも喉通らん様な状態やってんで♪』とイタズラ顔満開でトオルが言った。『寂しがってくれてたんや♪うれし!』と笑顔の彼女。しかし、私には分かる。彼女の笑顔が、いつもの笑顔じゃない事に…作られた笑顔であるという事に…

    2005-11-01 12:29:00
  • 23:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    あれから彼女の身に、何かあったのは間違いないだろう…しかし私から尋ねる事はしない。彼女が私を必要とするならば口を開くだろう…ただ今の私が出来る事は、彼女の気を、まぎらわしてあげる事。その事だけに全神経を集中させた…

    2005-11-01 12:42:00
  • 24:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    24さん読んで頂いて有難うございます。また夜に更新しますので宜しくお願いします。

    2005-11-01 12:45:00
  • 25:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    『久しぶりに手伝ってもいい?』と照れくさそうに尋ねる彼女。私は笑顔で、うなずきました。彼女と初めて会った時は、口のききかたも知らない生意気で派手な女やなって思った。けど彼女の本当の心の中は優しく何色にも染まっていない、純粋で透き通った心を持っている。しかし時折見せる寂しげな顔…私は、それだけが唯一気掛かりであった…。

    2005-11-02 05:27:00
  • 26:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    『輪投げ一回300円!ハズレ無し!今してくれる人に限り!輪を三つサービスしますよ!』元気良く声を出す彼女。みるみる、お客が集まって来た。笑顔いっぱいの彼女は『あきとクビにして私を雇ってくれたらいいのに♪』と得意げな顔をしている。私は、そんな彼女の姿を見て、少しだけ安心しました。

    2005-11-02 05:51:00
  • 27:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    そろそろ店閉まいの時間だ。『今日は手伝ってくれて有難うな。もういいよ。後は大丈夫やから!』『うん!じゃぁ帰るね!次会えるんは、10日後やね♪また手伝いに来るね!』そう言って彼女は帰っていきました。

    2005-11-02 06:09:00
  • 28:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    はぁ〜今日は疲れたわぁ…私が店の後片付けをしていると、『喉乾いたやろ?』と缶珈琲と缶ジュースを両手に抱えて、彼女は笑顔で戻って来た。

    2005-11-02 10:36:00
  • 29:

    100円玉の恋の作者サンなんですね。この話も凄くおもしろいというか、引き付けられます。頑張ってください!

    2005-11-02 15:35:00
  • 30:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    『なんや…まだ帰ってなかったんや』と笑顔で尋ねると、彼女も微笑みながらコクッと、うなずいた。彼女は、どっち飲む?と聞いてきたので私は、珈琲しか飲めないと言うと、『なんやぁ、おっちゃんみたいやなぁ

    2005-11-04 15:12:00
  • 31:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    と彼女は、イタズラっぽく笑った。彼女は私に何か言いたくて戻ってきたのであろう…しかし私は、すぐには尋ねませんでした。彼女が自分から…自分の力で言ってくるまでは…

    2005-11-04 15:21:00
  • 32:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    彼女は片付けが終わるまで、横のベンチに座りながら私を待っていました。片付けも終わり彼女の居るベンチに行くと、彼女は持っていた缶珈琲を私めがけて、ゆっくりと投げてきました『サンキュー!』と言うと彼女はニッコリ笑っていました。

    2005-11-04 15:32:00
  • 33:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    私は、缶珈琲を飲みながら彼女が口を開くのを待っていました。しばらく二人沈黙の後、彼女は星空を見上げながら『あきとは、今までで一番悲しかった事って何?』と私に尋ねてきました…

    2005-11-04 15:40:00
  • 34:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    その横顔は、どこか寂しげで、普段の気の強い彼女の顔とは、全く異なる表情であった…

    2005-11-04 15:44:00
  • 35:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    『一番悲しかった事なぁ…どれもこれも一杯有り過ぎて、わかれへんわぁ(苦笑)そやけど、しぃて言うたら、俺が大切に想ってる人とか、すぐに俺の前から、おらん様になる事かなぁ…』『え…?それって、すぐに彼女と別れるって言う事なん?』と彼女が尋ねてきた。

    2005-11-04 15:55:00
  • 36:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    『ハハァ!そんなんやったら、ええねんけどなぁ』と笑いながら言うと、『ほんだら、どういう意味なん?』と少しホッペタを膨らましながら聞いてきた。

    2005-11-04 16:01:00
  • 37:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    『俺の大切な人って、みんな死んでいくねん…両親も、そうやし俺を育ててくれた叔母さんもそうやし…みんな俺の前から突然おらんくなるねん…俺って、みんなを不幸にする人間なんかなぁって最近つくづく思うねん…生まれて来たらアカン人間やったん違うかなぁって…』

    2005-11-04 16:14:00
  • 38:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    ふと彼女を見ると目からは涙が溢れている…『なんで泣いてんねん?俺の事やのに(笑)』笑いながら言うと『変な事、聞いてゴメンなさい…』ボソっと彼女が言った…『全然気にしてないから、もう泣くな…』彼女の頭をポンと撫でた。

    2005-11-04 16:34:00
  • 39:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    『あきと、私も辛い事とか一杯あるねん…そやけど私、頑張ってみる!あきとに負けへんくらい頑張ってみる!』涙を拭いながら力強く彼女は言った。『そうか、けど俺みたいなショボい男に負けたらアカンで!』笑いながら言うと、彼女も笑顔でうなずいた。しかし私は、彼女が帰るまで一言も彼女の事は尋ねませんでした。帰る間際に『あきとの事、必要と思ってる人は、きっと沢山居てるよ!私もその一人やから!そやから弱気になるなよ!んじゃ10日後、また遊びに来るね!』と元気良く彼女は帰っていった。

    2005-11-04 16:56:00
  • 40:

    名無しさん

    ャバッ??ぉもろぃ??コレヵラも読みますにェ????

    2005-11-06 14:40:00
  • 41:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    44さん読んで頂いて有難うございます。更新遅いですけど、最後まで頑張りますので宜しくお願いします。

    2005-11-06 16:09:00
  • 42:

    名無しさん

    2005-11-07 15:19:00
  • 43:

    名無しさん

    100円玉の恋も読みました。このぉ話もまだ最初の方なのに、少し泣きかけてしまった?頑張ってくださぃね。

    2005-11-07 16:20:00
  • 44:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    47さん読んで頂いて有難うございます。頑張りますので宜しくお願いします。

    2005-11-07 17:28:00
  • 45:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    ある休日、トオルと二人で服を買いに、街へと出かけました。彼女募集中のトオルは、キョロキョロとタイプの女の子を探していました。すると『あきと!あの女、あの祭り姉ちゃんと違うか?』『えっ!?どこ?』『ほら!男と歩いてるやん!』それは、間違いなく彼女であった。『声かけよか!?』とトオル…。私は、彼女の邪魔をすると悪いので、興味津々のトオルを止めました。『あきと!残念やったな!あの子、彼氏居てるやん!(笑)』とトオル。『そんなんと違うよ…彼女は妹みたいな感じやし…』『ハイハイ!そういう事にしといたるわ♪』と言いながら私達は彼女と反対方向に歩き始めました…。

    2005-11-07 17:54:00
  • 46:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    けど、あの男どっかで見かけた事ある様な…私は、気になりながらもトオルと服屋に向かった。

    2005-11-07 18:02:00
  • 47:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    『トオルく〜ん!』遠くの方から、女の子の声がした。トオルは、誰や?誰や?と言いながら回りを見渡した。向こうの方から、女の子2人が小走りで、こっちにやって来た。よく見ると祭りの常連客でした。

    2005-11-07 18:09:00
  • 48:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    『トオル君、何してんの!?こんなとこでウチら会うって事は、赤い糸で結ばれてるんかもよ♪』『有り得へん!有り得へん!(苦笑)』とウケまくるトオル。『わぁヒド〜!でも、あきと君を、こんな間近で見るのん初めてやわ!実は、この子、あきと君のファンやねんよ!話してあげて!』と、もう一人の女の子の方を指さした。私は、この二人組の顔は祭りで知っているが話した事は無かった。『あきと君ってクールそうに見えるから祭りの時も話かけにくくて…それに…』と女の子の会話が一瞬止まった…『それに…?なに…?』とトオルが不思議そうに尋ねた…。

    2005-11-07 18:37:00
  • 49:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    『あきと君って、美恵と付き合ってるんでしょ?』『美恵?…って誰の事?』私は女の子に尋ねた。『祭りの時

    2005-11-07 18:58:00
  • 50:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    いつも一緒に居てるじぁないですかぁ』

    2005-11-07 19:00:00
  • 51:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    53〜54書き込み失敗してしまいました。すいません(苦笑)また後で更新しますので宜しくお願いします。

    2005-11-07 19:06:00
  • 52:

    小雪

    更新されてる?頑張ってくださぃ??

    2005-11-07 20:25:00
  • 53:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    小雪さん読んで頂いて有難うございます。頑張って更新します!

    2005-11-08 00:48:00
  • 54:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    『へぇ〜彼女、美恵っていう名前なんやぁ…』私が答えると『え!?名前知らなかったんですか!?』と、かなり驚いていた。私は、どのお客に対しても、名前など尋ねた事は無い…もちろん彼女に対しても…『てっきり彼女やと思ってた…だって、いつも、あきと君の横に居てるし、あんな笑顔の美恵は見た事ないもん!そやから、あきと君と話したら美恵にシバかれるん違うかなぁって思って、よぅ話かけやんかってん…』と女の子…。

    2005-11-08 01:05:00
  • 55:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    『あきと君、気悪くせんと聞いてね…美恵と付き合ってないんやったら言うとくけど、あんまり関わらん方が、いいと思うよ…絶対モメ事に巻き込まれるよ…』と不安そうに女の子が言った…。

    2005-11-08 15:37:00
  • 56:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    『モメ事ってなんや?』と険しい顔でトオルは言い放った。『あたしら、これ以上は、よう言わんし…モメ事に巻き込まれるのんイヤやし…てか今の話忘れて!』と凄く不安げな顔で言った…『ありがと。怖いのに、俺らに話してくれてホンマありがと。俺もトオルも絶対、よそで話せえへんから安心して!俺ら約束するから。』笑顔で女の子達に言うと、『ありがとう…』と笑顔で答えてくれました…

    2005-11-08 15:49:00
  • 57:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    女の子達とも別れ、トオルと私は、しばらく無言で街並みを歩いていた…そしてトオルは口を開く…『あきと…お前、あの姉ちゃんの事、好きなんか…?』『…前にもトオルに言わんかったっけ?妹みたいな存在やって…』『それやったら、ええねんけど…』と私に呟いた…。

    2005-11-08 16:02:00
  • 58:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    彼女に一体、何があるのか?それは、私には分からない…でも、たまに見せる彼女の寂しげな表情…。私とトオルは、お互い言葉には出さないが、女の子に言われた事が頭から離れずにいた…。

    2005-11-09 13:21:00
  • 59:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    そして数日後、カレンダーに5の付く出店の日が、やって来た。『あきと…今日あの姉ちゃん来るかなぁ?』トオルが尋ねてきた。『さぁ…どうかなぁ…』あの日以来、私の頭の中から彼女が消える事は一日も無かった…。今日も元気な姿を見せてくれるのだろうか?

    2005-11-09 13:36:00
  • 60:

    あきと ◆oc1fnxqDWY

    いつもなら、7時くらいには現れる彼女…しかし時間は、もう8時…すると『どう?儲かってる?♪』と人混みの中から声がした。その中には人の流れに逆らって一人立たずんでいる彼女の姿があった。『遅くなってゴメン!寂しかった?』と言いながら笑顔で私の横にやって来た。

    2005-11-09 13:53:00
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