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-青春時代-

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  • 1:

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    あぼ~ん
  • 2:

    美沙

    『いてッ。』
    「こらぁ〜ッ!!!!また遅刻かぁ。お前って奴は――――」

    今,教室に入って来て,先生にゲンコツをされ説教を受けているのは――――
    美沙の幼なじみの智也。

    2006-01-15 20:42:00
  • 3:

    美沙

    智也は,ゲンコツをされたのが気にいらなかったのか,今学校に来たにも関わらず,教室を出ていってしまった。

    「おいッ!!山下!!頼むわッ。」
    そう言うと先生は,また教科書を開き,授業を再開した―――。

    2006-01-15 20:45:00
  • 4:

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    あぼ~ん
  • 5:

    美沙

    私は,智也の背中を目指して小走りでおいかけた―。
    智也の背中を軽く叩こうとした時に,智也はこちらを振り向いた…―
    「こらぁあ!!廊下を走るんぢゃないッ!!」とゲンコツをされ,「ゴリラの真似ぇ!!」と智也は私に言った。

    2006-01-15 20:55:00
  • 6:

    千春

    みてますょ★      頑張ってくださぃ ファイトォ~♪ Fight!!(o^-^)尸~''☆ミ更新まってまつ★(*oゝω・)o♪

    2006-01-16 14:17:00
  • 7:

    美沙

    千春サンありがとうございます☆★
    今カラ更新します(o´艸`o)myペースに更新するので遅くなる場合もございますが,ぜひ最後まで見てください。

    2006-01-16 19:37:00
  • 8:

    美沙

    いつも私に向けてくれる無邪気な笑顔。いつまでも,近くでこの笑顔を見ていけると思ってた――。
    今その無邪気な笑顔を智也は一体誰に向けてるの…??

    2006-01-16 19:43:00
  • 9:

    美沙

    『ハイハイ!!分かったカラー教室戻んでぇー』「イテテテテッ…耳引っ張んなやぁぁあ!!」
    とりあえず智也を教室に連れて行った。教室に着きイスに座らせ,私も席に着いた――――。
    智也の席を見ると,ふてくされた顔をして窓の外を見ていた。
    《ププッ。スネてるスネてる―――》

    2006-01-19 14:30:00
  • 10:

    美沙

    いつからだろ―――。智也に視線を奪われ始めたのは…――。最初は,見張りというかそんな感じから始まり……今となっては一人の男として見てしまっている自分がいる―――。

    2006-01-19 14:33:00
  • 11:

    美沙

    なーんて,この気持ちに気付くのは,まだまだ先なんだけどネ――。ねぇ…私がさぁ,この時に…ウウン。もぉチョット早くこの気持ちに気付いてれば私達…何かは変わった――…??

    2006-01-19 14:36:00
  • 12:

    美沙

    智也が私の視線に気づきコチラを向いた――。すると,カバンをこそこそあさりだして一枚の紙を取り出し何かを書き始めた…。
    《何書いてんねやろ―――》
    そう思ってる内に書き終えたのか紙を小さく折りたたみ,私に投げてきた――。

    2006-01-19 14:40:00
  • 13:

    美沙

    【今日,放課後ちょっと付き合え。】
    と汚い字で書かれてあった―――。私は智也の方を向き首を縦に振った。
    すると,二コッと私に笑いまた窓の外を眺めていた―――。

    2006-01-19 14:43:00
  • 14:

    美沙

    何度も何度も"あなた"の笑顔に助けられた。
    気づかぬ内に助けられた事がたくさんあるよね―――。
    私は"あなた"と幸せになりたかった…。そう。出逢った時から私の気持ちは決まっていたんだと思う。

    2006-01-19 14:46:00
  • 15:

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    あぼ~ん
  • 16:

    美沙

    「み〜さ。帰ろう!!」『ゴメン。花チャン!!今日智也と帰る約束してんやん…。』「あぁ―。分かった分かった!!ぢゃあまた明日ねぇ☆★」花チャンは笑顔でバイバーイと言い教室から出て行った。 そのやり取りを見ていた智也が「帰ろか!!」と言って来たので,ウンと頷き私たちも教室を後にした。

    2006-01-19 14:54:00
  • 17:

    美沙

    相変わらず弾む会話。『でッ,ドコに行きたいン??』と言う私の言葉に対し「さぁ〜。」と笑顔で言われた――。
    《えッ…行きたい所あったんちゃうん??》と思ったがあえて口には出さず,私たちは行く所も無くただただ歩きだした。
    まるで,その時の2人の気持ちみたいに…。交わると言う事も無くただただ平行に続いてる先の見えない道を,ひたすら進み光の出口を探していた…―。

    2006-01-19 16:46:00
  • 18:

    美沙

    すると,いきなり智也が「俺んち来いやッ!!」と言った。
    別に断る理由も無くウンと言い私たちは智也の家へと向かった。
    「お前さぁ―…,」『んッ??』「いや…なんもない――。」『なんやねぇん。変な奴…。』その時,私は智也が何を言いたいのか分かっていた―――。多分――雄太の事だろう。

    2006-01-19 16:50:00
  • 19:

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    あぼ~ん
  • 20:

    美沙

    智也の家に着き,相変わらず派手で若くて美人でお喋りな智也のオバちゃんと会話が弾む。その間に智也はジュースを入れてくれていた見たいで,「俺の部屋行くぞッ。」と両手にジュースを持ち智也の部屋に入った――。

    2006-01-19 16:55:00
  • 21:

    美沙

    『智也って本ッ間オバちゃんに似てるよなぁ〜』と私が言うと「似てへんわッ。あんな奴と似たない。」と言いながらジュースを飲み干した。でも。美沙は知ってるよ―――。オバちゃんが大好きだって事。すごく尊敬していて今までオバちゃんを大事にして来た事――。

    2006-01-19 16:58:00
  • 22:

    美沙

    それからも,たわいもない話をしていると…―♪♪♪―。美沙の携帯だ。
    カバンから取り出しサブ画面を見ると"雄太"と出ていた――。
    『ちょ…ゴメンな。』と智也の部屋を出て電話に出た。

    2006-01-19 17:02:00
  • 23:

    美沙

    別に隠したかった訳ぢゃない―――。
    ただ,言い出すタイミングが分からなかった。と言ったら嘘になるだろぉ…。
    本当は今の関係がくずれてしまうんじゃ無いかッて思っていたから――。

    2006-01-19 18:38:00
  • 24:

    美沙

    『はいッ。』[美沙ぁ??今クラブ終わった―ッ!!今からチョット逢える…??]『あぁ―!!ゴメン。今友達の家やねん…。』[おぉ。そぉやったんか…。スマンなぁ―!!ぢゃあまた連絡くれや。]そう言い雄太は電話を切った――。
    《嘘はついてないもんッ。ウンッ。ついてないついてない…。だって一応…智也は"友達"やし――。》

    2006-01-19 18:42:00
  • 25:

    美沙

    あん時は"友達"で居るのが,すッごく居心地良かったんだ―。だって,友達ってゆうポジションなら別れは無いでしょ??"恋人"になればいつかは別れがやって来る――。智也は失いたくなかったんだ…。だから自分の気持ち――押し殺してたんだと思う……。
    神様がいるならば,私はこうお願いするだろう――。《神様お願いします。この時から人生をやり直させて下さい。そしたら………そしたら…私は…智也は…―――》

    2006-01-19 18:47:00
  • 26:

    美沙

    部屋に戻ると,智也はベッドに寝転びながらテレビを見ていた。
    私は服とかなんやら無造作におかれているソファーに腰を下ろした――。
    「おいっ!!お前座るんやったら服くらいどけろよなぁ。笑。くしゃくしゃなるやんけッ!!」『もうくしゃくしゃやんっ(-_-#)』と突っ込むと,そかそかと納得しテービルを挟んだ美沙の向かいっ側に智也が座った――。

    2006-01-19 18:52:00
  • 27:

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    あぼ~ん
  • 28:

    美沙

    「…………さ…………み……さ………みさってばぁあ!!!!」『んッ…ん―??』
    と眠たい目をこすりながら,目をあけると目の前には花チャンが美沙の体を揺らしていた――。
    いつもの事だ。美沙は朝が弱い――。こうして,いつもってゆってイイほど花チャンには起こしてもらっていたのです。

    2006-01-19 19:00:00
  • 29:

    美沙

    2006-01-19 19:01:00
  • 30:

    美沙

    すみません。
    上の奴間違えました…。

    2006-01-19 19:02:00
  • 31:

    美沙

    花チャンとは長い付き合い……でも無いです。
    花チャンは私たちが中学?年生の時に引っ越してきたんですけど―――もぉぉあん時の花チャンときたら………あッ!!花チャンの話は後ほど書きますんで楽しみにしててください。笑

    2006-01-19 19:04:00
  • 32:

    美沙

    「早よ起きろぉおお!!」そう言いながら美沙のかぶっていた布団をバッとめくった。一階からは,おかんが叫ぶ声が聞こえる。「花チャぁン!!そんな奴ほっといて朝ご飯食べて行きぃぃ。どうせ遅刻やろぉ??」と――。
    これも,またまたいつもの事だ―――。

    2006-01-20 08:45:00
  • 33:

    美沙

    「ほらッ!!美沙も行くよ。」と手を引っ張られ無理矢理,下に連れて行かれた。『ん―ッ,あんまり引っ張らんとってよぉ…。もぉ起きたからぁあ。今月頑張ってたのに今月"初"の遅刻やな。笑』と笑っていたら,花チャンに睨まれた――。まぁ―,そりゃあそうだろう。

    2006-01-20 08:48:00
  • 34:

    美沙

    一方の美沙はというと,夢もなければ未来もない―――。
    自分の一番したい事が見つからない。そんな美沙に花チャンがいつも言う――。「今,働いてもしんどいだけ。花の女子校生楽しんでから夢見つけるのもいいんちゃうん??」と―。そんな花チャンの言葉から美沙は変わった―――。いや――変えられた…。

    2006-01-20 08:57:00
  • 35:

    美沙

    そんな花チャンの"目標"を壊さまいと頑張るものの………まぁ,今の状況なんですけど―――笑。でも,見捨てる事なんて簡単なはずなのに,見捨てずにいてくれる花チャンはやっぱり私のたった一人の"親友"です――。いや"信友"かなッ…

    2006-01-20 09:01:00
  • 36:

    美沙

    なんやかんや朝ご飯も食べ終え,美沙のおかんと花チャンが喋っている間に美沙は用意をする――。すると,バタバタと階段をかけのぼる音が聞こえ,《ヤバい………。》と思いコテのスイッチをOFFにした―――。

    2006-01-20 09:03:00
  • 37:

    美沙

    ガチャッ―――そこに立っていたのは花チャン!!!!
    では無く…お姉だった―――。
    「おぉ。お姉かぁ―。びっくりするやんッ!!!!どしたん??」『いやぁ―何もないッ!!可愛い我が妹の顔が見たくなったのよ。』って酔っ払ってますやぁぁん!!!!お姉はキャバ嬢―。まぁ売れてないんだけどね…笑。
    『あぁ―分かった分かった!!ぢゃあね!!』と部屋から,お姉を押し出しコテのスイッチをONにする。

    2006-01-20 09:16:00
  • 38:

    美沙

    コテが温まって来た頃,髪の毛を巻き始めると,またガチャッ。とドアを開ける音がした―――。
    『もぉお姉イイ加減にしてよ―ッ!!』と振り返ると,お姉では無く花チャンが立っていた。「お前がイイ加減にせぇい!!いっっつもいつも急がんとダラダラしやがって――。今のウチらに,お洒落なんて必要ナシっ!!」まぁ―,そんな花チャンのせいで中途半端な髪の毛で学校へ行く事に―――。トホホ…。

    2006-01-20 09:21:00
  • 39:

    美沙

    可愛いらしく美沙たちはチャリンコ通学。まぁ略してチャリ通―――。
    せっせとこいで,いつものファミマに寄る。そこでジュースやら,お菓子やらなんやら買い込んで,近くの公園でタバコを一服してから学校へと向かう―――。

    2006-01-20 09:24:00
  • 40:
    2006-01-20 11:39:00
  • 41:

    美沙

    まぁ,そこまでは普段と変わらなかったのだが,学校へ向かう途中一人の男に声をかけられた―――。それが美沙と雄太との出逢い…――。

    2006-01-20 14:56:00
  • 42:

    美沙

    「おいッ。さつきィィ!!久しぶりやぁん☆★」声のする方を振り返ると,そこには同じ年くらいの男の子が美沙たちに,向かって手を振っている――。「んッ??美沙知り合い??」『ウウン。花チャンは??』「知らんッ。」

    2006-01-20 15:01:00
  • 43:

    美沙

    すると,パタパタとその男は美沙たちにかけよってきたのだ―――。近くまで来ると「あッれぇぇ??さつきやない…人違いでしたわ。すんません――。」と頭を下げられた。
    とりあえず,ペコリと,その人に頭を下げまた学校へ向かった―――。

    2006-01-20 15:06:00
  • 44:

    美沙

    「変な奴やったなぁ―ッ。てゆうか,さつきって田辺さつきぢゃない??」と花チャンがゆった――。『えぇ―!!ちゃうやろぉ。だって,さつきって名前なんて山ほどおるやんッ。』「あんた,やっぱアホ………」美沙は花チャンを睨む――。花チャンはため息まじりに「だってウチら今制服やで??とゆう事は,この制服を着ているさつきと知り合いって事やろッ??」

    2006-01-20 15:10:00
  • 45:

    美沙

    そかそかと納得している内に,あっという間に学校へついた――。
    チャリを学校の近くのマンションの下に止めて,学校の門をくぐッた―――。美沙らの学校はチャリ通禁止なんです……。「ぢゃあ,また放課後なぁ―!!」『ばいばぁい☆』などと花チャンと挨拶を交わし教室に入った―――。

    2006-01-20 15:14:00
  • 46:

    美沙

    《おッ。智也今日はきてるやぁん☆めずらしッ!!》
    ――やっぱ,あん時から一番最初に目に止まるのは"あんた"やったな――

    2006-01-20 15:19:00
  • 47:

    美沙

    さいわい,今やってる授業の担当先生は口うるさくない―――。私は,そそくさと自分の席に座った。そして携帯を開きメールチェックをした――――。《寂しいケータイ………。》誰からも何も来ていないのを確かめ,携帯を直そうとすると握りしめていた携帯からバイブがなった。

    2006-01-20 19:59:00
  • 48:

    美沙

    《おッ!!誰やろ…》と受信したメールを見ると,
    -智也-
    と表示されていた―――。
    【アホ】メール内容はたったそれだけだった―――。パッと智也の方を見ると,目があった。

    2006-01-20 20:05:00
  • 49:

    美沙

    すると,もう一度口パクで【アホ】と美沙に言った――。
    私はベーッと舌を出してから,スネたかのように前を向いた。
    なんだかニヤけてしまう顔…―――。
    自分の気持ちには気づいていたはず…それに…智也の気持ちも―――ただ,あの時の美沙には"勇気"がもてなかった。

    2006-01-21 18:24:00
  • 50:

    名無しさん

    2006-01-21 18:29:00
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