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BLUE〜後悔〜
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1:
実菜
もう今さらあの頃には戻れないのかな…そんなことばかり考える。
2006-01-15 15:52:00 -
28:
実菜
「…いいよ」
私は一言だけ言った。いや、一言しか言えなかった。
帰り道、宏行が走らせるバイクの後ろで“幸せ”を感じていた。宏行とこれから幸せになろう。そう思っていたのに…2006-01-15 17:16:00 -
29:
実菜
それから私は今までにない幸せを感じながら日々過ごしていた。他人から見れば小さい幸せかもしれないけど。宏行の存在は私の中でどんどん膨らんでいく。
2006-01-15 17:55:00 -
30:
実菜
私達は週3くらいのペースで会っていた。
付き合いだしてから3ヵ月たつけど、宏行とはチューどまり。“大切にされてるんやなぁ”って嬉しかった。2006-01-15 17:58:00 -
31:
実菜
その日の晩、バイトが終わってから自転車で宏行の家にむかった。出会ったころはあんなに暑かったのに、今ではすっかり涼しくなって肌寒いくらいだ。気温が宏行との時間を物語っている。
2006-01-15 18:00:00 -
32:
実菜
宏行の家に着くと、宏行が笑顔でむかえてくれた。
宏行は見た目はいかつい。ヤンチャな感じ。でも笑った顔は幼くて…そのギャップが私の胸をキュンとさせる。2006-01-15 18:02:00 -
33:
実菜
宏行の部屋でテレビを見ながら笑いあったり、ふざけあったりしていた。
明日は日曜で、私は学校休みやし、宏行も仕事が休みやから今日は泊まることにした。2006-01-15 18:03:00 -
34:
実菜
―午前2時
「そろそろ寝よかぁ」
宏行はそう言って電気を消した。 宏行はいつも私を抱きしめて眠る。
”見た目に似合わず寂しがり屋なんやなぁ”って思わずにやける私(笑)2006-01-15 18:07:00 -
35:
実菜
うとうとしかけた頃…
「実菜〜 なんで俺と付き合おうって思ったん?」
いきなり宏行が聞いてきた。
「ぇ…なんとなく。」
素直じゃない私は笑いながら思ってもないことを口走ってしまった。ほんまはめっちゃ大好きやのに。2006-01-15 18:10:00 -
36:
実菜
「もぅええわ!」
初めて宏行が私に怒鳴った。私は素直に自分の気持ちを出せない自分をすごく嫌いに思った。
「じゃあ宏行は?」
「俺はお前のことほんまに好きやから付き合おうて思ったのにお前えぐいなぁ」2006-01-15 18:13:00 -
37:
実菜
「私もあんたのこと好きやで」
このとき初めて宏行に“好き”と言えた。
そしてこの日初めて宏行とひとつになった。心も体もひとつになれた気がした。人は一人で生まれて一人で死んでいく…だからいくら想い合っていてもずっと一緒になんか居れるわけじゃない。そう思っていたけど、この時、宏行とならずっとずーっと一緒に居れるような気がした。2006-01-15 18:17:00