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肩ごしの恋人

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  • 1:

    名無しさん

    あなたに出会ったのは何の為だったんだろう‥
    傷つくため?それとも‥

    2006-04-26 17:48:00
  • 2:

    名無しさん

    おはようございます。あたしは適当に挨拶をして、てきぱきと用意をし、待機席に座った。早い時間帯はいつも比較的暇で、これがあたしのいつものパターンだった。
    待機席には女の子が10人くらいズラリと並んでいたが、誰もあたしに話し掛けてくる子はいなかった。少し寂しく思ったが、そこまで気にならなかった。

    2006-04-26 17:58:00
  • 3:

    名無しさん

    あたしは色が白く、明るい髪色のロングヘアー、華奢な体にパッチリとした目。あたしはこのパッチリとした目が好きで、それを強調するようなメイクを時間かけてしていた。
    そんなあたしはどこの店でもそこそこ人気があった。だから店に仲のいい女の子がいなくても気にならなかったのかもしれない。

    2006-04-26 18:03:00
  • 4:

    名無しさん

    あたしは自分で水商売は向いていないと思っていた。しかしあたしには特別な能力があった。
    いつものようにあたしはお客さんの席につく。
    席について5分くらいでお客さんは急にあたしに悩みを相談してきた。

    2006-04-26 18:06:00
  • 5:

    名無しさん

    恋愛の話だった。どうやら彼女に他に好きな男ができたらしい。
    話を聞いていると、誰でもそうなのかもしれないが、登場人物の容姿であったり、風景であったり、話に出てくるものを頭の中で想像する。
    あたしはその力が極端に長けていて、見たことがない人物でも、容姿や性格、考えまでわかってしまうのだ。

    2006-04-26 18:10:00
  • 6:

    名無しさん

    あたしは自分のわかる範囲で答えてあげたかったし、一生懸命答えた。お客さんはあたしにそんな能力があることは知らずに、あたしのいうとおり頑張ってみるよ、と元気になって帰って行った。あたしはいいことをしたような気分ですごくいい気持ちだった。

    2006-04-26 18:14:00
  • 7:

    名無しさん

    あいみさんご指名のお客さんだよ。
    それから約一週間後、あのお客さんがあたしを指名で来た。
    こんばんは。あたしは笑顔で挨拶をした。
    君の言ってたとおりだったんだよ!びっくりしたのとお礼を言いたくて来たんだ。
    あたしはよかったと思った。

    2006-04-26 18:18:00
  • 8:

    名無しさん

    そのお客さんのお連れさんも、ほんまあいみちゃんすごいなぁ、なんでわかるん?と聞いてきた。あたしは何でかなんてわからなかったから、生まれもった才能なんだと思います。と答えた。
    そのお連れさんについていた女の子が言った。
    あたしの悩みも聞いて欲しいなぁ。

    2006-04-26 18:21:00
  • 9:

    名無しさん

    店の営業が終わると、さっきの女の子があたしに色々相談してきた。あたしは自分に見えたとおり答えていった。
    その日を境に、毎日のように色んな女の子に相談され、噂を聞いたお客さんや、クラブのお姉さんまでもが私に相談しにきた。

    2006-04-26 18:25:00
  • 10:

    名無しさん

    あたしは相談にのることは全く嫌ではなかった。でも特殊な能力なのだろう、何人もからの相談を受けた日は少し気分が悪くなったりした。
    そんな日が半年は続いたであろう。人の悩みはつきないが相談してくる人も徐々にに減ってきた。

    2006-04-26 18:29:00
  • 11:

    名無しさん

    そんなある日いつものように仕事を終え、送りを待っていたら、オーナーに呼ばれ、オーナーの知り合いのお客さんのアフターに行って欲しいと言われ、あたしはわかりました。とアフターに行った。

    2006-04-26 18:31:00
  • 12:

    名無しさん

    お客さんがいる店の下についた。以前別の店で働いていた時に来たことのあるナイトの店だった。中に入るとお客さんは4人でいて女の子はあたしともう一人だけだった。
    お客さんがあたしにハルカを呼べと言ってきた。仲良くはないが名前は知っていた。

    2006-04-26 18:34:00
  • 13:

    名無しさん

    お客さんがハルカの電話番号を携帯の電話帳から探し発信ボタンを押すと、その携帯電話をあたしに渡してきて、ほとんど話したことのないあたしが、ハルカと喋り、ハルカをこの店に呼び出した。
    ハルカは15分程で来たが、それから30分もしないうちにおひらきになった。

    2006-04-26 18:38:00
  • 14:

    名無しさん

    帰りはオーナーがあたしとハルカを送ってくれた。ハルカの家は新地から車で約15分程だった。あたしの家は30分はかかる場所だったので、ハルカの家に寄ってからあたしの家に送ってくれた。
    お疲れ!ハルカは疲れた顔をしながら小さな声でそう言って車を降りた。

    2006-04-26 18:48:00
  • 15:

    名無しさん

    オーナーはUターンをしてまた車を走らせた。
    赤信号になるとオーナーは言った。
    店忙しくなる方法ないかな?オーナーも相談してきた。
    オーナーはまだ31歳で、綺麗な顔立ちをしている。童顔でやんちゃな印象をうけたが、凄く強い目をしていて自信に満ち溢れている感じだ。そんなオーナーが相談してきたことにもの凄くびっくりしたが、それよりも、そんな人に自分が頼られているということが、自分の存在価値があがったようで嬉しかった。

    2006-04-26 18:55:00
  • 16:

    名無しさん

    そうですねぇ‥
    家に着くまでの間、色んな話をした。
    最後にオーナーはまた話聞いてな。と言って自分の名刺を差し出した。
    わかりました。と笑顔で答え車を降りた。
    家に入ってからもう一度名刺を見て、一番上の引き出しに直した。

    2006-04-26 18:59:00
  • 17:

    名無しさん

    レギュラーだったあたしは店の定休日の日曜日以外は毎日出勤していた。いつものように仕事を終え送りを待っているとボーイが言った。
    宮内さんが送ってくれるって。
    はぁい。
    宮内さんとはオーナーのことだった。あの日を境に宮内さんが送ってくれることが多くなった。

    2006-04-26 19:06:00
  • 18:

    名無しさん

    今日もまた宮内さんが送ってくれた。宮内さんと話ながら帰ってきたのだが、家の前まで着いても話は終わる気配がなかった。
    あたしは宮内さんの話は凄くパワーがもらえるようで好きだった。とてもポジティブだからだ。

    2006-04-26 19:08:00
  • 19:

    名無しさん

    でも今日の宮内さんは違った。自信を喪失しているような感じがした。まるで片方の羽根が折れて飛べなくなっているようだった。
    俺を救って欲しい。
    宮内さんは言った。どういう意味かはあまりよくわからなかったが、できることはしてあげたいという気持ちからあたしははい。と言った。

    2006-04-26 19:12:00
  • 20:

    名無しさん

    その瞬間に宮内さんにキスをされた。あまりに突然だったのと、宮内さんに好意はもっていたのとで避けれなかった。

    2006-04-26 19:15:00
  • 21:

    名無しさん

    あたしは2つ上の彼氏と同棲中だ。2年半も一緒に住んでいるが、彼は昼の仕事をしているので、あたしが帰った時にはいつも寝ている。
    一緒に住んではいるけど会話もなく、すれ違いばかりで、体の関係もしばらくないし、彼への興味がなくなっていた。

    2006-04-26 19:18:00
  • 22:

    名無しさん

    宮内さんにキスをされてあたしは久しぶりに女になった気がした。
    車を降りて家までのほんの少しの道を、これからの宮内さんとの未来を考えながらゆっくり歩いた。
    彼氏とは終わりにしよう。あたしはそう決めた。

    2006-04-26 19:21:00
  • 23:

    名無しさん

    あたしは次の日彼氏に別れ話をもちかけた。彼はすんなりと受け入れてくれて、彼氏が出ていくことになった。
    家は彼氏の名義だったが、家賃さえ払ってくれればいいと言ってそのままあたしが住むことになった。

    2006-04-26 19:24:00
  • 24:

    名無しさん

    それから2日後また宮内さんが送ってくれた。
    あたしは少しずつ宮内さんに惹かれていたし、宮内さんの力になりたかったし、宮内さんがあたしだけに弱さを見せてくれているのではないかと思うと嬉しかった。
    宮内さんには結婚5年目の奥さん、さらに3歳と5歳の子供がいるらしい。宮内さんに好意はあったが、最初結婚指輪をしていたから結婚してるんだろうと思っていたからショックではなかった。

    2006-04-26 19:28:00
  • 25:

    名無しさん

    家の前に着いていつものように話をしていた。今日は雨だ。車の窓に落ちる雨を見ていると何だか少し切なくなるが、あたしは嫌いじゃなかった。俺さぁ、嫁も子供もいる、別れる気もない。けど俺と付き合って欲しい。
    びっくりした。

    2006-04-26 19:32:00
  • 26:

    名無しさん

    あたしが黙っていると、だめかなぁ?
    ううん。
    あたしは宮内さんを好きになっていたわけではなかったが、不倫というものに憧れもあったし、結婚することもないと思ったら意外と楽に付き合えそうだし‥と軽い気持ちでオーケーした。
    その日に久しぶりに男の人に抱かれた。

    2006-04-26 19:36:00
  • 27:

    名無しさん

    久しぶりだったせいかあたしはすごく感じた。
    彼とは体の相性が合うのだろう。
    その日はホテルに昼までいて、帰ってあたしはもう一度寝た。
    あたしは宮内さんを好きになった。

    2006-04-26 19:39:00
  • 28:

    名無しさん

    次の日も宮内さんは送ってくれたが、宮内さんもさすがに疲れているようだったから、家の前に着いたらすぐに車を降りてあたしは家に帰った。
    家に着いてテレビを見ていると知らない番号から電話がかかってきた。
    誰だろう‥
    気になったので出てみた。

    2006-04-26 19:42:00
  • 29:

    名無しさん

    ハルカだ。
    どうしたんですか?
    相談があるんだけどいいかなぁ?
    30分程話した。
    あたしはいつものようにわかる範囲で一生懸命答えた。でもあたしの中で何か少し違った。いつもわかることが少しわかりにくかった。能力が低下してきているのだろうか?まあいっか。と眠りについた。

    2006-04-26 19:46:00
  • 30:

    名無しさん

    それからハルカとは店で話をすることも増えてきたし、電話も増えた。最初のきっかけは相談だったが、たわいもない話の方が多くなっていった。
    店ではあたしに相談してくる女の子は減ったが、新規でくるお客さんはまだまだいた。
    ハルカ、宮内さん以外はみんなあたしの能力に惹かれていて、あたし個人に興味はないんのだろうか。そう思うと悲しくなった。何のためにこの能力はあるんだろう‥

    2006-04-26 19:52:00
  • 31:

    名無しさん

    年末が近づいてくると店は忙しくなってきた。
    宮内さんも知り合いのお客さんに呼ばれたりして、宮内さんに送ってもらう機会が減っていった。
    あたしはいつも送りで帰っていたが、宮内さんの仕事がおわると宮内さんは毎日のようにあたしの家に会いにきてくれた。

    2006-04-26 19:56:00
  • 32:

    名無しさん

    宮内さんは毎日ようにあたしの家に来て、毎回あたしを抱いた。
    不倫ってのはこんなもんなのかなぁ。と思うくらいでそこまで何も思わなかった。
    宮内さんとの関係は絶対にバレてはいけなかった。
    でも友達には言っていいからね。と言ってくれていた。

    2006-04-26 19:59:00
  • 33:

    名無しさん

    けれどハルカは店の子だからハルカには言ったらだめだった。
    ハルカはすごく気が合うからすぐにどんどん仲良くなった。
    あたしは宮内さんとの時間も大切だったが、ハルカと一緒にいる時間もすごく大切な時間だった。

    2006-04-26 20:02:00
  • 34:

    名無しさん

    ある日の仕事終わりにハルカに遊びに行こうと誘われた。あたしたちはカラオケボックスに行った。
    宮内さんから電話かかってきてもハルカといる時には出れないから、宮内さんに、━ハルカとカラオケに来てます━とメールを送った。
    宮内さんから返事がきた。━終わったら連絡下さい━

    2006-04-26 20:08:00
  • 35:

    名無しさん

    終わって連絡すると不機嫌そうな答えが帰ってきた。
    遅いからもう帰ってます。また今度。
    まぁいいやと思って家に帰った。

    2006-04-26 20:10:00
  • 36:

    名無しさん

    次の日仕事が終わってから宮内さんが家にきた。
    あいみ、お前ほんまにハルカとおったんか?
    うん。
    確かにあたしはハルカとおった。
    俺は俺の都合に合わせてくれる女じゃないと嫌だ。
    そういうといつもより乱暴にあたしを抱いた。

    2006-04-26 20:13:00
  • 37:

    名無しさん

    宮内さんとは本当に体の相性がいい。
    宮内さんもそう思ってるのかな?
    あたしは宮内さんをどんどん好きになっていった。束縛も愛の形だと思ったら嫌ではなかった。
    宮内さんはいろんな事を話してくれた。家庭のこと、店のこと、休みの日の過ごし方。

    2006-04-26 20:16:00
  • 38:

    名無しさん

    ピピピピピピピッ
    宮内さんの携帯が鳴った。嫁や。
    というと電話に出て、今日は酔っぱらったから帰れないと嘘をついていた。
    あたしには本当の事を話してくれる。その事と今から明日の仕事の前まではあたしだけのものなんだと思ったらすごく幸せだった。

    2006-04-26 20:20:00
  • 39:

    名無しさん

    じゃあね。帰っていく後ろ姿を見ると切なかった。
    結局戻るところは奥さんのところ‥
    宮内さんはあたしのことどう思ってるんやろう。先のない恋愛‥わかっていたけどやっぱり悲しい。
    宮内さんはとても魅力的だった。なんであたしなんかと付き合ったんだろうといつも疑問に思った。

    2006-04-26 20:25:00
  • 40:

    名無しさん

    今日はハルカと遊ぶ日だ。ハルカと遊んでいると宮内さんとの事、切なさや悲しさを忘れられる。ハルカは本当に大好きだ。宮内さんとのこと以外は全部話したし、全部聞いてくれた。
    ハルカと仕事終わりの2時からスーパー銭湯に行って次の朝までいた。

    2006-04-26 20:29:00
  • 41:

    名無しさん

    あたしはハルカと色んなところに行きたかったし、そのための鞄や服、靴が欲しい。そのために一生懸命働いた。
    今でも相談にくるお客さんはいっぱいいたけど、体がしんどくなるから相談にのるのが嫌になってきていた。その上当たらなかったと文句を言う人もいた。

    2006-04-26 20:33:00
  • 42:

    名無しさん

    あたし超能力者じゃないんですけどとか思いつつ、話をそらしたりして適当にこなしていったがやはり精神的にしんどかった。
    あたしはそうやって責められたりすることで、こんな能力いらないと思い始め、少しずつその能力は鈍っていった。

    2006-04-26 20:37:00
  • 43:

    名無しさん

    今日もまた宮内さんが来ている。宮内さんとはもう半年くらい続いている。あたしは宮内さんに相談した。
    あたしに能力がなかったらどう思う?
    宮内さんはなくてもあいみはあいみだよ。と言ってくれた。

    2006-04-26 20:40:00
  • 44:

    名無しさん

    あたしはみんなあたしに能力があるからあたしを必要としてくれてるんだと思っていたから涙がでるくらいうれしかった。宮内さんはあたしのどんな面を見ても愛していてくれた。
    宮内さんとずっと一緒にいたい。

    2006-04-26 20:43:00
  • 45:

    名無しさん

    宮内さんの家庭をめちゃくちゃにする気なんてさらさらない。あたしとの関係がバレたらいいとも思わない。
    ただ宮内さんのいう別れる気はないという気持ちが変わらなければ意味がないからだ。
    宮内さんはあたしに聞いた。
    俺と結婚したいとは思わないの?
    あたしは思わないかなー。と答えた。
    何で?
    嘘つかれる側ゎ嫌だもん。
    でも最後に戻るのは嫁のところだよ。

    2006-04-26 20:47:00
  • 46:

    名無しさん

    胸がキュンと痛くなった。そりゃあたしだって、もしも宮内さんに奥さんよりも先に出会っていたら、宮内さんと結婚していたかもしれない。
    あたしだって別れを見据えながら付き合うのなんか嫌だ。
    でもしょうがないじゃん、あたしが結婚したいって言ったって叶わないし、嫌われたくなかったから言えなかった。

    2006-04-26 20:51:00
  • 47:

    名無しさん

    あたしは泣いていた。宮内さんは帰らなきゃいけないのに抱きしめていてくれた。
    来世がもしもあったら結婚してくれる?
    絶対する。予約入れとくから来世でいきなりブサイクになって現れないでな。
    あたしは涙が止まらなかった。あたしは幸せな気持ちやったし、このままずっと宮内さんと一緒にいたかったけど、宮内さんを困らせたくなかったから、笑って宮内さんを送り出した。

    2006-04-26 20:55:00
  • 48:

    名無しさん

    宮内さんは色んなところにも連れて行ってくれた。本当に好きだった。
    あたしは宮内さんを宮内さんと呼ぶし、宮内さんはあたしをあいみと呼ぶ。それには理由があった。あたしは宮内さんを宮内さんと呼ぶことで距離をとっていた。きっと宮内さんもそうなんだろう、あいみは源氏名だから。
    好きになりすぎたらいけない。いずれ宮内さんからは卒業しなきゃいけない。

    2006-04-26 21:00:00
  • 49:

    名無しさん

    正月や日曜祝日などは会えない。
    そんな日はハルカといた。今奥さんといるのかなと思うと切なかったけど、それでもマメに連絡をくれるから、何も知らない奥さんのことを思うと、少し優越感にひたれた。

    2006-04-26 21:05:00
  • 50:

    名無しさん

    いつか卒業しなきゃいけない。
    宮内さんをすきになればなるほどそんなことを考えるようになっていった。
    ハルカと遊ぶ日が増えた。ハルカといるとそんなことは考えないけど、それより本当に楽しかった。

    2006-04-26 21:08:00
  • 51:

    名無しさん

    毎日のようにハルカと遊んでいた。
    そしてあたしの誕生日の日にハルカはあたしを誘ってくれた。
    夜の10時頃だっただろう。
    待ち合わせ場所まであたしはタクシーで向かった。この日あたしとハルカは店を休んでいた。
    あたしはハルカに誕生日を祝ってもらい、本当にうれしかった。ハルカに出会えて本当によかったと思った。

    2006-04-27 02:04:00
  • 52:

    名無しさん

    ピピピピピピピピピッ
    宮内さんからだ。あたしは出なかった。ハルカとまだ一緒にいたかったし、休んでいるのに遊んでいるとは言えなかった。何度となく電話はなっていた。ハルカは心配して大丈夫なん?とあたしに聞いた。
    大丈夫‥とつくり笑いをした。

    2006-04-27 02:09:00
  • 53:

    名無しさん

    宮内さんの仕事が終わるまでに帰ろう。あたしはそう思った。あたしの誕生日は今日しかない。今日のために宮内さんが電話をくれているのであろうと思ったらやっぱり気持ちを無視することはできなかった。
    あたしな、朝から用事あるから4時くらいには帰ろうと思うんだけど‥
    ハルカは笑ってオッケーと言った。

    2006-04-27 18:43:00
  • 54:

    名無しさん

    4時頃、あたしはタクシーをとばして自宅に向かった。
    その間もずっと宮内さんから電話が鳴っていたが出れなかった。
    家に着いてからかけよう。そう思っていた。
    家にいたことにするつもりだからだ。運良く夜中仕事のない日にハルカと遊ぶ時はたいがいすっぴんだったのだ。

    2006-04-27 18:46:00
  • 55:

    名無しさん

    もしかしたら宮内さんはあたしの家まで来てるかもしれない、タクシーを少し遠くに止め、走って自宅に向かった。
    といっても宮内さんには合い鍵を渡していなかったので家の中に入っていることはない。合い鍵は持って帰ることができないために渡していなかった。今までそれを少し寂しく思っていたが、今日だけはラッキーだと思った。

    2006-04-27 18:51:00
  • 56:

    名無しさん

    案の定宮内さんはあたしの家の前で待ち構えていた。予想はしていたがハッとした。
    車に乗れ。
    覚悟して車に乗った。

    2006-04-27 18:52:00
  • 57:

    名無しさん

    お前どこいってたんだ!
    ‥‥‥‥。
    友達が誕生日祝ってくれっていってくれたから大阪行ってた。
    友達って誰やねん。
    ‥‥‥。
    ハルカも今日はずる休みをしていた。だからハルカとは言えなかった。
    携帯見せてみろ。
    リダイヤルもメールも足りへんやないか!
    タクシーの中でハルカへのリダイヤルやメールは消していた。

    2006-04-28 05:52:00
  • 58:

    名無しさん

    男か!?
    ううん。あたしは横に首を振った。
    いきなり胸ぐらをつかまれた。
    痛いっ。
    ブチッと音がしてネックレスが切れた。
    ほんまのこと言えや!
    顔を何度か叩かれた。あたしはもうどうでもいいと思ったのでそれ以降は何も言わなかった。

    2006-04-28 05:55:00
  • 59:

    名無しさん

    何も言う気ないなら車から降りろ!
    あたしは降りようとした。その瞬間また叩かれた。もう嫌だ。逃げ出したかった。
    あたしはこんなことされて言う気はないと言って車から降りて家に帰った。

    2006-04-28 05:59:00
  • 60:

    名無しさん

    宮内さんから何度も電話がかかってきた。あたしは出なかった。インターホンも何度も鳴らされた。
    明日の仕事の事を考えたらさらに憂鬱になったが、もう辞めてもいいと思った。
    しばらく宮内さんからの電話は鳴り止むことがなかった。もう嫌。

    2006-04-28 06:01:00
  • 61:

    名無しさん

    次の日の夕方、宮内さんからまた電話がかかってきた。
    このまま無視し続けても仕方ない。あたしは出ることにした。
    はい‥
    あいみ、お前どないしたいねん、いい加減にしろよ!
    はい‥
    もう終わりでええねんな!?
    うん‥

    2006-04-28 06:06:00
  • 62:

    名無しさん

    それからあたしは仕事どうしようかなぁ‥まぁしばらくはいっか、と呑気にベッドに横たわった。そしてもう一度携帯を手にとってハルカに電話した。
    もしもし〜

    2006-04-28 06:15:00
  • 63:

    名無しさん

    ハルカの声はいつもどおり明るかった。
    あたし店辞めちゃった。
    え?なんでよ?
    何となく嫌になっちゃって‥少し憂鬱だったが、なるべく明るい声で話した。
    これからどーすんの?
    何も考えてないけど、しばらくダラダラしよっかなーと思ってる。ハハッ。

    2006-04-28 06:19:00
  • 64:

    名無しさん

    そっかぁ。
    とりあえずあたしは用意して行ってくるわ。またメールするわー。夜遊ぶ?それやったらあたし早上がりするし。
    まぁまた店行って暇そうやったらメールちょうだいよ。
    オッケー。またあとでねー。

    2006-04-28 06:23:00
  • 65:

    名無しさん

    0時頃はるかからメールがきた。
    ━1時半で上がれそうo(^o^)o━
    ━わかった。東通りのとこに2時頃行くわ━
    そしてあたしたちはいつものカラオケに行った。

    2006-04-28 06:25:00
  • 66:

    名無しさん

    あいみちゃんほんまに辞めたん?
    うん。誕生日くらいに辞めようと思ってたんだけどね。はっきりとは決めてなかったけど‥
    そうなんやー。でもこれから仕事どーすんの?
    今はわからない。まぁそのうち考えるよ。

    2006-04-28 06:32:00
  • 67:

    名無しさん

    ハルカには仕事があるから昼前には帰った。
    ハルカは最初ちゃんと毎日仕事に行っていたが、すぐに週3、4日しか行かなくなっていた。
    人気のある女の子だったからお客さんは毎日のように店に行っていたらしいが、どうしてもいかなければならないお客さんが店に行くときだけ店に行っていた。

    2006-04-28 06:37:00
  • 68:

    名無しさん

    それ以外の日はあたしと電話していたり、遊んだりしていた。
    二人とも今までに稼いできた分、それなりにお金はあったので、全く困ることはなかった。
    ただ、ずっとこんなことをしてはいられないとはいつも思っていた。
    あたしも辞めて違う店行こうかなぁ‥

    2006-04-28 06:40:00
  • 69:

    名無しさん

    だめだよ!
    ハルカは店の店長のことが好きだった。店長は未婚だったが彼女はいた。けれど彼女とは彼女の父親が怖くて別れられないらしい。実際にその父親は店にも来たことがあった。彼女と結婚しろと言いに来ていたらしい。
    あたしにはよくわからないが、すごい権力の持ち主らしい。

    2006-04-28 06:45:00
  • 70:

    名無しさん

    店長はハルカといると落ち着くといって、よくハルカをご飯に連れて行ったり、誕生日やクリスマスには必ずハルカにだけプレゼントをしていた。彼女にもしていたとは思うけど。
    ハルカ辞めたら店長悲しむよ。
    そうだね‥

    2006-04-28 06:48:00
  • 71:

    名無しさん

    ハルカは徐々にちゃんと店に行くようになっていった。
    ハルカは店が終わると、必ず電話かメールをくれて、店での出来事を色々話してくれた。あたしはすこし懐かしいなぁと思いながら聞いていた。
    たいてい朝9時か10時くらいまで話したところでハルカが眠たくなって電話を切るのだった。

    2006-04-28 06:53:00
  • 72:

    名無しさん

    夕方電話がなった。こんな時間に誰だろう‥
    良く同伴してくれたお客さんからだった。
    今頃どうしたんやろう?と思いながら、気になったので出た。
    はい、もしもし‥
    あいみか?今いいか?
    いいけどどうしたん?

    2006-04-28 06:58:00
  • 73:

    名無しさん

    久しぶりやな。
    そうやね。
    実は聞きたいことがあってかんたんやけど‥
    何‥?
    このお客さんはとてもいい人だった。ただ、二人になると、あたしの指にやたらキスをしたり、首筋を舐めてきたりした。そのことを愚痴としてこぼしたことが何度かあった。

    2006-04-28 07:01:00
  • 74:

    名無しさん

    あいみさぁ、俺が指とか舐めてきたりして気持ち悪いねん!とか言った?
    あたしは驚きすぎて言葉が出なかった。
    俺、あいみが辞めたのは知ってたけど、昨日久しぶりに店に行ったんだけど。あいみの話になって、あいみちゃんそんな事言ってたけど、そんなことする人じゃないよね?俺は騙されてたのかなぁ‥?
    騙したつもりはないけど‥
    それ以上何も言えなかった。

    2006-04-28 07:07:00
  • 75:

    名無しさん

    俺のこと何か言ったりするのはいいけど、あいみは女の子に暴露されたりするような子になったらだめだよ。もう電話することないと思うけど、これからも頑張れよ。
    ありがとう‥
    そして電話を切った。
    やっぱりいい人だな‥ひどいことしたな‥
    でも何でそんなこと‥

    2006-04-28 07:11:00
  • 76:

    名無しさん

    店が終わってハルカが家に着く頃ハルカに電話してみた。
    もしもし‥
    ハルカ、聞いて。
    今日の夕方の電話のことを話した。
    確かにあたし言ったけど、ヒドイよね‥ばらすなんて‥
    ちょっと今忙しいからまたかけるわ。

    2006-04-28 07:14:00
  • 77:

    名無しさん

    次の日、また昨日のお客さんから電話がきた。
    お前いい加減にしろよ!何のこと?
    ハルカから聞いたけど、お前全く悪いとか思ってないねんな!
    ハルカ泣きながら俺に言ってきたぞ。ごめんね、あたし勘違いしてた。あいみちゃんを信じてお客さんを変に思ってほんまにごめんなさいって。
    あたしは訳がわからなかった。

    2006-04-28 07:18:00
  • 78:

    名無しさん

    一体どういうこと?何がどうなってるの?
    とりあえずハルカに電話してみた。
    ハルカは電話にでなかった。
    そして2週間くらい経っただろうか。それまでハルカに何度か電話もメールもしたけど連絡はなかった。
    とてもとてもショックでどうしたらいいかわからなかった。

    2006-04-28 07:22:00
  • 79:

    名無しさん

    まぁしょうがないか‥って何がしょうがないかわからないがしょうがないと片付ける以外、どう自分の中で処理したらいいのかわからなかった。
    少し落ち着いた頃、久しぶりに宮内さんから電話がきた。

    2006-04-28 07:24:00
  • 80:

    名無しさん

    お前、ゆかにしょうもないメール送ったやろ?
    ゆかはあの店で一番の古株で、何かあるとキャーキャー騒ぎ、人の噂話や派閥を作ったりするのが好きな女だ。
    しょうもないメールって?

    2006-04-28 07:29:00
  • 81:

    名無しさん

    ゆかに嫌がらせのメールがパソコンから来たという話は3週間位前にハルカから聞いていた。
    そのメールが来たらしい日時にはハルカと電話で話していた。
    しかもあたしはパソコンを持っていないし、使い方もYahoo!で検索する事くらいしか知らない。

    2006-04-28 07:30:00
  • 82:

    名無しさん

    あたし送ってないんだけど‥
    お前最低な女やな。
    宮内さんは聞く耳を持たなかった。
    だから、あたし‥
    もうええって。俺の電話番号消しといて。じゃあ。

    2006-04-28 07:32:00
  • 83:

    名無しさん

    もう、何なん!?
    あたしは宮内さんにメールを送った。
    ━宮内さんごめんなさい。あたしはそんなことしてないよ。その日のその時間ハルカと電話で話してた。パソコンなんか持ってないことくらい、宮内さんが一番知ってるでしょ?宮内さんを嫌な気持ちにさせたなら謝るけど、あたしは本当に何も知らないから━

    2006-04-28 07:36:00
  • 84:

    名無しさん

    返事は来なかった。
    そしてハルカも宮内さんもあたしの前からいなくなった。
    喧嘩等で絶縁するならまだいい。ハルカも宮内さんも納得のいかない形であたしの前からいなくなった。
    あたしの全身から力が抜けて、ものすごい脱力感に襲われた。

    2006-04-28 07:40:00
  • 85:

    名無しさん

    人は人の何のために出会うんだろう。何らかしかの意味があって出会うのだと思う。意味があるとしたらあたしは何のためにハルカと出会ったのだろう‥
    出会いがあれば別れがある。それが自然の摂理なのだろうが、別れるために出会うわけではないだろう。

    2006-04-28 07:47:00
  • 86:

    名無しさん

    あたしはしばらく何もする気が起きなかった。時々ボーッと一点を見つめたりしていたように思う。ハルカに裏切られたのか、あたしがハルカを裏切ったのかわからないくらいになっていたが、ただただあたしはショックだった。

    2006-04-28 07:49:00
  • 87:

    名無しさん

    あたしはきっとハルカのことを忘れる事はない。あたしの中では今でもはるかはあたしの大切な大親友だ。


    あれ?ハルカ‥?
    例のあのお客さんと腕を組んで楽しそうに歩いている。
    宮内さんもゆかも一緒だ。

    2006-04-28 07:54:00
  • 88:

    名無しさん

    あたしはハメられた。一番信用していたハルカにハメられた。
    楽しそうに幸せそうに笑っている。ハルカは何がしたいんだ?
    そう、ハルカは宮内の妻だったんだ。

    2006-04-28 07:57:00
  • 89:

    名無しさん

    あげ

    2006-05-15 00:14:00
  • 90:

    名無しさん

    ?

    2006-05-30 06:27:00
  • 91:

    名無しさん

    終わり?

    2006-06-23 03:35:00
  • 92:

    名無しさん

    2006-06-23 07:24:00
  • 93:

    名無しさん

    ???

    2006-06-25 07:17:00
  • 94:

    名無しさん

    あげ

    2006-07-06 03:19:00
  • 95:

    名無しさん

    ?

    2006-07-30 04:18:00
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