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ちっちゃな黒猫の話。

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  • 1:

    せぇ

    なぁなんで?
    どこに行ったン?
    いつも一緒だったじゃん
    嬉しい時も悲しい時も
    あんたゎ何にも言わずに
    側にいてくれたよな。
    あたしゎあんたの顔を見ただけで
    あんたのふわふわの毛をなでるだけで
    心が温かくなるのを感じてん。
    なぁチビクロ
    なんであんたが先に死ぬん?
    人を幸せにするあんたが。

    2005-11-17 17:26:00
  • 161:

    せぇ





    2006-02-01 10:51:00
  • 162:

    せぇ

    その日はそのまま、午後の授業をまるまるさぼった。あの日から私は、仁とチビクロと。あの、秘密の屋上のてっぺんで学校生活のたくさんの時間をすごした。

    2006-02-01 11:03:00
  • 163:

    岡ちゃン

    俺の家庭に似てるなッて思ったから読んでみた(*г′∀`)г*すげーぃぃ話。・。゚(⊃д`゚)・゚・。これからも頑張って書いてなッ(ノ∀ヽ*)*〃∀)

    2006-02-02 00:31:00
  • 164:

    せぇ

    いつも、サボろうもんなら飛んで探しにくるはずの水野が、この日もう一度屋上に来ることはなかった。仁の演じた『ネジが外れた優等生』タイプは、熱すぎるうざい熱血漢にとっては、苦手なタイプだったらしい。
    そのおかげで、全ての授業が終わり、キョンがお迎えに来るまで、他のトラブルに合うこともなく、私は仁より先に屋上を出た。なんとなしに振り替えると、仁は相変わらずの笑顔で『またね。』って言ってくれた。

    2006-02-02 01:44:00
  • 165:

    せぇ

    チビクロを学校に連れていくのにはもう無理があった。だけどこの土日、遊びにもいかず、ずっとチビクロと一緒にいて、やっぱり一人にするのも無理やと思った。二日間どうするか考えた結果、辿り着いた答えは、はたから見れば簡単なものやった。
    −キョン家族に預ける。
    あそこなら、猫の扱いにはあたしより慣れてるし、仲間もいてる。なによりも、キョンママは飼い猫の出産にまで立ち合って、何匹もの子猫を育ててきたベテランやから。

    2006-02-02 13:10:00
  • 166:

    せぇ

    チビクロにとっては一番最適な選択。これからチビクロを待っているのは、小さなカゴバックでの移動も、知らない生徒に撫で回されることもない、平和な生活。まだまだ小さく、ひ弱なチビクロにとって、もっとも安全な環境。
    だけどあたしは…あたしは−

    2006-02-02 23:57:00
  • 167:

    せぇ

    片時だってチビクロを離したくない。−これが本音やった。
    毎日毎日、私の家とキョンの家とを往復させるわけには行かない。チビクロに余計なストレスを与えないためにも、預けるなら、ずっと預け続ける。ミルク離れするまでの約二週間。あたしはチビクロと離れ離れになった。

    2006-02-03 00:02:00
  • 168:

    せぇ

    日曜日の夕方。チビクロをキャリーバックに入れ、キョンの家に向かった。キョンの地元は電車二つ向こう分で、駅に着くとキョンのおばちゃんが車をつけて待っててくれてた。
    キョンの家に着いて、キャリーバックからチビクロを出した。『これがあの日のチビクロちゃん?きれいになって!キョンが言ってた通りべっぴんさんやねぇ!』キョンママはうれしそうにチビクロを抱き上げてそう言った。さすが、猫の抱き方が上手でチビクロは気持ち良さそうに、早速目をつぶってウトウトしだした。

    2006-02-03 00:10:00
  • 169:

    せぇ

    −ガチャッ−『せぇ〜!やっと来たん?』相変わらずのでかい声と、大きくドアを開ける音と一緒に、キョンが私とキョンママのいるリビングにやってきた。どこから出てきたのか、キョンの開けっ放しにしたドアから大小それぞれ、出てくる出てくる、合計11匹。
    この、軽く猫屋敷となってるキョン宅に、チビクロが仲間入りするんや…。
    初めて見る自分以外の猫達に、チビクロはキョンママの膝から飛び起きて、恐そうにあたしの側に移動してきた。他の猫達も、チビクロに興味深々みたいだった。どの猫も皆、遠巻きからじっとチビクロを見ている。

    2006-02-03 00:27:00
  • 170:

    せぇ

    改めて見るとすごい光景だ。リビングにあるソファーの真ん中に座った私たちを中心に、猫タワーのてっぺん、タンスの上、押し入れの隙間、机の下…。ありとあらゆる場所からのたくさんの視線は、チビクロが全て独占しているみたいだった。『なぁ、キョンママ…。チビクロ、いじめられたりせぇへんよな?』思わず、あたしはキョンママに聞く。『せぇへんよ。成猫が子猫をいじめるとかは、まずありえへんと思う。そのうちどの子か勘違いして、我が子みたいに可愛がるんちゃうかな。まぁ、もしいじめられてるようだったら、おばちゃんが助けるし!』軽く握った拳を胸にポンと当てて、キョンママは満面の笑みで返事をしてくれた。
    『それより問題は…』

    2006-02-03 00:39:00
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