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ちっちゃな黒猫の話。
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1:
せぇ
なぁなんで?
どこに行ったン?
いつも一緒だったじゃん
嬉しい時も悲しい時も
あんたゎ何にも言わずに
側にいてくれたよな。
あたしゎあんたの顔を見ただけで
あんたのふわふわの毛をなでるだけで
心が温かくなるのを感じてん。
なぁチビクロ
なんであんたが先に死ぬん?
人を幸せにするあんたが。2005-11-17 17:26:00 -
297:
せぇ
なぁチビクロ
出会わなかったらよかった。
もう二度と目覚めることのない
あんたの寝顔を見ながら
これがあの時のあたしの本音やった。
だって
一度手に入れた幸せを
手放すのは辛すぎる。
もう二度と手に入らない
夢を見るのは切なすぎる。
なぁチビクロ
それでもやっぱり
あんたに出会えてよかった
本間に本間に
すごくすごく幸せな
あたしの日常やったよ。2006-04-07 11:27:00 -
298:
せぇ
2006-04-07 15:34:00 -
299:
せぇ
雑誌を読むのをやめて、あたしはチビクロを膝に抱いた。ふわふわのやわらかい毛をやさしく撫でる。チビクロは手足を伸ばして、背伸びとあくびをしながらまた丸くなって眠った。チビクロといると、時間がゆっくり流れるのは、きっと気のせいじゃない。キョンよりチビクロをとるわけじゃないけど、この子のためなら留年くらいどうってことないな、と思った。
2006-04-07 15:40:00 -
300:
せぇ
少し開いた窓から冷たい風が入ってくる。同時に小さくブルッとふるえたチビクロを見て、あたしは窓を閉めるために立ち上がった。
冬の匂い、ひらひらゆれるカーテン。風は冷たかったけど、陽はあたたかかった。2006-04-09 00:04:00 -
301:
せぇ
窓に手を掛けた丁度その時、ブンブンと単車が近づく音がした。あたしの家は、前にも言った通り、駅から遠く、そして小さな住宅街の中にある。あたしは長年この家で一人過ごしてきたけど、ここら辺でこの音を聞くことは結構めずらしいものやった。
2006-04-09 00:11:00 -
302:
せぇ
チビクロもその音に反応して、めずらしく窓を覗き込んだ。その様子がかわいくて、あたしはチビクロを外の景色がよく見えるように胸元に抱いた。どこに行くつもりなのか、道に迷ったようにバイクの音は近くなったり遠くなったり、だけど次第に近づいてきている。しばらくたった時、もう飽きたのか、チビクロはあたしの胸元から飛び降り、あっという間に部屋の隅に置いてあるオモチャに突進した。丁度その時、あたしの家の前にある道に、バイクの音の持ち主の姿が遠くに見えた。
2006-04-10 01:40:00 -
303:
せぇ
メットをかぶっているせいで、顔は全く見えなかった。だけど、なぜか胸がドキドキする。
どうしてわかるんだろう。
あれはきっと−…。2006-04-10 01:42:00 -
304:
せぇ
変に自信があった。案の定、バイクに乗った彼は、あたしの家の前で止まり、表札を確認している。バイクから下りて、キーを抜く。メットを取って、つぶれた髪をばさばさと直す。あたしの視線を感じたのか、彼は髪を直しながらあたしのいる二階を見上げる。
学校で見る彼とは少し違う。私服のせいだろうか。
あたしと目が合い、あの独特の笑顔を見せる。
やっぱり−それは仁だった。2006-04-10 01:49:00 -
305:
名無しさん
ちびくろちゃんがナ〜って鳴くの想像したらめっちゃかわいい?
2006-04-10 18:18:00 -
306:
かぁ
あげ
2006-04-12 00:01:00