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ちっちゃな黒猫の話。

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  • 1:

    せぇ

    なぁなんで?
    どこに行ったン?
    いつも一緒だったじゃん
    嬉しい時も悲しい時も
    あんたゎ何にも言わずに
    側にいてくれたよな。
    あたしゎあんたの顔を見ただけで
    あんたのふわふわの毛をなでるだけで
    心が温かくなるのを感じてん。
    なぁチビクロ
    なんであんたが先に死ぬん?
    人を幸せにするあんたが。

    2005-11-17 17:26:00
  • 647:

    せぇ

    〔あ、やってしまった…〕そう自分でも少し思った。かなりふてこい言い方。
    『あ、ごめんなこの子、人見知り激しいねん』
    すかさずキョンがフォローを入れる。
    『そんなんいいねん、気にしてない』
    巨乳ちゃんは、にっこり笑ってまた口を開いた。

    2006-09-13 03:57:00
  • 648:

    せぇ

    『あぁ…うん、それで?』同じ間違いをしないように、あたしなりに優しく言ったつもりではあった。
    『あ、うん、失礼なこと聞くようやけど…』


    それから、ほんの少しだけの沈黙。

    2006-09-13 04:02:00
  • 649:

    せぇ

    一瞬にして空気が重くなるのがわかった。
    だけどあたしにだってプライドくらいある。すこしだけためらったものの、あたしはちゃんと返事をした。

    『うん、別れたけど…?』

    2006-09-13 04:07:00
  • 650:

    せぇ

    彼女はその言葉を聞いた瞬間に、これ以上ないくらいに可愛くにこっと笑った。
    『そっか!よかった♪噂で聞いたから、気になっててん。』
    あたしはものすごく普通に、単純に〔あぁ、この子も仁のこと好きなんやなぁ・・・〕とか、そんなことを思って聞いていた。
    彼女は何の返事もしないあたしを気にも止めず、そのままの笑顔で会話を続けた。

    2006-09-13 04:19:00
  • 651:

    せぇ

    『あ、話中ごめんね、ウチ等これから買い物行くねん。やから…』
    彼女の話は止まりそうな雰囲気もなく、その空気を呼んだのかキョンがそう口を挟んだ。
    『あ、うん、そうやねん。早くいかな店閉まるから!ごめん、バイバイ』
    すかさずあたしも続ける。
    それから急いで教室のドアへと向かった。

    2006-09-13 04:31:00
  • 652:

    せぇ

    『あ、うん。わかったぁ〜!ごめんね、引き止めちゃって。バイバイ、せぇちゃん♪』

    そう言ってあたし達に手を振り続ける彼女の顔は、やっぱり笑ったままで−…

    〔こいつ、危ない…〕そう感じると同時に、嫌な予感がした。

    2006-09-13 04:36:00
  • 653:

    せぇ





    2006-09-13 04:37:00
  • 654:

    せぇ

    『何あいつ、なんかおかしない?』
    自然と早歩きで、急いで校門を出てから、キョンはあの会話以来初めての言葉を発した。
    『うん…』
    あたしは、頷くだけで精一杯だった。

    2006-09-13 04:42:00
  • 655:

    名無しさん

    ずっと読んでます?
    がんばってね(´∀`*)

    2006-09-17 23:30:00
  • 656:

    ??

    はじめカラよんでめっちヤ泣きました???かってるから余計?頑張って完結してください?

    2006-09-18 02:02:00
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