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ちっちゃな黒猫の話。
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1:
せぇ
なぁなんで?
どこに行ったン?
いつも一緒だったじゃん
嬉しい時も悲しい時も
あんたゎ何にも言わずに
側にいてくれたよな。
あたしゎあんたの顔を見ただけで
あんたのふわふわの毛をなでるだけで
心が温かくなるのを感じてん。
なぁチビクロ
なんであんたが先に死ぬん?
人を幸せにするあんたが。2005-11-17 17:26:00 -
681:
せぇ
『せぇちゃんってば!』 今度は肩を叩かれた。逃げれず、仕方なしに振り向いた。『今日こそお昼一緒しよ?』
−北山歩美。巨乳チャンは、何故かあたしに慣れこい。
『あ、ごめんな、今日学食やし、キョンが…』 『あたしも今日学食!ちなみに今日はキョンちゃん、休んでるみたいやで?』言い終える前に先に口を挟まれた。 『えッ…?キョン休みなんや…』〔ってか、なんでそんな詳しいん?〕
思わず喉まで出かけたこの質問を、あたしはあせって心にしまう。2006-09-27 02:04:00 -
682:
せぇ
『うん!だから…ね?』
今日コソ逃ガサナイヨ?
そんな顔で、彼女はにこっと笑った。2006-09-27 02:05:00 -
683:
せぇ
あの始業式の日以来、北山歩美はやけにあたしと仲良くしたがっていた。休み時間になる度に、あたしの元へ駆け寄ってくる。だけどあれ以来、彼女と仁の話はしてなかった。(といってもあたしがそうなる前に逃げてたからだけど。)
『…でさ!聞いてる?』 『あ、うん、聞いてるで』2006-09-27 02:07:00 -
684:
せぇ
…−今日のカレーは味がしない。いつもは大概、キョンを使って逃げていた。
あいつ、休みやがって…
『なんで別れたの?』
そしてそれはやっぱり来た。2006-09-27 02:09:00 -
685:
せぇ
『なんでって…なんで?』あたしはなんてことない風に冷静を装った。だけど、カレーを口に運ぶスプーンが一瞬止まったことに、彼女は気付いただろうか。
『そりゃ気になるじゃん!好きな人の元カノの話だよ?これから先の参考にもなるしさ!』
…元カノ?これから先?2006-09-27 02:11:00 -
686:
せぇ
『…ははッ。なんもないよ別に。普通に別れただけ。これといった理由なんてないで。』
『え〜ッあるでしょ、なんか!浮気されたとか、ダメなとことか、なんらかの地雷とか?』
『…地雷?』
あ、思わず口に出た。そんなの−…2006-09-27 02:13:00 -
687:
せぇ
『ホスト!…やからとか!?』
んッ!
思わずむせて、あたしは急いで水を口に運ぶ。2006-09-27 02:16:00 -
688:
せぇ
頭に浮かんだ言葉をいきなりこいつにぴったり言い当てられるとは思ってもみなかった。ゴホゴホと咳き込むあたしを心配もせず、 『知らなかったの?!』 …とあたしを見つめる彼女の顔には、
軽い優越感が見えた。
『知ってたよ。』
ようやく話が出来るまでに落ち着いてから、あたしははっきりと一言返した。2006-09-27 02:21:00 -
689:
せぇ
『じゃあ、やっぱそれが原因?』 彼女の質問は尽きない。どうしようかな−…そう考えてた時だった。
『歩美!』焦った声で、目の前の女を呼ぶのは…間違える訳ない、仁だった。
『あ!仁君☆』うれしそうに彼女は立ち上がり、走って彼の方へ駆け寄っていった。思わず彼女を目で追う。その先にいるのは…もちろん彼だ。2006-09-27 02:22:00 -
690:
せぇ
入学式以来、彼をこんなに間近でみたのは初めてだった。
『ごめん、ちょっとこいつ借りんで?』
あたしと目が合い、少しだけ間をあけてから、彼はあたしにそう言った。2006-09-27 02:23:00

