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ちっちゃな黒猫の話。
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1:
せぇ
なぁなんで?
どこに行ったン?
いつも一緒だったじゃん
嬉しい時も悲しい時も
あんたゎ何にも言わずに
側にいてくれたよな。
あたしゎあんたの顔を見ただけで
あんたのふわふわの毛をなでるだけで
心が温かくなるのを感じてん。
なぁチビクロ
なんであんたが先に死ぬん?
人を幸せにするあんたが。2005-11-17 17:26:00 -
687:
せぇ
『ホスト!…やからとか!?』
んッ!
思わずむせて、あたしは急いで水を口に運ぶ。2006-09-27 02:16:00 -
688:
せぇ
頭に浮かんだ言葉をいきなりこいつにぴったり言い当てられるとは思ってもみなかった。ゴホゴホと咳き込むあたしを心配もせず、 『知らなかったの?!』 …とあたしを見つめる彼女の顔には、
軽い優越感が見えた。
『知ってたよ。』
ようやく話が出来るまでに落ち着いてから、あたしははっきりと一言返した。2006-09-27 02:21:00 -
689:
せぇ
『じゃあ、やっぱそれが原因?』 彼女の質問は尽きない。どうしようかな−…そう考えてた時だった。
『歩美!』焦った声で、目の前の女を呼ぶのは…間違える訳ない、仁だった。
『あ!仁君☆』うれしそうに彼女は立ち上がり、走って彼の方へ駆け寄っていった。思わず彼女を目で追う。その先にいるのは…もちろん彼だ。2006-09-27 02:22:00 -
690:
せぇ
入学式以来、彼をこんなに間近でみたのは初めてだった。
『ごめん、ちょっとこいつ借りんで?』
あたしと目が合い、少しだけ間をあけてから、彼はあたしにそう言った。2006-09-27 02:23:00 -
691:
せぇ
『あ、いいよいいよ。昼休みもうすぐ終わるし、あたしもうご飯食べ終えたし、先教室戻っとくから』−…そう言って、半分以上残ったカレーのプレートを持ち、あたしは早足でその場を立ち去った。
ザワザワと騒がしい広い食堂の中、『なんであいつと一緒にいてるん?!』
焦ったような声で、北山歩美に問い掛ける仁の声が、遠く後ろで、小さく聞こえた。2006-09-27 02:25:00 -
692:
せぇ
教室に戻り、ふと我に返る。昼休みは、あと20分も残っていた。
“昼休みもうすぐ終わるし、あたしもうご飯食べ終えたし”−…さっき言った言葉が頭の中をグルグル回る。
バレバレの嘘ばかりを並べて逃げたあたしは、どんなだっただろう。2006-09-27 02:28:00 -
693:
せぇ
ねぇ仁。
あたし
ちゃんと話せてた?
ちゃんと笑えてた?2006-09-27 02:28:00 -
694:
せぇ
こんなに、人を想ったことなんてない。
あれだけ、欲しいと願った人なんていない。
ねぇ仁。
約束してや。
あたしを好きだと。
ずっと一生側にいるって。
嘘でも、叶わなくても
そう言って。2006-09-27 02:38:00 -
695:
せぇ
《さっき、仁と話した。》−送信完了しました−
数秒後、かかってくる電話。つらそうな声。
着信>>キョン2006-09-27 02:41:00 -
696:
せぇ
『な゛んで?!』ズビズビの鼻声のくせに、声だけはやけにでかい。あぁこれでか。バカは風邪引かないって嘘やってんや。笑
『寝とけ』そう言って電話を切った。
後でお見舞いにいこう2006-09-27 02:44:00