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ワン☆ピース

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  • 1:

    ひかる ◆Ci3UmwhFqY

    きみだけの
    『ONE PEACE』

    2005-12-26 00:31:00
  • 2:

    ひかる ◆Ci3UmwhFqY

    「あっつぅぅ――――い!」
    「今何時??」
    「ん?…七時すぎ」

    2005-12-26 00:34:00
  • 3:

    ひかる ◆Ci3UmwhFqY

    白いレースのカーテンを風が揺らし昨日買った金魚の風鈴が音を奏でながら蝉の恋歌と綺麗にはもっていた
    「蝉の声うるさすぎぃぃ…」海が見える丘の上にぽつんと建つ真っ白なデザイナーズマンションの三階角部屋に彼と彼女は同棲している。このマンションに住み始めてはじめての夏を迎えた。

    2005-12-26 00:41:00
  • 4:

    ひかる ◆Ci3UmwhFqY

    部屋の間取り1LDKにお洒落なバルコニー。 リビングの二人掛けテーブルやダブルベッド、タンス、ソファ、食器棚は全て彼の好きな白。 白いバルコニーに白い彼のシャツが太陽の光をうけてきらきら輝く。
    この丘の上にはこのマンションしか建っていなくてとても静かな時が刻まれていく。

    2005-12-26 00:49:00
  • 5:

    ひかる ◆Ci3UmwhFqY

    彼の名前は「わらべ」
    彼女の名前は「あおば」

    変な名前? そう思いますか?そりゃそうですよ!本人同士が分かってる事。

    2005-12-26 00:52:00
  • 6:

    ひかる ◆Ci3UmwhFqY

    彼女と彼はお互い本名を呼び合わずこの変な名前でお互いの名前を呼び合うのです。

    この物語は架空の話です。が、大切なものを伝えたくて書きます。よかったら最後までお付き合いください。今日はここまで…。

    2005-12-26 00:55:00
  • 7:

    名無しさん

    素晴らしい書き方ですね?頑張ってください??

    2005-12-26 03:13:00
  • 8:

    ひかる ◆Ci3UmwhFqY

    ジューッ。
    フライパンの上で踊る油の乗ったベーコンに卵が二つ目玉を作り黄味の上にやわらかい白い膜を重ねた。
    白いフリルのパジャマを着て寝呆け眼で青葉は白いキッチンに立つ。
    白いテーブルの上に美味しそうなサラダとフルーツヨーグルトがあった。

    2005-12-26 04:58:00
  • 9:

    ひかる ◆Ci3UmwhFqY

    窓から差し込む朝の光がキッチンの窓から生活感のない青葉の趣味のいいデザイナーズマンションにぴったりのコーディネイトされた空間を引き立てる。
    わらべは、シャワーの音をたてながら青葉に自分が今何をしているかを教えていた。

    2005-12-26 05:03:00
  • 10:

    ひかる ◆Ci3UmwhFqY

    わらべは
    「今」が幸せ。
    青葉は
    「今」が幸せ。
    そう。二人は今、この今という時間を心の底から幸せと感じる。

    2005-12-26 05:06:00
  • 11:

    ひかる ◆Ci3UmwhFqY



    「わらべ?!… えっ?本間の名前?」鏡越しにベットに横になっている彼を私は見たら、天井を見ながら彼はタバコの煙をふぅっと吐き出した。

    2005-12-26 05:13:00
  • 12:

    ひかる ◆Ci3UmwhFqY

    「あんたの名前は?…」
    「あたしはゆ…「青葉」

    『青葉』そう…彼があたしに付けたあたしの名前。どうでもよさげに吐いた言葉のような名前のようで深い意味をもっているような言い方で彼はあたしにそう言ってタバコを深く吸いこみ、ゆっくり吐き出す。

    2005-12-26 05:17:00
  • 13:

    ひかる ◆Ci3UmwhFqY

    昨日はクリスマスイヴ。彼もいないあたしは何気なく一人で入ったまるでこの街を表現しているかのような雰囲気のクラブであたしは彼を見つけた。
    カップルが仲よさげにフロアーで踊る中を歩きカウンターであたしは酔っ払いながら視界に入った彼を見つけた。

    2005-12-26 05:22:00
  • 14:

    ひかる ◆Ci3UmwhFqY

    歪んだ視界に映る彼は、さらさらの黒髪に白い肌に大きな二重の目をしていた。
    漫画に出てくる妖艶な色男みたいであたしは、彼と目が合った瞬間から目が離せなくなった。

    2005-12-26 05:25:00
  • 15:

    ひかる ◆Ci3UmwhFqY

    カウンターは凹の形になっていて、カウンターのテーブルの中を熱帯魚が緩やかに泳いで水が反射して置かれているグラスがきらきらまるで生きているように見えた。向かいに座った彼を気にしながらあたしはタバコを吸ったり爆音に耳を傾けたりしながら息をしていた。

    2005-12-26 11:48:00
  • 16:

    ひかる ◆Ci3UmwhFqY

    あたしは幻を見たのか?そう思いながら辺りを見回したがやはり彼の姿は見当たらなかった。
    向かいに座る男の巧みな笑みと、フロアーを彩る赤の点滅するライトや、踊る人やカウンターの中を泳ぐ魚が全てスローモーションになり音を歪めていきあたしはだんだん遠退く意識に気付いた。
    ダメだ…倒れる…

    2005-12-26 12:02:00
  • 17:

    ひかる ◆Ci3UmwhFqY

    ―――コトッ―――
    カウンターの中に立っていた店員がグラスに並々入った透明の液体を出してきたのであたしは店員の顔を見ると店員は「水。飲みなよ…」そう言うとまたさっき立っていた位置に戻りまたカクテルを作り始めた。

    2005-12-26 12:49:00
  • 18:

    ひかる ◆Ci3UmwhFqY

    あたしはグラスに入った水を一気に飲み干すとお金を払い店を出ようとしたがふらついて上手く歩けないであたら店員さんが、心配して外までついてきてくれた。ドアの外は無音にちかかった。呼吸は白く煙のようになりまだホールの爆音が余韻をあたしの鼓膜に残したままだ。

    2005-12-26 12:54:00
  • 19:

    ひかる ◆Ci3UmwhFqY

    店員さんがあたしの腕を放して笑顔で「ありがとうございました」そう言ってまたあの爆音のする店内に消えた。
    あたしはそのまま壁にもたれてドアの方を向いていた。

    「あんたさぁ…」

    2005-12-26 12:57:00
  • 20:

    ひかる ◆Ci3UmwhFqY

    後ろから声がしてあたしは驚いて振り替えると、目の前に彼が立っていた。


    あたしと彼の出会いは軽いものだった。一夜かぎりの関係なら慣れてる。彼もその中の一人。このホテルを出ればもう『他人』

    2005-12-26 13:05:00
  • 21:

    ひかる ◆Ci3UmwhFqY

    外の明かりが遮断されたこの空間にあたしと彼がいた。名前さえ知らずに体を交じらせた夜の出来事は遠退く意識の中の夢を見たかのような記憶でしか思い出せない。
    彼は一度もあたしと口づけをかわさなかった。

    2005-12-26 15:20:00
  • 22:

    ひかる ◆Ci3UmwhFqY

    それを彼は横目でじぃっと見ていた。あたしと彼の視線がぶつかった。
    「あんたの仕事って風俗?」いきなりの質問にあたしは驚いた。
    「えっ?違うで?!…あぁ、これ?」彼にピルの入ったシートを見せると彼は頷いた。「こういう時の為の安定剤。妊娠しないようにね★」軽くあたしは言葉をこぼすと彼は「軽い女」そう吐き捨てタバコを消し、ベットから起き上がった。

    2005-12-26 15:34:00
  • 23:

    ひかる ◆Ci3UmwhFqY

    「軽いってお互い様やんっ…あんたも軽い」あたしは服を着ながら少しキツク言葉をぶつけるとソファに座った彼があたしを見て切なくほほ笑み「‥かもな」そう言って色落ちした形の洒落たジーンズを履いて立ち上がった。

    2005-12-26 15:38:00
  • 24:

    ひかる ◆Ci3UmwhFqY

    童歌 うたうはからすの子
     いつか白く白鳥になれると 信じた夕焼け 木漏れ日。
    嫌われ続けた遠とき日。
    今は一人で空に天を描こう。

    2005-12-26 15:41:00
  • 25:

    ひかる ◆Ci3UmwhFqY

    感想書いてくださったやさしい方。ありがとうございます(^O^)
    めっちゃうれしいもんやね!

    2005-12-26 15:44:00
  • 26:

    名無しさん

    2005-12-26 15:45:00
  • 27:

    ひかる ◆Ci3UmwhFqY

    服を着た二人は忘れ物がないか確認すると手慣れた感じで彼はフロントに電話してから静に私の立つ方へ歩いていき「行こう」軽くそう言いながらあたしの横をさっと通り過ぎて靴を履いた。
    あたしはブーツを履きつまさきを床にトントンしながら部屋を出た。

    2005-12-27 04:23:00
  • 28:

    ひかる ◆Ci3UmwhFqY

    下るエレベーターの中で彼はただ黙ってチカチカした数字を見ながらフロントのある階を待った。
    あたしはそのすぐ後ろで気持ちの切り替えをしていた。他人になる瞬間は慣れないもので何か大きな壁を打ち破る気分におちるのだ。

    2005-12-27 04:28:00
  • 29:

    ひかる ◆Ci3UmwhFqY

    お金は彼が払った。二人でホテルの駐車場に行き彼の車を見て軽く引いた。
    「ベンツやん…」昨日あたしはこの車に乗ったの…?あたしが車を見た瞬間に体が固まって動けないでいると彼は車の運転席のドアを開けあたしを見て「何してんの?乗って」

    2005-12-27 05:46:00
  • 30:

    ひかる ◆Ci3UmwhFqY

    あたしは我に返りあわてて車へ走っていき車に乗ると車内をキョロキョロした。相当田舎もんみたいな感じで多分あんまりにもおかしすぎたのだろう笑わない彼が初めてあたしの態度を見てくすくす笑いながらサングラスをかけた。

    2005-12-27 05:49:00
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